JPH0971341A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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JPH0971341A
JPH0971341A JP7229432A JP22943295A JPH0971341A JP H0971341 A JPH0971341 A JP H0971341A JP 7229432 A JP7229432 A JP 7229432A JP 22943295 A JP22943295 A JP 22943295A JP H0971341 A JPH0971341 A JP H0971341A
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JP
Japan
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sheet
feeding
unit
sheets
leading edge
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JP7229432A
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English (en)
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Junichi Mogi
潤一 茂木
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サイズの異なるシートが混在しているシート束
がシート積載トレイに積載された場合でも、これらのシ
ートを確実に分離して給送できるようにする。 【解決手段】後端3a側が持ち上げられて傾斜している
シート積載トレイ3に積載されるシート2の先端をシー
ト先端規制板6で整合し、シート先端規制板6のフック
部6a上にシート2の先端下部を保持して移動機構11
の駆動で上方に持ち上げ、搬送ベルト8に吸着された最
下部のシート2aとその上にある次のシート2b間にシ
ート分離装置5から空気B1 を吹き付けて、これらのシ
ート2a,2bを分離し、搬送ベルト8に吸着されてい
る最下部のシート2aだけを給送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気の吸引力を利
用してシートを給送するシート給送装置及び画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シート積載トレイ上に積載さ
れたシートを複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像
形成装置の内部に順次給送するシート給送装置は、種々
提案されている。
【0003】一般的な給送方式としては、表面がゴム等
の弾性体で形成されたローラの回転摩擦によって、シー
ト積載トレイ上に積載されたシートを給送する方式があ
る。しかしながら、この給送方式では、摩擦によるロー
ラの外形変形等によってシートの給送性能が安定しなか
ったり、表面状態の異なるシートに対応仕切れないとい
う欠点があった。
【0004】そこで、近年では、空気の吹き付け力及び
吸引力を利用してシート積載トレイ上に積載されたシー
トを1枚づつ分離して給送する方式のシート給送装置が
提案されている。
【0005】図6は、従来の空気の吹き付け力及び吸引
力を利用してシートを給送するシート給送装置の一例を
示す概略断面図、図7は、このシート給送装置のシート
積載トレイを示す斜視図である。
【0006】このシート給送装置100は、束になって
いる複数枚のシート(用紙)101を積載するシート積
載トレイ102と、シート積載トレイ102の給送方向
下流側(図の左側)の下方に配置されたシート101を
給送する搬送ベルト103と、搬送ベルト103内に設
けたシート101を吸引する吸引チャンバ104と、搬
送ベルト103の給送方向下流側の上部に配置されたシ
ート101の先端側に向けて空気を噴射するシート分離
装置105を備えている。
【0007】シート101の後端側(図の右側)は、シ
ート積載トレイ102の後端に取り付けられているシー
ト後端規制板106に当接されてシート積載トレイ10
2上に積載される。
【0008】シート積載トレイ102の中央部の先端
