JPH0972309A - 複動型シリンダの操作構造 - Google Patents

複動型シリンダの操作構造

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JPH0972309A
JPH0972309A JP7230198A JP23019895A JPH0972309A JP H0972309 A JPH0972309 A JP H0972309A JP 7230198 A JP7230198 A JP 7230198A JP 23019895 A JP23019895 A JP 23019895A JP H0972309 A JPH0972309 A JP H0972309A
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賢 町田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダにピストンをスライド自在に内装し
て、ピストンの一方の端面に固定されたピストンロッド
を延出し、シリンダから突出させた複動型シリンダの操
作構造において、操作弁の数を減らす。 【解決手段】 シリンダ内にピストン27によって仕切
られるピストンロッド27a側の第1室13a、及びピ
ストンロッド27aとは反対側の第2室13bを形成し
て、第1室13aに作動流体を常時供給するように構成
する。第2室13bに作動流体を供給する供給位置、及
び第2室13bから作動流体を排出する排出位置に操作
自在な操作弁29を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動油や作動空気
等の作動流体によって作動する複動型シリンダの操作構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような複動型シリンダとしては、
シリンダにピストンをスライド自在に内装して、ピスト
ンの一方の端面に固定されたピストンロッドを延出し、
シリンダから突出させたような一般的なものがある。こ
の場合、シリンダ内にピストンによって仕切られるピス
トンロッド側の第1室に作動流体を供給し、ピストンロ
ッドとは反対側の第2室の作動流体を排出することによ
り、ピストンが第2室側に移動するのであり、逆に第1
室の作動流体を排出し第2室に作動流体を供給すると、
ピストンが第1室側に移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような複動型シ
リンダでは第1室に作動流体の給排操作を行う操作弁、
第2室に作動流体の給排操作を行う操作弁の2つの操作
弁が必要になる。又、前述の2つの操作弁を一つにまと
めたとしても、第1室に作動流体を供給し第2室の作動
流体を排出する第1位置、及び第2室に作動流体を供給
し第1室の作動流体を排出する第2位置の2つの操作位
置を備えると言う、比較的複雑な操作弁が必要になる。
本発明は複動型シリンダにおいて、これを作動させる操
作構造を簡素に構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1の特徴によると例えば図2に示すよう
に、操作弁29を供給位置に操作すれば、第2室13b
に作動流体が供給される(第1室13aには作動流体が
常時供給されている)。この場合に、ピストン27にお
ける第1室13a側の受圧面積の方が、ピストンロッド
27aの断面積の分だけ第2室13b側の受圧面積より
も小さい点によって、ピストン27が図2に示すように
紙面左方に移動する。逆に操作弁29を排油位置に操作
すると、第2室13bの作動流体が排出される。この場
合、第1室13aには作動流体が常時供給されているの
で、第1室13aに供給される作動流体により、ピスト
ン27が紙面右方に移動する。
【0005】以上のように、請求項1の特徴では一方及
び他方の2位置に作動する複動型シリンダにおいて、第
1室に作動流体の給排操作を行う操作弁、第2室に作動
流体の給排操作を行う操作弁の2つの操作弁は必要はな
く、第2室に作動流体の給排操作を行う一つの操作弁だ
けで、複動型シリンダを作動させることができるのであ
り、この操作弁も作動流体の供給位置及び作動流体の排
出位置を備えた簡素なものでよい。
【0006】〔II〕請求項2の特徴によると例えば図
3(イ)に示すように、操作弁により大径及び小径シリ
ンダ室21a,22aに作動流体を供給すれば、大径ピ
