JP5039881B2 - 包装トレー用ラック - Google Patents

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Description

この発明は、野菜、果実、卵等の食品や各種の精密部品等を収納した包装トレーを個別に嵌合して支持する包装トレー用ラックに係り、運搬、保管する際に大小異なる大きさの包装トレーをそれぞれ嵌合して兼用可能とした包装トレー用ラックに関する。
従来、イチゴ、びわ、さくらんぼ、ぶどう、プラム等の果実やミニトマト等の小形野菜は、開口部周縁にフランジを有する合成樹脂製の包装トレーに収納され、さらに前記トレーをダンボール箱に入れられて保管、輸送される。スーパーマーケット等の小売店ではダンボール箱から前記トレーを取り出してそのまま店頭に陳列して販売する。例えば、イチゴについて生産者から小売店の店頭に陳列されるまでの流通経路について説明すると、生産者が採取したイチゴは、まず指定サイズごとに選別された後、包装トレーに一個ずつ並べて収納される。
このような包装トレーを支持して運搬する包装トレー用ラックとして、特開2000−62781号公報記載の包装トレー用ラックがある。この包装トレー用ラックは、縦横に設けた桟によって複数の窓を形成してなる枠体に複数の中空錐体状支柱を立設してなる。前記中空錐体状支柱は、少なくとも枠体側下面が開口しており、同列方向においては前記枠体を挟んで上下方向に交互に反対向きとなるように配設されている。
前記ラックは、同一方向においては、中空錐体状支柱の嵌合が可能であり、嵌合して保管することによってスペースの節約を図ることができる。一方、使用するときには水平に180度回転させるだけで下段の包装トレー用ラックのみならず上段の包装トレー用ラックにおいても包装トレーを保持する空間を確保することができ、しかも包装トレーを浮いた状態で保持することができる。従って、振動や衝撃を吸収するとともに、冷気を均一に循環させることにより野菜や果実の品質を長持ちさせることができる等の効果を奏する。
特開2000−62781号公報
しかしながら、上述の特開2000−62781号公報記載の包装トレー用ラックには、次のような問題がある。即ち、包装トレーを嵌合させる窓は一定の大きさに形成されているが、市場では複数種類の大きさの包装トレーが使用されている。例えば、イチゴ用包装トレーには、一般的には下記に表示するようなFタイプとZタイプの2種類が使用されている。
図8及び図9は、一般に使用されているトレーの断面図を示すもので、図10が長手方向の断面図であり、図11が 短手方向の断面図である。長手方向の外寸法をL,短手方向の外寸法をL1、フランジの幅寸法をF、フランジの高さ寸法をHf、吊り位置における長手方向の長さ寸法をT、吊り位置における短手方向の幅寸法をT1、包装トレーの高さ寸法をH、底面の長手方向の寸法をP,短手方向の寸法をP1とすると、一般に使用されているFタイプとZタイプは表1に示すとおりである。
Figure 0005039881
上記表1から明らかなように、FタイプとZタイプの各寸法の割合は相似形ではなく、それぞれいずれかが大きく形成されている。このような包装トレーを併用して使用するトレー用ラックにおいては、ラックのトレー嵌合用窓をそれぞれ大きい方の寸法に合わせて形成することになる。
特に、フランジの幅寸法Fと、短手方向の吊り位置における幅寸法T1が、大きく異なっている。FタイプとZタイプを比較すると、吊り位置における長手方向の長さ寸法Tは、Fタイプの方がZタイプよりも2mm短いが、フランジ幅が5mm長いのでずれても落下するおそれは少ない。一方、吊り位置における短手方向の幅寸法T1は、Zタイプの方がFタイプよりも6mm短く、しかもフランジ幅寸法Fも5mm短い。従って、包装トレーが短手方向にずれた場合には、落下するおそれがある。従って、FタイプとZタイプの包装トレーを兼用するために、トレー嵌合用窓をそれぞれ大きい方の寸法に合わせて形成した場合には、Zタイプの包装トレーが落下するおそれがある。
