JPH1019100A - チェーンガイド - Google Patents
チェーンガイドInfo
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- JPH1019100A JPH1019100A JP9070454A JP7045497A JPH1019100A JP H1019100 A JPH1019100 A JP H1019100A JP 9070454 A JP9070454 A JP 9070454A JP 7045497 A JP7045497 A JP 7045497A JP H1019100 A JPH1019100 A JP H1019100A
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- chain
- guide
- chain guide
- side rail
- tapered
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/18—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/18—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
- F16H2007/185—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains the guiding surface in contact with the belt, rope or chain having particular shapes, structures or materials
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チェーンの横方向の動きを抑制する。
【解決手段】 エンジンシステムのチェーン張り側に配
置されるチェーンガイド１において、ガイド中央に向か
って内側にテーパ状になっているサイドレール１５，１
７を設けることにより、チェーンをガイドしかつコント
ロールする溝を形成するとともに、該溝のガイド中央に
おける幅の狭い部分で、チェーンスパン中央に生じる最
も大きな横方向の動きを抑制する。
置されるチェーンガイド１において、ガイド中央に向か
って内側にテーパ状になっているサイドレール１５，１
７を設けることにより、チェーンをガイドしかつコント
ロールする溝を形成するとともに、該溝のガイド中央に
おける幅の狭い部分で、チェーンスパン中央に生じる最
も大きな横方向の動きを抑制する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動チェーンをガ
イドするためのチェーンガイドに関する。
イドするためのチェーンガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術およびその課題】発明の背景 本発明は、サイドレールがガイド中心に向かって内方に
テーパが付けられているチェーンガイドに関する。本発
明の好ましい実施態様によるチェーンガイドは、エンジ
ンタイミングシステム内のチェーンガイドに使用される
ように設計されている。
テーパが付けられているチェーンガイドに関する。本発
明の好ましい実施態様によるチェーンガイドは、エンジ
ンタイミングシステム内のチェーンガイドに使用される
ように設計されている。
【０００３】一般的なエンジンタイミングシステムは、
シングルオーバヘッドまたはダブルオーバヘッドカムシ
ャフトを備えたエンジンを運転するためのクランクシャ
フトおよびこれに対応するスプロケットシステムから構
成されている。エンジンタイミングシステムの運転は、
一般に、クランクシャフトからカムシャフトをへて再び
クランクシャフトに戻るように無端状に配設されたチェ
ーンに基づいている。クランクシャフトが回転してチェ
ーンが走行することにより、カムシャフトが回転する。
シングルオーバヘッドまたはダブルオーバヘッドカムシ
ャフトを備えたエンジンを運転するためのクランクシャ
フトおよびこれに対応するスプロケットシステムから構
成されている。エンジンタイミングシステムの運転は、
一般に、クランクシャフトからカムシャフトをへて再び
クランクシャフトに戻るように無端状に配設されたチェ
ーンに基づいている。クランクシャフトが回転してチェ
ーンが走行することにより、カムシャフトが回転する。
【０００４】一方のチェーンが第１のエンジンバンクに
おけるクランクシャフトおよびカムシャフト間に配設さ
れ、他方のチェーンが第２のエンジンバンクにおけるク
ランクシャフトおよびカムシャフト間に配設される。あ
るいは、分離されたチェーンが、ダブルオーバヘッドカ
ムシャフト型エンジンタイミングシステムの各エンジン
バンクにおいて二本のカムシャフト間を走行する。
おけるクランクシャフトおよびカムシャフト間に配設さ
れ、他方のチェーンが第２のエンジンバンクにおけるク
ランクシャフトおよびカムシャフト間に配設される。あ
るいは、分離されたチェーンが、ダブルオーバヘッドカ
ムシャフト型エンジンタイミングシステムの各エンジン
バンクにおいて二本のカムシャフト間を走行する。
【０００５】エンジンタイミングシステムの例は、「フ
ェーズドチェーン組立体」という名称の米国特許第 5,4
27,580号に示されており、該特許は引用することによっ
て本明細書の中に含まれる。
ェーズドチェーン組立体」という名称の米国特許第 5,4
27,580号に示されており、該特許は引用することによっ
て本明細書の中に含まれる。
【０００６】クランクシャフト（駆動軸）およびカムシ
ャフト（従動軸）上にそれぞれ配置された駆動スプロケ
ットおよび従動スプロケット間にチェーンが無端状に配
設されているとき、チェーンは「張り側（"tight sid
e"）」と「弛み側（"slack side"）」とを形成してい
る。
ャフト（従動軸）上にそれぞれ配置された駆動スプロケ
ットおよび従動スプロケット間にチェーンが無端状に配
設されているとき、チェーンは「張り側（"tight sid
e"）」と「弛み側（"slack side"）」とを形成してい
る。
【０００７】張り側は、駆動スプロケットに入り込むリ
ンクと従動スプロケットから離れていくリンクとの間の
チェーンスパンにおいてチェーン緊張力によって形成さ
れている。弛み側は、駆動スプロケットから離れていく
リンクと従動スプロケットに入り込むリンクとの間の他
