JPH0972120A - 機械式駐車装置の駆動源取付構造 - Google Patents

機械式駐車装置の駆動源取付構造

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JPH0972120A
JPH0972120A JP22777595A JP22777595A JPH0972120A JP H0972120 A JPH0972120 A JP H0972120A JP 22777595 A JP22777595 A JP 22777595A JP 22777595 A JP22777595 A JP 22777595A JP H0972120 A JPH0972120 A JP H0972120A
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base
drive source
pallet
drive
driving
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JP22777595A
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Tsuneo Shindo
経雄 信藤
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】質量および剛性強度の高い固定用ベースを構成
することで、駆動モータ駆動時の騒音・振動を固定用ベ
ースでもって低減させる。 【解決手段】ピット底面2aに立設した主柱12に、車両C
を搭載する上段および下段パレットP2を設け、該各パレ
ットを、駆動モータ13源の駆動軸15から動力伝達機構25
を介して伝達された駆動力により主柱12に対して昇降移
動させて、上記車両を入出庫するようにした二段式立体
駐車装置A を構成する。駆動モータを、後側の主柱の内
側に対応するピット底面上に、所定距離上方に位置して
固設された平面視で矩形状の板厚の厚い鋼板製の固定用
ベース33を介して据え付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式駐車装置の
駆動源取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、機械式駐車装置は、基盤上に立
設した枠体内に、車両を搭載するパレットが設けられ、
該パレットを、駆動モータなどの駆動源の駆動軸から動
力伝達機構を介して伝達された駆動力により枠体に対し
て昇降移動または水平移動などさせて、上記車両を入出
庫するようにしている。
【0003】そして、上記動力伝達機構は、枠体に軸受
などを介して可動状態に支持されている一方、駆動源
は、枠体にブラケットタイプの固定用ベースを介して据
え付けられ、この駆動源の駆動軸がチェーンなどを介し
て動力伝達機構に駆動力伝達可能に連結されている(特
開平2−27068号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記固定用
ベースは、軽量化と静的な剛性強度を考慮して、通常、
薄板の曲げ加工および型枠などにより箱体形状に形成さ
れているため、駆動源の駆動時に固定用ベース自身が振
動、つまり膜振動および共鳴などを生じ易く、騒音・振
動が大きくなるといった欠点を有している。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、質量および剛性強度の高
い固定用ベースを構成することで、駆動源駆動時の騒音
・振動を固定用ベースでもって低減させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、機械式駐
車装置の駆動源取付構造として、基盤上に立設した枠体
内に、車両を搭載するパレットが設けられ、該パレット
を、駆動源の駆動軸から動力伝達機構を介して伝達され
た駆動力により枠体に対して移動させて、上記車両を入
出庫するようにした機械式駐車装置を前提とし、上記駆
動源を、上記基盤上に据え付ける構成としたものであ
る。
【0007】この構成により、請求項1記載の発明で
は、駆動源駆動時の振動は、質量および剛性強度の高い
固定用ベースとしての基盤により確実に吸収され、駆動
源駆動時の振動・騒音が効果的に低減される。しかも、
機械式駐車装置とは別体で質量および剛性強度の高い固
定用ベースが構成されて、機械式駐車装置の重量を増加
させることなく安価な固定用ベースが提供される。
【0008】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の基盤を特定し、コンクリートより
なるもので構成している。
【0009】この構成により、請求項2記載の発明で
は、駆動源駆動時の振動は、質量および剛性強度がかな
り高いコンクリートの基盤にさらに確実に吸収され、駆
動源駆動時の振動・騒音がより効果的に低減される。
【0010】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1または請求項2記載の発明の駆動源の据え付け
