JP2002002689A - 組立パレット及び組立パレット用の棒材保持具 - Google Patents

組立パレット及び組立パレット用の棒材保持具

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JP2002002689A
JP2002002689A JP2000187592A JP2000187592A JP2002002689A JP 2002002689 A JP2002002689 A JP 2002002689A JP 2000187592 A JP2000187592 A JP 2000187592A JP 2000187592 A JP2000187592 A JP 2000187592A JP 2002002689 A JP2002002689 A JP 2002002689A
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pallet
pipes
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holding holes
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JP2000187592A
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Satoru Konno
覚 金野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】任意長さの汎用のパイプとパイプ保持具とを組
合せて、任意の大きさのパレットを構成する。道具を使
用せずに、パレットの組立・分解が可能で、分解したパ
イプ保持具は省面積で保管できる。 【解決手段】筒状基体1の一方の側板4、4にパイプ保
持孔9、9を形成し、他方の側板5、5に、パイプ保持
孔9と高さを違えて、円形のパイプ保持孔10、10を
形成し、パイプ保持具18を構成する。パイプ保持具1
8のパイプ保持孔10に、横のパイプ22を挿入し、パ
イプ保持孔10に縦のパイプ21を挿通すして、縦L1
横L2 のパレット25を構成する。パイプ保持具18内
で、縦横のパイプ21、22が交差し、かつ当接するの
で、パレット25使用中に不慮にパイプ21、22が抜
けない。通常のパレットと同様に荷物の保管・搬送等に
使用し、フォークをF方向に差し込んで使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所望の長さの棒
材を使用して構成できる組立パレット及びその組立パレ
ットを構成する棒材保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、荷物の大きさに合わせた各種平
面形状・大きさのパレットを用意して保管し、必要に応
じて保管しておいたパレットに荷物を載せて搬送に使用
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の場合、荷物の形
状に合わせた各種形状・大きさのパレットを用意しなけ
ればならず、広い保管場所が必要となる問題があった。
【0004】一方、鉄板の運搬用スキットでは、縦の角
材に連結ピンを有する固定金具を固定し、横の角材にピ
ン穴を有する固定金具を固定して、ピン穴に連結ピンを
挿通して、両固定金具を連結して、縦横の角材を格子状
に組み立てる構造として、分割容易な構造が提案されて
いた(特開平7−101446)。しかし、この運搬用
スキットでは、縦及び横の角材に予め異なる固定金具を
釘やネジで固定しなければならず、また、平面の大きさ
の調節も困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明では、縦
横に配置した棒材を保持できる棒材保持具を使用して、
棒材と組み合わせてパレットを構成したので、前記問題
点を解決した。
【0006】即ち、この発明は、中空又は中実の棒材を
縦横に配置して構成するパレットであって、縦横に配置
した棒材の交差点において、棒材保持具で前記縦横の棒
材を着脱自在に保持したことを特徴とする組立パレット
