JP4097536B2 - 作業車の走行変速構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車の走行変速構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業車では例えば特許文献1に開示されているように、複数段に変速自在なギヤ変速式の第1変速装置を上手側に備え、複数段に変速自在なギヤ変速式の第2変速装置を下手側に備えて、第1変速装置の上手側又は第2変速装置の下手側に伝動クラッチを備えたものがある。第1変速装置のシフト部材をスライド操作して第1変速装置を変速操作する第1アクチュエータを備え、第2変速装置のシフト部材をスライド操作して第2変速装置を変速操作する第2アクチュエータを備えて、変速指令に基づいて伝動クラッチを遮断側に操作し、第1及び第2アクチュエータにより第1及び第2変速装置を変速操作して、伝動クラッチを伝動側に操作する制御装置を備えている。
【0003】
これにより、運転者は例えば変速用のスイッチを操作したりするだけで、制御装置により、伝動クラッチが遮断側に操作されて、第1及び第2アクチュエータにより第1及び第2変速装置の変速操作が行われ、伝動クラッチが伝動側に操作されるのであり、走行用の変速操作を楽に行うことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−55195号公報(図8,9,10)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の構造のような作業車では、第1変速装置の特性と第2変速装置の特性とが同じであることは少なく、第1変速装置の特性と第2変速装置の特性とが異なることが多い(例えば第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作の変速比の変化と、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作の変速比の変化とに差がある場合等)。
【0006】
これにより、第1及び第2アクチュエータにより第1及び第2変速装置を変速操作する際に、第1又は第2アクチュエータによる第1又は第2変速装置の変速操作が円滑に行えないような状態の生じることがある(例えば第1又は第2変速装置のシフト部材が円滑に咬合せずに、ギヤ鳴りが発生するような状態)。
本発明は作業車の走行変速構造において、第1及び第2アクチュエータにより第1及び第2変速装置を変速操作するように構成した場合、第1及び第2アクチュエータによる第1及び第2変速装置の変速操作が円滑に行えるように構成することを目的としている。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】

複数段に変速自在なギヤ変速式の第1変速装置を上手側に備え、複数段に変速自在なギヤ変速式の第2変速装置を下手側に備えて、第1変速装置の上手側又は第2変速装置の下手側に伝動クラッチを備え、第1変速装置のシフト部材をスライド操作して第1変速装置を変速操作する第1アクチュエータと、第2変速装置のシフト部材をスライド操作して第2変速装置を変速操作する第2アクチュエータとを備えて、変速指令に基づいて伝動クラッチを遮断側に操作し、第1及び第2アクチュエータにより第1及び第2変速装置を変速操作して、伝動クラッチを伝動側に操作する制御装置を備えた場合、
請求項1の特徴によると、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作及び第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作のうち、変速比の変化が大きい方の変速操作が先に開始され、変速比の変化が小さい方の変速操作が遅れて開始されるように構成してある。
【0013】
例えば第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作の変速比の変化が小さく、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作の変速比の変化が大きい場合に、請求項1の特徴によれば、変速指令により伝動クラッチが遮断側に操作されると、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が先に開始されて第2変速装置が中立位置となり、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作が遅れて開始されて第1変速装置が中立位置となるので、第1変速装置が中立位置の状態で、第2アクチュエータにより第2変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作され、第1アクチュエータにより第1変速装置が中立位置から所定の変速位置に遅れて変速操作されるような状態を生じさせることができる。
【0014】
前述のように、第1変速装置が中立位置の状態で、第2アクチュエータにより第2変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作される際、第2変速装置につながる慣性重量を第1変速装置(中立位置の状態)で止めることができる。