(シート分離装置105が配置されている側)から中央
付近にかけて切欠き部102aが形成されており、この
切欠き部102aには、多数の孔107が形成されてい
る搬送ベルト103が設置されている。
【0009】搬送ベルト103は、ローラ108a,1
08bに所定の張力で巻き掛けられており、駆動モータ
(図示省略)の駆動によって給送方向Aに回転駆動され
る。吸引チャンバ104には、空気を吸引するためのブ
ロア(図示省略)が接続されており、シート分離装置1
05には、搬送ベルト103の先端側に対して斜め上方
から空気を吹き付けるための空気吹き出し口109が多
数形成されている。従来のシート給送装置100は上述
したように構成されており、シート積載トレイ102に
積載されているシート101を給送する場合、ブロア
(図示省略)の駆動によって、空気が搬送ベルト103
の多数の孔107から吸引チャンバ104内に強制的に
吸い込まれることによって、シート積載トレイ102の
最下部のシート101aが搬送ベルト103上に真空吸
着され、このシート101aは、駆動モータ(図示省
略)の駆動によって回転駆動される搬送ベルト103に
よって排出側(給送方向A)に搬送される。
【0010】この時、シート分離装置105の空気吹き
出し口109から斜め下方に向けて空気を噴射すること
により、噴射された空気は、最下部のシート101aと
その上のある次のシート101b間に吹き付けられてシ
ート101aとシート101bを分離し、最下部のシー
ト101aだけを給送する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のシート給送装置100では、一般に2枚目以降のシ
ートが重なって給送されるのを防止する目的で、図6に
示したように、シート積載トレイ102は、シート10
1の給送方向下流側(図の左側)を給送方向上流側(図
の右側)よりも上方に位置するように所定の角度θで傾
斜させて設置されている。
【0012】そして、シート分離装置105の空気吹き
出し口109から噴射される空気でシート101が後退
しないように、シート101の後端側をシート後端規制
板106で規制してシート積載トレイ102上に積載し
ている。
【0013】しかしながら、このような構成の従来のシ
ート給送装置100では、たとえば、図8に示すよう
に、シート積載トレイ102にA4サイズとA3サイズ
のシート、或はB5サイズとB4サイズのシートのよう
な同系列でサイズの異なるシート101c,101dが
混載されている場合に、これらの混載している同系列で
サイズの異なるシート101c,101dを、同図に示
すような給送方向Aで積載して給送すると、以下のよう
な不具合があった。
【0014】即ち、上述したような同系列でサイズの異
なるシート101c,101dをシート積載トレイ10
2に積載する場合、シート積載トレイ102のシート後
端規制板106は、ラージサイズ(図8ではA4サイズ
に対するA3サイズ、或はB5サイズに対するB4サイ
ズ)のシート101dに合わせてその位置が設定され、
一方、スモールサイズ(図8ではA3サイズに対するA
4サイズ、或はB4サイズに対するB5サイズ)のシー
ト101cも、上述したように搬送ベルト103に吸着
させて給送するためには、前記ラージサイズのシート1
01dとスモールサイズのシート101cの給送方向下
流側の各先端を、それぞれ同じ位置に合わせてシート積
載トレイ102に積載する必要がある。
【0015】このため、図8に示したように、同系列で
サイズの異なるシート101c,101dをシート積載
トレイ102に積載する場合には、スモールサイズのシ
ート101cとラージサイズのシート101dとの間に
は、隙間Lが生じる。
【0016】そして、このような同系列でサイズの異な
るシート101c,101dを給送する場合、上述した
ように、シート分離装置105の空気吹き出し口109
から斜め下方に向けて空気を搬送ベルト103方向に噴
射すると、スモールサイズのシート101cは、噴射さ
れる空気によって隙間Lの範囲でシート後端規制板10
6側に徐々に後退していく。
【0017】この結果、スモールサイズのシート101
cは、ラージサイズのシート101dに対して給送が遅
れることによる遅延ジャム、あるいは搬送ベルト103
から外れて給送ができなくなるといった状況が発生す
る。
【0018】また、シート積載トレイ102上に同じサ
イズのシートが積載される場合でも、シート分離装置1
