JP2869044B2 - 指詰め対策用ドア - Google Patents

指詰め対策用ドア

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JP2869044B2
JP2869044B2 JP8248555A JP24855596A JP2869044B2 JP 2869044 B2 JP2869044 B2 JP 2869044B2 JP 8248555 A JP8248555 A JP 8248555A JP 24855596 A JP24855596 A JP 24855596A JP 2869044 B2 JP2869044 B2 JP 2869044B2
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真一 上野
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KINKI KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉が閉まるときに
扉枠と扉との間に指が挟まれた場合にもトラブルの発生
が少なくなるようにした指詰め対策用ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドアでは、扉aは吊元側の端面を
2個以上のそで型の旗丁番bによって端面と対向する扉
枠cの縦枠面に取り付けられている(図7参照)。この
場合、取り付けに使用されている旗丁番bは、2つの取
り付けプレートd,dが一直線となる位置に回転したと
き、両者は密着して隙間が形成されない構成となってい
る上に、扉aの室内側表面板eと気密パッキンfが嵌め
込まれているパッキン溝gの上端との間には3mm程度の
隙間が形成され、また、扉aの戸先側端面とこれに対向
する扉枠cの端面との間の隙間も、3〜4mm程度の寸法
に設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドアの構成では、開かれていた扉aが風のいたずらや不
注意によって急に閉じられるとき、扉aの吊元側や戸先
側の端面とこれに対向する左右縦枠c1 ,c2 との間
や、扉aの室内側表面板eとこれに対向する側の左右縦
枠c1 ,c2 との間に残されていた手指や足などが、扉
aと縦枠c1 ,c2の金属同志の間に挟まれて強い圧迫
作用を受けるため、挟まれるのが手指などの場合には、
骨折や切断に近い大怪我などをするといったトラブルが
発生していた。しかも、国民生活センターが行ったこれ
らトラブルの分析結果によると、トラブル発生件数の4
0%強が1歳から5歳までの幼児で占められていること
が判明している。このため、幼い子供を持つ親だけでな
く、マンションその他の住宅で生活している入居者から
も、トラブルの発生を防止し得る安全性の高い構成のド
アの提供が強く求められていた。本発明はこれらの事情
に鑑みてなされたもので、扉を閉めたときに扉枠と扉と
の間に手指などが挟まれて骨折しないようにするととも
に、たとえ手指などが挟まれた場合にも、受ける損傷を
きわめて軽くすることができる指詰め対策用ドアの提供
を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成すべくなされたもので、扉の取り付けがそで型の丁番
を用いて行われる開き戸型のドアにおいて、前記そで型
の丁番は、枢軸が太い上に2つの取り付けプレートが平
行となる位置に回転されたときに、両方の取り付けプレ
ートの間に少なくとも10mm以上の隙間が形成され、扉
枠は左右縦枠のパッキン取り付け位置の表面部分で、扉
の内側表面板との間に10mm以上の隙間が設けられてい
ることを特徴とする指詰め対策用ドアを発明したもので
ある。本発明を扉枠が変形されたときにも扉を開き易く
した耐震性ドアに適用したいときには、扉の戸先側端面
はこれと対向する扉枠の端面との間に、少なくとも10
mm以上、好適には13mmの隙間が形成されている要件を
先に記載の構成要件に付け加えるようにすればよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて説明する。図1ないし図5は、本発明の一実
施例を示したものである。ドアの横断面図を示す図1に
おいて、1は戸先側端面にラッチ4とデッドボルト5と
を備えた扉で、該扉1は吊元側端面をそで型の丁番2に
よって扉枠3に開閉可能に取り付けられている。この丁
番2は、図2に示すように、従来の旗丁番bに比べて枢
軸2aが太く、枢軸2aの上下に巻き付けられる2つの
取り付けプレート2b,2bは、平行になる位置まで回
転されたときに、両者の間に少なくともL1 =10mm以
上の隙間が形成される構成となっている。このL1 が1
0mmより大という隙間寸法は、幼い子供の指先部分が奥