これにより、第2変速装置につながる慣性重量が大きくなる状態を抑えることができるので、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作の変速比の変化が大きくても(変速操作が円滑に行われ難い状態でも)、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が円滑に行われるようになる。
逆に第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作が先に開始され、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が遅れて開始される場合には、第1変速装置につながる慣性重量が大きくなる状態を抑えることができるので、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作の変速比の変化が大きくても(変速操作が円滑に行われ難い状態でも)、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作が円滑に行われるようになる。
【0015】
II
請求項2の特徴によると、前記伝動クラッチを前記第1変速装置の上手側にのみ備え、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が先に開始され、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作が遅れて開始されるように構成してある。
【0016】
請求項2の特徴によれば、変速指令により伝動クラッチが遮断側に操作されると、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が先に開始されて第2変速装置が中立位置となり、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作が遅れて開始されて第1変速装置が中立位置となるのであり、第1変速装置が中立位置の状態で、第2アクチュエータにより第2変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作され、第1アクチュエータにより第1変速装置が中立位置から所定の変速位置に遅れて変速操作される。
【0017】
前述のように第1変速装置が中立位置の状態で、第2アクチュエータにより第2変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作される際、第2変速装置につながる慣性重量を第1変速装置(中立位置の状態)で止めることができる。
これにより、第2変速装置につながる慣性重量が大きくなる状態を抑えることができるので、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が円滑に行われるようになる。
【0018】
次に第1アクチュエータにより第1変速装置が所定の変速位置に遅れて変速操作される場合、第2変速装置よりも第1変速装置が伝動クラッチに近い点、第1変速装置につながる慣性重量が伝動クラッチ(遮断側に操作されている)で止められる点により、第1変速装置につながる慣性重量が抑えられているので、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作が円滑に行われるようになる。
【0019】
【0020】
【0021】
III
請求項3の特徴によると、請求項1または2の場合と同様に前項[I]または[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項3の特徴によると、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作の開始時点と第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作の開始時点との時間差を、長短に変更自在に構成している。
【0022】
例えば第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が先に開始され、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作が遅れて開始される場合に、前項[I][II]に記載のように、第1変速装置が中立位置の状態で、第2アクチュエータにより第2変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作される状態が生じると考えられる。これによって、請求項3の特徴のように、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作の開始時点と第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作の開始時点との時間差を、長短に変更することができると、前述のように第1変速装置が中立位置の状態で、第2アクチュエータにより第2変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作される状態において、第2アクチュエータにより第2変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作されてから、第1アクチュエータにより第1変速装置が中立位置から所定の変速位置に変速操作されるまでの時間が長短に変更される。
