JP3244638B2 - 指詰め防止機構を備えた扉装置 - Google Patents

指詰め防止機構を備えた扉装置

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JP3244638B2
JP3244638B2 JP35484096A JP35484096A JP3244638B2 JP 3244638 B2 JP3244638 B2 JP 3244638B2 JP 35484096 A JP35484096 A JP 35484096A JP 35484096 A JP35484096 A JP 35484096A JP 3244638 B2 JP3244638 B2 JP 3244638B2
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浩 松浦
正寿 木戸
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅等におけ
る扉の開閉において扉と扉枠との間で指等を挟み大怪我
するのを防止するようにした指詰め防止機構を備えた扉
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な住宅用扉は、出入口の開
口部における扉枠等にヒンジを介して取付けられ開閉自
在となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この扉取付
け部は、扉開放時に扉と扉枠との間に隙間が生じ、この
隙間に人の指が誤って挟まれる事故が発生することがあ
る。そこで、このような扉と扉枠の隙間に指が誤って挟
まれる事故を防止するようにしたドア開閉部の安全装置
が、実開平4−119082号や同6−63778号と
して提案されている。しかしながら、上記提案による従
来のドア開閉部の安全装置においては、扉と扉枠との隙
間に誤って指等が挟まれてしまう事故を防止するため
に、上記隙間をカバー材で被覆しているが、上記カバー
材を用いるために扉と扉枠との間の機密性が極端に低下
するという新たな問題が生じていた。本発明は、上記課
題を解決するためになしたもので、扉と扉枠との隙間に
誤って指等が挟まれて大怪我する事故を未然に防止する
と共に、同時に扉と扉枠との間の機密性を十分に保持し
うるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】その解決手段として本発
明の指詰め防止機構を備えた扉装置は、扉体を扉枠内に
回動自在に取り付けてなる扉装置であって、上記扉枠に
設けた戸当り部と扉体との間に底面部と一側壁部とから
L字状に形成された凹部を設け、上記戸当り部に対しそ
の凹部に納まるように合成樹脂からなる緩衝体を設けて
なり、この緩衝体は隣接した2つの中空体を上面部が段
差状にして変形自在とした緩衝部と扉体に当接するタイ
ト片とからなり、かつ、上記緩衝体をL字状に形成した
凹部において、段差部を扉体側に配置したことを特徴と
して構成されている。
【0005】また請求項2の発明は、上記請求項1の発
明において、上記緩衝体の緩衝部には内部に複数の切欠
き部を設け、圧縮外力により略扁平状に変形自在として
なることを特徴として構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。第1図〜第7図は本発明の一実施例を
示す図である。図1は本発明の一実施例を示す扉の正面
図であり、図2は図1の縦断面図であり、図3は図1の
横断面図であり、図4は図3の要部拡大図であり、図5
は本発明に用いる緩衝体の断面図である。各図におい
て、この実施例では、建屋6の開口部7に取付けた扉枠
2内に扉体1をピボットヒンジ8を介して開閉自在に取
付けている。
【0007】上記扉枠2の両縦枠に対しその屋内側に
は、図3及び図4に示すように、縦長手方向に連続した
戸当り部3、3を一体的に設けてある。この戸当り部3
は、横断面を略L字状とした金属部材により形成すると
共に、扉体1との間に所定の空間部からなる凹部4を設
けてある。上記各戸当り部3は、扉枠2に対し別体に構
成して、該扉枠2にビス等にて取付け自在としてもよ
い。上記凹部4は、戸当り部3を段差を有するようにL
字状に形成することによって、設けられてなる。すなわ
ち、図3・図4に示すように、上記L字状に形成された
各凹部4、4は、底面部と一側壁部とを有したL字状に
てなると共に、各凹部4、4同士の対向面と扉体1側で
ある上面部を各々開放して形成されている。
【0008】上記各戸当り部3、3には、図4に示すよ
うにその凹部4に納まるように合成樹脂からなる同一断
面形状の長尺状の緩衝体10をそれぞれ取付けてある。
この緩衝体10は、略中空形状をして変形自在とした緩
衝部11と扉体1に接離自在に当接するタイト片12と
から一体的になるように構成している。この中空部形状
は、緩衝体10の内部に実質的に空間部が存在する形状
であればどのような形状であってもよい。
【0009】本実施例における緩衝部11は、その一例
として図5に示すように、隣接した2つの中空体11
a、11bを上面部が段差状となるように連続させて形
成してなる。そして、これら第1の中空部11aを横長
形状とすると共に、第2の中空部11bをや々縦長形状
として形成し、かつ、第2の中空部11bを第1の中空
部11aよりや々硬度を弱くして軟質状とした合成樹脂
にて形成して、圧縮圧力により変形し易くしてある。す
なわち、図5において点線で区域表示するように、第2
の中空部11bと第1の中空部11aとの硬度差を持た
せてある。
【0010】そして第2の中空部11bの先端部に、図
4・5に示すように、扉体1方向に延出して当接する略
への字状をしたタイト片12を突設している。そして、
図4に示すように、扉体1を閉じた状態においては、上
記タイト片12の先端部が屈曲して扉体1に密着状に当
