JPH0976731A - ビスカスヒータ - Google Patents

ビスカスヒータ

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JPH0976731A
JPH0976731A JP7232691A JP23269195A JPH0976731A JP H0976731 A JPH0976731 A JP H0976731A JP 7232691 A JP7232691 A JP 7232691A JP 23269195 A JP23269195 A JP 23269195A JP H0976731 A JPH0976731 A JP H0976731A
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JP
Japan
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rotor
drive shaft
heat generating
generating chamber
viscous heater
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Pending
Application number
JP7232691A
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English (en)
Inventor
Takashi Ban
孝志 伴
Hidefumi Mori
英文 森
Satoshi Yagi
聖史 八木
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V40/00Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータの1回転当たりの発熱量を大きく確保し
つつ、ロータの外面と発熱室の壁面との干渉を防止可能
なビスカスヒータを提供する。 【解決手段】ロータ13は駆動軸12にスプライン嵌合
され、相対回動不能かつ軸芯Oに対して傾斜及び軸方向
の変位が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体をせん断
により発熱させ、ウォータジャケット内を循環する循環
水に熱交換して暖房熱源に利用するビスカスヒータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平2−246823号公報に
車両用暖房装置に利用されるビスカスヒータが開示され
ている。このビスカスヒータでは、前部及び後部ハウジ
ングが対設された状態で通しボルトにより締結され、内
部に発熱室と、この発熱室の外域にウォータジャケット
とを形成している。ウォータジャケット内では循環水が
入水ポートから取り入れられ、出水ポートから外部の暖
房回路へ送り出されるべく循環されている。前部ハウジ
ングには軸受装置を介して駆動軸が回動可能に支承さ
れ、駆動軸には発熱室内で回動可能なロータが固定され
ている。発熱室の壁面とロータの外面とは互いに近接す
るラビリンス溝を構成し、これら発熱室の壁面とロータ
の外面との間隙にはシリコンオイル等の粘性流体が介在
される。
【0003】車両の暖房装置に組み込まれたこのビスカ
スヒータでは、駆動軸がエンジンにより駆動されれば、
発熱室内でロータが回動するため、粘性流体が発熱室の
壁面とロータの外面との間隙でせん断により発熱する。
この発熱はウォータジャケット内の循環水に熱交換さ
れ、加熱された循環水が暖房回路で車両の暖房に供され
ることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のビ
スカスヒータでは、ロータの1回転当たりの発熱量を向
上させると、ロータの外面が発熱室の壁面と干渉しやす
いことが明らかとなった。すなわち、この種のビスカス
ヒータでは、運転時において、エンジンの回転数の変化
等に起因し、電磁クラッチのプーリ又は駆動軸に直結さ
れたプーリに不可避的にベルトテンションが作用する。
このため、駆動軸は理想軸から不可避的に傾斜した状態
