JPH0978789A - 抗菌性手摺の製造方法 - Google Patents
抗菌性手摺の製造方法Info
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- JPH0978789A JPH0978789A JP7263629A JP26362995A JPH0978789A JP H0978789 A JPH0978789 A JP H0978789A JP 7263629 A JP7263629 A JP 7263629A JP 26362995 A JP26362995 A JP 26362995A JP H0978789 A JPH0978789 A JP H0978789A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 病院、食品工場等の衛生的な環境を必要とす
る場所での手摺は、多くの人の接触により、汚染の原因
となる。本発明は抗菌性金属化粧板を用いて手摺を作
り、手摺からの環境汚染を防止すると共に、室内感染の
防止に役立てる。 【解決手段】 印刷基材15として着色した熱可塑性樹
脂シートに印刷により絵柄層14を設け、その絵柄層の
上に透明又は半透明な熱可塑性樹脂シート13をダブリ
ングエンボス法にて積層し、その透明又は半透明な熱可
塑性樹脂シート13のエンボス面に、抗菌剤11を含有
する透明なOP層12を形成して抗菌性化粧シートを作
製し、該抗菌性化粧シートを接着剤16を介して金属板
17に積層して抗菌性金属化粧板1を作る。この抗菌性
化粧板を用途に合わせて曲げ加工して抗菌性手摺を製作
する。
る場所での手摺は、多くの人の接触により、汚染の原因
となる。本発明は抗菌性金属化粧板を用いて手摺を作
り、手摺からの環境汚染を防止すると共に、室内感染の
防止に役立てる。 【解決手段】 印刷基材15として着色した熱可塑性樹
脂シートに印刷により絵柄層14を設け、その絵柄層の
上に透明又は半透明な熱可塑性樹脂シート13をダブリ
ングエンボス法にて積層し、その透明又は半透明な熱可
塑性樹脂シート13のエンボス面に、抗菌剤11を含有
する透明なOP層12を形成して抗菌性化粧シートを作
製し、該抗菌性化粧シートを接着剤16を介して金属板
17に積層して抗菌性金属化粧板1を作る。この抗菌性
化粧板を用途に合わせて曲げ加工して抗菌性手摺を製作
する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性を付与した
金属化粧板を用いて抗菌性手摺を作り、この抗菌性手摺
を、病院、老人養護施設、食品工場、その他衛生的環境
を必要とする場所に使用することにより、手摺による環
境汚染を防止すると共に、室内感染の防止にも役立てる
ことができる。 【0002】 【従来の技術】従来は、化粧紙や化粧板等に防カビ性又
は抗菌性を付与するため、防カビ剤又は抗菌剤を該当素
材中に添加したり、練り込む方法、又は後工程にて塗装
する方法等が行われていた(特公昭63ー54013号
公報、特公平4ー28646号6報)。また、防カビ性
及び抗菌性を有する壁紙や化粧シートも公知のものであ
り市販されている。しかし、抗菌性を必要とするのは化
粧鋼板の極く薄い表面だけでよいが、従来の樹脂に練り
込む方法や塗料に練り込む方法は、必ずしも最適な抗菌
性塗膜形成法とは言えなかった。また、病院、老人養護
施設、食品工場、その他衛生的環境を必要とする場所に
使用される手摺は、多数の人の手が接触するため、汚染
源の原因となるが、今まで抗菌性のある手摺は使用され
ていない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、高温多湿の場
所、病院、老人養護施設、食品工場、その他の衛生的な
環境を必要とする場所での各種備品(電気製品、各種器
具等)については、カビや細菌等の発生を防止できる製
品が要望されている。しかし、防カビ剤又は抗菌剤をプ
ラスチック成形品等に練り込む方法、又は塗料用樹脂に
抗菌剤を練り込む方法の場合、製造工程やコストが増加
したり、生産性が低下する等の問題が生じていた。ま
た、抗菌剤を成形用樹脂に練り込む場合、大部分の抗菌
剤は樹脂に練り込まれて成形品の中に入っていて抗菌作
用を示さないため、抗菌剤の使用方法としては経済的に
大きな問題となる。 【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、
金属化粧板の表面層にだけ抗菌剤を添加した透明な樹脂
層を形成し、その抗菌性金属化粧板を用いて手摺を製造
することにより、病院、老人養護施設、食品工場、その
他の衛生的な環境を必要とする場所での手摺に抗菌性能
を付与することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】手摺を以下の方法で製造
することにより、抗菌性を付与した。着色した熱可塑性
樹脂シートに絵柄層を設け、その絵柄層の上に透明又は
半透明な熱可塑性樹脂シートをダブリングエンボス法に
て積層し、該積層材のエンボス面に、抗菌剤を添加した
樹脂組成物でオーバープリント層を形成して抗菌性化粧
シートを作製し、該抗菌性化粧シートを接着剤を介して
金属板に積層して抗菌性金属化粧板とし、該抗菌性金属
化粧板に曲げ加工を施して手摺としたことを特徴とする
抗菌性手摺の製造方法とした。また、前記抗菌剤が、銀
系抗菌剤、酸化亜鉛化合物、硫酸亜鉛系抗菌剤のうちの
いずれかであり、その粒径が、0.1〜10μmであ
り、樹脂組成物の固形分に対する添加量が1〜10重量
%である抗菌性手摺の製造方法とした。更に、前記抗菌
剤を添加した樹脂組成物のバインダー樹脂が、アクリル
ポリオール、ポリエステルポリオール等を主剤とした二
液硬化型ウレタン樹脂であり、且つ抗菌剤を添加したオ
ーバープリント層が2〜10μmである抗菌性手摺の製
造方法とした。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
抗菌性手摺の製造方法について説明する。本発明の抗菌
性手摺は、先ず抗菌性金属化粧板を作り、これを曲げ加
工して手摺とするため、その構成は抗菌性金属化粧板と
同じ層構成となっており、基本的には、図1に示すよう
に、抗菌剤11を含有する透明なオーバープリント層
(以下OP層とする)12、エンボス模様を有する透明
又は半透明な熱可塑性樹脂シート13、絵柄層14を印
刷した印刷基材15(着色した熱可塑性樹脂シート)、
接着剤層16、金属板17から構成される。 【0007】図1は抗菌性金属化粧板の一例を示す断面
図である。図2はエンボス化粧シートを作るときの説明
