JPH0970983A - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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JPH0970983A
JPH0970983A JP25182895A JP25182895A JPH0970983A JP H0970983 A JPH0970983 A JP H0970983A JP 25182895 A JP25182895 A JP 25182895A JP 25182895 A JP25182895 A JP 25182895A JP H0970983 A JPH0970983 A JP H0970983A
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Motohito Hino
元人 日野
Toyoki Sasaki
豊紀 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送中や保管時にインクカートリッジのイン
ク供給口からのインク漏れを防止するとともに、記録ヘ
ッドへの装着時においてもインク供給口からのインク漏
れを防止する。 【解決手段】 インク吸収体48を収容した容器体45
のインク供給口45aから、記録ヘッドに連通する連結
筒部を突入するものにおいて、インクカートリッジを記
録ヘッドに装着しない状態においてインク供給口45a
を塞ぐ栓部材50に、容器体45内に突出する突出部5
2を形成し、その突出部52によってインク吸収体48
を押圧して圧縮ぐせ49をつけておく。栓部材50によ
って、輸送中や保管時にインク供給口45aからのイン
ク漏れを防止するとともに、記録ヘッドへの装着時に、
インク吸収体48に予め圧縮ぐせがついていることで、
記録ヘッドに連通する連結筒部が突入する際に、インク
吸収体が圧縮されてインクが染み出るのを最小限にし、
インク漏れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置の記録ヘッドに着脱自在に装着してインクを供給
するインクカートリッジに関し、特に、記録ヘッドに装
着しない不使用時には、インクカートリッジのインク供
給口を密閉状に塞ぐ栓部材で、インク吸収体に圧縮ぐせ
をつけておき、栓部材を取外して記録ヘッドに装着する
ときのインク漏れを防止するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置の記録
ヘッドにインクを供給する為のインクカートリッジは、
インクを吸収保持させたスポンジ状のインク吸収体を、
インク供給口を有する箱状の容器体に収納した構造であ
り、駆動されるキャリッジに取付けられたヘッドホルダ
に着脱自在に装着される。このヘッドホルダには、記録
ヘッドと、これにインクを供給するインク通路が形成さ
れた連結筒部とが設けられ、インクカートリッジがヘッ
ドホルダに装着されたときには、連結筒部の先端部分が
インク供給口から容器体の内部に挿入され、連結筒部の
先端部でインク吸収体が部分的に圧縮されて、インク吸
収体のインクが、連結筒部を介して記録ヘッドに供給さ
れるようになっている。
【0003】ところで、前記インクカートリッジを輸送
したり保管するときに、インク吸収体に保持させている
インクがインク供給口から外部に漏れないように、イン
ク供給口を栓部材で栓をするようにしたインクカートリ
ッジが提案されている。例えば、特開平7−13727
4号公報には、インクカートリッジのインク供給口を、
そのインク供給口を設けた壁と同じ厚さの栓材で塞ぐよ
うにして、輸送中や保管時にインク供給口からのインク
漏れを防止するとともに、インク供給口にインク溜まり
ができるのを防止して、栓材の取外し時におけるインク
漏れを防止したインクカートリッジが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平7
−137274号公報に記載のインクカートリッジで
は、保管・輸送中のインク漏れや、開封時のインク漏れ
を防止できるが、ヘッドホルダに装着する際のインク漏