【0023】
従って、請求項3の特徴によると、例えば第1変速装置の特性と第2変速装置の特性とが異なる場合、前述の時間を長短に変更することによって、第1変速装置の特性(第2変速装置の特性)に合わせて、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作(第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作)が円滑に行われるようにすることができる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の実施の形態】
[1]
図1は作業車の一例である農用トラクタの伝動系を示しており、エンジン1の動力が主クラッチ2を介してミッションケース3の入力軸4に伝達され、入力軸4の動力が中間軸5及び油圧多板式のPTOクラッチ6を介して、PTO軸7に伝達されている。入力軸4の動力が主変速装置8、伝動クラッチ9、前後進切換装置10、第1副変速装置11、第2副変速装置12及び後輪デフ機構13を介して後輪14に伝達されている。後輪デフ機構13の直前から分岐した動力が前輪変速装置15、前輪伝動軸16及び前輪デフ機構17を介して前輪18に伝達されている。
【0028】
図1に示すように、入力軸4の動力が伝動軸19に伝達されており、伝動軸19に対し伝動軸20が備えられて、伝動軸19,20の間で4段に変速自在なシンクロメッシュ型式の主変速装置8が構成されている。伝動軸19に伝動ギヤ21,22,23,24が固定され、伝動軸20に1速ギヤ25、2速ギヤ26、3速ギヤ27、4速ギヤ28が相対回転自在に外嵌されており、1〜4速ギヤ25〜28が伝動ギヤ21〜24に咬合している。伝動軸20にシフト部材29,30が備えられており、シフト部材29,30をスライド操作して1〜4速ギヤ25〜28に咬合させることにより、伝動軸19の動力が4段に変速されて伝動軸20に伝達される。
【0029】
図1に示すように、伝動軸20に対して伝動軸31が同芯状に備えられて、伝動軸20,31の間に伝動クラッチ9が備えられている。伝動クラッチ9は油圧多板式に構成されて、バネ(図示せず)により遮断側に付勢されており、作動油が供給されることにより伝動側に操作される。
【0030】
図1に示すように、伝動軸31に後進ギヤ32及び円筒軸33が相対回転自在に外嵌されており、伝動軸31及び円筒軸33に低速ギヤ34及び高速ギヤ35が相対回転自在に外嵌されている。伝動軸31に対し伝動軸36が備えられて、伝動軸36に伝動ギヤ37,38,39が固定されており、後進ギヤ32と伝動ギヤ37とが中間ギヤ43を介して咬合し、低速及び高速ギヤ34,35が伝動ギヤ38,39に咬合している。
【0031】
図1に示すように、伝動軸31にシフト部材40が備えられており、シフト部材40をスライド操作して後進ギヤ32に咬合させると、伝動軸31の動力が後述する第1副変速装置11を介さずに後進状態で伝動軸36に伝達される。シフト部材40をスライド操作して円筒軸33に咬合させると、伝動軸31の動力が前進状態で円筒軸33に伝達されて後述する第1副変速装置11に伝達される。以上のようにして、シンクロメッシュ型式の前後進切換装置10が構成されている。
【0032】
図1に示すように、円筒軸33にシフト部材41が備えられており、シフト部材41をスライド操作して低速及び高速ギヤ34,35に咬合させることによって、円筒軸33の動力が高低2段に変速されて伝動軸36に伝達される。以上のようにして、シンクロメッシュ型式の第1副変速装置11が構成されている。
【0033】
図1に示すように、伝動軸36に対しデフ駆動軸44が備えられて、伝動軸36及びデフ駆動軸44の間で高低2に変速自在なシンクロメッシュ型式の第2副変速装置12が構成されている。デフ駆動軸44に伝動ギヤ45,46が固定され、伝動軸36に低速ギヤ47及び高速ギヤ48が相対回転自在に外嵌されており、低速及び高速ギヤ47,48が伝動ギヤ45,46に咬合している。伝動軸36にシフト部材42が備えられており、シフト部材42をスライド操作して低速及び高速ギヤ47,48に咬合させることにより、伝動軸36の動力が高低2段に変速されてデフ駆動軸44に伝達される。
【0034】
図1に示すように、前輪変速装置15は前輪及び後輪18,14が同じ速度で駆動される標準状態、及び前輪18が後輪14よりも高速で駆動される増速状態に切換自在に構成されている。前輪18を直進位置から右及び左の設定角度の範囲内に操向操作していると、前輪変速装置15は標準状態に操作されており、前輪18が右又は左の設定角度を越えて右又は左に操向操作されると、前輪変速装置15が増速状態に操作される。
【0035】
[2]
