JPH0973420A - データフレーム転送方法 - Google Patents

データフレーム転送方法

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JPH0973420A
JPH0973420A JP7229938A JP22993895A JPH0973420A JP H0973420 A JPH0973420 A JP H0973420A JP 7229938 A JP7229938 A JP 7229938A JP 22993895 A JP22993895 A JP 22993895A JP H0973420 A JPH0973420 A JP H0973420A
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bus
frame
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JP7229938A
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Takashi Funada
隆司 舟田
Hidenori Shishido
秀徳 宍戸
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムバスが二重化されているシステムに
おける送信処理ドライバのオーバヘッドを少なくする。 【解決手段】 送信ユニット21はシステムバス11,
12に対してヘッダ及びデータを含む同一のデータフレ
ームを送信する。受信ユニット22はシステムバスを介
してデータフレームを受信した時、該データフレームの
ヘッダが受信済みデータフレームのヘッダと同一である
か比較し、同一でなければ該データフレームを取り込む
と共にヘッダを受信済みヘッダ記憶部RHSに記憶し、
ACK信号を送信ユニット21に返送する。送信ユニッ
ト21は、一方の系よりACK信号を受信すれば、他系
への異常監視を停止する。又、送信ユニット21はいず
れの系からもACK信号を受信しない場合には、両シス
テムバス11,12を介してヘッダ及びデータを含む同
一のデータフレームを再送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシステムバスが二重
化されているシステムにおけるデータフレーム転送方法
に係わり、特にシステムバス(S−BUS)二重化時に
おけるフレーム送信の効率化が図れるデータフレーム転
送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自立したプロセッサを有する複数のアダ
プタ(ボード)を、二重化されたシステムバス(S−B
US)にそれぞれ結合し、各アダプタ間でシステムバス
を介してデータフレームを送受し合って全体として所定
の機能を実行するシステムがある。図13はかかるシス
テムにおける従来のデータフレーム転送制御の説明図で
あり、アダプタ#2からアダプタ#1にデータフレーム
を送信する場合である。図中、1は#0系のシステムバ
ス、2は#1系のシステムバスであり、各システムバス
にはプロセッサを内蔵する複数のアダプタ(#0〜#
3)3〜5が接続されている。各アダプタ間は図示しな
いがシステムバス毎にACK信号線により相互に接続さ
れている。
【0003】通常、アダプタ#2のS−BUS制御ド
ライバ(図示せず)は、S−BUS#0系または、S−
BUS#1系のどちらか一方を使用してアダプタ#1に
データフレームを送信する(図13(a)参照)。 しかし、において、使用しているS−BUS#0系
の障害及びアダプタ#1の受信バッファのビジー等によ
り、アダプタ#1への送信完了通知(ACK信号)がア
ダプタ#2に通知されない場合がある(図13
(a))。かかる場合、アダプタ#2は一時的なビジー
状態であると判断し、データフレームを何度か、同一の
S−BUS系を介して再送を試みる。この時、規定回数
の再送処理を行っても、通信が正常に完了しない場合に
は、アダプタ#2のS−BUS制御ドライバは、他方の
S−BUS#1系に切り換えてアダプタ#1にデータフ
レームを再送する(図13(b)参照)。
【0004】そして、運転開始後、各アダプタのS−
BUS監視タスクは他のアダプタに対して、定期的にポ
ーリングフレームを送信し、ポーリングフレームを受信
したアダプタから送信完了通知(ACK信号)を受信す
る(図13(c)参照)。 アダプタ#2のS−BUS監視タスクは運用S−BU
S系からのACK信号が途絶えると、S−BUS制御ド
ライバに対し、他系S−BUS系への運用切り換えを指
