JPH0978958A - 扉下部の隙間遮蔽装置 - Google Patents

扉下部の隙間遮蔽装置

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JPH0978958A
JPH0978958A JP26088795A JP26088795A JPH0978958A JP H0978958 A JPH0978958 A JP H0978958A JP 26088795 A JP26088795 A JP 26088795A JP 26088795 A JP26088795 A JP 26088795A JP H0978958 A JPH0978958 A JP H0978958A
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三徳 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子の使用上や歩行上でネックとなってい
る床面上の戸当たりを無くしながら、必要に応じて雨水
の浸入や空気漏れなどを防止できる扉下部の隙間遮蔽装
置を提供する。 【解決手段】 扉2の内外少なくとも一方に設けた操作
部材6によって上下方向に被動されるロッド15と、扉
2の下框2aに沿って水平方向に移動可能な作動部材2
1と、下降に伴って下框2aと床面との間の隙間Pを遮
蔽する上下動可能な遮蔽部材22とから成り、かつ、前
記ロッド15の上下運動を水平運動に変換して前記作動
部材21に伝達する第1の運動変換機構23と、前記作
動部材21の水平運動を上下運動に変換して前記遮蔽部
材22に伝達する第2の運動変換機構24とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉下部の隙間遮蔽
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、例えば玄関口に設
けられる扉51の下框51aに相対峙させて床面部に
は、雨水の吹き込みや、空気や音の漏れを防止するため
に、一般にはシール材53付きの煙返しと称される戸当
たり54が設けられる。勿論、室内の間仕切り口などに
も、空気や音の漏れを防止するために、扉の下框に相対
峙させて床面部に戸当たりが設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この戸当た
り54は、機能的に床面Sの上方に立ち上げて設ける必
要があることから、車椅子を使用する方にとっては不自
由を強いられ、また、足を引きずって歩かざるを得ない
歩行障害のある方や、足腰が弱りつつある老齢者、或い
は、歩行を覚え始めた幼児にとっても、歩行上のネック
となっている。勿論、健常者であっても、戸当たり54
に躓くことがあり、このように、戸当たり54は必要欠
かざるものではあるが、存在することが却って不都合な
場合があったのである。
【0004】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、車椅子の使用上や歩行上でネックとなって
いる戸当たりを無くしながら、必要に応じて雨水の浸入
や、空気や音の漏れを防止できるに至った扉下部の隙間
遮蔽装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するに
至った本発明による扉下部の隙間遮蔽装置は、扉の内外
少なくとも一方に設けた操作部材によって上下方向に被
動されるロッドと、扉の下框に沿って水平方向に移動可
能な作動部材と、下降に伴って下框と床面との間の隙間
を遮蔽する上下動可能な遮蔽部材とから成り、かつ、前
記ロッドの上下運動を水平運動に変換して前記作動部材
に伝達する第1の運動変換機構と、前記作動部材の水平
運動を上下運動に変換して前記遮蔽部材に伝達する第2
の運動変換機構とを備えた点に特徴がある。
【0006】上記の特徴構成によれば、操作部材によっ
て被動されるロッドの上下運動に伴って作動部材が水平
方向に移動し、この作動部材の水平運動によって遮蔽部
材が上下運動する。具体的には、操作部材によるロッド
の上下一方の運動に伴って遮蔽部材が下降し、扉の下框
と床面との間の隙間が遮蔽されるもので、戸当たりを無
くしても、雨水の浸入や空気の漏れなどを効果的に防止
することができる。そして、ロッドの上下他方の運動に