図で、図2(a)は着色した熱可塑性樹脂シートに印刷
により絵柄層を印刷した図であり、図2(b)は前記印
刷シートに、エンボスロールを用いて、透明又は半透明
な熱可塑性樹脂シートをダブリングエンボスしてエンボ
ス化粧シートとした図である。図3は抗菌性金属化粧板
を作るときの説明図で、図3(a)は前記ダブリングエ
ンボス化粧シートに、抗菌剤を含有するOP層を形成し
て抗菌性化粧シートとした図であり、図3(b)は前記
抗菌性化粧シートを接着剤を介して金属板に積層して抗
菌性金属化粧板とした図である。図4(a)、(b)は
比較例により抗菌性のない金属化粧板を作るときの説明
図である。 【0008】本発明の抗菌性能を有する手摺に用いられ
る金属板としては、鉄、アルミニウム、ステンレス、銅
等の金属板が使用し得る。また、紙、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート・イソフタレート共
重合体等のポリエステルシート、ポリ4フッ化ビニル、
ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレ
ンー4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ化エチレン
系樹脂フィルム、ポリイミド、ポリカーボネートシート
等のプラスチックシート、もしくはアルミニウム、銅、
錫、鉄、鉛等の金属箔の各材料を適宜に貼り合わせた複
合体を金属板と積層したものが使用できる。 【0009】印刷基材として使用される熱可塑性樹脂シ
ートとしては、着色したポリ塩化ビニルシートが多く用
いられるが、必ずしもポリ塩化ビニルシートに限るもの
ではなく、その他のビニル樹脂系、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンー酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アク
リル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、等の
(メタ)アクリル酸エステルの単独又は共重合体(但し
(メタ)アクリルはアクリル又はメタアクリルの意味)
等のアクリル樹脂等が使用できる。また、透明又は半透
明な熱可塑性樹脂シートとして、エンボス適性が良い等
の点で、ポリ塩化ビニルシートが多く用いられるが、上
記の熱可塑性樹脂シートも使用される。 【0010】抗菌剤を添加するOP層(抗菌性樹脂層)
に用いられる樹脂組成物としては、抗菌剤に悪影響を与
える物質が含まれないことが必要であり、また、抗菌剤
と反応して着色したり、熱、光、電離放射線等で変色し
たりするものは使用できない。特に熱硬化性樹脂の硬化
に用いる酸触媒、抗菌剤の金属イオンを還元する性質を
有する化合物等を添加しないようにする。熱硬化性樹脂
としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン樹脂、グア
ナミン樹脂、尿素樹脂、熱硬化型アクリル樹脂等があ
る。 【0011】また、熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビ
ニル等のビニル樹脂系、ポリ(メタ)アクリル酸メチ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アク
リル酸ブチル、等の(メタ)アクリル酸エステルの単独
又は共重合体等のアクリル樹脂系、アルキル樹脂系等が
ある。尚、ポリ(メタ)アクリル酸メチルとはポリアク
リル酸メチル又はポリメタアクリル酸メチルを意味する
ものとし、以下(メタ)は同じ意味に使用する。 【0012】電離放射線硬化性樹脂としては、分子中に
(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ
基等の重合性不飽和基、エポキシ基、チオール基等を含
む単量体及び/又はプレポリマーから成る組成物を電離
放射線で重合(架橋反応、附加反応等)硬化させてなる
物であり、電離放射線としては、電子線、紫外線等が用
いられる。これらのプレポリマー例としては、ウレタン
(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレ
ート、エポキシ(メタ)アクリレート等の(メタ)アク
リレート、不飽和ポリエステル等が挙げられる。単量体
の例としては、スチレン、αーメチルスチレン等のスチ
レン系単量体、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸ー2ーエチルヘキシル、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート等がある。 【0013】前記抗菌性樹脂層を形成する樹脂組成物に
添加する抗菌剤としては、一般に市販されている工業用
抗菌剤が使用できる。工業用抗菌剤には有機系抗菌剤と
無機系抗菌剤があるが、本発明には熱安定性の点で無機
系抗菌剤が好適である。無機系抗菌剤としては、銀系抗
菌剤、酸化亜鉛化合物、硫酸亜鉛系抗菌剤等が使用でき
る。 【0014】銀系抗菌剤は、無機化合物に銀イオンを担
持させたものである。無機化合物は任意のものが使用で
きる。例えば、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の
無機系吸着剤、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、燐
酸ジリコニウム、燐酸チタン、チタン酸カリウム、含水
酸化ビスマス、含水酸化ジリコニウム、ハイドロタルサ
イド等の無機イオン交換体等が挙げられる。 【0015】これらの無機化合物に銀イオンを担持させ
る方法には、適宜な担持方法が採用される。例えば、物
理吸着又は化学吸着により担持させる方法、イオン交換
反応により担持させる方法、結合剤により担持させる方
法、銀化合物を無機化合物に打ち込むことにより担持さ
せる方法、蒸着、溶解析出反応、スパッタリング等の薄
膜形成法により無機化合物の表面に銀化合物の薄膜を形
成させることにより担持させる方法等が挙げられる。 【0016】上記無機化合物の中で、無機イオン交換体
は銀イオンを強固に担持できることから好ましく、特に
ゼオライトやリン酸ジルコニウム塩等が好適に使用でき
る。該化合物の具体例としては、例えば、「ノバロンA
G−300」(東亜合成化学社製、銀イオン担持リン酸
ジルコニウム)、ゼオミックスJ−10D」(シナネン
ニューセラミック社製、銀イオン担持ゼオライト)等の