示する。又、両S−BUS系からのACKフレームの受
信が途絶えた場合には、アダプタ#2自身をリセット
(初期化)する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、運用時に使用するS−BUSが1系統であるため、
送信側(アダプタ#2)のS−BUS制御ドライバは、
フレーム送信が異常終了した場合でも一時的なビジー状
態等を考慮して常に再送処理を行う必要があり、処理が
複雑になる問題があった。又、運用S−BUS系の異常
が検出された場合には、他系S−BUSへの運用切り換
えを行う必要があるため、S−BUS制御ドライバのオ
ーバヘッドの問題が生じる。更に、S−BUS両系の異
常が検出された場合には、当該アダプタ(アダプタ#
2)のリセットを行うことにより通信を回復しようとす
るため、通信を中断させてしまう問題があった。
【0006】以上から本発明の目的は、二重化されてい
るシステムバスの片系が正常の場合には、再送処理、シ
ステムバスの切り換え処理等のエラー処理を行う必要が
なく、送信処理ドライバのオーバヘッドを少なくできる
データフレーム転送方法を提供することである。本発明
の別の目的は、データフレームの送受信に関係なく、シ
ステムバスの異常を検出することができるデータフレー
ム転送方法を提供することである。本発明の更に別の目
的は、片系のシステムバスにおいて異常が検出された場
合、該片系のシステムバスに対してのみ復旧処理を行う
ことにより他系システムバスに影響を与えないで運用を
継続するデータフレーム転送方法を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。11は#0系のシステムバス、12は#1系
のシステムバスである。各システムバスにはプロセッサ
を内蔵する複数のアダプタ(#0〜#1)21,22が
接続されており、各アダプタには、受信済みデータフレ
ームのヘッダを記憶する受信済みヘッダ部RHSが設け
られている。又、各アダプタ間はデータフレームの受信
を送信ユニットに通知するために、システムバス毎にA
CK信号線31、32により接続されている。
【0008】システムバスが二重化されているシステム
におけるデータフレーム転送方法において、送信ユニッ
ト21は両システムバス11,12に対してヘッダHD
及びデータDTを含む同一のデータフレームを送信す
る。受信ユニット22はシステムバス11,12を介し
てデータフレームを受信した時、該データフレームのヘ
ッダが受信済みデータフレームのヘッダと同一であるか
比較し、同一でなければ該データフレームを取り込むと
共にヘッダを受信済みヘッダ記憶部RHSに記憶し、デ
ータフレームを受信したシステムバスに応じたACK信
号線を介してACK信号を送信ユニット21に返送す
る。送信ユニット21は、一方の系からのACK信号に
より正常送信を確認すれば、他系への異常監視を停止す
る。なお、送信ユニット21はいずれのACK信号線か
らもACK信号を受信しない場合には、両システムバス
11,12を介してヘッダ及びデータを含む同一のデー
タフレームを再送する。以上のように送信ユニットは両
系のシステムバスを介してデータフレームを送信し、受
信ユニットが一方の系を介してデータフレームを受信す
れば、すなわち、システムバスの少なくとも片系が正常
の場合には、再送処理、システムバスの切り換え処理等
のエラー処理を行う必要がなく、処理の簡素化が図れて
送信処理ドライバのオーバヘッドを少なくできる。
【0009】又、受信ユニット22は受信済みデータフ
レームと同一のデータフレームを受信したときは、新た
に受信したデータフレームを廃棄すると共に、受信済み
ヘッダ記憶部RHSより該データフレームのヘッダと同
一のヘッダを削除する。このようにすれば、両系を介し
て同時に同一のデータフレームを送信しても、重複して
データフレームを取り込むのを防止することができる。
更に、各ユニット21(22)は定期的に他のユニット2
2(21)に対して両システムバス11,12を介して監
視フレームを転送し、他ユニット22(21)は監視フレ
ームを受信する毎に、いずれのシステムバスより監視フ
レームを受信したか判別できるように応答フレームを返
送し、監視フレームの送信ユニット21(22)は、他
ユニットよりの応答フレームを解析し、いずれの他ユニ
ットも所定のシステムバスを介して監視フレームを受信
していない場合、該システムバスに対して復旧処理を行
う。このようにすれば、データフレームの送受信処理と
システムバスの監視/復旧処理を分離することができ、
データフレームの送受信処理の簡素化が図れる。又、片
