JP2016017303A - 網戸の取付構造及びその網戸 - Google Patents

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崇 守谷
青山 武史
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Abstract

【課題】建物開口部のサッシ枠に対して、専門的な施工技術を有しない一般需要者であっても、簡単に網戸を取り付けることを可能とする網戸の取付構造及びその網戸を提供する。【解決手段】新設する網戸1の網戸枠2に、既設サッシ枠20の内周側に突接された縁部22の被係合部22bに室内側から係合するストッパ片7と、該縁部22に対して室外側から弾性的に当接する弾性部材5とを設け、上記ストッパ片7が、網戸枠2に取り付けられる基端部7aと、上記縁部22に係合される鉤形状の先端部7bとを有しており、ストッパ片7が上記縁部22に係合されて、上記網戸1がサッシ枠20に装着された状態において、弾性部材5が網戸枠2とサッシ枠20の縁部22との間で弾性変形し、その弾発力によって網戸枠2がサッシ枠20に対して固定される。【選択図】図4

Description

本発明は、建物開口部の既設のサッシ枠に対して、後付けで取り付けられるようにした網戸の取付構造及びその網戸に関するものである。
従来から、建物開口部の既存のサッシ枠の一部を利用して、該サッシ枠に新設の網戸を設置することは既に知られている(例えば、特許文献1参照)。このような後付けで網戸を設置する場合、サッシ枠に装設された障子が内開き式に開閉される内開き窓に対しては、障子の開閉に支障がないように、網戸を障子よりも室外側に嵌め殺し状態に取け付けることが一般的に行われている。
ところで、サッシ枠の室外側に網戸を取り付ける場合、上記特許文献1に開示されたものは、網戸に配した金具(筒体11)に嵌合される別の金具(軸棒12)を既設サッシ枠に取り付けるというような、網戸設置の為の加工を当該サッシ枠に施す必要があった。このため、サッシ枠に対する網戸の取付作業には、施工業者等の専門的な施工技術を要し、一般需要者が簡単に取り付けられないという問題があると共に、既設サッシ枠に加工を施すことにより該サッシ枠に疵が付いてしまうという問題もある。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、特許文献2のようなものが挙げられる。
特開2001−193372号公報 特開平8−326450号公報
そこで、本発明の技術的課題は、建物開口部の既設のサッシ枠に対して、専門的な施工技術を有しない一般需要者であっても、簡単に網戸を取り付けることを可能とする網戸の取付構造及びその網戸を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明によれば、既設のサッシ枠に装設された障子よりも室外側に固定する網戸の取付構造であって、上記網戸が、上下及び左右の枠部材を枠組みしてなる網戸枠を有し、上記網戸枠に、サッシ枠の内周に突設された縁部に対し室内側から当接して係合するストッパ片と、上記サッシ枠に対して弾性的に当接する弾性部材とを設け、上記ストッパ片が上記縁部に係合して、上記網戸が上記サッシ枠に対し装着された状態において、上記弾性部材が、上記サッシ枠に対し室外側から当接して弾性変形しており、その弾発力により、上記網戸枠が上記サッシ枠に対し固定されていることを特徴とする網戸の取付構造が提供される。
このとき、好ましくは、上記ストッパ片が、上記サッシ枠の内周に突設された縁部に対し室内側から当接して係合した状態において、上記弾性部材が、上記サッシ枠の縁部における内周端面と室外側面とが交わる部分に対し当接している。
本発明の好ましい実施形態においては、上記弾性部材は、網戸枠の外周端面から凸状に湾曲して突き出した板ばねから成っている。