05から噴射される空気でシートが後退するのを防止す
るために、シート後端規制板106でシートの後端を規
制する必要がある。
【0019】更に、シート後端規制板106は、シート
積載トレイ102上に積載されるシートのサイズに応じ
て移動させる必要があるので、シート後端規制板106
に移動手段を設ける必要がある。
【0020】このように、従来の空気の吹き付け力及び
吸引力を利用してシートを給送するシート給送装置、例
えば自動原稿送り装置などでは、サイズの異なるシート
が混載された場合には、シートが後退して、シートを確
実に分離して給送することができないという問題があっ
た。
【0021】そこで、本発明は、サイズの異なるシート
が混在しているシート束を給送する場合でも、シートの
後退を防止し、シートを確実に分離して給送を行うこと
ができるシート給送装置及び画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、第1の発明は、複数枚のシー
トを積載可能なシート積載手段と、前記シート積載手段
に積載されている最下位のシートを空気の吸引によって
吸着して給送する給送手段と、前方から空気を吹き付け
て前記シート積載手段に積載されている前記最下位のシ
ートとその上にある他のシートとを分離するシート分離
手段とを有し、前記シート積載手段に積載されているシ
ート束の前記最下位のシートとその上にある他のシート
とを前記シート分離手段で分離して、前記給送手段で前
記最下位のシートを順次給送するシート給送装置におい
て、前記シート積載手段に積載されるシート束に対し
て、シート先端を規制するシート先端規制手段と、前記
シート先端規制手段の下部に形成され、前記シート積載
手段に積載されるシート束のシート先端下部を保持する
フック部とを備えたことを特徴としている。
【0023】また、前記シート積載手段を、給送方向下
流側に対して給送方向上流側を持ち上げるように所定の
角度で傾斜して設置する。
【0024】また、前記シート先端規制手段には、該シ
ート先端規制手段を前記シート積載手段のシート積載面
に対して略垂直方向に移動させる移動手段が取り付けら
れており、前記シート積載手段にシート束が積載される
と、前記移動手段は、前記シート先端規制手段を前記シ
ート積載手段の積載面に対して略垂直方向に持ち上げる
ように移動させるようにする。
【0025】また、前記シート積載手段と給送手段が、
給送方向下流側を回転支点にして給送方向上流側を持ち
上げるように傾斜移動自在である。
【0026】また、前記給送手段には、該給送手段を前
記シート積載手段のシート積載面に対して略垂直方向に
移動させる移動手段が取り付けられている。
【0027】また、第2の発明は、画像形成装置に関す
るものであり、表面に情報を有する原稿シートを給送す
る請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート給送装置
と、前記シート給送装置から給送された前記原稿シート
上の情報を読み取ってシートに前記情報に対応した画像
を形成する画像形成部とを備えたことを特徴としてい
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート給送装置を示す側断面図である。このシート給送
装置1は原稿を自動的に送り出す自動原稿送り装置であ
り、原稿であるシート2の束が積載されているシート積
載トレイ3と、シート積載トレイ3の給送方向下流側
(図1ではシート積載トレイ3の左側)の下方に配置さ
れたシート2を吸引して給送する給送装置4と、シート
積載トレイ3の給送方向下流側の先端側に向けて空気B
1 を噴射する複数のノズル5aを有するシート分離装置
5と、シート2の給送方向Aの先端を規制するシート先
端規制板6を備えている。
【0030】シート2は、例えば同系列でサイズの異な
る原稿からなり、大きいサイズ(例えばA3サイズ)の
原稿(以下、ラージサイズシートと略称する)と、小さ
いサイズ(例えばA4サイズ)の原稿(以下、スモ−ル
サイズシートと略称する)が混在している。
【0031】シート積載トレイ3は、水平面に対してシ
ート積載トレイ3の後端3a側が先端3b側より持ち上
がるように所定の傾斜角度θ(シート2がシート積載ト
レイ3の積載面3c上を自重で滑る角度)で上方に傾斜
している。
【0032】給送装置4は、ローラ7a,7b間に所定
の張力で巻き掛けられた搬送ベルト8と、搬送ベルト8
を回転駆動する駆動モータ(図示省略)と、空気吸引装
