JPH0968235A - ユニバーサルジョイント - Google Patents

ユニバーサルジョイント

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JPH0968235A
JPH0968235A JP22234495A JP22234495A JPH0968235A JP H0968235 A JPH0968235 A JP H0968235A JP 22234495 A JP22234495 A JP 22234495A JP 22234495 A JP22234495 A JP 22234495A JP H0968235 A JPH0968235 A JP H0968235A
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bearing hole
spherical
universal joint
spherical head
intermediate shaft
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JP22234495A
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Inventor
Masanori Mochizuki
正典 望月
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ISEL Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力軸(J1)の先端の第1球状頭部(81)と、出力
軸(J2)の先端第2球状頭部(82)と、これらを両端の軸受
孔部(84)(84)に夫々挿入するようにした中間軸部(83)と
からなるユニバーサルジョイントにおいて、前記中間軸
部(83)が常に第1球状頭部(81)と第2球状頭部(82)の丁
度中間に位置するようにすること。 【解決手段】前記中間軸部(83)の前記軸受孔部(84)(84)
夫々の内側端部に、軸線方向に移動自在とした当て板(8
5)を設け、前記各当て板(85)を同じ付勢力に設定された
付勢手段によって軸線方向外側に付勢させたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニバーサルジョ
イント、特に、入力軸側に設けた球状頭部と、出力軸側
に設けた球状頭部とこれらの間をつなぐ中間軸部とから
なり、前記球状頭部が前記中間軸部の両端に設けた軸受
孔部に対して軸線方向移動及び首振移動自在で且相対回
転しない状態に収容される形式のユニバーサルジョイン
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種ユニバーサルジョイントとして
は、例えば、図1、図2のように、入力軸(J1)の先端に
設けられた全体として球状の第1球状頭部(81)と、出力
軸(J2)の先端に設けた同様の第2球状頭部(82)を、共に
軸線に対して直角な断面を正6角形とすると共に、前記
各球状頭部が収容される中間軸部(83)の両端の軸受孔部
(84)(84)も同様に正6角形の断面としたものがある。
【0003】このものでは、前記第1、第2球状頭部(8
1)(82)は、その断面形状が前記軸受孔部(84)のそれに一
致しているから相対回転(軸線に対して直角な面に沿う
方向の回転)は不能な関係にあるが、前記軸受孔部(84)
に対して軸線方向に相対移動可能であると共に、前記は
前記軸受孔部(84)に対して首振回動(軸線に平行な面に
沿う方向の回動)可能である。
【0004】従って、入力軸(J1)と出力軸(J2)の延長線
が交差する関係にある場合や、段差がある場合にも回転
力が伝達できる。また、第1、第2球状頭部(81)(82)が
軸受孔部(84)内にて軸線方向に相対移動可能であるか
ら、入力軸(J1)と出力軸(J2)との先端間隔がバラツク使
用条件でも円滑な伝達が可能となり、加えて、第1、第
2球状頭部(81)(82)を各対応する軸受孔部(84)に挿入す
るだけで伝動状態に連結できるから、機械や装置に組み
込む場合の入力側と出力側との組付けが簡単である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のユニバーサルジョイントでは、第1、第2球状頭部
(81)(82)に対して中間軸部(83)が軸線方向に相対移動可
能であるから、この中間軸(83)が一方に偏った位置にあ
るままで伝動したり、場合によっては、伝動時に前記軸
線方向に往復移動をくり返す不都合が生じる。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、請求項1の発明は、『入力軸(J1)の先端に設け
られ全体として球状の第1球状頭部(81)と、出力部出力
軸(J2)の先端に設けられ全体として球状の第2球状頭部
(82)と、これらの間をつなぐ中間軸部(83)とからなり、
前記中間軸部(83)の両端には、その端部から一定深さの
一様な断面形状の軸受孔部(84)(84)が形成され、前記第
