JPH06290516A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH06290516A
JPH06290516A JP5074840A JP7484093A JPH06290516A JP H06290516 A JPH06290516 A JP H06290516A JP 5074840 A JP5074840 A JP 5074840A JP 7484093 A JP7484093 A JP 7484093A JP H06290516 A JPH06290516 A JP H06290516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
pulse
reel
cassette
reels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5074840A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Fukuchi
克己 福地
Norio Nagashima
紀夫 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5074840A priority Critical patent/JPH06290516A/ja
Publication of JPH06290516A publication Critical patent/JPH06290516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】再生時にコントロール信号に余分なパルスが混
入した場合に、その不要なパルスを除去することができ
る磁気記録信号再生装置を提供する。 【構成】テープ1上の長手トラックに記録されたCTL
信号をコントロールヘッド2により再生し、プリアンプ
3で増幅した後、パルス化回路4でパルス化してパルス
復号回路10に入力する。パルス復号回路10は、パル
ス化回路4から出力される再生CTLのパルス間隔また
はパルス長に応じて該パルスの復号タイミングを制御す
るパルス復号タイミング制御回路11と、このパルス復
号タイミング制御回路11により制御されて再生CTL
パルスからCTL信号フォーマットに従った複数種類の
パルスを分離出力する分離回路12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRなどの磁気記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1) 図4は、従来のビデオテープレコーダ(VTR)に
おけるコントロール信号(CTL信号)のための再生信
号処理回路の一部を示している。磁気テープ1からコン
トロールヘッド2により再生された再生コントロール信
号(再生CTL信号)は、プリアンプ3で増幅された
後、コンパレータを用いたパルス化回路4によりパルス
化され、分離回路5によって再生CTLパルスと再生フ
レームパルス(再生FRパルス)とに分離される。
【0003】これらのパルスは、次のようにして用いら
れる。まず、再生FRパルスが基準同期信号から形成さ
れた基準フレームパルスと位相比較され、その比較結果
により被制御発振器(図示せず)が制御されてキャプス
タン(図示せず)が駆動される。FRパルスと基準フレ
ームパルスの位相が一致すると、次に再生CTLパルス
とドラムタックパルス(図示せず)が位相比較され、そ
の比較結果によりトラッキングが調整される。図5は、
D1フォーマットディジタルVTRにおけるCTL信号
の記録波形であり、CTL信号はテープの長手方向に記
録される。
【0004】ところで、VTRではトラッキングずれや
テープ互換性などの機械的要因や、テープ上の磁性層の
塗布むら、系の周波数特性などにより再生信号レベルが
変動することは多く、特に再生速度が可変となるシャト
ル機構を備えたVTRでは、信号レベルの変動は頻繁に
おきる。また、幾度も編集を繰り返したテープでは、C
TL信号の消し残りの部分がパルス化回路4により余分
なパルスとして再生されるおそれもある。
【0005】従来、テープの欠陥または記録装置の欠陥
によりCTL信号が記録できなかった場合、CTL信号
の無記録部分を検出することで、パルス抜けかCTL信
号終了かを判定する装置はあるものの、再生時に再生装
置の欠陥または雑音等によりCTL信号に余分なパルス
が混入して再生された場合、上記のキャプスタン制御や
トラッキング調整が正常に行われなくなる。
【0006】(2) VTRなどのカセット式磁気記録再生
装置においては、テープを正しく収納していないテープ
カセットが装着された場合の対応策として、従来より次
の二つの方法がとられている。
【0007】(a) テープカセットがリール台に装着され
たことを検出した時点では、該テープカセットにテープ
が正しく収納されているか否かは判断せずに、ローディ
ング動作を開始し、リールの回転速度が異常に高くなっ
たことを検知してローディング動作を中断する。
【0008】(b) テープカセットがリール台に装着され
たことを検出した時点で、該テープカセットにテープが
正しく収納されているか否かを判断し、テープが収納さ
れていないことを検知したときは、初めからローディン
グ動作をせずにテープカセットをリール台から離脱さ
せ、さらに装置外へ排出する。
【0009】ところで、このような磁気記録再生装置の
製作過程においては、テープを回転ドラムに巻回するこ
となしにローディング機構だけを作動したいという要求
が発生する。この要求を満たすためには、(a) のローデ
ィング中断機能や(b) のテープカセット排出機能を解除
することが必要となる。しかし、単純にこれらの機能を
解除すると、テープカセットを装着したときリール台が
異常に高い速度で回転し、騒音を発生するだけでなく、
リール台を停止させる際にリール停止機構に損傷を与え
る危険性がある。また、(a) の方法を採用した磁気記録
再生装置においては、ローディング機構をアンローディ
ング位置まで戻す際に、通常のアンローディング手順を
用いるのが一般的である。この場合もリールは異常に高
い速度で回転するため、騒音と損傷の可能性の問題があ