この発明は、上記の現況に鑑みてなされたもので、FタイプとZタイプの二種類の包装トレーを安全に嵌合することができる包装トレー用ラックを提供することを目的とするものである。また、この発明は、包装トレーを嵌合したラックを合成樹脂製箱に収納して運搬、保管する場合に、容易に合成樹脂製箱に充填したり、取り出すことができるようにした包装トレー用ラックを提供することを目的とするものである。また、この発明は、取り扱いが簡単で、保管する際には嵌合して積み重ねることによって場所を取らず、使用する際には単に180度水平に回転させるだけで包装トレーを嵌合、保持するための空間を確保することができるようにした包装トレー用ラックを提供するものである。
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明の包装トレー用ラックは、平面において長方形状の外枠の中に設けた桟によって、フランジ付き包装トレーを嵌合する複数の長方形状のトレー嵌合用窓を形成し、外枠及び桟に上向き支柱と下向き支柱を交互に反対向きとなるように突設してなる包装トレー用ラックであって、
平行な長手側外枠の間に二つの長手方向の桟を間隔を開け一部を並列させるとともに、前記長手方向の桟のうち一方を短手側外枠の一方に連結し、前記長手方向の桟の他方を短手側外枠の他方に連結し、長手方向の桟のそれぞれ半分の長さの部分と先端部に、長手側外枠と直交する桟を連結させることによって6個のトレー嵌合用窓を形成してなる。
前記6個のトレー嵌合用窓は、 外枠の長手方向に二列に配列し、一方の列においては2つのトレー嵌合用窓を長手方向に直列させるとともに、1つのトレー嵌合用窓は90度向きを変えて配設し、他方の列においては外枠を水平に180度回転させたとき、前記一方の列のトレー嵌合用窓と重なり合うように配列してなる。
前記長手方向の二つの桟が並列する部分には、下端部を前記長手方向の二つの桟に連結させ、把持部を上方に突出させた取っ手を突設してなり、対向する短手側外枠の中間部に設けた支柱は、互いに長さの中心部から反対方向にずらして突設してなる。
トレー嵌合用窓の短辺側を形成する外枠と桟の上面には、包装トレーのフランジを係止する係止片を設け、トレー嵌合用窓の長辺側を形成する外枠と桟の内面には、包装トレーの側面に当接してずれを防止する突き当て片を設けてなり、前記突き当て片は、内面が下方に向かって内側に傾斜した断面略三角形状に形成してなる。
前記トレー嵌合用窓の長手側に面する外枠の外面に凹部を形成することが好ましい。また、トレー嵌合用窓の長手側の外枠に手掛け用切欠を設けてもよい。また、上向き支柱と下向き支柱は連結側が開口した中空体であって、外枠と外枠の長手方向に配設してなる桟に突設した上向き支柱と下向き支柱のいずれか一方の先端面に突出部を設け、他方の先端面に前記突出部が嵌合する孔を設けてもよい。
この発明は上述するところから明らかなように、トレー嵌合用窓の短手側においては、桟の上面に突設した係止片に包装トレーの上方に膨出したフランジが係止することによってずれが防止される。一方、トレー嵌合用窓の長手側においては、吊り位置における長手方向の包装トレー側面寸法が小さい場合でも、桟の側面に突設した突き当て片によって側面上部が係止されるので、包装トレー全体が落下するおそれがなくなる。
また、包装トレー用ラックの中央部には取っ手を設けたので、合成樹脂製箱への充填、取出しが容易であるとともに、包装トレーを嵌合した状態で吊り下げることができるから包装トレー内の製品を損傷させることがない。また、包装トレー用ラックは、同一方向においては支柱同士を嵌合させて積み重ねることができるから保管する際に場所を取らない。一方、水平に180度回転させたときは、下段の包装トレー用ラックの上向き支柱に上段の包装トレー用ラックの下向き支柱を載置させて連結することができるから、包装トレーを嵌合、保持するための空間を確保することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明にかかる包装トレー用ラックの斜視図、図2は平面図、図3は正面図、図4は右側面図である。包装トレー用ラック10は、長手方向の外枠11と短手方向の外枠13によって、平面長方形状に形成された外枠15の内部に6個のトレー嵌合用窓17が設けられている。6個のトレー嵌合用窓17は、平面長方形状であって、長手側外枠11に沿ったトレー嵌合用窓17aと短手側外枠13に沿ったトレー嵌合用窓17bからなる。