1球状頭部(81)は一方の前記軸受孔部(84)に前記第2球
状頭部(82)は他方の軸受孔部(84)に夫々挿入されると共
に、前記第1球状頭部(81)と軸受孔部(84)及び前記第2
球状頭部(82)と軸受孔部(84)とは相対回転不能な関係で
且前記第1、第2球状頭部(81)(82)が各対応する軸受孔
部(84)に対して軸線方向及び首振り方向に相対移動可能
な関係としたユニバーサルジョイント』において、前記
中間軸部(83)が常に第1球状頭部(81)と第2球状頭部(8
2)の丁度中間に位置するようにすることを課題とする。
【0007】請求項2の発明は、中間軸部(83)を入力軸
(J1)及び出力軸(J2)から分離した場合に、中間軸部(83)
内の内蔵部品を紛失しないようにすることを課題とし、
請求項3の発明は、前記課題を解決した上で各部の組付
けを簡素化できるようにすることを課題とする。請求項
5の発明は、第1、第2球状頭部(81)(82)の首振り方向
の動作を円滑に行えるようにすることをその課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明の技術的手段は、『前記中間軸部(83)
の前記軸受孔部(84)(84)夫々の内側端部に、軸線方向に
移動自在とした当て板(85)を設け、前記各当て板(85)を
同じ付勢力に設定された付勢手段によって軸線方向外側
に付勢させた』ことである。
【0009】この手段において、前記付勢手段には、コ
イルスプリングやウレタン樹脂、更には、ゴム等の弾性
材料を含む。前記当て板(85)は前記付勢手段により常時
軸受孔部(84)の開放端側に付勢されているから、中間軸
部(83)を入力軸(J1)と出力軸(J2)の間に介在させて、前
記第1、第2球状頭部(81)(82)が前記軸受孔部(84)内に
挿入されると、前記第1、第2球状頭部(81)(82)は前記
軸受孔部(84)内の当て板(85)に対接した状態にある。従
って、同じ付勢力に設定された前記付勢手段によって前
記対接状態に維持されるから、中間軸部(83)の軸受孔部
(84)に対して第1、第2球状頭部(81)(82)が共に同程度
侵入した状態にあり、入力軸(J1)、出力軸(J2)の中間点
と中間軸部(83)の中間点とが略一致することとなる。言
い換えれば、中間軸部(83)が入力軸(J1)と出力軸(J2)に
対して偏った状態になりにくい。
【0010】請求項2の発明は、当て板(85)の移動域を
規制するようにしたものであり、『前記当て板(85)の移
動域の最も外側の位置を軸受孔部(84)に於ける所定の位
置に設定するためのストッパ(86)を、各軸受孔部(84)の
構成壁に設けた』ことであり、この手段を採用したもの
では軸受孔部(84)内に移動自在に収容される当て板(85)
及び付勢手段が前記ストッパ(86)により軸受孔部(84)内
に維持される。
【0011】請求項3の発明は、前記ストッパ(86)の構
成を限定し、『前記ストッパ(86)を軸受孔部(84)に形成
した環状孔部に嵌入されるCリングとし、このCリング
が前記当て板(85)の外面に当接する構成とした』もので
ある。このものでは、Cリングを嵌め込むだけで当て板
(85)及び付勢手段が軸受孔部(84)内に維持される。請求
項4の発明は、上記各請求項の発明に於ける第1球状頭
部(81)、第2球状頭部(82)及び軸受孔部(84)の断面形状
を具体的に限定し、『第1球状頭部(81)、第2球状頭部
(82)及び軸受孔部(84)夫々の軸線に対して直角な断面形
状を、多角形、歯車の輪郭形状、及び、楕円形の内の何
れかに設定した』ことである。
【0012】このうち、歯車の輪郭形状に設定したもの
では、他の形式のものに比べて回転方向のかみ合い点の
数が多い。請求項5の発明の課題解決手段は、第1、第
2球状頭部(81)(82)の構成を限定したものであり『前記
第1、第2球状頭部(81)(82)において当て板(85)と対設
する部分が部分的な真球面とした』ことである。このも
のでは、当て板(85)と第1、第2球状頭部(81)(82)とが
真球面と対設した状態で首振り動作を行うから、トルク
伝達時の第1、第2球状頭部(81)(82)の首振り動作が円
滑である。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明は、入力軸(J1)と出力軸
(J2)の中間点と、中間軸部(83)の中間点とが一致するこ
ととなる。言い換えれば、中間軸部(83)が入力軸(J1)と
出力軸(J2)に対して偏った状態になりにくい。従って、
ユニバーサルジョイント自体の自転が円滑に行われる。
また、振動等も生じにくい。
【0014】請求項2の発明は、前記効果を有するよう
にするために採用される当て板(85)や付勢手段を紛失す
る心配がない。又、請求項3の発明では、前記紛失防止
の為の対策が簡単な構成によって実現できると共に、各
部の組付けが簡単である。請求項4の発明のうち、歯車
の輪郭形状に設定したものでは他のものに比べて円周方
向のかみ合い点の数が増えるから、伝達トルクが大きく
できる。
【0015】請求項5の発明では、伝動時の首振り動作
