JP2001229825A - 真空外囲器の製造方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、並びに、真空外囲器、および画像表示装置 - Google Patents

真空外囲器の製造方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、並びに、真空外囲器、および画像表示装置

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JP2001229825A
JP2001229825A JP2000035388A JP2000035388A JP2001229825A JP 2001229825 A JP2001229825 A JP 2001229825A JP 2000035388 A JP2000035388 A JP 2000035388A JP 2000035388 A JP2000035388 A JP 2000035388A JP 2001229825 A JP2001229825 A JP 2001229825A
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Mutsuo Hoshino
六夫 星野
Daiji Hirozawa
大二 廣澤
Yoji Takezawa
洋治 竹澤
Tomonori Hoshino
友紀 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板同志を容易にかつ正確に位置合わせ、精度
の高い真空外囲器を製造可能な真空外囲器の製造方法、
製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、並び
に、真空外囲器、および画像表示装置を提供することに
ある。 【解決手段】内面に蛍光体層が形成されたフェースプレ
ート12を位置決め治具40上に載置し3つの第1アラ
イメントピン41に押し当てて位置決めする。蛍光体層
を励起する電子放出素子が設けられたリアプレート10
をフェースプレートに重ねて位置決め治具上に載置し、
3つのアライメント調整ねじ46の先端に押し当てて位
置決めする。アライメント調整ねじを回してリアプレー
トを変位させ、フェースプレートおよびリアプレート同
志を所定の位置関係に位置合わせした後、位置決め治具
を真空槽内に搬入し、真空槽内を真空排気した後、この
真空槽内でフェースプレートおよびリアプレートを互い
に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平面表示装置等
の画像表示装置に用いられる真空外囲器を製造する製造
方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、
並びに、真空外囲器、および画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、平面表示装置として用いられるフ
ィールド−エミッション−デバイス(FED)の一種と
して、表面伝導型電子放出装置(以下、SEDと称す
る)の開発が進められている。
【0003】このSEDは、所定の隙間を置いて対向配
置されたフェースプレートおよびリアプレートを有し、
これらのプレートは、矩形枠状の側壁を介して周縁部を
互いに接合することにより真空外囲器を構成している。
フェースプレートの内面には3色の蛍光体層が形成さ
れ、リアプレートの内面には、蛍光体を励起する電子放
出源として、各画素毎に対応する多数のエミッタが配列
されている。各エミッタは、電子放出部、この電子放出
部に電圧を印加する一対の電極等で構成されている。ま
た、両プレート間には、プレート間の隙間を維持するた
め、多数の板状あるいは柱状のスペーサが配置されてい
る。
【0004】上記のようなSEDにおいて、多数のエミ
ッタは対応する蛍光体層に対し所定の位置に設けられて
いることが必要となる。そのため、フェースプレートお
よびリアプレートは、互いに所定の位置関係に正確に位
置合わせされた状態で接合されなければならない。
【0005】そこで、例えば、特開平11−13501
8号公報に開示された製造方法によれば、真空チャンバ
内にフェースプレートおよびリアプレートを対向配置
し、真空槽内を真空排気した状態で、両プレートの位置
合わせ、封着等を行う方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、真空槽内でフェースプレートおよびリアプレー
トの位置合わせを行う場合、位置決め機構として、ゲー
ジやX−Yテーブル等の駆動部を真空外囲器内に設ける
必要がある。そして、真空外囲器内に設けられた位置決
め機構を、真空外囲器の外方から操作して位置合わせ作
業を行わなければならず、正確な位置決めを行うことが
難しい。また、通常、真空外囲器内ではベーキング等の
加熱処理が行われ、その際、X−Yテーブル等の位置決
め機構も高温に晒されて熱膨張するため、正確な位置合
わせ動作を行うことが困難となる。
【0007】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、基板同志を容易にかつ正確に位置合わ
せし、精度の高い真空外囲器を製造可能な真空外囲器の
製造方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装
置、並びに、真空外囲器、および画像表示装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る製造方法は、第1基板および第2基
板を接合してなる真空外囲器を製造する方法において、
上記第1基板の側縁の3点にそれぞれ当接する第1位置
決め部、および上記第2基板の側縁の3点にそれぞれ当
接する第2位置決め部を有した位置決め治具上に、第1
および第2基板をそれぞれ上記第1および第2位置決め
部に当接した状態で対向配置し、上記第1あるいは第2
位置決め部を変位させることにより、上記第1および第
2基板の少なくとも一方の基板を変位させ、上記第1お
よび第2基板同志を所定の位置関係に位置合わせし、上
記位置合わせされた第1および第2基板および位置決め
治具を真空槽内に搬入し、上記真空槽内を真空排気した
後、上記真空槽内で上記第1および第2基板を互いに接
合することを特徴としている。