伴って遮蔽部材が持ち上げられることで、これまで通り
に扉を開閉することができる。
【0007】尚、扉を半開にした状態で遮蔽部材を隙間
遮蔽の状態に切り換えると、この遮蔽部材がストッパー
になって、例えば夏場に外気を取り入れる際の扉半開の
状態を現出することができるが、扉の半開や全開の状態
で遮蔽部材を隙間遮蔽の状態に切り換えさせたくないな
らば、上記の操作部材による遮蔽部材の隙間遮蔽の操作
を閉扉下でのみ可能とする操作制御手段を設けることで
ある。
【0008】或いは、扉錠を施錠して就寝したり家を留
守にしたりする際に、遮蔽部材を隙間遮蔽の状態に切り
換えることを失念させないようにするならば、上記の操
作部材を扉錠のデッドボルトに対する施解錠の操作部材
にして、デッドボルトの施錠操作に連動して遮蔽部材を
隙間遮蔽の状態に切り換えさせる第3の運動変換機構を
備えさせることである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は扉下部の隙間遮蔽装置1を
スイング式の扉2に具備させた基本構成図を示し、図2
〜図9は主要な構成の詳細図を示している。
【0010】これらの図において、図中の3は、扉2に
対する取り付け板4を備えたケースで、前記扉2の遊端
側に埋め込まれ、底板3aの奥部には開口5が形成され
ている。6,6は扉2の内外に設けられた回動式の操作
部材で、それらの回動操作軸6aを同芯状にして前記ケ
ース3内に突入させてある。
【0011】7はその軸部7a,7aがケース3に回動
自在に枢支された回動部材で、その軸部7a,7aを貫
通して設けられた角孔7bに前記回動操作軸6a,6a
が挿入され、かつ、ボルト操作片8が連設されている。
9は上下方向に移動可能なロッド15に連設された昇降
部材で、前記ケース3に上下動可能にケース3に内蔵さ
れており、前記ボルト操作片8の係合凹部aと、ボルト
操作片8の先端を係止する係止部b,cとが形成されて
いる。
【0012】即ち、図2〜図5に照らして明らかなよう
に、前記操作部材6の回動操作に伴ってボルト操作片8
が係合凹部aの上下部に係合し、かつ、ボルト操作片8
の先端が択一的に係止部b,cに係止する二位置の範囲
にわたって、前記昇降部材9ひいてはロッド15が上下
方向に被動されるように構成されているのである。この
昇降部材9の二位置の切り換え姿勢は、ストッパーd,
dとクリック手段10とによって安定的に保持される。
【0013】クリック手段10は、軸11を介して回動
部材7に枢着された軸部材12と、この軸部材12を貫
通させて保持する回動筒軸13と、この回動筒軸13と
回動部材7との間に介装されたスプリング14とから成
り、前記操作部材6の回動操作に伴って枢着軸11がデ
ッドポイントを越え、かつ、ボルト操作片8がスプリン
グ14の付勢力を受けてストッパーd,dに付勢係止す
ることで、前記昇降部材9の二位置の切り換え姿勢を安
定的に保持するように構成されているが、これは周知の
構成の一例であって、その他、クリック手段は任意の構
成のもを用いることができる。
【0014】16は開扉下での操作部材6によるロッド
15の被動操作を牽制する手段(後述する隙間遮蔽の操
作を閉扉下でのみ可能とする操作制御手段である。)
で、前記ロッド15の上部側に切り欠き凹部eを形成す
る一方、前記ケース3に、先端の傾斜部材17aを取り
付け板4から突出させて水平方向に移動可能にトリガー
部材17を設け、かつ、このトリガー部材17に、水平
移動に伴って前記凹部eに係脱する係止部fを形成する
と共に、トリガー部材17を常時突出方向に付勢し、こ
の係止部fを凹部eに付勢係合させるスプリング18を
設けて成る。
【0015】かゝる構成によれば、図5(A),(B)
を参照して明らかなように、開扉下では係止部fが凹部
eに付勢係合して、前記操作部材6によるロッド15の
被動操作が牽制され、閉扉下では、その閉扉に伴って相
対的に、前記トリガー部材17が扉枠19の座板20に
よる押圧力を受けて、前記凹部eから係止部fが抜け出
すことで、前記操作部材6によるロッド15の被動操作
が許容される。
【0016】21は扉2の下框2aに沿って水平方向に
移動可能に設けられた作動部材、22は作動部材21の
下部側に配置した扉2の下框2aと床面Sとの間の隙間
Pを遮蔽する上下動可能な遮蔽部材で、前記作動部材2
1は、前記ロッド4の上下運動を水平運動に変換する第
1の運動変換機構23を介して水平方向に移動され、遮