系のシステムバスにおいて異常が検出された場合、該片
系のシステムバスに対してのみ復旧処理を行うことによ
り他系システムバスに影響を与えないで運用を継続する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(a)本発明のシステム構成 図2はシステムバスが二重化(冗長化)されているシス
テムの構成図である。11は#0系のシステムバス、1
2は#1系のシステムバスであり、各システムバスには
プロセッサを内蔵する複数のアダプタ(#0〜#3)2
1〜23が接続されている。又、各アダプタ間は、シス
テムバス毎に複数のACK信号線(点線参照)31〜3
6により相互に接続されている。各アダプタは同一の構
成を備え、#0系のシステムバスをアクセスするための
システムバスコントローラ(バス制御アレイ)SBC#
0と、#1系のシステムバスをアクセスするためのシス
テムバスコントローラSBC#1と、マイクロプロセッ
サユニットMPUと、データや各種プログラムを記憶す
るメモリMEMと、受信済みデータフレームのヘッダを
記憶するSBC外部メモリ(受信済みヘッダ記憶部)R
HSを有している。各ユニットのシステムバスコントロ
ーラSBC#0は、他ユニットのシステムバスコントロ
ーラSBC#0と0系のシステムバス11を介して通信
を行い、システムバスコントローラSBC#1は他ユニ
ットのシステムバスコントローラSBC#1と1系のシ
ステムバス12を介して通信を行う。メモリMEMに
は、送受信データの他に、S−BUS制御ドライバ、S
−BUS監視タスク用の各種制御プログラムが記憶され
ている。
【0011】(b)本発明のデータフレームの転送及び
S−BUS制御の概略 図3〜図4はアダプタ#0からアダプタ#1にデータフ
レームを送信する場合における本発明の概略説明図であ
る。 通常、アダプタ#0のS−BUS制御ドライバ(図示
せず)は、システムバスS−BUS#0,S−BUS#
1に同一のデータフレームを送信する(図3参照)。 しかし、においてS−BUSの障害及びアダプタ#
1の受信バッファのビジー等により、アダプタ#1から
の送信完了通知(ACK信号)がどちらのS−BUS系
からもアダプタ#0に通知されない場合がある(図4参
照)。かかる場合のみ、アダプタ#0のS−BUS制御
ドライバは、アダプタ#1に対してデータフレームを再
度両系S−BUS11,12を使用して送信(再送)す
る。 なお、アダプタ#0はどちらかのS−BUSのACK信
号線を介してACK信号を受信すれば、アダプタ#1に
データフレームが正常に到達したと判断し、他のS−B
USのACK信号を待つことなく、次の処理を開始す
る。すなわち、再送を行うのは、両系から所定時間経過
してもACK信号が返って来ない時のみである。
【0012】図5〜図6は両系のシステムバスの監視処
理の概略説明図である。 運転開始後、各アダプタのS−BUS監視タスク(図
示せず)は、他のアダプタに対して、定期的にポーリン
グフレームを送信する。受信したアダプタ側では、その
ポーリングフレームに対して受信確認のACKフレーム
(応答フレーム)を送信元のアダプタに返送する(図5
参照)。 アダプタ#0のS−BUS監視タスクは、S−BUS
からの応答フレームの受信が途絶えると異常S−BUS
系(異常SBC)のみをリセット(初期化)する(図6
参照)。
【0013】以下本発明のデータフレーム転送及びシス
テムバスS−BUSの監視制御を詳細に説明する。 (d)本発明のデータフレームの転送 通常、アダプタ#0のS−BUS制御ドライバは、両
系のシステムバスコントローラSBC#0,SBC#1
を制御してシステムバス#0,#1に同一のデータフレ
ームを送信する(図3参照)。データフレームは図7
(a)に示すようにヘッダHDとデータDTで構成さ
れ、ヘッダHDには、(1) データフレーム送信元アダプ
タを示すSID(source Identification)、(2) 送信先
アダプタ(受信アダプタ)を示すDID(Destination I
dentification)及び(3) データフレームのシーケンス番
号(シーケンス番号は、同一データの時、同一の番号に
なる)が含まれている。ヘッダHDはシステムバスコン
トローラSBC#0,SBC#1により生成されてデー
タフレームに付加される。
【0014】アダプタ#1は受信したデータフレーム
を先着順に受信バッファに取り込むが、受信バッファが
満杯の場合には、システムバスコントローラSBC#
0,SBC#1によってビジー通知がアダプタ#2に返
信される。図8はデータフレームを受信したアダプタ#