ストン23の受圧面積の方が小径ピストン24の受圧面
積よりも大きい点、並びに小径ピストン24の受圧面積
よりも第2ピストンロッド24bの受圧面積の方が小さ
い点によって、大径及び小径ピストン23,24が互い
に押し合いながら、大径及び小径ピストン23,24が
紙面左方に移動しようとするのであり、大径及び小径シ
リンダ部21,22の段部に大径ピストン23が当た
り、この位置で大径及び小径ピストン23,24が保持
される。
【0007】次に操作弁により大径シリンダ室21aに
作動流体を供給し、小径シリンダ部22aの作動流体を
排出すると、例えば図3(ロ)に示すように大径及び小
径シリンダ部21,22の段部に大径ピストン23が当
たった状態で、大径シリンダ室21aの作動流体により
第2ピストンロッド24bが紙面左方に移動する。次に
操作弁により小径シリンダ室22aに作動流体を供給
し、大径シリンダ部21aの作動流体を排出すると、例
えば図3(ハ)に示すように小径シリンダ室22aの作
動流体により、大径及び小径ピストン23,24が一体
で紙面右方に移動する。
【0008】以上のように、請求項2の特徴では一方及
び他方、中間の3位置に作動する複動型シリンダにおい
て、一方及び他方、中間の3位置の各々に対応した3つ
の操作弁を備える必要はなく、2つの操作弁で複動型シ
リンダを一方及び他方、中間の3位置に作動させること
ができる。請求項2の特徴の2つの操作弁を一つにまと
めたとしても、3つの操作弁(機能)を一つの操作弁に
まとめる場合に比べて、請求項2の特徴の2つの操作弁
(機能)を一つの操作弁にまとめる方が、操作弁の構造
が簡素なものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は作業車の一例である4輪駆
動型の農用トラクタの伝動系を示しており、エンジン1
からの動力が主クラッチ2、主変速装置A、多板式の走
行変速用の油圧クラッチ3、前後進切換装置C、第1副
変速装置B、第2副変速装置D及び後輪デフ機構4aを
介して後輪4に伝達され、後輪デフ機構4aの直前から
分岐した動力が、伝動軸42及び前輪デフ機構5aを介
して前輪5に伝達される。エンジン1からの動力が、P
TO変速装置6及びPTOクラッチ7を介してPTO軸
8に伝達される。
【0010】主変速装置Aは、2組のシフト部材9,1
0を備えたシンクロメッシュ型式のギヤ変速型式に構成
されて、4段に変速可能である。第1副変速装置Bも1
組のシフト部材30を備えたシンクロメッシュ型式のギ
ヤ変速型式に構成されて、2段に変速可能であり、前後
進切換装置Cも同様にシフト部材31を備えたシンクロ
メッシュ型式のギヤ変速型式に構成されている。主変速
装置Aのシフト部材9,10は、第1及び第2油圧シリ
ンダ11,12によってスライド操作され、第1副変速
装置Bのシフト部材30は、第3油圧シリンダ13によ
ってスライド操作される。前後進切換装置Cのシフト部
材31は揺動操作式の前後進レバー16によってスライ
ド操作される。
【0011】次に、第1及び第2油圧シリンダ11,1
2について説明する。図3(イ)に示すように、大径シ
リンダ部21と小径シリンダ部22とを形成して、大径
及び小径シリンダ部21,22の各々に大径ピストン2
3及び小径ピストン24をスライド自在に内装してい
る。小径ピストン24における大径ピストン23とは反
対側の端面に第1ピストンロッド24aを固定し、第1
ピストンロッド24aを大径ピストン23とは反対側に
延出して小径シリンダ部22から突出させている。小径
ピストン24における大径ピストン23側の端面に第2
ピストンロッド24bを固定して、第2ピストンロッド
24bを大径シリンダ部21から突出させないで、大径
ピストン23の開孔23aにスライド自在に貫通させて
いる。
【0012】図3(イ)及び図2に示すように小径シリ
ンダ部22において、小径ピストン24によって仕切ら
れる第1ピストンロッド24a側の小径シリンダ室22
aに対して、作動油(作動流体に相当)を給排操作する
電磁操作弁25(操作弁に相当)が備えられている。大
径シリンダ部21において、大径ピストン23によって
仕切られる小径ピストン24とは反対側の大径シリンダ
室21aに、作動油(作動流体に相当)を給排操作する
電磁操作弁26(操作弁に相当)が備えられている。電
磁操作弁25,26は作動油の入力ポート、作動油の出
力ポート及び作動油のドレンポートを備えた3ポート式
で、第1及び第2油圧シリンダ11,12に作動油を供