で駆動されることとなる。また、製造時の公差等から、
駆動軸とロータとの直角度、ロータと発熱室との平行度
及びロータと発熱室との軸方向の寸法は、完全なものと
はなり得ない。
【0005】したがって、上記従来のビスカスヒータで
は、ロータが駆動軸に固定されているため、運転時にお
いて、ロータが発熱室に対して傾斜したり、発熱室と軸
方向に寸法差を有したりしたまま回動し、ロータの外面
が発熱室の壁面と干渉しやすい。一方、かかる干渉を回
避すべく、発熱室の壁面とロータの外面との間隙を拡大
すると、粘性流体がせん断されにくくなるため、ロータ
の1回転当たりの発熱量が低下してしまう。
【0006】本発明の課題は、ロータの1回転当たりの
発熱量を大きく確保しつつ、ロータの外面と発熱室の壁
面との干渉を防止可能なビスカスヒータを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1のビスカスヒータは、内部に発熱室を形
成する前部及び後部ハウジングと、該前部及び後部ハウ
ジングの少なくとも一方に形成され、該発熱室に隣接し
て循環水を循環させるウォータジャケットと、該前部ハ
ウジングに軸受装置を介して回動可能に支承された駆動
軸と、該発熱室内で該駆動軸により回動可能に設けられ
たロータと、該発熱室の壁面と該ロータの外面との間隙
に介在され、該ロータの回動により発熱される粘性流体
とを有するビスカスヒータにおいて、前記ロータは、前
記駆動軸に相対回動不能かつ該駆動軸の軸芯に対して傾
斜及び軸方向の変位可能に嵌合されていることを特徴と
する。
【0008】このビスカスヒータでは、駆動軸が回動さ
れれば、ロータが駆動軸に相対回動不能に嵌合されてい
るため、発熱室内でロータが回動され、粘性流体のせん
断による発熱で暖房を行なうことができる。また、この
ビスカスヒータでは、ベルトテンションや製造時の公差
等により、ロータが発熱室に対して傾斜したり、ロータ
が発熱室と軸方向に寸法差を有していても、ロータが駆
動軸の軸芯に対して傾斜可能に嵌合されていることによ
りこの傾斜を吸収し、かつロータが軸方向に変位可能に
嵌合されていることによりこの寸法差を吸収する。
【0009】このため、このビスカスヒータでは、ロー
タの1回転当たりの発熱量を向上させるべく、粘性流体
がせん断されやすいように発熱室の壁面とロータの外面
との間隙をある程度縮小しても、ロータの外面が発熱室
の壁面と干渉しにくい。 (2)請求項2のビスカスヒータは、請求項1記載のビ
スカスヒータにおいて、ロータは駆動軸にスプライン嵌
合されていることを特徴とする。
【0010】その他、一面幅、二面幅、又はキー溝によ
り両者を嵌合することもできる。 (3)請求項3のビスカスヒータは、請求項1又は2記
載のビスカスヒータにおいて、ロータが駆動軸の軸芯に
対して傾斜又は軸方向に変位している状態では、発熱室
の壁面と該ロータの外面との間隙に粘性流体が残留され
ていることを特徴とする。
【0011】ロータが駆動軸の軸芯に対して傾斜し、又
は軸方向に変位することによるロータの外面と発熱室の
壁面との接触は、両者の間隙に残留する粘性流体によっ
て回避されている。 (4)請求項4のビスカスヒータは、請求項3記載のビ
スカスヒータにおいて、後部ハウジングには、発熱室の
中央域と連通されるとともに内部容積の拡縮可能な制御
室が配設され、能力縮小時における該制御室の内部容積
の拡大は、少なくとも粘性流体のワイセンベルク効果に
より行われ、ロータが駆動軸の軸芯に対して傾斜又は軸
方向に変位している状態では、該発熱室の壁面と該ロー
タの外面との間隙に粘性流体が残留されていることを特
徴とする。
【0012】発熱室内の粘性流体は、ロータが回動され
たままであれば、液面と直角に回動されることで、遠心
力に逆らって軸芯回りに集合するワイセンベルク効果
(Weissenberg Effect)により、能
力縮小時における制御室の内部容積の拡大を行う。この
ワイセンベルク効果は法線応力効果により生じると考え
られている。これにより、このビスカスヒータでは、発
熱室内の粘性流体が制御室内に回収されるため、発熱室
の壁面とロータの外面との間隙の発熱量が減少し、暖房