【0009】また、この発明に係る他の製造方法は、対
向配置されたそれぞれ矩形状の第1基板および第2基板
を互いに接合してなる真空外囲器を製造する方法におい
て、上記第1基板の1側縁上の2点と上記1側縁と直交
する他側縁上の1点とにそれぞれ当接する第1位置決め
部、および上記第2基板の1側縁上の2点と上記1側縁
と直交する他側縁上の1点とにそれぞれ当接するととも
に位置調整可能な第2位置決め部を有した位置決め治具
上に、上記第1および第2基板をそれぞれ上記第1およ
び第2位置決め部に当接した状態で対向配置し、上記第
2位置決め部を変位させることにより、上記第1基板に
対して上記第2基板を相対的に変位させ、上記第1およ
び第2基板同志を所定の位置関係に位置合わせし、上記
位置合わせされた第1および第2基板および位置決め治
具を真空槽内に搬入し、上記真空槽内を真空排気した
後、上記真空槽内で上記第1および第2基板を互いに接
合することを特徴としている。
【0010】更に、この発明に係る真空外囲器の製造装
置は、対向配置されたそれぞれ矩形状の第1基板および
第2基板を互いに接合してなる真空外囲器を製造する製
造装置において、真空槽と、第1および第2基板が載置
された位置決め治具と、上記真空槽の外側に設けられ、
上記位置決め治具上に載置された第1および第2基板を
所定の位置関係に位置合わせする位置調整部と、上記位
置合わせされた上記第1および第2基板を上記位置決め
治具上に載置された状態で、上記真空槽に対して搬入お
よび搬出する搬送機構と、上記真空槽内を真空排気する
真空排気装置と、上記真空槽内に位置した上記第1およ
び第2基板を加熱および加圧して接合する加熱および加
圧機構と、を備え、上記位置決め治具は、上記第1基板
が載置される第1受け部と、上記第1受け部に載置され
た第1基板の1側縁上の2点および上記1側縁と直交す
る他側縁上の1点にそれぞれ当接可能な第1位置決め部
と、上記第1基板を上記第1位置決め部に押し当てる第
1押えと、上記第1基板と対向した状態で上記第2基板
が載置される第2受け部と、上記第2受け部に載置され
た上記第2基板の1側縁上の2点および上記1側縁と直
交する他側縁上の1点にそれぞれ当接可能であるととも
に位置調整可能な第2位置決め部と、上記第2基板を上
記第1位置決め部に押し当てる第2押えと、を備えてい
ることを特徴としている。
【0011】上記のように構成されたこの発明の製造方
法および製造装置によれば、第1および第2基板を、真
空槽の外で位置わせした後、真空槽内に搬入し接合する
構成としたことから、真空槽内に位置合わせ機構を設け
て真空槽内で位置合わせを行う必要がなく、基板同志を
容易にかつ正確に位置合わせし、精度の高い真空外囲器
を製造することが可能となる。この際、各基板を3点で
位置合わせすることにより、基板同志を一層容易に位置
合わせすることができる。
【0012】更に、この発明に係る製造方法によれば、
上記真空槽内において、上記第1あるいは第2基板の一
方を上記位置決め治具から外して他方の基板から離間さ
せ、上記離間した第1および第2基板に対して所望の処
理を施した後、上記離間した基板を上記位置決め治具に
戻し、上記第1あるいは第2位置決め部に当接させるこ
とにより、上記第1および第2基板間の上記所定の位置
関係を再現することを特徴としている。
【0013】上記構成によれば、真空槽の外で基板間の
位置合わせを行い、その際、位置決め治具の位置決め部
は正確な調整位置に合わせられる。そのため、以後、真
空槽内で一方の基板を位置決め治具から取外した場合で
も、再びその基板を位置決め治具に戻して位置決め部に
押し当てることにより、自動的に正確な位置関係を再現
することができる。従って、真空槽内で位置合わせ作業
を行う必要がなく、処理時間を短縮し製造効率の向上を
図ることが可能となる。
【0014】また、この発明に係る画像表示装置の製造
方法は、第1基板および第2基板を接合してなる真空外
囲器を備えた画像表示装置を製造する方法において、上
記第1基板の側縁の3点にそれぞれ当接する第1位置決
め部、および上記第2基板の側縁の3点にそれぞれ当接
する第2位置決め部を有した位置決め治具上に、第1お
よび第2基板をそれぞれ上記第1および第2位置決め部
に当接した状態で対向配置し、上記第1あるいは第2位
置決め部を変位させることにより、上記第1および第2
基板の少なくとも一方の基板を変位させ、上記第1およ
び第2基板同志を所定の位置関係に位置合わせし、上記
位置合わせされた第1および第2基板および位置決め治
具を真空槽内に搬入し、上記真空槽内を真空排気した
後、上記真空槽内で上記第1および第2基板を互いに接
合することを特徴としている。
【0015】また、この発明に係る画像表示装置の製造
装置は、対向配置されたそれぞれ矩形状の第1基板およ
び第2基板を互いに接合してなる真空外囲器を備えた画
像表示装置を製造する製造装置において、真空槽と、第
1および第2基板が載置された位置決め治具と、上記真
空槽の外側に設けられ、上記位置決め治具上に載置され
た第1および第2基板を所定の位置関係に位置合わせす
る位置調整部と、上記位置合わせされた上記第1および
第2基板を上記位置決め治具上に載置された状態で、上
記真空槽に対して搬入および搬出する搬送機構と、上記
真空槽内を真空排気する真空排気装置と、上記真空槽内
に位置した上記第1および第2基板を加熱および加圧し
て接合する加熱および加圧機構と、を備え、上記位置決
め治具は、上記第1基板が載置される第1受け部と、上
記第1受け部に載置された第1基板の1側縁上の2点お
よび上記1側縁と直交する他側縁上の1点にそれぞれ当
接可能な第1位置決め部と、上記第1基板を上記第1位
置決め部に押し当てる第1押えと、上記第1基板と対向
した状態で上記第2基板が載置される第2受け部と、上
記第2受け部に載置された上記第2基板の1側縁上の2
点および上記1側縁と直交する他側縁上の1点にそれぞ
れ当接可能であるとともに位置調整可能な第2位置決め
部と、上記第2基板を上記第2位置決め部に押し当てる
第2押えと、を備えていることを特徴としている。
【0016】更に、この発明に係る真空外囲器および画
像表示装置は、上述した製造方法あるいは製造装置によ
り製造されたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係る真空外囲器の製造方法および製造
装置について詳細に説明する。まず、本製造方法および