場所を特定し、基盤上に、所定距離上方に離間して固設
された厚板よりなる固定用ベースを介して据え付ける構
成としたものである。
【0011】この構成により、請求項3記載の発明で
は、駆動源駆動時の振動は、厚板よりなる固定用ベース
を振動させることなく該固定用ベースで低減された後、
この固定用ベースを介して基盤に吸収され、駆動源駆動
時の振動・騒音がさらに効果的に低減される。しかも、
駆動源が基盤上より所定距離上方に位置していることに
より、基盤上での水害や塵害などから駆動源が保護され
る。
【0012】請求項4記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1または請求項2記載の発明の駆動源の据え付け
場所を特定し、基盤の一部を所望位置まで延設した延設
台上に据え付ける構成としたものである。
【0013】この構成により、請求項4記載の発明で
は、基盤からどのように離れた位置であっても駆動源が
円滑に基盤上(延設台上)に据え付けられることにな
り、駆動源の基盤上に対する据え付け自由度が高められ
る。
【0014】さらに、請求項5記載の発明が講じた解決
手段は、請求項1記載の発明の機械式駐車装置を同様に
前提とし、駆動源を、枠体の所望位置に固設された箱形
状のブラケット上に据え付け、該ブラケットの内部に、
コンクリートを充填する構成としたものである。
【0015】この構成により、請求項5記載の発明で
は、駆動源駆動時の振動は、コンクリートの充填により
質量および剛性強度を高めたブラケット(固定用ベー
ス)によって、ブラケットを膜振動および共鳴などさせ
ることなく該ブラケットで十分に吸収され、駆動源駆動
時の振動・騒音が効果的に低減されることに加えて枠体
側への振動伝達も抑制される。しかも、枠体に固設され
る従来のブラケットタイプの固定用ベースを流用するこ
とで、質量および剛性強度の高い固定用ベースが安価に
提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図3ないし図5は本発明の第1の実施の形
態に係る駆動源取付構造を適用した機械式駐車装置とし
ての二段式立体駐車装置Aを示す。該二段式立体駐車装
置Aは、コンクリートで整地した車両乗り入れ面1に凹
設された平面視で矩形状となる基盤としてのピット2に
設置され、該ピット2の入出庫口側を除く周りには安全
柵3が立設されている一方、上記入出庫口側には保安用
チェーン4が入出庫時に取り外し可能に水平方向に張ら
れている。上記ピット2も同様にコンクリートを流し込
んで整地されたコンクリート床よりなる。
【0018】上記ピット2内には、2台のパレット昇降
体5,6が昇降可能に並設され、該各パレット昇降体
5,6は、上段パレットP1と下段パレットP2とを前
後左右の4本のパレット支持枠7,…で上下二段に一体
に連結して構成され、該両上段および下段パレットP
1,P2は共に一体となって昇降するようになってい
る。上記両上段および下段パレットP1,P2のうちの
下段パレットP2の裏面には、幅方向に延びる2つのパ
レット受梁8,8が前後に所定間隔隔てて取り付けら
れ、該各パレット受梁8の両端には2つのガイドスプロ
ケット9,9が1つずつ取り付けられている。
【0019】一方、ピット底面2aの左右両端前後には
4本の補助柱10,…が1本ずつ立設され、該各補助柱
10の上端にはバランスチェーン11の一端が固設さ
れ、該バランスチェーン11は、上記両ガイドスプロケ
ット9,9のうちのピット2外寄りのガイドスプロケッ
ト9に下側から掛け渡されて上記パレット受梁8に沿っ
て下段パレットP2の幅方向に延び、ピット2内寄りの
ガイドスプロケット9に上側から掛け渡された後、ピッ
ト底面2aに固定されている。そして、この前後2本の
バランスチェーン11,11で上記各パレット昇降体
5,6を各上段および下段パレットP1,P2の水平状
態を保持した状態で昇降案内するようになされている。
【0020】上記ピット2内の相隣るパレット昇降体
5,6間には、上記各補助柱10と共に二段式立体駐車
装置Aの枠体を構成する2本の主柱12,12が前後に
所定間隔隔てて立設されている。また、上記両主柱1
2,12の上端には回転軸としてのシャフト17が軸受
(図示せず)を介して回動自在に橋絡され、該シャフト
17の後寄りには2つの従動スプロケット18,18が
並設され、該各従動スプロケット18,18には、駆動
装置20を構成する駆動源としてのブレーキ付きギヤー
ドモータからなる駆動モータ13の駆動軸15に回転一
体に並設された駆動スプロケット16,16との間でエ
ンドレスチェーンからなる駆動チェーン19がそれぞれ
巻き掛けられている。
【0021】上記各主柱12は中空状に形成され、その
中空部上端には、上記シャフト17の両端が嵌挿され、
その嵌挿部分に2つの上側スプロケット21,21が並
設されている。また、上記各主柱12の中空部下端には
同じく2つの下側スプロケット22,22が並設され、
この上下一対の上側および下側スプロケット21,22