る。さらに、テープカセット内のテープが切断されてい
るためにローディング途中でリールの回転速度が異常と
なった場合、ローディングを中断して自動的にあるいは
テープカセット排出指令によりアンローディングに移行
させると、リールに巻回されたテープの端がリールの回
転に伴い、テープカセット内またはテープカセットの開
口部周辺の機構部品を激しく叩いて著しい損傷を発生さ
せ、極端な場合は回転ドラムに実装された高価なヘッド
を損傷する危険もある。
【0010】(3) VTRのように両端に光透過部材を接
続した磁気テープを媒体とするカセット式磁気記録再生
装置では、テープ端検出器として発光素子と受光素子を
巻取りリール側と供給リール側に分離して配置し、テー
プカセットがリール台に装着されテープを引き出してい
ない状態でのテープ端検出器の出力からカセット内のテ
ープの状態を判断する方法が一般的に用いられている。
すなわち、2つのテープ端検出器がともに作動すればカ
セット内のテープは連続していない、巻取りリール側の
テープ端検出器のみが作動すればテープは始端側にあ
る、供給リール側のテープ端検出器のみが作動すればテ
ープは終端側にあると判断している。
【0011】一方、最近では発光素子と受光素子を一体
化したテープ端検出器をカセット開口部の中央付近に配
置し、テープが巻取りリール側にあるか供給リール側に
あるかを判断するためテープ端検出器をテープをカセッ
トから引き出した状態で作動する位置に配置した磁気記
録再生装置が開発されている。しかし、このような装置
ではテープをカセットから引き出さない状態では、カセ
ット開口部の中央付近のテープ端検出器が作動しても、
検出されたテープ端が始端側か終端側かを判別すること
ができない。
【0012】(4) VTRのように磁気ヘッドを搭載した
回転ドラムの周囲に磁気テープを添接させて記録再生を
行う磁気記録再生装置においては、記録時にはキャプス
タンを用いてテープを一定の速さで走行させ、斜めトラ
ックに音声あるいは画像情報を記録すると同時に、長手
トラックに位置情報を記録し、再生時にはテープを記録
時と同じ速度で走行させて、長手トラックから再生した
位置情報と回転ドラムの位相を合わせることにより、テ
ープ上の斜めトラックと回転ドラム上の磁気ヘッドの位
置を合わせるという方法が採られている。この方法は、
時系列的に変化する音声あるいは画像を記録し再生する
場合に最適である。
【0013】ところで、最近では一本のテープ上に相互
に関連のない静止画情報を記録し、所望の一枚の静止画
情報だけを再生するシステム(以下、静止画データベー
スという)が提案されている。このような静止画データ
ベースシステムにおいては、テープの走行はテープ上の
画像の位置を検索する場合にのみ必要であって、記録/
再生時にテープを走行させる必然性はない。従って、テ
ープを一定速で駆動するためのキャプスタンのようなテ
ープ定速駆動機構も必要ないことになる。
【0014】しかし、単にリールのみでテープを駆動し
たり停止させたのでは、回転磁気ヘッドがテープ上の軌
跡を正確に捕捉する保証がない。すなわち、トラッキン
グを正しく行うことができないため、良好な静止画を再
生することが難しい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
(1) 上述したように従来のVTRなどの磁気記録再生装
置では、コントロール信号の再生時に再生装置の欠陥ま
たは雑音等によりコントロール信号に余分なパルスが混
入して再生された場合、キャプスタン制御やトラッキン
グ調整が正常に行われないという欠点があった。
【0016】本発明の第1の目的は、再生時に再生装置
の欠陥または雑音等によりコントロール信号に余分なパ
ルスが混入して再生された場合に不要なパルスを除き、
特に可変速再生時に的確な再生コントロール信号を得る
ことにより信頼性を向上させた磁気記録信号再生装置を
提供することにある。
【0017】(2) また、従来のVTRなどの磁気記録再
生装置では、テープを回転ドラムに巻回することなしに
ローディング機構だけを動作させる場合や、リールにテ
ープが正しく巻回されていない状態でアンローディング
する場合には、リールが異常に高い速度で回転して騒音
を発生したり、機構部品を損傷させるなどの危険があっ
た。
【0018】本発明の第2の目的は、ローディング時や
アンローディング時に、テープカセット内にテープが正
しく巻回されていない場合にリールが異常に高い速度で
回転しないようにして、騒音の発生や機構部品の損傷を
防止できる磁気記録再生装置を提供することにある。
【0019】(3) また、従来の受光素子と発光素子を一
体化したテープ端検出器をカセット開口部の中央付近に
配置したVTRなどの磁気記録再生装置では、テープを
カセットから引き出さない状態でカセット開口部の中央
付近のテープ端検出器が作動しても、検出されたテープ
端が始端側か終端側かを判別することができず、カセッ
ト内のテープの状態を正しく判定できないという問題が
あった。本発明の第3の目的は、カセット内のテープの
状態を常に的確に判定することができる磁気記録再生装
置を提供することにある。
【0020】(4) さらに、従来の静止画データベースに
用いる磁気記録再生装置では、キャプスタンを基本的に
必要としないが、トラッキングを正しく行うことができ
ず、良好な静止画再生が難しいという問題があった。
【0021】本発明の第4の目的は、キャプスタンを必
要とせず、しかもトラッキングを正しく行うことがで
き、良好な静止画再生を可能とした磁気記録再生装置を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明は、第1の目的を達成するため、磁気テープ
上の長手トラックに記録されたコントロール信号を再生
する再生手段と、この再生手段により再生されたコント
ロール信号をパルス化するパルス化手段と、このパルス
化手段から出力されるパルスを復号するパルス復号手段
とを備え、前記パルス復号手段は前記パルス化手段から
出力されるパルスのパルス間隔またはパルス長に応じて
該パルスの復号タイミングを制御するパルス復号タイミ
ング制御手段を有することを特徴とする。
【0023】(2) 本発明は、第2の目的を達成するた
