JPH0455094Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0455094Y2
JPH0455094Y2 JP1988142192U JP14219288U JPH0455094Y2 JP H0455094 Y2 JPH0455094 Y2 JP H0455094Y2 JP 1988142192 U JP1988142192 U JP 1988142192U JP 14219288 U JP14219288 U JP 14219288U JP H0455094 Y2 JPH0455094 Y2 JP H0455094Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation body
climbing crane
lower foundation
crane
inclination correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1988142192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0262929U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988142192U priority Critical patent/JPH0455094Y2/ja
Publication of JPH0262929U publication Critical patent/JPH0262929U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0455094Y2 publication Critical patent/JPH0455094Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は水中基礎体構築装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 例えば、第6図に示すような橋脚やケーソン等
の水中基礎体aを構築する場合、従来は工場で製
作した第7図イに示すような函状の下部基礎体本
体bを水面cに浮遊させて図示しないタグボート
により所定場所まで曳航し、第7図ロに示すよう
に所定場所に到達後、内部にバラストdを投入し
て、予め水平に形成してある水底gまで沈降さ
せ、第7図ハに示すように下部基礎体本体bの周
囲に立設したクレーンeにより下部基礎体本体b
上に別の基礎体本体fを順次搭載し、図示してな
い掘削機により下部基礎体本体b下面の水底gを
掘削して下部基礎体本体b、基礎体本体fを順次
水底の土砂内に沈降させ、この作業を適宜交互に
繰返すことにより水中基礎体の構築を行つてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上述のように、クレーンeを基礎体本
体b,fの周囲外側に立設して構築作業を行う場
合、クレーンeの作業範囲が広くなるため、第8
図に示すようにブーム長さr1を長くしないと水中
基礎体の構築を行うことができず、従つて大形の
クレーンが必要となる。
本考案は上述の実情に鑑み、ブーム長さの短い
小形のクレーンにより橋脚やケーソン等の水中基
礎体の構築を可能にすることを目的としてなした
ものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上方に基礎体本体を搭載して水中基
礎体を形成する下部基礎体本体内に、クライミン
グクレーンを立設し、前記下部基礎体本体内に、
クライミングクレーンを設置する傾斜修正架台を
配設し、該傾斜修正架台と下部基礎体本体の底部
との間に、傾斜修正架台にピン連結されると共に
下部基礎体本体の底部にアンカーボルトを介して
固定可能なスクリユージヤツキ及び傾斜修正架台
を昇降させる油圧ジヤツキを配設し、前記傾斜修
正架台の側部に取付けた案内部材と前記下部基礎
体本体の仕切壁に取付けた傾斜修正架台固定金物
との間に、昇降可能なくさびを介在させたもので
ある。
[作用] 本考案では、クライミングクレーンを下部基礎
体本体内に立設して作業を行うことができるた
め、作業範囲が狭くてすみ、従つて、クレーンの
ブームを短くできてクレーンの小形化が可能とな
る。
又スクリユージヤツキにより垂直方向の圧縮力
及び引張力といつた荷重を支持でき、くさびによ
り水平力を支持できるため、クライミングクレー
ンが倒壊する虞れはなく、作業を安全に行うこと
ができる。
更に下部基礎体が何等かの原因で傾きこれに伴
つてクライミングクレーンが傾いた場合には、油
圧ジヤツキにより直ちに傾斜修正架台を介してク
ライミングクレーンの傾きを修正できるため、安
全性が高い。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図〜第5図は本考案の一実施例で、図中1
は基礎体本体23と共に橋脚或いはケーソン等の
水中基礎体22を形成する下部基礎体本体、2は
下部基礎体本体1の内部に設けられた仕切壁、3
は仕切壁2で包囲された、下部基礎体本体1内の
所定の空間部に立設されたクライミングクレーン
である。
クライミングクレーン3は、マスト4、マスト
4に沿い昇降し得るようにした昇降フレーム5、
昇降フレーム5に対して旋回自在に取付けた旋回
フレーム6、旋回フレーム6に起伏自在に取付け
たブーム7を備えている。
下部基礎体本体1内のクライミングクレーン3
立設底部には、ハンドル9により操作し得るよう
にした複数(4個所以上)のスクリユージヤツキ
8が配設され、スクリユージヤツキ8のスクリユ
ーシヤフト10上端には、水平ピン11を介して
傾斜修正架台12が支持され、傾斜修正架台12
上には、マスト4が立設された折たたみ式架台1
3が載置されると共に該折たたみ式架台13はボ