給する供給位置、及び作動油を排出する排出位置の2位
置に操作自在に構成されており、バネで供給位置側に付
勢されている。
【0013】以上の構造により両方の電磁操作弁25,
26を供給位置に操作しておくと、図3(イ)に示すよ
うに第1及び第2油圧シリンダ11,12の大径及び小
径シリンダ室21a,22aに作動油が供給される。こ
の場合、大径ピストン23の受圧面積の方が小径ピスト
ン24の受圧面積よりも大きい点、並びに小径ピストン
24の受圧面積よりも第2ピストンロッド24bの受圧
面積の方が小さい点により、大径及び小径ピストン2
3,24が互いに押し合いながら、大径及び小径ピスト
ン23,24が紙面左方に移動しようとするのであり、
大径及び小径シリンダ部21,22の段部に大径ピスト
ン23が当たり、この位置で大径及び小径ピストン2
3,24が保持される。この図3(イ)に示す状態が図
1に示すシフト部材9,10の中立停止位置である。
【0014】次に、電磁操作弁26を供給位置に残した
状態で電磁操作弁25を排油位置に操作すると、図3
(ロ)に示すように小径シリンダ室22aの作動油が排
出されて、大径シリンダ室21aの作動油により第2ピ
ストンロッド24bが紙面左方に押される。この図3
(ロ)に示す状態が、図1に示すシフト部材9,10が
咬合した主変速装置Aの1速状態又は3速状態である。
【0015】次に、電磁操作弁25を供給位置に残した
状態で電磁操作弁26を排油位置に操作すると、図3
(ハ)に示すように大径シリンダ室21aの作動油が排
出されて、小径シリンダ室22aの作動油により大径及
び小径ピストン23,24が一体で紙面右方に押され
る。この図3(ハ)に示す状態が、図1に示すシフト部
材9,10が咬合した主変速装置Aの2速状態又は4速
状態である。
【0016】次に、第3油圧シリンダ13について説明
する。図2に示すように、ピストン27をスライド自在
に内装して、ピストン27の一方の端面に固定されたピ
ストンロッド27aを延出し、シリンダから突出させて
いる。ピストン27によって仕切られるピストンロッド
27a側の第1室13a、及びピストンロッド27aと
は反対側の第2室13bを形成しており、後述する油路
17から分岐した油路28を第1室13aに接続して、
第1室13aに作動油を常時供給するように構成してい
る。
【0017】第2室13bに作動油(作動流体に相当)
を給排操作する電磁操作弁29(操作弁に相当)が備え
られており、電磁操作弁29は作動油の入力ポート、作
動油の出力ポート及び作動油のドレンポートを備えた3
ポート式で、第2室13bに作動油を供給する供給位置
及び作動油を排出する排出位置の2位置に操作自在に構
成されて、バネで供給位置側に付勢されている。
【0018】以上の構造により電磁操作弁29を供給位
置に操作しておくと、第2室13bに作動油が供給され
る(第1室13aにも既に油路28を介して作動油が供
給されている)。この場合、ピストン27における第1
室13a側の受圧面積の方が第2室13b側の受圧面積
よりも小さい点により、ピストン27が図2に示すよう
に紙面左方に移動する。この図2に示す状態が、図1に
示す第1副変速装置Bの低速位置である。次に電磁操作
弁29を排油位置に操作すると、第2室13bの作動油
が排出されて、第1室13aに供給される作動油により
ピストン27が紙面右方に押される。この状態が、図1
に示す第1副変速装置Bの高速位置である。
【0019】次に、第1,2,3油圧シリンダ11,1
2,13及び油圧クラッチ3に対する油圧回路について
説明する。図2に示すようにポンプ15から油路17,
18が並列的に分岐しており、油路18に電磁比例圧力
制御弁14及びパイロット操作式の操作弁35が直列に
接続されており、操作弁35の下手側に油圧クラッチ3
が接続されている。操作弁35は油圧クラッチ3に作動
油を供給してこれを伝動操作する供給位置35a、及び
油圧クラッチ3から作動油を排出してこれを伝動遮断操
作する排油位置35bに操作自在なパイロット操作式で
あり、バネによって排油位置35b側に付勢されてい
る。油路17における絞り部19の下手側からパイロッ
ト油路20が分岐しており、パイロット油路20が操作
弁35に接続されている。
【0020】油路17における絞り部19から上手側
に、前述の電磁操作弁25,26,29が接続されてい
る。油路17における絞り部19から下手側に、閉側に
付勢された開閉弁36,37,38,39が接続されて