れの対策については、何ら考慮されたものではない。即
ち、開封したインクカートリッジを、ヘッドホルダに装
着する際には、連結筒部の先端部分が容器体の内部に挿
入されて、インク吸収体が圧縮されてインクが染み出す
ため、そのインクがインク供給口から漏れるという問題
がある。
【0005】本発明の目的は、輸送中や保管時における
インクカートリッジのインク供給口からインク漏れを防
止できるとともに、記録ヘッドへの装着時におけるイン
ク供給口からのインク漏れを防止し得るようなインクカ
ートリッジを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のインクカート
リッジは、インク供給口を形成した箱状の容器体と、そ
の容器体に収容されインクを吸収保持したインク吸収体
とを有し、インクジェット記録装置の記録ヘッドにイン
クを供給するインクカートリッジであって、記録ヘッド
へのインク通路が形成された連結筒部をインク供給口か
ら容器体の内部に突入させた状態で着脱可能に記録ヘッ
ドに装着されるインクカートリッジにおいて、インクカ
ートリッジを記録ヘッドに装着しない状態において、イ
ンク供給口を塞ぐ栓部材であって、インク供給口を密閉
状に塞ぐ栓部と、その栓部の先端部に一体形成されイン
ク吸収体を押圧するように容器体内へ所定長さ突出した
突出部とを有する栓部材を備えたものである。
【0007】作用について説明すると、栓部材がインク
カートリッジのインク供給口に装着されている状態で
は、栓部によりインク供給口が密閉状に塞がれているた
め、保管・輸送中に、インク吸収体に吸収保持されたイ
ンクがインク供給口から外部へ漏れるのが防止される。
また、これと同時に突出部でインク吸収体を継続して押
圧しているため、インク吸収体には、突出部と略同形の
圧縮ぐせがつくようになる。そして、栓部材をインク供
給口から取外して、インクカートリッジを記録ヘッドに
装着する際には、連結筒部がインク供給口へ挿入される
ことになるが、インク吸収体には圧縮ぐせが形成されて
いるので、連結筒部でインク吸収体を圧縮する圧縮量が
少なくなり、インク吸収体から染み出すインクの量が殆
どなく、インク供給口からのインク漏れを防止できる。
【0008】請求項2のインクカートリッジは、請求項
1の発明において、前記栓部材の突出部は、連結筒部の
容器体内へ突入する突入寸法とほぼ同じかそれよりもや
や小さい寸法だけ容器体内へ突入するように構成された
ものである。
【0009】請求項3のインクカートリッジは、請求項
1又は請求項2の発明において、前記栓部材は、インク
供給口の外周部の容器体の外面部分に外側から当接する
鍔部を有するものである。
【0010】請求項4のインクカートリッジは、請求項
3の発明において、前記容器体に可撓性の可撓部を介し
て連結された連結部材を一体形成し、この連結部材に栓
部材を一体形成したものである。
【0011】請求項5のインクカートリッジは、請求項
3の発明において、前記栓部材は、それを着脱する際に
把持する為の把持部を、鍔部と一体成形したものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態は、イン
クジェット記録装置に設けられている記録機構のヘッド
ホルダに、水平方向から着脱自在に装着されるインクカ
ートリッジに本発明を適用した場合の例である。尚、本
発明は、ヘッドホルダに鉛直方向又は斜め方向から着脱
自在に装着されるインクカートリッジにも適用できる。
図1に示すように、インクジェット記録装置1のハウジ
ング2内には、用紙Pを搬送する為のプラテン3と、キ
ャリッジ4を駆動する為のキャリッジ駆動機構5と、イ
ンクカートリッジ32のインクを記録ヘッド31の複数
の噴射ノズル41から噴射させて用紙Pに記録する記録
機構5等が設けられている。
【0013】図2に示すように、左右方向向きに配設さ
れたプラテン3のプラテン軸10は、側壁板12に枢支
され、その左部にはプラテンギヤ11が取付けられてい
る。プラテンギヤ11に噛合する第1従動ギヤ14と第
2従動ギヤ15からなる複合ギヤ13は、支持板12に
回転可能に枢支され、第2従動ギヤ15に噛合する駆動