のチェーンスパンに形成されている。
ンクと従動スプロケットから離れていくリンクとの間の
チェーンスパンにおいてチェーン緊張力によって形成さ
れている。弛み側は、駆動スプロケットから離れていく
リンクと従動スプロケットに入り込むリンクとの間の他
のチェーンスパンに形成されている。
【０００８】チェーンの張り側と弛み側とではチェーン
の挙動が大きく異なっている。チェーンテンショナは、
一般に、チェーンの弛み側に用いられている。テンショ
ナは、チェーンの弛みをとるすなわち弛みをなくすよう
に作用する。エンジンが加速または減速されるとき、テ
ンショナアームはチェーンに接近して、チェーンの緊張
力を維持する、すなわちチェーンの弛みをなくす。テン
ショナアームは、典型的には、チェーンの走行路に適合
するような凸状面を有している。
の挙動が大きく異なっている。チェーンテンショナは、
一般に、チェーンの弛み側に用いられている。テンショ
ナは、チェーンの弛みをとるすなわち弛みをなくすよう
に作用する。エンジンが加速または減速されるとき、テ
ンショナアームはチェーンに接近して、チェーンの緊張
力を維持する、すなわちチェーンの弛みをなくす。テン
ショナアームは、典型的には、チェーンの走行路に適合
するような凸状面を有している。
【０００９】これに対してチェーンガイドは、一般に、
チェーンの張り側に用いられている。チェーンガイド
は、二つのスプロケット間のチェーンスパン部分を緊張
状態で維持するようなテンショナ部材を有してはいな
い。チェーンガイドは、スプロケット間でチェーンの望
ましい走行路を維持するように作用する。
チェーンの張り側に用いられている。チェーンガイド
は、二つのスプロケット間のチェーンスパン部分を緊張
状態で維持するようなテンショナ部材を有してはいな
い。チェーンガイドは、スプロケット間でチェーンの望
ましい走行路を維持するように作用する。
【００１０】チェーンの弛み側にチェーンテンショナを
使用したとき、テンショナアームが、エンジンの急加減
速により生じる振動にさらされる。このような振動は、
テンショナアーム面に摩耗を生じさせる。
使用したとき、テンショナアームが、エンジンの急加減
速により生じる振動にさらされる。このような振動は、
テンショナアーム面に摩耗を生じさせる。
【００１１】チェーンの弛み側においてテンショナアー
ムに関連するこのような問題を解決するために、特開平
７−１５１１９７号公報は、テンショナアーム長手方向
の非常に小さな部分について幅の狭いテンショナアーム
を使用することを教示している。テンショナアームは凸
形状をしているため、チェーン幅とほぼ同じ幅を有する
この幅の狭い部分が、エンジンの加減速中にチェーンと
交差する中央部分で振動を制限する。
ムに関連するこのような問題を解決するために、特開平
７−１５１１９７号公報は、テンショナアーム長手方向
の非常に小さな部分について幅の狭いテンショナアーム
を使用することを教示している。テンショナアームは凸
形状をしているため、チェーン幅とほぼ同じ幅を有する
この幅の狭い部分が、エンジンの加減速中にチェーンと
交差する中央部分で振動を制限する。
【００１２】上記公報に記載の発明と異なって、本件出
願は、チェーンの張り側に生じる共鳴問題を解決しよう
としている。チェーンの共鳴は、クランクシャフト軸線
方向と平行な平面内においてチェーンの共鳴振動（横方
向運動）を生じさせる。このような共鳴は、エンジンの
加減速によるものではなく、二つのスプロケット間にお
いてチェーン張り側に存在するものである。
願は、チェーンの張り側に生じる共鳴問題を解決しよう
としている。チェーンの共鳴は、クランクシャフト軸線
方向と平行な平面内においてチェーンの共鳴振動（横方
向運動）を生じさせる。このような共鳴は、エンジンの
加減速によるものではなく、二つのスプロケット間にお
いてチェーン張り側に存在するものである。
【００１３】本発明は、チェーンの張り側においてチェ
ーンの共鳴振動あるいはチェーンの横方向運動の問題を
解決しようとしている。したがって、本発明は、チェー
ン張り側のチェーンガイドに関し、上記公報に示される
ようなチェーン弛み側のテンショナアームに関するもの
ではない。
ーンの共鳴振動あるいはチェーンの横方向運動の問題を
解決しようとしている。したがって、本発明は、チェー
ン張り側のチェーンガイドに関し、上記公報に示される
ようなチェーン弛み側のテンショナアームに関するもの
ではない。
【００１４】本発明は、両端部が内方に向かってテーパ
状になっているサイドレールを備えたチェーンガイドを
提供する。チェーンガイドの各端部には、それぞれガイ
ド長さの約１／３にわたり内方に向かってテーパが付け
られており、これにより、同一の幅を有する残りの中間
部分がガイド長さの約１／３になっている。本発明の好
ましい実施態様は、チェーンの横方向運動をなくすこと
ができるようにテーパ付サイドレールを利用している。
状になっているサイドレールを備えたチェーンガイドを
提供する。チェーンガイドの各端部には、それぞれガイ
ド長さの約１／３にわたり内方に向かってテーパが付け
られており、これにより、同一の幅を有する残りの中間
部分がガイド長さの約１／３になっている。本発明の好
ましい実施態様は、チェーンの横方向運動をなくすこと
ができるようにテーパ付サイドレールを利用している。
【００１５】このように本発明の目的は、チェーンの横
方向運動を抑制することができるチェーンガイドを提供
することにある。
方向運動を抑制することができるチェーンガイドを提供
することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係るチ
ェーンガイドは、交互に配置された複数枚のリンクから
組み立てられ、駆動スプロケットおよび従動スプロケッ
トを含む複数のスプロケットに巻き掛けられ、前記駆動
スプロケットにより張力を受ける幾枚かのリンクを含む
張り側と弛み側とを有する動力伝達用チェーンの前記張
り側に沿って配置されたチェーンガイドにおいて、実質
的に水平な部分と該水平部分から立ち上がるサイドレー
ル部分とを有し、前記水平部分およびサイドレール部分
により、一端のガイド入口側からガイド中央部を通って
他端のガイド出口側に至る縦方向に前記チェーンが走行
し得る溝が形成されており、前記サイドレール部分が、
前記ガイド中央部において横方向の幅が狭い部分を提供
するように配置されていることを特徴としている。
ェーンガイドは、交互に配置された複数枚のリンクから