には2条のエンドレスチェーン23,23が巻き掛けら
れている。そして、これら上側スプロケット21、下側
スプロケット22およびエンドレスチェーン23によっ
てチェーン駆動機構24が構成され、該チェーン駆動機
構24は前後の支柱12,12にそれぞれ設けられてい
る。また、この前後のチェーン駆動機構24,24、駆
動スプロケット16、従動スプロケット18、駆動チェ
ーン19およびシャフト17等により、動力伝達機構2
5が構成され、上記駆動モータ13の駆動により動力伝
達機構25を作動させて、上記各パレット昇降体5,6
(各上段および下段パレットP1,P2)を昇降させて
車両Cを入出庫するようになされている。
【0022】上記各チェーン駆動機構24の両エンドレ
スチェーン23,23には、1つのパレット掛止具(図
示せず)が両エンドレスチェーン23,23間に立ちは
だかるように橋絡され、一方、上記各パレット昇降体
5,6における下段パレットP2の動力伝達機構25側
の前後2箇所には、上記パレット掛止具と係合するフッ
ク(図示せず)が取り付けられている。そして、上記駆
動モータ13の駆動力を上記駆動スプロケット16から
駆動チェーン19を経て従動スプロケット18、シャフ
ト17に順に伝え、さらに前後のチェーン駆動機構2
4,24に伝えて該各チェーン駆動機構24を同期駆動
させることにより、上記各パレット掛止具を下側スプロ
ケット22で反転させて上昇させようとする各パレット
昇降体5,6側に移動させ、該各パレット昇降体5,6
の各フックに下方から係合させて該各パレット昇降体
5,6を昇降させるようになされている。
【0023】つまり、この二段式立体駐車装置Aでは、
動力伝達機構25の作動により、各パレット昇降体5,
6の上段パレットP1に対する入出庫時には、下段パレ
ットP2がピット底面2aに接地するとともに、上段パ
レットP1が車両乗り入れ面1とほぼ同じ高さレベルに
位置するように、各パレット掛止具を各フックに係合さ
せて各パレット昇降体5,6を下降させる一方、下段パ
レットP2に対する入出庫時には、下段パレットP2が
車両乗り入れ面1とほぼ同じ高さレベルに位置するとと
もに、上段パレットP1が車両乗り入れ面1上方に位置
するように、各パレット掛止具を各フックに係合させて
各パレット昇降体5,6を上昇させるようにしている。
このように、二段式立体駐車装置Aでは、上記動力伝達
機構25の切換え作動によってチェーン駆動機構24,
24を正転あるいは逆転駆動させることにより、一方側
のパレット昇降体5,6を各パレット掛止具から切り離
して接地させた状態で他方側のパレット昇降体5,6を
昇降させ、該パレット昇降体5,6に対し車両Cを入出
庫するようにしている。
【0024】そして、本発明の特徴部分として、図1お
よび図2にも示すように、上記駆動モータ13は、上記
両主柱12,12のうちの後側の主柱12の内側に対応
するピット底面2aに立設された4本のボルト材31,
…により四隅が上下からのナット32,…の締結により
ピット底面2a上から所定距離(例えば100mm程
度)上方に位置して固設された平面視で矩形状の板厚の
厚い鋼板製の固定用ベース33を介してピット底面2a
上に据え付けられている。
【0025】したがって、上記第1の実施の形態では、
駆動モータ13は、ピット底面2a上に、所定距離上方
に位置する固定用ベース33を介して据え付けられてい
るので、駆動モータ13駆動時の振動は、板厚が厚く剛
性強度の高い固定用ベース33を振動させることなく該
固定用ベース33で低減された後、この固定用ベース3
3を介して質量および剛性強度が双方共に高いコンクリ
ート床よりなるピット底面2aに確実に吸収され、駆動
モータ13駆動時の振動・騒音を効果的に低減させるこ
とができる。しかも、二段式立体駐車装置Aとは別体で
質量および剛性強度の高いピット底面2a上に固定用ベ
ース33が構成されて、二段式立体駐車装置Aの重量を
増加させることなく安価な固定用ベース33を提供する
ことができる。
【0026】また、駆動モータ13がピット底面2a上
から所定距離上方に位置していることにより、ピット底
面2a上での水害や塵害などから駆動モータ13を保護
することができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を図6に
基づいて説明する。
【0028】この第2の実施の形態では、駆動モータを
ピット底面上に直接据え付けるようにしている。
【0029】すなわち、本実施の形態では、図6に示す
ように、後側の主柱12の内側に対応するピット底面2
aは、駆動モータ13を据え付け可能な表面積を存して
各従動スプロケット18の直下方位置まで上方に延設さ
れ、その延設台41上に駆動モータ13が据え付けられ
ている。上記駆動モータ13の駆動軸15の先端には、
ゴム等の弾性体を介装してなる軸継手42が取り付けら
れ、この軸継手42を介して該駆動軸15と同一軸線上
を延びる延長軸43の基端が回転一体に連結されてい
る。該延長軸43は、延設台41上に設けられた軸線方
向一対の軸受44,44によって回転自在に支持され、