製造装置によって製造される真空外囲器を備えた画像表
示装置として、表面伝導型電子放出装置(以下、SED
と称する)の構成を説明する。
【0018】図1および図2に示すように、このSED
は、それぞれ矩形状のガラスからなるリアプレート10
およびフェースプレート12を備え、これらのプレート
は所定の隙間を置いて対向配置されている。リアプレー
ト10は、フェースプレート12よりも僅かに大きな寸
法に形成されている。そして、リアプレート10および
フェースプレート12は、ガラスからなる矩形枠状の側
壁14を介して周縁部同志が接合され、偏平な矩形状の
真空外囲器15を構成している。
【0019】フェースプレート12の内面には蛍光体ス
クリーン16が形成されている。この蛍光体スクリーン
16は、赤、青、緑の蛍光体層、および黒色着色層を並
べて構成されている。これらの蛍光体層はストライプ状
あるいはドット状に形成されている。また、蛍光体スク
リーン16上には、アルミニウム等からなるメタルバッ
ク17が形成されている。なお、フェースプレート12
と蛍光体スクリーンとの間に、例えばITOからなる透
明導電膜あるいはカラーフィルタ膜を設けてもよい。
【0020】リアプレート10の内面には、蛍光体層を
励起する電子放出源として、それぞれ電子ビームを放出
する多数の電子放出素子18が設けられている。これら
の電子放出素子18は、各画素毎に対応して複数列およ
び複数行に配列されている。各電子放出素子18は、図
示しない電子放出部、この電子放出部に電圧を印加する
一対の素子電極等で構成されている。また、リアプレー
ト10上には、電子放出素子18に電圧を印加するため
の図示しない多数本の配線がマトリック状に設けられて
いる。
【0021】接合部材として機能する側壁14は、例え
ば、低融点ガラスからなるフリットガラス20により、
リアプレート10の周縁部およびフェースプレート12
の周縁部に封着され、フェースプレートおよびリアプレ
ート同志を接合している。
【0022】また、リアプレート10およびフェースプ
レート12の間には、これらプレート間の隙間を維持す
るため、多数のスペーサ21が所定の間隔をおいて配置
されている。これらのスペーサ21は、それぞれ板状あ
るいは柱状に形成されている。
【0023】一方、上記SEDの真空外囲器15を製造
する製造装置は、図3に示すように、基板ユニット22
を支持および搬送するためのキャリア24を移載するキ
ャリア移載装置26b、キャリア24に対して基板ユニ
ットを移載する基板移載装置26a、キャリア24上に
載置された基板ユニット22のアライメントを調整する
アライメント調整装置28、前真空槽30、本真空槽3
2、および、これらの間でキャリア24を搬送する搬送
機構34を備えている。
【0024】ここで、図4に示すように、基板ユニット
22は、リアプレートアッセンブリ36とフェースプレ
ート12を含んでいる。リアプレートアッセンブリ36
は、予めリアプレート10の内面上に電子放出素子1
8、スペーサ21、配線等を形成し、かつ、フリットガ
ラス20により側壁14を封着して構成されている。ま
た、フェースプレート12の内面上には、予め蛍光体ス
クリーン16、メタルバック17が形成されているとと
もに、側壁14を封着するためのフリットガラス20が
塗布されている。
【0025】フェースプレート12とリアプレートアッ
センブリ36とは、互いに所定の隙間を開けた状態で、
基板移載装置26aによって位置決め治具40上に載置
される。
【0026】図4ないし図6に示すように位置決め治具
40は、キャリア24上に載置された矩形枠状のベース
板90を有し、このベース板上には、フェースプレート
12の周縁部を受ける複数の第1受け部92、およびリ
アプレート10の周縁部を受ける複数の第2受け部94
が設けられている。
【0027】第1受け部92は、それぞれベース板90
に垂直に立設された支持ピンからなり、互いに同一の高
さに形成されているとともにフェースプレートの周縁に
沿って所定の間隔をおいて設けられている。そして、フ
ェースプレート12は第1受け部92上に載置され水平
に支持されている。また、第2受け部94は、それぞれ
ベース板90に垂直に立設された支持ピンからなり、互
いに同一の高さに形成されているとともにフェースプレ
ートの周縁に沿って所定の間隔をおいて設けられてい
る。そして、フェースプレート12は第1受け部92上
に載置され水平に支持されている。
【0028】また、第2受け部94は、第1受け部92
の外側に位置しているとともに、第2受け部よりも高く
形成されている。各第2受け部94はその軸方向に沿っ
て上下移動自在に設けられているとともに、圧縮ばね9
6により上昇位置に突出した状態に付勢されている。そ
して、リアプレートアッセンブリ36のリアプレート1
0は、その周縁部が第2受け部94上に載置され、フェ
ースプレート12と所定の隙間を置いた状態で、フェー
スプレートの上方に重ねて水平に支持されている。
【0029】また、ベース板90上には3つの支持ポス
ト98が固定されている。これらの支持ポスト98には
水平に延びる第1アライメントピン41が固定されてい
る。第1位置決め部として機能するアライメントピン4
1の先端は、第1受け部92上に載置されたフェースプ
レート16の3点、例えば、1つの長辺上の2点、およ
び短辺上の1点、にそれぞれ当接している。
【0030】各支持ポスト98には、第2位置決め部と
して機能するアライメント調整ねじ46が取り付けられ
ている。アライメント調整ねじ46は、第1アライメン
トピン41の上方に重ねて位置しているとともに支持ポ
スト98から水平に延出している。そして、3つのアラ
イメント調整ねじ46の先端は、第2受け部94上に載
置されたリアプレート10の3点、例えば、1つの長辺
上の2点、および短辺上の1点、にそれぞれ当接してい
る。
【0031】ベース板90上において、フェースプレー
ト12およびリアプレート10を挟んで支持ポスト98
と対向する位置には、それぞればね受け100が立設さ
れている。各ばね受け100には、フェースプレート1
2の側縁に当接しフェースプレートを対応する第1アラ
イメントピン41の先端に押し付ける第1押え102、
およびリアプレート10の側縁に当接しリアプレートを
対応するアライメント調整ねじ46の先端に押し付ける
第2押え104が設けられている。第1押え102およ
び第2押え104は、それぞれ圧縮ばね、あるいは板ば