この場合、上記ストッパ片は、網戸枠の外周に固定的に取り付けられており、上記網戸を、サッシ枠に対して室内側から室外側へと押圧して、上記弾性部材を縁部の内周端面と網戸枠の外周端面との間で弾性変形させ、さらに、ストッパ片の先端部がサッシ枠の縁部に係合するまで押し込んだときに、上記弾性部材が上記縁部を乗り越えることにより、該サッシ枠に対して網戸枠が固定されることが望ましい。
本発明の好ましい他の実施形態においては、上記弾性部材は、網戸枠の室内側壁面に設けられた樹脂体であって、上記縁部の室外側面に当接するように該室外側面に臨んで配置される。
この場合、上記ストッパ片は、網戸枠の室内側壁面に対して回動自在に取り付けられており、上記網戸を、サッシ枠に対して室外側から室内側へと押圧して、上記弾性部材を上記縁部の室外側面と上記網戸枠の室内側壁面との間で弾性変形させ、さらに、上記ストッパ片を回動させてその先端部をサッシ枠の縁部に係合させた状態で、該ストッパ片を網戸枠の室内側壁面に固定することにより、該先端部の係合状態が保持され、上記サッシ枠に対して上記網戸枠が固定されることが望ましい。
さらに、そのとき、上記ストッパ片の基端部を回動自在に支持する軸部とネジ溝が刻設されたネジ孔とを有するストッパ支持部材が、上記網戸枠の室内側壁面に設けられ、上記ストッパ片の基端部に貫通孔が開設されており、固定ネジがストッパ片の貫通孔に挿通されてネジ孔に螺合されることで、上記ストッパ片が上記ストッパ支持部材を介して上記網戸枠の室内側壁面に固定されるとより望ましい。
なお、本発明によれば、上記取付構造において用いられる上記網戸が提供される。
本発明によれば、網戸を建物開口部の既設のサッシ枠に取り付けるのに際し、専門的な施工技術を必要とせず、一般需要者であっても簡単に取り付けることが可能である。また、サッシ枠に対するストッパ片の室内側からの係合と、該サッシ枠に対し室外側から作用する弾性部材の弾発力との相乗作用により、網戸がサッシ枠に対してしっかりと固定され、しかも、該網戸枠がサッシ枠から外れて室外に脱落するのを防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る取付構造における網戸を示す外観斜視図である。(a)は、該網戸を室外側から見た状態、(b)は、該網戸を室内側から見た状態をそれぞれ示している。 第1の実施形態における弾性部材を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるストッパ片を示す斜視図である。 サッシ枠と網戸枠との係合状態を示す概略的な要部拡大断面図である。(a)は、網戸をサッシ枠に対し取り付けている途中の状態、(b)は、該網戸をサッシ枠に取り付け終わった状態をそれぞれ示していている。 サッシ枠に網戸を取り付けた状態を示す概略的な縦断面図である。 同じく概略的な横断面図である。 サッシ枠に網戸を取り付けた状態を示す外観斜視図である。(a)は、室外側から見た状態、(b)は、室内側からみた状態をそれぞれ示している。 本発明の第2の実施形態に係る取付構造において、サッシ枠と網戸枠との係合状態を示す概略的な要部拡大断面図である。(a)は、網戸をサッシ枠に対し取り付けている途中の状態、(b)は、該網戸をサッシ枠に取り付け終わった状態をそれぞれ示していている。 第2の実施形態におけるストッパ片を示している。(a)は、その側面図、(b)は、その正面図である。 第2の実施形態におけるストッパ支持部材を示している。(a)は、その平面図、(b)は、その正面図である。 ストッパ片をストッパ支持部材に固定させた状態を示す概略図である。(a)は、その側面図、(b)は、その平面図である。
以下に、本発明に係る網戸の取付構造の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1−図7は、本発明に係る網戸の取付構造の第1の実施形態を示している。本実施形態の網戸の取付構造は、図5−図7のように、建物開口部の既設のサッシ枠20に装設された障子21の室外側において、該サッシ枠20の内周側に延びる縁部22を利用して、網戸1を該サッシ枠20に嵌め殺し状に取り付けられるようにしたものである。既に装設されている障子21としては、例えば、上下及び左右の框部材を四周框組みした内部に、ガラスパネル等のパネル体が嵌込まれているものであって、建物開口部に固定されたサッシ枠20に、内開き式に開閉自在に支持されているものが挙げられる。
