JPH0974828A - 移植機の苗トレイ送り装置 - Google Patents

移植機の苗トレイ送り装置

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JPH0974828A
JPH0974828A JP23422895A JP23422895A JPH0974828A JP H0974828 A JPH0974828 A JP H0974828A JP 23422895 A JP23422895 A JP 23422895A JP 23422895 A JP23422895 A JP 23422895A JP H0974828 A JPH0974828 A JP H0974828A
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ratchet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポット部のピッチの異なる苗トレイの使用に
対応して、該苗トレイの縦送り量を簡単に切換えできる
よう考慮する。 【解決手段】 苗トレイを縦送りする縦送り駆動軸31
に第1,第2の縦送りギヤ48,49を設け、これらギ
ヤ48,49の係合歯48a,49aに係合して縦送り
ギヤ48,49の回転を規制する第1,第2のラチェッ
トアーム63,64を設け、これらラチェットアーム6
3,64の係合歯48a,49aに対する係合を解除す
ると共に縦送りギヤ48,49が係合歯48a,49a
の1ピッチ回転した後に再び係合させることで苗トレイ
のポット部の1ピッチ分縦送り駆動軸を回動するように
し、一方のラチェットアーム63,64が縦送りギヤ4
8,49に係合するように他方のラチェットアーム6
3,64を縦送りギヤ48,49の係合歯48a,49
aから離反させる第1,第2の係合部71,72を備え
且つ回動操作によって1つのラチェットアーム63,6
4を選択する選択部材68を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は野菜等の苗を畝に移
植する移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移植機として、走行機体に、ソイ
ルブロック苗を育苗した苗トレイを縦横に間欠移送する
苗トレイ送り装置と、ソイルブロック苗を畝に植付ける
植付装置と、苗トレイからソイルブロック苗を一つずつ
取出して植付装置へと搬送する苗分送装置とを支持し、
走行しながらソイルブロック苗を畝に自動的に植付ける
ようにしたものがある。
【0003】この移植機にあっては、苗トレイを間欠的
に横送りし、横一列のポット部からのソイルブロック苗
の取出しを終えた時点で、苗トレイを縦方向に1ピッチ
だけ送り、また再び苗トレイを、前記とは反対側に間欠
的に横送りするようにしている。また、この苗トレイを
縦送りする機構として、苗トレイを横送りする横送り軸
に縦送りカムを設け、縦送り作動軸に、苗トレイが端部
まできたときに前記縦送りカムに押されて縦送り作動軸
を往復回動させるためのホロワを設け、このホロワが縦
送りカムに押されたときに、苗トレイを縦送りする縦送
り駆動軸を縦送り方向にのみ回転させるように、縦送り
作動軸と縦送り駆動軸とを連動連結したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の移植機にあ
っては、苗が育苗される苗トレイのポット部の縦横のピ
ッチの異なる複数の苗トレイを選択的に使用することが
あり、この場合、苗トレイのポット部の縦方向のピッチ
が異なるので、縦送り機構の縦送り量をかえてやらなけ
ればならないが、その段取り換えが煩雑であるという問
題がある。
【0005】本発明は、前記問題点に鑑みて、苗トレイ
の縦送り量の切換えを容易に行えるよう考慮することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、縦横に多数のポット部
21aを有する苗トレイ21を、縦送り駆動軸31の間
欠的な回転により、ポット部21aの1ピッチずつ縦送
りするようにした移植機の苗トレイ送り装置において、
前記縦送り駆動軸31に、縦送り方向Aに同行回転する
と共に異なるピッチの係合歯48a,49aを備えた複
数の縦送りギヤ48,49を設け、この縦送りギヤ4
