JPH097524A - ブラウン管パネル支持装置 - Google Patents

ブラウン管パネル支持装置

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JPH097524A
JPH097524A JP15503395A JP15503395A JPH097524A JP H097524 A JPH097524 A JP H097524A JP 15503395 A JP15503395 A JP 15503395A JP 15503395 A JP15503395 A JP 15503395A JP H097524 A JPH097524 A JP H097524A
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JP
Japan
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ray tube
tube panel
cathode ray
panel
cathode
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JP15503395A
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English (en)
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Yoshihisa Ozasa
喜久 小笹
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構造で軽量に構成でき、取扱い
や維持管理が容易で、複数サイズのパネルを確実に保持
するブラウン管パネル支持装置を提供する。 【構成】 ブラウン管パネル11を支持する際に、ブラウ
ン管パネル11のパネルフェース面をバキュームパッド13
に圧接させて位置決めする。位置決め動作により、ブラ
ウン管パネル11の各外辺部は対応するたとえば中間サイ
ズ用のガイド38と接合し、外方への移動を阻止する。位
置決めするブラウン管パネルの中間サイズより小さい最
小サイズ用のガイド37は、中間サイズのブラウン管パネ
ル11と当接するが、退避方向に押圧駆動されるので、中
間サイズのパネルの位置決め動作の妨げにはならない。
バキュームパッド13を、空気系統14を真空側に切換えて
いるので、位置決めされたブラウン管パネル11を強固に
真空吸着保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種のサイズのブラ
ウン管パネルを支持可能なブラウン管パネル支持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管の製造工程では、ブラウン管
パネル内面に蛍光体を塗布し、蛍光面を形成する場合、
ブラウン管パネルの内面に液状の蛍光体を供給し、その
ままの状態でブラウン管パネルを回転させ、遠心力によ
り蛍光体をブラウン管パネル内面に均一な厚さで拡散さ
せる方法が用いられている。この場合、ブラウン管パネ
ルが回転によって脱落しないように、ブラウン管パネル
を専用のブラウン管パネル支持装置により強固に保持す
る必要がある。
【0003】従来、この種のブラウン管パネル支持装置
は、平面がほぼ長方形状のブラウン管パネルの外周四辺
を、それぞれ各一対の長辺用保持体および短辺用保持体
により挟圧保持するものである。そして、各一対の保持
体は、それら保持体の中央部に位置する一方向回転クラ
ッチの回転操作体に、ロッドやレバーなどで構成される
リンク機構を介して連結している。そして、回転操作体
とともに一方向回転クラッチを構成するロックプレート
を回転操作することにより、回転操作体に連結している
各一対の保持体を互いに連動して対応する辺部外面に圧
接させている。
【0004】このようなブラウン管パネル支持装置は、
一方向回転クラッチやリンク機構など、多くの機構を必
要とするため、構成が複雑化するとともに重量が重くな
ってしまう。このように機構が複雑なため、製作費が高
くなるとともに維持管理費も高くなる。また、重量が重
いため、その運搬や取付作業などの取扱いが重労働にな
る。
【0005】また、一方向回転クラッチは、その回転操
作体の外周全面にラチェット歯を形成し、ロックプレー
ト上に設けたラッチェットを噛み合わせることにより、
一体的に回転させる構造であるため、これらラチェット
歯とラチェット爪との間に、摩耗や齧りが生じ易く耐久
性に問題がある。
【0006】上述のように、ラチェット歯とラチェット
爪との間に摩耗や齧りが生じると、ラチェット歯とラチ
ェット爪との噛合いが悪くなったり、逆に噛合いが外れ