本実施形態の網戸の取付構造は、室内側から網戸1が取り付けられるものであることから、取付作業の安全性の確保という観点から、特に、中高層階の住居の開口部に後付けで設置するのに適している。
図1(a)及び図1(b)に示すように、上記網戸1は、上下及び左右の枠部材2a−2dを四周枠組みして成る網戸枠2を有しており、該網戸枠2内に網体3を納めて構成されている。図5及び図6のように、上記網体3は、この網戸枠2における内周に形成された係止用溝14に押さえ部材15と共に押入することにより、その周辺を該網戸枠2に固定されて張設されている。また、上記網戸枠2は、連結部材4によってその四隅が連結されている。本実施形態においては、網戸枠2の外形寸法(縦横長さ)は、サッシ枠20の内周縁部22で区画された開口寸法(縦横長さ)よりもやや小さく形成され、その開口を通じて室内外へと出し入れすることができるようになっている。
上記網戸枠2を建物開口部のサッシ枠20における障子21よりも室外側に取り付けるため、該網戸枠2には、既設サッシ枠20の内周側に突設された縁部22に対して弾性的に当接させる弾性部材5と、この縁部22に室内側から係合するストッパ片7とが設けられる。
上記弾性部材5は、網戸枠2の外周端面13から外側に突出した板ばねから成っている。具体的には、上記弾性部材5は、例えばステンレス等の金属から成るもので、図2に示すように、平板状の基部5aと、該基部5aの一端から折り返されて略円弧状に湾曲形成されたばね部5bとを有している。
上記基部5aには、該基部5aの幅方向両端部に取付孔6,6が穿設されていて、図4に示すように、取付孔6,6に取付ネジ12を挿通して、網戸枠2の外周端面13にネジ止めされるようになっている。また、上記ばね部5bは、該基部5aよりも狭幅に形成されており、上記基部5aとは逆側に頂部を有する凸形状を成している。そして、該弾性部材5は、上記基部5aとばね部5bとの折り返し部分を室外側に向け、かつ、湾曲したばね部5bを外周方向に突出させた状態で、上記網戸枠2の外周端面13上に固定されている。
なお、上記、弾性部材5は、上記枠部材2a−2dのうち少なくとも対向する一対の枠部材に対し取り付けられるもので、本実施形態では、図1(a)及び図1(b)に示すように、上下の枠部材2a,2bに対しそれぞれ2つの弾性部材5,5が取り付けられている。
上記ストッパ片7は、上記弾性部材5と同様な金属製の弾性体から成るものであって、図3に示すように、網戸枠2に取り付けられる基端部7aと、サッシ枠20の縁部22に係合される鉤形状(略U字形状)の先端部7bとを有し、全体的には側面視略L字状に形成されている。
上記基端部7aは平板状に形成されており、その幅方向両側に取付孔8,8が穿設されていて、図4のように、該取付孔8,8に取付ネジ12を挿通して、網戸枠2の外周端面13にネジ止めされる。そのとき、該ストッパ片7は、上記先端部7bが基端部7aよりも室内側に配置されるように、上記網戸枠2の外周端面13上に固定される。また、このストッパ片7は、基端部7aから先端部7bに至るまで同一幅に形成されている。本実施形態では、図1に示すように、4つの各枠部材2a−2dに対してそれぞれ2つのストッパ片が取り付けられており、上下の枠部材2a,2bには、弾性部材5と横並びの位置にそれぞれ配置されている。
また、上記先端部7bは、基端部7aと一つの段部を介して連接され該基端部7aに平行を成して延びる延設面9と、該延設面9から略垂直方向に立設された係合面10と、該係合面10から基端部7b方向に折り曲げられた傾斜面11とを有している。そうすることで、図4(b)に示すように、網戸1をサッシ枠20に取り付けた際に、先端部7bの上記係合面10が、サッシ枠20の縁部22の被係合部22bに設けられた後述のクッション部材23に面で当接されるようになっている。上記係合面10の立設長さについては、クッション部材23の幅方向長さ(図4の上下方向長さ)よりも僅かに長く形成され、該係合面10のほぼ全面が当接される。