8,49の係合歯48a,49aに係合して縦送りギヤ
48,49の回転を規制するラチェットアーム63,6
4を各縦送りギヤ48,49に対応して複数設け、ラチ
ェットアーム63,64の縦送りギヤ48,49の係合
歯48a,49aに対する係合を解除すると共に縦送り
ギヤ48,49が係合歯48a,49aの1ピッチ回転
した後に再び係合させる縦送り作動手段を備え、1つの
ラチェットアーム63,64が縦送りギヤ48,49に
係合するように他のラチェットアーム63,64を縦送
りギヤ48,49の係合歯48a,49aから離反させ
る係合部71,72を備えた選択部材68を備え、この
選択部材68を操作することによって複数のラチェット
アーム63,64の内1つのラチェットアーム63,6
4を選択的に縦送りギヤ48,49の係合歯48a,4
9aに係合させるべく、前記係合部71,72を各ラチ
ェットアーム63,64に対応して複数設けた点にあ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図9において、野菜移植機1は、
走行機体2の後方に移植装置3および操縦ハンドル4を
有する歩行型であって、畝5を跨いでその長手方向に走
行しながら、ソイルブロック苗を畝5に所定間隔をおい
て植付けるものである。
【0008】なお、移植機1の進行方向を前後方向とい
い、進行方向に直交する横方向を左右方向という。走行
機体2は、ミッションケース6の前部に前方突出状に架
台7を取付固定し、この架台7上にエンジン8等を搭載
すると共に、左右両側に前輪9および後輪10を備えて
主構成されている。
【0009】前記エンジン8の動力はミッションケース
6内の動力伝達機構に入力され、ミッションケース6内
に入力された動力は、変速機構を介して左右両側方に突
出する車輪伝動軸11に伝達されると共に、この車輪伝
動軸11よりも後方に設けられて左右側方に突出する第
1PTO軸12と、後上方に突出する第2PTO軸13
とから取出せるようになっている。
【0010】また、左右の車輪伝動軸11の外端部には
その軸心回りに上下揺動自在な伝動ケース14が設けら
れ、この伝動ケース14の下部に後輪10が支持され、
車輪伝動軸11から伝動ケース14内のチェーン伝動機
構を介して後輪10に動力が伝達されて、該後輪10が
回転駆動される。移植装置3は、走行機体2の後方に装
着された移植フレーム15に設けられており、苗を畝5
に植付ける植付カップ16と、苗を植付カップ16に供
給する苗供給装置17と、覆土・鎮圧ローラ18とを備
えて主構成されている。なお、畝5がマルチフィルムに
よって被覆されている場合には、植付カップ16の前方
に、マルチフィルムに植付用の孔を形成する穿孔装置が
設けられる。
【0011】移植フレーム15は前部がミッションケー
ス6に取付固定された主フレーム19と、前部がミッシ
ョンケース6から突出する左右の第1PTO軸12に左
右軸廻りに回動自在に枢着され後部が主フレーム16側
に上下方向位置調整自在に吊持された可動フレーム20
とから主構成され、主フレーム19の後端部には操縦ハ
ンドル4が取付固定され、可動フレーム20の後部には
覆土・鎮圧ローラ18が取付けられている。
【0012】植付カップ16は、図示省略の揺動リンク
機構を介して可動フレーム20に上下および前後に揺動
自在に支持されていて、第1PTO軸12からの動力に
よって駆動される。また、植付カップ16はその軌跡の
上部で苗が落下供給され、軌跡の下部で畝5に突入する
ようになっている。さらに、植付カップ16は、下部に
前後に開閉自在なオープナを備えており、オープナは植
付カップ16が軌跡の下端側にて畝5に突入したときに
前後に開き、畝5に植え穴を形成すると共に、該植え穴
に植付カップ16内に保持した苗を植付け得るようにな
っている。
【0013】苗供給装置17は、主フレーム19の上方
後方側に配置されていて多数のソイルブロック苗を縦横
に収容した苗トレイ21を縦横に間欠送りする苗トレイ
送り装置22と、この苗トレイ送り装置22の前方側に
配置されていて前記苗トレイ21から苗を一つずつ取出
して植付カップ16へと搬送する苗分送装置23とから
構成されている。
【0014】なお、苗トレイ21は、プラスチック製
で、薄肉に形成されて可撓性を有し、縦横に所定ピッチ
で碁盤目状に配列された多数のポット部21aを備え、
ポット部21aの開口縁部が相互に平面状に連結されて