め、一対のリールおよび該リールに巻回される磁気テー
プを収納したテープカセットを用いる磁気記録再生装置
において、前記テープカセットが所定位置に装着された
ことを検出するカセット装着検出手段と、前記テープカ
セット内のテープの始端および終端を検出する始端およ
び終端検出手段と、前記テープカセット内のテープを引
出して所定位置に装填するローディング動作および該所
定位置からテープをテープカセット内に引く込むアンロ
ーディング動作を行うローディング/アンローディング
手段と、前記一対のリールの回転を停止させる第1およ
び第2のリール停止手段と、前記テープカセットの装着
時およびテープカセットの排出時に前記始端および終端
検出手段の出力を判定し、これらの出力が共にオンのと
きは前記第1および第2のリール停止手段を停止状態に
保持したまま前記ローディング/アンローディング手段
を動作させる制御を行う制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0024】すなわち、ローディング時にはテープカセ
ットが装着された後、ローディング動作を開始するまで
の間に始端および終端検出手段の出力を調べ、これらの
出力が共にオンであればテープカセット内にテープが正
しく収納されていないものと判定して、リール停止手段
により両リールを停止させたままローディング手段を作
動させる構成とする。
【0025】(3) 本発明は、第3の目的を達成するた
め、一対のリールおよび該リールに巻回される磁気テー
プを収納したテープカセットを用いる磁気記録再生装置
において、前記テープカセットが所定位置に装着された
ことを検出するカセット装着検出手段と、前記テープカ
セットの開口部の略中央に設置され、前記テープの端部
を検出するテープ端検出手段と、前記テープカセット内
のテープを引出して所定位置に装填するローディング動
作および該所定位置からテープをテープカセット内に引
く込むアンローディング動作を行うローディング/アン
ローディング手段と、前記一対のリールを各々独立して
回転駆動する第1および第2のリール駆動手段と、前記
一対のリールの回転を停止させる第1および第2のリー
ル停止手段と、前記一対のリールの回転に伴いパルスを
発生する第1および第2のパルス発生手段と、前記第1
および第2のパルス発生手段からのパルスをそれぞれカ
ウントする第1および第2のカウンタ手段と、前記カセ
ット装着検出手段、テープ端検出手段、第1および第2
のカウンタ手段の出力から前記テープカセット内のテー
プの状態を判定する判定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0026】判定手段は、カセットが所定位置例えばリ
ール台上に装着され、かつテープをカセットから引き出
さない状態でカセット開口部の中央付近に配置したテー
プ端検出器が作動した場合、以下のように判定を行う。
【0027】(a) 一対のリールの少なくとも一方をテー
プを巻き取る方向に駆動して該リールに対応するパルス
発生手段から発生したパルスの数が予め定められた第1
の値を越えても、他方のリールに対応するパルス発生手
段から発生したパルスの数が予め定められた第2の値よ
り小さいときは、一対のリール間に連続した一本のテー
プが正常に巻回されていないと判定する。
【0028】(b) 一対のリールの少なくとも一方をテー
プを巻き取る方向に駆動して該リールに対応するパルス
発生手段から発生したパルスの数が予め定められた第1
の値を越えた時に、他方のリールに対応するパルス発生
手段から発生したパルスの数予め定められた第2の値よ
り大きい場合、駆動されたリール上に巻回されていたテ
ープの量は零、すなわち検出されたテープ端はテープの
始端であり、テープは供給リール上に巻かれていると判
定する。
【0029】(c) 一対のリールの少なくとも一方をテー
プを巻き取る方向に駆動し、ある時間継続して何れのリ
ールに対応するパルス発生手段からもパルスが発生しな
い場合、他方のリールに巻き回されたテープの量は零、
すなわち検出されたテープ端はテープの終端であり、テ
ープは巻取りリールに巻かれていると判定する。
【0030】(4) 本発明は、第4の目的を達成するた
め、一対のリールに巻回された磁気テープを回転ドラム
の周囲に巻き付け、該回転ドラムに搭載された磁気ヘッ
ドにより画像情報を斜めトラックに記録し再生する画像
情報記録再生手段と、前記画像情報の記録位置に関する
位置情報を前記テープ上の長手トラックに記録再生する
位置情報記録再生手段と、前記一対のリールを各々独立
して回転駆動するリール駆動手段と、前記一対のリール
を停止させるリール停止手段と、前記テープを前記回転
ドラムに巻き付けた状態での前記一対のリール間のテー
プパスの長さを微小に変化させるテープパス微調手段
と、前記テープパス微調手段を固定した状態で、前記リ
ール駆動手段により前記テープを始端からテープ走行速
度を略一定に保ちながら移送して、前記位置情報記録手
段で位置情報を記録するとともに、前記回転ヘッドによ
り前記画像情報を前記斜めトラックに記録し、所望の斜
めトラックに対して画像情報を記録または再生する際
は、前記リール停止手段によって前記テープを停止させ
るとともに、前記テープパス微調手段により前記テープ
パスの長さを変化させてトラッキングを行うことを特徴
とする。
【0031】
【作用】
(1) 再生時に再生装置の欠陥や雑音等によりコントロー
ル信号に余分なパルスが混入して再生された場合に、コ
ントロール信号を構成するパルスのパルス間隔またはパ
ルス長を基準とした復号タイミングを生成することによ
り、不要なパルスを除去する。これにより、可変速再生
時においても的確な再生コントロール信号を得ることが
でき、信頼性が向上する。
【0032】(2) テープカセット装着時における騒音や
機構部品の損傷という従来の問題は、テープカセット内
にテープが正しく収納されていない状態でリールが回転
することに起因している。そこで、本発明ではテープカ
セット内にテープが正しく収納されていないことを検知
して、この状態でのローディング動作はリールを停止さ
せて行うことによって、騒音や構成部品の損傷を防止し
ている。この場合、本発明ではテープカセット内にテー