1におけるシステムバスコントローラSBC#0,SB
C#1の処理フローである。システムバスコントローラ
SBC#0,SBC#1はそれぞれ対応するシステムバ
スS−BUS#0,#1よりデータフレームを受信する
と、データフレームよりヘッダ(送信アダプタを示すS
IDとシーケンス番号)を取り出す(ステップ10
1)。以後これら送信アダプタを示すSIDとシーケン
ス番号を受信IDという。
【0015】ついで、システムバスコントローラSBC
#0,SBC#1は、該データフレームの受信IDが受
信済みデータフレームの受信ID(受信済みヘッダ記憶
部RHSに格納されている)と同一であるか比較する
(ステップ102)。同一でなければ、受信したデータ
フレームを受信バッファに取り込んで記憶すると共に
(ステップ103)、受信IDを受信済みヘッダ記憶部
RHSに記憶する(ステップ104)。ついで、データ
フレームを受信したシステムバスに応じたACK信号線
を介してACKフレームを送信ユニット(アダプタ#
0)21に返送する(ステップ105)。尚、ACKフ
レームは図7(b)に示すように、送信アダプタを示す
SIDと受信アダプタを示すDIDとACK番号を含ん
でいる。一方、ステップ102において、受信IDと一
致する受信済みIDがヘッダ記憶部RHSに記憶されて
いる場合には、システムバスコントローラSBC#0,
SBC#1は、受信したデータフレームを廃棄すると共
に(ステップ106)、受信済みヘッダ記憶部RHSよ
り該受信IDを削除する(ステップ107)。尚、ヘッ
ダ記憶部RHSに記憶されている受信IDは一定時間経
過すると、ヘッダ記憶部RHSより自動的に削除される
ようになっている。
【0016】送信アダプタ#0のS−BUS制御ドラ
イバは、データフレーム送出後にタイマーをはり、S−
BUSが障害等により通信不能になった場合、タイムア
ウトとして処理を行う。しかし、タイムアウト前に一方
の系よりACKフレームを受信すれば、両系のタイマー
を解除する。すなわち、ACKフレームにより正常送信
を確認すれば、他系の異常監視を停止する。 アダプタ#0のS−BUS制御ドライバは、アダプタ
31からの通知が受信完了を示すACKフレーム以外の
時、あるいはタイムアウトの時、アダプタ#0内の各S
−BUSの状態を示すフラグを”1”にセットする。図
9は各S−BUS系のフラグ状態説明図であり、(1) 両
系よりACKフレームを受信していれば”00”、(2)
S−BUS#0系よりACKフレームを受信し、S−B
US#1系よりACKフレームを受信していない場合に
は”01”、(3) S−BUS#0系よりACKフレーム
を受信せず、S−BUS#1系よりACKフレームを受
信している場合には”10”、(4) 両系よりACKフレ
ームを受信していない場合には”11”となる。
【0017】アダプタ#0のS−BUS制御ドライバ
は、少なくとも一方の系よりACKフレームを受信すれ
ば、データフレームはアダプタ#1に到達していると判
断する。しかし、S−BUS#0系及びS−BUS#1
系のフラグ状態が共に”1”の時は、データフレームが
アダプタ#1に到達していないものと判断し、両系のシ
ステムバスコントローラSBC#0,SBC#1を制御
して、両システムバスS−BUS#0系、S−BUS#
11を介して再度データフレームを送出する。
【0018】(e)本発明のS−BUS監視処理 運用開始後、各アダプタのS−BUS監視タスクは、他
のアダプタに対して、定期的にポーリングフレームを送
信する。図5(c)はポーリングフレームのフォーマッ
ト説明図であり、送信アダプタを示すSIDと、受信ア
ダプタを示すDIDと、ポーリングフレームを示す番号
(ポーリングNo.)を含んでいる。ポーリングフレー
ムを受信した、他のアダプタはACKフレームを送信す
る。以下、図2のアダプタ#0がポーリングフレームを
送出する場合について監視処理を説明する。 アダプタ#0のS−BUS監視タスクは、アダプタ#
1との間でS−BUS#0及びS−BUS#1の両方に
対して、同時に、ポーリングフレームを送信する。 アダプタ#1のS−BUS監視タスクは、受信したS
−BUS系に対してACKフレームを返信する。 アダプタ#0のS−BUS監視タスクは、アダプタ#
2に対しても上記〜の処理を行う。
【0019】以上〜の処理により、各アダプタと
の通信によるACKフレームの受信状況から図10に示
すS−BUS状態表が得られる。図10(a)は、各ア
ダプタ#1,#2について両システムバスS−BUS#
0,#1よりACKフレームを受信した状態を示す。図
10(b)は、アダプタ#2のS−BUS#0からAC
