JPH0975626A - 浴槽水循環機器用設置台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】浴槽用水栓が浴槽付近に取付けられている場合
にも、浴槽水循環機器の機能部を洗い場に設置すること
なく、浴槽リム周囲のデッキ部または、浴槽上に浴槽水
循環機器の機能部を設置できる浴槽水循環機器用設置台
を提供する。更に、浴槽水循環機器の機能部から浴槽水
循環機器のバスアダプターへの接続管の露出を少なく
し、ごみが溜まったり、美観を損ねないようにする浴槽
水循環機器用設置台を提供する。 【解決手段】浴槽水循環機器の機能部を載置する設置板
１１と、設置板の下面に設けられ、設置板を保持する脚
１２により構成され、設置板の下方を浴槽用水栓７が設
置できる空間とした。設置板の脚取付け部付近に接続配
管１０を通す開口を設けるとともに、脚と接続配管を覆
う脚カバー１３を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水循環機器を
浴室内に設置するための浴槽水循環機器用設置台に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、浴室に浴槽用水栓１０５と洗い場
用水栓１０６を設けられている場合、浴槽水循環機器を
浴室内に設置するためには、図１に示すように浴槽水循
環機器１０１の機能部１０２を洗い場１０３に設置した
り、図２に示すように浴槽リム周囲のデッキ部１０４に
載置していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
浴室に浴槽水循環機器の機能部を載置できる浴槽リム周
囲のデッキ部が有る場合はよいが、無い場合は洗い場に
設置することになる。この場合洗い場が狭くなり、体を
洗う場合に邪魔になったり、浴槽水循環機器の機能部か
ら浴槽水循環機器のバスアダプターへの接続管が洗い場
から浴槽までの間に露出するため、ごみ等が溜まりやす
く美観もよくない。

【０００４】従って、本発明の目的は、浴槽用水栓が浴
槽付近に取付けられている場合にも、浴槽水循環機器の
機能部を洗い場に設置することなく、浴槽用水栓が設け
られている浴槽リム周囲のデッキ部または、浴槽上に浴
槽水循環機器の機能部を設置することができる浴槽水循
環機器用設置台を提供することにある。更に、浴槽水循
環機器の機能部から浴槽水循環機器のバスアダプターへ
の接続管の露出を少なくし、ごみが溜まったり、美観を
損ねることがないようにする浴槽水循環機器用設置台を
提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、浴槽水循環機
器の機能部を載置する設置板と、設置板の下面に設けら
れ設置板を一定高さに保持する脚により構成され、設置
板の下方を浴槽用水栓が設置できる空間としたことを特
徴とする。設置板の脚取付け部付近に接続配管を通す開
口を設けるとともに、脚と接続配管を覆う脚カバーを設
けたことを特徴とする。浴槽水循環機器の機能部を載置
する設置板と、設置板の下面に設けられ設置板を一定高
さに保持する脚と、該脚を載置するとともに、浴槽に載
置され、下面に浴槽水循環機器のバスアダプターを設置
する受け台とにより構成され、設置板の下方と受け台の
上方の間の空間を浴槽用水栓が設置できる空間としたこ
とを特徴とする。受け台に水栓吐水用の開口を設けると
ともに、水栓吐水用の開口を塞ぐ蓋を着脱自在に設けた
ことを特徴とする。設置板の脚取付け部付近に接続配管
を通す開口を設け、脚と接続配管を覆う脚カバーを設
け、受け台内に接続配管を収納する収納空間を設けたこ
とを特徴とする。

【０００６】

【作用】本発明の浴槽水循環機器用設置台では、浴槽用
水栓の上方に浴槽水循環機器の機能部を載置する設置台
があるため、浴槽用水栓の操作等には支障をきたすこと
なく、浴槽用水栓が設けられている浴槽リム周囲のデッ
キ部、または、浴槽上に浴槽水循環機器の機能部を設置
することができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。

【０００８】図３、図４、図５に第一の実施例を示す。
浴槽水循環機器用載置台１を浴槽２の浴槽リム３とほぼ
同じ高さに設けたデッキ面４に載置し、浴槽水循環機器
５の機能部６を浴槽水循環機器用載置台１に載置した状
態を示す。浴槽水循環機器用載置台１の下方には、デッ
キ面４に設けられた浴槽用水栓７がある。浴槽２内には
配管カバー８の下部に設けられた浴槽水循環機器５のバ
スアダプター９が設けられている。浴槽水循環機器５の
機能部６と浴槽水循環機器５のバスアダプター９は接続
配管１０により接続され、浴槽水循環機器５のバスアダ
プター９に設けられた吸い込み部９ａから浴槽水を吸い
込み、浴槽水循環機器５の機能部６で浄化等し、噴出部
９ｂから浴槽水を噴出する。