ギヤ16に、フィードモータ17が取付けられ、フィー
ドモータ17を所定回転方向に駆動して駆動ギヤ16が
回転することにより、複合ギヤ13とプラテンギヤ11
とを介して、プラテン3が所定の用紙送り方向に駆動さ
れる。
【0014】次に、キャリッジ駆動機構5について説明
すると、図1に示すように、前記プラテン3の前側に水
平に配設された略板状のキャリッジ4は、その後端部に
おいてプラテン3と平行に配設されたガイドロッド20
に、その前端部においてガイドロッド20と平行に配設
されたガイドレール21によって、左右方向に移動自在
に支持されている。キャリッジ4の移動範囲の左側に
は、従動プーリー22が図示外のフレームに回転可能に
枢支され、右側にはキャリッジ駆動モータ25の駆動軸
に取付けた駆動プーリー23が設けられている。従動プ
ーリー22と駆動プーリー23には、キャリッジ4に連
結されたタイミングベルト24が掛け渡され、キャリッ
ジ駆動モータ25が回転駆動されると、これら両プーリ
ー22,23とタイミングベルト24を介して、キャリ
ッジ4が記録方向(右方向)及び反記録方向(左方向)
に移動駆動される。
【0015】次に、記録機構5について説明する。図3
〜図5に示すように、記録機構5は、キャリッジ4上に
固定されたヘッドホルダ30と、ヘッドホルダ30に取
付けられた記録ヘッド31と、ヘッドホルダ30に着脱
自在に装着されるインクカートリッジ32等で構成され
る。ヘッドホルダ30の仕切り部37には、前方へ突出
した連結筒部38と、アクチュエータ42を固定保持す
る保持部37aが一体形成されている。連結筒部38に
は記録ヘッド31へのインク通路38aが形成され、イ
ンク通路38aの先端部にはフィルタ38bが設けられ
ている。
【0016】連結筒部38の基端部分には、鍔状の圧着
部39aを有するシール部材39が外嵌にて装着され、
図3のインクカートリッジ32がヘッドホルダ30に装
着された状態においては、連結筒部38はその約1/2
をインクカートリッジ32のインク供給口45aから容
器体45内へ突入させ、圧着部39aに容器体45のイ
ンク供給口45aの外周部分が圧着して、インク供給口
45aからのインク漏れを防止できる。尚、48aはイ
ンク吸収体48が圧縮された圧縮部を示し、48bは圧
縮されない通常部を示し、圧縮部48aと通常部48b
との密度の差、すなわち毛細管作用の強さの差によっ
て、通常部48bに吸収保持されているインクが、圧縮
部48aへ移動し、インク噴射動作に伴い圧縮部48a
から連結筒部38のインク通路38aを通って記録ヘッ
ド31へ供給される。
【0017】記録ヘッド31には、複数の噴射ノズル4
1を有するヘッド部40が設けられ、ヘッド部40の前
側には、噴射ノズル41からインクを噴射させる為のア
クチュエータ42が設けられ、ヘッド部40は、図4に
示すように、キャリッジ4の移動方向に対し少し斜めに
傾けた状態で、アクチュエータ42を介してヘッドホル
ダ30に固定的に取付けられている。
【0018】インクカートリッジ32について説明す
る。図5〜図8に示すように、インクカートリッジ32
は、インク供給口45aを有する容器体45と、容器体
45に収納されインクを吸収保持させた弾性のあるイン
ク吸収体48(例えば、ポリエーテル系のウレタンフォ
ーム等の多孔質体)と、インク供給口45aに脱着自在
に装着される合成樹脂製(又はゴム製)の栓部材50と
で構成される。容器体45は、箱部材46と蓋部材47
からなり、蓋部材47には大気連通孔47aが形成され
ている。
【0019】栓部材50は、円筒状の栓部51と突出部
52と鍔部53と把持部54とを一体形成して構成され
ている。栓部51は、インク供給口45aを密閉状に塞
ぐ部分で、その外径は、インク供給口45aの径と同径
又はそれよりも僅かに大径に形成されている。栓部51
から容器体45内へ延びる突出部52は、インク吸収体
48を押圧して圧縮ぐせ49を形成する部分で、突出部
52の大部分は、先端側程小径化するテーパ状に形成さ
れ、連結筒部38の容器体45内へ突入する突入寸法と
ほぼ同じかそれよりもやや小さい寸法(例えば、連結筒
部38の突入寸法の約0.7倍の寸法)だけ容器体45
