JP2001229824A - 真空外囲器の製造方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、並びに、真空外囲器、および画像表示装置 - Google Patents

真空外囲器の製造方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、並びに、真空外囲器、および画像表示装置

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JP2001229824A JP2000033834A JP2000033834A JP2001229824A JP 2001229824 A JP2001229824 A JP 2001229824A JP 2000033834 A JP2000033834 A JP 2000033834A JP 2000033834 A JP2000033834 A JP 2000033834A JP 2001229824 A JP2001229824 A JP 2001229824A
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Mutsuo Hoshino
六夫 星野
Daiji Hirozawa
大二 廣澤
Tomonori Hoshino
友紀 星野
Yoji Takezawa
洋治 竹澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い真空度を持った真空外囲器および画像表示
装置を製造可能な真空外囲器の製造方法、製造装置、お
よび画像表示装置の製造方法、製造装置、並びに、真空
外囲器および画像表示装置を提供することにある。 【解決手段】内面に蛍光体層が形成されたフェースプレ
ート12と、蛍光体層を励起する電子放出素子が設けら
れたリアプレート10と真空槽32内に配置し、この真
空槽内を真空排気する。真空槽内で、フェースプレート
内面の有効領域のほぼ全面をゲッタ機構のゲッタコンテ
ナ62で覆った後、ゲッタコンテナ内でゲッタを飛散さ
せて有効領域のほぼ全面上にゲッタ膜を形成する。その
後、側壁14を介してフェースプレートおよびリアプレ
ートの周縁部同志を接合し、画像表示装置の真空外囲器
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平面表示装置等
の画像表示装置に用いられる真空外囲器を製造する製造
方法、製造装置、画像表示装置の製造方法、製造装置、
並びに、真空外囲器、および画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、平面表示装置として用いられるフ
ィールド−エミッション−デバイス(FED)の一種と
して、表面伝導型電子放出装置(以下、SEDと称す
る)の開発が進められている。
【0003】このSEDは、所定の隙間を置いて対向配
置されたフェースプレートおよびリアプレートを有し、
これらのプレートは、矩形枠状の側壁を介して周縁部を
互いに接合することにより真空外囲器を構成している。
フェースプレートの内面には3色の蛍光体層が形成さ
れ、リアプレートの内面には、蛍光体を励起する電子放
出源として、各画素毎に対応する多数のエミッタが配列
されている。各エミッタは、電子放出部、この電子放出
部に電圧を印加する一対の電極等で構成されている。ま
た、両プレート間には、プレート間の隙間を維持するた
め、多数の板状あるいは柱状のスペーサが配置されてい
る。
【0004】上記のようなSEDにおいて、フェースプ
レートおよびリアプレート間の空間、すなわち、真空外
囲器内は、高い真空度に維持されていることが重要とな
る。真空度が低い場合、エミッタの寿命、ひいては、装
置の寿命が低下してしまう。
【0005】従来、SEDを製造する場合、側壁を介し
てフェースプレートおよびリアプレートを接合して外囲
器を作成した後、これらプレート間の空間内を真空排気
するとともに、上記空間内に予め設けておいたゲッタを
飛散させることにより、上記空間内の残留ガスを吸着し
高真空度を維持している。
【0006】あるいは、特開平11−135018号公
報には、真空チャンバ内にフェースプレートおよびリア
プレートを対向配置し、真空チャンバ内を真空排気した
状態で、両プレートの位置合わせ、封着等を行う方法が
開示されている。この方法においても、フェースプレー
トおよびリアプレートを封着した後、両プレート間の空
間内に予め配置されたゲッタを飛散させ、上記空間内の
残留ガスを吸着して真空度を高めている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような製造方法の場合、真空外囲器内の真空度を今以上
に上げることは難しい。すなわち、フェースプレートお
よびリアプレートを封着した状態において、フェースプ
レートとリアプレートとの隙間は非常に小さく、かつ、
両プレート間にはエミッタやスペーサ等が配置されてい
る。そのため、封着後、予め上記空間内の数箇所に設け
られたゲッタを飛散させた場合でも、エミッタやスペー
サ等が障害になってゲッタが上記空間内に十分行き渡ら
ず、ゲッタによる吸着効果を十分に発揮することができ