蔽部材22は、前記作動部材21の水平運動を上下運動
に変換する第2の運動変換機構24を介して上下方向に
移動される。
【0017】図3,4及び図6(A),(B)に示すよ
うに、第1の運動変換機構23は、前記ロッド15の下
降移動による押圧力を受けて軸25まわりで揺動する第
1アーム26と、このアーム26と同軸25まわりで揺
動可能で且つアーム26の係止片hに係合して所定の角
度(この例では95度位であるが、角度の設定は任意で
ある。)θよりも拡がることが規制された第2アーム2
7と、両アーム26,27をL字状に拡開させる方向に
付勢するツル巻きスプリング28とから成り、この内の
第2アーム27の遊端側に、長孔iと支軸29とを介し
て前記作動部材21を連結し、もって、前記操作部材6
の回動操作による前記ロッド15の下降移動に伴って、
戻しスプリング30の付勢力に抗して前記作動部材21
を水平方向に移動させるように構成されている。尚、上
記の戻しスプリング30は、前記作動部材21を常時、
図6(A)の状態に付勢する機能を有する。
【0018】図3,4及び図7(A),(B)に示すよ
うに、第2の運動変換機構24は、扉2の下框2a内に
嵌装した固定部材31に垂下させたブラケット32に、
支軸33まわりで回動可能にL字状アーム34を枢着
し、このL字状アーム34の一端側34aに前記作動部
材21を、かつ、他端側34bに前記遮蔽部材22の保
持部材35を、それぞれ軸36,37を介して連結し、
もって、前記戻しスプリング30の付勢力に抗する前記
作動部材21の水平移動に伴って遮蔽部材22を下降移
動させて、この遮蔽部材22によって下框2aと床面S
との間の隙間Pを遮蔽させるように構成されている。
【0019】前記遮蔽部材22は、下框2aのほゞ全長
にわたる長さを有するもので、図8(A),(B)に示
すように、例えばアルミの押し出しによって成形された
シール受け部材36と、弾性変形に富む例えばゴム製の
弾性シール部材37とから成り、シール受け部材36
は、水平板部36aによって連結された一対の縦板部3
6bの上下部に、前記固定部材31の水平面板31aに
当接する外フランジ36cと、シール受け用の内フラン
ジ36dとを備えている。
【0020】弾性シール部材37は、幅方向の中央部に
中空部jを形成したシール本体37aの幅方向両側に、
前記固定部材31の縦面板31bの内面に弾性的に当接
するシール体37bを立ち上げ連設する一方、前記シー
ル本体37aの上面部に、前記シール受け部材36の内
フランジ36dを挟持する半円状の膨出部37cとフラ
ンジ部37dとを連設し、更に、シール本体37aの下
面部の幅方向両側と中央部とにシール用のリップ37
e,37fを連設して成る。尚、幅方向両側のリップ3
7e,37eは、外拡がり勝手になるように内側面を傾
斜面としており、幅方向中央部のリップ37fは、幅方
向両側のリップ37eよりもやゝ短尺にして先細りと成
しているが、弾性シール部材37の形状ならびに材質は
任意である。即ち、例えば弾性シール部材37に代え
て、これをモヘアやバフなどにするなど任意である。
【0021】上記の構成による隙間遮蔽装置1によれ
ば、扉2の閉扉時には、その閉扉に伴って相対的に、前
記トリガー部材17が扉枠19の座板20による押圧力
を受けて、トリガー部材17の係止部fが昇降部材9の
凹部eから抜け出していることで、前記操作部材6によ
るロッド15の被動操作が許容される。
【0022】従って、扉2の閉扉下において、扉2の内
外一方から操作部材6を回動操作して、前記ロッド15
を下降移動させると、このロッド15の上下運動が第1
の運動変換機構23によって水平運動に変換されて、そ
の運動力が作動部材21に伝達されることで、前記戻し
スプリング30の付勢力に抗して作動部材21が水平方
向に移動する。
【0023】そして、この作動部材21の水平運動が第
2の運動変換機構24によって上下運動に変換されて、
その運動力が遮蔽部材22に伝達されることで、当該遮
蔽部材22が下降移動し、これに伴って、図8(Bに示
すように、前記弾性シール部材37の幅方向両側のリッ
プ37e,37eが外拡がりに弾性変形しつつ床面Sに
押し付けられ、かつ、幅方向中央部のリップ37eも、
中空部jの容積縮小の変化を伴って床面Sに押し付けら
れることで、扉2の下框2aと床面Sとの間の隙間Pが
遮蔽されることになる。