包装用トレーラック10は、通常は所定の大きさの合成樹脂製箱に収納して運搬、保管されるから、外枠15の外側寸法は、収納する合成樹脂製箱に挿入できる大きさであって、合成樹脂製箱の内面に当接し、ガタが生じない大きさであることが好ましい。
前記トレー嵌合用窓17は、長手側外枠11に並行であって短手側外枠13に直交するとともに一部を並列させた桟19,19と、短手側外枠13に並行であって長手側外枠11に直交する桟20,21によって構成されている。桟19,19の一端は、短手側外枠13に連結されており、略半分の長さにおいて一定の間隔を空けて並列的に設けられている。また、桟20は、桟19,19の一方側の先端部と連結し、桟21は、桟19,19の略中間部に連結している。
このようにして、トレー嵌合用窓17aは、長さ方向が長手側外枠11と並行であり、トレー嵌合用窓17bは、長さ方向が短手側外枠13と同じ方向に向いており、トレー嵌合用窓17aとトレー嵌合用窓17bとはトレーの向きが直交している。なお、トレー嵌合用窓17aとトレー嵌合用窓17bとは、同じ大きさに形成されている。
前記トレー嵌合用窓17の大きさは、上述のFタイプとZタイプのトレーを兼用することができるように、それぞれ縦方向及び横方向において、FタイプとZタイプのトレーのそれぞれ大きい方の寸法に合わせて形成されている。
前記桟19,19の並列している部分には、取っ手23が突設されている。取っ手23は、下端部を桟19,19に連結するとともに、把持部を上方に突出させることによって形成されており、下方は開口している。取っ手23の幅寸法は、図示する実施形態では桟19,19の間隔にほぼ等しく形成されており、把持部は図2及び図5に示すように、格子状に形成されている。このように、把持部を格子状に形成することによって、上面に埃や水滴が付いて汚染するのを防止することができる。
前記長手側外枠11と短手側外枠13は、平行な板を所定の間隔を空けて連結することによって形成されており、トレー嵌合用窓17aとトレー嵌合用窓17bの長手側のほぼ中央部に位置する外枠部分に手掛け用切欠部25が形成されている。前記切欠25は、外枠の外面に段部を形成するように形成されており、トレー嵌合用窓17に包装トレーを嵌合したときに、包装トレーのフランジの下面に隙間を形成する。従って、包装トレーを取り出すときに、前記切欠25に指を挿入すれば容易に取り出すことができる。なお、前記切欠25は、段部とすることなく外枠の上面全体を凹部とするように切り取ることによって形成してもよい。
また、前記長手側外枠11と短手側外枠13のうち切欠25を設けた部分は、他の部分よりも凹んだ凹部26に形成されている。前記凹部26を設けることによって、図1及び図2からも分かるように、包装用トレーラック10を合成樹脂製箱に挿入したとき合成樹脂製箱の内面と長手側外枠11又は短手側外枠13の間に指を入れる隙間が生じ、この隙間に指を入れて包装トレーを容易に取り出すことができる。
次に、トレー嵌合用窓17a、17bに包装トレーを嵌合させたとき、包装トレーが吊り下げ状態となるように、高さ方向において一定の空間を保持する支柱について説明する。支柱は、外枠15と、桟19,19の連結部27にそれぞれ設けた上向き支柱29と下向き支柱30とからなり、中空の略円錐台形状に形成されている。前記上向き支柱29と下向き支柱30とは、包装トレー用ラック10の長手方向においてそれぞれ交互に形成されている。
図1及び図2において、長手側外枠11には、左側から上向き支柱29a、下向き支柱30a、上向き支柱29b、下向き支柱30bの順に設けられており、中央部の桟19には、外枠の場合とは逆に左側から下向き支柱30c、上向き支柱29c、下向き支柱30d、上向き支柱29dの順に設けられている。
