JPH0978273A - 酸洗装置および酸洗方法 - Google Patents

酸洗装置および酸洗方法

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JPH0978273A
JPH0978273A JP26242995A JP26242995A JPH0978273A JP H0978273 A JPH0978273 A JP H0978273A JP 26242995 A JP26242995 A JP 26242995A JP 26242995 A JP26242995 A JP 26242995A JP H0978273 A JPH0978273 A JP H0978273A
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pickling
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Hiroyuki Tominaga
浩之 冨永
Kazuto Kaneshige
和人 兼重
Tatsuro Araki
達朗 荒木
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/023Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by spraying

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸洗時間を短縮し、酸洗槽を短くして設備コ
ストを低減し、通板ライン速度を上げて生産性を向上さ
せる。 【解決手段】 酸洗槽4内においてパスライン方向に、
間隔をあけて配置された複数個のデフレクタロール11、
12、13、と、各デフレクタロール11、12、13に巻き掛け
られてパスライン方向に移動するストリップ材Sの巻き
掛け部分に酸液を噴射する噴射ノズル14と、隣り合うデ
フレクタロール(11、12)、(12、13)の間において、
移動中のストリップ材Sの外周を囲むように配置された
誘導加熱コイル15とからなる。デフレクタロール11、1
2、13にストリップ材Sを巻き掛けて深層クラックc2を
作り、そのクラックc2に酸液を噴射すると界面からのス
ケール除去効果が大きくなり、移動中のストリップ材を
誘導加熱コイル15で加熱すると電気化学反応が早く進み
酸洗いが早くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸洗装置および酸洗
方法に関する。さらに詳しくは、ストリップ材に生じた
ミルスケールや熱処理で生じたスケールを除去する酸洗
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ミルスケール等は図4に示すように、酸
化第一鉄(FeO)、磁性酸化鉄(Fe3 4 )、酸化
第二鉄(Fe2 3 )の三層からなるが、酸洗槽の内部
で硫酸により反応して生ずる水素の還元作用によって溶
かされる。その還元作用を促進するため、スプレー、噴
流等により酸液とストリップ材との接触をより多くし、
酸洗いをより効率よく行うことが従来より試みられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】酸洗い時間を短縮でき
れば酸洗槽が短くなるので、酸洗装置全体のコストが低
くなり、同じ長さの酸洗槽を使うのであれば、通板ライ
ン速度を上げて、生産性を向上させうる。そこで、さら
なる酸洗時間の短縮が望まれている。本発明はかかる事
情に鑑み、より酸洗時間を短縮できる酸洗装置および酸
洗方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の酸洗装置は、酸
洗槽内においてパスライン方向に、間隔をあけて配置さ
れた複数個のデフレクタロールと、前記各デフレクタロ
ールに巻き掛けられてパスライン方向に移動するストリ
ップ材の巻き掛け部分に酸液を噴射する噴射ノズルと、
隣り合う前記デフレクタロールに巻き掛けられて移動中
のストリップを加熱する誘導加熱装置とからなることを
特徴とする。本発明の酸洗方法は、酸洗槽内に配置され
た複数のデフレクタロールに巻き掛け方向を変えながら
順次ストリップ材を巻き掛けてパスライン方向に移動さ
せ、各デフレクタロールにストリップ材を巻き掛けた巻
き掛け部分に酸液を噴射し、隣接するデフレクタロール
に巻き掛けられて移動中のストリップ材を加熱すること
を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を説明
する。図3は本実施形態の酸洗設備のブロック図であ
り、同図において、1はスケールブレーカ、2,3はス
ケールブレーカ1の入側と出側のブライドルロール、4
は酸洗槽である。ストリップ材Sはスケールブレーカ1
によってスケールにクラックが入れられ、酸洗槽4に通
板されて酸洗が行われる。5は酸液のタンク、6は酸液
に噴射圧を加えるポンプ、7は酸液の送液パイプであ
り、送液パイプ7は酸洗槽4内で後述する噴射ノズル14
に接続されている。
【0006】図1は図3に示す酸洗槽4の部分拡大説明
図であり、同図に示すように、酸洗槽4の中には、パス
ライン方向に複数個のデフレクタロール11、12、13が間
隔をあけて配置されている。図では3個しか示していな
いが、個数が多いほど酸洗時間を短くできるので、所望
の性能に応じた数を設置すればよい。各デフレクタロー
ル11、12、13…にはストリップ材Sが巻き掛け方向を順
次逆にしながら巻き掛けられており、ストリップ材Sは
順次曲げ方向を反転しながら酸洗槽4の出側へ移動して