図1に示すように、第1及び第2副変速装置11,12において、油圧シリンダ51による第1副変速装置11の変速操作の変速比の変化(低速ギヤ34及び伝動ギヤ38の変速比と、高速ギヤ35及び伝動ギヤ39の変速比との差)が小さく、油圧シリンダ52による第2副変速装置12の変速操作の変速比の変化(低速ギヤ47及び伝動ギヤ45の変速比と、高速ギヤ48及び伝動ギヤ46の変速比との差)が大きなものとなっている。
【0036】
図1に示すように、第1副変速装置11が上手側に位置し、第2副変速装置12が下手側に位置して、第1副変速装置11の上手側に伝動クラッチ9が位置している。これにより、第1副変速装置11が伝動クラッチ9に近い状態となっており、第2副変速装置12が前輪18及び後輪14に近い状態となっている。
【0037】
以上のような第1及び第2副変速装置11,12の構造によって、油圧シリンダ51による第1副変速装置11の変速操作の変速負荷が、比較的小さなものとなっており、油圧シリンダ52による第2副変速装置12の変速操作の変速負荷が比較的大きなものとなっている。
【0038】
[3]
図1に示すように、シフト部材29,30をスライド操作する油圧シリンダ49,50、シフト部材41をスライド操作する油圧シリンダ51、及びシフト部材42をスライド操作する油圧シリンダ52が備えられており、次に油圧シリンダ49〜52、伝動クラッチ9の油圧回路について説明する。
【0039】
図2に示すように、ポンプ53から油路54,55が並列的に分岐しており、油路55に電磁比例型式の圧力制御弁56、及びパイロット操作式の操作弁57が直列に接続されて、操作弁57の下手側に伝動クラッチ9が接続されている。操作弁57は伝動クラッチ9に作動油を供給して、伝動クラッチ9を伝動側に操作する供給位置、及び伝動クラッチ9から作動油を排出して伝動クラッチ9を遮断側に操作する排油位置に操作自在なパイロット操作式であり、バネにより排油位置に付勢されている。油路54における絞り部58の下手側からパイロット油路59が分岐しており、パイロット油路59が操作弁57に接続されている。
【0040】
図2に示すように、油圧シリンダ49,50は大径シリンダと小径シリンダとを備えて、大径及び小径シリンダの各々に大径ピストン及び小径ピストンをスライド自在に内装しており、小径ピストンを大径ピストンにスライド自在に貫通させて構成されている。これにより、図1に示すように、油圧シリンダ49はシフト部材29を1速ギヤ25に咬合させる1速位置、シフト部材29を2速ギヤ26に咬合させる2速位置及び中立位置に作動する。油圧シリンダ50はシフト部材30を3速ギヤ27に咬合させる3速位置、シフト部材30を4速ギヤ28に咬合させる4速位置及び中立位置に作動する。
【0041】
図2に示すように、油路54の作動油を油圧シリンダ49,50の小径シリンダの油室に供給及び排出操作する電磁操作弁63,65、油路54の作動油を油圧シリンダ49,50の大径シリンダの油室に供給及び排出操作する電磁操作弁64,66が備えられている。これにより、電磁操作弁63〜66を供給位置に操作すると、油圧シリンダ49,50は中立位置に作動する。電磁操作弁64,66を供給位置に操作し、電磁操作弁63,65を排油位置に操作すると、油圧シリンダ49,50は1速位置(3速位置)に作動する。電磁操作弁63,65を供給位置に操作し、電磁操作弁64,66を排油位置に操作すると、油圧シリンダ49,50は2速位置(4速位置)に作動する。
【0042】
図2に示すように、油圧シリンダ51,52は復動型に構成されており、油圧シリンダ51はシフト部材41を低速ギヤ34に咬合させる低速位置、シフト部材41を高速ギヤ35に咬合させる高速位置に作動し、油圧シリンダ52はシフト部材42を低速ギヤ47に咬合させる低速位置、シフト部材42を高速ギヤ48に咬合させる高速位置に作動する。油路54の作動油が油圧シリンダ51,52のピストンの油室に常時供給されるように構成され、油路54の作動油を油圧シリンダ51,52のシリンダの油室に供給及び排出操作する電磁操作弁61,62が備えられている。これにより、電磁操作弁61,22を排油位置に操作すると、油圧シリンダ51,52が低速位置に作動し、電磁操作弁61,62を供給位置に操作すると、油圧シリンダ51,52が高速位置に作動する。
【0043】
図1及び図2に示すように、人為的に操作される前後進レバー67が備えられて、前後進レバー67とシフト部材40とが機械的に連係されており、前後進レバー67によりシフト部材40を円筒軸33に咬合する前進位置、シフト部材40を後進ギヤ32に咬合する後進位置にスライド操作することができる。油路54における絞り部58の下手側に、閉側に付勢された5個の開閉弁60が接続されており、5個の開閉弁60が油圧シリンダ49〜52及び前後進レバー67の各々に対応している。
【0044】