【０００９】図５は、同実施例に係る浴槽水循環機器用
設置台１の分解斜視図を示す。

【００１０】浴槽水循環機器用設置台１は板状の設置板
１１と、設置板１１の四隅に設けられた４本の脚１２
と、脚１２を覆う脚カバー１３とから構成されている。
設置板１１の左右側には接続配管１０を通すための開口
１１ａと、載置板１１の開口１１ａのやや内側４箇所に
浴槽循環機器５の機能部６を固定するための脚６ａを差
し込むための穴部１１ｂを設けている。

【００１１】設置板１１の下面には脚１２が、パッキン
１２ａを介してボルト１２ｂにより固定されている。脚
１２の下部には、高さを調整するためのアジャスターボ
ルト１２ｃがねじ込まれている。脚１２は筒状の脚カバ
ー１３により覆われている。

【００１２】図６、図７、図８、図９に第二の実施例を
示す。浴槽水循環機器用載置台１を浴槽２の浴槽リム３
上に載置し、浴槽水循環機器５の機能部６を浴槽水循環
機器用載置台１に載置した状態を示す。浴槽水循環機器
用載置台１の下方には、浴室壁面に設けられた浴槽用水
栓７がある。浴槽２内には浴槽水循環機器用載置台１の
受け台１５の下部に浴槽水循環機器５のバスアダプター
９が設けられている。浴槽水循環機器５の機能部６と浴
槽水循環機器５のバスアダプター９は脚カバー内及び受
け台１５内を通る接続配管１０により接続され、浴槽水
循環機器５のバスアダプター９に設けられた吸い込み部
９ａから浴槽水を吸い込み、浴槽水循環機器５の機能部
６で浄化等し、噴出部９ｂから浴槽水を噴出する。吸気
口１５ｃは浴槽リムより上面に設けられるため、浴槽水
を吸い込んだりすることなく、確実に空気を吸い込むこ
とができる。

【００１３】図９は、同実施例に係る浴槽水循環機器用
設置台１の分解斜視図を示す。浴槽水循環機器用設置台
１は板状の設置板１１と、設置板１１の四隅に設けられ
た４本の脚１２１と、脚１２１を覆う脚カバー１３と、
脚１２１の下部を固定した受け台１５とから構成されて
いる。設置板１１の左右側には接続配管１０を通すため
の開口１１ａと、載置板１１の開口１１ａのやや内側４
箇所に浴槽循環機器５の機能部６を固定するための脚６
ａを差し込むための穴部１１ｂを設けている。

【００１４】設置板１１の下面には脚１２が、パッキン
１２ａを介してボルト１２ｂにより固定されている。脚
１２１の下部にはおねじが突出形成され、受け台１５に
形成されためねじにねじ込んで固定されている。脚１２
は筒状の脚カバー１３により覆われている。板状の受け
台１５の左右側には接続配管１０を通すための開口１５
ａと、水栓７の吐水用開口１５ｂと、空気を吸い込むた
めの吸い込み口部１５ｃが設けられている。吐水用開口
１５ｂには着脱自在の蓋１５ｄが嵌合される。水栓７か
ら浴槽２に給水するときには、蓋１５ｄを外し、給水し
ないときには蓋１５ｄを嵌合することにより、浴槽２か
らの湯気が浴室内に漏れることを防止できる。

【００１５】受け台１５の裏面は接続配管１０を通すた
めの凹部１５ｅが形成されている。受け台１５は浴槽リ
ム３上にマジックテープ１６ｆで固定される。

【００１６】浴槽水循環機器用設置板１に載置された浴
槽水循環機器５の機能部６は、浴槽水循環機器５の機能
部６の脚部６ａの雄ねじ部６ｂを設置板１１に貫通させ
固定ねじ６ｃで固定する。（図１０）

【００１７】浴槽水循環機器の機能部４の排水管継ぎ手
に排水管４３を接続し、浴槽水循環機器の機能部の排水
を浴室の洗い場に導いている。

【００１８】以上の配管により、浴槽水は浴槽水循環機
器５のバスアダプター９の吸い込み部９ａから吸い込ま
れ、接続配管、浴槽水循環機器５の機能部６に内蔵され
ているポンプ（図示せず。）、浄化器（図示せず。）、
熱交換器（図示せず。）、接続配管を経て、浴槽水循環
機器のバスアダプター９の吐水部９ｂから吐出される。
この時吐出部９ｂには空気管が接続されているため、空
気を吸い込み気泡噴流を噴出する。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の様な効果ある。

