JPH0977060A - 長尺体の輸送容器 - Google Patents

長尺体の輸送容器

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Publication number
JPH0977060A
JPH0977060A JP7238058A JP23805895A JPH0977060A JP H0977060 A JPH0977060 A JP H0977060A JP 7238058 A JP7238058 A JP 7238058A JP 23805895 A JP23805895 A JP 23805895A JP H0977060 A JPH0977060 A JP H0977060A
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JP
Japan
Prior art keywords
vertical side
long
side wall
transport container
fluorescent tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP7238058A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ishii
仁 石井
Katsuumi Nojiri
勝海 野尻
Koichi Hina
晃一 日名
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SHINWA CORP KK
Original Assignee
SHINWA CORP KK
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Publication date
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Publication of JPH0977060A publication Critical patent/JPH0977060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その内部に収納された長尺体の重量によって
輸送容器が壊れるのを未然に防止し、その内部に収納し
た蛍光管等の長尺体を損傷させずに輸送できるようにす
る。 【解決手段】 損傷しやすい蛍光管の長さの間隔をあけ
て、垂直側壁20,20’を底板5に平行に立設する。
垂直側壁20,20’の内面に軟質素材Sあるいは金属
網を配設して蛍光管の支持面25a,25aとする。こ
の支持面25a,25aに、蛍光管の端子を貫入させ
て、蛍光管積重による輸送容器1への内部圧力を分散さ
せ蛍光管30の損傷を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光管のような損
傷しやすい長尺体を搬送するために用いる、長尺体の輸
送容器に関する。
【0002】
【従来の技術】使用済の蛍光管は、図7に示すような木
箱に収納されて数千本単位で廃棄物処理場までトラック
で輸送される。この木箱50は、台脚51上に固定され
た矩形の底板52の4周辺部に、4枚のパネル53を釘
や木ねじで固定することにより、角筒状の箱型に構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この木箱50
内に蛍光管30を積重ねていくと、個々の蛍光管30の
重量が累積されて、図7中矢印に示すように、底板52
およびパネル53に過大な内部圧力がかかる。この内部
圧力によって、パネル53が壊れたり底板52から外れ
て内部の蛍光管30がこぼれ落ちて損傷する可能性があ
る。
【0004】特に、蛍光管30の外周面は薄いガラス管
で形成されているから、上層の蛍光管30の重量の累積
によって最下層の蛍光管30は非常に損傷し易いという
問題点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とするところは、蛍光管等の長尺
体を輸送容器内で積重ねた場合に容器内側面に作用する
内部圧力を分散させ、輸送容器が壊れるのを未然に防止
するとともに長尺体を損傷させずに輸送できるようにす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る長尺体の輸送容器は、積重ねにより損傷し
やすい長尺体の長さ分の間隔をあけて平行に立設され、
かつ、その内側面に長尺体の両端部を貫入させ得る支持
面を備えた左右一対の垂直側壁を有することを特徴とし
ている。
【0007】また、本発明に係る長尺体の輸送容器は、
前記一対の垂直側壁の一方を固定で他方を取外し自在に
してもよく、前記垂直側壁の支持面を長尺体の両端部を
貫入させ得る発泡スチロールまたは発泡ウレタンによっ
て構成してもよい。
【0008】さらに、本発明に係る長尺体の輸送容器
は、前記垂直側壁の支持面を長尺体の両端部を貫入させ
得る網目に構成してもよく、前記垂直側壁を水平方向に
分割可能にしてもよい。
【0009】
【作用】長尺体(蛍光管)の両端部(端子)を垂直側壁
の支持面に貫入させることにより、各長尺体は輸送容器
の支持面全体に分散されて支持される。このように分散
支持させることにより長尺体の重量累積が防止され、輸
送容器の下層に位置する長尺体に損傷が生じなくなる。
【0010】特に垂直側壁の他方を取外し自在に構成す