なくなったりするトラブルが発生し、ブラウン管パネル
の保持ミスや脱荷ミスが生じる。そして、これらのミス
を事前に防止するためには、頻繁な部品交換が必要とな
る。
【0007】また、各一対の保持体は、ブラウン管パネ
ルの対応する外周面を挟圧保持するものであるが、ブラ
ウン管パネルを傷付けないように、圧接面には弾性体に
よるローラが用いられている。しかし、この保持体は、
ブラウン管パネルの回転動作に対してもブラウン管パネ
ルが脱落しないように強固に保持する必要があるため、
ブラウン管パネルの外周面に強く圧接しなければなら
ず、弾性体ローラの変形量が多くなり、弾性限界を越え
るなど、耐久性に問題があり、寿命が短かくなる。
【0008】さらに、保持体に使われている弾性体ロー
ラが弾性限界を越えて変形したような場合、やはりブラ
ウン管パネルの保持ミスや脱荷ミスが生じ易くなり、こ
れらのミスを事前に防止するためには、頻繁な部品交換
が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のブラ
ウン管パネル支持装置は、機構が複雑で重く、耐久性に
難があり、維持管理が容易でなく、ブラウン管パネルの
保持ミスや脱荷ミスが生じ易いなどの問題を有してい
る。
【0010】本発明は、比較的簡単な構造で軽量に構成
でき、取扱いや維持管理が容易であり、複数サイズのブ
ラウン管パネルを確実に保持することができるブラウン
管パネル支持装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のブラウン管パネ
ル支持装置は、ブラウン管パネルのパネルフェース面に
真空吸着可能なバキュームパッド、および、このバキュ
ームパッドを真空吸着状態および真空解除状態に切り換
える空気系統を有する保持機構と、このバキュームパッ
ドに吸着保持されたブラウン管パネルの各外辺部と接合
してこのブラウン管パネルの外方への移動を阻止し、前
記バキュームパッドを基準として配置されたガイドとを
備え、前記ガイドは、サイズの異なるブラウン管パネル
用として、前記外辺部との接合位置が異ならせて複数種
設けられ、小サイズ用のガイドは、大サイズのブラウン
管パネルとの当接により、外辺部との接合位置から退避
方向に向って回動可能であるものである。
【0012】
【作用】本発明は、ブラウン管パネルを支持する場合、
そのブラウン管パネルのパネルフェース面をバキューム
パッドに圧接させるべく位置決めし、この位置決め動作
によりこのブラウン管パネルの各外辺部は対応するガイ
ドと接合して外方への移動が阻止され、このとき位置決
めされるブラウン管パネルよりサイズの小さいブラウン
管パネル用の別のガイドは、位置決め動作時に、大きな
サイズのブラウン管パネルと当接するが、退避方向に押
圧駆動されるので、大きいサイズのブラウン管パネルの
位置決め動作を妨げることなく、ブラウン管パネルを真
空吸着保持する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のブラウン管パネル支持装置の
一実施例を図面を参照して説明する。
【0014】図1および図2において、ブラウン管パネ
ル11の支持装置は、支持フレーム12に取り付けられたバ
キュームパッド13およびその空気系統14により構成され
る保持機構15と、支持フレーム12の外周近くの下面に設
けられた複数サイズ用のガイド機構17とで構成される。
【0015】また、支持フレーム12は、円盤状の中央フ
レーム18と、この中央フレーム18より大径の環状フレー
ム19とをリム20により一体化したもので、中央フレーム
18の下面にはバキュームパッド13がねじ21により一体的
に取り付けられている。また、この中央フレーム18の中
心部には、シャフト22のテーパ状に形成された下端部が
嵌着しており、中央フレーム18の下面側から螺合する固
定ねじ23により強固に固定されている。
【0016】そして、これらシャフト22および固定ねじ
23の軸中心部には、貫通路22a ,23a がそれぞれ形成さ
れており、空気系統14とバキュームパッド13との間を連
通している。また、空気系統14は、真空源25と高圧空気
源26とを有し、さらに、これら真空源25および高圧空気
源26と空気系統14との間に設けられた切換弁27を選択切
換えすることにより、バキュームパッド13を、真空吸着
状態と高圧空気が吐出する真空解除状態とに切換える。
【0017】また、29は回転駆動装置で、この回転駆動
装置29はシャフト22を回転自在に軸支する軸受30を内蔵
したハウジング31を有し、このハウジング31の上面には
駆動モータ32が設けられている。この駆動モータ32の回
転軸32a とシャフト22の上部との間には歯車機構33が構