である。
【0007】また、前記において、棒材保持具は、筒状
基材からなり、縦方向と横方向とで、高さを違えた棒材
保持部を形成して構成した組立パレットである。また、
前記において、複数の棒材保持部を並列して形成した組
立パレットである。また、前記において、棒材の交差点
において、交差した上下の棒材は交差点で互いに当接し
た組立パレットである。
【0008】また、他の発明は、側板を有する筒状基体
で、一方の対向する側面に連通する第一パイプ保持孔を
夫々形成し、他の対向する側面に、前記第一保持孔と高
さを違えて、連通する第二保持孔を夫々形成して、一体
成形したことを特徴とする組立パレット用の棒材保持具
である。更に、前記において、筒状基材の上部に、内部
空間を格子状に仕切る補強板を形成し、該補強板に、側
板の第一又は第二保持孔に連通する保持孔を夫々形成し
た組立パレット用の棒材保持具である。
【0009】前記における中空又は中実の棒材とは、棒
状の部材で、中空部を有しあるいは中空部を有さない構
造のものいずれも含み、材質も金属・樹脂・木製などの
単独又は組合せなど、いずれでも可能である。例えば、
金属パイプ、短冊状の金属板、木製角材、各種形鋼(山
型、溝型、H型等)等を使用することができる。この場
合、使用する棒材の断面形状に対応した棒材保持孔その
他の棒材保持部を形成する。
【0010】また、前記における棒材保持部としては、
棒材の断面形状に応じた貫通孔や切欠き、あるいは棒材
を挿通できるリング、部分リング等、その形状構造は任
意である。
【0011】
【発明の実施の形態】下方に開放した筒状基体1の対向
する側板4、4に使用するパイプ21に対応した円形の
パイプ保持孔9、9を形成する。同様に、前記筒状基体
1の側板4に隣接する他の側板5、5に、前記パイプ保
持孔(第一保持部)9と高さを違えて、使用するパイプ
22に対応した円形のパイプ保持孔(第二保持部)1
0、10を形成する。以上のようにして、パイプ保持具
(棒材保持具)18を構成する(図4〜6)。
【0012】パイプ保持具18、18の側板5、5のパ
イプ保持孔10、10に、横のパイプ22、22を挿入
して、パイプ22、22が貫通したパイプ保持具18、
18に、縦のパイプ21を挿通する。パイプ保持具18
内で、縦横のパイプ21、22が交差するようにパイプ
を保持して、パレット25を構成する(図1〜図3)。
【0013】
【実施例1】図1〜図12に基づきこの発明の実施例を
説明する。
【0014】(1)パイプ保持具18の構成について説
明する。
【0015】下端3aが開放した筒状基体1は、下方に
向けて若干広がった形状で、上端2aに天板7を形成し
てある。また筒状基体1は、対向する側板4、4、側板
5、5を有する四角筒状で、隅部6、6を曲面状に形成
してある(図4〜6)。また、前記天板7の外周は、側
板4、5の外面よりも、外方に突出して形成されてい
る。
【0016】前記筒状基体1の上部2内側で、対向する
側板4、4間に、内部を区画するように、2枚づつの補
強板11、11が、また他の対向する側板5、5間に、
内部を区画するように、2枚づつの補強板14、14が
配置され、補強板11、14の両面と、筒状基体1の側
板4、5の内面4a、5aとで、前記筒状基体1の上部
2内側が9つに区画される(図3〜6)。
【0017】筒状基体1の対向する側板4、4に、天板
7の下面8に接するように、使用するパイプ21に対応
した円形のパイプ保持孔9、9が形成されている。前記
パイプ保持孔9は、各区画に1づつ、側板4、4に合計
3つづつ同一高さで並列して形成される(図6、図
2)。
【0018】前記補強板11に、前記側板4のパイプ保
持孔9に対応して、これと連通するように、パイプ保持
孔12、12が形成されている。該パイプ保持孔12
は、下部13bが、前記パイプ保持孔4と略同一の半円
形で、上部13aが、上部13aの半円形に接するよう
長方形状に形成され、上方に向けて広がっている(図7
(b))。
【0019】同様に、筒状基体1で、前記側板4、4の
隣接する他の側板5、5に、使用するパイプ22に対応
した円形のパイプ保持孔10、10が形成されている。