構成されている。そして、ポット部21aに床土を充填
し、そこへ播種し育苗することでソイルブロック苗が育
成されている。
【0015】苗分送装置23は、第2PTO軸13から
ユニバーサルジョイント25、中継ボックス26内の動
力伝達機構等を介して動力が伝達されて駆動される揺動
運動機構を介して支持された苗取出爪24を有し、この
苗取出爪24はポット部21a内のブロック土の下部側
を斜め前方向から突刺し、やや上方移動しながら前方移
動して苗をポット部21aから引出し、その後苗を略鉛
直姿勢となるように姿勢変更しながら下方移動し、その
移動軌跡下端位置で苗を放出して植付カップ移動軌跡上
端に位置した植付カップ16に落下供給し、その後元の
位置に戻るように往復運動するように構成されている。
【0016】苗トレイ送り装置22は、図9および10
に示すように、主フレーム19およびハンドル4に固定
されたガイドレール27に左右方向移動自在に支持され
た可動枠28を備え、この可動枠28は苗トレイ21の
底部を横一列のポット部21aに亘って支持する支持板
29を有し、この支持板29は左右側板30間に取付固
定されている。
【0017】左右側板30間下部には、縦送り駆動軸3
1が左右方向に配置されて設けられており、左右側板3
0間上部には、縦送り従動軸32が左右方向に配置され
て設けられており、駆動軸30には左右一対の駆動スプ
ロケット33が固定され、従動軸32には左右一対の従
動スプロケット34が固定されている。また、駆動スプ
ロケット33と従動スプロケット34との間には、これ
らに亘ってエンドレスチェーン35が掛装され、このチ
ェーン35に、縦方向のポット部21a間の間隙に係合
する搬送ピン36が取付けられている。したがって、駆
動軸31が、図9に矢示Aで示す方向に回動動作するこ
とによって苗トレイ21が縦送り可能とされている。
【0018】なお、この搬送ピン36は、ポット部21
aの間隔が異なる数種の苗トレイ21のポット部21a
間のピッチに合う位置に設けられるか或いは取付位置が
変更可能とされる。ここで前記苗トレイ21の横送り機
構について説明すると、図10に示すように、可動枠2
8の左右両側方に配置されてハンドル4に固定された左
右サポート部材37間に、左右側板30を貫通すると共
にエンドレスの螺旋溝を有する横送り軸38が左右軸廻
り回転自在に取付けられ、この横送り軸38には、螺旋
溝に係合する係合部材を有するスライダ39が外嵌され
ており、該スライダ39は可動枠28に連結されてい
る。
【0019】前記横送り軸38には、中継ボックス26
から巻掛け伝動機構および伝動ケースで構成された右側
のサポート部材37内の動力伝達機構を経て動力が伝達
されて、該横送り軸38が間欠的に回転駆動され、横送
り軸38を間欠的に回転駆動すると、スライダ39が左
右移動して、可動枠28が左右方向に間欠的に往復移動
されるようになっている。
【0020】次に、苗トレイ21の縦送り機構について
説明すると、図1,図2及び図10に示すように、横送
り軸38の左右両側には縦送りカム40が固定され、可
動枠28には左右側板30間に縦送り作動軸41が回転
自在に支持され、この縦送り作動軸41には、可動枠2
8が最左端又は最右端にまで移動したときに縦送りカム
40に係合するホロワ42が左右一対備えられている。
【0021】また、縦送り作動軸41は左端側が左側の
側板30から突出しており、この突出部分に第1リンク
43が固定され、第1リンク43には、第2リンク44
が枢着され、第2リンク44には、係合ピン45aを備
えたロック解除レバー45が枢着されている。ロック解
除レバー45は、可動枠28の左側の側板30から突出
する縦送り駆動軸31の左端側に設けられた支軸部31
aに回転自在に支持されたワンウェイクラッチ46に固
定されている。このロック解除レバー45のアーム部4
5bには引張りコイルバネ47が掛合されていて、ロッ
ク解除レバー45が図1矢示A方向に回転するように付
勢されている。
【0022】また、縦送り駆動軸31の左端側には係合
歯48a,49aを備えた第1,第2の縦送りギヤ4
8,49が左右方向に並設され、これら第1,第2の縦
送りギヤ48,49は縦送り駆動軸31上に左右軸廻り
に相対回転自在に支持されたボス50に固定されてい
る。第1の縦送りギヤ48は、前記ワンウェイクラッチ