市販品も利用できる。 【0017】上記の一例として、抗菌性ゼオライトは特
開昭60ー202162号公報に開示されており、天然
ゼオライト乃至合成ゼオライト等のゼオライト中のイオ
ンのイオン交換可能なイオンの一部又は全部を、硝酸
銀、硫酸銅等を用いて約0.1〜15%の銀イオンで置
換したもの、その他、上記イオンに加えて、0.1〜8
%の銅イオン、0.1〜8%の亜鉛イオンで置換した抗
菌性ゼオライトのようなものが一例として示される。 【0018】酸化亜鉛化合物は、抗菌性のある無機塩類
を化合させた粒子である。具体例としては、例えば、
「ビオサイド3000D」(タイショウテクノス社製)
が挙げられる。 【0019】硫酸亜鉛系抗菌剤は、硫酸亜鉛を無機吸着
体に担持させ、抗菌性と吸着体への保持力により抗菌性
能を維持させるものである。具体例としては、例えば、
「ハニーフレッシュ10P」(ハニー化成社製)が挙げ
られる。 【0020】尚、上記無機系抗菌剤の粒径としては、添
加量が1〜10重量%、塗布厚(乾物)が2〜10μm
に対しては、0.1〜10μmの範囲で適度な粒度分布
のものを用いると最小添加量で最大の抗菌作用を与える
上で好ましい。特に粒径2〜5μmが良好である。抗菌
剤を添加した樹脂組成物は抗菌剤に悪影響を与える成分
は除去する必要があり、樹脂成分、溶媒、抗菌剤の単純
系が望ましい。前記樹脂組成物は塗膜を形成したとき、
多くは透明性であることが望まれるため、溶媒に溶解し
ない無機系抗菌剤を添加する場合、その添加量は制限さ
れる。更に、銀、ニッケル等の金属は有機化合物に対す
る変色、変質、劣化の原因となる場合が多く、この点か
らも過剰の添加は好ましくない。 【0021】上記抗菌剤の場合、樹脂組成物が塗膜を形
成したときの乾物量として、抗菌性ゼオライトの含有量
は1〜10重量%の範囲が望ましく、抗菌性効果及び透
明性を重視した場合は2〜5重量%が好適である。抗菌
性ゼオライトの含有量が10重量%を越える場合は、透
明性が悪くなり、又、1重量%未満では十分な抗菌作用
が得られない。 【0022】抗菌剤を添加した樹脂組成物を用いて、O
P層(抗菌性樹脂層)を形成する方法としては、グラビ
アコート、ロールコート、エアナイフコート、キスコー
ト、スプレーコート、ホイラーコート、カーテンフロー
コート、刷毛塗りもしくはグラビア印刷、グラビアオフ
セット印刷、凹版印刷、シルクスクリーン印刷法等によ
って行うことができる。 【0023】抗菌性樹脂層は最小添加量で最大の抗菌効
果を発揮させるため、抗菌剤粒子の一部が塗膜の表面に
露出している必要があり、抗菌剤の添加量1〜10重量
%に対して塗膜の厚さは2〜10μm程度で、抗菌剤粒
子は好ましくは2〜5μm程度にする必要がある。塗布
方式により塗布量が足りない場合は、1回コートから2
回〜3回コート程度の重ね刷りを行う場合もある。しか
し、抗菌剤の粒径が大きい場合や添加量を多くした場合
は塗膜の厚さを10μm超過しても抗菌作用は発揮でき
るが、透明性は望まれない。又、塗膜内部に封入され、
直接抗菌作用に寄与しない物の比率が増える。塗膜を2
μm未満にすると塗膜の十分な耐久性と前記粒径、添加
量の無機系抗菌剤を塗膜に膠着させる結合力とが不十分
となる。 【0024】 【実施例】 (実施例1)図2(a)に示すように、印刷基材15と
して、厚さ110μmの着色ポリ塩化ビニルシート(理
研ビニル工業(株)製 可塑剤含有量:28重量部)を
使用し、これに塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体系イン
キ(ザ・インクテック(株)製)を用いてグラビア印刷
方式にて絵柄層14を印刷した。この絵柄層14の上に
厚さ110μmの透明なポリ塩化ビニルシート13(理
研ビニル工業(株)製 可塑剤含有量:28重量部)を
重ね、図2(b)に示すように、エンボスロール18を
用いて、両シートをダブリングエンボス方式にてラミネ
ートして、エンボス化粧シート2を作製した。ラミネー
ト条件は、加熱温度:160℃、圧力:4kg/c
m2 、スピード:15m/分で行った。 【0025】次に、図3(a)に示すように、前記エン
ボス化粧シート2のエンボス面に、下記の抗菌剤添加樹
脂組成物(A)を用いて有機溶剤で適性粘度に希釈して
コーティングし、乾燥状態で2〜3μmの厚みになるよ
うにしてOP層(抗菌性樹脂層)12を形成し、加熱に
より樹脂層を硬化させて抗菌性化粧シート3を製作し
た。抗菌剤として、シナネンニューセラミックス(株)
製の銀系抗菌剤「ゼオミックスAJ−10D」を使用し
た。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(A)の組成 ・銀系抗菌剤(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI* ) 5重量% ・溶剤 58重量% XDI* :キシレンジイソシアネート(以下同様とする) 上記抗菌性化粧シート3を、図3(b)に示すように、
接着剤16を用いて、厚さ0.6mmの亜鉛メッキ鉄板
17(新日本製鐵(株)製)にラミネートして抗菌性金
属化粧板1を作製した。この抗菌性金属板を用途に合わ
せて曲げ加工を行って抗菌性手摺とした。 【0026】(実施例2)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、下記の抗菌剤添加樹脂組成物(B)を用い
て、実施例1と同様にOP層を形成して抗菌性化粧シー
ト3を作製し、更に、実施例1と同様にして、抗菌性金
属化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(B)の組成 ・酸化亜鉛化合物(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 58重量% 酸化亜鉛化合物は、タイショウテクノス(株)製「ビオ
サイド3000D」を使用した。 【0027】(実施例3)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、下記の抗菌剤添加樹脂組成物(C)を用い
て、実施例1と同様にOP層を形成して抗菌性化粧シー
ト3を作製し、更に、実施例1と同様にして、抗菌性金
属化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(C)の組成 ・硫酸亜鉛抗菌剤(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 58重量% 硫酸亜鉛抗菌剤は、ハニー化成(株)製「ハニーフレッ