この延長軸43の他端に、各駆動スプロケット16が並
設されている。尚、延設台41を除くその他の構成は上
記実施の形態の場合と同じであり、同一の部分について
は同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0030】したがって、第2の実施の形態では、ピッ
ト底面2aから上方に離れた位置であっても駆動モータ
13が円滑にピット底面2a上(延設台41上)に据え
付けられることになり、駆動モータ13のピット底面2
a上に対する据え付け自由度を高めることができる。し
かも、駆動モータ13の駆動軸15と延長軸43との間
に軸継手42が設けられているので、駆動モータ13か
らの駆動軸15および駆動チェーン19などを介して主
柱12等に伝達される振動が軸継手42(弾性体)によ
って効果的に吸収され、駆動モータ13駆動時の駆動軸
15および駆動チェーン19などを介した主柱12等へ
の振動伝達が抑制されて、駆動モータ13駆動時の振動
・騒音をより効果的に低減させることができる。
【0031】尚、上記第2の実施の形態では、ピット底
面2aの一部を各従動スプロケット18の直下方位置ま
で上方に延設した延設台41を構成したが、図7に示す
ように、後側の主柱12の外側に各従動スプロケット1
8を配置し、この各従動スプロケット18の直上方位置
に対応するピット2の上縁を水平方向に延設した延設台
51が構成されていても良く、この延設台51の先端部
上面にゴム製のライナー52を介して駆動モータ13が
据え付けられるようにしている。この場合、駆動モータ
13がライナー52を介して延設台51上に据え付けら
れているので、駆動モータ13駆動時の振動がライナー
52により十分に吸収されてから延設台51上に伝達さ
れることになり、この延設台51上にて駆動モータ13
駆動時の振動が効果的に抑制される。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態を図8お
よび図9に基づいて説明する。
【0033】この第3の実施の形態では、駆動モータを
支柱に対して取り付けるようにしている。
【0034】すなわち、本実施の形態では、図8および
図9に示すように、前側の主柱12の内側に各従動スプ
ロケット18が配置され、この各従動スプロケット18
の直下方位置に対応する前側の主柱12の内側略中央位
置に鋼板よりなる断面略U字状のブラケット61が突設
され、該ブラケット61内にコンクリート材62が隙間
なく充填されている。そして、上記ブラケット61の上
方に開口する開口部61aは、鋼製厚板よりなる固定用
ベース63によって塞がれ、上記駆動モータ13は、ブ
ラケット61内部のコンクリート材62上に固定用ベー
ス63を介して据え付けられている。尚、ブラケット6
1を除くその他の構成は上記実施の形態の場合と同じで
あり、同一の部分については同一の符号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0035】したがって、第3の実施の形態では、前側
の主柱12に設けたブラケット61内部に充填したコン
クリート材62上に、固定用ベース63を介して駆動用
モータ13が据え付けられているので、駆動モータ13
駆動時の振動は、厚板よりなる固定用ベース63を振動
させることなく該固定用ベース63で低減され、この固
定用ベース63で低減された振動が、コンクリート材6
2の充填により質量および剛性強度を高めたブラケット
61によって、該ブラケット61を膜振動および共鳴な
どさせることなく十分に吸収され、駆動モータ13駆動
時の振動・騒音を効果的に低減することができることに
加えて主柱12側への振動伝達も抑制することができ
る。しかも、支柱12に固設される従来のブラケットタ
イプの固定用ベースを流用することで、質量および剛性
強度の高い固定用ベースを安価に提供することができ
る。
【0036】尚、本発明は上記各実施の形態に限定され
るものではなく、その他種々の変形例を包含するもので
ある。例えば、上記第1の実施の形態では、ピット底面
2a上に、所定距離上方に位置する固定用ベース33を
介して駆動モータ13を据え付けたが、駆動モータがピ
ット底面上の固定用ベースにダイレクトに据え付けられ
るようにしても良い。
【0037】また、上記各実施の形態では、ピット底面
2aをコンクリート床により構成したが、アスファルト
などよりなるピット底面であっても良い。
【0038】さらに、上記各実施の形態では、機械式駐
車装置としてピット底面2aを装置の下面とする二段式
立体駐車装置Aを適用した場合について述べたが、装置
の下面が車両乗り入れ面となる二段式立体駐車装置、三
段以上の副数段式立体駐車装置または水平循環式の駐車
装置などにも適用できるのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る機械式駐車装置の駆動源取付構造によれば、駆動源を
基盤上に据え付けたので、駆動源駆動時の振動を基盤で
確実に吸収して、駆動源駆動時の振動・騒音を効果的に
低減することができるとともに、機械式駐車装置の重量