ない。従って、真空度の一層の向上が困難となる。
【0008】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、高い真空度を持った真空外囲器を製造
可能な真空外囲器の製造方法、製造装置、この真空外囲
器を備えた画像表示装置の製造方法、製造装置、並び
に、真空外囲器、および画像表示装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る製造方法は、第1部材および第2部
材を接合してなる真空外囲器を製造する方法において、
真空槽内に第1および第2部材を配置し、真空槽内を真
空排気し、上記第1部材の内面の所定領域上にゲッタ膜
を形成した後、上記第1および第2部材を互いに接合す
ることを特徴としている。
【0010】上記のように、第1および第2部材を接合
する前に、第1基板の内面上にゲッタ膜を形成すること
により、ゲッタ膜を広い範囲に亘って容易に形成するこ
とができ、このゲッタ膜により、真空外囲器内を高い真
空度に維持することが可能となる。
【0011】また、この発明に係る製造方法よれば、上
記ゲッタ膜は、上記第1部材の内面の所定領域をカバー
部材で覆い、上記カバー部材内でゲッタを飛散させるこ
とにより形成することを特徴としている。
【0012】このような構成によれば、ゲッタ膜を所定
領域に確実に形成することができるとともに、真空槽内
にゲッタが飛散することがなく、真空槽の汚染を防止す
ることができる。
【0013】更に、この発明に係る製造方法は、上記真
空槽を真空排気した後、上記真空槽内に配置した密閉容
器の中でゲッタを飛散させて密閉容器の内面にゲッタ膜
を形成し、次いで、上記密閉容器を開放して上記ゲッタ
膜を真空槽内に露出させ、真空槽内のガスを吸着するこ
とを特徴としている。
【0014】上記の製造方法によれば、真空槽内を汚染
することなく真空槽内の真空度が上がり、この状態で、
上記ゲッタ膜の形成および接合を行うことにより、一層
真空度の高い真空外囲器を得ることができる。
【0015】一方、この発明に係る製造装置は、所定の
隙間を持って対向配置された第1基板および第2基板の
周縁部を接合部材を介して互いに接合してなる真空外囲
器を製造する製造装置において、真空槽と、第1および
第2基板を支持したキャリアと、上記真空槽に対して上
記キャリアを搬入および搬出する搬送機構と、上記真空
槽内を真空排気する真空排気装置と、上記第1基板の所
定領域を覆う処理位置と上記第1基板から離間する退避
位置との間を移動可能に設けられたカバー部材と、上記
カバー部材内に設けられたゲッタと、を有し、上記カバ
ー部材内でゲッタを飛散させ上記カバー部材により覆わ
れた上記所定領域にゲッタ膜を形成するゲッタ機構と、
上記第1および第2基板を加熱および加圧して接合する
加熱および加圧機構と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0016】更に、この発明に係る画像表示装置の製造
方法は、内面に蛍光体層が形成された第1基板と、上記
第1基板と所定の隙間を置いて対向配置されているとと
もに上記蛍光体層を励起する蛍光体励起手段が設けられ
た第2基板と、上記第1および第2基板の周縁部同志を
接合した枠状の側壁と、を有する真空外囲器を備えた画
像表示装置を製造する方法において、真空槽内に第1お
よび第2基板を配置し、真空槽内を真空排気し、上記第
1基板の内面の所定領域上にゲッタ膜を形成した後、上
記側壁を介して上記第1および第2基板同志を接合する
ことを特徴としている。
【0017】この発明に係る画像表示装置の製造装置
は、内面に蛍光体層が形成された第1基板と、上記第1
基板と所定の隙間を置いて対向配置されているとともに
上記蛍光体層を励起する蛍光体励起手段が設けられた第
2基板と、上記第1および第2基板の周縁部同志を接合
した枠状の側壁と、を有する真空外囲器を備えた画像表
示装置を製造する製造装置において、真空槽と、第1お
よび第2基板を支持したキャリアと、上記真空槽に対し
て上記キャリアを搬入および搬出する搬送機構と、上記
真空槽内を真空排気する真空排気装置と、上記第1基板
の所定領域を覆う処理位置と上記第1基板から離間する
退避位置との間を移動可能に設けられたカバー部材と、
上記カバー部材内に設けられたゲッタと、を有し、上記
カバー部材内でゲッタを飛散させ上記カバー部材により
覆われた上記所定領域にゲッタ膜を形成するゲッタ機構
と、上記第1および第2基板を加熱および加圧して接合
する加熱および加圧機構と、を備えたことを特徴として
いる。更に、この発明に係る真空外囲器および画像表示
装置は、上述した製造方法あるいは製造装置により製造
されたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係る真空外囲器、およびこれを備えた
画像表示装置の製造方法および製造装置について詳細に
説明する。まず、本製造方法および製造装置によって製
造される真空外囲器を備えた画像表示装置として、表面
伝導型電子放出装置(以下、SEDと称する)の構成を
説明する。
【0019】図1および図2に示すように、このSED
は、それぞれ矩形状のガラスからなるリアプレート10