前記パイプ保持孔10は、その上縁が、前記パイプ保持
孔9の下縁と接するような高さで形成されている。前記
パイプ保持孔10、10は、各区画に1づつ、側板5に
合計3つ同一高さで並列して形成される(図1(b)、
図6)。
【0020】前記補強板14に、前記両側板5のパイプ
保持孔10、10に対応して、これと連通するように、
パイプ保持孔15、15が形成されている。該パイプ保
持孔15は、上部16aが、前記パイプ保持孔10と略
同一の半円形で、下部16bは、上部16aの半円形に
接するような長方形状に形成され、下方に向けて広がる
ように開放している(図7(a))。
【0021】以上のようにして、パイプ保持具18を形
成する。前記パイプ保持具18は、硬質の樹脂で一体に
成形して形成してある。図中19、天板7に開けられた
透孔で、成形の際に、型抜きのために使用したものであ
る。
【0022】(2)組立パレット25の組立について説
明する。
【0023】縦L1 (例えば、L1 =900mm)、横
2 (例えば、L2 =1200mm)に合わせて、形成
された縦用の金属製のパイプ21、横用の金属製のパイ
プ22を夫々用意する(図1(a))。
【0024】まず、4つのパイプ保持具18、18の下
側(側板5、5)のパイプ保持孔10、15の2つ(並
列した3つのパイプ保持孔の内の両端の2つ)を使用し
て、2本づつパイプ22、22を挿入して、パイプ群2
3を形成する。パイプ群23は、パイプ22の両端部に
夫々パイプ保持具18、18が取り付けられ、中間部に
も等間隔でパイプ保持具18、18が配置される(図
2、図1(a))。
【0025】続いて、4つのパイプ保持具18が取付ら
れたパイプ群23、23を3つ並列し、各パイプ群23
のパイプ保持具18の上側(側板4、4)のパイプ保持
孔9、12の1つ(並列した3つのパイプ保持孔の内の
中央の1つ)に、縦のパイプ21を挿通して、パイプ群
23、23を連結する(図1(b))。
【0026】以上のようにして、パレット25が完成す
る(図1(a)、図3)。
【0027】パレット25は、パイプ21、22が、パ
イプ保持孔9、10、12、15の孔縁との摩擦、及び
パイプ21、22との交差点での摩擦により保持され
る。従って、並列したパイプ保持具18、18を押さえ
た状態で、パイプ21又はパイプ22を抜かない限り、
パイプ21、22とパイプ保持具18、18とがずれる
ことも無いので、現状の構造を維持して、通常のパレッ
トと同様に、荷物を載せて搬送に使用できる。
【0028】この際、パイプ保持具18には、天板7が
形成されているので、荷物の安定が良い。また、フォー
クリフトを使用する際には、フォークをパイプ保持具1
8、18間のパイプ21(又はパイプ22)に係止すれ
ば、安定が良い。通常、フォークは下側に位置するパイ
プ22側に、矢示Fのように差し込んで使用する。この
場合、天板7の下面8と上側のパイプ21、上側のパイ
プ21と下側のパイプ22とが上下に接するので、フォ
ークリフトを使用した際に、荷物の荷重は、天板7→パ
イプ21→パイプ22から、フォークに伝わり効率よい
荷重支持ができる。
【0029】また、パレット25上に、更に平板を被せ
て、平板の上に荷物を載せることもできる。また、荷崩
れ防止用に、ベルトを掛け、あるいはシートを被せる際
に、その端部をパイプ21、22を利用して固定できる
(図示していない)。
【0030】また、パレット25を使用しない際には、
パイプ保持具18、18を押さえた状態で、パイプ21
又はパイプ22を一列づつ順に抜き取り、外せば容易に
分解できる。従って、パイプ保持具18とパイプ21、
22とを別々に保管できるので、パレット保管スペース
の軽減ができる。また、汎用のパイプを使用してパレッ
トを組立て構成できるので、パイプ21、22は容易に
調達できるので、パイプ保持具18のみを保管すればよ
い。
【0031】(3)パレット25の他の構成について説
明する。
【0032】前記において、パレット25の組立に際し
て、パイプ保持具18、18にパイプ22、22を先に
取り付けたが、パイプ21を先に取り付けることもでき
る。
【0033】また、前記において、パイプ22を2本と
