JP3846653B2 - 対地震用開き戸 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部屋や建物の出入り口に取り付けられる開閉式の回転扉であって、建具としての開き戸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
開き戸は、一般に蝶番等で建物としっかり固定されており、気密性確保のために隙間が狭くなるように寸法等が設計されている。
【0003】
例えば震度5以下の地震が起こると建物が揺れ、扉枠や開き戸に応力がかかって変形する場合がある。この場合には、開き戸が扉枠に圧迫され、わずかの変形でも開かない事態になる。開き戸が金属製の場合には特殊な装備が必要で、緊急に避難する必要があるときでも、自力で開き戸をこじ開けて避難することは不可能である。
【0004】
例えば阪神淡路大震災において、いつも出入りに使用している開き戸が開かなくなってしまい、建物内に閉じ込められたという事実がある。自力では玄関から脱出できずに、かといって窓からの脱出は、高層階の場合には不可能である。
【0005】
最終的には、レスキュー隊等により、開き戸自体に孔をあけるか蝶番を壊して開き戸を取り除くかして、玄関からの脱出経路を確保するが、かかる作業は困難を極め、地震により一時的に大量の閉じ込めが発生したときには、その対応に時間がかかり、すべての救出には長時間を要する。閉じ込められていることがわかっている場合には、待っていればやがて救出されるが、閉じ込められているかどうか不明な場合には、尚更である。また、建物内で火災が発生したときには、救出作業は急を要する。
【0006】
従来技術としては、例えば特願平7−61997号(特開平8−232552号)に記載された発明では、ドア等の建具側部位が開口するリップミゾ形鋼形状に形成された上部枠材を有する建物の開口部に取り付けられる建具枠本体と、この建物枠本体の上部枠材に開口部より所定量突出するように取り付けられた上部スライド枠材と、この上部スライド枠材を常時突出するように付勢するように前記上部枠材に取り付けられた付勢スプリングとで建具枠を構成しているものである。
【0007】
また、特願平7−116495号(特開平8−333961号)に記載された発明では、コンクリート内に支持されたアンカに固着される取付枠と、閉鎖時の扉に対向するドア枠内側板とで形成される空間を、モルタルなどを充填しない非充填領域とし、ほぼ台形状に形成されてなる圧力消勢部材を非充填領域に介設させて、地震などによる押圧力を消勢するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これらの発明は、いずれも対地震構造であるが、扉枠側に地震などによる押圧力を消勢する機能を持たせている。したがって、新たに建てる建物については容易に対応可能であるものの、既に建っている建物に対して施工するは、大掛かりな工事が必要となり、工事中に玄関の使用が制限される等の他、費用面や技術面で対応が難しい場合が多い。
【0009】
また、地震の揺れにより開き戸が開かなくなった場合には、内側から開き戸を足で蹴る等することで、開き戸が扉枠から外れて建物から脱出できるようにしたものがある。その他、実願昭59−140115号(実開昭61−53491号)に記載された考案においては、開き戸に小さい非常扉が予め設けられており、開き戸が開かなくなったときにはその非常扉から脱出することができるようにしたものもある。
【0010】
このような開き戸を足で蹴ったり小さい非常扉を開放したりして脱出する方法は、男性や若者には容易になし得るが、老人や小さな子供等では、通常と異なるこれらの動作は、なかなか容易に行えない。まして、地震により建物が大きく揺れた場合には平常心をなかなか保つことができないため、いつも使用している扉が開かなくなると、動揺してしまい、開き戸を足で蹴る等の脱出方法も一時的に忘れ、建物内に取り残されるという事態も想定される。
【0011】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、既存の建物にも容易かつ安価に取付可能で、地震後においても通常行う開放操作で開き戸を開けることが可能な対地震用開き戸を提供することを目的とする。
【0012】
本発明の別の目的は、さらにラッチボルトを含む扉係止部が開き戸に設けられている場合においても、地震後に開放可能な対地震用開き戸の提供にある。
【0013】
本発明の別の目的は、さらに開き戸上部と建物自体とをつなぎ閉扉の際に予め定められた速度を保つドアアームが開き戸に設けられている場合においても、地震後に開放可能な対地震用開き戸の提供にある。
【0014】