置9とで構成されており、シート積載トレイ3の給送方
向Aの先端3b側に形成されている切欠き部3d(シー
ト2の先端側が積載される部分)に配置されている。搬
送ベルト8には、多数の孔8aが形成されている。
【0033】空気吸引装置9は、搬送ベルト8内に配置
された上面に空気吸入口9aを有する筐体10と、筐体
10に連結されたブロア等の空気吸引源(図示省略)と
で構成されており、空気吸引源(図示省略)の運転によ
って搬送ベルト8の各孔8aを通して空気吸引装置9の
筐体10内に空気B2 を強制的に吸引し、シート積載ト
レイ3に積載された最下部のシート、図ではラージサイ
ズシート2aを搬送ベルト8上に真空吸着させる。
【0034】シート分離装置5は、搬送ベルト8の給送
方向下流側の先端の上方に配置されており、先端のノズ
ル5aから搬送ベルト8の先端側に対して斜め上方から
空気B2 を搬送ベルト8上に噴射する。
【0035】シート先端規制板6は、シート積載トレイ
3の先端3bの上部に取り付けられており、シート先端
規制板6の下部の内側にはフック部6aが形成されてい
る。フック部6aは、シート積載トレイ3に積載される
シート2の先端がシート先端規制板6で規制された時
に、シート2の先端下部を保持する。よって、シート積
載トレイ3に積載されるシート2の先端側は、シート先
端規制板6のフック部6a上に積載される。
【0036】また、シート先端規制板6には、ソレノイ
ド等で構成される移動機構11が取り付けられており、
シート先端規制板6をシート積載トレイ3の積載面3c
に対して略垂直に上方へ移動させることができる。
【0037】移動機構11は、シート積載トレイ3にシ
ート2が積載されてシート積載スイッチ(図示省略)が
オンになると駆動されて、シート先端規制板6を上方に
移動させる。また、シート先端規制板6は、シート積載
トレイ3にシート2が積載されていない時は、搬送ベル
ト8上に下がっている。
【0038】尚、12は、シート積載トレイ3に積載さ
れるシート2の両サイドを規制するサイド規制板であ
り、シート2のサイズに合わせてシート2の幅方向に移
動自在に設置されている。
【0039】次に、上述したシート給送装置1によるシ
ート給送動作を説明する。
【0040】傾斜しているシート積載トレイ3にシート
(本実施の形態では、同系列でサイズの異なるシート
で、ラージサイズシート(例えばA3サイズ)と、スモ
ールサイズシート(例えばA4サイズ))2を積載する
と、シート2はシート積載トレイ3の傾斜により、自重
によってシート積載トレイ3の積載面3cを滑って、シ
ート2の先端がシート先端規制板6に押し付けられて整
合される。
【0041】この時、シート2の積載によってシート積
載スイッチ(図示省略)がオンされると、シート先端規
制板6が移動機構11の駆動により上方に移動すること
により、フック部6a上に保持されているシート2の先
端下部側が持ち上げられて、シート先端規制板6のフッ
ク部6aと搬送ベルト8の間に隙間が形成される。
【0042】そして、シート給送スイッチ(図示省略)
がオンされると、制御部(図示省略)から出力されるシ
ート給送信号に基づいて空気吸引装置9の空気吸引源
(図示省略)と、シート分離装置5が運転されることに
より、搬送ベルト8の各孔8aを通して空気吸引装置9
内に空気B2 が強制的に吸引され、シート積載トレイ3
に積載された最下部のシート、図ではラージサイズシー
ト2aが搬送ベルト8上に真空吸着される。
【0043】一方、シート分離装置5の運転によって、
先端のノズル5aから搬送ベルト8の先端側に対して斜
め上方から空気B1 を噴射する。
【0044】そして、制御部(図示省略)から出力され
るシート給送信号に基づいて搬送ベルト8の駆動モータ
(図示省略)を駆動し、搬送ベルト8を回転駆動するこ
とによって、吸着された最下部のラージサイズシート2
aをシート給送方向Aに給送する。
【0045】この際、シート分離装置5のノズル5aか
ら噴射される空気B1 が、搬送ベルト8上に吸着された
最下部のラージサイズシート2aと、その上にある次の
シート、図ではラージサイズシート2b間に吹き付けら
れてこの2枚のシート2a,2bを分離し、搬送ベルト
8に吸着された最下部のラージサイズシート2aだけを
給送する。
【0046】この時、シート積載トレイ3に積載された
シート2の先端下部は、シート先端規制板6のフック部
6aでさばかれるので、シート分離装置5のノズル5a