46と、この縦送りギヤ48が縦送り方向(図1および
図10に矢示Aで示す)にのみ同行回転する(したがっ
て、逆方向は空回りする)ように連動連結されている。
【0023】また、第1の縦送りギヤ48の係合歯48
aと第2の縦送りギヤ49の係合歯49aとは異なるピ
ッチに形成されており、第2の縦送りギヤ49には、縦
送り駆動軸31の左端側に軸方向移動自在にスプライン
嵌合されたクラッチシフタ51に固定された連結ピン5
2が挿通する孔53が形成されている。図6および図7
にも示すように、クラッチシフタ51には、シフトフォ
ーク54が係合する係合溝55が形成され、シフトフォ
ーク54はレバー軸56に固着され、レバー軸56は左
側の側板30外面に取付固定された支持板57に、縦送
り駆動軸31の軸心に直交する方向の軸心廻りに回動自
在に支持されている。
【0024】レバー軸56には左方突出状に操作レバー
58が固着され、この操作レバー58を上下に揺動操作
することによって、レバー軸56の軸心廻りにシフトフ
ォーク54が揺動され、これによって、クラッチシフタ
51が縦送り駆動軸31上を軸方向に移動し、連結ピン
52が孔53に対して挿脱するようになっている。な
お、図例では、操作レバー58を上方に揺動すること
で、連結ピン52が孔53に挿入してクラッチ入とな
り、操作レバー58を下方に揺動することで、連結ピン
52が孔53から抜脱してクラッチ切となるように構成
され、操作レバー58は引張りコイルバネ59によって
上方に付勢されている。
【0025】操作レバー58は、前記第1,第2リンク
43,44、第1,第2の縦送りギヤ48,49等を覆
うカバー60の側壁を挿通して該カバー60から外部に
突出しており、カバー60の側壁に形成された操作レバ
ー58の挿通孔61には、図8に示すように、操作レバ
ー58をクラッチ切の位置に操作した時に、該状態に保
持させるために操作レバー58を引っ掛けておくための
段部62が形成されている。
【0026】第1,第2の縦送りギヤ48,49の前上
方側には、これら縦送りギヤ48,49の回転を規制す
る第1,第2のラチェットアーム63,64が配置され
ている。これら第1,第2のラチェットアーム63,6
4は、対応する縦送りギヤ48,49の係合歯48a,
49aに係合する係合部63a,64aを有すると共
に、それぞれ上部側が前記支持板57に設けた左右方向
の支軸65に枢支されて上下揺動自在とされ、各々引張
りコイルバネ66,67によって下方に揺動するように
付勢されていて、それぞれの係合部63a,64aが第
1・2縦送りギヤ48,49の係合歯48a,49aに
係合する。
【0027】また、各ラチェットアーム63,64に
は、ロック解除レバー45の係合ピン45aに係合する
弧状の係合面63b,64bが形成されている。第1,
第2のラチェットアーム63,64の下部近傍には、選
択部材68が設けられている。この選択部材68は、図
3乃至図5に示すように、前記支持板57に固定された
左右方向の枢軸69に軸心廻り回動自在に支持される左
右一対の支持壁70L,70Rと、これら支持壁70
L,70R間に設けられて第1,第2のラチェットアー
ム63,64の下方側に位置する第1,第2の係合片
(係合部)71,72とを板材により一体形成してな
る。
【0028】第1の係合片71は第1のラチェットアー
ム63下部63cの下方側に位置し、図3に示すよう
に、第1のラチェットアーム63下部63cに接当して
係合部63aが第1の縦送りギヤ48の係合歯48aか
ら離反するように第1のラチェットアーム63を押上げ
る。第2の係合片72は第2のラチェットアーム64下
部64aの下方側に位置し、図5に示すように、第2の
ラチェットアーム64下部64aに接当して係合部64
aが第2の縦送りギヤ49の係合歯49aから離反する
ように第2のラチェットアーム64を押上げる。
【0029】前記第1の係合片71と第2の係合片72
とは、略90°の角度をもって配置され、選択部材68
を回動して、第1の係合片71を第1のラチェットアー
ム63下部63cに接当する位置にしたときには、第2
の係合片72を第2のラチェットアーム64下部64a
から離反し、第2の係合片72が第2のラチェットアー
ム64下部64cに接当する位置にしたときには、第1
の係合片71が第1のラチェットアーム63下部63a
から離反するように構成されている。