図2に示すように、油圧シリンダ49,50が1速位置(3速位置)及び2速位置(4速位置)に作動していると開閉弁60が閉位置に操作され、油圧シリンダ49,50が中立位置に作動していると開閉弁60が開位置に操作されるように、油圧シリンダ49,50と油圧シリンダ49,50に対応する開閉弁60とが連係されている。油圧シリンダ51,52が低速及び高速位置に作動していると開閉弁60が閉位置に操作され、油圧シリンダ51,52が低速及び高速位置の間に位置していると開閉弁60が開位置に操作されるように、油圧シリンダ51,52と油圧シリンダ51,52に対応する開閉弁60とが連係されている。前後進レバー67を前進及び後進位置に操作していると開閉弁60が閉位置に操作され、前後進レバー67が前進及び後進位置の間に位置していると開閉弁60が開位置に操作されるように、前後進レバー67と前後進レバー67に対応する開閉弁60とが連係されている。
【0045】
[4]
次に、油圧シリンダ49〜52、伝動クラッチ9の操作について説明する。
図2に示すように、人為的に操作されるもので1速位置〜12速位置の操作位置を備えた変速レバー68が備えられており、変速レバー68の操作位置が制御装置69に入力されている。油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧を検出する圧力センサー70が備えられており、圧力センサー70の信号が制御装置69に入力されている。これにより、変速レバー68及び圧力センサー70に基づいて、制御装置69が圧力制御弁56及び電磁操作弁61〜66を操作する。
【0046】
図2に示す状態は前後進レバー67を前進位置に操作して、変速レバー68を1速位置に操作している状態であり、油圧シリンダ49が1速位置、油圧シリンダ50が中立位置、油圧シリンダ51が高速位置、油圧シリンダ52が低速位置に位置して(図3(イ)参照)、伝動クラッチ9が伝動側に操作されている。図2に示す状態から変速レバー68を2速位置に操作すると、油圧シリンダ49が1速位置から2速位置に作動し始めるので、油圧シリンダ49に対応する開閉弁60が開位置に操作されて(油圧シリンダ50は中立位置に位置しているので、油圧シリンダ50に対応する開閉弁60は開位置に操作されており、油圧シリンダ51,52及び前後進レバー67に対応する開閉弁60は閉位置に操作されている)、油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧が低下し、操作弁57が排油位置に操作されて、伝動クラッチ9が遮断側に操作される。
【0047】
油圧シリンダ49が2速位置に作動すると、油圧シリンダ49に対応する開閉弁60が閉位置に操作されて、油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧が上昇し、操作弁57が供給位置に操作される。油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧の上昇が圧力センサー70によって検出されると、圧力制御弁57により油路55の作動油が伝動クラッチ9に漸次的に供給され、伝動クラッチ9の作動圧が漸次的に上昇して、伝動クラッチ9が伝動側に操作される。
【0048】
以上のように、前後進レバー67を前進位置に操作した状態で、変速レバー68を1速位置〜12速位置に操作すると、図3(イ)に示すように油圧シリンダ49〜52が作動し、油圧シリンダ49〜52の作動に伴って伝動クラッチ9が自動的に遮断側に操作され、油圧シリンダ49〜52の作動が終了すると伝動クラッチ9が自動的に伝動側に操作される。前後進レバー67を前進位置から後進位置(後進位置から前進位置)に操作する際も同様に、前後進レバー67に対応する開閉弁60が閉位置から開位置に操作され開位置から閉位置に操作されるので、前述と同様に伝動クラッチ9が自動的に遮断側に操作され自動的に伝動側に操作される。
【0049】
前後進レバー67を後進位置に操作した状態(図1に示すシフト部材40が後進ギヤ32に咬合した状態)では、前項[1]に記載のように伝動軸31の動力が第1副変速装置11を介さずに後進状態で伝動軸36に伝達されるので、油圧シリンダ51は作動しない状態となる。これにより、前後進レバー67を後進位置に操作した状態で、変速レバー68を1速位置〜12速位置に操作すると、図3(ロ)に示すように油圧シリンダ49,50,52が作動し、前述と同様に油圧シリンダ49,50,52の作動に伴って伝動クラッチ9が自動的に遮断側に操作され、油圧シリンダ49,50,52の作動が終了すると伝動クラッチ9が自動的に伝動側に操作される。
【0050】
図3(ロ)に示すように、前後進レバー67を後進位置に操作した状態では、変速レバー68の3速及び4速位置、5速及び6速位置、7速及び8速位置、9速及び10速位置とが同じ速度になるのであり、前後進レバー67を後進位置に操作した状態では、変速レバー68を1速位置〜12速位置に操作した場合、後進1速状態〜後進8速状態が得られる。
【0051】
[5]
図3(イ)に示すように、前後進レバー67を前進位置に操作した状態で、変速レバー68を6速位置から7速位置(7速位置から6速位置)に操作すると、油圧シリンダ49,50が作動するのに加えて、油圧シリンダ51,52が作動する。次に、前後進レバー67を前進位置に操作した状態で、変速レバー68を6速位置から7速位置に操作した場合について説明する。
【0052】