成されており、駆動モータ32による回転力をシャフト22
およびこのシャフト22と一体の保持機構15に伝達する。
【0018】次に、ガイド機構17を図3を参照して説明
する。
【0019】図3において、35は略U字状の支持ブロッ
クで、この支持ブロック35のU字の底部35a の外面は、
図1で示したように、支持フレーム12の外周部となる環
状フレーム19の下面に一体的に取り付けられている。ま
た、U字の両脚部35b 間には支持ピン36が設けられてお
り、この支持ピン36には略L字状の可動形のガイド37,
38が回動可能に支持されている。そして、これらガイド
37,38は、それぞれスプリング39により左回りの作用力
を受けているが、支持ピン36と平行に設けられたストッ
パブロック40との係合により、ブラウン管パネル11を支
持しない状態では、図5で示すように、常時ほぼ水平状
態に係止されている。
【0020】また、支持ブロック35の両脚部35b の側面
には、それぞれ固定形のガイド41が一体に設けられてい
る。この固定形のガイド41および可動形のガイド37,38
は、サイズの異なるブラウン管パネル11用として設けら
れている。すなわち、ガイド37が、図4で示す最も小さ
なサイズAのブラウン管パネル11用であり、ガイド38は
中間サイズBのブラウン管パネル11用であり、ガイド41
は最も大きなサイズCのブラウン管パネル11用であり、
これらは、図1で示すように、対応するサイズのブラウ
ン管パネル11の外辺部と接合して、そのブラウン管パネ
ル11の外方の移動、すなわち水平方向への移動である横
ずれを阻止する。
【0021】さらに、可動形のガイド37,38は、それぞ
れ自己に対応するサイズより大きいブラウン管パネル11
に対しては、図1で示すように、サイズの大きいブラウ
ン管パネル11の上面との当接により、スプリング39の力
に抗して退避方向、すなわち上方に回動する。
【0022】なお、各ガイド37,38,41は、それぞれブ
ラウン管パネル11との接合部に樹脂などの材質を用いて
おり、ブラウン管パネル11を傷付けないようにしてい
る。また、これらガイド37,38,41を有するガイド機構
17は、図2で示すように、ブラウン管パネル11の短辺用
および長辺用としてそれぞれ各一対設けられており、環
状フレーム19の下面に、それぞれ円周方向に対して90
°間隔で取り付けられている。
【0023】次に、吸着用の位置決め装置を図6に示す
説明する。
【0024】図6において、42は昇降台で、この昇降台
42は複数の支持ローラ43を有し、これら支持ローラ43の
上面には、吸着対象のブラウン管パネル11が、水平方向
に沿って移動可能に載置されている。そして、この昇降
台42は側方に設けられた昇降機構44により上下方向に駆
動される。また、ブラウン管パネル11の長辺及び短辺に
対応して各一対のゲージング装置46が設けられており、
互いに連動して開閉動作するように構成されている。そ
して、このゲージング装置46は、その閉動作により昇降
台42上に載置されたブラウン管パネル11の外辺部と当接
して、ブラウン管パネル11を上方に位置する保持機構15
に対して所定の位置関係、すなわち、パネルフェース面
の中心がバキュームパッド13の中心と対向する吸着位置
に位置決めする。
【0025】また、図7に示すブラウン管パネル11の受
け装置を説明する。
【0026】この受け装置は、昇降駆動部48により昇降
駆動される受け台49により構成されており、バキューム
パッド13から離脱した加工後のブラウン管パネル11を受
け止める。
【0027】次に、全体的な作用を、最小サイズAのブ
ラウン管パネル11を支持する場合を例にとって説明す
る。
【0028】まず、支持対象のブラウン管パネル11を、
図6で示すように、位置決め装置の昇降台42上に載置す
る。このとき昇降台42は昇降機構44により下降端位置に
ある。この状態で各一対のゲージング装置46を閉動作さ
せると、ブラウン管パネル11は、パネルフェース面の中
心がバキュームパッド13の中心と一致する所定の位置関
係に位置決めされる。
【0029】次に、昇降機構44により昇降台42を上昇さ
せると、ブラウン管パネル11は最小サイズA用のガイド
37にガイドされてこれらガイド37,37間に入り込み、パ
ネルフェース面はバキュームパッド13に圧接する。な
お、このとき、他の大きなサイズB,C用のガイド38,
41は、最小サイズAのガイド37より奥に位置しているの
で、ブラウン管パネル11の入り込み動作を妨げない。
【0030】また、このとき、バキュームパッド13に通
じる空気系統14は、切換弁27により真空源25側に切換え
られている。このため、バキュームパッド13内は、空気