内へ突入するように構成されている。
【0020】鍔部53は、栓部材50をインク供給口4
5aに装着する際に、位置決めする為の部分で、インク
供給口45aの外周部の容器体45の外面部分に外側か
ら当接可能なように、栓部51(インク供給口45a)
の約1.7倍の外径を有している。把持部54は、栓部
材50を着脱する際に把持する為の部分で、鍔部53か
ら容器体45の外方へ突出状に形成されている。
【0021】上記インクカートリッジ32の作用につい
て説明する。図6に示すように、栓部材50がインクカ
ートリッジ32のインク供給口45aに装着されている
状態においては、栓部51によりインク供給口45aが
密閉状に塞がれるため、保管・輸送中に、インク吸収体
48に吸収保持されたインクが、インク供給口45aか
ら外部へ漏れるのが防止される。また、これと同時に突
出部52でインク吸収体48を継続して押圧するため、
インク吸収体48には、突出部52と略同形の圧縮ぐせ
49がつくようになり、突出部52の近傍に前記圧縮部
48aが形成される。尚、大気連通孔47aは、図示外
の粘着テープ等のシール材で密閉状に塞がれ、保管・搬
送中における大気連通孔47aからのインク漏れが防止
される。
【0022】上記のようにインク吸収体48とインク供
給口45aとの間に空間を残さないように、栓部51及
び突出部52が嵌合し、また、大気連通孔47aを密閉
することで、保管・輸送中にインクが空気に触れてカビ
がはえたり、インクに空気が侵入するのを極力防止で
き、印字品質を高く保持できる。そして、インクカート
リッジ32をヘッドホルダ30へ装着する際には、連結
筒部38がインク供給口45aに挿入されることになる
が、インク吸収体48には予め圧縮ぐせ49が形成され
ているので、連結筒部38でインク吸収体48を圧縮す
る圧縮量が少なくなり、インク吸収体48から染み出す
インクの量が殆どなく、インク供給口45aからのイン
ク漏れを防止できる。
【0023】つまり、このインクカートリッジ32によ
れば、栓部51と突出部52と鍔部53と把持部54か
らなる栓部材50を設けたので、保管・輸送中等インク
カートリッジ32をヘッドホルダ30に装着していない
状態において、インク供給口45aからのインク漏れを
確実に防止できるとともに、栓部材50を取外してヘッ
ドホルダ30に装着する際においても、容器体45内の
インクがインク供給口45aから漏れるのを確実に防止
することができる。
【0024】また、栓部材50の突出部52は、連結筒
部38の容器体45内へ突入する突入寸法とほぼ同じか
それよりもやや小さい寸法だけ容器体45内へ突入する
ように構成されているため、インクカートリッジ32を
ヘッドホルダ30に装着した際に、容器体45の内部に
挿入された連結筒部38の先端部が、インク吸収体48
を圧縮する圧縮量が少なくなり、インク吸収体48から
染み出すインク量が殆どなく、インク供給口45aから
のインク漏れを防止できる。また、連結筒部38の先端
部が、インク吸収体48に確実に接触するため、インク
吸収体48のインクを連結筒部38に確実に供給でき
る。
【0025】また、栓部材50には、インク供給口45
aの外周部の容器体45の外面部分に外側から当接する
鍔部53が設けられているので、栓部材50をインク供
給口45aに装着する際に、栓部材50をインク供給口
45aの所定の位置に簡単に且つ確実に位置決めするこ
とができる。更に、栓部材50には、それを着脱する際
に把持する為の把持部54が設けられているので、栓部
材50の着脱操作が非常に簡単になる。
【0026】次に、前記実施形態の第1〜第3変更例に
ついて説明する。但し、前記実施形態と同一のものは同
一の符号を付し、その説明は省略する。 第1変形例・・・図9、図10参照 第1変形例のインクカートリッジ32Aの栓部材50A
は、栓部51Aと突出部52Aと鍔部53Aからなり、
鍔部53Aの表面には、帯状のシール材60が粘着され
ている。シール材60の両端は容器体48の外面に粘着
されている。尚、栓部51A、突出部52A、鍔部53
Aは、前記実施形態と同様の構造であるので説明は省略
する。
【0027】シール材60と鍔部53Aとは、容器体4