が弱められることとなる。
【0013】かかるビスカスヒータにおいても、ロータ
が駆動軸の軸芯に対して傾斜し、又は軸方向に変位する
ことによるロータの外面と発熱室の壁面との接触は、両
者の間隙の中央域にワイセンベルク効果によって確実に
残留する粘性流体によって回避されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、各請求項記載の発明を具体
化した実施形態1〜3を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1のビスカスヒータは請求項1
〜3を具体化している。
【0015】このビスカスヒータでは、図1に示すよう
に、前部ハウジング1、後部プレート2及び後部ハウジ
ング本体3が後部プレート2と後部ハウジング本体3と
の間にガスケット4を介し、各々積層された状態で複数
本の通しボルト5により締結されている。ここで、後部
プレート2及び後部ハウジング本体3が後部ハウジング
6を構成している。そして、前部ハウジング1の後端面
に凹設された凹部は後部プレート2の平坦な前端面とと
もに発熱室7を形成している。また、後部プレート2の
後端面と後部ハウジング本体3の内面とが発熱室7に隣
接する後部ウォータジャケットRWを形成している。
【0016】後部ハウジング本体3の後面の外域には、
外部の図示しない暖房回路から循環水を取り入れる入水
ポート8と、循環水を暖房回路へ送り出す図示しない出
水ポートとが隣接して形成され、入水ポート8と出水ポ
ートとは後部ウォータジャケットRWに連通されてい
る。後部プレート2の後端面では中央域に円柱状の凸部
2aが突設され、入水ポート8と出水ポートとの間には
凸部2aから一径方向に延在する隔壁2bが突設されて
いる。また、後部プレート2の後端面では、入水ポート
8近傍から出水ポート近傍まで凸部2a回りに円弧状に
延在する4条のフィン2c〜2fが軸方向に突設されて
いる。これら凸部2a、隔壁2b及び各フィン2c〜2
fの先端は後部ハウジング本体3の内面と当接されてい
る。
【0017】また、前部ハウジング1には発熱室7に隣
接して軸封装置10及び軸受装置11が設けられ、これ
ら軸封装置10及び軸受装置11を介して駆動軸12が
回動可能に支承されている。このビスカスヒータの特徴
的な構成として、駆動軸12の後端には外スプライン1
2aが形成され、この外スプライン12aには発熱室7
内に収納される平板形状のロータ13の内スプライン1
3aが嵌合されている。こうして、ロータ13は、図2
に示すように、駆動軸12に相対回動不能かつ駆動軸1
2の軸芯Oに対して傾斜及び軸方向の変位可能に嵌合さ
れ、発熱室7内で回動可能になされている。
【0018】そして、発熱室7の壁面とロータ13の外
面との間隙には粘性流体としてのシリコンオイルが介在
されている。図1に示すように、駆動軸12の先端には
ボルト14によりプーリ15が固定され、プーリ15は
車両のエンジンによりベルトで回転されるようになって
いる。車両の暖房装置に組み込まれたこのビスカスヒー
タでは、駆動軸12がプーリ15を介してエンジンによ
り駆動されれば、ロータ13が駆動軸12に相対回動不
能に嵌合されているため、発熱室7内でロータ13が回
動し、シリコンオイルが発熱室7の壁面とロータ13の
外面との間隙でせん断により発熱する。この発熱は後部
ウォータジャケットRW内の循環水に熱交換され、加熱
された循環水が暖房回路で車両の暖房に供されることと
なる。
【0019】このとき、このビスカスヒータにおいて
も、図2に示すように、ベルトテンションにより軸芯O
が理想軸から傾斜したO’の状態で駆動軸12が回動さ
れやすい。また、製造時の公差等により、ロータ13と
発熱室7との平行度及び軸方向の寸法は完全なものとは
なり得ない。しかし、このビスカスヒータでは、ロータ
13が軸芯Oに対して傾斜可能に嵌合されていることに
よりこの傾斜を吸収し、かつロータ13が軸方向に変位
可能に嵌合されていることによりこの寸法差を吸収す
る。すなわち、ロータ13の中心面Sと発熱室7の中心
面S’とがほぼ一致する。