図4に示すように、上記サッシ枠20に突設された縁部22は、その先端を室内方向に略L字状に屈折させて形成されており、サッシ枠20の内周に全周に亘って設けられている。そして、本実施形態では、その先端において、室内側に臨んで開設された係止溝24にクッション部材23を取り付けた部分により、上記被係合部22bが形成されている。すなわち、この被係合部22bは、上記障子21を閉じた状態において、該障子21の枠と上記サッシ枠20の縁部22とを緩衝的に当接させ、両者の間をシールするために既設された当接部を利用したものである。
このクッション部材23は、例えば、ゴム等の弾性体から成るものであって、上記係止溝24の開口部における内向きに対抗する突縁により係止されて、該係止溝24に固定されている。これら係止溝24とクッション材23とから成る被係合部22bは、上記縁部22の全体、すなわちサッシ枠20の内周に全周に亘って設けられており、上記ストッパ片7の先端部7bを縁部22の被係合部22bに係合させた際に、該ストッパ片7の先端部7bと縁部22とが緩衝的に当接されるようになっている。
なお、このクッション部材23は、必ずしも本実施形態のように被係合部22bに設けられる必要性はなく、室内側に取り付けられた障子21の枠に設けることもできる。その場合、障子21を閉じた際に、障子21の枠とストッパ片7との直接的な接触を防止することができる。さらに、該クッション部材23は、上記被係合部22bと障子21の枠の双方に配設されていてもよい。
図1及び図4に示されるように、上記網戸枠2には、該網戸枠2とサッシ枠20との間の隙間を閉じる閉隙材16が配設されている。本実施形態において、この閉隙材16は、網戸枠2の外周端面13の係合溝17に装着されたモヘアによって形成されており、網戸枠2の外周端面13と上記縁部22の内周端面22aとの隙間をこの閉隙材16で閉じるように構成されている。そうすることにより、既設サッシ枠20に網戸1を装着した際に、上記隙間から虫や塵埃等が室内側へ侵入するのを抑止することができるようになっている。なお、閉隙材16は、上記弾性部材5およびストッパ片7が取り付けられた部分を除いて、網戸枠2の外周端面13に全周に亘って設けられている。
本実施形態において、上記網戸1を上記サッシ枠20における障子21の室外側に取け付けるにあたっては、該障子21を全開放状態にした後、網戸1をサッシ枠20に対して室内側から押し込んでいく。そうすると、上記ばね部5bの頂部よりも室外側の傾斜部位が、サッシ枠20の縁部22に対し室内側から当接することにより、該ばね部5bが撓んでいく(すなわち、ばね部5bが基部5a側に倒れていき)。その結果、図4(a)に示すように、上記ばね部5bが、上記縁部22の内周端面22aと網戸枠2の外周端面13との間に弾性変形した状態で圧入される。このとき、撓んだばね部5bの頂部は上記内周端面22aに摺接している。
そして、図4(b)のように、上記網戸1を、上記ストッパ片7の係合面10がクッション部材23に当接して、その先端部7bが上記縁部22の被係合部22bに対し室内側から係合するまで押し込むと、上記弾性部材5とストッパ片7とにより網戸枠2の室内外方向への移動がそれぞれ拘束された状態となり、その結果、サッシ枠20に対し網戸1が固定される。この固定状態においては、図4(a)の取付過程で一旦撓んだばね部5bの頂部が上記縁部22を室外側に乗り越えることにより、その撓みが一部復帰した状態となり、上記縁部22における内周端面22aと室外側面22cとが交わる角部に、上記ばね部5bの頂部よりも室内側の傾斜部位が弾発力を伴って当接している。
そのため、上記網戸枠2は、上記弾発力により、上記サッシ枠20の縁部22に対し上下方向には突っ張った状態で保持されると同時に、室外方向すなわち上記ストッパ片7の先端部7bを上記縁部22の被係合部22bに係合させる方向に付勢されている。また、室内方向には、上述したように、上記ばね部5bの頂部よりも室内側の傾斜部位が、上記縁部22に対し室外側から当接し係合されている。