ルト14によつて傾斜修正架台12に固定されて
いる。又スクリユージヤツキ8には、1個所当り
4本のアンカーボルト20が、スクリユージヤツ
キ8に掛かる引張力を取るため設けられている。
下部基礎体本体1内のクライミングクレーン3
立設底部には、スクリユージヤツキ8と並んで油
圧ジヤツキ15が配設されている。該油圧ジヤツ
キ15はクライミングクレーン3の傾斜修正時
に、スクリユージヤツキ8に掛かつている荷重を
一時的に支持するためのものである。
クライミングクレーン3立設底部空間の仕切壁
2には、複数(4個以上)の傾斜修正架台固定金
物16が配設され、傾斜修正架台12側面に固着
したくさび状の案内部材17と傾斜修正架台固定
金物16側面との間には、上下方向位置をボルト
18により調整し得るようにしたくさび19が配
設されている。
又傾斜修正架台12には、下部基礎体本体1の
傾斜角度を検出するための傾斜検出器21が設置
され、又図示はしてないが下部基礎体本体1が基
準傾斜角度に達したら、自動的にクライミングク
レーン3を停止する機構も備えている。
上記クライミングクレーン3により水中基礎体
を構築する場合には、従来の場合と同様、下部基
礎体本体1を所定場所まで曳航し、バラストを投
入して、予め水平に形成してある水底まで沈降さ
せ、クライミングクレーン3を下部基礎体本体1
のバラストの投入してない所定の空間に第1図に
示すように立設し、下部基礎体本体1上にクライ
ミングクレーン3により順次基礎体本体23を搭
載し、従来の場合と同様にして構築を行う。この
際、クライミングクレーン3は、搭載した基礎体
本体23の高さに応じてマスト4を継足すと共に
昇降フレーム5を上昇させる。
上述のように、クライミングクレーン3を下部
基礎体本体1の空間部に立設すると、第5図に示
すように、クライミングクレーン3の作業範囲は
狭くなり、ブーム長さr2は従来のものと比較して
r2<r1となつて短くてすみ、従つてクライミング
クレーン3は小形のもので良い。
作業中は、適宜傾斜検出器21を目視し、下部
基礎体本体1が基準傾斜角度以上に傾斜している
か否か確認を行う。而して、基準傾斜角度以上に
下部基礎体本体1が傾斜すると、クライミングク
レーン3も所定の角度以上に傾斜するが、クライ
ミングクレーン3はマスト4が高く昇降フレーム
5も上方にあり、重心位置が高いため、クライミ
ングクレーン3の倒壊の虞れが生じ、作業が非常
に危険である。
そこで、この場合には、作業を中止し、ブーム
7を伏限とし、傾斜方向により所定のアンカーボ
ルト20及びスクリユージヤツキ8を緩めると共
にボルト18によりくさび19を緩め、油圧ジヤ
ツキ15により傾斜修正架台12及び折たたみ式
架台13並びにクライミングクレーン3の重量を
支持せしめ、スクリユージヤツキ8のハンドル9
を回転させてスクリユーシヤフトを適宜昇降させ
ると共に油圧ジヤツキ15をスクリユージヤツキ
8のスクリユーシヤフトに合せて昇降させ、傾斜
修正架台12を水平に調整する。これによつてク
ライミングクレーン3の傾きが修正される。
クライミングクレーン3の傾きが修正された
ら、ボルト18によりくさび19を案内部材17
と傾斜修正架台固定金物16の間に挟み込み、又
アンカーボルト20を締結する。
又、自動的にクライミングクレーン3を停止さ
せる機構を設けた場合には、傾斜修正架台12が
基準傾斜角度以上に傾斜すると、クライミングク
レーン3による作業は自動的に停止される。従つ
てこの場合には、クライミングクレーン3の運転
停止後に傾斜修正架台12の傾斜角度の修正を行
つても良い。警報装置が設けてある場合には、傾
斜修正架台12の基準角度以上の傾斜により警報
が出力される。
なお、本考案の水中基礎体構築装置は、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の水中基礎体構築
装置によれば、ブームが短くてすみ、クレーン全
体の小形化が可能となるため、設備費、運転維持
費を安価にでき、又、スクリユージヤツキにより
垂直方向の圧縮力及び引張力といつた荷重を支持
でき、くさびにより水平力を支持できるうえ、下
部基礎体が何等かの原因で傾きこれに伴つてクラ
イミングクレーンが傾いた場合には、油圧ジヤツ
キにより直ちに傾斜修正架台を介してクライミン
グクレーンの傾きを修正できるため、クライミン
グクレーンが倒壊する虞れがなく、作業の安全性
が高く、更にスクリユージヤツキは水平力を支持
する必要はないため、小型化が可能である、等
種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水中基礎体構築装置の一実施
例の立面図、第2図は第1図の−方向矢視
図、第3図は第1図の装置の傾斜修正架台の近傍
の拡大図、第4図は第3図の−方向矢視図、
第5図は本考案の水中基礎体構築装置で水中基礎
体を構築する場合のクライミングクレーンの作業
範囲を示す平面図、第6図は水中基礎体が橋脚の
場合の一般的な側面図、第7図イ,ロ,ハは従来
の水中基礎体構築の作業工程図、第8図は従来の
クレーンで水中基礎体を構築する場合の作業範囲
を示す平面図である。 図中1は下部基礎体本体、3はクライミングク
レーン、4はマスト、5は昇降フレーム、6は旋
回フレーム、7はブーム、8はスクリユージヤツ
キ、11は水平ピン、12は傾斜修正架台、13
は折たたみ式架台、14はボルト、15は油圧ジ
ヤツキ、22は水中基礎体、23は基礎体本体を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に基礎体本体を搭載して水中基礎体を形成
    する下部基礎体本体内に、クライミングクレーン
    を立設し、前記下部基礎体本体内に、クライミン
    グクレーンを設置する傾斜修正架台を配設し、該
    傾斜修正架台と下部基礎体本体の底部との間に、
    傾斜修正架台にピン連結されると共に下部基礎体