【0020】このため、このビスカスヒータでは、ロー
タ13の1回転当たりの発熱量を向上させるべく、シリ
コンオイルがせん断されやすいように発熱室7の壁面と
ロータ13の外面との間隙をある程度縮小しても、ロー
タ13の外面が発熱室7の壁面と干渉しにくい。また、
ロータ13が軸芯Oに対して傾斜し、又は軸方向に変位
することによるロータ13の外面と発熱室7の壁面との
接触は、両者の間隙に残留するシリコンオイルによって
回避されている。
【0021】これに対し、図3に示すように、駆動軸1
2の後端にロータ13を圧入した比較形態のビスカスヒ
ータでは、ロータ13は駆動軸12に相対回動不能かつ
軸芯Oに対して傾斜及び軸方向の変位不能に嵌合される
こととなる。この場合、駆動軸12とロータ13との直
角度も完全ではない。このため、このビスカスヒータで
は、ロータ13の中心面Sと発熱室7の中心面との傾斜
を吸収できず、かつロータ13と発熱室7との軸方向の
寸法差を吸収できない。このため、このビスカスヒータ
では、発熱室7の壁面とロータ13の外面との間隙をあ
る程度縮小すれば、ロータ13の外面が発熱室7の壁面
と干渉してしまう。
【0022】したがって、実施形態1のビスカスヒータ
は、ロータ13の1回転当たりの発熱量を大きく確保し
つつ、ロータ13の外面と発熱室7の壁面との干渉を防
止可能であり、優れた暖房能力と耐久性とを発揮するこ
とができる。なお、プーリ15の代わりに電磁クラッチ
を用いて駆動軸12の断続駆動を行ってもよい。 (実施形態2)実施形態2のビスカスヒータは請求項1
〜4を具体化している。
【0023】このビスカスヒータでは、図4に示すよう
に、ロータ13の中央域に前後に貫通する複数個の連通
孔13bが貫設されている。また、後部プレート2が中
央域に連通孔2gを有する環状に形成されており、後部
ハウジング本体3の内部中央域には環状のリブ3aが軸
方向に突設されている。また、ガスケット4が後部プレ
ート2の連通孔2aを覆うべくダイアフラム4aを一体
に有し、後部ハウジング本体3の中心に設けられた調整
ねじ16がダイアフラム4aの後面と当接可能になされ
ている。こうして、ダイアフラム4aの前方には発熱室
7の中央域と連通する制御室17が形成されている。他
の構成は実施形態1と同様である。
【0024】このビスカスヒータでは、ロータ13が回
動されたままであれば、暖房が過強である場合、発熱室
7内のシリコンオイルは、ワイセンベルク効果によりダ
イアフラム4aを後方に変位させて制御室17の内部容
積を拡大する。この制御室17の内部容積の拡大はダイ
アフラム4aの後面が調整ねじ16の先端に当接するま
で行われる。これにより、発熱室7内のシリコンオイル
が制御室17内に回収されるため、発熱室7の壁面とロ
ータ13の外面との間隙の発熱量が減少し、暖房が弱め
られることとなる。この能力縮小の際、発熱室7の前壁
面とロータ13の前側面との間のシリコンオイルは連通
孔13bを経て制御室17に回収されやすい。
【0025】逆に、暖房が過弱である場合、調整ねじ1
6を所望長さだけねじ込み、ダイアフラム4aを前方に
変位させて制御室17の内部容積を縮小する。これによ
り、制御室17内のシリコンオイルは発熱室7内に送り
出されるため、発熱室7の壁面とロータ13の外面との
間隙の発熱量が増大し、暖房が強められることとなる。
この能力拡大の際も、制御室17内のシリコンオイルが
発熱室7の前壁面とロータ13の前側面との間に送り出
されやすい。
【0026】したがって、このビスカスヒータは、能力
制御が確実に行われ、耐久後の発熱効率の低下を防止で
きる。また、かかるビスカスヒータにおいても、ロータ
13が軸芯Oに対して傾斜し、又は軸方向に変位するこ
とによるロータ13の外面と発熱室7の壁面との接触
は、両者の間隙の中央域にワイセンベルク効果によって
確実に残留するシリコンオイルによって回避されてい
る。他の作用及び効果は実施形態1と同様である。 (変形形態)上記実施形態1、2のビスカスヒータで
は、ロータ13を駆動軸12にスプライン嵌合すること
により、ロータ13を駆動軸12に対し、相対回動不能
かつ軸芯Oに対して傾斜及び軸方向の変位可能とした