ね等により構成されている。
【0032】上記構成の位置決め治具40に基板ユニッ
ト22を装着する場合には、まず、フェースプレート1
2を第1受け部92上に載置し、第1押え102によっ
てフェースプレートの3点をそれぞれ第1アライメント
ピン41に押し付けて位置決めする。続いて、リアプレ
ートアッセンブリ36を第2受け部94上に載置すると
ともに、第2押え104によってリアプレート10の3
点をそれぞれアライメント調整ねじ46の先端に押し付
けて位置決めする。この状態で、各アライメント調整ね
じ46を回して水平方向に進退させることにより、リア
プレートアッセンブリ36が変位し、フェースプレート
12に対するリアプレート10のアライメントを調整す
ることができる。
【0033】また、前述したように、リアプレート10
を支持している第2受け部96は、ばね96により弾性
的に支持されている。そのため、図6に示すように、後
述する封着工程において、リアプレート10を上方から
加圧して第2受け部94を下方に押し込むことにより、
リアプレートアッセンブリ36を下方に移動させ、側壁
14をフェースプレート12の内面に当接させることが
できる。
【0034】一方、図3に示すように、この発明におけ
る位置調整部として機能するアライメント調整装置28
は、例えば、複数のCCDカメラ68により基板ユニッ
ト22のアライメント状態を監視する監視部70、CC
Dカメラにより撮像されたアライメント状態を表示する
モニタ71、位置決め治具40の各アライメント調整ね
じ46を自動で回す図示しない調整機構等を備えてい
る。
【0035】基板ユニット22の装着された位置決め治
具40およびキャリア24は、キャリア移載装置26b
によってアライメント調整装置28に送られる。そし
て、アライメント調整装置28は、監視部70からの画
像情報に基いて調整機構により位置決め治具40のアラ
イメント調整ねじ46を作動させ、フェースプレート1
2に対してリアプレートアッセンブリ36を所定位置に
位置合わせする。この位置合わせは、予めリアプレート
10およびフェースプレート12にそれぞれ設けられた
図示しない位置決めマークを合わせることにより行う。
そして、各アライメント調整ねじ46は、位置合わせ終
了後、正確なアライメント設置位置に固定される。な
お、モニタ71を見ながらアライメント調整ねじ46を
手動で調整し、フェースプレートとリアプレートとの位
置合わせを行うようにしてもよい。
【0036】図4に示すように、キャリア24には、第
1ゲッタ機構50および第2ゲッタ機構60が設けられ
ている。第1ゲッタ機構50は、開閉自在な蓋体52を
備えた偏平な矩形状の密閉容器54を有し、この密閉容
器はキャリア24に対して脱着自在に取付けられてい
る。密閉容器54の内面には、複数のゲッタ55、およ
びこれらのゲッタを加熱するための加熱電極56が設け
られ、加熱電極は、キャリア24の端部に設けられた図
示しない接続端子に、配線を介して接続されている。ゲ
ッタ55としては、バリウム、マグネシウム、チタン等
が用いられている。また、密閉容器54の蓋体52は、
本真空槽32側に設けられた開閉機構によって開閉され
る。
【0037】第2ゲッタ機構60は一対のゲッタコンテ
ナ62を有し、各ゲッタコンテナは、支持アーム63を
介してキャリア24上に回動可能に支持されている。こ
の発明におけるカバー部材として機能する各ゲッタコン
テナ62は、矩形の皿状に形成され、下方に向って、つ
まり、キャリア24の上面側に向って開放した矩形状の
開口を有している。ゲッタコンテナ62の内面には、ゲ
ッタホルダに支持された多数のゲッタ64、および各ゲ
ッタを加熱する加熱電極65が取付けられている。ゲッ
タ64としては、バリウム、マグネシウム、チタン等が
用いられている。
【0038】各ゲッタコンテナ62は、支持アーム63
の一端に脱着自在に取付けられている。支持アーム63
の他端部は枢軸66に固定され、この枢軸は、キャリア
24に対し、回動自在に、かつ、軸方向に沿って昇降自
在に設けられている。そして、後述する第2ゲッタ機構
60の駆動部によって各枢軸66を回転駆動することに
より、ゲッタコンテナ62は、図4および図7に示すよ
うに、フェースプレート12から外れて位置した退避位
置と、図8に示すように、フェースプレート12の内面
上を覆う処理位置と、の間を移動される。
【0039】ここで、各ゲッタコンテナ62の開口は、
フェースプレート12の有効領域のほぼ半分に対応した
寸法に形成されている。そのため、図8に示すように、
一対のゲッタコンテナ62を処理位置へ移動させること
により、フェースプレート12の有効領域全体がゲッタ
コンテナ62によってほぼ気密に覆われる。
【0040】図3、図9および図10に示すように、前
真空槽30内にはプリベーキング用のヒータ72が設け
られ、このヒータ72はヒータ駆動部73に接続されて
いる。また、前真空槽30には、この前真空槽内を真空
排気する真空排気ポンプ75が接続されている。前真空
槽30のアライメント調整装置側の出入口には、開閉可
能なフロントドア74が設けられ、反対側の出入口は、
ゲートバルブ77によって開閉される。そして、前真空
槽30は、ゲートバルブ77を開けることにより本真空
槽32と連通可能となっている。
【0041】本真空槽32内には、フェースプレート1
2を加熱する昇降自在な下ヒータ80、リアプレート1
0を加熱する昇降自在な上ヒータ82、リアプレートア
ッセンブリ36を位置決め治具40から引き上げるため
のリフタ83、リアプレート10の周縁部をフェースプ
レート12に向けて加圧するプレス機構84、第1ゲッ
タ機構50の密閉容器54の蓋体52を開閉する開閉機
構85、第2ゲッタ機構60の枢軸66を昇降および回
動させるコンテナ駆動機構86が設けられている。ま
た、本真空槽32内には、キャリア24に設けられた接
続端子に接触し、第1および第2ゲッタ機構の加熱電極
に電圧を印加する給電部87が設けられている。
【0042】本真空槽32の外側には、下ヒータ80を
駆動する下ヒータ駆動部80a、上ヒータ82を駆動す
る上ヒータ駆動部82a、リフタ83を駆動するリフタ
駆動部83a、プレス機構84を駆動するプレス駆動部
84a、第1ゲッタ機構50の開閉機構85のアーム部
を回転させる駆動部85a、コンテナ駆動機構86を作
動させる駆動部86a、本真空槽32内に電子ビームを
放出する複数の電子発生器88、給電部87に接続され