から噴射される空気B1 が最下部のラージサイズシート
2a上の奥まで入っていき、最下部のラージサイズシー
ト2aと、その上にある次のラージサイズシート2bは
良好に分離される。
【0047】更に、シート積載トレイ3の後端3a側を
持ち上げるように傾斜させた構成により、シート2の自
重によって滑ってその先端がシート先端規制板6に押し
付けられ、また、シート先端規制板6のフック部6a上
に保持されているシート2の先端は、シート先端規制板
6でシート分離装置5のノズル5aから噴射される空気
1 が当らないように遮蔽されていることによって、シ
ート分離装置5のノズル5aから噴射される空気B1
よるシート2の給送方向上流側への後退が防止され、ジ
ャムや重送が発生することなく確実に給送される。
【0048】そして、この最下部のラージサイズシート
2aが給送されると、その上の次のシート、図ではラー
ジサイズシート2bが搬送ベルト8上に吸着され、順次
同様の給送動作を行ってシート積載トレイ3に積載され
ているシート2を給送方向Aに給送する。
【0049】このように、本実施の形態では、サイズの
異なるシート2(例えばA3サイズのラージサイズシー
トと、A4サイズのスモールサイズシート)がシート積
載トレイ3に積載される場合でも、シート分離装置5の
ノズル5aから噴射される空気B1 によってシート2が
給送方向上流側に後退するのを防止して、サイズの異な
るシートの両方を確実に給送することができる。
【0050】また、シート給送時に、シート積載トレイ
3に積載されたシート2の先端下部は、シート先端規制
板6のフック部6aでさばかれるので、シート分離装置
5のノズル5aから噴射される空気B1 の流量及び圧力
を小さくしても、最下部のシート2aを確実に分離して
給送することができる。
【0051】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
シート給送装置を示す側断面図である。
【0052】このシート給送装置20は、給送方向下流
側を回転支点にしてシート積載トレイ3及び給送装置4
を任意の傾斜角度θに傾斜移動させる傾斜移動装置(図
示省略)と、給送装置4をシート積載トレイ3の積載面
3cに対して垂直方向に移動させる移動装置22を設け
た構成である。尚、シート先端規制板6には、上述した
移動機構は取り付けられていない。他の構成は上述した
第1の実施の形態と同様である。
【0053】移動装置22は、空気吸引装置9の下方に
設けた2個のカム23,24と、カム23,24の各回
転軸25a,25bに接続された駆動装置(図示省略)
とで構成されており、移動装置22の駆動装置(図示省
略)は、制御部(図示省略)から出力されるシート給送
信号に基づいて駆動される。尚、移動装置22も、シー
ト積載トレイ3及び給送装置4の傾斜移動に合わせて傾
斜移動するように構成されている。
【0054】カム23,24は空気吸引装置9の筐体1
0の下部に接しており、カム23,24の回転によって
給送装置4及び空気吸引装置9は、シート積載トレイ3
の積載面3cに対して垂直方向に移動する。
【0055】次に、上述したシート給送装置20による
シート給送動作を説明する。
【0056】シート積載トレイ3にシート2が積載され
ていない状態では、シート積載トレイ3、給送装置4、
空気吸引装置9及び移動装置22は水平状態に格納され
ている。
【0057】そして、図3に示すように、シート積載ト
レイ3に原稿であるシート(図ではラージサイズシート
(例えばA3サイズ)と、スモールサイズシート(例え
ばA4サイズ))2が積載されてシート積載スイッチ
(図示省略)がオンになると傾斜移動装置(図示省略)
が駆動され、給送方向下流側を回転支点にしてシート積
載トレイ3、給送装置4を、シート積載トレイ3の後端
3a側を持ち上げるように所定の傾斜角度θ(シート2
がシート積載トレイ3の積載面3c上を自重で滑る角
度)に傾斜させる。この時、移動装置22も、給送装置
4の傾斜移動に合わせて傾斜移動する。
【0058】シート積載トレイ3に積載されたシート2
はシート積載トレイ3の傾斜により、自重によってシー
ト積載トレイ3の積載面3cを滑って、シート2の先端
がシート先端規制板6に押し付けられて整合される。
【0059】そして、制御部(図示省略)から出力され
るシート給送信号に基づいて移動装置22の駆動装置
(図示省略)を駆動してカム23,24を回転させ、空
気吸引装置9の筐体10の下部に接しているカム23,