接するようにしてある。この当接によって、室内の気密
性が十分に保持されることになる。このタイト片12の
中間首部には、その内側に切り込み15を設けてより屈
曲し易くしてある。
【0011】上記緩衝部11の第1の中空部11aに
は、図5に示すように、その内部に切欠き部13、13
を多数設け、圧縮外力により略扁平状に潰れるように変
形自在としてなる。また上記第1の中空部11a外側面
には、戸当り部3との間に空隙16ができるように、段
差状に形成してある。この戸当り部3側の空隙16によ
って、中空部11aが圧縮外力により容易に略扁平状に
潰れるようにしてなる。
【0012】上記緩衝体10の緩衝部11には、図5に
示すように、その背面部に上記戸当り部3へ取付けるた
めの2つの突片からなる取付部14を設けてある。この
取付部14は上記戸当り部3に形成した、溝部と鈎片か
らなる係止部5に対し長手方向から差し込むように取付
けるてなる。
【0013】上記緩衝部11の第1の中空部11aは、
第2の中空部11bよりや々硬質の合成樹脂にて形成し
てあるため、緩衝体10は戸当り部3の係止部5に対し
強固な取付けをなすことができる。また、第2の中空部
11bは、第1の中空部11aよりや々軟質の合成樹脂
にて形成してあるため、外部圧縮によって、より圧縮変
形し易くなっていると共に、扉体1への密着性を良好な
らしめている。上記扉枠2と戸当り部3及び扉体1の金
属部は、主としてアルミニウム等の押出し型材にて形成
されている。
【0014】次に、本発明扉装置の作用について説明す
る。図6に示すように、指等を挟んだ状態で扉体1が閉
じられると、まずタイト片12と共に第2の中空部11
bが、第1の中空部11a側へその段差部を小さくすべ
く潰れるように変形し、更に扉体1が閉じられると、第
1の中空部11aもその空隙16側へ押し潰されるよう
に扁平に変形してしまい、2つの中空部11bと11a
が折り重なるように潰れることによって、指への強力な
締め付けを緩衝体10がクッションの役目をして緩衝す
ることができるようにしてなる。
【0015】また一方、外部圧力の方向によっては緩衝
体10は図7のように作用する。すなわち図7aに示す
ように、指等を挟んだ状態で扉体1が閉じられると、ま
ずタイト片12と共に第2の中空部11bが、第1の中
空部11a側へその段差部を小さくすべく潰れるように
変形し、更に扉体1が閉じられると、次には図7bに示
すように、第1の中空部11aも扁平状に変形して、指
への強力な締め付けを緩衝するようにしてなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の指詰め防止
機構を備えた扉装置は、扉枠に設けた戸当り部と扉体と
の間に底面部と一側壁部とからL字状に形成された凹部
を設け、上記戸当り部に対しその凹部に納まるように合
成樹脂からなる緩衝体を設けてなり、この緩衝体は隣接
した2つの中空体を上面部が段差状にして変形自在とし
た緩衝部と扉体に当接するタイト片とからなり、かつ、
上記緩衝体をL字状に形成した凹部において、段差部を
扉体側に配置したことから、扉と扉枠との隙間に誤って
指等が挟まれても、タイト片と共に一方の中空部が、他
方の中空部側へその段差部を小さくすべく潰れるように
変形し、更に扉体が閉じられた場合には、他方の中空部
も押し潰されるように扁平に変形し、2つの中空部が折
り重なるように潰れることによって、指への強力な締め
付けを緩衝体がクッションの役目をして、大怪我する事
故を未然に防止することができる。しかも、扉を閉じた
時は、上記タイト片が扉面に当接して扉と扉枠との間の
機密性を十分に保持することができる。
【0017】また請求項2の発明は、緩衝体の緩衝部に
は内部に複数の切欠き部を設け、圧縮外力により略扁平
状に変形自在としてなることから、扉体の閉め付けによ
る圧縮外力が均一化されて、局部的な大怪我を確実に防
止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す扉の正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の横断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】本発明に用いる緩衝体の断面図である。
【図6】本発明に用いる緩衝体の第1の変形断面図であ
る。
【図7】本発明に用いる緩衝体の第2の変形断面図であ
る。
【符号の説明】
1 扉体 2 扉枠 3 戸当り部 4 凹部 5 係止部 6 建屋 7 開口部 8 ピボットヒンジ 10 緩衝体 11 緩衝部 12 タイト片 13 切欠き部 14 取付部 15 切り込み 16 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 7/00 E06B 7/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉体を扉枠内に回動自在に取り付けてな
    る扉装置であって、 上記扉枠に設けた戸当り部と扉体との間に底面部と一側
    壁部とからL字状に形成された凹部を設け、上記戸当り
    部に対しその凹部に納まるように合成樹脂からなる緩衝
    体を設けてなり、 この緩衝体は隣接した2つの中空体を上面部が段差状に
    して変形自在とした緩衝部と扉体に当接するタイト片と
    からなり、 かつ、上記緩衝体をL字状に形成した凹部において、段
    差部を扉体側に配置したことを特徴とする指詰め防止機
    構を備えた扉装置。
  2. 【請求項2】 上記緩衝体の緩衝部には内部に複数の切
    欠き部を設け、圧縮外力により略扁平状に変形自在とし
    てなることを特徴とする請求項1記載の指詰め防止機構
    を備えた扉装置。
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