JPH0973685A - 自動継ぎ撮り装置 - Google Patents

自動継ぎ撮り装置

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Publication number
JPH0973685A
JPH0973685A JP7224410A JP22441095A JPH0973685A JP H0973685 A JPH0973685 A JP H0973685A JP 7224410 A JP7224410 A JP 7224410A JP 22441095 A JP22441095 A JP 22441095A JP H0973685 A JPH0973685 A JP H0973685A
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JP
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recording
magnetic tape
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setting
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Application number
JP7224410A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Fujikawa
裕文 藤川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0973685A publication Critical patent/JPH0973685A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子式ビューファインダー等のモニターを用
いることなく、カセットの出し入れによって前回の記録
部分とブランクを生じない自動継ぎ撮り装置を提供する
こと。 【解決手段】 磁気テープを収納したカセットの装填を
検出し動作する装填検出手段と、情報を記録する記録モ
ードへの移行が即可能な状態である記録一時停止状態を
設定する記録一時停止設定手段と、前記磁気テープから
の再生信号を基に前記磁気テープ上の未記録部分の開始
位置直前まで前記磁気テープを走行させる記録開始位置
設定手段と、前記装填検出手段が動作した場合、前記記
録開始位置設定手段を動作させ、前記記録開始位置設定
手段の動作中は前記記録一時停止設定手段の動作を禁止
する第1システム制御手段と、を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープを用い
た記録再生装置、特にビデオテープレコーダ(以下「V
TR」と記す)の継ぎ撮り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRにおいて、継ぎ撮りをしなかった
場合、前回の記録終了点と新たな記録開始点との間に
は、重ね撮りをしていない限り未記録部分のブランクが
生じてしまう。該ブランクが生じると、再生時その部分
からは再生信号が得られないため連続した再生信号が得
られない。特にカメラと一体化されたVTR、いわゆる
カメラ一体型VTRでは、カメラ撮影という実使用上、
重ね撮りはあまり行なわないため、継ぎ撮りをしなかっ
た場合このブランクが問題となる。従来、カメラ一体型
VTRにおける継ぎ撮りに関する技術としては、ショ−
トリワインドとシーンサーチの2つが主に用いられてい
る。
【0003】ショートリワインドとは、記録を終えて記
録モードから記録一時停止状態になる際に磁気テープが
記録終了点で止まらずに少しオーバーランすることや、
電源をオン/オフすることで生じる磁気テープのたるみ
等によって、次の記録開始点が前回の記録終了点と一致
しなくなるのを避ける目的で用いられるもので、記録一
時停止状態になる際、磁気テープを少量巻き戻すことを
いう。
【0004】また、シーンサーチとは、わざわざ記録一
時停止状態を終了しなくても一時的に再生状態とし、位
置ずれを確認し修正できることをいう。よって、大きな
位置ずれに有効である。なお、この時にもショートリワ
インドは活用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ショー
トリワインドでは、一度磁気テープを収納したカセット
を取り出して再び装填したときのずれ、すなわち回転シ
リンダからのアンロ−ディングによって磁気テープがカ
セット内に撤収されてロ−ディングで引き出されること
によって生じる磁気テープの位置ずれは、先に述べたオ
ーバーラン等とに比べて大きすぎるので対応できない。
【0006】また、シーンサーチでは、位置ずれを確認