プが正しく収納されていないこと、つまり一対のリール
にテープが正しく巻回されていないことを検知するため
に、テープの始端および終端を検出する既存の始端およ
び終端検出手段を利用するため、既存の構成において単
に制御手順を変えるだけで、構成を複雑化することなく
初期の目的が達成される。
【0033】(3) テープをカセットから引き出さなくて
も、テープを移送するべくリールを駆動することによ
り、リールの回転に伴って発生するパルスの数からカセ
ット内のテープの状態を知ることが出来る。
【0034】(4) 画像情報の記録位置を確定するため、
初めにテープの始端から速度を略一定に保って位置情報
を記録し、同時に斜めトラックにも回転磁気ヘッドによ
り記録する。テープの始端での巻取りリール上の巻径
は、リールのハブ径およびテープの厚さ等から定まる定
数であるから、リールの回転速度を制御することでテー
プ速度を略一定に保つことは可能である。画像情報を記
録または再生する場合には、リールを駆動して位置情報
が再生できるに十分な速度でテープを移送し、目標とな
る位置で停止させる。そして、例えば回転ヘッドからの
一部分の再生出力レベルからヘッド軌跡のずれ量を判定
し、そのずれ量に応じてテープパスの長さを変化させ
る。テープパスの変化のためのテープ量だけ、回転ドラ
ムに対してテープパス微調手段と反対側にあるリールに
テープが巻取られるか、あるいはそのリールからテープ
が繰り出されることにより、回転ドラム上の磁気ヘッド
の軌跡が移動する。この移動に伴い、再生出力レベルが
充分に大きくなった時点で、記録または再生状態に移
る。このようにすることにより、キャプスタンを用いず
にテープを停止させた状態で記録再生が可能となる。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (第1の実施例)
【0036】図1は、本発明の第1の実施例に係る磁気
記録再生装置の本発明に関係する部分の構成を示すブロ
ック図であり、映像信号を記録するヘリカルトラック以
外にテープの長手方向に沿った長手トラック(リニアト
ラック)にコントロール信号を記録するようなフォーマ
ットを採用した可変速再生可能なVTRに適用したもの
である。
【0037】本実施例の磁気記録再生装置は、磁気テー
プ1からコントロール信号(以下、CTL信号という)
を再生するためのコントロールヘッド2、コントロール
ヘッド2の出力を増幅するプリアンプ3、プリアンプ3
の出力をパルス化するパルス化回路4およびパルス復号
回路10からなる。パルス復号回路10は、パルス復号
タイミング制御回路11と分離回路12により構成され
る。
【0038】図示しない回転ドラムに巻き付けられて走
行する磁気テープ1の長手トラックに記録されたCTL
信号は、回転ドラム外に設置された固定のコントロール
ヘッド2によって再生され、さらにプリアンプ3によっ
て増幅される。プリアンプ3から出力される再生CTL
信号は、パルス化回路4によってパルス化されてCTL
パルスとなり、パルス復号回路10に入力される。パル
ス復号回路10は、入力されたCTLパルスをCTL信
号フォーマットに従った複数のパルスに復号する。
【0039】図2に、本実施例におけるCTL信号のフ
ォーマットと図1の各部の信号波形を示す。図2に示さ
れるように、CTL信号は150Hzのサーボ基準パル
スと30Hzのビデオフレームパルス(以下、FRパル
スという)によって構成される。パルス復号回路10で
は、まずパルス復号タイミング制御回路11によってC
TLパルスからパルス化回路4で誤ってパルス化された
不要なパルスを適切なゲートをかけることで取り除き、
さらに分離回路12によってサーボ基準パルスとFRパ
ルスとに分離して図示しないキャプスタンサーボ回路お
よびトラッキング調整回路へ出力する。
【0040】図3は、図1のパルス復号回路10の詳細
を表す回路図である。図1のプリアンプ3の出力(図2
のa)をパルス化するパルス化回路4の出力である不要
なパルスを含んだCTLパルス(図2のb)は、パルス
復号タイミング制御回路11におけるカウンタ13のリ
セット入力に与えられる。カウンタ13によりCTLパ
ルス入力時点から次のCTLパルスの入力時点までの値
がカウントされ、この値がラッチ14でラッチされる。
演算回路15a,15bは、ラッチされた値を基に図2
のサーボ基準パルスおよびFRパルスのそれぞれのパル
ス間隔の比である64T,4Tから、サーボ基準パルス
とFRパルスに対するゲートタイミングをそれぞれ演算
する。これらの演算結果は、一致回路16a,16bで
カウンタ13の出力と比較される。
【0041】そして、一致回路16a,16bはサーボ
基準パルスの発生時点から、サーボ基準パルスについて
は64T、FRパルスについては4Tの時間後のタイミ
ングでゲートタイミング信号を出力し、分離回路12に
おけるゲート17a,17bをそれぞれ開ける。図2の
例では、パルス化回路4の出力bの2個目のパルスが誤
ってパルス化された不要なパルスであるが、一致回路1
6bから出力されるゲートタイミング信号は図2のcの
ように、この不要なパルスの発生期間には出力されない
ため、この不要なパルスはゲート17bでマスクされる
ことにより、分離回路12の出力には現れない。このよ
うにして、CTLパルスのうちパルス化回路4で誤って
パルス化された不要なパルスが除去される。
【0042】可変速再生の場合はCTLパルスの間隔が
変わるが、サーボ基準パルスおよびFRパルスの各々の
間隔である64T,4Tという比は変わらない。従っ
て、ジッタによる影響があってもカウンタ13の精度を
高めることで、パルス間隔の測定誤差を十分小さな範囲
に抑えることができる。
【0043】以上のように本実施例によれば、パルス化
されたコントロール信号のパルス長に応じて復号タイミ
ングを制御するパルス復号タイミング制御回路11をパ
ルス復号回路10内に設け、復号タイミングの制御によ
ってコントロール信号中の不要なパルスを除くことによ
り、特に可変速再生時においても的確な再生コントロー
ル信号を得ることができ、キャプスタン制御やトラッキ
ング調整を正確に行うことが可能となる。なお、上記実
施例ではカウンタ13でパルス間隔をカウントしたが、