Kフレームを受信しなかった状態を示す。図10(c)
は、アダプタ#2のS−BUS#0からACKフレーム
を受信せず、しかも、アダプタ#1のS−BUS#1か
らACKフレームを受信しない状態を示す。図10
(d)はアダプタ#1,#2についてシステムバス#0
よりACKフレームを受信しなかった状態を示し、図1
0(d)′は、アダプタ#1,#2についてシステムバ
ス#1よりACKフレームを受信しなかった状態を示
す。図10(e)は、アダプタ#1についてS−BUS
#0,#1の両系からACKフレームを受信しなかった
状態を示し、図10(d)′は、アダプタ#2について
S−BUS#0,#1の両系からACKフレームを受信
しなかった状態を示す。図10(f)はアダプタ#1,
#2についていずれのS−BUS#0,#1からもAC
Kフレームを受信しない状態を示す。
【0020】アダプタ#0のS−BUS監視タスク
は、S−BUS状態表を参照して以下の処理を行う。す
なわち、 (1) S−BUS#0系またはS−BUS#1系に関し
て、どのアダプタからもACKフレームが返信されなか
った場合(図10(d)、(d)′)、そのS−BUS
系(システムバスコントローラSBC)のみリセット
(初期化)する。 (2) S−BUS#0及びS−BUS#1に関して、どの
アダプタからもACKフレームが返信されなかった場合
(図10(f))、アダプタ#2自身をリセット(初期
化)する。
【0021】(3) アダプタ#1または#2に関して、ど
のS−BUS系からもACKフレームが返信されなかっ
た場合(図10(e),(e)′)、当該アダプタのS
−BUS監視タスクが障害を検出して、当該アダプタ自
身をリセットすることを待つ。例えば、図10(e)を
参照すると、アダプタ#1はS−BUS#0,#1のど
ちらからもACKフレームを返信していない。この場
合、アダプタ#1においても、アダプタ#0と同様にS
−BUS監視タスクが動作しているので、アダプタ#1
自身のS−BUS監視タスクがアダプタ#1自身の障害
を検出してリセット(初期化)する。従って、図10
(e)の場合、アダプタ#0のS−BUS監視タスク
は、アダプタ#1のS−BUS監視タスクが障害を検出
してリセットするのを待ち、何もしない。尚、図10
(a),(b),(c)の場合、アダプタ#0のS−B
US監視タスクは何もしない。
【0022】(f)アダプタの詳細な構成及び動作 図11はデータフレームを送信する場合のアダプタの説
明図、図12はデータフレームを受信する側のアダプタ
の説明図である。アダプタは、#0系のシステムバスを
アクセスするためのシステムバスコントローラ(バス制
御アレイ)SBC#0と、#1系のシステムバスをアク
セスするためのシステムバスコントローラSBC#1
と、マイクロプロセッサユニットMPUと、データや各
種プログラム(S−BUS制御ドライバSCD、S−B
US監視タスク用制御プログラムSMT等)を記憶する
RAM構成のメモリMEMと、受信済みデータフレーム
のヘッダ(受信ID)を記憶するSBC外部メモリ(受
信済みヘッダ記憶部)RHSを有している。
【0023】各ユニットのシステムバスコントローラS
BC#0は、他ユニットのシステムバスコントローラS
BC#0と0系システムバスS−BUS#0を介して通
信を行い、システムバスコントローラSBC#1は他ユ
ニットのシステムバスコントローラSBC#1と1系の
システムバスS−BUS#1を介して通信を行う。0
系、1系のシステムバスコントローラは同一の構成を備
え、ハード制御部HDCと、内蔵RAMを備えている。
内蔵RAMには、取り込まれたデータフレームを格納
する受信用バッファ領域51、データ待機領域52、
送信データを格納する送信バッファ領域53、デス
クリプタを格納するデスクリプタ領域54、ACKフ
レームを格納するACKフレーム格納領域55、ヘッ
ダを格納するヘッダ領域56、受信IDと受信済みI
Dのチェック作業領域であるヘッダチェック領域57等
が設けられている。尚、デスクリプタとは、システムバ
スコントローラSBCに対して、1回のS−BUSに対
するエントリーの条件を与えるもので、メモリMEM上
の1つのデータの先頭アドレスを含んでいる。
【0024】(f-1) 送信(図11) MPUはデータフレームの送信に際して、送信すべ
きデータが格納されているメモリMEMの先頭アドレス
を含むデスクリプタを、システムバスコントローラSB
C#0,SBC#1のデスクリプタ領域54に格納する
((1)→(2)→(3)及び(1)→(2)→(4))。 ついで、各システムバスコントローラSBC#0,
SBC#1は、デスクリプタ54に取り込んだデスクリ