8に対するよりも強力に粘着されており、図9の状態か
ら、シール材60の剥がし部60aを指で摘んで剥がし
ていくと、シール材60とともに栓部材50Aを脱着す
ることができる。このインクカートリッジ32Aによれ
ば、前記実施形態と同様の作用・効果を奏するが、栓部
材50Aを簡単な構造で構成できる。
【0028】第2変形例・・・図11、図12参照 第2変形例のインクカートリッジ32Bの容器体45に
は、可撓性の可撓部65aを介して連結された連結部材
65が一体形成され、この連結部材65に、栓部51B
と突出部52Bからなる栓部材50Bが一体形成されて
いる。栓部材50Bの栓部51Bと突出部52Bは、前
記実施形態と同様の構造であるので、その詳細な説明は
省略する。このインクカートリッジ32Bによれば、取
外した栓部材50Bが紛失するのを防止できる。
【0029】第3変形例・・・図13、図14参照 このインクカートリッジ32Cには、インク供給口45
aにゴム、合成樹脂等の弾性のあるシール部材70が装
着されている。シール部材70は、インク供給口45a
に内嵌にて装着され、連結筒部38の外周部とインク供
給口45a間をシールするシール部72が設けられ、シ
ール部材70の後端部分は、連結筒部38や栓部材50
Cをガイドするテーパ内周面71に形成されている。
【0030】栓部材50Cは、一体形成された栓部51
Cと突出部52Cと鍔部53Cと把持部54Cとからな
り、栓部51Cと突出部52Cとは、やや小径に形成さ
れ、突出部52Cはテーパ状に形成されずに軸状に形成
されている。つまり、栓部51Cによりシール部72間
をシールすることで、インク供給口45aを密閉状に塞
ぎ、突出部52Cにより、インク吸収体48を押圧し
て、インク吸収体48に突出部52Cと略同形の圧縮ぐ
せを49Cをつけるため、前記実施形態と同様の作用・
効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】請求項1のインクカートリッジによれ
ば、栓部と突出部とを一体形成した栓部材を設けたの
で、インク供給口に栓部材が装着されている状態では、
栓部によりインク供給口を密閉状に塞ぐことができるた
め、インクカートリッジの輸送中や保管時に、インク吸
収体に吸収保持されたインクが、インク供給口から外部
へ漏れるのを確実に防止でき、且つ、これと同時に突出
部でインク吸収体を継続して押圧し、インク吸収体に圧
縮ぐせをつけることができるため、インクカートリッジ
を記録ヘッドに装着する際に、連結筒部が容器体の内部
に挿入されても、インク吸収体には圧縮ぐせが形成され
ているので、連結筒部でインク吸収体を圧縮する圧縮量
が少なくなり、インク吸収体から染み出すインクの量が
殆どなく、インク供給口からのインク漏れを確実に防止
できる。
【0032】請求項2のインクカートリッジによれば、
請求項1と同様の効果を奏するが、前記栓部材の突出部
は、連結筒部の容器体内へ突入する突入寸法とほぼ同じ
かそれよりもやや小さい寸法だけ容器体内へ突入するよ
うに構成されているため、インクカートリッジを記録ヘ
ッドに装着した際に、容器体の内部に突入した連結筒部
の先端部はインク吸収体に接触するため、インク吸収体
のインクを連結筒部に確実に供給できる。
【0033】請求項3のインクカートリッジによれば、
請求項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、前記栓
部材は、インク供給口の外周部の容器体の外面部分に外
側から当接する鍔部を有するので、栓部材をインク供給
口に装着する際において、栓部材をインク供給口の所定
の位置に簡単・確実に位置決めすることができる。
【0034】請求項4のインクカートリッジによれば、
請求項3と同様の効果を奏するが、前記容器体に可撓性
の可撓部を介して連結された連結部材を一体形成し、こ
の連結部材に栓部材を一体形成したので、脱着した栓部
材のを紛失を防止できる。
【0035】請求項5のインクカートリッジは、請求項
3と同様の効果を奏するが、前記栓部材は、それを着脱
する際に把持する為の把持部を、鍔部と一体成形したの
