JP2515208B2 - 仮桟橋及びその施工方法 - Google Patents

仮桟橋及びその施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は河川、海等に設置する仮
桟橋及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】仮桟橋は河川、海、湖などへの構造物の
築造の際の作業機進入、資材運搬あるいは作業場所確保
のため、一時的に構築されている。図7はこの仮桟橋の
従来構造を示し、振動あるいは打設等の方法により水底
に立設された支柱90と、支柱90間を相互に連結する
水平連結部材91と、これらの水平連結部材91間に掛
け渡されたブレース材92とを備えている。また、支柱
90の上端部間にはH鋼などの下桁材93を掛け渡すと
共に、この下桁材93の上部に同桁材93と直交する上
桁材94を取り付け、この上桁材94上に覆工板95が
敷設されている。このような仮桟橋の構築は、支柱90
を振動、打設等により水底の地盤に打ち込み、水平連結
部材91で支柱90を連結した後、ブレース材92で固
定し、さらに下桁材93、上桁材94を順に取付け、上
桁材94上に覆工板95を敷設することにより行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の仮桟橋では構築
の際に騒音や振動が発生する上に、水平連結部材91、
ブレース材92、下桁材93などの各部材を連結するた
め多大の手間と長期間を要していた。また、構築の際に
は支柱90の天端高の不揃いやスパン方向、桁方向の不
揃いが生じ易く、その修正のための作業も必要となって
いた。本発明は上記事情を考慮してなされたものであ
り、構築が簡単であり、しかも不揃いが生じにくく短時
間で組立施工が可能な、仮桟橋及びその施工方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【発明を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、本発明の仮桟橋は、内部にアンカー及びその押圧手
段を内蔵した支柱の上端に桁材を固定した基台を地盤上
に複数設置し、前記桁材の上面には覆工板を敷設したこ
とを特徴とする。 発明の仮桟橋の施工方法は、内部に
アンカー及びその回転駆動手段及び押圧手段を内蔵した
支柱の上端に下桁材を固定した複数の基台をクレーン等
で吊り上げて順次所定場所に配置した後、支柱に内蔵し
た回転駆動手段又は回転駆動手段と押圧手段を作動させ
てアンカーを地盤内に螺進せしめ、その後、隣接する基
台の下桁材の間に上桁材を掛け渡し、次いで前記上桁材
の上に覆工板を敷設することを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成では、基台を施工現場に据え付けた
後、アンカーを地盤に喰い込ませるとにより、基台が地
盤上に安定して立設する。そして、基台の桁材に対して
覆工板を敷設することにより仮桟橋が構築される。従っ
て、支柱を地盤に打ち込む必要がなくなり、打ち込みに
起因した振動、騒音がなくなると共に、簡単な作業で構
築できる。
【0006】
【実施例】図1および図2は本発明の仮桟橋の第1実施
例を示し、2本の支柱2を門型に組み立て、その上端に
H鋼からなる下桁材3を固定する。この基台1の各支柱
2の下端部には水底の地盤に接触する略三角形状の接地
板4が4個取り付けられていると共に、支柱2内部には
アンカーとしてのオーガー5が設けられている。オーガ
ー5は図1に示すように、油圧モータ、電動モータなど
の駆動装置6に上端部が連結され、同装置6の作動によ
り回転する。また、駆動装置6は支柱2の内部に取り付
けられた流体圧シリンダなどの押圧手段7のロッド8に
連結されており、ロッド8の伸長により駆動装置6およ
びオーガー5が一体となって下降する。図中、符号9は
下桁材3と直交する方向に掛け渡された上桁材、符号1
0はこの上桁材9上に敷設された覆工板である。
【0007】次に、仮桟橋の施工方法について説明す
る。まず、接地板4を有する支柱2と下桁材3とを組み
付けると共に、支柱2に押圧手段7、駆動装置6および
オーガー5を内蔵して基台1を作製する。この基台1は
工場であらかじめ作製されるものであり、この組み立て
られた基台1が施工現場に運搬される。次に施工現場で
は、運搬された基台1をクレーン等により吊り上げて、
水底に所定間隔で据え付ける。この据え付けの際には、
接地板4が水底の地盤に接することにより接地圧を大き
くする。その後、駆動装置6を駆動してオーガー5を回
転すると共に、押圧手段7を駆動してロッド8を伸長さ
せる。これにより、オーガー5は回転しながら支柱2と
同軸線にそって地盤に喰い込むため、地盤から支持力を
得ることができる。従って、基台1はさらに安定する。
そして、隣接する基台1の上端の下桁材3間に上桁材9
を掛け渡すと共に、上桁材9上に覆工板10を敷設して
仮桟橋を構築する(図1参照)。