し修正するときにはテープの記録内容を確認するモニタ
ーが当然ながら必要となる。実使用上においては電子式
ビュ−ファインダ−を用いて行われることが多い。しか
しながら、最近になりカメラ一体型VTRで従来より低
価格でよりシンプルなものが市販されるようになった。
これら機種のビュ−ファインダ−の多くは、それまでの
電子式ではなくて光学式が用いられシーンサーチの機能
を持つものはあまりない。シーンサーチの機能を持って
いたとしても別途モニターを接続しなければならない。
そのために、このような機種では、カセットの出し入れ
によって生じる磁気テープの位置ずれを実使用上で修正
することは困難である。
【0007】また、同様の問題が考えられる据置型VT
Rでは、磁気テープのロ−ディング/アンロ−ディング
の際に、磁気テープを巻き回して収納しているリールの
一方を機構的にロックして、もう一方のリールだけから
テープの出し入れを行ったり、リールの回転量を検出し
て補正するといったことで磁気テープの位置ずれをなく
すようにしている。しかし、このような方法をそのまま
カメラ一体型VTRに取り入れることは、コストなどの
面から見ても実用的には困難である。
【0008】本発明は、電子式ビューファインダー等の
モニターを用いることなく、カセットの出し入れによっ
て前回の記録部分とブランクを生じない自動継ぎ撮り装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、自動継ぎ撮り装置において、磁気テープを
収納したカセットの装填を検出し動作する装填検出手段
と、情報を記録する記録モードへの移行が即可能な状態
である記録一時停止状態を設定する記録一時停止設定手
段と、前記磁気テープからの再生信号を基に前記磁気テ
ープ上の未記録部分の開始位置直前まで前記磁気テープ
を走行させる記録開始位置設定手段と、前記装填検出手
段が動作した場合、前記記録開始位置設定手段を動作さ
せ、前記記録開始位置設定手段の動作中は前記記録一時
停止設定手段の動作を禁止する第1システム制御手段
と、を具備した。
【0010】また、自動継ぎ撮り装置において、磁気テ
ープを収納したカセットの装填を検出し動作する装填検
出手段と、情報を記録する記録モードへの移行が即可能
な状態である記録一時停止状態を設定する記録一時停止
設定手段と、前記磁気テープからの再生信号を基に前記
磁気テープ上の未記録部分の開始位置直前まで前記磁気
テープを走行させる記録開始位置設定手段と、前記装填
検出手段にて前記カセットの装填が検出された後、初め
て前記記録一時停止設定手段への動作要請がなされたこ
とを検出し動作する追記録検出手段と、前記追記録検出
手段が動作した場合、前記記録一時停止設定手段を動作
させる前に前記記録開始位置設定手段を動作させる第2
システム制御手段と、を具備した。
【0011】さらに、前記記録開始位置設定手段は、動
作開始時、前記磁気テープからの再生信号を検出すれば
前記磁気テープを正方向に走行させ、再生信号がなくな
った時点の前記磁気テープ上の位置を未記録部分の開始
位置とし、動作開始時、前記磁気テープからの再生信号
を検出しなければ前記磁気テープを逆方向に走行させ、
再生信号を検出した時点の前記磁気テープ上の位置を未
記録部分の開始位置とする機能を有するようにした。
【0012】さらに、前記記録開始位置設定手段が動作
した後、所定時間経過しても動作が終了しないことを検
出する検出手段と、前記検出手段の検出結果を表示する
表示手段と、を具備した。
【0013】以上の様に構成したので、磁気テープを収
納したカセットが装填さた後、磁気テープを未記録部分
の開始位置直前まで走行させ、記録一時停止状態が設定
される。また、磁気テープを収納したカセットが装填さ
た後、初めて記録一時停止状態が設定される前に磁気テ
ープは未記録部分の開始位置直前まで走行する。さら
に、所定時間経過しても未記録部分の開始位置直前まで
走行できなければその旨を表示する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に従い本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明の実施例である自
動継ぎ撮り装置を有する8ミリVTRを示した機能ブロ
ック図である。図において、1は磁気ヘッド2、2を1
80度対向した位置に設け回転させる回転シリンダであ
り、カセット3の装填が検出器4により検出されれば、
マイクロコンピュータで構成された制御回路5によりカ
セット3に収納された磁気テープ6が引き出しガイド
7、7によって引き出され(駆動機構の図示省略)、1
80度強螺旋状に巻き付けられる。そして、回転シリン
ダ1はシリンダモータ8によって1800回/分の速さ