図3(イ)及び図4に示すように、前後進レバー67を前進位置に操作した状態で、変速レバー68を6速位置に操作していると、油圧シリンダ49が中立位置、油圧シリンダ50が4速位置、油圧シリンダ51が高速位置、油圧シリンダ52が低速位置に位置している。この状態で変速レバー68を6速位置から7速位置すると(時点T1)、先ず油圧シリンダ52が低速位置から高速位置に作動し始めて、油圧シリンダ49が中立位置から1速位置に作動し始め、油圧シリンダ50が4速位置から中立位置に作動し始める。
【0053】
これにより、前項[4]に記載のように、油圧シリンダ52に対応する開閉弁60が開位置に操作されて、油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧が低下し、操作弁57が排油位置に操作されて、伝動クラッチ9が遮断側に操作される(時点T1)。
【0054】
次に油圧シリンダ52が低速位置から高速位置に作動し始めてから(時点T1から)、設定時間T01(例えば0.18秒)が経過すると、油圧シリンダ51が高速位置から低速位置に作動し始める(時点T2)。油圧シリンダ52が低速位置から高速位置に作動して、油圧シリンダ49が中立位置から1速位置に作動し、油圧シリンダ50が4速位置から中立位置に作動してから、少し遅れて油圧シリンダ51が高速位置から低速位置に作動する(時点T3)。
【0055】
これにより、前項[4]に記載のように油圧シリンダ51,52に対応する開閉弁60が閉位置に操作されて、油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧が上昇し、操作弁57が供給位置に操作される。油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧の上昇が圧力センサー70によって検出されると、圧力制御弁57により油路55の作動油が伝動クラッチ9に漸次的に供給され、伝動クラッチ9の作動圧が漸次的に上昇して、伝動クラッチ9が伝動側に操作される(時点T3から時点T4)。
【0056】
[6]
次に、前後進レバー67を前進位置に操作した状態で、変速レバー68を7速位置から6速位置に操作した場合について説明する。
図3(イ)及び図4に示すように、前後進レバー67を前進位置に操作した状態で、変速レバー68を7速位置に操作していると、油圧シリンダ49が1速位置、油圧シリンダ50が中立位置、油圧シリンダ51が低速位置、油圧シリンダ52が高速位置に位置している。この状態で変速レバー68を7速位置から6速位置すると(時点T5)、先ず油圧シリンダ52が高速位置から低速位置に作動し始めて、油圧シリンダ49が1速位置から中立位置に作動し始め、油圧シリンダ50が中立位置から4速位置に作動し始める。
【0057】
これにより、前項[4]に記載のように、油圧シリンダ52に対応する開閉弁60が開位置に操作されて、油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧が低下し、操作弁57が排油位置に操作されて、伝動クラッチ9が遮断側に操作される(時点T5)。
【0058】
次に油圧シリンダ52が高速位置から低速位置に作動し始めてから(時点T5から)、設定時間T02(例えば0.05秒)が経過すると、油圧シリンダ51が低速位置から高速位置に作動し始める(時点T6)。油圧シリンダ52が高速位置から低速位置に作動して、油圧シリンダ49が1速位置から中立位置に作動し、油圧シリンダ50が中立位置から4速位置に作動してから、少し遅れて油圧シリンダ51が低速位置から高速位置に作動する(時点T7)。この場合、前項[5]に記載の設定時間T01よりも、設定時間T02が少し短いものに設定されている。
【0059】
これにより、前項[4]に記載のように油圧シリンダ51,52に対応する開閉弁60が閉位置に操作されて、油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧が上昇し、操作弁57が供給位置に操作される。油路54における絞り部58の下手側のパイロット圧の上昇が圧力センサー70によって検出されると、圧力制御弁57により油路55の作動油が伝動クラッチ9に漸次的に供給され、伝動クラッチ9の作動圧が漸次的に上昇して、伝動クラッチ9が伝動側に操作される(時点T7から時点T8)。
【0060】
[発明の実施の別形態]
前述の[発明の実施の形態]において、図1に示す伝動クラッチ9を主変速装置8と第1副変速装置11との間ではなく、主変速装置8の上手側に備えるように構成してもよい。
このように構成した場合、前後進レバー67を前進位置に操作した状態で、前項[5][6]に記載の構成が、主変速装置8(油圧シリンダ49,50)及び第1副変速装置11(油圧シリンダ51)に適用されるように構成し、前後進レバー67を後進位置に操作した状態で、前項[5][6]に記載の構成が、主変速装置8(油圧シリンダ49,50)及び第2副変速装置12(油圧シリンダ52)に適用されるように構成すればよい。機体に掛かる走行負荷や牽引負荷等に基づいて、油圧シリンダ49,50が作動を開始してから油圧シリンダ51(油圧シリンダ52)が作動を開始したり、油圧シリンダ51(油圧シリンダ52)が作動を開始してから油圧シリンダ49,50が作動を開始したりするように構成することが可能である。