を増加させずに安価でかつ質量および剛性強度の高い固
定用ベースを提供することができる。
【0040】請求項2記載の発明における機械式駐車装
置の駆動源取付構造によれば、基盤をコンクリートより
なるものにしたので、駆動源駆動時の振動を質量および
剛性強度のかなり高いコンクリート基盤でもってさらに
確実に吸収し、駆動源駆動時の振動・騒音をより効果的
に低減させることができる。
【0041】請求項3記載の発明における機械式駐車装
置の駆動源取付構造によれば、基盤上に、所定距離上方
に位置する厚板の固定用ベースを介して駆動源を据え付
けたので、駆動源駆動時の振動を固定用ベースで十分に
吸収してから基盤で吸収し、駆動源駆動時の振動・騒音
をさらに効果的に低減することができるとともに、基盤
上での水害や塵害などから駆動源を保護することができ
る。
【0042】請求項4記載の発明における機械式駐車装
置の駆動源取付構造によれば、基盤を所望位置まで延設
した延設台上に駆動源を据え付けたので、駆動源の基盤
上に対する据え付け自由度を向上させることができる。
【0043】さらに、請求項5記載の発明における機械
式駐車装置の駆動源取付構造によれば、枠体の所望位置
に固設したブラケット内部のコンクリート上に駆動源を
据え付けたので、駆動源駆動時の枠体側への振動伝達を
確実に防止しつつ振動・騒音を効果的に低減させること
ができるとともに、枠体に固設するブラケットタイプの
流用により質量および剛性強度の高い固定用ベースを安
価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る駆動源取付構
造を示す側面図である。
【図2】同駆動源取付構造を示す後面図である。
【図3】同駆動源取付構造を適用した二段式立体駐車装
置のチェーン掛けを説明する斜視図である。
【図4】同二段式立体駐車装置の側面図である。
【図5】同二段式立体駐車装置の正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る図1相当図で
ある。
【図7】第2の実施の変形形態に係る図1相当図であ
る。
【図8】第3の実施の形態に係る図1相当図である。
【図9】同じくブラケットの断面図である。
【符号の説明】
2a ピット底面(基盤) 12 主柱(枠体) 13 駆動モータ(駆動源) 15 駆動軸 25 動力伝達機構 33,63 固定用ベース 41,51 延設台 61 ブラケット 62 コンクリート材 A 二段式立体駐車装置(機械式駐車装置) C 車両 P1,P2 パレット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤上に立設した枠体内に、車両を搭載
    するパレットが設けられ、該パレットを、駆動源の駆動
    軸から動力伝達機構を介して伝達された駆動力により枠
    体に対して移動させて、上記車両を入出庫するようにし
    た機械式駐車装置において、 上記駆動源は、上記基盤上に据え付けられていることを
    特徴とする機械式駐車装置の駆動源取付構造。
  2. 【請求項2】 上記基盤は、コンクリートよりなるもの
    である請求項1記載の機械式駐車装置の駆動源取付構
    造。
  3. 【請求項3】 上記駆動源は、基盤上に、所定距離上方
    に離間して固設された厚板よりなる固定用ベースを介し
    て据え付けられている請求項1または請求項2記載の機
    械式駐車装置の駆動源取付構造。
  4. 【請求項4】 上記駆動源は、上記基盤の一部を所望位
    置まで延設した延設台上に据え付けられている請求項1
    または請求項2記載の機械式駐車装置の駆動源取付構
    造。
  5. 【請求項5】 基盤上に立設した枠体内に、車両を搭載
    するパレットが設けられ、該パレットを、駆動源の駆動
    軸から動力伝達機構を介して伝達された駆動力により枠
    体に対して移動させて、上記車両を入出庫するようにし
    た機械式駐車装置において、 上記駆動源は、上記枠体の所望位置に固設された箱形状
    のブラケット上に据え付けられ、該ブラケットの内部に
    は、コンクリートが充填されていることを特徴とする機
    械式駐車装置の駆動源取付構造。
JP22777595A 1995-09-05 1995-09-05 機械式駐車装置の駆動源取付構造 Pending JPH0972120A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102321812A (zh) * 2011-09-01 2012-01-18 东北大学 一种综合利用红土镍矿的方法
CN105909011A (zh) * 2016-04-18 2016-08-31 中国石油大学(华东) 移动拼图式沿街无干扰立体停车位
CN111075681A (zh) * 2018-10-19 2020-04-28 罗伯特·博世有限公司 液压总成

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