なお、図4(b)中、一点鎖線は、弾性変形前のバネ部5bの状態(自然状態)を示す仮想線である。
このように、本実施形態の取付構造によれば、既設サッシ枠20に対して後付けで網戸1を取り付けるにあたって、加工作業を要することなく、該網戸1を室内側からサッシ枠20内に押し込むだけで取り付けることが可能である。そのため、例えば、施工対象箇所が中高層階の住居の開口部の場合でも、専門的な施工技術を有しない一般需要者が容易且つ安全に取り付けることが可能である。しかも、上記サッシ枠20の縁部22に対するストッパ片7の室内側からの係合と、該サッシ枠20の縁部22に対し室外側から作用する上記弾性部材5の弾発力との相乗作用により、上記網戸1がサッシ枠20に対してしっかりと固定される。そのため、サッシ枠20に装着された網戸1に対し、室内側から室外方向または室外側から室内方向へ例えば風圧等の力が作用したとしても、網戸1ががたついたりサッシ枠20から脱落したりするのを防止することができる。
なお、本実施形態では、図1に示すように、上記弾性部材5を、一方の対向する2つの枠部材(上枠部材2a及び下枠部材2b)に対して配置されているが、これに限らず、他方の対向する2つの枠部材(右枠部材2c及び左枠部材2d)に対して配置されていてもよく、または4つの枠部材2a−2dに配置されていてもよい。
次に、図8−図11に基づき、本発明の第2実施形態について説明する。ただし、ここでは説明の重複を避けるため、上記第1の実施形態と同じ構成部分及びそれに基づく作用効果については、同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態に係る網戸の取付構造においては、既設サッシ枠20に対して室外側から網戸1を取り付ける為のもので、例えば、低層階の住居の開口部に後付けで網戸1を取り付けるのに適しているものである。本実施形態では、網戸枠30の外形寸法が、上記サッシ枠20の縁部22の内周端面22aで区画された内周寸法よりも大きく形成されている。また、本実施形態における弾性部材32及びストッパ片34は、図8に示すように、上記網戸枠30の室内側壁面31に配置されている。なお、弾性部材32及びストッパ片34は、上記第1の実施形態と同様に、網戸枠30を形成する枠部材のうち、一方の対向する枠部材(例えば、上枠部材及び下枠部材)に対して設けられているものとする。
上記弾性部材32は、上記室内側壁面31に設けられた樹脂体から成るものであって、上記網戸枠30をサッシ枠20に装着した時に、上記縁部22の室外側面22cに当接するように、該室外側面22cに臨んで配置されている。この弾性部材32を形成する樹脂としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニール(S−PVC)が用いられる。この弾性部材32は、図8に示すように、中心角が直角の略扇形の横断面を有する中空の筒状に形成されたものであり、その孤面33が上記縁部22の室外側面22cに向けて配されている。また、本実施形態において、この弾性部材32は、該弾性部材32が取り付けられた枠部材の長さと略同一の長さに形成されているものとする。
図8に示すように、本実施形態におけるストッパ片34は、上記弾性部材32よりも枠部材の内周側に配置されると共に、網戸枠30の室内側壁面31に対して回動自在に取り付けられている。
図9に基づいてより具体的に説明すると、該ストッパ片34は、網戸枠30に取り付けられる基端部34aと、サッシ枠20の縁部22に対し室内側から係合する鉤形状(略U字形状)の先端部34bとを有している。上記先端部34bは、基端部34aに段部を介して連接されて該基端部34aと略垂直方向に延びる延設面35と、該延設面35から略垂直方向に立設されて基端部34aと平行に延びる係合面36と、該係合面36から基端部34a側に折り曲げられた傾斜面37とを有している。上記ストッパ片34は、その基端部34aの端部が丸められた軸受部38に形成され、図9(b)に示すように、該軸受部38は、中央の切欠部39を挟んだ幅方向の両側に設けられている。また、基端部34aの幅方向の略中央位置には、その板厚方向に貫通孔40が穿設されている。