し、パイプ21を1本としたが、載置する荷物の荷重や
隣接するパイプ保持具18の間隔の設定により、パイプ
21、22の数は1〜3本を適宜選択して使用できる
(図示していない)。
【0034】また、前記において、パイプ保持具18
は、縦3つ・横4つ使用したが、使用方法・目的等によ
り、適宜選択して使用することもできる。例えば、縦横
3つづつのパイプ保持具18を使用することもできる
(図8)。
【0035】また、パイプの長さ・本数などを適宜選択
すれば、任意の平面形状・大きさのパレットを容易に形
成できる。
【0036】例えば、縦横3つづつのパイプ保持具18
を使用した場合で(図9)、積載荷重が大きい場合に
は、1つのパイプ保持具18に対して、パイプ21、2
2を3本づつ使用して、パレット25を構成し(図9
(a))、積載荷重が比較的小さい場合には、パイプ2
1、22を1本づつ使用して構成することもできる(図
9(b))。また、長尺な荷物など一方向にのみ撓みや
すい物などの搬送に使用する場合には、撓みやすい方向
に、パイプ22、22を3本使用し、他の方向にパイプ
21を1本使用する構成とすることもできる(図9
(c))。
【0037】また、前記において、パレット25には、
縦横全長に亘る長さのパイプを夫々使用したが、縦用
に、パレット25の縦方向の長さよりも短いパイプ21
a、21b、・・・などを組み合わせ、同様に、パレッ
ト25の横方向の長さよりも短いパイプ22a、22
b、・・・などを組み合わせて、パレット25を構成す
ることもできる(図10(a)(b)、図11)。従っ
て、パイプ保持具18には縦横3つづつのパイプ保持孔
9、10を形成したので、配置されるパイプ保持具1
8、18のすくなとも2つ又は3つの間をつなげる長さ
のパイプ21a、22aを用意すれば、このパイプ21
a、22aを組み合わせれば、縦横任意長さのパレット
を構成できる。
【0038】(4)パイプ保持具18の他の構成につい
て説明する。
【0039】また、前記実施例において、パイプ21、
22は、縦横同径の物を使用したが、異なる径あるいは
断面形状そのものが異なる棒材を使用することもできる
(図示していない)。この場合には、パイプの断面形状
に対応して、パイプ保持孔9、10、パイプ保持孔1
2、15を、夫々対応した形状とする(図示していな
い)。
【0040】また、前記実施例において、パイプ保持孔
9を天板7の下面に接するように形成し、パイプ保持孔
10の上縁をパイプ保持孔9の下縁と接するような高さ
で形成したので、挿入したパイプ21、22が互いに当
接するので、天板7上の荷物の荷重が首尾良く、パイプ
22の下縁に伝わり、望ましい。しかし、側板5、6が
十分な強度を有するようにパイプ保持具18を形成すれ
ば、パイプ21、22が接しないようにパイプ保持孔
9、10を配置することもできる(図示していない)。
【0041】また、前記実施例において、天板7の外周
縁は、側板5、6の外面より外方に突出した形状とした
が、側板5、6の外面と同一に形成することもできる
(図示していない)。また、パイプ保持具18に天板7
を形成したが、天板1を省略して、筒状基体1は上方に
開放した筒状の形状とすることもできる(図12
(a)。
【0042】また、筒状基体1は四角形の角筒状とした
が、側板にパイプ保持孔が形成できれば、8角形や他の
角筒、あるいは円筒状とすることもできる(図示してい
ない)。
【0043】また、前記実施例において、筒状基体1に
補強板11、14を形成したが、補強板は省略すること
もできる(図12(a))。
【0044】また、前記実施例において、パイプ保持具
18は筒状基体1を使用した構造としたので、パレット
25を載置した際に安定が良いが、格子状に配置された
縦横のパイプ21、22の交叉部分に配置して、交叉し
たパイプ21、22を保持できる保持部を有すれば、筒
状でない他の構造とすることもできる。例えば、補強板
11、14を組み合わせたような板状(井桁状)のパイ
プ保持具18とし(図12(b))、あるいはフレーム
状(枠状)のパイプ保持具18とするできる(図12
(c))。
【0045】
【実施例2】図13〜図15に基づき他の実施例を説明
する。この実施例のパイプ保持具27は、筒状基体1を