    本体の底部にアンカーボルトを介して固定可能な
    スクリユージヤツキ及び傾斜修正架台を昇降させ
    る油圧ジヤツキを配設し、前記傾斜修正架台の側
    部に取付けた案内部材と前記下部基礎体本体の仕
    切壁に取付けた傾斜修正架台固定金物との間に、
    昇降可能なくさびを介在させたことを特徴とする
    水中基礎体構築装置。
JP1988142192U 1988-10-31 1988-10-31 Expired JPH0455094Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988142192U JPH0455094Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988142192U JPH0455094Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0262929U JPH0262929U (ja) 1990-05-10
JPH0455094Y2 true JPH0455094Y2 (ja) 1992-12-24

Family

ID=31407930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988142192U Expired JPH0455094Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0455094Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794730B2 (ja) * 1992-09-07 1995-10-11 戸田建設株式会社 潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567483A (en) * 1979-06-29 1981-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacturing of field-effect semiconductor device
JPS5942767A (ja) * 1982-09-01 1984-03-09 Hitachi Maxell Ltd 密閉形電池の製法
JPS61279A (ja) * 1984-06-13 1986-01-06 Mitsubishi Rayon Eng Kk 固着剤組成物
JPS6339286B2 (ja) * 1978-06-09 1988-08-04 Teijin Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339286U (ja) * 1986-08-31 1988-03-14

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339286B2 (ja) * 1978-06-09 1988-08-04 Teijin Ltd
JPS567483A (en) * 1979-06-29 1981-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacturing of field-effect semiconductor device
JPS5942767A (ja) * 1982-09-01 1984-03-09 Hitachi Maxell Ltd 密閉形電池の製法
JPS61279A (ja) * 1984-06-13 1986-01-06 Mitsubishi Rayon Eng Kk 固着剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0262929U (ja) 1990-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7147117B2 (en) Tower crane device
US3185265A (en) Hoisting apparatus
US3027633A (en) Method and apparatus for bridge construction
US6021910A (en) Construction crane base
JPH08311819A (ja) 高橋脚を有する橋梁の回転架設工法
JPH0455094Y2 (ja)
US3998029A (en) Tower crane climbing
CN218345962U (zh) 桥梁施工测量用观测塔
GB2055130A (en) Method of raising buildings
JPH1061193A (ja) 鉄骨構造物の構築方法およびその装置
JP2556215B2 (ja) 構真柱建込方法
JP2579715B2 (ja) 外部式鉄塔組立クレーン
CA1090526A (en) Mast leveling and support apparatus
JPS6351568A (ja) コンクリ−ト構造物の構築方法並びに支持部材
JP3532161B2 (ja) 鉄塔構築機および鉄塔構築方法
JP7253909B2 (ja) タワークレーンのフロアクライミング工法
JP7429381B2 (ja) 建て起こし装置、保護部材及び建て起こし装置の設置構造
AU2019203972B2 (en) Lifting apparatus
JPH07158300A (ja) 竪型容器の据付方法
JPH08312160A (ja) 建物移動時の土台枠の補強構造
CN215101591U (zh) 用于暗挖施工的盾构机吊装结构
CN110872843B (zh) 基坑型钢格构柱的垂直度控制的施工方法
JPS6152305B2 (ja)
JP3139854B2 (ja) 倒壊防止フレーム
JP2515208B2 (ja) 仮桟橋及びその施工方法