いる。第1,2,3油圧シリンダ11,12,13の第
1ピストンロッド24a及びピストンロッド27aに、
変速位置(1速位置、2速位置又は低速位置等) に対応
する位置に凹部が形成されており、変速位置と変速位置
の間の中立部が凸状に形成されている。変速位置と変速
位置との間において開閉弁36〜39を開操作する連係
機構32が備えられている。前後進切換装置Cにおける
シフト部材31のスライド操作用のシフト軸にも、前述
と同様な凹部及び凸状の中立部が形成され、前進位置と
後進位置との間で開閉弁39を開操作する連係機構32
が備えられている。
【0021】作業者が人為的に操作するもので、1速位
置〜8速位置の操作位置を備えた変速レバー33が備え
られて、変速レバー33の操作位置を検出するポテンシ
ョメータ34の信号が、制御装置40に入力されてお
り、変速レバー33の操作に基づいて制御装置40が電
磁操作弁25,26,29を操作する。油路17におけ
る絞り部19の下手側にパイロット油路20のパイロッ
ト圧を検出する圧力センサー41が備えられており、圧
力センサー41の信号が制御装置40に入力されてい
る。
【0022】図2に示す状態は変速レバー33を1速位
置に操作している状態であり、第1油圧シリンダ11が
主変速装置Aの1速位置、第2油圧シリンダ12が中立
停止位置、第3油圧シリンダ13が第1副変速装置Bの
低速位置、前後進レバー16が前後進切換装置Cの前進
位置に位置した前進1速状態である。これによって、パ
イロット油路20のパイロット圧により、操作弁35が
供給位置35aに操作されて、油圧クラッチ3が伝動操
作されている。
【0023】この前進1速状態において変速レバー33
を例えば2速位置に操作すると、第1油圧シリンダ11
の電磁操作弁25が排油位置から供給位置に操作され、
第1油圧シリンダ11の電磁操作弁26が供給位置から
排出位置に操作される。これにより、第1油圧シリンダ
11が図2及び図3(ロ)の示す1速位置から、図3
(ハ)に示す2速位置に作動する。
【0024】この第1油圧シリンダ11の作動の間に、
第1ピストンロッド24a及び連係機構32によって開
閉弁36が開操作される(第2油圧シリンダ12が中立
停止位置にあるので、開閉弁37は既に開操作されてい
る)。これによって、パイロット油路20のパイロット
圧が低下し、バネの付勢力により操作弁35が供給位置
35aから排油位置35bに操作されて、油圧クラッチ
3が伝動遮断操作される。
【0025】次に第1油圧シリンダ11によるシフト部
材9のスライド操作が終了して主変速装置Aが2速位置
に変速操作されると、第1ピストンロッド24a及び連
係機構32によって開閉弁36が閉操作されて、パイロ
ット油路20のパイロット圧が再び上昇し、操作弁35
が排油位置35bから供給位置35aに操作される。前
述のようにパイロット油路20において、パイロット圧
が低下し再び上昇したことが圧力センサー41によって
検出されると、制御装置40により電磁比例圧力制御弁
14が操作されて、油圧クラッチ3に供給される作動油
の圧力が、変速レバー33の操作位置等に基づいて、漸
次的に上昇操作されたり急速に上昇操作されたりして、
油圧クラッチ3が伝動操作される。
【0026】〔発明の実施の別形態〕図2に示す構成で
は、第1及び第2油圧シリンダ11,12に対して2つ
の電磁操作弁25,26を備えているが、図3(イ)に
示す大径及び小径シリンダ室21a,22aに作動油を
供給する中立停止位置、大径シリンダ室21aに作動油
を供給し小径シリンダ室22aの作動油を排出する第1
変速位置、小径シリンダ室22aに作動油を供給し大径
シリンダ室21aの作動油を排出する第2変速位置の3
位置を備えた一つの電磁操作弁(図示せず)を構成し
て、この一つの電磁操作弁を第1及び第2油圧シリンダ
11,12の各々に備えてもよい。前述のような電磁操
作弁25,26,29に代えて、機械的に操作される操
作弁を備えてもよい。本発明は作動油によって作動する
複動型シリンダばかりではなく、圧縮空気(作動流体に
相当)によって作動する複動型シリンダにも適用でき
る。
【0027】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、一方及び他方
の2位置に作動する複動型シリンダにおいて、第2室に
作動流体の給排操作を行う一つの操作弁だけで、複動型
シリンダを作動させることができ、この操作弁も作動流