まった丁番2の2つの取り付けプレート2b,2bの間
に挟まれたときにも、指先部分が、扉の吊元側端面と扉
枠、或いは金属製の取り付けプレート2b,2bによっ
て強い圧迫を受けないように決められたものである。
【0006】6は扉1の戸先側端面と対向する縦枠3a
の垂直面に取り付けられた錠受け金で、該錠受け金6の
扉1の端面と対向する上面には、扉1の端面から突出す
るラッチ4やデッドボルト5の挿入を許す係合長穴6a
が設けられている。錠受け金6は、ほぼ一定幅のステン
レス製の金属プレートを用いて扉1に近い上面側の長さ
が短くなるよう台形状に折り曲げられた形状に作られて
いる。しかも、台形状の錠受け金6は、底辺側の両端部
分をそれぞれ外向きに折り曲げられて取り付け面6bが
形成されており、該取り付け面6bに設けられた長穴6
cの部分をねじ7により縦枠3aに保持されている。こ
の構成の場合、扉枠3が地震その他の外力などによって
変形し扉1に押し付けられると、台形状の錠受け金6の
取り付け面6b,6bがそれぞれの長穴6cに沿って上
下方向に摺動しつつ、上面部分が扉枠3の垂直面に近づ
く方向に押しつぶされる。このため、扉1は扉枠3の縦
枠3aに直接大きな力で押圧されて変形されることがな
くなるので、地震などの外力が働いたときにも、扉1の
開閉を割合容易に行うことができる。
【0007】この構成の場合、戸先側の縦枠3aの垂直
面とこれに対向する扉1の化粧板8との間に、少なくと
も13mmという隙間寸法L2 が形成されている。この隙
間寸法L2 は、日常生活において戸先側で指詰めが起こ
った場合にも、指先部分が金属同志によって強い圧迫を
受けないようにするとともに、地震などによって外力を
受けたときにも、扉1を開け易くすることを考慮して決
められている。9は扉1の吊元側の力骨11と戸先側の
力骨12に固定された外側表面板で、扉1の室内側に
は、内側表面板10が固定されている。外側表面板9と
内側表面板10は、吊元側のコの字形の力骨11から突
出した各先端部に曲面状に折り返される係止ふくらみ部
9a,10aが形成されており、前記丁番2はこれらの
係止ふくらみ部9a,10aの間に嵌合されるコの字形
の化粧板13と吊元側の縦枠3aとの間に複数個取り付
けられている。
【0008】戸先側の力骨12は、コの字の平行をなす
一辺が反対側に折り曲げられたZ形をしており、この反
対側の折り曲げ片は外側表面板9に覆われて扉1の戸先
側とこれに対向する縦枠3aとの隙間部分を外側から見
えないようにし、施錠されたドアの防犯性能を高めてい
る。左右の縦枠3a,3aは、内側表面板10と対向す
る垂直面の部分にパッキン溝3b,3bが形成されてい
る。該パッキン溝3b,3bには、パッキン14,14
が嵌合されており、その底面部分は接着剤によりパッキ
ン溝3b,3bの溝底に接着されている。パッキン1
4,14の上端側は、パッキン溝3b,3bから設定さ
れた寸法(後述のL3 より少し大き目)だけ突出されて
おり、扉1を閉めたときに内側表面板10に押圧されて
ドアの気密性を保っている。
【0009】扉枠3は左右縦枠3a,3aのパッキン取
り付け位置の表面部分で、パッキン溝3b,3bの上端
面と扉1の内側表面板10との間に10mm以上の隙間L
3 が形成されている。このL3 の隙間寸法は、指先を挟
む一方が弾性変形をし易いパッキン部材であること、指
先を挟む金属同志の間隔が手指に大怪我を与えないこと
を考慮して決められる。図3は、上記構成のドアにおい
て、丁番2が取り付けられている側の端面部分に指先が
挟まれた状態を示す横断面図である。この場合、丁番2
の2つの取り付けプレート2b,2bの間に指先が挟ま
れた一番きびしい条件のもとでも、指先を圧迫する取り
付けプレート2b,2bの間にL1 =12mm以上の隙間
があり、しかも指先の一方はパッキン溝3bから10mm
以上突出するパッキン14に押圧される。また、丁番2
が取り付けられていない部分で指詰めが起こった場合に
は、吊元側の縦枠3aとこれに対向する扉1の端面との
間の隙間は、前記L1 より取り付けプレート2bの厚さ
の2倍だけ大きくなるから、丁番2側の端面で挟まれた
いずれの場合でも、指先の受ける怪我の程度は著しく軽
くなる。
【0010】図4は、扉1の戸先側端面部分で指詰めが
発生した状態を示す横断面図である。この場合、戸先側
の縦枠3aと扉1の端面との間にL2 =13mmの隙間が
あり、この値は吊元側の隙間L1 =12mmと同程度であ
る上、パッキン溝3bから10mm以上突出するパッキン
14もあるため、戸先側の端面部分で指先が挟まれるト
ラブルが発生しても、骨折や切断に近い大怪我などを受
けにくくなることは、丁番側の端面における指詰めにつ
いて説明した場合と同じである。図5は、内側表面板1
0と縦枠3aとの間に指先が挟まれた状態を示す横断面