高さを低く形成したもので、主にパレット25をキャス
ター30を設けた床フレーム29に載置して、台車とし
て使用するものである。尚、前記実施例1のパレット2
5を台車に使用することも可能である。
【0046】下端3aが開放した筒状基体1に天板7を
連設し、対向する側板4、4に、天板7の下面8に接す
ように、パイプ保持孔9、9を形成し、側板5、5に、
パイプ保持孔10、10が形成されている。前記パイプ
保持孔10は、その上縁が、前記パイプ保持孔9の下縁
と接するような高さで形成されている。筒状基体1内
は、側板4、5と並列して、格子状に筒状基体内を仕切
る補強板11、14が配置され、前記補強板11に、前
記側板4のパイプ保持孔9に対応して、これと連通する
ように、パイプ保持孔12、12が形成されている(図
14(b))。また、前記補強板14に、前記側板5の
パイプ保持孔10、10に対応して、これと連通するよ
うに、パイプ保持孔15、15が形成されている(図1
4(a))。図中19は、天板7に開けられた透孔で、
成形の際に、型抜きのために使用したものである。
【0047】前記パイプ保持具27、27とパイプ2
1、22とを組み合わせて、実施例1と同様にパレット
25を構成する。四隅にキャスター30、30を固定し
た床フレーム29に、前記パレット25を載置して使用
する(図15)。この場合、床フレーム29に、側面パ
ネル31、31を立設して、運搬用台車32として、使
用することもできる(図15(a)(b))。また、床
フレーム29、あるいは外周に位置するパイプ21、2
2のいずれかに、手押し用のバーを取り付ければ、手押
し台車として使用することもできる(図示していな
い)。
【0048】尚、前記パイプ保持具27を使用したパレ
ット25を、台車32以外に、前記実施例1のような使
用とすることも当然に可能である。
【0049】
【実施例3】図16に基づき、この発明の他の実施例を
説明する。前記実施例1、2では、下方に開放した筒状
基体1を使用したが、この実施例のパイプ保持具38
は、筒状基体1を上方に開口した形状としたものであ
る。
【0050】上端2aが開放した筒状基体1は、上方に
向けて若干広がった形状で、下端3aに底板35が一体
に形成してある。また、筒状基体1は、対向する側板
4、4、側板5、5を有する四角筒状で、上端2aの外
周縁にフランジ36が一体に連設してある。
【0051】筒状基体1の対向する側板4、4に、フラ
ンジ36の下面37に接するように、使用するパイプ2
1に対応した円形のパイプ保持孔9、9を形成する。前
記側板4の外面に、前記保持孔9と連通する補強筒39
を夫々一体に形成する。補強筒39の上端部はフランジ
36の下面37と一体に形成されている。
【0052】同様に、筒状基体1で、他の側板5、5
に、使用するパイプ22に対応した円形のパイプ保持孔
10、10を形成する。前記パイプ保持孔10は、その
上縁が、前記パイプ保持孔9の下縁と接するような高さ
で形成されている。前記側板5で、前記パイプ保持孔1
0の上方にフランジ36の下面37から補強板40を形
成する。前記補強板40の下縁41と前記パイプ保持孔
10の上縁とは略同一に形成されている。
【0053】以上のような構造を、硬質の樹脂で一体に
成形して、パイプ保持具38を形成する。
【0054】このパイプ用保持具38も、前記実施例
1、2と同様に、パイプ20、21をパイプ保持孔9、
10に差し込みながら、パイプ20、21を枠状(格子
状)に組み、交差点にパイプ保持具38、38が位置す
るように形成して、パレットを構成する(図示していな
い)。
【0055】
【発明の効果】この発明のパレットでは、縦横に配置し
た棒材の交点において、パイプ保持具で縦横に配置した
棒材を着脱自在に保持するので、パレットの組立分解が
容易であり、任意長さの棒材を使用でき、所望の形状・
大きさのパレットを簡単に構成できる。従って、搬送効
率を高めることができる。パイプ保持具に高さを違えた
縦横の棒材保持部を形成すれば、配置した棒材を保持部
で保持するだけで、縦横の棒材が緩衝せず、容易に交叉
した状態で配置できる。また、複数の棒材保持部を並列