組み立てられ、駆動スプロケットおよび従動スプロケッ
トを含む複数のスプロケットに巻き掛けられ、前記駆動
スプロケットにより張力を受ける幾枚かのリンクを含む
張り側と弛み側とを有する動力伝達用チェーンの前記張
り側に沿って配置されたチェーンガイドにおいて、実質
的に水平な部分と該水平部分から立ち上がるサイドレー
ル部分とを有し、前記水平部分およびサイドレール部分
により、一端のガイド入口側からガイド中央部を通って
他端のガイド出口側に至る縦方向に前記チェーンが走行
し得る溝が形成されており、前記サイドレール部分が、
前記ガイド中央部において横方向の幅が狭い部分を提供
するように配置されていることを特徴としている。
【００１７】請求項２の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、前記ガイド入口側および出口側がチ
ェーンガイド全体の長さの約１／３の長さを有し、前記
ガイド中央部がチェーンガイド全体の長さの残りの約１
／３の長さを有していることを特徴としている。
請求項１において、前記ガイド入口側および出口側がチ
ェーンガイド全体の長さの約１／３の長さを有し、前記
ガイド中央部がチェーンガイド全体の長さの残りの約１
／３の長さを有していることを特徴としている。
【００１８】請求項３の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、前記ガイド入口側および出口側がガ
イド端部からガイド中央部に向かうにしたがい徐々に狭
くなる部分を有していることを特徴としている。
請求項１において、前記ガイド入口側および出口側がガ
イド端部からガイド中央部に向かうにしたがい徐々に狭
くなる部分を有していることを特徴としている。
【００１９】請求項４の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、前記ガイド中央部が横方向に同一の
幅を有していることを特徴としている。
請求項１において、前記ガイド中央部が横方向に同一の
幅を有していることを特徴としている。
【００２０】請求項５の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、前記サイドレール部分が、チェーン
ガイド全長にわたって同一の高さを有していることを特
徴としている。
請求項１において、前記サイドレール部分が、チェーン
ガイド全長にわたって同一の高さを有していることを特
徴としている。
【００２１】請求項６の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、前記ガイド入口側および出口側間に
おいて横方向の幅が狭い部分を形成するように配置され
た複数の部分を前記サイドレール部分がさらに備えてい
ることを特徴としている。
請求項１において、前記ガイド入口側および出口側間に
おいて横方向の幅が狭い部分を形成するように配置され
た複数の部分を前記サイドレール部分がさらに備えてい
ることを特徴としている。
【００２２】請求項７の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、前記サイドレール部分および溝が横
方向に湾曲していることを特徴としている。
請求項１において、前記サイドレール部分および溝が横
方向に湾曲していることを特徴としている。
【００２３】請求項８の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、前記サイドレール部分および溝が横
方向中央部に向かって傾斜していることを特徴としてい
る。
請求項１において、前記サイドレール部分および溝が横
方向中央部に向かって傾斜していることを特徴としてい
る。
【００２４】請求項９の発明に係るチェーンガイドは、
請求項１において、一方のサイドレール部分が長手方向
にテーパ状の部分を有し、該テーパ状部分がガイド中央
部に配置されていることを特徴としている。
請求項１において、一方のサイドレール部分が長手方向
にテーパ状の部分を有し、該テーパ状部分がガイド中央
部に配置されていることを特徴としている。
【００２５】請求項１０の発明に係るチェーンガイド
は、請求項９において、一方のサイドレール部分がチェ
ーンガイド全長にわたって延びるテーパ状部分を有し、
他方のサイドレールが、ガイド中央部にのみ位置するテ
ーパ状部分を長手方向に有していることを特徴としてい
る。
は、請求項９において、一方のサイドレール部分がチェ
ーンガイド全長にわたって延びるテーパ状部分を有し、
他方のサイドレールが、ガイド中央部にのみ位置するテ
ーパ状部分を長手方向に有していることを特徴としてい
る。
【００２６】請求項１１の発明に係るチェーンガイド
は、請求項１において、一方のサイドレール部分がチェ
ーンガイド全長にわたって延びるテーパ状部分を有して
いることを特徴としている。
は、請求項１において、一方のサイドレール部分がチェ
ーンガイド全長にわたって延びるテーパ状部分を有して
いることを特徴としている。
【００２７】本発明に係るチェーンガイドによれば、サ
イドレール部分の横方向の幅がガイド中央部で狭くなっ
ているので、チェーンスパン中央に生じる最も大きな横
方向の動きをこのガイド中央部の幅の狭い部分で抑制す
ることができ、これにより、チェーンの共鳴振動を低減
できる。
イドレール部分の横方向の幅がガイド中央部で狭くなっ
ているので、チェーンスパン中央に生じる最も大きな横
方向の動きをこのガイド中央部の幅の狭い部分で抑制す
ることができ、これにより、チェーンの共鳴振動を低減
できる。
【００２８】
【発明の実施の形態】発明の要約 本発明は、チェーンの横方向運動の問題に取り組むため
に、ガイド中央に向かって内方にテーパ状になっている
サイドレールを備えたチェーンガイドに関し、該チェー
ンガイドは、エンジンタイミングシステム内においてチ
ェーンの張り側に用いられている。
に、ガイド中央に向かって内方にテーパ状になっている
サイドレールを備えたチェーンガイドに関し、該チェー
ンガイドは、エンジンタイミングシステム内においてチ
ェーンの張り側に用いられている。
【００２９】チェーンの横方向運動は、チェーンの動き
に起因するチェーンの共鳴によって引き起こされる。横
方向の共鳴は、一般に、第１次のチェーン振動の結果で
あることが証明されている。その結果とは、節点がいず
れかの端部に生じるのに対し、共振がチェーンスパン中
央の波腹部分で起こるということである。
に起因するチェーンの共鳴によって引き起こされる。横