シュ10P」を使用した。 【0028】(実施例4)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、下記の抗菌剤添加樹脂組成物(D)を用い
て、実施例1と同様にOP層を形成して抗菌性化粧シー
ト3を作製し、更に、実施例1と同様にして、抗菌性金
属化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(D)の組成 ・銀系抗菌剤(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 20重量% ・ポリエステルポリオール 10重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 65重量% 銀系抗菌剤は、シナネンニューセラミックス(株)製の
銀系抗菌剤「ゼオミックスAJ−10D」を使用した。 【0029】(比較例1)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、抗菌剤を添加しない下記の樹脂組成物(E)
を用いて、図4(a)に示すように、実施例1と同様に
OP層を形成して化粧シート4を作製し、更に、実施例
1と同様にして、図4(b)に示すように、金属化粧板
5を作製した。 ☆樹脂組成物(E)の組成 ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 60重量% 【0030】(比較例2)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、抗菌剤を添加しない下記の樹脂組成物(F)
を用いて、比較例1と同様にOP層を形成して化粧シー
ト4を作製し、更に、比較例1と同様にして、金属化粧
板5を作製した。 ☆樹脂組成物(F)の組成 ・アクリルポリオール 20重量% ・ポリエステルポリオール 10重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 65重量% 【0031】(抗菌性試験)実施例1〜4で作製した抗
菌性金属化粧板及び比較例1〜2で作製した金属化粧板
について下記の方法で細菌に対する抑制効果を試験し
た。 試験菌株 ・エッシェリヒア・コリ(Escherichia coli IFO 3301)
(大腸菌、以下 E.coliとする) ・メチシリン レジスタント スタフィロコッカス・ア
ウレウス(Methicillin Resistant Staphylococcus aur
eus )(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、以下 MRSA と
する) 試験菌液の調製 普通ブイヨン培地(栄研化学(株)製)で35℃、16
〜20時間振盪培養した試験菌の培養液を滅菌リン酸緩
衝液で適当に希釈して菌液とした。また、菌液は別途生
菌数を測定した。 抗菌性試験 検体(抗菌性金属化粧板と金属化粧板)のOP層面に菌
液1mlを滴下し、25℃で24時間保存後に菌数を測
定して、検体の抗菌性能を判定した。尚、対照試料とし
てシャーレに菌液1ml滴下し、同様に試験した。 生菌数の測定 24時間保存した検体及び対照試料をSCDLP(Soy
Casein Digest Lecithin Polysorbate) 培地(日本製薬
(株)製)10mlで洗い出し、この洗い出し液につい
て標準寒天培地(栄研化学(株)製)を用いた混釈平板
培養法(35℃、2日間培養)により生菌数を測定し、
検体及び対照試料当たりの菌数を算出した。 【0032】試験結果は表1に示すとおりで、実施例で
作製した検体はいずれも殺菌効果が優れており、本発明
の抗菌性金属化粧板の抗菌性能が実証できた。即ち、実
施例1、2、3、4で作製した抗菌性金属化粧板によ
り、24時間後には、E.coliでは、初期菌数1.
2×105 個から30個以下に、MRSAでは、初期菌
数2.4×105 個から10以下に減少しており、E.
coli及びMRSAに対する抗菌性金属化粧板の殺菌
率は99.99%以上である。これに対して、抗菌剤を
添加しない比較例1、2では、E.coli及びMRS
Aに対する殺菌率は90%程度で殺菌効果は不十分であ
る。(通常、微生物を殺菌する場合、初期菌数から2桁
や3桁の殺菌率、即ち殺菌率99%や99.9%では殺
菌効果が十分とは言い難い) 【0033】 【表1】 *E.coli:Escherichia coli IFO 3301 *MRSA:Methicillin Resistant Staphylococcus aureus 【0034】 【本発明の効果】本発明は、抗菌性を付与した金属化粧
板を用いて抗菌性手摺を作り、この抗菌性手摺を、病
院、老人養護施設、食品工場、その他衛生的環境を必要
とする場所に使用することにより、手摺による環境汚染
を防止することができる。また、本発明の抗菌性手摺
は、付着した細菌に対して殺菌作用を示すので、室内感
染の防止にも役立てることができる。特に、金属化粧板
の表面層にだけ抗菌剤を添加した透明な樹脂層を形成
し、その抗菌性金属化粧板を用いて手摺を製造すること
により、僅かな量で手摺に抗菌性効果を持たせることが
できるので、経済的にも有利である。
金属化粧板を用いて抗菌性手摺を作り、この抗菌性手摺
を、病院、老人養護施設、食品工場、その他衛生的環境
を必要とする場所に使用することにより、手摺による環
境汚染を防止すると共に、室内感染の防止にも役立てる
ことができる。 【0002】 【従来の技術】従来は、化粧紙や化粧板等に防カビ性又
は抗菌性を付与するため、防カビ剤又は抗菌剤を該当素
材中に添加したり、練り込む方法、又は後工程にて塗装
する方法等が行われていた(特公昭63ー54013号
公報、特公平4ー28646号6報)。また、防カビ性
及び抗菌性を有する壁紙や化粧シートも公知のものであ
り市販されている。しかし、抗菌性を必要とするのは化
粧鋼板の極く薄い表面だけでよいが、従来の樹脂に練り
込む方法や塗料に練り込む方法は、必ずしも最適な抗菌
性塗膜形成法とは言えなかった。また、病院、老人養護
施設、食品工場、その他衛生的環境を必要とする場所に
使用される手摺は、多数の人の手が接触するため、汚染
源の原因となるが、今まで抗菌性のある手摺は使用され
ていない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、高温多湿の場
所、病院、老人養護施設、食品工場、その他の衛生的な
環境を必要とする場所での各種備品(電気製品、各種器