た電源87a、更に、本真空槽内を真空排気する2台の
真空排気ポンプ89が設けられている。
【0043】なお、キャリア24を搬送する搬送機構3
4は、アライメント調整装置28、前真空槽30内、お
よび本真空槽32内に沿って配設された多数の搬送ガイ
ド、搬送ローラ、搬送ベルト等によって構成されてい
る。
【0044】次に、以上のように構成された製造装置を
用いてSEDの真空外囲器15を製造する工程について
説明する。まず、基板ユニット22が載置されている位
置決め治具40とキャリア24をキャリア移載装置26
bによりアライメント調整装置28へ搬送し、ここで、
フェースプレート12に対するリアプレートアッセンブ
リ36のアライメントを調整し、位置合わせする。
【0045】アライメント調整終了後、図11に示すよ
うに、搬送機構34によってキャリア24を前真空槽3
0内に搬入する。そして、フロントドア74およびゲー
ト77を閉じた状態でヒータ72を作動させてプリベー
キングを行い、キャリア24および基板ユニット22を
予備加熱する。同時に、真空排気ポンプ75により、前
真空槽30内を10-5Pa程度まで真空排気する。
【0046】続いて、図12に示すように、ゲートバル
ブ77を開放した後、搬送機構34によりキャリア24
を本真空槽32内の所定位置に搬入する。なお、この
際、予め2台の真空排気ポンプ89によって本真空槽3
2内を真空排気し、本真空槽内の真空度を10-5〜10
-6Pa程度まで上げておく。
【0047】そして、図13に示すように、下ヒータ8
0および上ヒータ82をそれぞれフェースプレート12
およびリアプレート10に隣接対向させた状態で作動さ
せることにより、フェースプレートおよびリアプレート
を380〜400℃まで加熱し、ガラスからガス出しを
行う。
【0048】真空排気を行いながら所定時間ガス出しを
行った後、下ヒータ80および上ヒータ82を停止して
フェースプレート12およびリアプレート10の温度を
低下させる。その後、図14に示すように、リフタ83
によってリアプレートアッセンブリ36を位置決め治具
40から持ち上げ、フェースプレート12から十分に離
間させる。
【0049】この状態で、図15に示すように、電子発
生器88から本真空槽32内へ電子ビームを放射してリ
アプレートアッセンブリ36およびフェースプレートを
電子ビームによって走査し、これらリアプレートアッセ
ンブリ36およびフェースプレートのガス出し、いわゆ
る電子ビームクリーニングを行う。
【0050】続いて、第1ゲッタ機構50により複数回
ゲッタリングを行う。すなわち、第1ゲッタ機構50の
密閉容器54を閉じた状態で、給電部87からキャリア
24の接続端子および配線を介して加熱電極56に通電
し、複数のゲッタ55を加熱する。これにより、ゲッタ
が飛散し密閉容器54の内面に活性状態のゲッタ膜が形
成される。次いで、図16に示すように、開閉機構85
によって密閉容器54の蓋体52を開放し、密閉容器の
内面に形成されたゲッタ膜を本真空槽32内に露出させ
る。これにより、本真空槽32内の残留ガスをゲッタ膜
に吸着し、本真空槽内の真空度を高める。
【0051】続いて、開閉機構85により密閉容器54
の蓋体52を閉じた後、再びゲッタ55を加熱および飛
散させて密閉容器54の内面に新たなゲッタ膜を形成
し、更に、蓋体52を開放して本真空槽32内の残留ガ
スをゲッタ膜に吸着する。そして、上記動作を複数回繰
り返すことにより、本真空槽32内の真空度を超高真空
まで高める。
【0052】次に、第2ゲッタ機構60により、フェー
スプレート12の内面上にゲッタ膜を形成する。この場
合、図17に示すように、まず、コンテナ駆動機構86
により第2ゲッタ機構60の各枢軸66を昇降および回
動させ、一対のゲッタコンテナ62を処理位置へ移動さ
せる。これにより、フェースプレート12の有効領域全
体が一対のゲッタコンテナ62によってほぼ気密に覆わ
れる。この状態で、給電部87からキャリア24の接続
端子および配線を介して加熱電極65に通電し、各ゲッ
タコンテナ62内の複数のゲッタ64を加熱する。これ
により、ゲッタを飛散させ、フェースプレート12の有
効領域ほぼ全面上に活性状態のゲッタ膜を形成する。ゲ
ッタ膜形成後、コンテナ駆動機構86により一対のゲッ
タコンテナ62を待機位置に復帰させる。
【0053】続いて、図18に示すように、リフタ83
によりリアプレートアッセンブリ36を位置決め治具4
0上に戻し、再び、フェースプレート12に対して所定
の位置に対向配置する。この場合、位置決め治具40の
各アライメント調整ねじ46は、前述したアライメント
調整装置28により既に正確なアライメント設定位置に
調整されている。そのため、リアプレートアッセンブリ
36を位置決め治具40上に戻すと、リアプレート10
はプレート押え42によってアライメント調整ねじ46
に押し当てられ、フェースプレートに対し正確にアライ
メントされた位置に自動的に戻される。従って、フェー
スプレート12とリアプレート10との正確な位置関係
を自動的に再現することができる。これにより、本真空
槽32内で、再度アライメント調整を行う必要がなく、
処理時間を短縮し製造効率の向上を図ることが可能とな
る。
【0054】その後、プレス機構84によってリアプレ
ート10の周縁部を所定の圧力でフェースプレート12
側へ加圧し、フェースプレートの内面に予め塗布されて
いるフリットガラス20に側壁14を押し当てる。この
状態で、上ヒータ82をリアプレート10の近傍まで降
下させ、この上ヒータ82および下ヒータ80を作動さ
せる。これにより、基板ユニット22を加圧しながら加
熱し、フリットガラス20によってリアプレートアッセ
ンブリ36とフェースプレート12とを封着する。
【0055】次に、上ヒータ82、下ヒータ80を停止
して冷却することにより、フリットガラス20を硬化さ
せる。これにより、リアプレート10およびフェースプ
レート12が側壁14を介して完全に接合され、真空外
囲器15が形成される。その後、ゲートバルブ77を開
放し、搬送機構34によってキャリア24を本真空槽3
2から搬出し、更に、前真空槽30およびアライメント
調整装置28を通してキャリア移載装置26bまで搬送
する。以上の工程により、真空外囲器15の製造が終了
する。
【0056】なお、製造された真空外囲器15は、基板
移載装置26aによりキャリア24から取出され、次の
工程に送られる。また、上述した製造工程が終了した