プタ中の送信データアドレスが示す送信データ群(1エ
ントリー分)をメモリMEMから読み出して、それぞれ
の送信用バッファ53に格納する((5)→(2)→(6)及び
(5)→(2)→(7))。
【0025】 しかる後、データ送信が可能な状態に
なると、各システムバスコントローラSBC#0,SB
C#1は、データの先頭にヘッダを付加してデータフレ
ームを対応のシステムバスS−BUS#0,#1に送出
する((9)→(8)→(12)及び(11)→(10)→(13))。 そして、送信した相手のアダプタから送信のACKフ
レームを受信する((14)または(15))。
【0026】(f-2) 受信(図12) MPUはデータの受信に際して、あらかじめ受信デー
タフレームを格納すべきMEMの先頭アドレスをを含む
デスクリプタを、システムバスコントローラSBC#
0,SBC#1のデスクリプタ領域54にセットし、受
信可能なウェイト状態にする((1)→(2)→(3)及び(1)→
(2)→(4))。 各システムバスコントローラSBC#0,SBC#1
は、対応するS−BUS#0,#1よりデータフレーム
を受信すれば、該データフレームをヘッダ部とデータ部
に分離し、それぞれのヘッダ領域56及び受信用バッフ
ァ51に取り込む((12)→(9)+(8)及び(13)→(11)+(1
0))。
【0027】ついで、ヘッダ領域56及び受信用バッ
ファ51に取り込んだヘッダ部及びデータ部を、それぞ
れヘッダチェック領域57及びデータ待機領域52に移
動する((16),(17)または(18),(19))。 各システムバスコントローラSBC#0,SBC#1
のヘッダチェック領域57に取り込んだヘッダ部の内容
を、受信済みヘッダ記憶部RHSに記憶されている受信
済みヘッダ群と比較し、一致した場合には、データ待機
領域52に取り込んだデータ部を廃棄し、かつ、その受
信済みIDをヘッダ記憶部RHSより消去する。一方、
不一致の場合には、データ待機領域52に取り込んだデ
ータ部に対して次のの処理を行うとともに、ヘッダチ
ェック領域57に取り込んだヘッダ部の内容(受信I
D)を受信済みIDとして受信済みヘッダ記憶部RHS
に格納する((20)→(22)または(21)→(22))。
【0028】受信IDと受信済みIDが不一致の場合
において、メモリMEMへのデータ送信が可能になる
と、各システムバスコントローラSBC#0,#1はデ
スクリプタ領域54に記憶されている先頭アドレスが示
すメモリMEMに受信データを送信して格納する((6)
→(2)→(5)及び(7)→(2)→(5))。 しかる後、各システムバスコントローラSBC#
0,#1は送信した相手のアダプタに対してACKフレ
ームを送信する((14)及び(15))。以上、本発明を実施例
により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発
明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれ
らを排除するものではない。
【0029】
【発明の効果】以上本発明によれば、送信ユニットは0
系、1系の両系を介して同一のデータフレームを送信
し、受信ユニットが一方の系を介してデータフレームを
受信すれば、すなわち、少なくともシステムバスの片系
が正常の場合、再送処理、システムバスの切り換え処理
等のエラー処理を行わないように構成したから、処理の
簡素化が図れて送信処理ドライバのオーバヘッドを少な
くすることができる。又、本発明によれば、受信ユニッ
トは受信済みデータフレームと同一のデータフレームを
受信したときは、新たに受信したデータフレームを廃棄
すると共に、受信済みヘッダ記憶部より該データフレー
ムのヘッダと同一のヘッダを削除するように構成したか
ら、両系を介して同時に同一のデータフレームを送信し
ても、受信側で重複してデータフレームを取り込むのを
防止することができる。
【0030】更に、本発明によれば、定期的に他のユニ
ットに対して両システムバスを介して監視フレームを転
送し、他ユニットは監視フレームを受信する毎に、いず
れのシステムバスより監視フレームを受信したか判別で
きるように応答フレームを返送し、監視フレームを送出
したユニットは、他ユニットよりの応答フレームを解析
し、いずれの他ユニットも所定のシステムバスを介して
監視フレームを受信していない場合、該システムバスに
対して復旧処理を行う。このようにすれば、データフレ
ームの送受信処理とシステムバスの監視/復旧処理を分
離することができ、データフレームの送受信処理の簡素
化が図れる。しかも、片系のシステムバスにおいて異常