具等)については、カビや細菌等の発生を防止できる製
品が要望されている。しかし、防カビ剤又は抗菌剤をプ
ラスチック成形品等に練り込む方法、又は塗料用樹脂に
抗菌剤を練り込む方法の場合、製造工程やコストが増加
したり、生産性が低下する等の問題が生じていた。ま
た、抗菌剤を成形用樹脂に練り込む場合、大部分の抗菌
剤は樹脂に練り込まれて成形品の中に入っていて抗菌作
用を示さないため、抗菌剤の使用方法としては経済的に
大きな問題となる。 【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、
金属化粧板の表面層にだけ抗菌剤を添加した透明な樹脂
層を形成し、その抗菌性金属化粧板を用いて手摺を製造
することにより、病院、老人養護施設、食品工場、その
他の衛生的な環境を必要とする場所での手摺に抗菌性能
を付与することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】手摺を以下の方法で製造
することにより、抗菌性を付与した。着色した熱可塑性
樹脂シートに絵柄層を設け、その絵柄層の上に透明又は
半透明な熱可塑性樹脂シートをダブリングエンボス法に
て積層し、該積層材のエンボス面に、抗菌剤を添加した
樹脂組成物でオーバープリント層を形成して抗菌性化粧
シートを作製し、該抗菌性化粧シートを接着剤を介して
金属板に積層して抗菌性金属化粧板とし、該抗菌性金属
化粧板に曲げ加工を施して手摺としたことを特徴とする
抗菌性手摺の製造方法とした。また、前記抗菌剤が、銀
系抗菌剤、酸化亜鉛化合物、硫酸亜鉛系抗菌剤のうちの
いずれかであり、その粒径が、0.1〜10μmであ
り、樹脂組成物の固形分に対する添加量が1〜10重量
%である抗菌性手摺の製造方法とした。更に、前記抗菌
剤を添加した樹脂組成物のバインダー樹脂が、アクリル
ポリオール、ポリエステルポリオール等を主剤とした二
液硬化型ウレタン樹脂であり、且つ抗菌剤を添加したオ
ーバープリント層が2〜10μmである抗菌性手摺の製
造方法とした。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
抗菌性手摺の製造方法について説明する。本発明の抗菌
性手摺は、先ず抗菌性金属化粧板を作り、これを曲げ加
工して手摺とするため、その構成は抗菌性金属化粧板と
同じ層構成となっており、基本的には、図1に示すよう
に、抗菌剤11を含有する透明なオーバープリント層
(以下OP層とする)12、エンボス模様を有する透明
又は半透明な熱可塑性樹脂シート13、絵柄層14を印
刷した印刷基材15(着色した熱可塑性樹脂シート)、
接着剤層16、金属板17から構成される。 【0007】図1は抗菌性金属化粧板の一例を示す断面
図である。図2はエンボス化粧シートを作るときの説明
図で、図2(a)は着色した熱可塑性樹脂シートに印刷
により絵柄層を印刷した図であり、図2(b)は前記印
刷シートに、エンボスロールを用いて、透明又は半透明
な熱可塑性樹脂シートをダブリングエンボスしてエンボ
ス化粧シートとした図である。図3は抗菌性金属化粧板
を作るときの説明図で、図3(a)は前記ダブリングエ
ンボス化粧シートに、抗菌剤を含有するOP層を形成し
て抗菌性化粧シートとした図であり、図3(b)は前記
抗菌性化粧シートを接着剤を介して金属板に積層して抗
菌性金属化粧板とした図である。図4(a)、(b)は
比較例により抗菌性のない金属化粧板を作るときの説明
図である。 【0008】本発明の抗菌性能を有する手摺に用いられ
る金属板としては、鉄、アルミニウム、ステンレス、銅
等の金属板が使用し得る。また、紙、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート・イソフタレート共
重合体等のポリエステルシート、ポリ4フッ化ビニル、
ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレ
ンー4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ化エチレン
系樹脂フィルム、ポリイミド、ポリカーボネートシート
等のプラスチックシート、もしくはアルミニウム、銅、
錫、鉄、鉛等の金属箔の各材料を適宜に貼り合わせた複
合体を金属板と積層したものが使用できる。 【0009】印刷基材として使用される熱可塑性樹脂シ
ートとしては、着色したポリ塩化ビニルシートが多く用
いられるが、必ずしもポリ塩化ビニルシートに限るもの
ではなく、その他のビニル樹脂系、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンー酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アク
リル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、等の
(メタ)アクリル酸エステルの単独又は共重合体(但し
(メタ)アクリルはアクリル又はメタアクリルの意味)
等のアクリル樹脂等が使用できる。また、透明又は半透
明な熱可塑性樹脂シートとして、エンボス適性が良い等
の点で、ポリ塩化ビニルシートが多く用いられるが、上
記の熱可塑性樹脂シートも使用される。 【0010】抗菌剤を添加するOP層(抗菌性樹脂層)
に用いられる樹脂組成物としては、抗菌剤に悪影響を与
える物質が含まれないことが必要であり、また、抗菌剤
と反応して着色したり、熱、光、電離放射線等で変色し
たりするものは使用できない。特に熱硬化性樹脂の硬化
に用いる酸触媒、抗菌剤の金属イオンを還元する性質を
有する化合物等を添加しないようにする。熱硬化性樹脂
としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン樹脂、グア
ナミン樹脂、尿素樹脂、熱硬化型アクリル樹脂等があ
る。 【0011】また、熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビ
ニル等のビニル樹脂系、ポリ(メタ)アクリル酸メチ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アク
リル酸ブチル、等の(メタ)アクリル酸エステルの単独
又は共重合体等のアクリル樹脂系、アルキル樹脂系等が
ある。尚、ポリ(メタ)アクリル酸メチルとはポリアク
リル酸メチル又はポリメタアクリル酸メチルを意味する
ものとし、以下(メタ)は同じ意味に使用する。 【0012】電離放射線硬化性樹脂としては、分子中に
(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ
基等の重合性不飽和基、エポキシ基、チオール基等を含
む単量体及び/又はプレポリマーから成る組成物を電離
放射線で重合(架橋反応、附加反応等)硬化させてなる
物であり、電離放射線としては、電子線、紫外線等が用
いられる。これらのプレポリマー例としては、ウレタン
(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレ
ート、エポキシ(メタ)アクリレート等の(メタ)アク
リレート、不飽和ポリエステル等が挙げられる。単量体
の例としては、スチレン、αーメチルスチレン等のスチ
レン系単量体、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸ー2ーエチルヘキシル、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート等がある。 【0013】前記抗菌性樹脂層を形成する樹脂組成物に
添加する抗菌剤としては、一般に市販されている工業用
抗菌剤が使用できる。工業用抗菌剤には有機系抗菌剤と
無機系抗菌剤があるが、本発明には熱安定性の点で無機
系抗菌剤が好適である。無機系抗菌剤としては、銀系抗
菌剤、酸化亜鉛化合物、硫酸亜鉛系抗菌剤等が使用でき
る。 【0014】銀系抗菌剤は、無機化合物に銀イオンを担
持させたものである。無機化合物は任意のものが使用で
きる。例えば、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の
無機系吸着剤、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、燐
酸ジリコニウム、燐酸チタン、チタン酸カリウム、含水
酸化ビスマス、含水酸化ジリコニウム、ハイドロタルサ
イド等の無機イオン交換体等が挙げられる。 【0015】これらの無機化合物に銀イオンを担持させ
る方法には、適宜な担持方法が採用される。例えば、物
理吸着又は化学吸着により担持させる方法、イオン交換
反応により担持させる方法、結合剤により担持させる方
法、銀化合物を無機化合物に打ち込むことにより担持さ
せる方法、蒸着、溶解析出反応、スパッタリング等の薄
膜形成法により無機化合物の表面に銀化合物の薄膜を形
成させることにより担持させる方法等が挙げられる。 【0016】上記無機化合物の中で、無機イオン交換体
は銀イオンを強固に担持できることから好ましく、特に
ゼオライトやリン酸ジルコニウム塩等が好適に使用でき
る。該化合物の具体例としては、例えば、「ノバロンA
G−300」(東亜合成化学社製、銀イオン担持リン酸
ジルコニウム)、ゼオミックスJ−10D」(シナネン
ニューセラミック社製、銀イオン担持ゼオライト)等の
市販品も利用できる。 【0017】上記の一例として、抗菌性ゼオライトは特
開昭60ー202162号公報に開示されており、天然
ゼオライト乃至合成ゼオライト等のゼオライト中のイオ
ンのイオン交換可能なイオンの一部又は全部を、硝酸
銀、硫酸銅等を用いて約0.1〜15%の銀イオンで置
換したもの、その他、上記イオンに加えて、0.1〜8
%の銅イオン、0.1〜8%の亜鉛イオンで置換した抗
菌性ゼオライトのようなものが一例として示される。 【0018】酸化亜鉛化合物は、抗菌性のある無機塩類
を化合させた粒子である。具体例としては、例えば、
「ビオサイド3000D」(タイショウテクノス社製)
が挙げられる。 【0019】硫酸亜鉛系抗菌剤は、硫酸亜鉛を無機吸着
体に担持させ、抗菌性と吸着体への保持力により抗菌性
能を維持させるものである。具体例としては、例えば、
「ハニーフレッシュ10P」(ハニー化成社製)が挙げ
られる。 【0020】尚、上記無機系抗菌剤の粒径としては、添
加量が1〜10重量%、塗布厚(乾物)が2〜10μm
に対しては、0.1〜10μmの範囲で適度な粒度分布
のものを用いると最小添加量で最大の抗菌作用を与える
上で好ましい。特に粒径2〜5μmが良好である。抗菌
剤を添加した樹脂組成物は抗菌剤に悪影響を与える成分
は除去する必要があり、樹脂成分、溶媒、抗菌剤の単純
系が望ましい。前記樹脂組成物は塗膜を形成したとき、
多くは透明性であることが望まれるため、溶媒に溶解し
ない無機系抗菌剤を添加する場合、その添加量は制限さ
れる。更に、銀、ニッケル等の金属は有機化合物に対す
る変色、変質、劣化の原因となる場合が多く、この点か
らも過剰の添加は好ましくない。 【0021】上記抗菌剤の場合、樹脂組成物が塗膜を形
成したときの乾物量として、抗菌性ゼオライトの含有量
は1〜10重量%の範囲が望ましく、抗菌性効果及び透
明性を重視した場合は2〜5重量%が好適である。抗菌
性ゼオライトの含有量が10重量%を越える場合は、透
明性が悪くなり、又、1重量%未満では十分な抗菌作用
が得られない。 【0022】抗菌剤を添加した樹脂組成物を用いて、O
P層(抗菌性樹脂層)を形成する方法としては、グラビ
アコート、ロールコート、エアナイフコート、キスコー
ト、スプレーコート、ホイラーコート、カーテンフロー
コート、刷毛塗りもしくはグラビア印刷、グラビアオフ
セット印刷、凹版印刷、シルクスクリーン印刷法等によ
って行うことができる。 【0023】抗菌性樹脂層は最小添加量で最大の抗菌効
果を発揮させるため、抗菌剤粒子の一部が塗膜の表面に
露出している必要があり、抗菌剤の添加量1〜10重量
%に対して塗膜の厚さは2〜10μm程度で、抗菌剤粒
子は好ましくは2〜5μm程度にする必要がある。塗布
方式により塗布量が足りない場合は、1回コートから2
回〜3回コート程度の重ね刷りを行う場合もある。しか
し、抗菌剤の粒径が大きい場合や添加量を多くした場合
は塗膜の厚さを10μm超過しても抗菌作用は発揮でき
るが、透明性は望まれない。又、塗膜内部に封入され、
直接抗菌作用に寄与しない物の比率が増える。塗膜を2
μm未満にすると塗膜の十分な耐久性と前記粒径、添加
量の無機系抗菌剤を塗膜に膠着させる結合力とが不十分
となる。 【0024】 【実施例】 (実施例1)図2(a)に示すように、印刷基材15と
して、厚さ110μmの着色ポリ塩化ビニルシート(理
研ビニル工業(株)製 可塑剤含有量:28重量部)を
使用し、これに塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体系イン
キ(ザ・インクテック(株)製)を用いてグラビア印刷
方式にて絵柄層14を印刷した。この絵柄層14の上に
厚さ110μmの透明なポリ塩化ビニルシート13(理
研ビニル工業(株)製 可塑剤含有量:28重量部)を