いくようになっている。
【0007】そして、前記各デフレクタロール11、12、
13に対向し、かつストリップ材Sの巻き掛け部分に酸液
を噴射しうる位置には、噴射ノズル14がそれぞれ配置さ
れている。既述のごとく、この噴射ノズル14には送液パ
イプ7によって酸液タンク5に接続されているので、ポ
ンプ6等で加圧された酸液がデフレクタロール11、12、
13…に巻き掛けられた部分のストリップ材Sに噴射され
る。
【0008】さらに、隣り合うデフレクタロールの間、
すなわち、図示の例ではデフレクタロール11、12の間、
デフレクタロール12、13の間、(さらに多くのデフレク
タロールが設置されている場合は、各デフレクタロール
間に)、誘導加熱コイル15が設置されている。この誘導
加熱コイル15はストリップ材Sの外周を囲むように設け
られたコイルで構成されており、通電することにより磁
束を発生し、ストリップ材Sに誘導電流を発生させ、ジ
ュール熱によってストリップ材S内部を非接触で加熱す
ることができる。なお、図2に示すように、誘導電流e
はストリップ材Sの表面に集中して流れる表皮効果があ
るが、電流浸透の深さは、電流の周波数によって制御で
きる特性を有している。そして、ストリップ材Sを誘導
加熱する目的は、ストリップ材Sの地金aとスケール層
bとの間に温度差を発生させ、熱膨脹率の差によって、
界面に到達する深層クラックc2を発生させることにある
ので、地金aの表面とスケール層bを加熱できるよう
に、電流周波数を調節すればよい。その加熱温度は、80
°〜100 ℃が好ましく、この場合、酸液が無駄に蒸発せ
ず電気化学反応が効果的に進められる。
【0009】なお、誘導加熱装置としては、上記誘導加
熱コイル15に代えて、図5に示すようにデフレクタロー
ル21,22,23…と該デフレクタロール21,22,23…に巻回さ
れるストリップ材Sおよびノズル14を挟んでコイル25a,
26a を巻回した磁極25,26 を対向させるようにした誘導
加熱装置(本出願人の出願にかかわる特開平3−214
588号公報に示す誘導加熱装置)であってもよい。
【0010】本実施形態の酸洗装置によれば、つぎのよ
うにして酸洗いが行われる。 デフレクタロール11、12、13…によりストリップ材
Sが、順次反対向きに曲げられるので、酸洗槽4入側の
スケールブレーカ1によって入れられた表裏両面のスケ
ール層bのクラックが開かれ酸液との反応が促進する。 誘導加熱装置による加熱によって、大きなクラック
cとは別に、図2に示すようにスケール層bと地金aの
界面に深層クラックc2が発生するので、酸液が界面まで
浸透し、スケール除去効果がより大きくなる。また、ク
ラックc2の隙間が広げられたところに酸液を吹き込むの
で、使用酸液量が少なくてすむ。 誘導電流がストリップ材Sの表層を流れるため、酸
液との電気化学反応が進み、スケール除去が早く行われ
る。 誘導電流のジュール熱により化学反応時間が短くな
る。
【0011】以上の相乗効果により酸洗時間が大きく短
縮される。そして、酸洗い時間を短縮できれば酸洗槽が
短くなるので、酸洗設備全体のコストが低くなり、同じ
長さの酸洗槽を使うのであれば、通板ライン速度を上げ
ることができるので、生産性が向上する。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、酸洗時間を短縮でき、
酸洗槽の長さを短くして設備コストを低減したり、また
同じ長さの酸洗槽を使うのであれば、通板ライン速度を
上げて、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における酸洗槽4の部分拡大説明図であ
る。
【図2】ストリップ材Sに流れる誘導電流と深層クラッ
クc2の説明図である。
【図3】本発明の酸洗設備のブロック図である。
【図4】ストリップ材Sのスケールbの説明図である。
【図5】本発明における酸洗槽4の他の例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 スケールブレーカ 4 酸洗槽 11、12、13 デフレクタロール 14 噴射ノズル 15 誘導加熱コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸洗槽内においてパスライン方向に、間隔
    をあけて配置された複数個のデフレクタロールと、前記
    各デフレクタロールに巻き掛けられてパスライン方向に
    移動するストリップ材の巻き掛け部分に酸液を噴射する
    噴射ノズルと、隣り合う前記デフレクタロールに巻き掛
    けられて移動中のストリップを加熱する誘導加熱装置と
    からなることを特徴とする酸洗装置。
  2. 【請求項2】酸洗槽内に配置された複数のデフレクタロ
    ールに巻き掛け方向を変えながら順次ストリップ材を巻
    き掛けてパスライン方向に移動させ、各デフレクタロー
    ルにストリップ材を巻き掛けた巻き掛け部分に酸液を噴
    射し、隣接するデフレクタロールに巻き掛けられて移動
    中のストリップ材を加熱することを特徴とする酸洗方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009145353A1 (ja) 2008-05-30 2009-12-03 新日本製鐵株式会社 鋼板の酸洗処理方法、及び酸洗処理装置
WO2018074295A1 (ja) 2016-10-19 2018-04-26 Jfeスチール株式会社 Si含有熱延鋼板の熱延板焼鈍設備、熱延板焼鈍方法および脱スケール方法

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