が検出された場合、該片系のシステムバスに対してのみ
復旧処理を行うことにより他系システムバスに影響を与
えないで運用を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】システムバスが二重化されているシステムの構
成図である。
【図3】データフレーム送信動作説明図である。
【図4】再送処理を行う場合の動作説明図である。
【図5】監視タスクの通信動作説明図である。
【図6】S−BUS#0をリセットする場合の動作説明
図である。
【図7】フレームフォーマットの説明図である。
【図8】受信アダプタの処理フローである。
【図9】各システムバスのフラグ状態説明図である。
【図10】システムバス監視処理におけるS−BUS状
態図表である。
【図11】送信側アダプタの説明図である。
【図12】受信側アダプタの説明図である。
【図13】従来のデータフレーム転送制御の説明図であ
る。
【符号の説明】 11・・0系システムバスS−BUS#0 12・・1系システムバスS−BUS#0 21、22・・アダプタ 31、32・・ACK信号線 HD・・ヘッダ DT・・データ部 RHS・・受信済みヘッダ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/16 470 G06F 15/16 470R

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムバスが二重化されているシステ
    ムにおけるデータフレーム転送方法において、 送信ユニットは両システムバスに対してヘッダ及びデー
    タを含む同一のデータフレームを送信し、 受信ユニットは各バスを介してデータフレームを受信し
    た時、該データフレームのヘッダが受信済みデータフレ
    ームのヘッダと同一であるか比較し、同一でなければ該
    データフレームを取り込むと共にヘッダを受信済みヘッ
    ダ記憶部に記憶し、送信ユニットに対して受信通知信号
    を送出し、 送信ユニットは受信通知信号により正常送信を確認する
    ことを特徴とするデータフレーム転送方法。
  2. 【請求項2】 受信ユニットは受信済みデータフレーム
    と同一のデータフレームを受信したとき、新たに受信し
    たデータフレームを廃棄すると共に、受信済みヘッダ部
    より該データフレームのヘッダと同一のヘッダを削除す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータフレーム転送
    方法。
  3. 【請求項3】 送信ユニットは受信通知信号を受信しな
    い場合には、両システムバスに対してヘッダ及びデータ
    を含む同一のデータフレームを再送信することを特徴と
    する請求項1記載のデータフレーム転送方法。
  4. 【請求項4】 各ユニットは定期的に他のユニットに対
    して両システムバスを介して監視フレームを転送し、 他ユニットは監視フレームを受信する毎に、いずれのシ
    ステムバスより監視フレームを受信したか判別できるよ
    うに応答フレームを返送し、 前記監視フレームの送信ユニットは、他ユニットよりの
    応答フレームを解析し、いずれの他ユニットも所定のシ
    ステムバスを介して監視フレームを受信していない場
    合、該システムバスに対して復旧処理を行うことを特徴
    とする請求項1記載のデータフレーム送信方法。
JP7229938A 1995-09-07 1995-09-07 データフレーム転送方法 Withdrawn JPH0973420A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014879A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Mitsubishi Electric Corp 多重化コンピュータシステム
JP2010165105A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Nec Corp 通信装置及びその制御プログラム

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JP2010165105A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Nec Corp 通信装置及びその制御プログラム

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