本発明の別の目的は、上述の扉係止部及びドアアームが開き戸に取り付けられていても、既存の建物にも容易かつ安価に取付可能で、地震後においても通常行う開放操作で開き戸を開けることが可能で、しかも、外観のために開き戸に化粧板を設けても前述の課題が解決可能な対地震用開き戸を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するためになされた発明は、開口部を形成する扉枠の内側面に蝶番で回動自在に取付可能なパネル部と、閉扉状態には端面から突出するラッチボルト及びこのラッチボルトと係合する前記扉枠の受座により前記扉枠に係止する扉係止部と、開き戸上部と建物自体とをつなぎ閉扉の際に予め定められた速度を保つドアアームとを有する開き戸において、前記開き戸は、緩衝手段と化粧板と可撓部材と姿勢保持部とリンクボールとを有し、前記緩衝手段は、前記パネル部の端面外方に配置され、前記開き戸の上下縁部及び被取付面反対側の側縁部を相互のリンク連結で形成するフレーム部と、軸方向に伸縮可能なシリンダ部と、このシリンダ部に挿入される圧縮コイルばねとからなり、前記圧縮コイルばねが自由長の状態で前記シリンダ部の両端部がフレーム部及びパネル部にそれぞれ取り付けられるものであり、前記化粧板は、パネル部とフレーム部とで形成される空間の側面部を覆い、地震の振動による応力が加わったときに破損するものであり、前記可撓部材は、可撓性を有するゴム製で、前記ラッチボルトと開き戸本体との間に挟まれて取り付けられたものであり、前記姿勢保持部は、前記開き戸端面内側で前記ラッチボルトの上下の位置にそれぞれ自由長の状態で取り付けられたばねを有し、地震の振動により前記可撓部材がたわんだときは前記ばねの付勢力でラッチボルトの姿勢を元に戻すものであり、前記リンクボールは、リンク部において相互に自在に回転及び揺動が可能なものであって、前記ドアアームと開き戸及び建物との連結部分にそれぞれ用いられたものであることを特徴とする対地震用開き戸である(請求項)。
【0026】
化粧板は、一定以上の応力が加わると破損するので、地震により揺れているときには、緩衝手段や可逆部材等により振動を吸収するとともに、さらに化粧板が破損することにより、開き戸が扉枠とかじることが防止できる。よって、地震が収まった後でも開き戸を開けることができる。なお、可撓部材はゴム製のものを採用している。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態のうち最良と思われるものを含めて、図面を参照しつつ説明する。
【0028】
本発明に係る対地震用開き戸は、図7に示すような外観である。ドアノブ10は、図面における略中央左寄りに設けられており、また、扉の裏表両面の周囲は、それぞれ化粧板としてのプラスチックカバー20で覆われている。なお、本実施形態においては、プラスチックカバー20は、装飾的意味合いから木目調のものを用いている。
【0029】
プラスチックカバー20を外した状態を示す図1から明らかなように、対地震用開き戸1は、パネル部30、蝶番40、緩衝手段としての緩衝部50を備えている。パネル部30には、側縁部31の上下2か所に蝶番40がそれぞれ取り付けられており、建物側開口部において一般的に用いられる扉枠に蝶番40で回動自在に取り付けることができる。蝶番40は通常用いられているもので良い。
【0030】
パネル部30は、扉枠に対し通常用いられる扉よりも外形寸法が小さくなるように製造されている。緩衝部50は、閉扉状態において扉枠との間にできた空間に配置されるとともに、パネル部30側に取り付けられる。この空間は、蝶番40により扉枠と取り付けられた側縁部31を除く3方向に、ほぼ同様の広さが形成されている。なお、パネル部30自体の構造や材質等は通常用いられるもので足りる。
【0031】
緩衝部50は、フレーム部51・52・53、シリンダ部54及び圧縮コイルばね55を有する。フレーム部51・52・53は、開き戸の上縁部32、下縁部33および被取付面反対側の側縁部34を形成するものであって、隣り合うもの同士が相互にリンク連結されて一体的に構成されている。
【0032】
フレーム部51・52・53とパネル部30とをつなぐのは、シリンダ部54であり、図2(a)に示すように、それぞれねじ固定される。シリンダ部54は軸方向に伸縮可能な構造であり、抜け防止のためのストッパ56が設けられている。
【0033】
シリンダ部54は、その伸縮によりフレーム部51・52・53とパネル部30との間隔が変わるように配置される。その際、図2(b)に示すように、圧縮コイルばね55がシリンダ部54に挿入される。両者の組み合わせにより、それ自体には弾性がないシリンダ部54の伸縮に伴い圧縮コイルばね55の付勢力が付加される。
【0034】
圧縮コイルばね55は、自由長のときに扉枠と開き戸との隙間が従来のものと同様になるような長さである。また、ばね定数は、想定する地震の大きさや建物自体の構造、パネル部30とフレーム部51・52・53との空間の長さ等を考慮して決定する。