系統14、シャフト22の貫通路22a 、固定ねじ23の貫通路
23a を通って真空状態となっており、ブラウン管パネル
11のパネルフェース面が圧接することにより、このブラ
ウン管パネル11を強固に真空吸着する。
【0031】さらに、ブラウン管パネル11の外辺、すな
わち、長辺および短辺の外面は、それぞれ最小サイズA
用のガイド37の先端とほぼ隙間ゼロの状態で対向してい
るので、その後のたとえば回転動作によっても、このブ
ラウン管パネル11の外方への移動、いわゆる横ずれを確
実に防止できる。
【0032】なお、昇降台42は昇降機構44により元の位
置まで下降操作され、次のブラウン管パネル支持に備え
る。
【0033】このようにして、ブラウン管パネル11の支
持が完了すると、支持状態のまま図示しない搬送機構に
より搬送され、各種製造工程の作業を受ける。たとえば
前述した蛍光面の形成工程では、ブラウン管パネル11の
内面に液状の蛍光体を供給し、回転駆動装置29によりブ
ラウン管パネル11を回転させ、遠心力により蛍光体をブ
ラウン管パネル内面に均一な厚さで拡散させる。この
際、ブラウン管パネル11はバキュームパッド13により強
固に吸着保持されるとともに、その外辺は横ずれが生じ
ないように四方からガイド37により押さえられているの
で、回転によって脱落が生じるようなことはなく、強固
に保持される。
【0034】このような製造工程の作業が終了すると、
ブラウン管パネル11は支持装置に支持されたまま、所定
の離脱位置まで搬送される。所定の離脱位置には、図7
で示すブラウン管パネル11の受け装置が設けられてお
り、その昇降駆動部48により受け台49を上昇させ、吸着
保持されているブラウン管パネル11の下面近くに位置さ
せる。
【0035】この状態で、空気系統14の切換弁27を高圧
空気源26側に切換える。この操作により、高圧空気がバ
キュームパッド13に供給され、パネルフェース面との吸
着状態を強制的に解除する。このため、ブラウン管パネ
ル11は支持装置のバキュームパッド13から離脱され、受
け台49上に載置される。その後、昇降駆動部48により受
け台49を下降させることにより、ブラウン管パネル11は
完全に支持装置から離れ、次の工程に送られる。
【0036】次に、中間サイズBのブラウン管パネル11
を支持する場合を説明する。
【0037】この場合も、支持対象のブラウン管パネル
11を図6で示すように昇降台42上に載置する。この状態
で各一対のゲージング装置46を閉動作させると、ブラウ
ン管パネル11は、そのパネルフェース面の中心がバキュ
ームパッド13の中心と一致する所定の位置関係に位置決
めされる。
【0038】次に、昇降機構44により昇降台42を上昇さ
せると、ブラウン管パネル11は中間サイズB用のガイド
38にガイドされ、これらガイド38,38の間に入り込む。
【0039】このとき最小サイズA用のガイド37は、中
間サイズB用のガイド38より内側に突出しているため中
間サイズBのブラウン管パネル11の上面と当接する。し
かし、最小サイズA用のガイド37は、支持ピン36により
回動可能に支持されているので、スプリング39による押
圧力はあるものの、ブラウン管パネル11の上昇を妨げる
ことはなく、図8で示すように、退避方向、すなわち上
方に回動する。このため、ブラウン管パネル11は、対応
するガイド38によりガイドされ、図8で示すようにこれ
らガイド38,38の間に入り込む。そして、そのパネルフ
ェース面は、バキュームパッド13に圧接し、真空状態に
切換えられているバキュームパッド13により強固に吸着
保持される。
【0040】また、ブラウン管パネル11の外辺、すなわ
ち、長辺および短辺の外面は、それぞれ中間サイズB用
のガイド38の先端とほぼ隙間ゼロの状態で対向し、その
後の回転動作などによっても外方への移動、いわゆる横
ずれが生じることはない。
【0041】なお、このとき、最大サイズC用のガイド
41は、中間サイズBのガイド38より奥に位置しているの
で、ブラウン管パネル11の入り込み動作を妨げない。
【0042】これ以降の動作は、最小サイズAのブラウ
ン管パネルの場合と同様である。
【0043】次に、最大サイズCのブラウン管パネル11
を支持する場合を説明する。
【0044】この場合も、支持対象のブラウン管パネル
11を図6で示す昇降台42上に載置し、各一対のゲージン
グ装置46を閉動作させ、ブラウン管パネル11のパネルフ
ェース面の中心がバキュームパッド13の中心と一致する
所定の位置関係に位置決めする。
【0045】次に、昇降機構44により昇降台42を上昇さ
せることにより、ブラウン管パネル11を最大サイズC用
のガイド41によってガイドさせ、これらガイド41,41の