で、栓部材の着脱操作が非常に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェット記録装
置の概略斜視図である。
【図2】インクジェット記録装置の拡大平面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】ヘッドホルダの斜視図である。
【図5】インクカートリッジの斜視図である。
【図6】インクカートリッジ(栓部材が装着されている
状態)の縦断面図である。
【図7】インクカートリッジ(栓部材が脱着された状
態)の縦断面図である。
【図8】栓部材の斜視図である。
【図9】第1変形例のインクカートリッジの(栓部材が
装着されている状態)の縦断面図である。
【図10】前記インクカートリッジの(栓部材が脱着さ
れた状態)の縦断面図である。
【図11】第2変形例のインクカートリッジの(栓部材
が装着されている状態)の縦断面図である。
【図12】前記インクカートリッジの(栓部材が脱着さ
れた状態)の縦断面図である。
【図13】第3変形例のインクカートリッジの(栓部材
が装着されている状態)の縦断面図である。
【図14】前記インクカートリッジの(栓部材が脱着さ
れた状態)の縦断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 31 記録ヘッド 32,32A,32B,32C インクカートリッジ 38 連結筒部 38a インク通路 45 容器体 45a インク供給口 48 インク吸収体 50,50A,50B,50C 栓部材 51,51A,51B,51C 栓部 52,52A,52B,52C 突出部 53,53A,53C 鍔部 54,54C 把持部 65 連結部材 65a 可撓部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク供給口を形成した箱状の容器体
    と、その容器体に収容されインクを吸収保持したインク
    吸収体とを有し、インクジェット記録装置の記録ヘッド
    にインクを供給するインクカートリッジであって、前記
    記録ヘッドへのインク通路が形成された連結筒部をイン
    ク供給口から容器体の内部に突入させた状態で着脱可能
    に記録ヘッドに装着されるインクカートリッジにおい
    て、 前記インクカートリッジを記録ヘッドに装着しない状態
    において、インク供給口を塞ぐ栓部材であって、前記イ
    ンク供給口を密閉状に塞ぐ栓部と、その栓部の先端部に
    一体形成されインク吸収体を押圧するように容器体内へ
    所定長さ突出した突出部とを有する栓部材を備えたこと
    を特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記栓部材の突出部は、連結筒部の容器
    体内へ突入する突入寸法とほぼ同じかそれよりもやや小
    さい寸法だけ容器体内へ突入するように構成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記栓部材は、インク供給口の外周部の
    容器体の外面部分に外側から当接する鍔部を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクカー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】 前記容器体に可撓性の可撓部を介して連
    結された連結部材を一体形成し、この連結部材に栓部材
    を一体形成したことを特徴とする請求項3に記載のイン
    クカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記栓部材は、それを着脱する際に把持
    する為の把持部を、鍔部と一体成形したことを特徴とす
    る請求項3に記載のインクカートリッジ。
JP25182895A 1995-09-04 1995-09-04 インクカートリッジ Expired - Lifetime JP3510019B2 (ja)

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