で回転し、キャプスタンモータ9によって駆動されるキ
ャプスタン10とリール台(図示省略)によって磁気テ
ープ6は移送させる。なお、11は磁気テープ6にキャ
プスタン10を圧着させるピンチローラである。また、
12はシリンダモータ駆動回路、13はキャプスタンモ
ータ駆動回路であり、共に制御回路5にて制御され、夫
々シリンダモータ8、キャプスタンモータ9を駆動す
る。なお、14は制御回路5内に設けられた時間計測用
のタイマーである。
【0015】一方、15は記録信号処理回路であり、記
録時は、記録すべき映像信号及び音声信号を入力し記録
信号に変調するとともに、トラッキング制御に用いられ
る低周波のパイロット信号を付加しして出力し、該出力
は記録アンプ16にて記録可能なレベルまで増幅され、
制御回路5により制御される切換スイッチ17を通って
磁気ヘッド2、2により磁気テープ6に記録される。
【0016】逆に再生時は、磁気テープ6より磁気ヘッ
ド2、2にて再生された信号は切換スイッチ17を通り
再生アンプ18にて増幅され、バンドパスフィルタ19
によりパイロット信号以外の、変調映像信号、変調音声
信号が抽出され再生信号処理回路20にて映像信号、音
声信号に復調され出力される。
【0017】さらに、再生アンプ18からの出力は、ロ
ーパスフィルタ21にてパイロット信号が抽出され、レ
ベル検出回路22により再生レベルが検出される。検出
されたレベルはレベル検出回路22より出力され、制御
回路5に入力されると共にAGCアンプ23にも入力さ
れる。AGCアンプ23はパイロット信号のレベルをレ
ベル検出回路22の出力に応じて調整し、レベル調整さ
れたパイロット信号はATF回路24に入力され、AT
F回路24はトラッキング制御信号を作成し制御回路5
に出力している。再生時、制御回路5は、該トラッキン
グ制御信号を用いてキャプスタンモータ9の制御を行
い、磁気テープ6上に形成されたトラックに磁気ヘッド
2、2が正確にトレースするようにしている。
【0018】なお、25から30は制御回路5に接続さ
れ、制御回路5を介して操作を行うための操作釦であ
り、夫々、停止釦25、再生釦26、早送り釦27、巻
戻し釦28、記録釦29、一時停止を指示するポーズ釦
30である。また、31は制御回路5により制御され、
後述する磁気テープの頭出しが所定時間内にできなかっ
たことを表示する表示装置である。
【0019】次に本実施例における自動継ぎ撮りの動作
について説明する。図2及び図3は、制御回路5の動作
を示すフローチャートであり、図2はカセット3の装填
が検出器4により検出された時の割り込み処理を示し、
図3は記録一時停止状態を設定するために記録釦29と
ポーズ釦30を同時に押した場合に発生する割り込み処
理を示す。
【0020】まず、カセット3の装填が検出器4により
検出されると、後述する磁気テープの頭出し動作が終了
したか否かを示すフラグKに0が設定され、頭出し動作
が未終了であることを示すようにする(S1)。そし
て、引き出しガイド7、7によりカセット3から磁気テ
ープ6が引き出され、回転シリンダ1に180度強螺旋
状に巻き付けられる、すなわちローディングされる(S
2)。そして、頭出し動作に要する時間の計測を開始す
る(S3)。該時間の計測は制御回路5内に設けられた
タイマー14を用いて行われる。そして、次ステップよ
り頭出し動作が開始される。
【0021】すなわち、まず所定期間(1秒程度)再生
を行う(S4)。再生は、回転シリンダ1を回転させる
と共に、磁気テープ6はピンチローラ11によりキャプ
スタン10に圧着され、キャプスタンモータ9によって
駆動されるキャプスタン10とリール台(図示省略)に
よって正方向に移送させ、磁気ヘッド2、2により行わ
れる。そして、ステップS2にて磁気テープ6がローデ
ィングされたテープ位置で再生パイロット信号が得られ
るかどうかを、再生パイロット信号のレベルを検出する
レベル検出器22を用いて検出する(S5)。再生パイ
ロット信号が得られれば、テープの頭、即ち未記録部分
の開始位置はステップS2にて磁気テープ6がローディ
ングされたテープ位置よりも先にあると判断し、早送り
再生(キュー)を行う(S6)。早送り再生は、キャプ
スタンモータ9の回転を速くすることにより行われる。
そして、タイマー14にて計測されている時間が所定時
間(10秒程度)以上経過しておらず(S7)、再生パ
イロット信号が検出されなくなるまで(S8)、ステッ
プS6の早送り再生が継続される。
【0022】そして、ステップS8にてパイロット信号
が検出されなくなったことを検出すれば磁気テープ6を
微少量巻戻す(S9)。キャプスタンモータ9を反転さ
せ微少量巻き戻すことにより、早送り再生によって生じ
るオーバーランを吸収し、未記録部分が生じない新たな
記録開始点まで磁気テープ6が移送させれる。そして、