方向の共鳴は、一般に、第１次のチェーン振動の結果で
あることが証明されている。その結果とは、節点がいず
れかの端部に生じるのに対し、共振がチェーンスパン中
央の波腹部分で起こるということである。
【００３０】したがって、スプロケット間のチェーンス
パンの端部がチェーンの横方向の動きを制限するのに対
し、チェーンスパンの中央部は最も大きな横方向の動き
を示す。本発明は、チェーンをガイドしコントロールす
る溝がガイド中央に向かって徐々に狭くなっているチェ
ーンガイドを利用している。これにより、波腹部分での
チェーンの動きが規制される。
パンの端部がチェーンの横方向の動きを制限するのに対
し、チェーンスパンの中央部は最も大きな横方向の動き
を示す。本発明は、チェーンをガイドしコントロールす
る溝がガイド中央に向かって徐々に狭くなっているチェ
ーンガイドを利用している。これにより、波腹部分での
チェーンの動きが規制される。
【００３１】本発明は、ガイド入口における広い溝部分
からガイド中央における狭い溝部分までテーパ状になっ
ているサイドレールを利用している。すなわち、チェー
ンガイドは、ガイド中央に幅の狭い部分を有しかつガイ
ド端部側に向かって徐々に幅が広くなるテーパを有して
いる。この二本のレールと内方へのテーパとにより、チ
ェーンの共鳴が低減されている。
からガイド中央における狭い溝部分までテーパ状になっ
ているサイドレールを利用している。すなわち、チェー
ンガイドは、ガイド中央に幅の狭い部分を有しかつガイ
ド端部側に向かって徐々に幅が広くなるテーパを有して
いる。この二本のレールと内方へのテーパとにより、チ
ェーンの共鳴が低減されている。
【００３２】最大の横方向の動きは、チェーンスパンの
中央で生じる。本発明の好ましい実施態様は、最大の動
きの点であるチェーンスパン中央でチェーンをコントロ
ールするように設計されている。チェーンガイドの中央
部を狭くすることによって、振動するチェーンの長さ
が、実質的にガイド中央部からスプロケットに至る長さ
にまで短くなる。上述のように、チェーンガイドはチェ
ーンの張り側に配置されている。
中央で生じる。本発明の好ましい実施態様は、最大の動
きの点であるチェーンスパン中央でチェーンをコントロ
ールするように設計されている。チェーンガイドの中央
部を狭くすることによって、振動するチェーンの長さ
が、実質的にガイド中央部からスプロケットに至る長さ
にまで短くなる。上述のように、チェーンガイドはチェ
ーンの張り側に配置されている。
【００３３】チェーンの横方向の動きを抑制するのに加
えて、本発明のチェーンガイドはシステムにとって有害
なエネルギの形成を阻止する。チェーンの弛み側または
張り側のいずれかにおいてチェーンの緊張力が低下する
場合、チェーンは実際には長く伸びている。
えて、本発明のチェーンガイドはシステムにとって有害
なエネルギの形成を阻止する。チェーンの弛み側または
張り側のいずれかにおいてチェーンの緊張力が低下する
場合、チェーンは実際には長く伸びている。
【００３４】この余分なチェーン長さは、クランクシャ
フト軸線方向と垂直な平面内の振動である縦方向の動き
か、あるいはクランクシャフト軸線方向と平行な平面内
の振動である横方向の動きかのいずれかの動きによって
取り除かれる。このようなチェーンの動きがチェーンの
緊張力を増加させ、これによりチェーンがコントロール
される。
フト軸線方向と垂直な平面内の振動である縦方向の動き
か、あるいはクランクシャフト軸線方向と平行な平面内
の振動である横方向の動きかのいずれかの動きによって
取り除かれる。このようなチェーンの動きがチェーンの
緊張力を増加させ、これによりチェーンがコントロール
される。
【００３５】チェーンの弛み側においては、チェーンの
緊張力が維持されるようにテンショナシステムが縦方向
に動く。一方、チェーンの張り側においては、チェーン
ガイドは固定されており、チェーンの緊張力を維持する
ように動くことができない。チェーンガイドは縦方向の
動きを抑制し、これにより、チェーンが横方向に動く。
本発明によるチェーンガイドは、この横方向の動きを抑
制するように設計されている。
緊張力が維持されるようにテンショナシステムが縦方向
に動く。一方、チェーンの張り側においては、チェーン
ガイドは固定されており、チェーンの緊張力を維持する
ように動くことができない。チェーンガイドは縦方向の
動きを抑制し、これにより、チェーンが横方向に動く。
本発明によるチェーンガイドは、この横方向の動きを抑
制するように設計されている。
【００３６】チェーンがガイド中心線から横方向に動く
と、チェーンの緊張力が増加する。この増加した緊張力
は、チェーンをガイド中心線側に高速で戻そうとする。
このようなことがチェーンスパンの横方向の共鳴振動数
で起こると、チェーンがサイドレールに衝突して著しい
摩耗を生じさせるところまで、システム全体のエネルギ
が急激に上昇する。
と、チェーンの緊張力が増加する。この増加した緊張力
は、チェーンをガイド中心線側に高速で戻そうとする。
このようなことがチェーンスパンの横方向の共鳴振動数
で起こると、チェーンがサイドレールに衝突して著しい
摩耗を生じさせるところまで、システム全体のエネルギ
が急激に上昇する。
【００３７】もしチェーンガイドにサイドレールがなけ
れば、あるいはサイドレールが摩耗してなくなってしま
えば、チェーンが周囲のエンジン部品を損傷させる。本
発明によるチェーンガイドは、このようなチェーンの横
方向の動きおよび有害なエネルギの形成を阻止するよう
に設計されている。
れば、あるいはサイドレールが摩耗してなくなってしま
えば、チェーンが周囲のエンジン部品を損傷させる。本
発明によるチェーンガイドは、このようなチェーンの横
方向の動きおよび有害なエネルギの形成を阻止するよう
に設計されている。
【００３８】断面テーパ状、曲面状、あるいは矩形状の
溝を有するチェーンガイドを備えた他の実施態様が示さ
れている。チェーンガイドは、一方もしくは双方の側面
に幅の狭い部分を有している。また、高次の振動モード
をコントロールするために、長手方向に沿って複数個所
にテーパ付部分を有するようにチェーンガイドが設計さ
れている。
溝を有するチェーンガイドを備えた他の実施態様が示さ
れている。チェーンガイドは、一方もしくは双方の側面
に幅の狭い部分を有している。また、高次の振動モード
をコントロールするために、長手方向に沿って複数個所
にテーパ付部分を有するようにチェーンガイドが設計さ
れている。