重ね、図2(b)に示すように、エンボスロール18を
用いて、両シートをダブリングエンボス方式にてラミネ
ートして、エンボス化粧シート2を作製した。ラミネー
ト条件は、加熱温度:160℃、圧力:4kg/c
m2 、スピード:15m/分で行った。 【0025】次に、図3(a)に示すように、前記エン
ボス化粧シート2のエンボス面に、下記の抗菌剤添加樹
脂組成物(A)を用いて有機溶剤で適性粘度に希釈して
コーティングし、乾燥状態で2〜3μmの厚みになるよ
うにしてOP層(抗菌性樹脂層)12を形成し、加熱に
より樹脂層を硬化させて抗菌性化粧シート3を製作し
た。抗菌剤として、シナネンニューセラミックス(株)
製の銀系抗菌剤「ゼオミックスAJ−10D」を使用し
た。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(A)の組成 ・銀系抗菌剤(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI* ) 5重量% ・溶剤 58重量% XDI* :キシレンジイソシアネート(以下同様とする) 上記抗菌性化粧シート3を、図3(b)に示すように、
接着剤16を用いて、厚さ0.6mmの亜鉛メッキ鉄板
17(新日本製鐵(株)製)にラミネートして抗菌性金
属化粧板1を作製した。この抗菌性金属板を用途に合わ
せて曲げ加工を行って抗菌性手摺とした。 【0026】(実施例2)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、下記の抗菌剤添加樹脂組成物(B)を用い
て、実施例1と同様にOP層を形成して抗菌性化粧シー
ト3を作製し、更に、実施例1と同様にして、抗菌性金
属化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(B)の組成 ・酸化亜鉛化合物(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 58重量% 酸化亜鉛化合物は、タイショウテクノス(株)製「ビオ
サイド3000D」を使用した。 【0027】(実施例3)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、下記の抗菌剤添加樹脂組成物(C)を用い
て、実施例1と同様にOP層を形成して抗菌性化粧シー
ト3を作製し、更に、実施例1と同様にして、抗菌性金
属化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(C)の組成 ・硫酸亜鉛抗菌剤(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 58重量% 硫酸亜鉛抗菌剤は、ハニー化成(株)製「ハニーフレッ
シュ10P」を使用した。 【0028】(実施例4)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、下記の抗菌剤添加樹脂組成物(D)を用い
て、実施例1と同様にOP層を形成して抗菌性化粧シー
ト3を作製し、更に、実施例1と同様にして、抗菌性金
属化粧板1を作製した。 ☆抗菌剤添加樹脂組成物(D)の組成 ・銀系抗菌剤(粒径分布2〜5μm) 2重量% ・アクリルポリオール 20重量% ・ポリエステルポリオール 10重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 65重量% 銀系抗菌剤は、シナネンニューセラミックス(株)製の
銀系抗菌剤「ゼオミックスAJ−10D」を使用した。 【0029】(比較例1)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、抗菌剤を添加しない下記の樹脂組成物(E)
を用いて、図4(a)に示すように、実施例1と同様に
OP層を形成して化粧シート4を作製し、更に、実施例
1と同様にして、図4(b)に示すように、金属化粧板
5を作製した。 ☆樹脂組成物(E)の組成 ・アクリルポリオール 14重量% ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 21重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 60重量% 【0030】(比較例2)実施例1と同様にエンボス化
粧シート2を作製し、そのエンボス化粧シート2のエン
ボス面に、抗菌剤を添加しない下記の樹脂組成物(F)
を用いて、比較例1と同様にOP層を形成して化粧シー
ト4を作製し、更に、比較例1と同様にして、金属化粧
板5を作製した。 ☆樹脂組成物(F)の組成 ・アクリルポリオール 20重量% ・ポリエステルポリオール 10重量% ・硬化剤(XDI) 5重量% ・溶剤 65重量% 【0031】(抗菌性試験)実施例1〜4で作製した抗
菌性金属化粧板及び比較例1〜2で作製した金属化粧板
について下記の方法で細菌に対する抑制効果を試験し
た。 試験菌株 ・エッシェリヒア・コリ(Escherichia coli IFO 3301)
(大腸菌、以下 E.coliとする) ・メチシリン レジスタント スタフィロコッカス・ア
ウレウス(Methicillin Resistant Staphylococcus aur
eus )(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、以下 MRSA と
する) 試験菌液の調製 普通ブイヨン培地(栄研化学(株)製)で35℃、16
〜20時間振盪培養した試験菌の培養液を滅菌リン酸緩
衝液で適当に希釈して菌液とした。また、菌液は別途生
菌数を測定した。 抗菌性試験 検体(抗菌性金属化粧板と金属化粧板)のOP層面に菌
液1mlを滴下し、25℃で24時間保存後に菌数を測
定して、検体の抗菌性能を判定した。尚、対照試料とし
てシャーレに菌液1ml滴下し、同様に試験した。 生菌数の測定 24時間保存した検体及び対照試料をSCDLP(Soy
Casein Digest Lecithin Polysorbate) 培地(日本製薬
(株)製)10mlで洗い出し、この洗い出し液につい
て標準寒天培地(栄研化学(株)製)を用いた混釈平板
培養法(35℃、2日間培養)により生菌数を測定し、
検体及び対照試料当たりの菌数を算出した。 【0032】試験結果は表1に示すとおりで、実施例で
作製した検体はいずれも殺菌効果が優れており、本発明
の抗菌性金属化粧板の抗菌性能が実証できた。即ち、実
施例1、2、3、4で作製した抗菌性金属化粧板によ
り、24時間後には、E.coliでは、初期菌数1.