ることにより、長尺体の両端部は片方ずつ垂直側壁の支
持面に迅速に貫入される。この支持面を発泡スチロール
または発泡ウレタンで構成することにより、外部からの
衝撃を緩衝する作用が増大され、かつ、長尺体の両端部
の貫入作業も容易になる。支持面を網目に構成しても同
様に長尺体の支持が可能である。また、固定側の垂直側
壁と対向する垂直側壁に水平方向の分割面を入れた場合
は、長尺体を全部ではなく、ある程度積重ねた段階で分
割型垂直側壁を長尺材の他端に当てがい支持することが
できるから、長尺材の他端でも重量分散が容易にでき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図3に基づいて説明する。図1に示される長尺体の
輸送容器1は、中空鋼板製の滑材2〜4上に固定された
矩形の底板5と、この底板5の4隅に立設された4本の
平面略コ字形状の柱部材6〜9とを備える。
【0012】柱部材6と柱部材7の各上端間、および柱
部材8と柱部材9の各上端間には、それぞれ横部材1
1,12が架設され、また、横部材11と滑材2の間、
および横部材12と滑材4の間には、それぞれ縦部材1
4,15が配設されている。また、横部材11の中央部
と横部材12の中央部は連結材17によって水平方向に
連結され補強されている。これらの縦部材14,15お
よび連結材17は、その剛性を高めるために、その中間
部分が平面略コ字状に外側に突出形成されている。柱部
材6と柱部材8の間、および柱部材7と柱部材9の間に
は、それぞれ垂直側壁20,20’が取付けられる。こ
の垂直側壁20(20’)は、断面四角形状の上かまち
21および下かまち22と、この上下かまち21,22
の各両端部を接続する側枠23,24と、内側に固定さ
れる支持板25とから構成される。側枠23(24)は
図3に示す如く上記柱部材6,7(8,9)と係合する
ように断面略コ字形状に形成されている。また、各支持
板25には、発泡スチロールや発泡ウレタン等の軟質素
材Sが接着一体化され、図2に示すように、向い合う軟
質素材Sの表面が蛍光管等の長尺体の支持面25aとな
る。
【0013】次に、この長尺体の輸送容器1に、蛍光管
30を収納して輸送する場合について説明する。図2お
よび図3に示すように、支柱6,8に係合された垂直側
壁20の支持面25aに蛍光管30の一方の端子30a
を突き刺していく。次に、他方の垂直側壁20’を図2
中左方向から支柱7,9に係合させるが、このとき、他
方の垂直側壁20’の支持面25aに蛍光管30の他方
の端子30aが突き刺さり、蛍光管30は向い合う垂直
側壁20,20’の間に支持される。
【0014】なお、蛍光管30の一方の端子30aを、
一方の垂直側壁20の支持面25aに必ずしも予め突き
刺しておく必要はなく、他方の垂直側壁20’を柱部材
7,9に係合させるときに、両方の支持面25a,25
aに蛍光管30の両方の端子30a,30aを同時に突
き刺すようにしてもよい。
【0015】このように本実施形態は、図4に示す如
く、個々の蛍光管30を支持面25aで分散して支持す
るように構成したから、輸送容器1の内部に過大な圧力
がかからなくなり、また個々の蛍光管30の重量が、図
7に示す従来容器50のように累積して下層の蛍光管3
0にかかることもない。しかも、発泡スチロールや発泡
ウレタン等の軟質素材Sは、外部からの衝撃を緩衝する
作用を奏するので、デリケートな蛍光管30を損傷させ
ずに輸送することができる。
【0016】次に、垂直側壁の第2の実施形態を図5に
基づいて説明する。本実施形態は、軟質素材Sに替え
て、例えば金属網34を支持板35に一体化することに
より、支持面35aを網目に構成したものである。本実
施形態における側枠等の他の構成部分は、上述した実施
形態と同様であるので図1に付した符号と同一符号を図
5に付して説明を省略する。本実施形態によれば、各網
目に蛍光管30の端子30a,30aが係止されるた
め、端子30a,30aを支持面25a,25aに突き
刺すときの抵抗がなくなり、他方の垂直側壁20’を柱
部材7,9に係合させやすくなる。
【0017】次に、垂直側壁の第3の実施形態を図6に
基づいて説明する。本実施形態は、垂直側壁20(2
0’)を上、中、下に3分割したもので、水平方向に2
本の分割面X,Xを形成している。
【0018】本実施形態は、蛍光管30を垂直側壁20
の下方の分割面Xの高さまで積重ねたら垂直側壁20’
の下段を柱部材7,9に係合させる。
【0019】これと同じように蛍光管30を垂直側壁2
0の上方の分割面Xの高さまで積重ねたら垂直側壁2
0’の中段を柱部材7,9に係合させ、さらに蛍光管3
0を上かまち21の下端まで積重ねたら垂直側壁20’
の上段を柱部材7,9に係合させる。
【0020】こうして蛍光管30を、各一対の支持面4
5a,45b,45cに3段階に分けて順番に突き刺し
ていくことにより、蛍光管30の収納作業が一層安全か
つ確実なものとなる。なお、垂直側壁20(20’)の
分割数は3以上でもよい。
【0021】以上の各実施形態は、使用済の蛍光管30
用の輸送容器に適用した場合について説明してきたが、
これに限られず、新品の蛍光管の輸送容器にも適用可能
である。そのほか、積重ねると損傷しやすい長尺の薄肉
銅管・ガラス管等の輸送容器にも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る長尺
体の輸送容器は垂直側壁の内側の支持面で長尺体の両端