して形成すれば、荷物の状態に適応して、パイプ保持具
に対して、選択した1つ又は複数の棒材を使用できる効
果がある。
【0056】また、縦横の棒状部材が交差点で、上下に
接するように保持できるパイプ保持具を使用するれば、
パレット上の積載物の荷重は、下側の棒材に効率よく伝
わり、フォークリフトなどで、下側の棒材を支持すれば
安定して搬送できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の組立パレットの実施例で、(a)は
平面図、(b)は側面図である。
【図2】同じく背面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】図1(a)のA−A線における拡大断面図であ
る。
【図5】図1(a)のB−B線における拡大断面図であ
る。
【図6】この発明のパイプ保持具を底面側から見た斜視
図である。
【図7】(a)(b)は、この発明のパイプ保持具に使
用する補強板の正面図である。
【図8】この発明のパレットの他の実施例の平面図であ
る。
【図9】(a)〜(c)は、この発明の他のパイプの配
置を表す概略した平面図である。
【図10】(a)(b)は、同じく他のパイプの配置を
表す概略した平面図である。
【図11】同じく他のパイプの配置を表す概略した平面
図である。
【図12】(a)〜(c)は、この発明の他のパイプ保
持具の斜視図である。
【図13】この発明の他のパイプ保持具で、(a)は平
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図14】(a)は図13(a)のC−C線における断
面図で、(b)は同じくD−D線における断面図であ
る。
【図15】パイプ保持具を使用した運搬用台車で、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図16】他のパイプ保持具で、(a)は平面図、
(b)は(a)のE−E線における断面図で、(c)は
F−F線における断面図である。
【符号の説明】
1 筒状基体 2 上部(筒状基体) 3 下部(筒状基体) 4 側板(筒状基体) 5 側板(筒状基体) 6 隅部(筒状基体) 7 天板(筒状基体) 9 パイプ保持孔(側板4。パイプ保持部) 10 パイプ保持孔(側板5。パイプ保持部) 11 補強板 12 パイプ保持孔(補強板11。パイプ保持部) 14 補強板 15 パイプ保持孔(補強板14。パイプ保持部) 18 パイプ保持具 21、21a、21b パイプ(縦用。棒材) 22、21a、21b パイプ(横用。棒材) 25 パレット 27 パイプ保持具 29 床フレーム 32 運搬用台車 38 パイプ保持具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空又は中実の棒材を縦横に配置して構
    成するパレットであって、縦横に配置した棒材の交差点
    において、棒材保持具で前記縦横の棒材を着脱自在に保
    持したことを特徴とする組立パレット。
  2. 【請求項2】 棒材保持具は、筒状基材からなり、縦方
    向と横方向とで、高さを違えた棒材保持部を形成して構
    成した請求項1記載の組立パレット。
  3. 【請求項3】 複数の棒材保持部を並列して形成した請
    求項2記載の組立パレット。
  4. 【請求項4】 棒材の交差点において、交差した上下の
    棒材は交差点で互いに当接した請求項1又は2記載の組
    立パレット。
  5. 【請求項5】 側板を有する筒状基体で、一方の対向す
    る側面に連通する第一パイプ保持孔を夫々形成し、他の
    対向する側面に、前記第一保持孔と高さを違えて、連通
    する第二保持孔を夫々形成して、一体成形したことを特
    徴とする組立パレット用の棒材保持具。
  6. 【請求項6】 筒状基材の上部に、内部空間を格子状に
    仕切る補強板を形成し、該補強板に、側板の第一又は第
    二保持孔に連通する保持孔を夫々形成した請求項5記載
    の組立パレット用の棒材保持具。
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