間に挿入する。
【0046】このとき最小サイズA用のガイド37および
中間サイズB用のガイド38は、最大サイズC用のガイド
41より内側に突出しているため、最大サイズCのブラウ
ン管パネル11が上昇することによりそのブラウン管パネ
ル11の上面と当接する。しかし、最小サイズA用のガイ
ド37および中間サイズB用のガイド38は、それぞれ支持
ピン36により回動可能に支持されているので、スプリン
グ39による押圧力はあるものの、ブラウン管パネル11の
上昇を妨げることはなく、図9で示すように、それぞれ
退避方向、すなわち上方に回動する。このため、ブラウ
ン管パネル11は、対応するガイド41によりガイドされ、
図9で示すように、これらガイド41,41の間に入り込
む。そして、そのパネルフェース面は、バキュームパッ
ド13に圧接し、真空状態に切換えられているバキューム
パッド13により強固に吸着保持される。
【0047】また、ブラウン管パネル11の外辺、すなわ
ち、長辺および短辺の外面は、それぞれ最大サイズC用
のガイド41の先端とほぼ隙間ゼロの状態で対向し、その
後の回転動作などによっても外方への移動、いわゆる横
ずれが生じることはない。
【0048】これ以降の動作は、最小サイズAのブラウ
ン管パネルの場合と同様である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ブラウン管パネルのフ
ェース面をバキュームパッドにより強固に真空吸着し、
かつ、その外辺をサイズに対応して設けられたガイドに
より支持するので、回転動作が加わっても横ずれが生じ
たりすることなく、複数サイズのブラウン管パネルを確
実に保持することができ、従来のように多くの機構部を
要しないため、比較的簡単な構造で軽量に構成でき、取
扱いや維持管理が容易になるとともに耐久性が増し、摩
耗に起因する齧りや、保持体に用いられている弾性体の
変形などに起因するブラウン管パネルの保持ミスや脱荷
ミスを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラウン管パネル支持装置の一実施例
を示す正面図である。
【図2】同上の底面図である。
【図3】同上ガイド機構を示す拡大斜視図である。
【図4】同上サイズの異なるブラウン管パネルを示す図
である。 (a) 底面図 (b) 断面図
【図5】同上ブラウン管パネル不支持状態を示す正面図
である。
【図6】同上ブラウン管パネル吸着前の位置決め状態を
説明する正面図である。
【図7】同上ブラウン管パネル離脱状態を説明する正面
図である。
【図8】同上中間サイズのブラウン管パネルの支持状態
を示す正面図である。
【図9】同上最大サイズのブラウン管パネルの支持状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
11 ブラウン管パネル 13 バキュームパッド 14 空気系統 15 保持機構 37,38,41 ガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管パネルのパネルフェース面に
    真空吸着可能なバキュームパッド、および、このバキュ
    ームパッドを真空吸着状態および真空解除状態に切り換
    える空気系統を有する保持機構と、 このバキュームパッドに吸着保持されたブラウン管パネ
    ルの各外辺部と接合してこのブラウン管パネルの外方へ
    の移動を阻止し、前記バキュームパッドを基準として配
    置されたガイドとを備え、 前記ガイドは、サイズの異なるブラウン管パネル用とし
    て、前記外辺部との接合位置が異ならせて複数種設けら
    れ、 小サイズ用のガイドは、大サイズのブラウン管パネルと
    の当接により、外辺部との接合位置から退避方向に向っ
    て回動可能であることを特徴とするブラウン管パネル支
    持装置。
JP15503395A 1995-06-21 1995-06-21 ブラウン管パネル支持装置 Pending JPH097524A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434986B1 (ko) * 1997-05-31 2004-09-08 오리온전기 주식회사 다관종음극선관의척킹캐리어헤드
CN103964290A (zh) * 2014-05-21 2014-08-06 苏州天脉导热科技有限公司 一种大型真空吸盘装置
CN103964306A (zh) * 2014-05-12 2014-08-06 苏州新协力特种工业模板有限公司 一种真空吸吊型起重机

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