【0035】
本実施形態において、このようなシリンダ部54と圧縮コイルばね55とを組み合わせたものは、フレーム部(上縁部)51およびフレーム部(下縁部)53にはそれぞれ2個ずつ、フレーム部(側縁部)52には3個、ほぼ等間隔で取り付けられている。実施する上での具体的な数量や取付位置は、設置や使用の条件を考慮して決定すれば足りる。
【0036】
ここで、前述したプラスチックカバー20は板厚が薄く、地震によりシリンダ部54と圧縮コイルばね55とが連続的に伸縮しようとしたときには、その伸縮を妨げることなく破損するものである。このようにすることにより、地震により建物が振動しても、開き戸が扉枠とかじることはない。よって、揺れたときに閉扉状態であっても開き戸を開放することができ、地震が収まった後には、通常と同様の操作でドアノブ10を回してから開き戸を開けて建物外へ避難することができる。なお、プラスチックカバーは脱着が容易であるため、地震の際に破損したとしても、容易に新しいものに交換することが可能である。
【0037】
図1及び図2(c)から明らかなように、表面と裏面のそれぞれのプラスチックカバー20に挟まれるように弾性スポンジ21が6か所に設けられている。前述したように、プラスチックカバー20は、いったん地震が起きたときには破損することを前提とするものであるが、開き戸の通常の開け閉めや不用意に脚が開き戸に当たっただけで破損するのでは不都合であるため、弾性スポンジ21によりプラスチックカバー20同士が一体となり、ある程度の強度が確保される。
【0038】
実際に対地震用開き戸1を蝶番40で扉枠2に取り付けた状態の平面視の断面図を図3(a)に示す。また、その部分拡大図を図3(b)に示す。
【0039】
次に、開き戸と扉枠との係止に関して説明する。開き戸内部には、従来の開き戸にも備えられているような扉係止部60、すなわちドアノブやロックノブ等を回転させることにより、開き戸端面からラッチボルト61を突出させたり没入させたりする機構部が設けられている。ラッチボルト61が突出すると、閉扉状態においては、扉枠側の受座と係合するため、ドアノブ等を回さない限り開き戸が開放できないようになっている。なお、常時ラッチボルトが開き戸端面から突出して単に開き戸を閉めるだけで係止されるものは従来から存在するが、これについても応用可能である。
【0040】
図4(a)に示すように、突出させたり没入させたりしてラッチボルト61を移動させる扉係止部本体62と、ラッチボルト61との間に、可撓部材63をねじ締結させている。可撓部材63は、本体部の材質が弾性ゴムで、その両端部にはねじ部64が形成されている。したがって、ラッチボルト61と扉係止部本体62とは相対的にたわませることができる。
【0041】
また、ラッチボルト61の上下には、姿勢保持部70が設けられている。姿勢保持部70は、図5に示すように、シリンダ部71と圧縮コイルばね72とで構成されており、圧縮コイルばね72はシリンダ部71に挿入されるように組み合わされる。上述の緩衝部40におけるものと同様の構造である。加えて、シリンダ部71の先端部は、ステンレス製の板材73が取り付けられており、板材73とシリンダ部71との間に硬質ゴム74が介在されている。
【0042】
姿勢保持部70は、板材73がラッチボルト61に接するように、ラッチボルト61の上下にそれぞれ取り付けられる。その際、圧縮コイルばね72は自由長の状態で、すなわち付勢力が生じない状態で取り付けられる。
【0043】
ラッチボルト61が扉枠の受座に係合している状態で開き戸自体が地震により揺れたときには、緩衝部50により扉枠と開き戸とが異なる動きをするが、図4(b)に示すように、可撓部材63がたわむことによりラッチボルト61は動きの違いを吸収するため、ラッチボルト61が受座(扉枠2)とかじることが防止される。
【0044】
一方、地震の振動によりラッチボルト61が受座(扉枠2)に対して傾くようなときには、図4(b)に示すように、傾く前の姿勢となるように姿勢保持部70が作用する。すなわち、通常の状態(図4(a))では、姿勢保持部70はラッチボルト61に対して付勢力がないものの、ラッチボルト61がいずれか一方向に傾いたときには、傾いた方向の姿勢保持部70の圧縮コイルばね72が圧縮され、ラッチボルト61が元の姿勢に戻るように付勢力が発生する。このときには、もう一方の姿勢保持部70では付勢力が発生しない。したがって、ラッチボルト61は、地震により揺れたときには、上下2つの姿勢保持部70の間を行き来し、いわゆるキャッチボールの状態で、やがて元の姿勢に収束していく。
【0045】
換言すると、地震により建物が揺れても、前述の緩衝部50の作用により開き戸自体は扉枠とかじることはないが、ラッチボルト61においても、可撓部材63と姿勢保持部70により受座(扉枠)とかじることはなく、地震が収まった後には元の姿勢に戻る。このように、地震が起きたときの振動を吸収する緩衝部50を開き戸側に備えても、ラッチボルト61と受座とのかじりが防止される。