後、第1ゲッタ機構50の密閉容器54をキャリア24
から取外すとともに、第2ゲッタ機構60の各ゲッタコ
ンテナ62を対応する支持アーム63から取外し、これ
ら密閉容器およびゲッタコンテナを洗浄する。そして、
新しいゲッタ55、64を密閉容器54およびゲッタコ
ンテナ62に装着した後、再び密閉容器およびゲッタコ
ンテナをキャリア24にそれぞれ取り付け次の製造工程
に備える。
【0057】以上のように構成された真空外囲器の製造
方法および製造装置によれば、フェースプレート12お
よびリアプレート10を、本真空槽32の外に設けられ
たアライメント調整装置28で位置わせした後、本真空
槽内に搬入し接合する構成としたことから、本真空槽内
に位置合わせ機構を設けて本真空槽内で位置合わせを行
う必要がなく、プレート同志を容易にかつ正確に位置合
わせし、精度の高い真空外囲器を製造することが可能と
なる。この際、各プレートを3点で位置合わせすること
により、プレート同志を一層容易に位置合わせすること
ができる。
【0058】また、本真空槽32の外側に設けられたア
ライメント調整装置28によってリアプレート10とフ
ェースプレート12との間のアライメントを予め調整
し、その際、位置決め治具40のアライメント調整ねじ
は正確なアライメント設定位置に合わせられる。そのた
め、以後、本真空槽32内でリアプレートアッセンブリ
36を位置決め治具40から取外した場合でも、再びリ
アプレートアッセンブリを位置決め治具に戻してアライ
メント調整ねじに押し当てることにより、自動的に正確
なアライメント状態を再現することができる。従って、
本真空槽32内でアライメント調整作業を行う必要がな
く、処理時間を短縮し製造効率の向上を図ることが可能
となる。
【0059】また、上記構成の真空外囲器の製造方法お
よび製造装置によれば、真空排気された本真空槽32内
で、第2ゲッタ機構60によりフェースプレート12の
有効領域のほぼ全面にゲッタ膜を形成した後、フェース
プレートおよびリアプレート10を互いに封着および接
合して真空外囲器15を製造することにより、活性状態
のゲッタ膜が広い領域に亘って設けられ高い真空度を維
持可能な真空外囲器を得ることができる。
【0060】第2ゲッタ機構60のゲッタコンテナ62
によりフェースプレート内面、つまり、ゲッタ膜形成領
域を覆った状態でゲッタを飛散しゲッタ膜を形成するた
め、ゲッタが本真空槽32内に飛散することがなく、本
真空槽内を汚染することなくゲッタ膜を形成することが
できる。従って、製造工程終了後、ゲッタコンテナ62
のみを洗浄すればよく、製造効率の向上を図ることが可
能となる。
【0061】更に、上記ゲッタ膜を形成する前の段階に
おいて、第1ゲッタ機構50により本真空槽32内で複
数回ゲッタリングすることにより、本真空槽32内を高
い真空度に維持することができ、その結果、一層、高真
空度の真空外囲器15を得ることができる。そして、第
1ゲッタ機構50のゲッタリングにおいても、密閉容器
54内でゲッタを飛散して容器内面にゲッタ膜を形成し
た後、密閉容器を開放して本真空槽32内の残留ガスを
吸着する構成としたことから、ゲッタが本真空槽32内
に飛散せず、本真空槽内を汚染することなく真空度を上
げることができる。
【0062】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、この発明は、SEDの真空外囲器に限ら
ず、他の真空外囲器の製造にも適用可能である。また、
位置決め治具およびアライメント調整装置において、フ
ェースプレートの上にリアプレートアッセンブリを載置
する構成としたが、リアプレートアッセンブリを下とし
てもよい。更に、上記実施の形態では、下側のプレート
を固定の位置決めピンによって位置決めし、上側のプレ
ートをアライメント調整ねじによって位置調整する構成
としたが、逆に、上側のプレートを固定の位置決めピン
によって位置決めし、下側のプレートをアライメント調
整ねじによって位置調整する構成としてもよい。
【0063】また、固定の位置決めピンをアライメント
調整ねじに変えて、2枚のプレートを位置調整可能とし
てもよい。更に、プレートの位置を調整するための第2
位置決め部は、アライメント調整ねじに限らず、スライ
ド式の調整部材等を用いてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の真空外
囲器および画像表示装置の製造方法および製造装置によ
れば、真空槽の外で基板同志を位置合わせした後、真空
槽内に搬入し所定の処理を行う構成としたことから、真
空槽内で基板間の位置合わせ作業を行う必要がなく、基
板同志を容易にかつ正確に位置合わせ、精度の高い真空
外囲器を製造可能な真空外囲器の製造方法、製造装置、
画像表示装置の製造方法、製造装置、並びに、真空外囲
器、および画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空外囲器を備えた表面伝導型電子放出装置を
示す斜視図。
【図2】図1の線A−Aに沿った断面図。
【図3】この発明の実施の形態に係る真空外囲器の製造
装置全体を概略的に示す斜視図。
【図4】上記製造装置におけるキャリアおよび位置決め
治具を示す斜視図。
【図5】上記位置決め治具にフェースプレートおよびリ
アプレートアッセンブリを装着した状態を示す平面図お
よび断面図。
【図6】上記位置決め治具に装着されたフェースプレー
トおよびリアプレートアセンブリの加圧前および加圧後
の状態を概略的に示す断面図。
【図7】第2ゲッタ機構のゲッタコンテナが退避位置に
移動した状態を示す上記キャリアの平面図および側面
図。
【図8】上記ゲッタコンテナが処理位置に移動した状態
を示す上記キャリアの平面図および側面図。
【図9】上記製造装置における前真空槽および本真空槽
を示す断面図。
【図10】上記前真空槽および本真空槽を破断して示す
平面図。
【図11】上記前真空槽内でプリベーキングする工程を
概略的に示す図。
【図12】上記キャリアを本真空槽内へ搬入した状態を
概略的に示す図。
【図13】上記本真空槽内でベーキングする工程を概略
的に示す図。
【図14】上記本真空槽内でリアプレートアッセンブリ
を引き上げた状態を概略的に示す図。
【図15】上記本真空槽内における電子ビームクリーニ
ング工程を概略的に示す図。
【図16】上記本真空槽内において第1ゲッタ機構によ
るゲッタリング工程を概略的に示す図。