又、図1に示す伝動クラッチ9を主変速装置8と第1副変速装置11との間ではなく、第2副変速装置12(請求項1の発明の第2変速装置に相当する)の下手側に備えるように構成してもよい。
【0061】
前述の[発明の実施の形態]において、前項[5][6]に記載の設定時間T01,T02が、機体に掛かる走行負荷や牽引負荷等に基づいて自動的に長短に変更されるように構成したり、人為的に操作される操作スイッチ(図示せず)により長短に変更されるように構成してもよい。
【0062】
【0063】
【0064】
【発明の効果】
請求項1の特徴によると、作業車の走行変速構造において、第1及び第2アクチュエータにより第1及び第2変速装置を変速操作するように構成した場合、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作及び第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作のうち、変速比の変化が大きい方の変速操作が先に開始されるように構成することにより、変速操作の変速比の変化が大きくても(変速操作が円滑に行われ難い状態でも)、変速操作が円滑に行われるようになって、作業車の変速性能を向上させることができた。
【0065】
請求項2の特徴によると、作業車の走行変速構造において、上手側から伝動クラッチ、第1変速装置及び第2変速装置を配置し、第1及び第2アクチュエータにより第1及び第2変速装置を変速操作するように構成した場合、第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作が先に開始されるように構成することにより、第1及び第2アクチュエータによる第1及び第2変速装置の変速操作が円滑に行われるようになって、作業車の変速性能を向上させることができた。
【0066】
【0067】
請求項3の特徴によると、請求項1または2の場合と同様に前述の請求項1または2の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項3の特徴によると、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作の開始時点と第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作の開始時点との時間差を、長短に変更することができるように構成することにより、第1変速装置の特性(第2変速装置の特性)に合わせて、第1アクチュエータによる第1変速装置の変速操作(第2アクチュエータによる第2変速装置の変速操作)が円滑に行われるようにすることができるようになって、作業車の変速性能を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ミッションケースの伝動系を示す概略図
【図2】 油圧シリンダ、電磁操作弁、開閉弁、圧力制御弁及び操作弁等の連係状態を示す油圧回路図
【図3】 前後進レバーを前進及び後進位置に操作した状態で、変速レバーを1速〜12速位置に操作した状態での、油圧シリンダの作動状態を示す図
【図4】 変速レバーを6速位置から7速位置(7速位置から6速位置)に操作した状態での、伝動クラッチ及び油圧シリンダを作動状態を示す図
【符号の説明】
9 伝動クラッチ
11 第1変速装置
12 第2変速装置
41,42 シフト部材
51 第1アクチュエータ
52 第2アクチュエータ
69 制御装置
T01,T02 時間差

Claims (3)

  1. 複数段に変速自在なギヤ変速式の第1変速装置を上手側に備え、複数段に変速自在なギヤ変速式の第2変速装置を下手側に備えて、前記第1変速装置の上手側又は前記第2変速装置の下手側に伝動クラッチを備え、
    前記第1変速装置のシフト部材をスライド操作して第1変速装置を変速操作する第1アクチュエータと、前記第2変速装置のシフト部材をスライド操作して第2変速装置を変速操作する第2アクチュエータとを備えて、
    変速指令に基づいて前記伝動クラッチを遮断側に操作し、前記第1及び第2アクチュエータにより前記第1及び第2変速装置を変速操作して、前記伝動クラッチを伝動側に操作する制御装置を備えると共に、
    前記第1アクチュエータによる前記第1変速装置の変速操作及び前記第2アクチュエータによる前記第2変速装置の変速操作のうち、変速比の変化が大きい方の変速操作が先に開始され、変速比の変化が小さい方の変速操作が遅れて開始されるように構成してある作業車の走行変速構造。
  2. 前記伝動クラッチを前記第1変速装置の上手側にのみ備え、前記第2アクチュエータによる前記第2変速装置の変速操作が先に開始され、前記第1アクチュエータによる前記第1変速装置の変速操作が遅れて開始されるように構成してある請求項1に記載の作業車の走行変速構造。
  3. 前記第1アクチュエータによる前記第1変速装置の変速操作の開始時点と前記第2アクチュエータによる前記第2変速装置の変速操作の開始時点との時間差を、長短に変更自在に構成してある請求項1または2に記載の作業車の走行変速構造。
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