【００３９】本発明の他の目的、特徴および利点は、添
付図面および以下の詳細な記述から明らかになるだろ
う。
付図面および以下の詳細な記述から明らかになるだろ
う。
【００４０】好ましい実施態様の詳細な説明 以下、本発明の実施態様について添付図面を用いて説明
する。図１は本発明によるチェーンガイドの好ましい実
施態様を示しており、このチェーンガイド１は、内側が
テーパ状になっているサイドレール１５，１７を備えて
いる。サイドレール１５，１７は、ガイド両端部におい
て内方に向かってテーパ状になっている。
する。図１は本発明によるチェーンガイドの好ましい実
施態様を示しており、このチェーンガイド１は、内側が
テーパ状になっているサイドレール１５，１７を備えて
いる。サイドレール１５，１７は、ガイド両端部におい
て内方に向かってテーパ状になっている。
【００４１】ガイド入口側のテーパ部３は、ガイド中央
部４に向かって内方にテーパが付けられたサイドレール
部７，９を有している。テーパ部３は、チェーンガイド
全体の長さの約１／３の長さを有している。
部４に向かって内方にテーパが付けられたサイドレール
部７，９を有している。テーパ部３は、チェーンガイド
全体の長さの約１／３の長さを有している。
【００４２】ガイド中央部４は、真直面からなるサイド
レール部６，８を有している。ガイド中央部４は、サイ
ドレール６，８間で同一の幅を維持している。またガイ
ド中央部４は、チェーンガイド全体の長さの約１／３の
長さを有している。
レール部６，８を有している。ガイド中央部４は、サイ
ドレール６，８間で同一の幅を維持している。またガイ
ド中央部４は、チェーンガイド全体の長さの約１／３の
長さを有している。
【００４３】ガイド出口側のテーパ部５は、チェーンガ
イド１の本来の幅に達するまでガイド端部に向かって外
方にテーパが付けられたサイドレール部１１，１３を有
している。テーパ部５は、チェーンガイド全体の長さの
約１／３の長さを有している。
イド１の本来の幅に達するまでガイド端部に向かって外
方にテーパが付けられたサイドレール部１１，１３を有
している。テーパ部５は、チェーンガイド全体の長さの
約１／３の長さを有している。
【００４４】図２は、本発明によるテーパ付サイドレー
ルを備えたチェーンガイドを含むシステムの一実施態様
を示している。同図には、一方のエンジンバンクにおけ
るエンジンタイミングシステム１０が示されている。こ
のエンジンタイミングシステム１０は、クランクシャフ
ト２０と、これに対応するスプロケット２１と、クラン
クシャフト３０と、これに取り付けられたスプロケット
３１とから構成されている。なお、チェーンガイド１
は、他方のエンジンバンク側のエンジンタイミングシス
テムにも用いられる。
ルを備えたチェーンガイドを含むシステムの一実施態様
を示している。同図には、一方のエンジンバンクにおけ
るエンジンタイミングシステム１０が示されている。こ
のエンジンタイミングシステム１０は、クランクシャフ
ト２０と、これに対応するスプロケット２１と、クラン
クシャフト３０と、これに取り付けられたスプロケット
３１とから構成されている。なお、チェーンガイド１
は、他方のエンジンバンク側のエンジンタイミングシス
テムにも用いられる。
【００４５】エンジンタイミングシステム１０は、チェ
ーン４０と、チェーンテンショナシステム５０と、チェ
ーンガイド１とを含んでいる。チェーン４０は、クラン
クシャフト２０からカムシャフト３０まで延び、再びク
ランクシャフト２０に戻るように無端状に配設されてい
る。クランクシャフト２０が回転するとスプロケット２
１が回転し、次にスプロケット３１およびカムシャフト
３０が回転するようになっている。
ーン４０と、チェーンテンショナシステム５０と、チェ
ーンガイド１とを含んでいる。チェーン４０は、クラン
クシャフト２０からカムシャフト３０まで延び、再びク
ランクシャフト２０に戻るように無端状に配設されてい
る。クランクシャフト２０が回転するとスプロケット２
１が回転し、次にスプロケット３１およびカムシャフト
３０が回転するようになっている。
【００４６】クランクシャフトスプロケット２１は駆動
スプロケットであって、クランクシャフトスプロケット
２１に入り込むリンクとカムシャフトスプロケット３１
を離れて行くリンクとの間には、チェーン４０の張り側
４３が形成されている。スプロケット２１，３１間にお
いてチェーンの逆側には、チェーン４０の弛み側４１が
形成されている。
スプロケットであって、クランクシャフトスプロケット
２１に入り込むリンクとカムシャフトスプロケット３１
を離れて行くリンクとの間には、チェーン４０の張り側
４３が形成されている。スプロケット２１，３１間にお
いてチェーンの逆側には、チェーン４０の弛み側４１が
形成されている。
【００４７】チェーン４０の弛み側４１には、液圧テン
ショナシステム５０が設けられている。液圧テンショナ
システム５０は、チェーン４０の緩み側４１に緊張力を
維持させるように設計されている。
ショナシステム５０が設けられている。液圧テンショナ
システム５０は、チェーン４０の緩み側４１に緊張力を
維持させるように設計されている。
【００４８】チェーン４０の張り側４３には、チェーン
４０を所定位置に保持するためのチェーンガイド１が設
けられている。チェーンガイド１は、その上側面１２が
チェーン下側面４２に当接するように配置されている。
チェーン４０はスプロケット２１，３１により駆動さ
れ、その結果、チェーンガイド１の溝内に沿って走行す
る。
４０を所定位置に保持するためのチェーンガイド１が設
けられている。チェーンガイド１は、その上側面１２が
チェーン下側面４２に当接するように配置されている。
チェーン４０はスプロケット２１，３１により駆動さ
れ、その結果、チェーンガイド１の溝内に沿って走行す
る。
【００４９】図３は、テーパ付サイドレールを備えたチ
ェーンガイドを含む、本発明によるエンジンタイミング
システムの断面図である。このエンジンタイミングシス
テム１０は、チェーンガイド１をエンジンブロック１８
に取り付けるために、ブラケット５５を用いている。チ
ェーン４０は、その下側面４２がガイド上側面１２に沿
って走行するように配置されている。サイドレール１
５，１７は、チェーン４０を所望の位置に保持できるよ
うに上方に立ち上がっている。この立ち上がったサイド
レール１５，１７は、図４に明確に示されている。
ェーンガイドを含む、本発明によるエンジンタイミング
システムの断面図である。このエンジンタイミングシス