24の各先端23a,24aで押し上げるようにして、
給送装置4をシート積載トレイ3の積載面3cに対して
略垂直に上方(矢印D1 方向)へ移動させ、搬送ベルト
8の上部をシート積載トレイ3積載されている最下部の
シート、図ではラージサイズシート2aに略接する位置
に持ってくる。そして、シート給送スイッチ(図示省
略)がオンされると、制御部(図示省略)から出力され
るシート給送信号に基づいて空気吸引装置9の空気吸引
源(図示省略)と、シート分離装置5が運転されて、搬
送ベルト8の各孔8aを通して空気吸引装置9内に空気
が強制的に吸引され、シート積載トレイ3に積載された
最下部のシート、図ではラージサイズシート2aが搬送
ベルト8上に真空吸着される。
【0060】搬送ベルト8上に最下部のラージサイズシ
ート2aが吸着されると、図4に示すように、制御部
(図示省略)から出力される制御信号に基づいて移動装
置22の駆動装置(図示省略)を駆動してカム23,2
4を回転させ、空気吸引装置9の筐体10の下部に接し
ているカム23,24の各側面23b,24bで下げる
ようにして、給送装置4をシート積載トレイ3の積載面
3cに対して略垂直に下方(矢印D2 方向)へ移動させ
る。
【0061】この際、最下部のラージサイズシート2a
の先端側は、搬送ベルト8に吸着された状態にある。ま
た、給送装置4が下方に移動することにより、シート先
端規制板6のフック部6aと搬送ベルト8の間に隙間が
形成されて、シート2の先端下部がシート先端規制板6
のフック部6aで持ち上げられた状態になる。
【0062】一方、シート分離装置5の運転によって、
先端のノズル5aから搬送ベルト8の先端側に対して斜
め上方から空気を噴射する。
【0063】そして、制御部(図示省略)から出力され
るシート給送信号に基づいて搬送ベルト8の駆動モータ
(図示省略)を駆動し、搬送ベルト8を回転駆動するこ
とによって、吸着される最下部のラージサイズシート2
aを給送方向Aに給送する。この際、シート分離装置5
のノズル5aから噴射される空気が、搬送ベルト8上に
吸着される最下部のラージサイズシート2aと、その上
にある次のシート、図ではラージサイズシート2b間に
吹き付けられてこの2枚のシート2a,2bを分離し、
搬送ベルト8に吸着される最下部のラージサイズシート
2aだけを給送する。
【0064】この時、シート積載トレイ3に積載された
シート2の先端下部は、シート先端規制板6のフック部
6aでさばかれるので、シート分離装置5のノズル5a
から噴射される空気が最下部のラージサイズシート2a
上の奥まで入っていき、最下部のラージサイズシート2
aと、その上にある次のラージサイズシート2bは良好
に分離される。
【0065】このように、本実施の形態においても、上
述した実施の形態同様、サイズの異なるシートが積載さ
れている場合でも、最下部のシートをジャムや重送が発
生することなく確実に分離して給送することができる。
【0066】また、シート積載トレイ3に積載されたシ
ート2の先端下部は、シート先端規制板6のフック部6
aでさばかれるので、シート分離装置5のノズル5aか
ら噴射される空気の流量及び圧力を小さくしても、最下
部のシート2aを確実に分離して給送することができ
る。
【0067】また、上述した各実施の形態において、シ
ート積載トレイ3に積載されるシート2の両サイドを規
制するサイド規制板12を、シート2の幅方向に一定幅
で数回動かして伸縮させる(一般的にはジョギングと呼
ばれている)ことにより、シート先端規制板6で規制さ
れるシート2の先端の整合をより確実に行うことができ
る。
【0068】尚、上述した各実施の形態では、シート積
載トレイ3に異なるサイズのシート2を混載した場合で
あったが、同じサイズのシートを積載する場合でも同様
にシートの後退を防止して確実に給送することができ
る。
【0069】図5は、上述した第1の実施の形態で述べ
たシート給送装置1を画像形成装置(複写機)の自動原
稿送り装置(ADF)に適用した例を示す側断面図であ
る。この画像形成装置30の本体31内には、原稿載置
台(プラテン)32、光源33、レンズ系34、給紙部
35、画像形成部36等を備え、原稿載置台(プラテ
ン)32上には、上述したシート給送装置1を備えた自
動原稿送り装置50が設置されている。
【0070】給紙部35には、シート(用紙)37がそ
れぞれ収納された着脱自在なカセット38a,38b,
38cと、各シート(用紙)37を給送する給送機構3