シリンダモータ8及びキャプスタンモータ9を停止させ
(S10)、タイマー14による時間計測を終了し(S
11)、フラグKに1を設定し、頭出し動作が終了した
ことを示すようにし(S12) カセット3の装填が検
出器4により検出された時の割り込み処理を終了する。
【0023】一方、ステップS5にて、再生パイロット
信号が得られなかった場合、テープの頭、即ち未記録部
分の開始位置はステップS2にて磁気テープ6がローデ
ィングされたテープ位置よりも後にあると判断し、巻戻
し再生(レビュー)を行う(S13)。巻戻し再生は、
キャプスタンモータ9を逆に早く回転させることにより
行われる。そして、タイマー14にて計測されている時
間が所定時間(10秒程度)以上経過しておらず(S1
4)、再生パイロット信号が検出されるまで(S1
5)、ステップS13の巻戻し再生が継続される。
【0024】そして、ステップS15にてパイロット信
号が検出されれば磁気テープ6を微少量送る(S1
6)。キャプスタンモータ9を反転させ微少量送ること
により、巻戻し再生によって生じるオーバーランを吸収
し、未記録部分が生じない新たな記録開始点まで磁気テ
ープ6が移送させれる。以降はステップS5にて再生パ
イロット信号が得られた場合と同様に、ステップS1
0、S11、S12を行い割り込み動作を終了する。
【0025】なお、ステップS7またはS14にて、タ
イマー14にて計測される所定時間以上経過してもテー
プの頭出し動作が終了しないことを検出した場合は、表
示装置31を制御し、頭出しに失敗した旨を表示し(S
17)、ステップS4及び、ステップS6又はS13に
て移送された磁気テープ6をステップS2にてローディ
ングされた元の位置まで戻し(S18)、ステップS1
0、S11、S12を行い割り込み動作を終了する。す
なわち、磁気テープ6の頭出しを行うことはできなかっ
たので頭出し動作を強制的に終了させる。
【0026】次に、記録一時停止状態を設定するために
記録釦29とポーズ釦30を同時に押した場合に発生す
る制御回路5の割り込み処理を、図3に示したフローチ
ャートを用いて説明する。記録釦29とポーズ釦30が
同時に押されると、検出器4によりカセット3が存在す
るか否かを検出する(S21)。そして、カセット3が
存在すればフラグKに1が設定されているか否かを検出
する(S22)。そして、フラグKに1が設定されてい
る、すなわちテープの頭出し動作が終了していれば記録
一時停止状態を設定し(S23)、割り込み処理を終了
する。記録一時停止状態とは、ショートリワインドを行
い、回転シリンダ1は通常通り回転し、キャプスタンモ
ータ9はいつでも回転可能な状態であり、記録モードへ
の移行が即可能な状態をいう。そして、ステップS21
にてカセット3が検出されなかった場合、あるいはステ
ップS22にてフラグKに1が設定されていない、すな
わち磁気テープ6の頭出し動作が終了していなければス
テップS23による記録一時停止状態の設定は行わず、
割り込み処理を終了する。
【0027】よって、カセット3が装填され磁気テープ
6の頭出し動作が終了していなければ、記録一時停止状
態の設定は行われない。逆にいえば、カセット3が装填
された後、初めての記録一時停止状態では、表示装置3
1に頭出し失敗の表示がなければ磁気テープ6の頭出し
は既に終了しているので、該記録一時停止状態を解除し
記録を開始しても未記録部分が生じない。なお、所定時
間内に磁気テープ6の頭出しを行うことができなかった
場合でも記録一時停止状態の設定を許可しているのは、
未使用の磁気テープを使用する場合を考慮したためであ
る。
【0028】以上説明した実施例では、カセット3の装
填を検出したことにより磁気テープ6の頭出し動作を行
ったが、カセット3の装填後、初めて記録一時停止状態
を設定しようとしたときに頭出し動作を行うようにして
もよい。そこで、このように動作する他の実施例につい
て以下説明する。なお、機能ブロック図は図1と同一で
ある。
【0029】図4及び図5は他の実施例のにおける制御
回路5の動作を示すフローチャートであり、図4はカセ
ット3の装填が検出器4により検出された時の割り込み
処理を示し、図5は記録一時停止状態を設定するために
記録釦29とポーズ釦30を同時に押した場合に発生す
る割り込み処理を示す。
【0030】まず、カセット3の装填が検出器4により
検出されると、カセット3の装填後、記録一時停止状態
が設定されたか否かを示すフラグLに0が設定され、一
度も記録一時停止状態の設定が行われていないことを示
すようにする(S31)。そして、引き出しガイド7、
7によりカセット3から磁気テープ6が引き出され、回
転シリンダ1に180度強螺旋状に巻き付けられる、す
なわちローディングされ(S32)、カセット3の装填