図2中に示すパルス長Tをカウントして、復号タイミン
グ制御の基準としてもよい。 (第2の実施例)
【0044】図6は、本発明の第2の実施例に係る磁気
記録再生装置の構成図であり、また図7(a)(b)は
同実施例におけるローディング/アンローディング動作
を示す図、図8および図9は同実施例におけるローディ
ング時(テープカセット装着時)およびアンローディン
グ時(テープカセット排出時)の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0045】図6において、テープカセット100は供
給リール101と巻取りリール102を有し、これらの
リール101,102に図7(b)中に示す磁気テープ
103が装着されている。このテープカセット100が
装填される位置の近傍にカセット装着検出スイッチ10
4、テープ始端検出用受光素子105、テープ終端検出
用受光素子106およびテープ始端・終端検出用発光素
子107が設けられている。テープ103はその始端お
よび終端に光透過部分を有し、このような光学的検出手
段105〜107による始端および終端検出が可能とな
っている。また、テープカセット100の装着位置近傍
には、リール101,102に係合して該リール10
1,102を停止させるためのブレーキ108,109
が設けられている。
【0046】一方、ローディング部材としてのローディ
ングリング110上には、ガイドポスト111〜114
およびピンチローラ115が設けられている。ローディ
ングリング110の内側には、記録再生用の磁気ヘッド
(回転ヘッド)を搭載した回転ドラム116および全幅
消去ヘッド117等が配置されている。ローディングリ
ング110は、ローディングモータ118によって駆動
される。
【0047】供給側リール駆動回路121および巻取り
側リール駆動回路122は、供給リール101および巻
取りリール102をそれぞれ回転させるモータを駆動す
る回路である。供給側ブレーキ駆動回路123および巻
取り側ブレーキ駆動回路124は、ブレーキ108,1
09を作動させるモータを駆動する回路である。ローデ
ィングモータ駆動回路125は、ローディングモータ1
18を駆動する回路である。
【0048】CPU126は、プログラム格納用である
ROM127および一時的なデータを蓄えるための作業
用メモリであるRAM128と共に、マイクロコンピュ
ータを構成しており、カセット装着検出スイッチ10
4、テープ始端検出用受光素子105およびテープ終端
検出用受光素子106からの信号に基づいて、上述した
各駆動回路121〜125を制御する。また、CPU1
26にはユーザが操作指令を入力するための操作パネル
129が接続されている。
【0049】まず、図7および図8を参照してローディ
ング時の動作を説明する。テープカセット100が図示
しないリール台に装着されると、カセット装着検出スイ
ッチ104がオンすることによって、テープカセット1
00が装着された旨がCPU126に伝えられ、CPU
126はテープ始端検出用受光素子105の出力(始端
検出出力)およびテープ終端検出用受光素子106の出
力(終端検出出力)を調べる(S11〜S13)。
【0050】ここで、始端検出出力および終端検出出力
が共にオンであれば、ブレーキ108,109をリール
101,102にそれぞれ圧着させてロックしたまま、
ローディングモータ118を正転させ(S19〜S2
0)、図7(a)に示すようにローディングリング11
0をテープ引出し方向へ移動させる。ローディングが完
了すると、ローディングモータ118を停止させる(S
21〜S22)。
【0051】また、始端検出出力および終端検出出力の
どちらか一方でもオフであれば、ブレーキ108,10
9を解放して、ローディングモータを正転させ(S14
〜S15)、図7(b)に示すようにテープカセット1
00からテープ103を引出す。その際、途中で始端検
出出力および終端検出出力が共にオンに変化したら、直
ちにS19に移行してブレーキ108,109をリール
101,102に圧着させてリール101,102の回
転を止め、ローディングを続行する。
【0052】次に、図9を参照してアンローディング時
の動作を説明する。図示しない操作パネルからテープを
テープカセット100に収納しテープカセット100を
装置外へ排出すべき指令がCPU126に送られると、
CPU126は再び始端検出出力と終端検出出力を調べ
る(S31〜S33)。
【0053】ここで、始端検出出力および終端検出出力
が共にオンであれば、ブレーキ108,109をリール
101,102にそれぞれ圧着させてロックしたままロ
ーディングモータ118を逆転させ(S39〜S4
0)、ローディングリング110をテープ収納方向へ移
動させることによって、アンローディングを行う。アン
ローディングが完了すると、ローディングモータ118
を停止させる(S41〜S42)。
【0054】また、始端検出出力および終端検出出力の
どちらか一方でもオフであれば、ブレーキ108,10
9を解放してローディングモータ118を逆転させて、
テープをテープカセット100内に引き込む(S34〜
S35)。その際、途中で始端検出出力および終端検出
出力が共にオンに変化したら、直ちにS39に移行して
ブレーキ108,109をリール101,102に圧着
させてリール101,102の回転を止め、アンローデ
ィングを続行する。
【0055】このように本実施例によれば、テープが正
常に巻回されていないリールを収納したテープカセット
を誤って装着した場合、リールの回転速度が異常に高く
なることを防止でき、各種機構部品の損傷や、騒音によ
る不快感、不安感の問題を回避することができる。この
場合、新たに必要となるものは基本的には手順を指示す
るための手段だけであり、上述したようなローディング
/アンローディングの制御にCPUを使用している場合
には、手順を示すプログラムをROMに追加して記憶さ
せるだけで、新たな電気回路も機構部品も増設すること
なく、容易にその目的を達成することができる。 (第3の実施例)
【0056】図10は、本発明の第3の実施例に係る磁
気記録再生装置の構成図である。図6と同一部分は同一
符号を付して、説明は省略する。本実施例では、テープ