【0046】
次に、開き戸にドアアーム80が取り付けられている場合について説明する。図6(a)に示すように、ドアアーム80の取り付けにはリンクボール81が用いられる。リンクボール81は、図6(b)に示すように、球面内輪とホルダーとを組み合わせたものであり、すべり面が鏡面仕上げされているため、両者は、相対的に滑らかな回転及び揺動運動を行う。
【0047】
リンクボール81を用いることにより、地震により開き戸が揺れても、建物と開き戸上部とをつなぐドアアーム80はリンクボール81により揺れを吸収することができ、ドアアーム80の回動部やアーム部の破損を防ぐことができる。したがって、建物に対して開き戸自体が揺れるようにする構造を採用しても、ドアアーム80が地震で破損することを防止することができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、緩衝手段や可逆部材等により振動を吸収するとともに、さらに化粧板が破損することにより、開き戸が扉枠とかじることが防止でき、地震が収まった後でも開き戸を開けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る対地震用開き戸の単体を表した説明図であり、実際に使用する状態においてプラスチックカバーを取り外した場合を表している。
【図2】図2(a)は、図1中の緩衝部50において、シリンダ部54のみを抽出して表した説明図である。図2(b)は、同図(a)に圧縮コイルばね55を加えた説明図である。図2(c)は、図1中の緩衝部50における弾性スポンジ21が取り付けられている状態を表した説明図である。
【図3】図3(a)は、図1における断面図を表したものであり、図3(b)は、同図(a)の部分拡大図である。
【図4】図4は、扉係止部60において、可撓部材63及び姿勢保持部70との動作を表した説明図である。図4(a)は通常の状態、同図(b)は地震により揺れている状態をそれぞれ表す。
【図5】図5は、図4における姿勢保持部70の拡大図である。
【図6】図6(a)は、ドアアーム80にリンクボール81が取り付けられた状態を示す説明図である。図6(b)は、リンクボール81の拡大図である。
【図7】図7は、図1に示す対地震用開き戸にプラスチックカバーを取り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 対地震用開き戸
2 扉枠
10 ドアノブ
20 プラスチックカバー
21 弾性スポンジ
30 パネル部
31 側縁部
32 上縁部
33 下縁部
34 側縁部
40 蝶番
50 緩衝部
51 フレーム部(上縁部)
52 フレーム部(側縁部)
53 フレーム部(下縁部)
54 シリンダ部
55 圧縮コイルばね
56 ストッパ
60 扉係止部
61 ラッチボルト
62 扉係止部本体
63 可撓部材
64 ねじ部
70 姿勢保持部
71 シリンダ部
72 圧縮コイルばね
73 板材
74 硬質ゴム
80 ドアアーム
81 リンクボール

Claims (1)

  1. 開口部を形成する扉枠の内側面に蝶番で回動自在に取付可能なパネル部と、閉扉状態には端面から突出するラッチボルト及びこのラッチボルトと係合する前記扉枠の受座により前記扉枠に係止する扉係止部と、開き戸上部と建物自体とをつなぎ閉扉の際に予め定められた速度を保つドアアームとを有する開き戸において、前記開き戸は、緩衝手段と化粧板と可撓部材と姿勢保持部とリンクボールとを有し、前記緩衝手段は、前記パネル部の端面外方に配置され、前記開き戸の上下縁部及び被取付面反対側の側縁部を相互のリンク連結で形成するフレーム部と、軸方向に伸縮可能なシリンダ部と、このシリンダ部に挿入される圧縮コイルばねとからなり、前記圧縮コイルばねが自由長の状態で前記シリンダ部の両端部がフレーム部及びパネル部にそれぞれ取り付けられるものであり、前記化粧板は、パネル部とフレーム部とで形成される空間の側面部を覆い、地震の振動による応力が加わったときに破損するものであり、前記可撓部材は、可撓性を有するゴム製で、前記ラッチボルトと開き戸本体との間に挟まれて取り付けられたものであり、前記姿勢保持部は、前記開き戸端面内側で前記ラッチボルトの上下の位置にそれぞれ自由長の状態で取り付けられたばねを有し、地震の振動により前記可撓部材がたわんだときは前記ばねの付勢力でラッチボルトの姿勢を元に戻すものであり、前記リンクボールは、リンク部において相互に自在に回転及び揺動が可能なものであって、前記ドアアームと開き戸及び建物との連結部分にそれぞれ用いられたものであることを特徴とする対地震用開き戸。
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