テム１０は、チェーンガイド１をエンジンブロック１８
に取り付けるために、ブラケット５５を用いている。チ
ェーン４０は、その下側面４２がガイド上側面１２に沿
って走行するように配置されている。サイドレール１
５，１７は、チェーン４０を所望の位置に保持できるよ
うに上方に立ち上がっている。この立ち上がったサイド
レール１５，１７は、図４に明確に示されている。
【００５０】既に説明したように、張り側のチェーンス
パンは共鳴振動を受け、横方向に運動する。この横方向
の運動は、クランクシャフトの軸線方向と平行な平面内
で起こる。すなわち、チェーンガイド１のガイド入口側
テーパ部３からガイド出口側テーパ部５までの間のチェ
ーン走行方向と交差する横方向の運動である。この横方
向運動は、一般に、ガイド入口，出口側テーパ部３，５
に節部を有しかつガイド中央部４に波腹部分を有する第
１次の振動で起こる。
パンは共鳴振動を受け、横方向に運動する。この横方向
の運動は、クランクシャフトの軸線方向と平行な平面内
で起こる。すなわち、チェーンガイド１のガイド入口側
テーパ部３からガイド出口側テーパ部５までの間のチェ
ーン走行方向と交差する横方向の運動である。この横方
向運動は、一般に、ガイド入口，出口側テーパ部３，５
に節部を有しかつガイド中央部４に波腹部分を有する第
１次の振動で起こる。
【００５１】したがって、このような横方向運動を最小
にするように、サイドレール１５，１７にはガイド中央
部４において内方にテーパが付けられている。一つの好
ましい実施態様では、ガイド中央部４におけるチェーン
ガイド幅は０．４６インチであり、ガイド入口，出口側
テーパ部３，５におけるチェーンガイド幅は０．５４イ
ンチである（図５および図６参照）。また、ガイド入口
側テーパ部３，ガイド中央部４およびガイド出口側テー
パ部５の各長さは、いずれも４インチである。
にするように、サイドレール１５，１７にはガイド中央
部４において内方にテーパが付けられている。一つの好
ましい実施態様では、ガイド中央部４におけるチェーン
ガイド幅は０．４６インチであり、ガイド入口，出口側
テーパ部３，５におけるチェーンガイド幅は０．５４イ
ンチである（図５および図６参照）。また、ガイド入口
側テーパ部３，ガイド中央部４およびガイド出口側テー
パ部５の各長さは、いずれも４インチである。
【００５２】図６は、断面コ字状の溝を有するチェーン
ガイドを示しているが、他の形状を用いるようにしても
よい。図７は曲面状の溝形状を、図８はテーパ状の溝形
状をそれぞれ示している。これらの変形例は、チェーン
の緊張力を維持するのにも利用されている。チェーン運
転中においてチェーンの横方向運動が生じ始めたとき、
曲面状およびテーパ状の溝は、チェーンが溝側壁部に乗
り上がるのを許容することによって、チェーンの緊張力
を維持する。
ガイドを示しているが、他の形状を用いるようにしても
よい。図７は曲面状の溝形状を、図８はテーパ状の溝形
状をそれぞれ示している。これらの変形例は、チェーン
の緊張力を維持するのにも利用されている。チェーン運
転中においてチェーンの横方向運動が生じ始めたとき、
曲面状およびテーパ状の溝は、チェーンが溝側壁部に乗
り上がるのを許容することによって、チェーンの緊張力
を維持する。
【００５３】図１は、ガイド中央部を通って両側面に沿
いつつ延びるテーパ状の幅の狭い部分を示している。他
の変形例も同様に可能である。
いつつ延びるテーパ状の幅の狭い部分を示している。他
の変形例も同様に可能である。
【００５４】たとえば図９に示すチェーンガイド１ａで
は、幅の狭い部分を形成するサイドレール１７ａがガイ
ド中央部の一方の側面にのみ設けられている。図１１に
示すチェーンガイド１ｃでは、幅の狭い部分を形成する
サイドレール１７ｃが一方の側面に沿ってのみ配置され
るとともに、該サイドレール１７ｃがチェーンガイド全
体にわたって配設されている。図１０に示すチェーンガ
イド１ｂでは、ガイド中央部にのみ幅の狭い部分を形成
するサイドレール１５ｂを備えた一方の側面と、チェー
ンガイド全長にわたって幅の狭い部分を形成するサイド
レール１７ｂを備えた他の側面とが示されている。
は、幅の狭い部分を形成するサイドレール１７ａがガイ
ド中央部の一方の側面にのみ設けられている。図１１に
示すチェーンガイド１ｃでは、幅の狭い部分を形成する
サイドレール１７ｃが一方の側面に沿ってのみ配置され
るとともに、該サイドレール１７ｃがチェーンガイド全
体にわたって配設されている。図１０に示すチェーンガ
イド１ｂでは、ガイド中央部にのみ幅の狭い部分を形成
するサイドレール１５ｂを備えた一方の側面と、チェー
ンガイド全長にわたって幅の狭い部分を形成するサイド
レール１７ｂを備えた他の側面とが示されている。
【００５５】これらの変形例は、種々のモード（第１，
第２次あるいはより高次のモード）においてチェーンの
緊張力を維持するように設計されている。図９は、第１
次のチェーン振動（第１次モードの変形）を抑制するよ
うに設計されたチェーンガイドを示している。図１０お
よび図１１は、あらゆる振動モードをコントロールする
ために、チェーンガイド全長にわたって延びるテーパ付
部分を有するように設計されたチェーンガイドを示して
いる。
第２次あるいはより高次のモード）においてチェーンの
緊張力を維持するように設計されている。図９は、第１
次のチェーン振動（第１次モードの変形）を抑制するよ
うに設計されたチェーンガイドを示している。図１０お
よび図１１は、あらゆる振動モードをコントロールする
ために、チェーンガイド全長にわたって延びるテーパ付
部分を有するように設計されたチェーンガイドを示して
いる。
【００５６】図１２および図１３は、複数の振動モード
を抑制するために設計された、本発明によるチェーンガ
イドの他の実施態様を示している。
を抑制するために設計された、本発明によるチェーンガ
イドの他の実施態様を示している。
【００５７】図１２は第２次の振動モードを抑制するよ
うに設計されており、このチェーンガイド１ｄでは、一
方の側面にテーパ付サイドレール１５ｄが二個所に設け
られ、これらに対応するテーパ付サイドレール１７ｄが
他方の側面に設けられている。
うに設計されており、このチェーンガイド１ｄでは、一
方の側面にテーパ付サイドレール１５ｄが二個所に設け
られ、これらに対応するテーパ付サイドレール１７ｄが
他方の側面に設けられている。
【００５８】図１３は第３次の振動モードを抑制するよ
うに設計されており、このチェーンガイド１ｅでは、一