およびフェースプレート12を備え、これらのプレート
は所定の隙間を置いて対向配置されている。リアプレー
ト10は、フェースプレート12よりも僅かに大きな寸
法に形成されている。そして、リアプレート10および
フェースプレート12は、ガラスからなる矩形枠状の側
壁14を介して周縁部同志が接合され、偏平な矩形状の
真空外囲器15を構成している。
【0020】フェースプレート12の内面には蛍光体ス
クリーン16が形成されている。この蛍光体スクリーン
16は、赤、青、緑の蛍光体層、および黒色着色層を並
べて構成されている。これらの蛍光体層はストライプ状
あるいはドット状に形成されている。また、蛍光体スク
リーン16上には、アルミニウム等からなるメタルバッ
ク17が形成されている。なお、フェースプレート12
と蛍光体スクリーンとの間に、例えばITOからなる透
明導電膜あるいはカラーフィルタ膜を設けてもよい。
【0021】リアプレート10の内面には、蛍光体層を
励起する電子放出源として、それぞれ電子ビームを放出
する多数の電子放出素子18が設けられている。これら
の電子放出素子18は、各画素毎に対応して複数列およ
び複数行に配列されている。各電子放出素子18は、図
示しない電子放出部、この電子放出部に電圧を印加する
一対の素子電極等で構成されている。また、リアプレー
ト10上には、電子放出素子18に電圧を印加するため
の図示しない多数本の配線がマトリック状に設けられて
いる。
【0022】接合部材として機能する側壁14は、例え
ば、低融点ガラスからなるフリットガラス20により、
リアプレート10の周縁部およびフェースプレート12
の周縁部に封着され、フェースプレートおよびリアプレ
ート同志を接合している。
【0023】また、リアプレート10およびフェースプ
レート12の間には、これらプレート間の隙間を維持す
るため、多数のスペーサ21が所定の間隔をおいて配置
されている。これらのスペーサ21は、それぞれ板状あ
るいは柱状に形成されている。
【0024】一方、上記SEDの真空外囲器15を製造
する製造装置は、図3に示すように、基板ユニット22
を支持および搬送するためのキャリア24を移載するキ
ャリア移載装置26b、キャリア24に対して基板ユニ
ットを移載する基板移載装置26a、キャリア24上に
載置された基板ユニット22のアライメントを調整する
アライメント調整装置28、前真空槽30、本真空槽3
2、および、これらの間でキャリア24を搬送する搬送
機構34を備えている。
【0025】ここで、図4に示すように、基板ユニット
22は、リアプレートアッセンブリ36とフェースプレ
ート12とを含んでいる。リアプレートアッセンブリ3
6は、予めリアプレート10の内面上に電子放出素子1
8、スペーサ21、配線等を形成し、かつ、フリットガ
ラス20により側壁14を封着して構成されている。ま
た、フェースプレート12の内面上には、予め蛍光体ス
クリーン16、メタルバック17が形成されているとと
もに、側壁14を封着するためのフリットガラス20が
塗布されている。
【0026】基板ユニット22は、フェースプレート1
2上に所定の隙間を開けてリアプレートアッセンブリ3
6を重ねた状態で、位置決め治具40上に載置されてい
る。そして、この基板ユニット22が載置された位置決
め治具40は、基板移載装置26aによってキャリア2
4上に移載される。
【0027】図4に示すように位置決め治具40は、フ
ェースプレート12の3点、例えば、1つの長辺上の2
点、および短辺上の1点、にそれぞれ当接した3つの第
1アライメントピン41、それぞれ第1アライメントピ
ンと対向する位置に設けられ、フェースプレートをそれ
ぞれ第1アライメントピンに向けて押し付けた3つのプ
レート押え42、リアプレートアッセンブリ36の周縁
部が載置された複数のリアプレート受け44、それぞれ
第1アライメントピン41に重ねて設けられた3つのリ
アプレート調整ねじ46を備えている。
【0028】各調整ねじ46の先端は、プレート押え4
2によってリアプレート10の側縁に押し付けられてい
る。そして、調整ねじ46を調整することにより、リア
プレートアッセンブリ36が変位し、フェースプレート
12に対するリアプレートアッセンブリ36のアライメ
ントを調整することができる。
【0029】なお、上記とは逆に、調整ねじ46を調整
することによりフェースプレート12を変位させ、リア
プレートアッセンブリ36に対するフェースプレートの
アライメントを調整するようにしてもよい。
【0030】また、キャリア24には、第1ゲッタ機構
50および第2ゲッタ機構60が設けられている。第1
ゲッタ機構50は、開閉自在な蓋体52を備えた偏平な
矩形状の密閉容器54を有し、この密閉容器はキャリア
24に対して脱着自在に取付けられている。密閉容器5
4の内面には、複数のゲッタ55、およびこれらのゲッ
タを加熱するための加熱電極56が設けられ、加熱電極
は、キャリア24の端部に設けられた図示しない接続端
子に、配線を介して接続されている。ゲッタ55として
は、バリウム、マグネシウム、チタン等が用いられてい
る。また、密閉容器54の蓋体52は、本真空槽32側
に設けられた開閉機構によって開閉される。