前記上向き支柱29aと下向き支柱30bは、それぞれ外枠15の隅角部に設けられており、上向き支柱29bと下向き支柱30aは、長手側外枠11の外面と同一外面とした突出部31に設けられている。また、下向き支柱30cと上向き支柱29dは、上向き支柱29cと下向き支柱30dを結ぶ直線上からはずれているが、同一直線上に突設することができるのは勿論である。下向き支柱30cと上向き支柱29dを上向き支柱29cと下向き支柱30dを結ぶ同一線上に突設する場合には、桟19からずれて短手側外枠13に突設すればよい。
上記支柱の構成においては、上向き支柱29と下向き支柱30を交互に反対向きとなるように突設したから、包装トレー用ラック10、10を同一方向に積み重ねたときは、上向き支柱29と上向き支柱29、下向き支柱30と下向き支柱30同士がそれぞれ嵌合することになり、高さを低くして積み重ねることができる(図6参照)。
一方、同一方向に複数積み重ねた包装トレー用ラック10のうち、上段のラック10を水平に180度回転させて下段のラック10に載置すると、下段のラック10の上向き支柱29に上段のラック10の下向き支柱30が載置されて、下段の外枠15と上段の外枠15の間には、上向き支柱と下向き支柱を連結した分の空間が形成されることになる(図7参照)。この空間によってトレー嵌合用窓17に嵌合した包装トレーを吊り下げ状態に保持することができ、収納したイチゴ等の製品を傷めることなく運搬、保管することができる。
さらに詳述すると、上段の包装トレー用ラック10を水平に180度回転させると、下段の包装トレー用ラックの上向き支柱29aに上段の下向き支柱30bが載置し、下段の上向き支柱29bに上段の下向き支柱30aが載置し、下段の上向き支柱29cに上段の下向き支柱30dが載置し、下段の上向き支柱29dに上段の下向き支柱30cが載置してそれぞれ連接されることになる。
下段の包装トレー用ラック10と上段の包装トレー用ラック10との間には、下段の上向き支柱29と上段の下向き支柱30の連結分の間隔によって、上段のラックに嵌合したトレーは浮いた状態で保持されるから、クッションや緩衝作用を奏し、輸送中に振動や衝撃が直接包装トレーに伝えられることがなく、イチゴ等の傷みやすい果実や野菜にも大きなダメージを与えることがない(図8及び図9参照)。
さらに、上向き支柱29cと29dの上面には、突起33が突設されている。即ち、上向き支柱29cと29dの上面に突起33を設け、他方下向き支柱30cと30dに孔35を設けてなる。前記突起33は、上段の包装トレー用ラック10を水平に180度回転させて下段の包装トレー用ラック10に載置したとき、下段の上向き支柱29cと29dの上面の突起33が、上段の下向き支柱30cと30dの孔35に挿入されて位置決めされることになる。従って、上下の包装トレー用ラック同士はずれることなく確実に積み重ねることができる。
上記実施形態では、上向き支柱の突起33と下向き支柱の孔35は、中央部に設けた支柱29,30にのみ設けたが、突起33と孔35はそれぞれ全部の支柱に設けてもよく、適宜選択した支柱に設けてもよい。
次に、実施形態の包装トレー用ラック10は、複数種類の大きさの包装トレーを嵌合させた場合でも包装トレーが落下のおそれがなく安定した状態で嵌合できる構成について説明する。即ち、一般に使用されている包装トレーは、図10及び図11に示すように、フランジは水平ではなく湾曲して上面が膨出しており、底部が窄まった形状で側面が傾斜面に形成されている。この発明は、このような包装トレーの特徴を利用したものである。
トレー嵌合用窓17aの短手側、即ち、短手側外枠13と桟20及び桟21には、係止片37,37が突設されている。また、トレー嵌合用窓17bの短手側、即ち、長手側外枠11と桟19,19には、同じく係止片37,37が突設されている。図8に示すように、前記係止片37,37が包装トレーのフランジの下面に係止すると、フランジは上面に膨出した湾曲面に形成されているから、水平方向のずれが防止される。フランジの幅寸法において、ZタイプはFタイプよりも5mm短いが吊り位置における長さ方向の寸法は2mm長いので、フランジが前記係止片37,37に係止することによってずれが防止される。