カセット100の開口部の略中央に、テープ103の端
部を検出するための発光素子と受光素子を一体化してな
るテープ端検出器130が設けられている。また、供給
リール101および巻取りリール102の回転に伴って
パルスを発生する第1および第2のパルス発生器13
1,132と、これらのパルス発生器131,132か
ら発生されるパルスをカウントする第1および第2のカ
ウンタ133,134と、さらに第3のカウンタ135
が備えられており、カウンタ133〜135はCPU1
26に接続されている。CPU126は、本実施例では
カセット装着検出スイッチ104、テープ端検出器13
0およびカウンタ133〜135の出力からテープカセ
ット100内のテープ103の状態を判定する判定機能
を有する。なお、図10では図6中に示したROM12
7、RAM128および操作パネル129は図示を省略
している。
【0057】次に、本実施例の動作を図11、図12に
示すフローチャートを参照して説明する。これらのフロ
ーチャートでは、カウンタ133,134,135の値
をそれぞれC1,C2,C3で示す。図11(a)に示
すように、巻取りリール102の回転に伴ってパルス発
生器132から発生したパルスでカウンタ134の値C
2を“1”増加させ、カウンタ135をクリアする(S
101)。また図11(b)に示すように、供給リール
101の回転に伴ってパルス発生器131から発生した
パルスでカウンタ133の値C1を“1”増加させ、カ
ウンタ135をクリアする(S102)。そして、図1
1(c)に示すように、単位時間が経過する毎にカウン
タ135の値C3を“1”増加させる(S103)。
【0058】図12に示すように、CPU126はリー
ル台にテープカセット100が装着されたか否かをカセ
ット装着検出スイッチ104の出力から調べ(S10
4)、カセット100が装着されスイッチ104がオン
になると、カセット開口部中央のテープ端検出器130
からのテープ端検出出力を調べる(S105)。このテ
ープ端検出出力がオン、すなわちテープ端検出器130
において発光素子からの光を受光素子が受けた場合に
は、カウンタ133〜135の値C1〜C3をクリアす
る(S106)。
【0059】次に、リールブレーキ108,109を解
放し、巻取り側リールモータ駆動回路121をオンにし
て巻取りリール102にテープ103を巻き取るべく駆
動トルクを与える(S107)。供給リール101には
駆動トルクを与えない。カウンタ134の値C2が例え
ば巻取りリール102の1回転を示す第1の値N1を越
えた時(S108)、カウンタ133の値C1が定めら
れた第2の値N2に達していなければ(S109)、両
リール101,102の間にテープ103が架け渡され
ていないと判定する(S110)。カウンタ134の値
C1が第2の値N2を越えていれば、テープ103は巻
取りリール102へ移送されていることを意味するか
ら、テープ103の始端がカセット100の開口部にあ
ると判定する(S111)。
【0060】カウンタ134の値C2が第1の値N1に
達しないうちにカウンタ135の値C3が定められた第
3の値N3を越えた場合は(S112)、この第3の値
N3が示す時間が経過する間、リール101,102の
いずれも回転しなかったことを意味するから、テープ1
03の終端がカセット100の開口部にあると判定する
(S113)。このように本実施例によれば、テープ1
03をカセット100から引き出すことなく、カセット
100内のテープ103の巻回し状態を知ることが出来
る。 (第4の実施例)
【0061】図13は、本発明の第4の実施例に係る磁
気記録再生装置の構成図であり、静止画データベースと
して有用なVTRを示している。図13において、供給
リール201と巻取りリール202との間に張架された
テープ204は、回転ドラム203に巻回されている。
テープ204の走路に固定ガイド205〜209が配置
されている。固定ガイド207,208の間に可動ポス
ト210が設けられ、また固定ガイド205,206の
間にテンションアーム211が設けられ、さらに固定ガ
イド208,209の間に位置情報を記録再生するため
の固定ヘッド212が設けられている。
【0062】ここで、可動ポスト210はテープ204
を回転ドラム203に巻き付けた状態でのリール20
1,202間のテープ204の走路(テープパス)の長
さを微小に変化させるためものであり、図示しない駆動
機構によりテープパスと略直交方向に移動可能に構成さ
れている。
【0063】次に、図14を参照して本実施例の動作を
説明する。リール201,202を図示しないリールモ
ータにより回転駆動して、テープ204を略一定速度で
移送しながら回転ヘッドで記録したときの回転ヘッドの
軌跡が図14の符号214であるとすると、テープ20
4を停止させて回転ヘッドで再生したときの軌跡は符号
215で示すように軌跡214より傾斜が小さくなり、
長さも短くなる。そこで、回転ドラム203の回転の一
部の区間(図13のA)での回転ヘッドからの再生出力
レベルでトラッキングの良否を判定する。
【0064】回転ドラム203に対してテープ204を
進めたい時は、巻取りリール202をリールブレーキ
(図示せず)により固定した状態で、可動ポスト210
を符号210aの位置に移動する。これに伴い、テープ
204のテンションが強くなったことがテンションアー
ム211により検知され、供給リール201からテープ
204が繰り出される。こうして、テープ204は回転
ドラム203の回転位相に対して前進し、テープ204
上の回転ヘッド軌跡はテープ204の進行方向とは逆の
方向に移る。
【0065】逆に、回転ドラム203に対してテープ2
04を遅らせたい時は、巻取りリール202を同様にリ
ールブレーキ(図示せず)により固定した状態で、可動
ポスト210を符号210bの位置に移動する。この場
合、テープ204のテンションが弱くなったことがテン
ションアーム211により検知され、それに基づいて供
給リール201にテープ204は巻取られる。こうし
て、テープ204は回転ドラム203の回転位相に対し
て後退し、テープ204上の回転ヘッド軌跡はテープ2
04の進行方向に移る。
【0066】このようにして本実施例によれば、キャプ