【0031】第2ゲッタ機構60は一対のゲッタコンテ
ナ62を有し、各ゲッタコンテナは、支持アーム63を
介してキャリア24上に回動可能に支持されている。こ
の発明におけるカバー部材として機能する各ゲッタコン
テナ62は、矩形の皿状に形成され、下方に向って、つ
まり、キャリア24の上面側に向って開放した矩形状の
開口を有している。ゲッタコンテナ62の内面には、ゲ
ッタホルダに支持された多数のゲッタ64、および各ゲ
ッタを加熱する加熱電極65が取付けられている。ゲッ
タ64としては、バリウム、マグネシウム、チタン等が
用いられている。
【0032】各ゲッタコンテナ62は、支持アーム63
の一端に脱着自在に取付けられている。支持アーム63
の他端部は枢軸66に固定され、この枢軸は、キャリア
24に対し、回動自在に、かつ、軸方向に沿って昇降自
在に設けられている。そして、後述する第2ゲッタ機構
60の駆動部によって各枢軸66を回転駆動することに
より、ゲッタコンテナ62は、図4および図5に示すよ
うに、フェースプレート12から外れて位置した退避位
置と、図6に示すように、フェースプレート12の内面
上を覆う処理位置と、の間を移動される。
【0033】ここで、各ゲッタコンテナ62の開口は、
フェースプレート12の有効領域のほぼ半分に対応した
寸法に形成されている。そのため、図6に示すように、
一対のゲッタコンテナ62を処理位置へ移動させること
により、フェースプレート12の有効領域全体がゲッタ
コンテナ62によってほぼ気密に覆われる。
【0034】一方、図3に示すように、アライメント調
整装置28は、例えば、複数のCCDカメラ68により
基板ユニット22のアライメント状態を監視する監視部
70、CCDカメラにより撮像されたアライメント状態
を表示するモニタ71、位置決め治具40の各アライメ
ント調整ねじ46を自動で回す図示しない調整機構等を
備えている。そして、アライメント調整装置28は、監
視部70からの画像情報に基いて調整機構を作動させ、
フェースプレート12に対してリアプレートアッセンブ
リ36を所定位置に位置決めする。この位置決めは、予
めリアプレート10およびフェースプレート12にそれ
ぞれ設けられた位置決めマークを合わせることにより行
う。なお、モニタ71を見ながらアライメント調整ねじ
46を手動で調整し、位置決めを行うようにしてもよ
い。
【0035】図3、図7および図8に示すように、前真
空槽30内にはプリベーキング用のヒータ72が設けら
れ、このヒータ72はヒータ駆動部73に接続されてい
る。また、前真空槽30には、この前真空槽内を真空排
気する真空排気ポンプ75が接続されている。前真空槽
30のアライメント調整装置側の出入口には、開閉可能
なフロントドア74が設けられ、反対側の出入口は、ゲ
ートバルブ77によって開閉される。そして、前真空槽
30は、ゲートバルブ77を開けることにより本真空槽
32と連通可能となっている。
【0036】本真空槽32内には、フェースプレート1
2を加熱する昇降自在な下ヒータ80、リアプレート1
0を加熱する昇降自在な上ヒータ82、リアプレートア
ッセンブリ36を位置決め治具40から引き上げるため
のリフタ83、リアプレート10の周縁部をフェースプ
レート12に向けて加圧するプレス機構84、第1ゲッ
タ機構50の密閉容器54の蓋体52を開閉する開閉機
構85、第2ゲッタ機構60の枢軸66を昇降および回
動させるコンテナ駆動機構86が設けられている。ま
た、本真空槽32内には、キャリア24に設けられた接
続端子に接触し、第1および第2ゲッタ機構の加熱電極
に電圧を印加する給電部87が設けられている。
【0037】本真空槽32の外側には、下ヒータ80を
駆動する下ヒータ駆動部80a、上ヒータ82を駆動す
る上ヒータ駆動部82a、リフタ83を駆動するリフタ
駆動部83a、プレス機構84を駆動するプレス駆動部
84a、第1ゲッタ機構50の開閉機構85のアーム部
を回転させる駆動部85a、コンテナ駆動機構86を作
動させる駆動部86a、本真空槽32内に電子ビームを
放出する複数の電子発生器88、給電部87に接続され
た電源87a、更に、本真空槽内を真空排気する2台の
真空排気ポンプ89が設けられている。
【0038】なお、キャリア24を搬送する搬送機構3
4は、上述した基板移載機構26、アライメント調整装
置28、前真空槽30内、および本真空槽32内に沿っ
て配設された多数の搬送ガイド、搬送ローラ、搬送ベル
ト等によって構成されている。
【0039】次に、以上のように構成された製造装置を
用いてSEDの真空外囲器15を製造する工程について
説明する。まず、基板ユニット22が載置されている位
置決め治具40を、基板移載装置26によりキャリア2
4上の所定位置に移載する。続いて、このキャリア24
をキャリア移載装置26bおよび搬送機構34によりア
ライメント調整装置28へ搬送し、ここで、フェースプ
レート12に対するリアプレートアッセンブリ36のア
ライメントを調整し、位置決めする。
【0040】アライメント調整終了後、図9に示すよう
に、搬送機構34によってキャリア24を前真空槽30
内に搬入する。そして、フロントドア74およびゲート
77を閉じた状態でヒータ72を作動させてプリベーキ