【図17】上記本真空槽内において第1ゲッタ機構によ
るゲッタ膜形成工程を概略的に示す図。
【図18】上記本真空槽内における加圧、封着工程を概
略的に示す図。
【符号の説明】
10…リアプレート 12…フェースプレート 14…側壁 15…真空外囲器 16…蛍光体スクリーン 18…電子放出素子 20…フリットガラス 21…スペーサ 22…基板ユニット 24…キャリア 26a…基板移載装置 26b…キャリア移載装置 28…アライメント調整装置 30…前真空槽 32…本真空槽 34…搬送機構 36…リアプレートアッセンブリ 40…位置決め治具 41…第1アライメントピン 46…アライメント調整ねじ 50…第1ゲッタ機構 52…蓋体 54…密閉容器 55…ゲッタ 56…加熱電極 60…第2ゲッタ機構 62…ゲッタコンテナ 64…ゲッタ 65…加熱電極 70…監視装置 72…ヒータ 75、89…真空排気ポンプ 80…下ヒータ 82…上ヒータ 83…リフタ 84…加圧機構 86…コンテナ駆動機構 88…電子発生器 92…第1受け部 94…第2受け部 102…第1押え 104…第2押え
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣澤 大二 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 竹澤 洋治 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 星野 友紀 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5C012 AA05 BC03 BC04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1基板および第2基板を接合してなる真
    空外囲器を製造する方法において、 上記第1基板の側縁の3点にそれぞれ当接する第1位置
    決め部、および上記第2基板の側縁の3点にそれぞれ当
    接する第2位置決め部を有した位置決め治具上に、第1
    および第2基板をそれぞれ上記第1および第2位置決め
    部に当接した状態で対向配置し、 上記第1あるいは第2位置決め部を変位させることによ
    り、上記第1および第2基板の少なくとも一方の基板を
    変位させ、上記第1および第2基板同志を所定の位置関
    係に位置合わせし、 上記位置合わせされた第1および第2基板および位置決
    め治具を真空槽内に搬入し、 上記真空槽内を真空排気した後、上記真空槽内で上記第
    1および第2基板を互いに接合することを特徴とする真
    空外囲器の製造方法。
  2. 【請求項2】対向配置されたそれぞれ矩形状の第1基板
    および第2基板を互いに接合してなる真空外囲器を製造
    する方法において、 上記第1基板の1側縁上の2点と上記1側縁と直交する
    他側縁上の1点とにそれぞれ当接する第1位置決め部、
    および上記第2基板の1側縁上の2点と上記1側縁と直
    交する他側縁上の1点とにそれぞれ当接するとともに位
    置調整可能な第2位置決め部を有した位置決め治具上
    に、上記第1および第2基板をそれぞれ上記第1および
    第2位置決め部に当接した状態で対向配置し、 上記第2位置決め部を変位させることにより、上記第1
    基板に対して上記第2基板を相対的に変位させ、上記第
    1および第2基板同志を所定の位置関係に位置合わせ
    し、 上記位置合わせされた第1および第2基板および位置決
    め治具を真空槽内に搬入し、 上記真空槽内を真空排気した後、上記真空槽内で上記第
    1および第2基板を互いに接合することを特徴とする真
    空外囲器の製造方法。
  3. 【請求項3】上記位置合わせは、上記第1および第2基
    板に付された位置決めマークに基いて行うことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の真空外囲器の製造方法。
  4. 【請求項4】上記真空槽内において、上記第1あるいは
    第2基板の一方を上記位置決め治具から外して他方の基
    板から離間させ、 上記離間した第1および第2基板に対して所望の処理を
    施した後、 上記離間した基板を上記位置決め治具に戻し、上記第1
    あるいは第2位置決め部に当接させることにより、上記
    第1および第2基板間の上記所定の位置関係を再現する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の真空外囲器の製造方法。
  5. 【請求項5】第1基板および第2基板を接合してなる真
    空外囲器を備えた画像表示装置を製造する方法におい
    て、 上記第1基板の側縁の3点にそれぞれ当接する第1位置
    決め部、および上記第2基板の側縁の3点にそれぞれ当
    接する第2位置決め部を有した位置決め治具上に、第1
    および第2基板をそれぞれ上記第1および第2位置決め
    部に当接した状態で対向配置し、 上記第1あるいは第2位置決め部を変位させることによ
    り、上記第1および第2基板の少なくとも一方の基板を
    変位させ、上記第1および第2基板同志を所定の位置関
    係に位置合わせし、 上記位置合わせされた第1および第2基板および位置決
    め治具を真空槽内に搬入し、 上記真空槽内を真空排気した後、上記真空槽内で上記第
    1および第2基板を互いに接合することを特徴とする画
    像表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】対向配置されたそれぞれ矩形状の第1基板
    および第2基板を互いに接合してなる真空外囲器を備え
    た画像表示装置を製造する方法において、 上記第1基板の1側縁上の2点と上記1側縁と直交する
    他側縁上の1点とにそれぞれ当接する第1位置決め部、
    および上記第2基板の1側縁上の2点と上記1側縁と直
    交する他側縁上の1点とにそれぞれ当接するとともに位
    置調整可能な第2位置決め部を有した位置決め治具上
    に、上記第1および第2基板をそれぞれ上記第1および
    第2位置決め部に当接した状態で対向配置し、 上記第2位置決め部を変位させることにより、上記第1