スタンを必要とせず、テープ204を停止した状態にお
いてテープパスの長さを僅かに変化させることにより、
良好なトラッキングを行うことができる。
【0067】
【発明の効果】
(1) 本発明によれば、再生時に再生装置の欠陥または雑
音等によりコントロール信号に余分なパルスが混入して
再生された場合に、その不要なパルスを除去することが
できる。従って、特に可変速再生時に的確な再生コント
ロール信号を得ることにより、信頼性が著しく向上す
る。
【0068】(2) また、本発明によればテープカセット
内にテープが正しく収納されていないことを検知して、
この状態でのローディング動作はリールを停止させて行
うことによって、騒音や構成部品の損傷を防止すること
ができる。
【0069】(3) また、本発明によればテープをカセッ
トから引き出さなくても、テープを移送するべくリール
を駆動することにより、リールの回転に伴って発生する
パルスの数からカセット内のテープの状態を知ることが
出来る。
【0070】(4) さらに、本発明によればキャプスタン
を用いずにテープを停止させた状態で良好なトラッキン
グを行うことができ、特に静止画データベースとして有
効な磁気記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る磁気記録再生装置
のブロック図
【図2】実施例におけるCTL記録信号波形を示すブロ
ック図
【図3】図1のパルス復号回路の詳細を表す回路図
【図4】従来の磁気記録信号再生装置の一部を示すブロ
ック図
【図5】D1フォーマットのCTL記録信号波形を示す
【図6】本発明の第2の実施例に係る磁気記録再生装置
の構成図
【図7】同実施例におけるローディング/アンローディ
ング時の途中の状態を示す図
【図8】同実施例におけるローディング時の処理手順を
示すフローチャート
【図9】同実施例におけるアンローディング時の処理手
順を示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施例に係る磁気記録再生装
置の構成図
【図11】同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート
【図12】同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート
【図13】本発明の第4の実施例に係る磁気記録再生装
置の構成図
【図14】同実施例の動作を説明するためのテープ上の
トラックパターンを示す図
【符号の説明】
1…磁気テープ 2…コントロー
ルヘッド 3…プリアンプ 4…パルス化回
路 5…分離回路 10…パルス復
号回路 11…パルス復号タイミング制御回路 13…カウンタ 14…ラッチ 15a,15b
…演算回路 16a,16b…一致回路 17a,17b
…ゲート 100…テープカセット 101…供給リ
ール 102…巻取りリール 103…磁気テ
ープ 104…カセット装着検出スイッチ 105…テープ
始端検出用受光素子 106…テープ終端検出用受光素子 107…始端・
終端検出用発光素子 108…ブレーキ 109…ブレー
キ 110…ローディングリング 111〜114
…ガイドポスト 115…ピンチローラ 116…回転ド
ラム 117…全幅消去ヘッド 118…ローデ
ィング 121…供給側リール駆動回路 122…巻取り
側リール駆動回路 123…供給側ブレーキ駆動回路 124…巻取り
側ブレーキ駆動回路 125…ローディングモータ駆動回路 126…CPU 127…プログラム格納用ROM 128…作業用
RAM 130…テープ端検出器 131…第1の
パルス発生器 132…第2のパルス発生器 133…第1の
カウンタ 134…第2のカウンタ 135…第3の
カウンタ 201…供給側リール 202…巻取り
リール 203…回転ドラム 204…磁気テ
ープ 205〜209…固定ガイド 210…可動ポ
スト 211…テンションアーム 212…固定ヘ
ッド 213…コントロールトラック 214,215
…回転ヘッド軌跡

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ上の長手トラックに記録された
    コントロール信号を再生する再生手段と、 この再生手段により再生されたコントロール信号をパル
    ス化するパルス化手段と、 このパルス化手段から出力されるパルスを復号するパル
    ス復号手段とを備え、 前記パルス復号手段は前記パルス化手段から出力される
    パルスのパルス間隔またはパルス長に応じて該パルスの
    復号タイミングを制御するパルス復号タイミング制御手
    段を有することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】一対のリールおよび該リールに巻回される
    磁気テープを収納したテープカセットを用いる磁気記録
    再生装置において、 前記テープカセットが所定位置に装着されたことを検出
    するカセット装着検出手段と、 前記テープカセットの開口部の略中央に設置され、前記
    テープの端部を検出するテープ端検出手段と、 前記テープカセット内のテープを引出して所定位置に装
    填するローディング動作および該所定位置からテープを
    テープカセット内に引く込むアンローディング動作を行
    うローディング/アンローディング手段と、 前記一対のリールを各々独立して回転駆動する第1およ
    び第2のリール駆動手段と、 前記一対のリールの回転を停止させる第1および第2の
    リール停止手段と、 前記一対のリールの回転に伴いパルスを発生する第1お
    よび第2のパルス発生手段と、 前記第1および第2のパルス発生手段からのパルスをそ
    れぞれカウントする第1および第2のカウンタ手段と、 前記カセット装着検出手段、テープ端検出手段、第1お
    よび第2のカウンタ手段の出力から前記テープカセット
    内のテープの状態を判定する判定手段とを備えたことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】一対のリールに巻回された磁気テープを回
    転ドラムの周囲に巻き付け、該回転ドラムに搭載された