一方、図8に示すように、上記網戸枠30の室内側壁面31には嵌合溝41が設けられており、この嵌合溝41内にストッパ支持部材42が装着されている。このストッパ支持部材42は、上記ストッパ片34の基端部34aの上記軸受部38が回動自在に係合される軸部43と、ネジ溝が刻設されたネジ孔44とを有している。また、上記ストッパ支持部材42の幅方向(図10(a)における左右方向)の略中央位置には、平坦な当接面45が設けられており、この当接面45に上記ネジ孔44が開設されている。さらに、図11(b)に示すように、この当接面45の幅方向長さは、ストッパ片34の基端部34aに形成された上記切欠部39の幅方向長さよりも短く形成されていて、ストッパ片34の軸受部38を軸部43周りに回動させたときに、上記基端部34aが当接面45に当たって回動の妨げとならないように構成されている。
また、図10に示すように、上記ストッパ支持部材42は、上記当接面45を挟んだ両側に、板厚方向に凹設された凹部46,46を有しており、この凹部46,46内に上記軸部43が設けられている。そして、該軸部43を支点としてストッパ片34を回動させることにより、図11に示すように、ストッパ片34の基端部34aとストッパ支持部材42の当接面45とが面で当接した状態にすることができる。この状態で、ストッパ片34の貫通孔40とストッパ支持部材42のネジ孔44とが一致されるように形成されており、ローレットネジ等の固定ネジ47を、上記貫通孔40に挿通させてネジ孔44に螺合させると、ストッパ片34がストッパ支持部材42に対して固定される。その結果、図8(b)のように、該ストッパ片34は、ストッパ支持部材42を介して網戸枠30の室内側壁面31に固定されるように構成されている。
これらストッパ片34とストッパ支持部材42とは、枠部材の長手方向に沿って複数個所(例えば、2,3箇所)に設けられていてもよい。
なお、図8に示すように、網戸枠30の室内側壁面31には、弾性部材32よりも外周側に閉隙材16が配設されていて、該室内側壁面31と、縁部22の室外側面22cとの隙間が閉じられるように成っている。
本実施形態において、上記網戸1を上記サッシ枠20における障子21の室外側に取け付けるにあたっては、図8(a)のように障子21を全開放状態にした後、上記ストッパ片を回動可能な状態で、網戸1をサッシ枠20に対して室外側から押し当てる。そうすると、図8(b)に示すように、網戸枠30における上下の枠部材の室内側壁面31に取り付けられた弾性部材32の弧面33が、上記縁部22における内周端面22aと室外側面22cとが交わる角部に弾性変形(圧縮)を伴って押圧される。その結果、該角部に対し弾性部材32が弾発力を伴って当接した状態となる。
そこで、上記ストッパ片34を、上記ストッパ支持部材42の軸部43を支点として、その基端部34aが該ストッパ支持部材42の当接面45に当接される方向に回動させると、上記ストッパ片34の先端部34bが、上記縁部22の被係合部22bに室内側から係合した状態となる。そして、その状態で、該ストッパ片34を、上記固定ネジ47で網戸枠30の室内側壁面31に対し固定することにより、上記網戸枠30がサッシ枠20に対して固定される。
なお、本実施形態では、ストッパ片34及び弾性部材32を、上記第1の実施形態と同様に、一方の対向する2つの枠部材(上下の枠部材)に対して配置されていることとしたが、これに限らず、他方の対向する2つの枠部材(左右の枠部材)に対して配置されていてもよく、または上下左右の4つの枠部材に配置されていてもよい。また、網体3は、網戸枠30をサッシ枠20に対し固定してから、該網戸枠30に対し装着するようにしても良く、網戸枠30に網体3が装着された網戸1をサッシ枠20に対し装着しても良い。