図である。この場合、指先を挟む一方は弾性変形し易い
パッキン14である上に、内側表面板10と縦枠3aと
の間にL3 =10mmの隙間があるため、3〜4mm程度の
隙間を介して金属同志によって強く圧迫される従来の場
合に比べて、指先の受ける怪我の程度は著しく軽くな
る。しかも、この部分で指詰めが起ころうとするとき、
反射的に指を引っ込めようとする瞬間的な動作と、パッ
キン14の弾性変形とによって指先の挟まれる回数をも
少なくすることができる。
【0011】図6は、本発明の他の実施例を示したもの
で、パッキン14A,14Aを左右の縦枠3A,3Aの
直交する2つの垂直面3B,3Cに接着剤で接着し、内
側表面板10Aとこれに平行な垂直面3Bとの間にL4
=10mm以上の隙間を形成した場合である。この実施例
の場合、指詰め対策が施されている他、前記実施例の場
合より安価に提供できる利点がある。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、次に記載するすぐれた
効果が得られる。請求項1に記載の指詰め対策用ドアに
おいては、扉は平行な2つの取り付けプレートの間に少
なくとも10mm以上の隙間が形成されている丁番を用い
て扉枠に取り付けられているため、扉の吊元側の端面に
おいて指詰めが発生したときには、手指などを圧迫する
金属同志が10mm以下に近づくのを確実に防止し、パッ
キンの大きな弾性変形作用の助けも加わって、手指など
に骨折や切断に近い大怪我などをさせないようにすると
ともに、従来の場合に比べてその他の怪我の程度をも、
著しく軽くすることができる。また、扉の内側表面板と
これに対向する縦枠との間に10mm以上の隙間が設けら
れているため、この部分で指詰めが発生したときには、
手指などを圧迫する金属同志が10mm以下に近づくのを
防止して、手指などが受ける怪我の程度を従来の場合に
比べて著しく軽くすることができる。
【0013】請求項2に記載の指詰め対策用ドアにおい
ては、扉の戸先側端面はこれと対向する扉枠の端面との
間に、少なくとも10mm以上の隙間が形成されているた
め、扉の戸先側の端面において指詰めが発生したときに
は、扉と扉枠の戸先側の端面同志が10mm以下に近づく
のを防止するだけでなく、パッキンの大きな弾性変形の
助けも加わって、手指などが受ける怪我の程度を従来の
場合に比べて軽くすることができる。請求項3に記載の
ように、扉の戸先側端面と扉枠との間に13mmの隙間を
形成すれば、扉枠が地震などの外力を受けて変形された
ときにも、ラッチやデッドボルトの係合解除を容易にし
て扉を開き易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横断面図である。
【図2】丁番の一実施例を示す正面図である。
【図3】扉の吊元側端面部分において指先の挟まれた状
態の一例を示す横断面図である。
【図4】扉の戸先側端面部分において指先の挟まれた状
態の一例を示す横断面図である。
【図5】縦枠と吊元側の内側表面板との間に指先が挟ま
れた状態の一例を示す横断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す横断面図である。
【図7】従来例の横断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 丁番 2a 枢軸 2b 取り付けプレート 3 扉枠 3a 縦枠 3b パッキン溝 10 内側表面板 14 パッキン 3A 縦枠 10A 内側表面板 14A パッキン L1 丁番の2つの取り付けプレートの平行な位置に
おける隙間 L2 戸先側の縦枠と扉の端面との間の隙間 L3 扉の内側表面板と縦枠との間の隙間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の取り付けがそで型の丁番を用いて行
    われる開き戸型のドアにおいて、 前記そで型の丁番は、枢軸が太い上に2つの取り付けプ
    レートが平行となる位置に回転されたときに、両方の取
    り付けプレートの間に少なくとも10mm以上の隙間が形
    成され、 扉枠は、左右縦枠のパッキン取り付け位置の表面部分
    で、扉の内側表面板との間に10mm以上の隙間が設けら
    れていることを特徴とする指詰め対策用ドア。
  2. 【請求項2】 扉の戸先側端面は、これと対向する扉枠
    の端面との間に、少なくとも10mm以上の隙間が形成さ
    れている請求項1に記載の指詰め対策用ドア。
  3. 【請求項3】 扉の戸先側端面は、これと対向する扉枠
    の端面との間に、13mmの隙間が形成されている請求項
    1に記載の指詰め対策用ドア。
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