【0024】而して、図10に示した従来のように、扉
51の下框51aに相対峙させて扉枠52側に、シール
材付きの戸当たり54を設けなくとも、隙間Pを通して
の雨水の吹き込みや空気の漏れなどを遮蔽部材22によ
って確実に防止することができる。このように、戸当た
り54を設けなくとも済むことから、床面Sをフラット
にすることが可能となり、このことは、車椅子を使用す
る方の出入口通過の自由度のアップに繋がり、或いは、
足を引きずって歩かざるを得ない歩行障害のある方や、
足腰が弱りつつある老齢者、更に、歩行を覚え始めた幼
児にとっての歩行上のネックが解消され、勿論、健常者
であっても、戸当たりに躓くことがなくなる利点があ
る。
【0025】一方、扉2を開扉させた状態では、トリガ
ー部材17がスプリング18の付勢力を受けて、このト
リガー部材17の係止部fが昇降部材9の切り欠き凹部
eに付勢係合していることから、前記操作部材6による
ロッド15の被動操作、つまりは操作部材6による上記
の遮蔽部材22に対する隙間遮蔽の操作が不能となる。
即ち、操作制御手段16の作用によって、操作部材6に
よって遮蔽部材22を隙間遮蔽の状態に切り換え操作す
ることが、閉扉下でのみ可能となっているのである。
【0026】尚、上記の操作制御手段16を設けること
は必須の条件ではなく、この操作制御手段16を設けな
いで、扉2を半開にした状態で遮蔽部材22を隙間遮蔽
の状態に切り換えると、この遮蔽部材22がストッパー
になって、扉2を任意の開放角度で保持させることがで
き、例えば夏場に外気を取り入れる際の扉半開の状態を
現出させることができる。
【0027】また、上記の実施の形態では、扉2の内外
に操作部材6,6を設けて、扉2の内外何れにおいて
も、隙間遮蔽装置1を作動させ得るようにしているが、
例えば室内側にのみ操作部材6を設けて、隙間遮蔽装置
1を室内側からのみ作動させるように構成してもよいの
である。
【0028】ところで、隙間Pの寸法は、建屋ごとで異
なるものであって、この隙間寸法が極端に狭い場合は、
ロッド15の下降に伴って遮蔽部材22が床面Sを押圧
した状態で、更に過剰の押圧力が遮蔽部材22に作用す
る為に、隙間遮蔽装置1に無理がかゝって破損したり、
或いは、遮蔽部材22による隙間遮蔽の状態を保持させ
ることが不能になったりする懸念がある。
【0029】しかし、上記した本発明による実施の形態
では、ロッド15の下降に伴って遮蔽部材22が床面S
を押圧した状態で、更にロッド15の下降押圧力が働く
状況下では、この押圧力を第1の運動変換機構23によ
って吸収するように構成しているので、即ち、スプリン
グ28の付勢力に抗して第1アーム26のみを揺動させ
るように構成しているので、上記の不都合な事態の発生
を避けることができる。
【0030】図9(A),(B)に、上記のロッド15
を上下方向に被動させる操作機構の別の実施の形態を示
している。この実施の形態では、扉錠38のデッドボル
ト39に対する施解錠用の操作部材、即ち、サムターン
やキーにより回動されるシリンダを操作部材6にする一
方、前記デッドボルト39の施錠操作に連動して遮蔽部
材22を隙間遮蔽の状態に切り換えさせる第3の運動変
換機構40を設けた点に特徴を有する。
【0031】尚、上記の扉錠38は、サムターンあるい
はシリンダ等の操作部材によって回動される操作部材4
1にデッドボルト操作部材42を設ける一方、前記デッ
ドボルト39に、操作部材42の係合凹部mと、操作部
材42の先端を係止する係止部n,nとを形成して成る
もので、サムターンあるいはキーによる操作部材41の
回動操作によって、前記デッドボルト39を施錠位置と
解錠位置とに切り換えられるようにしている。
【0032】第3の運動変換機構40は次のように構成
されている。即ち、長孔pと支軸43とを介してデッド
ボルト39に連結される第1アーム44を、軸45まわ
りで回動可能に錠ケース46に枢着すると共に、この第
1アーム44に長孔tを形成する一方、長孔rと支軸4
7とを介してロッド15に連結される第2アーム48
を、軸49まわりで回動可能に錠ケース46に枢着し、
かつ、この第2アーム48に連設の回動操作軸50を第
1アーム44の長孔tに前記連係させている。
【0033】上記の構成によれば、デッドボルト39の
施錠位置への切り換えに伴って、第1アーム44が軸4
5まわりで回動すると共に、この第1アーム44の回動