9a,39b,39cが配置されている。尚、カセット
38c、給送機構39cは、本体31の下に設置したペ
ディスタル40内に配置されている。
【0071】画像形成部36には、円筒状の感光体4
1、トナーを収納した現像器42、転写用帯電器43、
分離帯電器44、クリーナ45、一時帯電器46等が配
置されている。また、画像形成部36のシート排出側に
は、搬送装置47、定着装置48、排出ローラ49等が
配置されている。
【0072】自動原稿送り装置50は、上述したシート
給送装置1、搬送路51、送りローラ52、搬送ベルト
53、ガイド板54、及び排出ローラ55等で構成され
ている。
【0073】次に、上述した画像形成装置30による画
像形成動作を説明する。
【0074】画像形成装置30の画像形成スイッチ(図
示省略)がオンされると、上述したシート給送装置1に
よりシート積載トレイ3の最下部に積載された原稿56
(図1のシート2aに相当)は、搬送路51を通して送
りローラ52によって原稿載置台(プラテン)32上に
送り込まれ、搬送ベルト53の回転駆動によって原稿載
置台(プラテン)32上の所定位置に搬送される。
【0075】この後、所定のタイミングで画像形成部3
6が駆動され、先ず、カセット38a,38b,38c
のいずれかから各給送機構39a,39b,39cによ
り、シート(用紙)37が選択的に画像形成部36側に
給送される。
【0076】そして、光源33から光を原稿載置台(プ
ラテン)32に載置した原稿56に照射してその反射光
を、レンズ系34を介して感光体40に照射する。感光
体40は、予め一時帯電器45によって帯電されている
ため、前記反射光が入射されることにより静電潜像が形
成され、次いで、現像器41によってトナー像が形成さ
れる。
【0077】そして、カセット38a,38b,38c
のいずれかから選択的に給送されたシート(用紙)37
は、レジストローラ54で斜行が補正され、且つタイミ
ングが合わされて画像形成部36に給送される。
【0078】画像形成部36では、給送されたシート
(用紙)37に転写用帯電器42によって感光体40の
トナー現像が転写され、転写されたシート(用紙)37
は、分離帯電器43によって転写用帯電器42と逆極性
に帯電されて感光体40から分離される。
【0079】そして、分離されたシート(用紙)37
は、搬送装置46により搬送されて定着装置47により
シート(用紙)37上の未定着転写画像が定着され、排
出ローラ55によって排出される。
【0080】一方、原稿載置台(プラテン)32上に載
置された原稿56は、光源33から照射された光によっ
てスキャナーされた後、所定のタイミングでガイド板5
4に案内され、排出ローラ55によってシート積載トレ
イ3上に排出される。
【0081】このように、上述したシート給送装置1を
備えた画像形成装置30では、異なるサイズの原稿が混
在している原稿束がシート積載トレイ3に積載される場
合でも、シート分離装置5から噴射される空気によって
後退することなく原稿載置台(プラテン)32上に確実
に給送されて、原稿の読み取りを行うことができる。ま
た、上述した第2の実施の形態で述べたシート給送装置
20も同様に画像形成装置(複写機)の自動原稿送り装
置に適用するこができる。
【0082】尚、本実施の形態では、自動原稿送り装置
に本発明を適用した例を示したが、これに限定されるも
のではなく、他の給紙装置に適用してもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシー
ト給送装置では、シート先端規制手段によりシート積載
トレイに積載されるシート束のシート先端を規制するこ
とによって、シート分離手段から噴射される空気による
シートの後退を、シートの後端を規制することなく防止
することができるので、サイズの異なるシートが混在し
ているシート束を給送する場合でも、シートを確実に分
離して給送することができる。
【0084】また、本発明に係る上述したシート給送装
置を備えた画像形成装置では、異なるサイズの原稿が混
在している原稿束が積載される場合でも確実に分離して
給送されて、原稿の読み取りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るシート給送装置を示す
断面図。
【図2】第2の実施の形態に係るシート給送装置を示す
断面図。
【図3】第2の実施の形態に係るシート給送装置による
シート給送前の状態を示す断面図。