    磁気ヘッドにより画像情報を斜めトラックに記録し再生
    する画像情報記録再生手段と、 前記画像情報の記録位置に関する位置情報を前記テープ
    上の長手トラックに記録再生する位置情報記録再生手段
    と、 前記一対のリールを各々独立して回転駆動するリール駆
    動手段と、 前記一対のリールを停止させるリール停止手段と、 前記テープを前記回転ドラムに巻き付けた状態での前記
    一対のリール間のテープパスの長さを微小に変化させる
    テープパス微調手段と、 前記テープパス微調手段を固定した状態で、前記リール
    駆動手段により前記テープを始端からテープ走行速度を
    略一定に保ちながら移送して、前記位置情報記録手段で
    位置情報を記録するとともに、前記回転ヘッドにより前
    記画像情報を前記斜めトラックに記録し、所望の斜めト
    ラックに対して画像情報を記録または再生する際は、前
    記リール停止手段によって前記テープを停止させるとと
    もに、前記テープパス微調手段により前記テープパスの
    長さを変化させてトラッキングを行うことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
JP5074840A 1993-03-31 1993-03-31 磁気記録再生装置 Pending JPH06290516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5074840A JPH06290516A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5074840A JPH06290516A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06290516A true JPH06290516A (ja) 1994-10-18

Family

ID=13558937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5074840A Pending JPH06290516A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06290516A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100506957B1 (ko) * 1996-03-14 2005-11-01 도이체 톰손-브란트 게엠베하 정보매체에서의세로트랙기록방법및다수의세로트랙을갖는정보저장매체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100506957B1 (ko) * 1996-03-14 2005-11-01 도이체 톰손-브란트 게엠베하 정보매체에서의세로트랙기록방법및다수의세로트랙을갖는정보저장매체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4358797A (en) Electronic editing control apparatus for a video tape recorder
JPS5958645A (ja) テ−プ走行異常検出装置
US4963999A (en) Tape position detection apparatus having start control and initial tape position recovery
JPH06290516A (ja) 磁気記録再生装置
US5471352A (en) Recording/playback apparatus in which head and tape are held in intermittent contact during rapid search
US5107380A (en) Rotary head type recording or reproducing apparatus detecting the slack of the recording medium
US4389684A (en) Movable tape-guide control system
JP2505762B2 (ja) 回転ヘツド型記録または再生装置
JP3273566B2 (ja) 記録再生装置
US20020051622A1 (en) Video deck, video deck control method and video deck control program recording medium
US5117317A (en) Magnetic tape recording device which positions the beginning of the magnetic tape adjacent a recording head
US4901170A (en) Rotary head type digital signal reproducing method
JP2774540B2 (ja) テープ走行装置
JPH0614279Y2 (ja) 磁気記録再生装置
US6101309A (en) Method for detecting leading and trailing ends of video tape
JP3048900B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR100207327B1 (ko) 비디오 테이프 레코더의 고속주행상태 제어방법
KR100211250B1 (ko) 브이시알(vcr)에서의 실시간 카운터 오동작 방지방법
JPS61269206A (ja) ビデオテ−プのレツクエンドサ−チ装置
JPS60117438A (ja) 磁気録画装置
JPH07220327A (ja) 磁気記録再生装置
JPS5946063B2 (ja) 磁気テ−プカセツト記録再生装置
JPH05128817A (ja) ビデオテープレコーダ
JPS6171449A (ja) 回転ヘツド型記録または再生装置
JPH06267161A (ja) 磁気テープ装置