に伴って且つ第1アーム44の長孔tに係入された回動
操作軸50を介して、第2アーム48が軸49まわりで
回動されることで、前記ロッド15が下降し、前記遮蔽
部材22が隙間遮蔽の状態に切り換えられるもので、扉
錠38を施錠して就寝したり家を留守にしたりする際
に、遮蔽部材22を隙間遮蔽の状態に切り換えることを
失念することが解消される。
【0034】尚、上記した各種の実施の形態では、操作
部材6によるロッド15の下降移動の操作によって、前
記遮蔽部材22を隙間遮蔽の状態に切り換えさせるよう
にしているが、操作部材6によるロッド15の持ち上げ
移動の操作によって、遮蔽部材22を隙間遮蔽の状態に
切り換えさせるように構成することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による扉下
部の隙間遮蔽装置によれば、扉の下框と床面との間の隙
間を必要に応じて遮蔽できることから、従来のように、
床面に立ち上げて戸当たりを設けなくても、雨水の浸入
や空気の漏れなどを効果的に防止することができる。
【0036】このように、従来は必要欠かざるものとさ
れていた戸当たりを設けなくても済むことから、出入口
の床面をフラットにすることが可能となり、このこと
は、車椅子を使用する方にとってはもとより、足を引き
ずって歩かざるを得ない歩行障害のある方や、足腰が弱
りつつある老齢者、更に、歩行を覚え始めた幼児にとっ
て頗る朗報であり、勿論、健常者であっても、戸当たり
に躓くことがなくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】隙間遮蔽装置を具備させた扉の開扉状態を示す
斜視図である。
【図2】(A)は遮蔽部材の持ち上げ状態を示す説明
図、(B)は隙間遮蔽の状態を示す説明図である。
【図3】隙間遮蔽装置の一部を分解した斜視図である。
【図4】隙間遮蔽装置の正面図である。
【図5】(A)は操作部材によるロッド下降の操作牽制
状態を示す説明図、(B)は閉扉下でのロッドの下降操
作状態を示す説明図である。
【図6】(A)は第1の運動変換機構を示す正面図、
(B)はロッドの下降移動に伴って作動部材が水平移動
した状態を示す説明図である。
【図7】(A)は第2の運動変換機構を示す正面図、
(B)は作動部材の水平移動に伴って遮蔽部材が下降移
動した状態を示す説明図である。
【図8】(A)は遮蔽部材の持ち上げ状態を示す説明
図、(B)は遮蔽部材による隙間遮蔽の状態を示す説明
図である。
【図9】別の実施の形態を示し、(A)は第3の運動変
換機構を示す正面図、(B)は閉錠の施錠に連動させて
ロッドを下降させた状態を示す説明図である。
【図10】従来例の戸当たりを示す説明図である。
【符号の説明】
2…扉、2a…下框、6…操作部材、15…ロッド、1
6…操作制御手段、21…作動部材、22…遮蔽部材、
23,24,40…運動変換機構、38…扉錠、39…
デッドボルト、S…床面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の内外少なくとも一方に設けた操作部
    材によって上下方向に被動されるロッドと、扉の下框に
    沿って水平方向に移動可能な作動部材と、前記ロッドの
    上下運動を水平運動に変換して前記作動部材に伝達する
    第1の運動変換機構と、下降に伴って下框と床面との間
    の隙間を遮蔽する上下動可能な遮蔽部材と、前記作動部
    材の水平運動を上下運動に変換して前記遮蔽部材に伝達
    する第2の運動変換機構とを備えて成ることを特徴とす
    る扉下部の隙間遮蔽装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材による遮蔽部材の隙間遮蔽
    の操作を閉扉下でのみ可能とする操作制御手段を備えた
    請求項1記載の扉下部の隙間遮蔽装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材を扉錠のデッドボルトに対
    する施解錠用の操作部材とし、かつ、前記デッドボルト
    の施錠操作に連動して前記遮蔽部材を隙間遮蔽の状態に
    切り換えさせる第3の運動変換機構を備えた請求項1記
    載の扉下部の隙間遮蔽装置。
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