JPH0974669A - 自動車の電源バックアップ装置 - Google Patents

自動車の電源バックアップ装置

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JPH0974669A
JPH0974669A JP7224877A JP22487795A JPH0974669A JP H0974669 A JPH0974669 A JP H0974669A JP 7224877 A JP7224877 A JP 7224877A JP 22487795 A JP22487795 A JP 22487795A JP H0974669 A JPH0974669 A JP H0974669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
power supply
load
recovery
side electrical
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7224877A
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English (en)
Inventor
Takeji Ito
武治 伊藤
Keiji Maki
敬二 牧
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の電源供給回路において、電源線にシ
ョート、断線等の異常が発生した場合にも負荷側電装品
に引き続き電力を供給することができるようにするこ
と。 【解決手段】 電源11から負荷側電装品12へ通常ラ
イン13を介して電源を供給する自動車の電源供給回路
において、通常ライン13と並列に設けた電源11と負
荷側電装品12を接続するリカバリーライン14を設け
る。通常時は通常ライン11と負荷側電装品12を接続
する一方、通常ライン13にショートあるいは断線が発
生した時に、リカバリーライン14と負荷側電装品12
を接続する切替手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の電源バッ
クアップ装置に関し、詳しくは、自動車のバッテリーか
らなる電源よりドアロック用モータ、エンジン、コント
ローラ、ラジオ、エアコン、デフォッガ等の負荷側電装
品に対して電源を供給する電源供給回路において、電線
にショート、断線等の異常が発生した場合にも、負荷側
電装品に引き続き電力を供給することができる電源バッ
アップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に示すように、従来の自動
車1の電源供給回路では、バッテリーからなる主電源2
を、電源供給用の電線(電源ライン3A,3B)を介し
てヒューズボックスFB1,FB2のヒューズ4,4・
・・に接続し、このヒューズボックスFB1,FB2を
ドアロック用モータ、エンジン、コントローラ、ラジ
オ、エアコン、デフォッガ等の負荷側電装品6,6・・
・に接続している。また、電源ライン2A,2Bには、
ヒューズボックスFB1,FB2と主電源1の間にヒュ
ージブルリンクL1,L2を介設している。なお、図5
中、7は自動車1のエンジンである。
【0003】この電源供給回路では、電源ライン3A,
3Bにショート、断線等の異常が発生した場合には、ヒ
ュージブルリンクFL1,FL2が溶断して電線の発
煙、溶断を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
ショート、断線等の異常発生時には、ヒュージブルリン
クFL1,FL2が溶断すると、負荷側電装品6,6・
・・に対する電力供給が断たたれてしまい、負荷側電装
品6,6・・・が作動不良を起こすという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の電源供給回路におけ
る問題を解決するためになされたものであって、電源ラ
インにショート、断線等の異常が発生した時にも負荷側
電装品に対して引き続き電力を供給することができるよ
うにすることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、電
源から負荷側電装品へ通常ラインを介して電源を供給す
る自動車の電源供給回路において、上記通常ラインと並
列に設けた上記電源と負荷側電装品を接続するリカバリ
ーラインと、通常時は上記通常ラインと負荷側電装品を
接続する一方、上記通常ラインにショートあるいは断線
が発生した時に、リカバリーラインと負荷側電装品を接
続する切替手段とを備える自動車の電源バックアップ装
置を提供するものである。
【0007】この請求項1の構成であれは、通常ライン
にショートあるいは断線が発生した時に、切替手段がリ
カバリーラインと負荷側電装品を接続するため、上記通
常ラインの異常時にも負荷側電装品を引き続き作動させ
ることができる。
【0008】請求項2は、請求項1において、上記切替
手段は、上記一般ラインと上記リカバリーラインとを接
続する作動ラインに設けた作動コイルと、該作動コイル
の非通電時には通常ラインと負荷側電装品を接続する一
方、作動コイルの通電時にはリカバリーラインと負荷側
電装品を接続するスイッチとを備えるの電源バックアッ
プ装置を提供するものである。
【0009】この請求項2の構成であれば、通常ライン
にショートや断線が発生すると、作動ラインに電流が流
れて作動コイルが通電状態となり、スイッチが切り替わ
ってリカバリーラインが負荷側電装品と接続される。
【0010】請求項3は、請求項1または請求項2にお
いて、上記一般ラインと上記リカバリーラインを接続す