    基板に対して上記第2基板を相対的に変位させ、上記第
    1および第2基板同志を所定の位置関係に位置合わせ
    し、 上記位置合わせされた第1および第2基板および位置決
    め治具を真空槽内に搬入し、 上記真空槽内を真空排気した後、上記真空槽内で上記第
    1および第2基板を互いに接合することを特徴とする画
    像表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】上記真空槽内において、上記第1あるいは
    第2基板の一方を上記位置決め治具から外して他方の基
    板から離間させ、 上記離間した第1および第2基板に対して所望の処理を
    施した後、 上記離間した基板を上記位置決め治具に戻し、上記第1
    あるいは第2位置決め部に当接させることにより、上記
    第1および第2基板間の上記所定の位置関係を再現する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像表示装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】対向配置されたそれぞれ矩形状の第1基板
    および第2基板を互いに接合してなる真空外囲器を製造
    する製造装置において、 真空槽と、 第1および第2基板が載置された位置決め治具と、 上記真空槽の外側に設けられ、上記位置決め治具上に載
    置された第1および第2基板を所定の位置関係に位置合
    わせする位置調整部と、 上記位置合わせされた上記第1および第2基板を上記位
    置決め治具上に載置された状態で、上記真空槽に対して
    搬入および搬出する搬送機構と、 上記真空槽内を真空排気する真空排気装置と、 上記真空槽内に位置した上記第1および第2基板を加熱
    および加圧して接合する加熱および加圧機構と、を備
    え、 上記位置決め治具は、上記第1基板が載置される第1受
    け部と、上記第1受け部に載置された第1基板の1側縁
    上の2点および上記1側縁と直交する他側縁上の1点に
    それぞれ当接可能な第1位置決め部と、上記第1基板を
    上記第1位置決め部に押し当てる第1押えと、上記第1
    基板と対向した状態で上記第2基板が載置される第2受
    け部と、上記第2受け部に載置された上記第2基板の1
    側縁上の2点および上記1側縁と直交する他側縁上の1
    点にそれぞれ当接可能であるとともに位置調整可能な第
    2位置決め部と、上記第2基板を上記第2位置決め部に
    押し当てる第2押えと、を備えていることを特徴とする
    真空外囲器の製造装置。
  9. 【請求項9】上記真空槽内において、上記第1および第
    2基板の一方を上記位置決め治具から外して他方の基板
    から離間させるとともに、上記離間した基板を上記位置
    決め治具上の上記第1あるいは第2位置決め部に当接す
    る位置に戻すリフト機構を備えていることを特徴とする
    請求項5に記載の真空外囲器の製造装置。
  10. 【請求項10】上記位置調整部は、上記第1および第2
    基板の位置決め状態を監視する監視装置を備えているこ
    とを特徴とする請求項8又は9に記載の真空外囲器の製
    造装置。
  11. 【請求項11】対向配置されたそれぞれ矩形状の第1基
    板および第2基板を互いに接合してなる真空外囲器を備
    えた画像表示装置を製造する製造装置において、 真空槽と、 第1および第2基板が載置された位置決め治具と、 上記真空槽の外側に設けられ、上記位置決め治具上に載
    置された第1および第2基板を所定の位置関係に位置合
    わせする位置調整部と、 上記位置合わせされた上記第1および第2基板を上記位
    置決め治具上に載置された状態で、上記真空槽に対して
    搬入および搬出する搬送機構と、 上記真空槽内を真空排気する真空排気装置と、 上記真空槽内に位置した上記第1および第2基板を加熱
    および加圧して接合する加熱および加圧機構と、を備
    え、 上記位置決め治具は、上記第1基板が載置される第1受
    け部と、上記第1受け部に載置された第1基板の1側縁
    上の2点および上記1側縁と直交する他側縁上の1点に
    それぞれ当接可能な第1位置決め部と、上記第1基板を
    上記第1位置決め部に押し当てる第1押えと、上記第1
    基板と対向した状態で上記第2基板が載置される第2受
    け部と、上記第2受け部に載置された上記第2基板の1
    側縁上の2点および上記1側縁と直交する他側縁上の1
    点にそれぞれ当接可能であるとともに位置調整可能な第
    2位置決め部と、上記第2基板を上記第2位置決め部に
    押し当てる第2押えと、を備えていることを特徴とする
    画像表示装置の製造装置。
  12. 【請求項12】上記真空槽内において、上記第1および
    第2基板の一方を上記位置決め治具から外して他方の基
    板から離間させるとともに、上記離間した基板を上記位
    置決め治具上の上記第1あるいは第2位置決め部に当接
    する位置に戻すリフト機構を備えていることを特徴とす
    る請求項11に記載の画像表示装置の製造装置。
  13. 【請求項13】請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の製造方法により製造されたことを特徴とする真空外囲
    器。
  14. 【請求項14】請求項5ないし7のいずれか1項に記載
    の製造方法により製造されたことを特徴とする画像表示
    装置。
  15. 【請求項15】請求項8ないし10のいずれか1項に記
    載の製造装置により製造されたことを特徴とする真空外
    囲器。
  16. 【請求項16】請求項11又は12に記載の製造装置に
    より製造されたことを特徴とする画像表示装置。
JP2000035388A 2000-02-14 2000-02-14 真空外囲器の製造方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、並びに、真空外囲器、および画像表示装置 Abandoned JP2001229825A (ja)

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