【図4】第2の実施の形態に係るシート給送装置による
シート給送時の状態を示す断面図。
【図5】第1の実施の形態に係るシート給送装置を備え
た画像形成装置の概略構成を示す断面図。
【図6】従来のシート給送装置の一例を示す概略断面
図。
【図7】従来のシート給送装置のシート積載トレイを示
す斜視図。
【図8】シート積載トレイに積載されるサイズの異なる
シートを示す図。
【符号の説明】
1,20 シート給送装置 2 シート 3 シート積載トレイ(シート積載手段) 4 給送装置(給送手段) 5 シート分離装置(シート分離手段) 6 シート先端規制板(シート先端規制手段) 6a フック部 8 搬送ベルト 9 空気吸引装置 22 移動装置(移動手段) 23,24 カム 30 画像形成装置 32 原稿載置台 50 自動原稿送り装置 56 原稿

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートを積載可能なシート積載
    手段と、前記シート積載手段に積載されている最下位の
    シートを空気の吸引によって吸着して給送する給送手段
    と、前方から空気を吹き付けて前記シート積載手段に積
    載されている前記最下位のシートとその上にある他のシ
    ートとを分離するシート分離手段とを有し、前記シート
    積載手段に積載されているシート束の前記最下位のシー
    トとその上にある他のシートとを前記シート分離手段で
    分離して、前記給送手段で前記最下位のシートを順次給
    送するシート給送装置において、 前記シート積載手段に積載されるシート束に対して、シ
    ート先端を規制するシート先端規制手段と、 前記シート先端規制手段の下部に形成され、前記シート
    積載手段に積載されるシート束のシート先端下部を保持
    するフック部と、 を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート積載手段は、給送方向下流側
    に対して給送方向上流側を持ち上げるように所定の角度
    で傾斜して設置されている、 請求項1のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート先端規制手段には、該シート
    先端規制手段を前記シート積載手段のシート積載面に対
    して略垂直方向に移動させる移動手段が取り付けられて
    おり、前記シート積載手段にシート束が積載されると、
    前記移動手段は、前記シート先端規制手段を前記シート
    積載手段の積載面に対して略垂直方向に持ち上げるよう
    に移動させる、 請求項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート積載手段と給送手段は、給送
    方向下流側を回転支点にして給送方向上流側を持ち上げ
    るように傾斜移動自在である、 請求項1記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記給送手段には、該給送手段を前記シ
    ート積載手段のシート積載面に対して略垂直方向に移動
    させる移動手段が取り付けられている、 請求項4のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 表面に情報を有する原稿を給送する請求
    項1乃至5のいずれか1項記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置から給送された前記原稿上の情報を
    読み取ってシートに前記情報に対応した画像を形成する
    画像形成部と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP7229432A 1995-09-06 1995-09-06 シート給送装置及び画像形成装置 Pending JPH0971341A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256819A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006256819A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置

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