【００２０】浴槽用水栓が浴槽付近に取付けられている
場合にも、本発明の浴槽水循環機器用設置台を用いるこ
とにより、浴槽水循環機器の機能部を洗い場に設置する
ことなく、浴槽用水栓が設けられている浴槽リム周囲の
デッキ部または、浴槽上に浴槽水循環機器の機能部を設
置することができため、洗い場を狭めることもなく、浴
槽用水栓の使用にも支障をきたすこともない。

【００２１】接続配管は、脚カバーで覆われるため浴槽
水循環機器の機能部から浴槽水循環機器のバスアダプタ
ーへの接続配管の露出を少なくでき、ごみが溜まった
り、美観を損ねることがない。

【００２２】本発明の浴槽水循環機器用設置台を用いる
ことにより浴室に浴槽リム周囲のデッキ部がない場合で
も、浴槽水循環機器の機能部を洗い場に設置することな
く、浴槽上に浴槽水循環機器の機能部を設置することが
できため、洗い場を狭めることもなく、浴槽用水栓の使
用にも支障をきたすこともない。

【００２３】受け台に水栓吐水用の開口を設け、着脱自
在の蓋を設けているため、浴槽用水栓による給水も容易
で、使用していないときには蓋をすることにより、浴槽
内から湯気が漏れないようにできる。

【００２４】接続配管は、脚カバー及び受け台でで覆わ
れるため浴槽水循環機器の機能部から浴槽水循環機器の
バスアダプターへの接続配管の露出をほとんどなくすこ
とができ、ごみが溜まったり、美観を損ねることがな
い。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の浴槽水循環機器の機能部を浴室の洗い場
に設置した状態を示す斜視図。

【図２】従来の浴槽水循環機器の機能部を浴室のデッキ
部に設置した状態を示す斜視図。

【図３】本発明の第一の実施例に係る浴槽水循環機器用
設置台を用いて、浴槽水循環機器の機能部を浴室のデッ
キ部に設置した状態を示す斜視図。

【図４】同実施例に係る浴槽水循環機器用設置台を用い
て、浴槽水循環機器の機能部を浴室のデッキ部に設置し
た状態を示す側面図。

【図５】同実施例に係る浴槽水循環機器用設置台の分解
斜視図

【図６】本発明の第二の実施例に係る浴槽水循環機器用
設置台を用いて、浴槽水循環機器の機能部を浴槽に設置
した状態を示す斜視図。

【図７】同実施例に係る浴槽水循環機器用設置台を用い
て、浴槽水循環機器の機能部を浴槽に設置した状態を示
す側面図。

【図８】同実施例に係る浴槽水循環機器用設置台を用い
て、浴槽水循環機器の機能部を浴槽に設置した状態を示
す一部断面した正面図。

【図９】同実施例に係る浴槽水循環機器用設置台の分解
斜視図

【図１０】図８のＡ部の拡大断面図

【図１１】図８のＢ−Ｂ線部の拡大断面図

【符号の説明】

１ 浴槽水循環機器用設置台 ２ 浴槽 ４ デッキ面 ５ 浴槽水循環機器 ６ 浴槽水循環機器の機能部 ７ 浴槽用水栓 ９ 浴槽水循環機器のバスアダプター １０ 接続配管 １１ 設置板 １１ａ 開口 １２ 脚 １３ 脚カバー １５ 受け台 １５ａ 凹部 １５ｂ 水栓吐水用の開口 １５ｄ 蓋

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴槽水循環機器の機能部を載置する設置
   板と、設置板の下面に設けられ設置板を一定高さに保持
   する脚により構成され、設置板の下方を浴槽用水栓が設
   置できる空間としたことを特徴とする浴槽水循環機器用
   設置台。
2. 【請求項２】 設置板の脚取付け部付近に接続配管を通
   す開口を設けるとともに、脚と接続配管を覆う脚カバー
   を設けたことを特徴とする請求項１記載の浴槽水循環機
   器用設置台。
3. 【請求項３】 浴槽水循環機器の機能部を載置する設置
   板と、設置板の下面に設けられ設置板を一定高さに保持
   する脚と、該脚を載置するとともに浴槽に載置され下面
   に浴槽水循環機器のバスアダプターを設置する受け台と
   により構成され、設置板の下方と受け台の上方の間の空
   間を浴槽用水栓が設置できる空間としたことを特徴とす
   る浴槽水循環機器用設置台。
4. 【請求項４】 受け台に水栓吐水用の開口を設けるとと
   もに、水栓吐水用の開口を塞ぐ蓋を着脱自在に設けたこ
   とを特徴とする請求項３記載の浴槽水循環機器用設置
   台。
5. 【請求項５】 設置板の脚取付け部付近に接続配管を通
   す開口を設け、脚と接続配管を覆う脚カバーを設け、受
   け台内に接続配管を収納する収納空間を設けたことを特
   徴とする請求項３記載の浴槽水循環機器用設置台。