方の側面にテーパ付サイドレール１５ｅが三個所に設け
られ、これらに対応するテーパ付サイドレール１７ｅが
他方の側面に設けられている。
うに設計されており、このチェーンガイド１ｅでは、一
方の側面にテーパ付サイドレール１５ｅが三個所に設け
られ、これらに対応するテーパ付サイドレール１７ｅが
他方の側面に設けられている。
【００５９】また、より高次の振動モードを抑制するた
めに、チェーンガイドがもっと多くのテーパ付部分を有
するように設計される。より高次の振動モードを制限す
るためには、図１に示すように、チェーンガイドがガイ
ド全長にわたって延びるテーパ付部分を有するように設
計される。
めに、チェーンガイドがもっと多くのテーパ付部分を有
するように設計される。より高次の振動モードを制限す
るためには、図１に示すように、チェーンガイドがガイ
ド全長にわたって延びるテーパ付部分を有するように設
計される。
【００６０】本発明が関連する技術分野の当業者は、と
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容よりもむしろ
添付の請求の範囲に示されている。
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容よりもむしろ
添付の請求の範囲に示されている。
【００６１】したがって、本発明が個々の実施態様に関
連して説明されてきたものの、構造、順序、材料その他
の変更は、本発明の範囲内においてではあるが、当該分
野の当業者にとって明らかであろう。
連して説明されてきたものの、構造、順序、材料その他
の変更は、本発明の範囲内においてではあるが、当該分
野の当業者にとって明らかであろう。
【００６２】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るチェ
ーンガイドによれば、サイドレール部分の横方向の幅が
ガイド中央部で狭くなっているので、チェーンスパン中
央に生じる最も大きな横方向の動きをこのガイド中央部
の幅の狭い部分で抑制することができ、これにより、チ
ェーンの共鳴振動を低減できる効果がある。
ーンガイドによれば、サイドレール部分の横方向の幅が
ガイド中央部で狭くなっているので、チェーンスパン中
央に生じる最も大きな横方向の動きをこのガイド中央部
の幅の狭い部分で抑制することができ、これにより、チ
ェーンの共鳴振動を低減できる効果がある。
【図１】本発明の一実施態様によるテーパ付サイドレー
ルを有するチェーンガイドの平面図。
ルを有するチェーンガイドの平面図。
【図２】本発明によるチェーンガイドがエンジンのクラ
ンクシャフトおよびカムシャフト間に配置された例を示
す側面図。
ンクシャフトおよびカムシャフト間に配置された例を示
す側面図。
【図３】本発明によるチェーンガイドをチェーンととも
に示す断面図。
に示す断面図。
【図４】本発明によるチェーンガイドの斜視図であっ
て、サイドレールを示す図。
て、サイドレールを示す図。
【図５】図１のＡ−Ａ線断面図であって、チェーンガイ
ドの中央部の幅を示す図。
ドの中央部の幅を示す図。
【図６】図１のＢ−Ｂ線断面図であって、チェーンガイ
ドの端部の幅を示す図。
ドの端部の幅を示す図。
【図７】曲面状の溝を有するチェーンガイドの変形例の
断面図。
断面図。
【図８】テーパ状の溝を有するチェーンガイドの変形例
の断面図。
の断面図。
【図９】テーパ付サイドレールを一方の側面の中央部に
のみ有するチェーンガイドの変形例の平面図。
のみ有するチェーンガイドの変形例の平面図。
【図１０】テーパ付サイドレールを備えたチェーンガイ
ドの変形例の平面図であって、一方の側面のガイド全長
にわたってテーパ付サイドレールが配設され、他方の側
面のガイド中央部にのみテーパ付サイドレールが配設さ
れたものを示す図。
ドの変形例の平面図であって、一方の側面のガイド全長
にわたってテーパ付サイドレールが配設され、他方の側
面のガイド中央部にのみテーパ付サイドレールが配設さ
れたものを示す図。
【図１１】ガイド全長にわたって延びるテーパ付サイド
レールを一方の側面にのみ有するチェーンガイドの変形
例の平面図。
レールを一方の側面にのみ有するチェーンガイドの変形
例の平面図。
【図１２】第２次の振動モードを抑制するように設計さ
れたテーパ付サイドレールを有するチェーンガイドの変
形例の平面図。
れたテーパ付サイドレールを有するチェーンガイドの変
形例の平面図。
【図１３】第３次の振動モードを抑制するように設計さ
れたテーパ付サイドレールを有するチェーンガイドの変
形例の平面図。
れたテーパ付サイドレールを有するチェーンガイドの変
形例の平面図。
１ チェーンガイド ３，５ テーパ部 ４ ガイド中央部 １５，１７ サイドレール １０ エンジンタイミングシステム ２０ クランクシャフト ２１ スプロケット ３０ カムシャフト ３１ スプロケット ４０ チェーン ４３ チェーン張り側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・イー・パットン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13053 ドライデン ウエスト・レーク・ロード ７ (72)発明者 ティモシー・ジェイ・レッドバイナ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13073 グロトン トロック・ロード 30
Claims (11)
- 【請求項１】 交互に配置された複数枚のリンクから組
み立てられるとともに、駆動スプロケットおよび従動ス
プロケットを含む複数のスプロケットに巻き掛けられ、
前記駆動スプロケットにより張力を受ける幾枚かのリン
クを含む張り側と弛み側とを有する動力伝達用チェーン
の前記張り側に沿って配置されたチェーンガイドにおい
て、 実質的に水平な部分と該水平部分から立ち上がるサイド
レール部分とを有し、 前記水平部分およびサイドレール部分により、一端のガ
イド入口側からガイド中央部を通って他端のガイド出口
側に至る縦方向に前記チェーンが走行し得る溝が形成さ
れており、 前記サイドレール部分が、前記ガイド中央部において横
方向の幅が狭い部分を提供するように配置されている、
ことを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項２】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 前記ガイド入口側および出口側がチェーンガイド全体の