【0008】このような仮桟橋は、オーガー5が地盤に
喰い込むことによって支持されるため支柱を地盤に打設
する必要がなくなり、騒音、振動を低減することができ
る。また、基台1の据え付けおよび上桁材9、覆工板1
0の取り付けだけで仮桟橋を構築できるため、作業が簡
単となり短時間で容易に構築することができる。
【0009】図3は本発明の仮桟橋の第2実施例を示
し、基台1の支柱2内に設けられた押圧手段7のロッド
8にスパッド(SPUD)11が連結されている。この
スパッド11が鉛直方向を向いて支柱2内に設けられて
おり、押圧手段7が駆動すると水底の地盤に深く喰い込
んでアンカーとして作用する。このため、この実施例に
おいても基台1を安定して据え付けることができ、騒
音、振動の少ない施工ができると共に、短期間で仮桟橋
を構築することができる。
【0010】基台1は、上記の形状に限定されず、図5
に示すように鋼材を三角形状に組み付けてなる左右一対
の支柱2と、支柱2の上端部に掛け渡し状に取付けられ
たH鋼からなる下桁材3とにより構成することもでき
る。図2中、符号29は支柱2の下部を連結する連結部
材である。
【0011】図4は支柱の高さ調整機構を示し、アッパ
ー部材21と、アッパー部材21の下部に摺動自在に挿
入されるロア部材22とにより支柱2が構成され、さら
にアッパー部材21の上端部に下桁材が取付けられてい
る。これにより支柱2の高さ調整が可能な構造となって
いる。また、左右のロア部材22を独立して伸縮可能な
構成としておけば、各々の基台の傾斜地での水平調整が
容易に行える。これらのアッパー部材21の上下移動
は、クレーン等で吊り上げて行う。その高さ調整後に
は、これらをボルト、ピンなどで固定する。このように
支柱2を伸縮可能な構造とすることにより、傾斜した水
底へ基台を設置する際も各基台の高さを揃え、覆工板の
高さ調整及び水平調整を容易に行うことができる。この
高さ調節方法は、図5に示した三角形状の基台の支柱に
も適用できる。
【0012】図6は桁材側で高さ調整を行う他例を示
す。支柱2間に掛け渡された下桁材3の上部に調整桁材
25が設けられている。この調整桁材25はジャッキ2
6を介してその両端部が下桁材3に支承されており、い
づれかのジャッキ26を伸縮駆動することにより、調整
桁材25の高さが調整される。このため基台1の据え付
けの際に、高さが不揃いとなっていても、調整桁材25
の高さ調整により簡単に修正することができ、均一の高
さの仮桟橋を構築することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、桁材と支柱を組
み立てた基台を据え付け、アンカーを地盤に喰い込ませ
ることで基台を安定させるため、簡単な作業で、騒音、
振動の少ない施工が可能な仮桟橋とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮桟橋の第1実施例の一部断面側面図。
【図2】仮桟橋の第1実施例の正面図。
【図3】仮桟橋の第2実施例の一部切欠き正面図。
【図4】支柱の高さ調整機構を示す説明図。
【図5】基台の他例を示す側面図。
【図6】高さ調整機構の説明図。
【図7】従来の仮桟橋の斜視図。
【符号の説明】
1 基台 2 支柱 3 下桁材 5 オーガー 6 駆動装置 7 押圧手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にアンカー及びその押圧手段を内蔵
    した支柱の上端に桁材を固定した基台を地盤上に複数設
    置し、前記桁材の上面には覆工板を敷設した仮桟橋。
  2. 【請求項2】 内部にアンカー及びその回転駆動手段及
    び押圧手段を内蔵した支柱の上端に下桁材を固定した複
    数の基台をクレーン等で吊り上げて順次所定場所に配置
    した後、支柱に内蔵した回転駆動手段又は回転駆動手段
    と押圧手段を作動させてアンカーを地盤内に螺進せし
    め、その後、隣接する基台の下桁材の間に上桁材を掛け
    渡し、次いで前記上桁材の上に覆工板を敷設する仮桟橋
    の施工方法。
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US5846150A (en) * 1997-03-21 1998-12-08 Borg-Warner Automotive, Inc. Guide posts for guiding and damping chain movement

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JPS602442B2 (ja) * 1981-05-22 1985-01-22 日立造船株式会社 係船用桟橋の構築方法
JPH01312121A (ja) * 1988-06-09 1989-12-15 Seiji Tsuji パイル回転埋入装置およびそれ用のパイル

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