る警告ラインと、該警告ラインに設けられ、上記リカバ
リーライン側から上記一般ライン側へのみ電流を流すと
共に通電時に点灯する警告灯とを備える電源バックアッ
プ装置を提供するものである。
【0011】この請求項3の構成であれば、通常ライン
にショートや断線が発生すると、警告ラインに電流が流
れて警告灯が点灯する。
【0012】請求項4は、請求項1から請求項3におい
て、上記負荷側電装品は、ドアロック用モータ、エンジ
ン又はコントローラの少なくともいずれか一つを含む重
要負荷と、ラジオ、エアコン又はデフォッガの少なくと
もいずれか一つを含む一般負荷とを含む電源バックアッ
プ装置を提供するものである。
【0013】この請求項4の構成であれば、負荷側電装
品のなかにドアロック用モータ等の重要負荷が含まれる
ため、通常ラインにショートあるいは断線が発生した時
にも、重要負荷が確実に作動する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、本発
明に係る電源バックアップ装置10を備える自動車の電
源供給回路は、バッテリーからなる電源1と負荷側電装
品12とを接続する電線(通常ライン13)と、後述す
るようショート、断線等の異常が発生した場合に電源1
と負荷側電装品12を接続する電線(リカバリーライン
14)とを並列に設けている。
【0015】また、この電源バックアップ装置10は、
リカバリーリレー16を備えている。このリカバリーリ
レー16は、作動コイル17とスイッチ18を備え、作
動コイル17に電流が流れていない時(非通電時)に
は、スイッチ18が接点a1,a2間を接続する一方、
作動コイル17に電流が流れている時(通電時)にはス
イッチ18が接点a1,a3を接続するリレー(メイク
・ブレイク接点リレー)である。
【0016】上記通常ライン13は、電源11のと分岐
点P1を接続する共通ライン13aを備え、この共通ラ
イン13aにフュージブルリンクFL1を設けている。
また、通常ライン13は分岐点P1において、第1及び
第2電源ライン13b,13cに分岐している。このう
ち、第1電源ライン13bは、上記リカバリーリレー1
6の接点a2に接続している。リカバリーリレー16の
接点a1はヒューズ20を介して、上記負荷側電装品1
2のうちドアロック、エンジン、コントローラ等の自動
車の機能上重要度の高い電装品(重要負荷12A)側に
接続している。一方、第2電源ライン13cは、ヒュー
ズ20を介してラジオ、エアコン、デフォッガ等のその
他の電装品(一般負荷12B)に接続している。図中2
2A,22Bはそれぞれ重要負荷12A、一般負荷12
Bに対して電源が供給されていることを表示する表示ラ
ンプである。
【0017】上記リカバリーライン14は、ヒュージブ
ルリンクFL2を介して上記リカバリーリレー16の接
点a3に接続している。また、リカバリーライン14の
分岐点P2から分岐し、上記リカバリーリレー16の作
動コイル17を介して上記第1電源ライン13bと接続
する作動ライン23を設けている。さらに、リカバリー
ライン14の分岐点P3から分岐して上記通常ライン1
3の共通ライン13aを接続する警告ライン24を設け
ている。この警告ライン24には発光ダイオードからな
る警告灯26を設けている。この警告灯26は警告ライ
ン24に矢印Xの方向に通電すると点灯するが、この矢
印Xと反対方向の電流を通さない。
【0018】次に、本実施形態の作動について説明す
る。図1に示す通常には、通常ライン13とリカバリー
ライン14は同電位であり、作動ライン23には電流は
流れず、リカバリーリレー16の作動コイル17は非通
電状態である。そのため、リカバリーリレー16の接点
a1は接点a2と接続され、点線L1で示すように、電
流が流れる。すなわち、電源11から重要負荷12Aへ
は、共通ライン13a、第1電源ライン13b、リカバ
リーリレー16の接点a2,a1を介して電流が流れ
る。また、電源11から一般負荷12Bには、共通ライ
ン13a、第2電源ライン13cを介して電流が流れ
る。なお、この通常時には、上記のように通常ライン1
3とリカバリーライン14は同電位であるため、警告ラ
イン24に電流は流れず警告灯26は消灯している。
【0019】図2に示すように、通常ライン13の共通
ライン13と車体25のショート27が発生すると、通
常ライン13のショート13よりも負荷側電装品12側
の電位が低下する一方、リカバリーライン14は電源1
1と接続しているため、リカバリーライン14の電位が
通常ライン13の電位よりも高くなる。そのため、図2
中、一点鎖線L2で示すように、リカバリーライン14
の分岐点P2から作動ライン23を介してショート27
によるアース部分に電流が流れ、作動コイル17が通電
状態となる。この作動コイル17への通電により、リカ
バリーリレー16のスイッチ18が切り替わって接点a
1は接点a3に接続される。そのため、図2中一点鎖線
L3で示すように、電源11から重要負荷12Aへは、
リカバリーライン14、接点a3,a1を介して電流が
流れる。また、この異常発生時には、図2中一点鎖線L
4示すように、電源11から警告ライン24、共通ライ
ン13a及び第2電源ライン13bを介して電流が流
れ、警告灯26が点灯する。
【0020】なお、通常ライン13の共通ライン13a
が断線した場合には、リカバリーライン14の分岐点P
2から作動ライン23を介して一般負荷12B側に電流
が流れることにより、作動コイル17が通電状態とな
り、上記ショート27が発生した場合と同様に、重要負
荷12A及び一般負荷12Bに電流が流れる。
【0021】このように本発明の電源バックアップ装置
では、通常ライン13にショート27や断線等の異常が