長さの約１／３の長さを有し、前記ガイド中央部がチェ
ーンガイド全体の長さの残りの約１／３の長さを有して
いる、ことを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項３】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 前記ガイド入口側および出口側がガイド端部からガイド
中央部に向かうにしたがい徐々に狭くなる部分を有して
いる、ことを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項４】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 前記ガイド中央部が横方向に同一の幅を有している、こ
とを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項５】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 前記サイドレール部分が、チェーンガイド全長にわたっ
て同一の高さを有している、ことを特徴とするチェーン
ガイド。 - 【請求項６】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 前記ガイド入口側および出口側間において横方向の幅が
狭い部分を形成するように配置された複数の部分を前記
サイドレール部分がさらに備えている、ことを特徴とす
るチェーンガイド。 - 【請求項７】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 前記サイドレール部分および溝が横方向に湾曲してい
る、ことを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項８】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 前記サイドレール部分および溝が横方向中央部に向かっ
て傾斜している、ことを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項９】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 一方のサイドレール部分が長手方向にテーパ状の部分を
有し、該テーパ状部分がガイド中央部に配置されてい
る、ことを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項１０】 請求項９記載のチェーンガイドにおい
て、 一方のサイドレール部分がチェーンガイド全長にわたっ
て延びるテーパ状部分を有し、他方のサイドレールが、
ガイド中央部にのみ位置するテーパ状部分を長手方向に
有している、ことを特徴とするチェーンガイド。 - 【請求項１１】 請求項１記載のチェーンガイドにおい
て、 一方のサイドレール部分がチェーンガイド全長にわたっ
て延びるテーパ状部分を有している、ことを特徴とする
チェーンガイド。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/611,951 | 1996-03-06 | ||
| US08/611,951 US5779582A (en) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | Chain guide with tapered side rails |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1019100A true JPH1019100A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=24451066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9070454A Pending JPH1019100A (ja) | 1996-03-06 | 1997-03-06 | チェーンガイド |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5779582A (ja) |
| JP (1) | JPH1019100A (ja) |
Cited By (7)
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| JP2006200577A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Tsubakimoto Chain Co | 伝動装置用ガイド |
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| KR20120017447A (ko) | 2009-05-26 | 2012-02-28 | 보르그워너 인코퍼레이티드 | 가이드 플레이트 및 체인 |
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| JP2000257679A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-19 | Tsubakimoto Chain Co | チェーンガイド |
| US6117034A (en) * | 1999-06-14 | 2000-09-12 | Poly Hi Solidur | Floating flexible drive element tensioner |
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| JP7260749B2 (ja) * | 2019-02-12 | 2023-04-19 | 株式会社椿本チエイン | チェーンガイド |
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-
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- 1997-03-06 JP JP9070454A patent/JPH1019100A/ja active Pending
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