部を支持できるため、無造作に長尺体を積重ねた場合の
ように輸送容器の内部に過大な圧力がかかることがな
く、容器内下層の長尺体に上層の長尺体の重量が累積的
に作用することもない。
【0023】このため、本発明によれば、長尺体を多数
収納しても輸送容器が壊れることがなく、内部に収納し
た長尺体を損傷させずに安全確実に輸送できる。
【0024】また、長尺体を垂直側壁の支持面で支持す
るので、長尺体相互の衝突や押圧が回避でき、例えば新
品蛍光管を包装なしで輸送することも可能になる。さら
に、輸送容器は反復して使用できるから、廃材も出ず資
源の有効活用およびコストの低減化も達成できる。
【0025】加えて、垂直側壁の他方を取外し自在にす
ることにより、蛍光管の収納作業を迅速にでき、支持面
を発泡スチロールまたは発泡ウレタンで構成すれば、長
尺体に衝撃が伝わるのを防止できる。
【0026】また、垂直側壁の支持面を網目にすれば、
長尺体の両端部の貫入が容易となり、さらに支持面を分
割可能にすれば、長尺体の収納作業が一層安全かつ確実
なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す長尺体の輸送容
器の分解斜視図。
【図2】図1に示す輸送容器の一方の垂直側壁に蛍光管
の端子を突き刺す過程を示す平面図。
【図3】図1に示す一方の垂直側壁の一部拡大断面図。
【図4】図1に示す輸送容器に収納された蛍光管の配列
を示す断面図。
【図5】(a)および(b)は、それぞれ垂直側壁の第2の
実施形態を示す正面図および側面図。
【図6】(a)および(b)は、それぞれ垂直側壁の第3の
実施形態を示す正面図および側面図。
【図7】従来の木箱に収納された蛍光管の配列を示す断
面図。
【符号の説明】
1 長尺体の輸送容器 20,20’ 垂直側壁 25a 支持面 30 蛍光管(長尺体) 30a 蛍光管の端子(長尺体の両端部) 34 金属網 S 軟質素材(発泡スチロールまたは発泡ウレタン)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積重ねにより損傷しやすい長尺体の長さ
    分の間隔をあけて平行に立設され、かつ、その内側面に
    長尺体の両端部を貫入させ得る支持面を備えた左右一対
    の垂直側壁を有する長尺体の輸送容器。
  2. 【請求項2】 前記一対の垂直側壁の一方が固定で他方
    が取外し自在である請求項1記載の長尺体の輸送容器。
  3. 【請求項3】 前記垂直側壁の支持面が、長尺体の両端
    部を貫入させ得る発泡スチロールまたは発泡ウレタンに
    よって構成された請求項1または2記載の長尺体の輸送
    容器。
  4. 【請求項4】 前記垂直側壁の支持面が、長尺体の両端
    部を貫入させ得る網目で構成された請求項1から3のい
    ずれか記載の長尺体の輸送容器。
  5. 【請求項5】 前記垂直側壁が、水平方向に分割面を有
    する請求項1から4のいずれか記載の長尺体の輸送容
    器。
JP7238058A 1995-09-18 1995-09-18 長尺体の輸送容器 Pending JPH0977060A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7238058A JPH0977060A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 長尺体の輸送容器

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JP7238058A JPH0977060A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 長尺体の輸送容器

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JPH0977060A true JPH0977060A (ja) 1997-03-25

Family

ID=17024540

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JP7238058A Pending JPH0977060A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 長尺体の輸送容器

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JP (1) JPH0977060A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019001526A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 東芝ロジスティクス株式会社 コンテナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019001526A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 東芝ロジスティクス株式会社 コンテナ

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Effective date: 20040701

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041224