【0030】また、右側の支持壁70Rには、枢軸69
の軸心を中心とする円周上に一対の挿通孔73が形成さ
れ、これらの挿通孔73に選択的に挿通されると共に支
持板57の背面に固定されたナット74に螺合される固
定ボルト75によって、第1の係合片71が第1のラチ
ェットアーム63下部63cに接当する位置と、第2の
係合片72が第2のラチェットアーム64下部64cに
接当する位置とに選択部材68を固定できるようになっ
ている。
【0031】なお、前記固定ボルト75による固定場所
はカバー60の外部に在り、カバー60を取外さなくて
も選択部材68の回動操作および固定動作が行えるよう
になっている。前記構成において苗トレイ13の間欠縦
送り機構の動作を説明すると、先ず選択部材68によっ
て、第1,2のラチェットアーム63,64のいずれか
一方の係合部63a,64aが第1,2の縦送りギヤ4
8,49の係合歯48a,49aに係合するように、第
1,2のラチェットアーム63,64の他方を押上げる
ように選択しておく。
【0032】図1では、第1のラチェットアーム63が
押上げられて、第2のラチェットアーム64の係合部6
4aが第2の縦送りギヤ49の係合歯49aに係合して
いる。また、縦送りカム40は、横送り軸38と共に矢
示B方向に間欠回転している。そして、可動枠28が左
右の端部まで移動したときに、ホロワ42が縦送りカム
40によって図1の矢示C方向に押され、ホロワ42の
矢示C方向の移動により、縦送り作動軸41が回動して
第1リンク43を介して第2リンク44が後上方に引か
れると共に、これによって、ロック解除レバー45がワ
ンウェイクラッチ46と共に縦送り駆動軸31の軸心廻
りに矢示A方向と反対方向に回動して係合ピン45aが
後方側に移動し、該係合ピン45aが第2のラチェット
アーム64の係合面64bを押圧して該第2のラチェッ
トアーム64を押上げ、係合部64aが第2の縦送りギ
ヤ49の係合歯49aから外れる。このとき、ワンウェ
イクラッチ46は空回りして第1,第2の縦送りギヤ4
8,49は回転しない。
【0033】次に、引張りコイルバネ47およびその他
の戻しバネの付勢力によりホロワ42、第1リンク4
3,第2リンク44,ロック解除レバー45は元の位置
に戻るが、この際に、ワンウェイクラッチ46を介して
第1,第2の縦送りギヤ48,49が矢示A方向に回転
され、クラッチシフタ51を介して縦送り駆動軸31が
矢示A方向に回転し、その一方、第2のラチェットアー
ム64の係合部64aが第2の縦送りギヤ49の係合歯
49aに係合して縦送り駆動軸31の回転が規制され
る。
【0034】前記縦送りカム40、ホロワ42、第1,
第2リンク43,44、ロック解除レバー45、ワンウ
ェイクラッチ46等によって、ラチェットアーム63,
64の縦送りギヤ48,49の係合歯48a,49aに
対する係合を解除すると共に縦送りギヤ48,49が係
合歯48a,49aの1ピッチ回転した後に再び係合さ
せる縦送り作動手段が構成されている。
【0035】これによって、苗トレイ21がポット部2
1aの縦方向の間隔に相当する分縦送りされる。すなわ
ち、第1,2の縦送りギヤ48,49の係合歯48a,
49aの間隔が、可動枠28に載せる苗トレイ21のポ
ット部21aの縦方向の1ピッチに相当するように形成
されている。したがって、本実施の形態では、2種類の
苗トレイ21に対応できるようになっている。
【0036】以上のようにして、横一列のポット部21
aからのソイルブロック苗の取出しを終えた時点で苗ト
レイ21が縦方向に1ピッチだけ送られる。なお、本発
明は前述した実施の形態に限定されることはなく、さら
に係合歯のピッチの異なる第3の縦送りギヤとこれに係
合する第3のラチェットアームとを設けて、3種類の苗
トレイ21に対応できるようにできるようにしてもよ
い。なお、この場合において、選択部材には第3の係合
片が設けられると共に、第1の係合片で第2,第3のラ
チェットアームが押上げられ、第2の係合片で第1,第
3のラチェットアームが押上げられ、第3の係合片で第
1,第2のラチェットアームが押上げられるよう構成さ
れる。
【0037】また、前記と同様にして、4種類以上の苗
トレイ21に対応できるようにできるようにしてもよ
い。さらに、選択部材は回動操作されるようにしたが、
押引き操作又は揺動操作されるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、縦横に多数のポット部