ングを行い、キャリア24および基板ユニット22を予
備加熱する。同時に、真空排気ポンプ75により、前真
空槽30内を10-5Pa程度まで真空排気する。
【0041】続いて、図10に示すように、ゲートバル
ブ77を開放した後、搬送機構34によりキャリア24
を本真空槽32内の所定位置に搬入する。なお、この
際、予め2台の真空排気ポンプ89によって本真空槽3
2内を真空排気し、本真空槽内の真空度を10-5〜10
-6Pa程度まで上げておく。
【0042】そして、図11に示すように、下ヒータ8
0および上ヒータ82をそれぞれフェースプレート12
およびリアプレート10に隣接対向させた状態で作動さ
せることにより、フェースプレートおよびリアプレート
を380〜400℃まで加熱し、ガラスからガス出しを
行う。
【0043】真空排気を行いながら所定時間ガス出しを
行った後、下ヒータ80および上ヒータ82を停止して
フェースプレート12およびリアプレート10の温度を
低下させる。その後、図12に示すように、リフタ83
によってリアプレートアッセンブリ36を位置決め治具
40から持ち上げ、フェースプレート12から十分に離
間させる。
【0044】この状態で、図13に示すように、電子発
生器88から本真空槽32内へ電子ビームを放射してリ
アプレートアッセンブリ36およびフェースプレートを
電子ビームによって走査し、これらリアプレートアッセ
ンブリ36およびフェースプレートのガス出し、いわゆ
る電子ビームクリーニングを行う。
【0045】続いて、第1ゲッタ機構50により複数回
ゲッタリングを行う。すなわち、第1ゲッタ機構50の
密閉容器54を閉じた状態で、給電部87からキャリア
24の接続端子および配線を介して加熱電極56に通電
し、複数のゲッタ55を加熱する。これにより、ゲッタ
が飛散し密閉容器54の内面に活性状態のゲッタ膜が形
成される。次いで、図14に示すように、開閉機構85
によって密閉容器54の蓋体52を開放し、密閉容器の
内面に形成されたゲッタ膜を本真空槽32内に露出させ
る。これにより、本真空槽32内の残留ガスをゲッタ膜
に吸着し、本真空槽内の真空度を高める。
【0046】続いて、開閉機構85により密閉容器54
の蓋体52を閉じた後、再びゲッタ55を加熱および飛
散させて密閉容器54の内面に新たなゲッタ膜を形成
し、更に、蓋体52を開放して本真空槽32内の残留ガ
スをゲッタ膜に吸着する。そして、上記動作を複数回繰
り返すことにより、本真空槽32内の真空度を超高真空
まで高める。
【0047】次に、第2ゲッタ機構60により、フェー
スプレート12の内面上にゲッタ膜を形成する。この場
合、図15に示すように、まず、コンテナ駆動機構86
により第2ゲッタ機構60の各枢軸66を昇降および回
動させ、一対のゲッタコンテナ62を処理位置へ移動さ
せる。これにより、フェースプレート12の有効領域全
体が一対のゲッタコンテナ62によってほぼ気密に覆わ
れる。この状態で、給電部87からキャリア24の接続
端子および配線を介して加熱電極65に通電し、各ゲッ
タコンテナ62内の複数のゲッタ64を加熱する。これ
により、ゲッタを飛散し、フェースプレート12の有効
領域ほぼ全面上に活性状態のゲッタ膜を形成する。ゲッ
タ膜形成後、コンテナ駆動機構86により一対のゲッタ
コンテナ62を待機位置に復帰させる。
【0048】続いて、図16に示すように、リフタ83
によりリアプレートアッセンブリ36を位置決め治具4
0上に戻し、再び、フェースプレート12に対して所定
の位置に対向配置する。この場合、位置決め治具40の
各アライメント調整ねじ46は、前述したアライメント
調整装置28により既に正確なアライメント設定位置に
調整されている。そのため、リアプレートアッセンブリ
36を位置決め治具40上に戻すすと、リアプレート1
0はプレート押え42によってアライメント調整ねじ4
6に押し当てられ、フェースプレートに対し正確にアラ
イメントされた位置に自動的に戻される。従って、本真
空槽32内で、再度アライメント調整を行う必要はな
い。
【0049】その後、プレス機構84によってリアプレ
ート10の周縁部を所定の圧力でフェースプレート12
側へ加圧し、フェースプレートの内面に予め塗布されて
いるフリットガラス20に側壁14を押し当てる。この
状態で、上ヒータ82をリアプレート10の近傍まで降
下させ、この上ヒータ82および下ヒータ80を作動さ
せる。これにより、基板ユニット22を加圧しながら加
熱し、フリットガラス20によってリアプレートアッセ
ンブリ36とフェースプレート12とを封着する。
【0050】次に、上ヒータ82、下ヒータ80を停止
して冷却することにより、フリットガラス20を硬化さ
せる。これにより、リアプレート10およびフェースプ
レート12が側壁14を介して完全に接合され、真空外
囲器15が形成される。その後、ゲートバルブ77を開
放し、搬送機構34によってキャリア24を本真空槽3
2から搬出し、更に、前真空槽30およびアライメント
調整装置28を通して基板移載装置26まで搬送する。
以上の工程により、真空外囲器15の製造が終了する。
【0051】なお、製造された真空外囲器15は、基板
移載装置26によりキャリア24から取出され、次の工
程に送られる。また、上述した製造工程が終了した後、
