JPS6016681Y2 - 浴槽 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、浴槽に関し、詳しくは浴槽フランジ部１に開
口２を形成し、開口２に浴槽本体３に湯水を供給するこ
とができる湯水吐出口４を位置させ、湯水吐出口４を上
方からカバーする化粧蓋体５を開口２に着脱自在に設け
、開口２の下方部の受枠６にポンプ７のような保守点検
を要する機器を支持させて威る浴槽に係るものである。

本考案の目的とするところは、湯水吐出口を上方から体
裁よくカバーするのに化粧蓋体を浴槽フランジ部の開口
に設けるという構成に着目し、これを有効利用すること
で、ポンプのような機器を簡単に保守点検ができるよう
に配設することができ、浴槽の外観に変更を加えること
なく、点検構造を得ることができる浴槽を提供すること
にある。

以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する。

３は浴槽本体であり、その周辺部に浴槽フランジ部１を
ボルトにより水密的に取付けである。

浴槽フランジ部１は比較的広巾にして広がりを持させで
ある。

一側辺の浴槽フランジ部１部分が特に広巾にしてあり、
各種操作具（後述）を装着しである。

巾広の浴槽フランジ部１の略中央部には比較的大きな開
口２を形成しである。

開口２には立上りフランジ２３を周設しである。

浴槽本体３に湯及び水を供給することができる平面視略
Ｔ字状の湯水吐出口４の導入管部分４ａを上記開口２に
位置させである。

この導入管部分４ａには水道水を導入する管路、湯を導
入する管路及び後述のポンプ７からの管路を連通接続さ
せである。

湯水吐出口４の吐出開口はスリット状に長く形成しであ
る。

１４は上記湯を導入する管路に設けた給湯バンドル、１
５は上記水道水を導入する管路に設けた給水バンドルで
あり、夫々巾広の浴槽フランジ部１に操作具として取付
けである。

湯水吐出口４は開口２の浴槽本体３側の立上りフランジ
２３にビスなどの取付手段にて取付けである。

しかし給湯及び給水バンドル１４．１５の操作により、
湯又は水及び両者を浴槽本体３に供給することができる
ようにしである。

５は化粧蓋体であり、前縁部を除いた周縁に垂下フラン
ジ２４を設けである。

垂下フランジ２４をバッキング２５を介して立上りフラ
ンジ２３に圧接してビス２６にて取着して、化粧蓋体５
にて湯水吐出口４を上からカバーして湯水吐出口４が見
えないように化粧しである。

ビス２６を外すことにより簡単に化粧蓋体５を上方に取
外すことができるようにしである。

浴槽本体３には排水栓９及びオーバーフロー用排水口１
０を設けである。

浴槽本体３には浅い段部１１を形成して腰掛けたり、寝
ころんだりすることができるようにしである。

浅い段部１１、これまりも低い浴槽本体３の底部及び浴
槽本体３の上部周縁部をアングル材を枠組したフレーム
１２にて下方から支持して浴槽本体３を据付面よりも浮
上させて保持しである。

フレーム１２の一部である縦材１２ａ間に横材１２ｂを
架設しである。

横材１２ｂに受板１３を取付けである。

受板１３は広巾の浴槽フランジ部１の下方に配設しであ
る。

受板１３上にポンプ７を取付けである。

ポンプ７と浴槽本体３の吸引口２１とは下ポンプホース
１６にて連通させである。

吸引口２１にはフィルター２７を内側から簡単に脱着で
きるように設けである。

ポンプ７と湯水吐出口４とは上ポンプホース１７にて連
通シである。

１８はコントロールボックスであり、ポンプ７の隣りに
受板１３上に取付けである。

ポンプ７及びコントロールボックス１８はケーシング２
２にてカバーしである。

１９はポンプスイッチ、２０は非常用の呼出しスイッチ
であり、夫々巾広の浴槽フランジ部１に防水手段を施し
て装着しである。

しかしてポンプスイッチ１９の操作により、ポンプ７を
作動させることで、浴槽本体３の底部の温水を吸入して
湯内の汚れや異物をフィルター２７で捕集し、清浄な湯
を湯水吐出口４から浴槽本体３の上部に返流し、浴槽本
体３内の湯を循環させるとともに入浴している人にゴー
ジヤスな感覚を与えることができるようにしである。

図中２８は水位検知器である。

このような構成において本考案は、保守点検を要する特
にポンプ７の開口２の下方に配設してあり、必要に応じ
て化粧蓋体５を外すことで、開口２からケーシング２２
を外してポンプ７やコントロールボックス１８のような
機器８を簡単に点検することができるのである。

なお、ポンプ７のような機器８を支持する受枠６はフレ
ーム１２、横材１２ｂ及び受板１３で構成したが、形状
形態は種々設計変更可能である。

特に実施例のように、受枠６を浴槽本体３を支持してい
るフレーム１２から延出した場合には、強度があるフレ
ーム１２に一体化でき、機器８の支持強度を充分に強く
することができるものである。

以上要するに本考案は、浴槽フランジ部に開口を形威し
開口に浴槽本体に湯水を供給することができる湯水吐出
口を位置させ、湯水吐出口を上方からカバーする化粧蓋
体を開口に着脱自在に設け、開口の下方部の受枠にポン
プのような保守点検を要する機器を支持させであるので
、化粧蓋体を外すことで、開口を通してこれの下方に配
設しであるポンプのような機器を点検することができ、
つまり湯水吐出口を臨ませである開口を点検口に兼ねさ
せることができ、点検口を別に設けなくてよく、浴槽の
外観を要素に仕上げることができ、かつ化粧蓋体が点検
口の蓋にもなっているので、点検口でありながら外観を
損うことがなく、スマートな形で点検口構造が得られ、
商品価値を向上させることができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は同上の平
面図、第３図は第２図のＸ−Ｘ線断面図、第４図は同上
の正面図、第５図は同上の側面図、第６図は同上の断面
図であり、１は浴槽フランジ部、２は開口、３は浴槽本
体、４は湯水吐出口、５は化粧蓋体、６は受枠、７はポ
ンプ、８は機器である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴槽フランジ部に開口を形成し、開口に浴槽本体に湯水
   を供給することができる湯水吐出口を位置させ、湯水吐
   出口を上方からカバーする化粧蓋体を開口に着脱自在に
   設け、開口の下方部の受枠にポンプのような保守点検を
   要する機器を支持させて成る浴槽。