が検出器4により検出された時の割り込み処理を終了す
る。
【0031】次に、記録一時停止状態を設定するために
記録釦29とポーズ釦30を同時に押した場合に発生す
る制御回路5の割り込み処理を、図5に示したフローチ
ャートを用いて説明する。記録釦29とポーズ釦30が
同時に押されると、検出器4によりカセット3が存在す
るか否かを検出する(S41)。そして、カセット3が
存在しなければ即割り込み処理を終了するが、存在すれ
ばフラグLに0が設定されているか否かを検出する(S
42)。そして、フラグLに0が設定されている、すな
わち一度も記録一時停止状態の設定が行われていなけれ
ば、頭出し動作に要する時間の計測を開始する(S4
3)。該時間の計測は制御回路5内に設けられたタイマ
ー14を用いて行われる。そして、次ステップより頭出
し動作が開始される。
【0032】すなわち、まず所定期間(1秒程度)再生
を行う(S44)。再生は、回転シリンダ1を回転させ
ると共に、磁気テープ6はピンチローラ11によりキャ
プスタン10に圧着され、キャプスタンモータ9によっ
て駆動されるキャプスタン10とリール台(図示省略)
によって正方向に移送させ、磁気ヘッド2、2により行
われる。そして、図4のステップS32にて磁気テープ
6がローディングされたテープ位置で再生パイロット信
号が得られるかどうかを、再生パイロット信号のレベル
を検出するレベル検出器22を用いて検出する(S4
5)。再生パイロット信号が得られれば、テープの頭、
即ち未記録部分の開始位置は前記ステップS32にて磁
気テープ6がローディングされたテープ位置よりも先に
あると判断し、早送り再生(キュー)を行う(S4
6)。早送り再生は、キャプスタンモータ9の回転を速
くすることにより行われる。そして、タイマー14にて
計測されている時間が所定時間(10秒程度)以上経過
しておらず(S47)、再生パイロット信号が検出され
なくなるまで(S48)、ステップS46の早送り再生
が継続される。
【0033】そして、ステップS48にてパイロット信
号が検出されなくなったことを検出すれば磁気テープ6
を微少量巻戻す(S49)。キャプスタンモータ9を反
転させ微少量巻き戻すことにより、早送り再生によって
生じるオーバーランを吸収し、未記録部分が生じない新
たな記録開始点まで磁気テープ6が移送させれる。そし
て、シリンダモータ8及びキャプスタンモータ9を停止
させ(S50)、タイマー14による時間計測を終了し
(S51)、フラグLに1を設定し、カセット3の装填
後、初めての記録一時停止状態の設定動作が終了したこ
とを示すようにし(S52)、記録一時停止状態を設定
し(S53)、割り込み処理を終了する。記録一時停止
状態とは、ショートリワインドを行い、回転シリンダ1
は通常通り回転し、キャプスタンモータ9はいつでも回
転可能な状態であり、記録モードへの移行が即可能な状
態をいう。
【0034】一方、ステップS45にて、再生パイロッ
ト信号が得られなかった場合、テープの頭、即ち未記録
部分の開始位置は図4のステップS32にて磁気テープ
6がローディングされたテープ位置よりも後にあると判
断し、巻戻し再生(レビュー)を行う(S54)。巻戻
し再生は、キャプスタンモータ9を逆に早く回転させる
ことにより行われる。そして、タイマー14にて計測さ
れている時間が所定時間(10秒程度)以上経過してお
らず(S55)、再生パイロット信号が検出されるまで
(S56)、ステップS54の巻戻し再生が継続され
る。
【0035】そして、ステップS56にてパイロット信
号が検出されれば磁気テープ6を微少量送る(S5
7)。キャプスタンモータ9を反転させ微少量送ること
により、巻戻し再生によって生じるオーバーランを吸収
し、未記録部分が生じない新たな記録開始点まで磁気テ
ープ6が移送させれる。以降はステップS45にて再生
パイロット信号が得られた場合と同様に、ステップS5
0、S51、S52、S53を行い割り込み動作を終了
する。
【0036】なお、ステップS47またはS55にて、
タイマー14にて計測される所定時間以上経過してもテ
ープの頭出し動作が終了しないことを検出した場合は、
表示装置31を制御し、頭出しに失敗した旨を表示し
(S58)、ステップS44及び、ステップS46又は
S54にて移送された磁気テープ6をステップS2にて
ローディングされた元の位置まで戻し(S59)、ステ
ップS50、S51、S52、S53を行い割り込み動
作を終了する。すなわち、磁気テープ6の頭出しを行う
ことはできなかったので頭出し動作を強制的に終了させ
る。
【0037】また、ステップS42にてフラグLに0が
設定されていない、すなわち、ステップS50にてフラ
グLに1が設定され、カセット3の装填後、一度は記録
一時停止状態の設定動作が行われていたと判断すれば、