2×105 個から30個以下に、MRSAでは、初期菌
数2.4×105 個から10以下に減少しており、E.
coli及びMRSAに対する抗菌性金属化粧板の殺菌
率は99.99%以上である。これに対して、抗菌剤を
添加しない比較例1、2では、E.coli及びMRS
Aに対する殺菌率は90%程度で殺菌効果は不十分であ
る。(通常、微生物を殺菌する場合、初期菌数から2桁
や3桁の殺菌率、即ち殺菌率99%や99.9%では殺
菌効果が十分とは言い難い) 【0033】 【表1】 *E.coli:Escherichia coli IFO 3301 *MRSA:Methicillin Resistant Staphylococcus aureus 【0034】 【本発明の効果】本発明は、抗菌性を付与した金属化粧
板を用いて抗菌性手摺を作り、この抗菌性手摺を、病
院、老人養護施設、食品工場、その他衛生的環境を必要
とする場所に使用することにより、手摺による環境汚染
を防止することができる。また、本発明の抗菌性手摺
は、付着した細菌に対して殺菌作用を示すので、室内感
染の防止にも役立てることができる。特に、金属化粧板
の表面層にだけ抗菌剤を添加した透明な樹脂層を形成
し、その抗菌性金属化粧板を用いて手摺を製造すること
により、僅かな量で手摺に抗菌性効果を持たせることが
できるので、経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抗菌性手摺に使用する抗菌性金属化粧
板の模式断面図である。 【図2】エンボス化粧シートを作るときの説明図で、 (a) 印刷基材に絵柄層を印刷した印刷シートの断面
図である。 (b) 印刷シートに透明な熱可塑性樹脂シートをダブ
リングエンボス方式でラミネートしたエンボス化粧シー
トの断面図である。 【図3】抗菌性金属化粧板を作るときの説明図で、 (a) エンボス化粧シートに抗菌剤を添加したOP層
を形成した抗菌性化粧シートの断面図である。 (b) 抗菌性化粧シートを接着剤を介して金属板に貼
り合わせて作製した抗菌性金属化粧板の断面図である。 【図4】比較例により抗菌剤無添加の金属化粧板作ると
きの説明図で、 (a) エンボス化粧シートに抗菌剤無添加のOP層を
形成した化粧シートの断面図である。 (b) 前記化粧シートを接着剤を介して金属板に貼り
合わせた金属化粧板の断面図である。 【符号の説明】 1 抗菌性金属化粧板 2 エンボス化粧シート 3 抗菌性化粧シート 4 抗菌性のない化粧シート 5 抗菌性のない金属化粧板 11 抗菌剤 12 抗菌剤添加OP層 12a 抗菌剤無添加OP層 13 透明(又は半透明)熱可塑性樹脂シート 14 絵柄層 15 印刷基材(着色熱可塑性樹脂シート) 16 接着剤 17 金属板 18 エンボスロール
板の模式断面図である。 【図2】エンボス化粧シートを作るときの説明図で、 (a) 印刷基材に絵柄層を印刷した印刷シートの断面
図である。 (b) 印刷シートに透明な熱可塑性樹脂シートをダブ
リングエンボス方式でラミネートしたエンボス化粧シー
トの断面図である。 【図3】抗菌性金属化粧板を作るときの説明図で、 (a) エンボス化粧シートに抗菌剤を添加したOP層
を形成した抗菌性化粧シートの断面図である。 (b) 抗菌性化粧シートを接着剤を介して金属板に貼
り合わせて作製した抗菌性金属化粧板の断面図である。 【図4】比較例により抗菌剤無添加の金属化粧板作ると
きの説明図で、 (a) エンボス化粧シートに抗菌剤無添加のOP層を
形成した化粧シートの断面図である。 (b) 前記化粧シートを接着剤を介して金属板に貼り
合わせた金属化粧板の断面図である。 【符号の説明】 1 抗菌性金属化粧板 2 エンボス化粧シート 3 抗菌性化粧シート 4 抗菌性のない化粧シート 5 抗菌性のない金属化粧板 11 抗菌剤 12 抗菌剤添加OP層 12a 抗菌剤無添加OP層 13 透明(又は半透明)熱可塑性樹脂シート 14 絵柄層 15 印刷基材(着色熱可塑性樹脂シート) 16 接着剤 17 金属板 18 エンボスロール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
B32B 27/18 B32B 27/18 F
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 着色した熱可塑性樹脂シートに絵柄層を
設け、その絵柄層の上に透明又は半透明な熱可塑性樹脂
シートをダブリングエンボス法にて積層し、該積層材の
エンボス面に抗菌剤を添加した樹脂組成物でオーバープ
リント層を形成して抗菌性化粧シートを作製し、該抗菌
性化粧シートを接着剤を介して金属板に積層して抗菌性
金属化粧板とし、該抗菌性金属化粧板に曲げ加工を施し
て手摺としたことを特徴とする抗菌性手摺の製造方法。 【請求項1】 前記抗菌剤が、銀系抗菌剤、酸化亜鉛化
合物、硫酸亜鉛系抗菌剤のうちのいずれかであり、その
粒径が、0.1〜10μmであり、樹脂組成物の固形分
に対する添加量が1〜10重量%であることを特徴とす
る請求項1に記載の抗菌性手摺の製造方法。 【請求項3】 前記抗菌剤を添加した樹脂組成物のバイ
ンダー樹脂が、アクリルポリオール、ポリエステルポリ
オール等を主剤とした二液硬化型ウレタン樹脂であり、
且つ抗菌剤を添加したオーバープリント層が2〜10μ
mであることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載
の抗菌性手摺の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7263629A JPH0978789A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 抗菌性手摺の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7263629A JPH0978789A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 抗菌性手摺の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0978789A true JPH0978789A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17392172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7263629A Pending JPH0978789A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 抗菌性手摺の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0978789A (ja) |
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