第1ゲッタ機構50の密閉容器54をキャリア24から
取外すとともに、第2ゲッタ機構60の各ゲッタコンテ
ナ62を対応する支持アーム63から取外し、これら密
閉容器およびゲッタコンテナを洗浄する。そして、新し
いゲッタ55、64を密閉容器54およびゲッタコンテ
ナ62に装着した後、再び密閉容器およびゲッタコンテ
ナをキャリア24にそれぞれ取り付け次の製造工程に備
える。
【0052】以上のように構成された真空外囲器の製造
方法および製造装置によれば、真空排気された本真空槽
32内で、第2ゲッタ機構60によりフェースプレート
12の有効領域のほぼ全面にゲッタ膜を形成した後、フ
ェースプレートおよびリアプレート10を互いに封着お
よび接合して真空外囲器15を製造することにより、活
性状態のゲッタ膜が広い領域に亘って設けられ高い真空
度を維持可能な真空外囲器を得ることができる。
【0053】また、第2ゲッタ機構60のゲッタコンテ
ナ62によりフェースプレート内面、つまり、ゲッタ膜
形成領域を覆った状態でゲッタを飛散しゲッタ膜を形成
するため、ゲッタが本真空槽32内に飛散することがな
く、本真空槽内を汚染することなくゲッタ膜を形成する
ことができる。従って、製造工程終了後、ゲッタコンテ
ナ62のみを洗浄すればよく、製造効率の向上を図るこ
とが可能となる。
【0054】更に、上記ゲッタ膜を形成する前の段階に
おいて、第1ゲッタ機構50により本真空槽32内で複
数回ゲッタリングすることにより、本真空槽32内を高
い真空度に維持することができ、その結果、一層、高真
空度の真空外囲器15を得ることができる。そして、第
1ゲッタ機構50のゲッタリングにおいても、密閉容器
54内でゲッタを飛散して容器内面にゲッタ膜を形成し
た後、密閉容器を開放して本真空槽32内の残留ガスを
吸着する構成としたことから、ゲッタが本真空槽32内
に飛散せず、本真空槽内を汚染することなく真空度を上
げることができる。
【0055】また、上記構成の真空外囲器の製造方法お
よび製造装置によれば、本真空槽32の外側に設けられ
たアライメント調整装置28によってリアプレート10
とフェースプレート12との間のアライメントを予め調
整し、その際、位置決め治具40のアライメント調整ね
じは正確なアライメント設定位置に合わせられる。その
ため、以後、本真空槽32内でリアプレートアッセンブ
リ36を位置決め治具40から取外した場合でも、再び
リアプレートアッセンブリを位置決め治具に戻してアラ
イメント調整ねじに押し当てることにより、自動的に正
確なアライメント状態を再現することができる。従っ
て、本真空槽32内でアライメント調整作業を行う必要
がなく、処理時間を短縮し製造効率の向上を図ることが
可能となる。
【0056】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、この発明は、SEDの真空外囲器に限ら
ず、他の種々の真空外囲器の製造にも適用可能である。
また、第2ゲッタ機構は2つのゲッタコンテナを備えた
構成としたが、ゲッタコンテナの数は必要に応じて応じ
て増減可能である。同様に、第1ゲッタ機構の密閉容器
の数を増加してもよい。
【0057】ゲッタコンテナおよび密閉容器の形状は、
できるだけ広い内面積を得られるものであればよく、必
要に応じて種々の形状を選択可能である。また、これら
のゲッタコンテナおよび密閉容器は、キャリッジに設け
ることにより洗浄作業の容易化およびゲッタ交換作業の
容易化を図っているが、本真空槽内に設ける構成として
もよい。
【0058】更には、前述した電子発生器によりフェー
スプレートおよびリアプレートに電子ビームを照射した
場合、本真空槽内にはイオンが発生するため、本真空槽
内あるいはキャリアに電界発生電極を設け、この電極に
より発生された電界によってイオンを回収する構成とし
てもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の真空外
囲器の製造方法、製造装置、および画像表示装置の製造
方法、製造装置によれば、真空排気された真空槽内で、
第1部材あるいは第1基板の所定領域上にゲッタ膜を形
成した後、第1部材および第2部材を接合することによ
り、高い真空度を持った真空外囲器、およびこれを備え
た画像表示装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空外囲器を備えた表面伝導型電子放出装置を
示す斜視図。
【図2】図1の線A−Aに沿った断面図。
【図3】この発明の実施の形態に係る真空外囲器の製造
装置全体を概略的に示す斜視図。
【図4】上記製造装置におけるキャリアおよび位置決め
治具を示す斜視図。
【図5】第2ゲッタ機構のゲッタコンテナが退避位置に
移動した状態を示す上記キャリアの平面図および側面
図。
【図6】上記ゲッタコンテナが処理位置に移動した状態
を示す上記キャリアの平面図および側面図。
【図7】上記製造装置における前真空槽および本真空槽
を示す断面図。
【図8】上記前真空槽および本真空槽を破断して示す平
面図。
【図9】上記前真空槽内でプリベーキングする工程を概
略的に示す図。
【図10】上記キャリアを本真空槽内へ搬入した状態を
概略的に示す図。