頭出し動作は行わず、ステップS53により記録一時停
止状態を設定し(S53)、割り込み処理を終了する。
【0038】よって、上記他の実施例では、カセット3
の装填後、初めて記録一時停止状態を設定しようとした
ときにのみ頭出し動作が行われる。また、頭出し動作に
て所定時間内に磁気テープ6の頭出しを行うことができ
なかった場合でも次回より頭出し動作を行わないのは、
未使用の磁気テープを使用する場合を考慮したためであ
る。
【0039】なお、上記2つの実施例では、信号が記録
されているかどうかを判断するのに、再生パイロット信
号を用いたが、再生輝度信号など他の信号で判断するこ
とも可能である。
【0040】
【発明の効果】カセットの出し入れによって生じる未記
録部分のブランクを、信号が記録されている点まで磁気
テープを移送することで、シーンサーチを使わずに自動
的にきれいな継ぎ撮りができ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例及び他の実施例である自動継ぎ
撮り装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施例の動作を示すフローチャート図
である。
【図3】本発明の実施例の動作を示すフローチャート図
である。
【図4】本発明の他の実施例の動作を示すフローチャー
ト図である。
【図5】本発明の他の実施例の動作を示すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 回転シリンダ 2 磁気ヘッド 3 カセット 4 検出器 5 制御回路 6 磁気テープ 8 シリンダモータ 9 キャプスタンモータ 14 タイマー 22 レベル検出回路 29 記録釦 30 ポーズ釦 31 表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを収納したカセットの装填を
    検出し動作する装填検出手段と、情報を記録する記録モ
    ードへの移行が即可能な状態である記録一時停止状態を
    設定する記録一時停止設定手段と、前記磁気テープから
    の再生信号を基に前記磁気テープ上の未記録部分の開始
    位置直前まで前記磁気テープを走行させる記録開始位置
    設定手段と、前記装填検出手段が動作した場合、前記記
    録開始位置設定手段を動作させ、前記記録開始位置設定
    手段の動作中は前記記録一時停止設定手段の動作を禁止
    する第1システム制御手段と、を具備することを特徴と
    する自動継ぎ撮り装置。
  2. 【請求項2】 磁気テープを収納したカセットの装填を
    検出し動作する装填検出手段と、情報を記録する記録モ
    ードへの移行が即可能な状態である記録一時停止状態を
    設定する記録一時停止設定手段と、前記磁気テープから
    の再生信号を基に前記磁気テープ上の未記録部分の開始
    位置直前まで前記磁気テープを走行させる記録開始位置
    設定手段と、前記装填検出手段にて前記カセットの装填
    が検出された後、初めて前記記録一時停止設定手段への
    動作要請がなされたことを検出し動作する追記録検出手
    段と、前記追記録検出手段が動作した場合、前記記録一
    時停止設定手段を動作させる前に前記記録開始位置設定
    手段を動作させる第2システム制御手段と、を具備する
    ことを特徴とする自動継ぎ撮り装置。
  3. 【請求項3】 前記記録開始位置設定手段は、動作開始
    時、前記磁気テープからの再生信号を検出すれば前記磁
    気テープを正方向に走行させ、再生信号がなくなった時
    点の前記磁気テープ上の位置を未記録部分の開始位置と
    し、動作開始時、前記磁気テープからの再生信号を検出
    しなければ前記磁気テープを逆方向に走行させ、再生信
    号を検出した時点の前記磁気テープ上の位置を未記録部
    分の開始位置とする機能を有することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の自動継ぎ撮り装置。
  4. 【請求項4】 前記自動継ぎ撮リ装置は、さらに、前記
    記録開始位置設定手段が動作した後、所定時間経過して
    も動作が終了しないことを検出する検出手段と、前記検
    出手段の検出結果を表示する表示手段と、を具備するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の自動継ぎ撮り装
    置。
JP7224410A 1995-08-31 1995-08-31 自動継ぎ撮り装置 Pending JPH0973685A (ja)

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