前記係止片37,37の高さは、嵌合する包装トレーのフランジの形状等によって適宜決定すればよいが、トレー嵌合用窓17a、17bに嵌合した包装トレーのフランジ下端面が前記外枠11,13及び桟19,20,21に載置したときに、包装トレーのフランジ下面に当接する程度の高さに突設することが好ましい。また、前記係止片37は、1つであってもよく、2つ以上を適宜の間隔で配設したものであってもよい。
さらに、包装トレーの側面に当接することによって包装トレーがずれるのを防止するための突き当て片39、39が突設されている。突き当て片39,39は、断面略三角形状であって内面が下方に向かって内側に傾斜しており、包装トレーの長手側側面に当接するように突設されている(図5及び図9参照)。
さらに詳述すると、トレー嵌合用窓17aの長手側、即ち、長手側外枠11と桟19,19には、突き当て片39、39が突設されている。また、トレー嵌合用窓17bの長手側、即ち、短手側外枠13と桟20には、同じく突き当て39,39が突設されている。前記突き当て片39、39が包装トレーの側面に当接することによって包装トレーが水平方向のずれが防止される。
FタイプとZタイプの包装トレーを比較すると、短手方向における吊り位置の寸法はFタイプがZタイプよりも6mm大きいが、底面寸法は2mmの差しかない。即ち、Zタイプの側面は、Fタイプよりも垂直に近く形成されていることになる。従って、前記突き当て片39、39が包装トレーの側面に当接することによってFタイプの包装トレーの側面との隙間をほぼ2mm程度とすることができるから、Fタイプの包装トレーが水平方向にずれるのが防止されることになる。
前記突き当て片39、39の内面は、内側下方に向かって傾斜しているから包装トレーは傾斜面に案内されてトレー嵌合用窓17に嵌合されることになる。
前記突き当て片39,39の突出量は、嵌合する包装トレーの底面寸法の大きい方に合わせて決定すればよい。また、前記突き当て片39,39は、1つであってもよく、2つ以上を適宜の間隔に配設したものであってもよい。
次に、上記包装トレー用ラック10の使用方法について説明する。図示するのを省略したが、包装トレー用ラック10を充填可能な合成樹脂製箱を準備する。合成樹脂製箱は、不使用時には側壁を折り畳んで高さを低くすることができ、使用するときに組み立てて箱とすることができる組み立て自在箱であることが好ましい。まず、イチゴ等を入れた包装トレーを包装トレー用ラック10のトレー嵌合用窓17に嵌合させる。次いで、包装トレーを嵌合した包装トレー用ラック10の取っ手23を持って、前記合成樹脂製箱に充填する。包装トレーは浮いた状態で保持されるのでクッションや緩衝作用を奏し、輸送中に振動や衝撃が直接伝えられることがないから、イチゴ等の包装トレー内の製品に大きなダメージを与えることがない。
さらに、全部のトレー嵌合用窓17に包装トレーを嵌合した上段の包装トレー用ラック10を水平方向に180度回転させて下段の包装トレー用ラック10の上に載置する。包装トレー用ラック10には、上向き支柱29と下向き支柱30が交互に反対方向に向いて立設されているために、上段の包装トレー用ラック10を水平に180度回転させると交互に対向して連接されることになる。このとき、下段の包装トレー用ラック10の中央に位置する列の上向き支柱29の上面に突設した突起33は、下段の包装トレー用ラック10の下向き支柱30の孔35に挿入されるから、上下における包装トレー用ラック10、10のずれを防止することができる。
そして、下段の包装トレー用ラック10と上段の包装トレー用ラック10との間には、上向き支柱と下向き支柱の高さの間隙が形成されることになる。包装トレーは浮いた状態で保持されるのでクッションや緩衝作用を奏し、輸送中に振動や衝撃が直接伝えられることがなく、包装トレーに収納したイチゴ等の野菜、果実に大きなダメージを与えることがない。