体の供給位置及び作動流体の排出位置を備えた簡素なも
のでよいので、複動型シリンダの操作構造の簡素化及び
生産コストの低減を図ることができた。
【0028】請求項2の特徴によると、一方及び他方、
中間の3位置に作動する複動型シリンダにおいて、2つ
の操作弁で複動型シリンダを一方及び他方、中間の3位
置に作動させることができ、この2つの操作弁を一つに
まとめたとしても簡素にまとめることができるので、複
動型シリンダの操作構造の簡素化及び生産コストの低減
を図ることができた。複動型シリンダを中間の位置で保
持する場合、大径及び小径シリンダ部の段部に大径ピス
トンが当たって押圧されることで、複動型シリンダが中
間の位置に保持されるので、複動型シリンダを中間の位
置に精度良く停止させることができるようになり、複動
型シリンダの作動性能の向上も図ることができる。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行伝動系を示す概略図
【図2】第1,2,3油圧シリンダに対する油圧回路図
【図3】第1及び第2油圧シリンダの作動状態を示す図
【符号の説明】
13a 第1室 13b 第2室 21 大径シリンダ部 21a 大径シリンダ室 22 小径シリンダ部 22a 小径シリンダ室 23 大径ピストン 24 小径ピストン 24a 第1ピストンロッド 24b 第2ピストンロッド 25,26,29 操作弁 27 ピストン 27a ピストンロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダにピストン(27)をスライド
    自在に内装し、前記ピストン(27)の一方の端面に固
    定されたピストンロッド(27a)を延出して、前記シ
    リンダから突出させて、 前記シリンダ内にピストン(27)によって仕切られる
    ピストンロッド(27a)側の第1室(13a)、及び
    前記ピストンロッド(27a)とは反対側の第2室(1
    3b)を形成して、前記第1室(13a)に作動流体を
    常時供給するように構成すると共に、 前記第2室(13b)に作動流体を供給する供給位置、
    及び前記第2室(13b)から作動流体を排出する排出
    位置に操作自在な操作弁(29)を備えてある複動型シ
    リンダの操作構造。
  2. 【請求項2】 シリンダに大径シリンダ部(21)と小
    径シリンダ部(22)とを形成して、前記大径及び小径
    シリンダ部(21),(22)の各々に大径ピストン
    (23)及び小径ピストン(24)をスライド自在に内
    装し、 前記小径ピストン(24)における前記大径ピストン
    (23)とは反対側の端面に第1ピストンロッド(24
    a)を固定して、前記第1ピストンロッド(24a)を
    前記大径ピストン(23)とは反対側に延出して前記小
    径シリンダ部(22)から突出させ、前記小径ピストン
    (24)における前記大径ピストン(23)側の端面に
    第2ピストンロッド(24b)を固定して、前記第2ピ
    ストンロッド(24b)を、前記大径シリンダ部(2
    1)から突出させないで前記大径ピストン(23)にス
    ライド自在に貫通させると共に、 前記小径シリンダ部(22)において、前記小径ピスト
    ン(24)によって仕切られる前記第1ピストンロッド
    (24a)側の小径シリンダ室(22a)に、作動流体
    を供給する供給位置及び作動流体を排出する排出位置に
    操作自在な操作弁(25)と、 前記大径シリンダ部(21)において、前記大径ピスト
    ン(23)によって仕切られる前記小径ピストン(2
    4)とは反対側の大径シリンダ室(21a)に、作動流
    体を供給する供給位置及び作動流体を排出する排出位置
    に操作自在な操作弁(26)とを備えてある複動型シリ
    ンダの操作構造。
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Cited By (2)

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US6206128B1 (en) 1998-10-19 2001-03-27 Kubota Corporation Working vehicle
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