以上、本発明に係る網戸の取付構造について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲で様々な設計変更が可能であることは言うまでもない。
1 網戸
2,30 網戸枠
5,32 弾性部材
7,34 ストッパ片
7a,34a 基端部
7b,34b 先端部
13 外周端面
16 閉隙材
20 サッシ枠
21 障子
22 縁部
22a 内周端面
22b 被係合部
22c 室外側面
23 クッション部材
31 室内側壁面
42 ストッパ支持部材
43 軸部
44 ネジ孔
47 固定ネジ

Claims (8)

  1. 既設のサッシ枠に装設された障子よりも室外側に固定する網戸の取付構造であって、
    上記網戸が、上下及び左右の枠部材を枠組みしてなる網戸枠を有し、
    上記網戸枠に、サッシ枠の内周に突設された縁部に対し室内側から当接して係合するストッパ片と、上記サッシ枠に対して弾性的に当接する弾性部材とを設け、
    上記ストッパ片が上記縁部に係合して、上記網戸が上記サッシ枠に対し装着された状態において、上記弾性部材が、上記サッシ枠に対し室外側から当接して弾性変形しており、その弾発力により、上記網戸枠が上記サッシ枠に対し固定されている、
    ことを特徴とする網戸の取付構造。
  2. 上記ストッパ片が、上記サッシ枠の内周に突設された縁部に対し室内側から当接して係合した状態において、上記弾性部材が、上記サッシ枠の縁部における内周端面と室外側面とが交わる部分に対し当接している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の網戸の取付構造。
  3. 上記弾性部材は、網戸枠の外周端面から凸状に湾曲して突き出した板ばねから成っている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の網戸の取付構造。
  4. 上記ストッパ片は、網戸枠の外周に固定的に取り付けられており、上記網戸を、サッシ枠に対して室内側から室外側へと押圧して、上記弾性部材を縁部の内周端面と網戸枠の外周端面との間で弾性変形させ、さらに、ストッパ片の先端部がサッシ枠の縁部に係合するまで押し込んだときに、上記弾性部材が上記縁部を乗り越えることにより、該サッシ枠に対して網戸枠が固定される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の網戸の取付構造。
  5. 上記弾性部材は、網戸枠の室内側壁面に設けられた樹脂体であって、上記縁部の室外側面に当接するように該室外側面に臨んで配置される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の網戸の取付構造。
  6. 上記ストッパ片は、網戸枠の室内側壁面に対して回動自在に取り付けられており、上記網戸を、サッシ枠に対して室外側から室内側へと押圧して、上記弾性部材を上記縁部の室外側面と上記網戸枠の室内側壁面との間で弾性変形させ、さらに、上記ストッパ片を回動させてその先端部をサッシ枠の縁部に係合させた状態で、該ストッパ片を網戸枠の室内側壁面に固定することにより、該先端部の係合状態が保持され、上記サッシ枠に対して上記網戸枠が固定される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の網戸の取付構造。
  7. 上記ストッパ片の基端部を回動自在に支持する軸部とネジ溝が刻設されたネジ孔とを有するストッパ支持部材が、上記網戸枠の室内側壁面に設けられ、上記ストッパ片の基端部に貫通孔が開設されており、固定ネジがストッパ片の貫通孔に挿通されてネジ孔に螺合されることで、上記ストッパ片が上記ストッパ支持部材を介して上記網戸枠の室内側壁面に固定される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の網戸の取付構造。
  8. 請求項1−7の何れか1項に記載の取付構造において用いられる網戸。
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