合成樹脂製箱に代えてダンボール箱を用いることができる。ダンボール箱を用いる場合には、予冷庫や保冷庫内で所定温度で全体を均一に保冷することができるように、適宜の位置に通風孔を設けたダンボール箱を使用することが好ましい。
一方、図6に示すように、不使用時には、包装トレー用ラック10を同一方向に積み重ねることによって、上向き支柱29同士及び下向き支柱30同士を嵌合させることができるから、高さを低くすることができるとともに、安定した状態で積み重ねることができる。
この発明にかかる包装トレー用ラックの一例を示す斜視図である。 同じく平面図である。 同じく正面図である。 同じく側面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 上向き支柱同士と下向き支柱同士を嵌合させてランク同士を積み重ねた状態 の部分説明図である。 上向き支柱と下向き支柱の先端面を連接して積み重ねた状態の側面図である 。 トレー嵌合用窓に包装トレーを嵌合した状態の長手方向における一部断面図 である。 トレー嵌合用窓に包装トレーを嵌合した状態の短手方向における一部断面図 である。 公知の包装トレーの長手方向における断面図である。 公知の包装トレーの短手方向における断面図である。
10:包装トレー用ラック
11:長手側外枠
13:短手側外枠
15:外枠
17:トレー嵌合用窓
19、20、21:桟
23:取っ手
25:手掛け用切欠
27:連結部
29:上向き支柱
30:下向き支柱
31:突出部
33:突起
35:孔
37:係止片
39:突き当て片

Claims (4)

  1. 平面において長方形状の外枠の中に設けた桟によって、フランジ付き包装トレーを嵌合する複数の長方形状のトレー嵌合用窓を形成し、外枠及び桟に上向き支柱と下向き支柱を交互に反対向きとなるように突設してなる包装トレー用ラックであって、
    平行な長手側外枠の間に長手方向の二つの桟を間隔を開け一部を並列させるとともに、前記長手方向の桟のうち一方を短手側外枠の一方に連結し、前記長手方向の桟の他方を短手側外枠の他方に連結し、長手方向の桟のそれぞれ半分の長さの部分と先端部に、長手側外枠と直交する桟を連結させることによって6個のトレー嵌合用窓を形成してなり、
    前記6個のトレー嵌合用窓は、 外枠の長手方向に二列に配列し、一方の列においては2つのトレー嵌合用窓を長手方向に直列させるとともに、1つのトレー嵌合用窓は90度向きを変えて配設し、他方の列においては外枠を水平に180度回転させたとき、前記一方の列のトレー嵌合用窓と重なり合うように配列してなり、
    前記長手方向の二つの桟が並列する部分には、下端部を前記長手方向の二つの桟に連結させ、把持部を上方に突出させた取っ手を突設してなり、
    対向する短手側外枠の中間部に設けた支柱は、互いに長さの中心部から反対方向にずらして突設してなり、
    トレー嵌合用窓の短辺側を形成する外枠と桟の上面には、包装トレーのフランジを係止する係止片を設け、トレー嵌合用窓の長辺側を形成する外枠と桟の内面には、包装トレーの側面に当接してずれを防止する突き当て片を設けてなり、前記突き当て片は、内面が下方に向かって内側に傾斜した断面略三角形状に形成してなることを特徴とする包装トレー用ラック。
  2. トレー嵌合用窓の長手側に面する外枠の外面に凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載の包装トレー用ラック。
  3. トレー嵌合用窓の長手側の外枠に手掛け用切欠を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の包装トレー用ラック。
  4. 上向き支柱と下向き支柱は連結側が開口した中空体であって、外枠と外枠の長手方向に配設してなる桟に突設した上向き支柱と下向き支柱のいずれか一方の先端面に突出部を設け、他方の先端面に前記突出部が嵌合する孔を設けてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装トレー用ラック。
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