を有する苗トレイを、縦送り駆動軸の間欠的な回転によ
り、ポット部の1ピッチずつ縦送りするようにした移植
機の苗トレイ送り装置において、前記縦送り駆動軸に、
縦送り方向に同行回転すると共に異なるピッチの係合歯
を備えた複数の縦送りギヤを設け、該縦送りギヤの係合
歯に係合して縦送りギヤの回転を規制するラチェットア
ームを各縦送りギヤに対応して複数設け、ラチェットア
ームの縦送りギヤの係合歯に対する係合を解除すると共
に縦送りギヤが係合歯の1ピッチ回転した後に再び係合
させる縦送り作動手段を備え、1つのラチェットアーム
が縦送りギヤに係合するように他のラチェットアームを
縦送りギヤの係合歯から離反させる係合部を備えた選択
部材を備え、この選択部材を操作することによって複数
のラチェットアームの内1つのラチェットアームを選択
的に縦送りギヤの係合歯に係合させるべく、前記係合部
を各ラチェットアームに対応して複数設けたので、選択
部材の操作により複数の縦送りギヤの内の1つの縦送り
ギヤを選択的に選ぶことによって、苗トレイを縦送りす
る縦送り駆動軸の縦送り回動量を変更でき、ピッチの異
なる苗トレイの使用に対応して、苗トレイの縦送り量を
簡単に切換えできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗トレイの縦送り機構の側面図である。
【図2】苗トレイの縦送り機構を斜め前方からみた断面
図である。
【図3】ラチェットアームの選択機構の側面図である。
【図4】ラチェットアームの選択機構斜め前方からみた
断面図である。
【図5】図3と異なる態様を示すラチェットアームの選
択機構の側面図である。
【図6】苗トレイの縦送り機構のクラッチ機構の側面断
面図である。
【図7】苗トレイの縦送り機構のクラッチ機構の正面図
である。
【図8】カバーに形成した操作レバーの挿通孔の形状を
示す側面図である。
【図9】移植機の全体側面図である。
【図10】苗トレイ送り装置の正面断面図である。
【符号の説明】
21 苗トレイ 21a ポット部 31 縦送り駆動軸 48 第1の縦送りギヤ 48a 係合歯 49 第2の縦送りギヤ 49a 係合歯 63 第1のラチェットアーム 64 第2のラチェットアーム 68 選択部材 71 第1の係合片(係合部) 72 第2の係合片(係合部) A 縦送り方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に多数のポット部を有する苗トレイ
    を、縦送り駆動軸の間欠的な回転により、ポット部の1
    ピッチずつ縦送りするようにした移植機の苗トレイ送り
    装置において、 前記縦送り駆動軸に、縦送り方向に同行回転すると共に
    異なるピッチの係合歯を備えた複数の縦送りギヤを設
    け、この縦送りギヤの係合歯に係合して縦送りギヤの回
    転を規制するラチェットアームを各縦送りギヤに対応し
    て複数設け、ラチェットアームの縦送りギヤの係合歯に
    対する係合を解除すると共に縦送りギヤが係合歯の1ピ
    ッチ回転した後に再び係合させる縦送り作動手段を備
    え、1つのラチェットアームが縦送りギヤに係合するよ
    うに他のラチェットアームを縦送りギヤの係合歯から離
    反させる係合部を備えた選択部材を備え、この選択部材
    を操作することによって複数のラチェットアームの内1
    つのラチェットアームを選択的に縦送りギヤの係合歯に
    係合させるべく、前記係合部を各ラチェットアームに対
    応して複数設けたことを特徴とする移植機の苗トレイ送
    り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1062110C (zh) * 1997-09-19 2001-02-21 山东工程学院 带式钵苗喂入机构
JP2009268356A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Kubota Corp 移植機の苗トレイ送り装置
CN103190233A (zh) * 2013-04-28 2013-07-10 东北农业大学 钵苗移栽纵向送秧机构

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