【図11】上記本真空槽内でベーキングする工程を概略
的に示す図。
【図12】上記本真空槽内でリアプレートアッセンブリ
を引き上げた状態を概略的に示す図。
【図13】上記本真空槽内における電子ビームクリーニ
ング工程を概略的に示す図。
【図14】上記本真空槽内において第1ゲッタ機構によ
るゲッタリング工程を概略的に示す図。
【図15】上記本真空槽内において第1ゲッタ機構によ
るゲッタ膜形成工程を概略的に示す図。
【図16】上記本真空槽内における加圧、封着工程を概
略的に示す図。
【符号の説明】
10…リアプレート 12…フェースプレート 14…側壁 15…真空外囲器 16…蛍光体スクリーン 18…電子放出素子 20…フリットガラス 21…スペーサ 22…基板ユニット 24…キャリア 26…基板移載装置 28…アライメント調整装置 30…前真空槽 32…本真空槽 34…搬送機構 36…リアプレートアッセンブリ 40…位置決め治具 42…プレート押え 46…アライメント調整ねじ 50…第1ゲッタ機構 52…蓋体 54…密閉容器 55…ゲッタ 56…加熱電極 60…第2ゲッタ機構 62…ゲッタコンテナ 64…ゲッタ 65…加熱電極 70…監視装置 72…ヒータ 75、89…真空排気ポンプ 80…下ヒータ 82…上ヒータ 83…リフタ 84…加圧機構 86…コンテナ駆動機構 88…電子発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣澤 大二 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 星野 友紀 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 竹澤 洋治 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内 Fターム(参考) 5C012 AA06 BC03 BC04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部材および第2部材を接合してなる真
    空外囲器を製造する方法において、 真空槽内に第1および第2部材を配置し、 真空槽内を真空排気し、 上記第1部材の内面の所定領域上にゲッタ膜を形成した
    後、上記第1および第2部材を互いに接合することを特
    徴とする真空外囲器の製造方法。
  2. 【請求項2】上記ゲッタ膜は、上記第1部材の内面の所
    定領域をカバー部材で覆い、上記カバー部材内でゲッタ
    を飛散させることにより形成することを特徴とする請求
    項1に記載の真空外囲器の製造方法。
  3. 【請求項3】上記第1部材のほぼ内面全域をカバー部材
    で覆い、第1部材のほぼ内面全体に上記ゲッタ膜を形成
    することを特徴とする請求項2に記載の真空外囲器の製
    造方法。
  4. 【請求項4】所定の隙間を持って対向配置された第1基
    板および第2基板の周縁部を接合部材を介して互いに接
    合してなる真空外囲器を製造する方法において、 真空槽内に第1および第2基板を配置し、 真空槽内を真空排気し、 上記第1基板の内面の所定領域上にゲッタ膜を形成した
    後、上記接合部材を介して上記第1および第2基板同志
    を接合することを特徴とする真空外囲器の製造方法。
  5. 【請求項5】上記ゲッタ膜は、上記第1基板の内面上の
    所定領域をカバー部材で覆い、上記カバー部材内でゲッ
    タを飛散させることにより形成することを特徴とする請
    求項4に記載の真空外囲器の製造方法。
  6. 【請求項6】内面に蛍光体層が形成された第1基板と、
    上記第1基板と所定の隙間を置いて対向配置されている
    とともに上記蛍光体層を励起する蛍光体励起手段が設け
    られた第2基板と、上記第1および第2基板の周縁部同
    志を接合した枠状の側壁と、を備えた真空外囲器を製造
    する方法において、 真空槽内に第1および第2基板を配置し、 真空槽内を真空排気し、 上記第1基板の内面の所定領域上にゲッタ膜を形成した
    後、上記側壁を介して上記第1および第2基板同志を接
    合することを特徴とする真空外囲器の製造方法。
  7. 【請求項7】上記ゲッタ膜は、上記第1基板の内面上の
    所定領域をカバー部材で覆い、上記カバー部材内でゲッ
    タを飛散させることにより形成することを特徴とする請
    求項6に記載の真空外囲器の製造方法。
  8. 【請求項8】上記第1基板のほぼ内面全域をカバー部材
    で覆い、第1基板のほぼ内面全体に上記ゲッタ膜を形成
    することを特徴とする請求項7に記載の真空外囲器の製
    造方法。
  9. 【請求項9】上記真空槽を真空排気した後、上記真空槽
    内に配置した密閉容器の中でゲッタを飛散させて密閉容
    器の内面にゲッタ膜を形成し、次いで、上記密閉容器を
    開放して上記ゲッタ膜を真空槽内に露出させ、真空槽内
    のガスを吸着することを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載の真空外囲器の製造方法。
  10. 【請求項10】内面に蛍光体層が形成された第1基板