発生しても重要負荷12Aと一般負荷12Bの両方に電
力が供給されるため、異常発生時にも重要負荷12aと
一般負荷12bの両方を確実に作動させることができ
る。また、上記のように異常発生時には、警告灯26が
点灯するため、運転者は異常の発生を速やかに知ること
ができる。
【0022】図3に示すように、電源11から負荷側電
装品(図示せず)と接続される電気接続箱30A,30
Bに対してヒュージブルリンクFLを介設した通常ライ
ン31Aと通常ライン31Bにより電源を供給し、電気
接続箱30Cに対して通常ライン31Cにより電源を供
給する自動車32の電源供給回路の場合、図3中点線で
示すように、電気接続箱30Cと電気接続箱30A,3
0Bをそれぞれ上記したリカバリーラインで接続すれ
ば、通常ライン31A,31Bのショートあるいは断線
時には電気接続箱30Cからリカバリーラインを介して
30A,30Bに電源が供給される。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る電源バックアップ装置を電源供給回路に設けれ
ば、通常ラインにショートあるいは断線が発生した時
に、切替手段がリカバリーラインと負荷側電装品を接続
するため、上記通常ラインの異常時にも負荷側電装品を
引き続き作動させることができる。
【0024】請求項2では、通常ラインにショートや断
線が発生すると、作動ラインに電流が流れて作動コイル
が通電状態となり、スイッチが切り替わってリカバリー
ラインが負荷側電装品と接続されるため、上記通常ライ
ンの異常時にも負荷側電装品を引き続き作動させること
ができる。
【0025】この請求項3では、通常ラインにショート
や断線が発生すると、警告ラインに電流が流れて警告灯
が点灯するため、運転者に異常の発生を確実かつ速やか
に伝えることがある。
【0026】請求項4では、負荷側電装品のなかにドア
ロック用モータ等の重要負荷が含まれるため、通常ライ
ンにショートあるいは断線が発生した時にも、自動車の
機能上重要度の高い重要負荷を引き続き作動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電源バックアップ装置を示す概
略回路図である。
【図2】 本発明に係る電源バックアップ装置を示す概
略回路図である。
【図3】 電源バックアップ装置の配線構造の一例を示
す回路図である。
【図4】 従来の電源供給回路を示す概略図である。
【図5】 従来の電源供給回路を示す概略回路図であ
る。
【符号の説明】
11 電源 12 負荷側電装品 12A 重要負荷 12B 一般負荷 13 通常ライン 14 リカバリーライン 16 リカバリーリレー 17 作動コイル 18 スイッチ 24 警告ライン 26 警告灯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から負荷側電装品へ通常ラインを介
    して電源を供給する自動車の電源供給回路において、 上記通常ラインと並列に設けた上記電源と負荷側電装品
    を接続するリカバリーラインと、 通常時は上記通常ラインと負荷側電装品を接続する一
    方、上記通常ラインにショートあるいは断線が発生した
    時に、リカバリーラインと負荷側電装品を接続する切替
    手段とを備える自動車の電源バックアップ装置。
  2. 【請求項2】 上記切替手段は、上記一般ラインと上記
    リカバリーラインとを接続する作動ラインに設けた作動
    コイルと、該作動コイルの非通電時には通常ラインと負
    荷側電装品を接続する一方、作動コイルの通電時にはリ
    カバリーラインと負荷側電装品を接続するスイッチとを
    備える請求項1に記載の電源バックアップ装置。
  3. 【請求項3】 上記一般ラインと上記リカバリーライン
    を接続する警告ラインと、該警告ラインに設けられ、上
    記リカバリーライン側から上記一般ライン側へのみ電流
    を流すと共に通電時に点灯する警告灯とを備える請求項
    1または請求項2に記載の電源バックアップ装置。
  4. 【請求項4】 上記負荷側電装品は、ドアロック用モー
    タ、エンジン又はコントローラの少なくともいずれか一
    つを含む重要負荷と、ラジオ、エアコン又はデフォッガ
    の少なくともいずれか一つを含む一般負荷とを含む請求
    項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源バックア
    ップ装置。
JP7224877A 1995-09-01 1995-09-01 自動車の電源バックアップ装置 Withdrawn JPH0974669A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7235898B1 (en) * 2003-10-23 2007-06-26 Yazaki North America, Inc. Vehicle power distribution node with redundant power supply

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7235898B1 (en) * 2003-10-23 2007-06-26 Yazaki North America, Inc. Vehicle power distribution node with redundant power supply

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Effective date: 20021105