が、図5及び図6に示す変形形態を採用することも可能
である。
【0027】図5の変形形態では、駆動軸12の後端を
半月状に加工して一つの平坦面12bを形成するととも
に、ロータ13に半月状の嵌合穴13cを形成すること
により、一面幅の嵌合を採用している。この場合、スプ
ライン嵌合よりも簡易な加工により実施形態1、2と同
様の作用及び効果を奏することができる。また、図5の
変形形態では、駆動軸12の後端を平行に切削して二つ
の平坦面12c、12dを形成するとともに、ロータ1
3にこれと整合する嵌合穴13dを形成することによ
り、二面幅の嵌合を採用している。この場合、スプライ
ン嵌合よりも簡易な加工であり、一面幅の嵌合よりもト
ルク伝達が確実に行われる長所を有しつつ、実施形態
1、2と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項のビスカ
スヒータは、ロータの1回転当たりの発熱量を大きく確
保しつつ、ロータの外面と発熱室の壁面との干渉を防止
可能である。したがって、このビスカスヒータは、優れ
た暖房能力と耐久性とを発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のビスカスヒータの縦断面図であ
る。
【図2】実施形態1のビスカスヒータに係り、要部拡大
断面図である。
【図3】比較形態のビスカスヒータに係り、要部拡大断
面図である。
【図4】実施形態2のビスカスヒータの縦断面図であ
る。
【図5】変形形態のビスカスヒータに係り、部分断面図
である。
【図6】変形形態のビスカスヒータに係り、部分断面図
である。
【符号の説明】
1…前部ハウジング 6…後部ハウジン
グ 2…後部プレート 3…後部ハウジン
グ本体 7…発熱室 RW…後部ウォー
タジャケット 10…軸封装置 11…軸受装置 12…駆動軸 13…ロータ 4…ガスケット 5…通しボルト 12a…外スプライン 13a…内スプラ
イン O…軸芯 17…制御室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に発熱室を形成する前部及び後部ハウ
    ジングと、該前部及び後部ハウジングの少なくとも一方
    に形成され、該発熱室に隣接して循環水を循環させるウ
    ォータジャケットと、該前部ハウジングに軸受装置を介
    して回動可能に支承された駆動軸と、該発熱室内で該駆
    動軸により回動可能に設けられたロータと、該発熱室の
    壁面と該ロータの外面との間隙に介在され、該ロータの
    回動により発熱される粘性流体とを有するビスカスヒー
    タにおいて、 前記ロータは、前記駆動軸に相対回動不能かつ該駆動軸
    の軸芯に対して傾斜及び軸方向の変位可能に嵌合されて
    いることを特徴とするビスカスヒータ。
  2. 【請求項2】ロータは駆動軸にスプライン嵌合されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のビスカスヒータ。
  3. 【請求項3】ロータが駆動軸の軸芯に対して傾斜又は軸
    方向に変位している状態では、発熱室の壁面と該ロータ
    の外面との間隙に粘性流体が残留されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載のビスカスヒータ。
  4. 【請求項4】後部ハウジングには、発熱室の中央域と連
    通されるとともに内部容積の拡縮可能な制御室が配設さ
    れ、能力縮小時における該制御室の内部容積の拡大は、
    少なくとも粘性流体のワイセンベルク効果により行わ
    れ、ロータが駆動軸の軸芯に対して傾斜又は軸方向に変
    位している状態では、該発熱室の壁面と該ロータの外面
    との間隙に粘性流体が残留されていることを特徴とする
    請求項3記載のビスカスヒータ。
JP7232691A 1995-09-11 1995-09-11 ビスカスヒータ Pending JPH0976731A (ja)

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