    と、上記第1基板と所定の隙間を置いて対向配置されて
    いるとともに上記蛍光体層を励起する蛍光体励起手段が
    設けられた第2基板と、上記第1および第2基板の周縁
    部同志を接合した枠状の側壁と、を有する真空外囲器を
    備えた画像表示装置を製造する方法において、 真空槽内に第1および第2基板を配置し、 真空槽内を真空排気し、 上記第1基板の内面の所定領域上にゲッタ膜を形成した
    後、上記側壁を介して上記第1および第2基板同志を接
    合することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】上記ゲッタ膜は、上記第1基板の内面上
    の所定領域をカバー部材で覆い、上記カバー部材内でゲ
    ッタを飛散させることにより形成することを特徴とする
    請求項10に記載の画像表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】上記第1基板のほぼ内面全域をカバー部
    材で覆い、第1基板のほぼ内面全体に上記ゲッタ膜を形
    成することを特徴とする請求項11に記載の画像表示装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】上記真空槽を真空排気した後、上記真空
    槽内に配置した密閉容器の中でゲッタを飛散させて密閉
    容器の内面にゲッタ膜を形成し、次いで、上記密閉容器
    を開放して上記ゲッタ膜を真空槽内に露出させ、真空槽
    内のガスを吸着することを特徴とする請求項10ないし
    12のいずれか1項に記載の画像表示装置の製造方法。
  14. 【請求項14】所定の隙間を持って対向配置された第1
    基板および第2基板の周縁部を接合部材を介して互いに
    接合してなる真空外囲器を製造する製造装置において、 真空槽と、 第1および第2基板を支持したキャリアと、 上記真空槽に対して上記キャリアを搬入および搬出する
    搬送機構と、 上記真空槽内を真空排気する真空排気装置と、 上記第1基板の所定領域を覆う処理位置と上記第1基板
    から離間する退避位置との間を移動可能に設けられたカ
    バー部材と、上記カバー部材内に設けられたゲッタと、
    を有し、上記カバー部材内でゲッタを飛散させ上記カバ
    ー部材により覆われた上記所定領域にゲッタ膜を形成す
    るゲッタ機構と、 上記第1および第2基板を加熱および加圧して接合する
    加熱および加圧機構と、 を備えたことを特徴とする製造装置。
  15. 【請求項15】上記ゲッタ機構のカバー部材は上記キャ
    リアに設けられていることを特徴とする請求項14に記
    載の製造装置。
  16. 【請求項16】上記ゲッタ機構は、上記キャリアが上記
    真空槽内の所定位置に搬入された際、上記真空槽の外方
    から上記カバー部材を移動させる駆動機構を備えている
    ことを特徴とする請求項15に記載の製造装置。
  17. 【請求項17】上記ゲッタ機構は、それぞれ上記第1基
    板側に開放したほぼ皿状の一対のカバー部材を有し、各
    カバー部材は、上記第1基板内面のほぼ半分に対応した
    開口面積を有していることを特徴とする請求項14ない
    し16のいずれか1項に記載の製造装置。
  18. 【請求項18】内面に蛍光体層が形成された第1基板
    と、上記第1基板と所定の隙間を置いて対向配置されて
    いるとともに上記蛍光体層を励起する蛍光体励起手段が
    設けられた第2基板と、上記第1および第2基板の周縁
    部同志を接合した枠状の側壁と、を有する真空外囲器を
    備えた画像表示装置を製造する製造装置において、 真空槽と、 第1および第2基板を支持したキャリアと、 上記真空槽に対して上記キャリアを搬入および搬出する
    搬送機構と、 上記真空槽内を真空排気する真空排気装置と、 上記第1基板の所定領域を覆う処理位置と上記第1基板
    から離間する退避位置との間を移動可能に設けられたカ
    バー部材と、上記カバー部材内に設けられたゲッタと、
    を有し、上記カバー部材内でゲッタを飛散させ上記カバ
    ー部材により覆われた上記所定領域にゲッタ膜を形成す
    るゲッタ機構と、 上記第1および第2基板を加熱および加圧して接合する
    加熱および加圧機構と、 を備えたことを特徴とする画像表示装置の製造装置。
  19. 【請求項19】請求項1ないし9のいずれか1項に記載
    の製造方法により製造されたことを特徴とする真空外囲
    器。
  20. 【請求項20】請求項10ないし13のいずれか1項に
    記載の製造方法により製造されたことを特徴とする画像
    表示装置。
  21. 【請求項21】請求項14ないし17のいずれか1項に
    記載の製造装置により製造されたことを特徴とする真空
    外囲器。
  22. 【請求項22】請求項18に記載の製造装置により製造
    されたことを特徴とする画像表示装置。
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