が円滑であるから、入力軸(J1)と出力軸(J2)とが同軸線
状にない場合において、トルク伝達効率が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図3に示す形態では、第1球状頭
部(81)及び第2球状頭部(82)は、上記従来のものと同様
に軸線に直角な断面は正6角形にしてある。そして、軸
受孔部(84)の断面もこれが密に嵌合するように、同様の
正6角形にしてある。
【0017】中間軸部(83)の両端から一定範囲に前記軸
受孔部(84)が形成されているが、これらの間が中実部と
なっており、軸受孔部(84)の内側端部には断面正6角形
の当て板(85)が軸線方向に移動自在に収容されている。
そして、この当て板(85)と前記中実部との間には圧縮バ
ネ(87)が介在されている。これにより、前記当て板(85)
が外側に向かって付勢されている。前記圧縮バネ(87)を
収容するために、前記中実部端面に凹陥部(88)を形成
し、これに対向する当て板(85)の内側端面の中央部にも
凹陥部が形成され、これら両方の凹陥部間に前記圧縮バ
ネ(87)が収容されている。
【0018】前記当て板(85)の最大突出位置を規制する
為に、軸受孔部(84)の内側端部から一定距離離れたた位
置には、前記軸受孔部(84)の内周面に開放する凹溝が環
状に形成され、この凹溝にストッパ(86)としてのCリン
グが装着されている。このCリングが前記当て板(85)の
外面周縁部に係合して、この当て板(85)が抜止め状態に
収容保持される。
【0019】なお、このものでは、前記の先端部(当て
板(85)との対接部)は真球部(800)となっている。前記
真球部(800) の中心は、入力軸(J1)、出力軸(J2)の軸線
の延長線上に位置するように、前記真球部(800) の配設
域が設定されている。そして、入力軸(J1)、出力軸(J2)
の軸線と中間軸部(83)の軸線との交叉角度θが30度程
度になるまで真球部(800) の周縁部(801) が軸受孔部(8
4)の内周面と接触しないように前記真球部(800) の大き
さを設定してある。
【0020】なお、前記真球部(800) は、第1、第2球
状頭部(81)(82)と同心の球面部に構成されると共に、前
記周縁部(801) は第1、第2球状頭部(81)(82)の先端側
の最小断面部の正6角形に内接するようにしてある。こ
のものでは、入力軸(J1)と出力軸(J2)とが図3のように
同軸上にない場合でも、既述の従来のものと同様に前記
2軸の回転が伝達されることとなる。
【0021】さらに、入力軸(J1)、出力軸(J2)の第1、
第2球状頭部(81)(82)は圧縮バネ(87)(87)によって外側
に付勢された当て板(85)(85)が圧接されている。従っ
て、このものでは、入力軸(J1)、出力軸(J2)の間隔が変
化したとしても、圧縮バネ(87)(87)による付勢力は同じ
であるから、中間軸部(83)の中間点が第1、第2球状頭
部(81)(82)の中間に位置するものとなる。
【0022】特に、上記したものでは、第1、第2球状
頭部(81)(82)の各真球部(800) が当て板(85)に対接して
いる。従って、第1、第2球状頭部(81)(82)と中間軸部
(83)との間で回転が伝達されるときに、第1、第2球状
頭部(81)(82)が当て板(85)に対して首振り動作をして第
1、第2球状頭部(81)(82)の一部と前記当て板(85)とが
摺動することとなるが、この摺動部分が前記真球部(80
0) となることから、動作の円滑さが確保できる。
【0023】なお、第1、第2球状頭部(81)(82)の全体
が断面6角形で構成されるものであっても、上記した請
求項1の発明の効果には変わりはない。また、前記第
1、第2球状頭部(81)(82)及び軸受孔部(84)の断面形状
としては、上記以外に楕円形や他の多角形であってもよ
い。更には、図4のように、歯車断面形状であってもよ
く、この場合、第1、第2球状頭部(81)(82)の前記歯車
断面の山部(812) の平面形状は、図5のような緩やかな
太鼓型に形成されている。このものは、上記交叉角度θ
が3度程度までの小さなユニバーサルジョイントに利用
できる。
【0024】なお、上記した実施の形態では、付勢手段
としてコイルバネを採用したが、これをウレタンゴムと
し、このウレタンゴムを当て板(85)と中実軸部との間に
介装させる方式を採用してもよい。また、合成ゴム等も
採用可能である。また、ストッパ(86)としては上記Cリ
ング以外にストッパピン等、当て板(85)の最突出位置を
位置決めする為のストッパであれば、他のストッパを採
用することもできる。
【0025】また、上記したユニバーサルジョイント
は、例えば、図6のようなロール曲げ装置にも有効に利
用できる。同図のロール曲げ装置では、上ロール(1) に
対して、下ロール(2a)(2b)を昇降駆動させる構成として
あり、被加工部材をこれらロール間に挿入するときに
は、一定の位置に固定された上ロール(1) に対して下ロ
ール(2a)(2b)を降下させ、曲げ加工に際しては、下ロー
ル(2a)(2b)を持ち上げて、これら上ロールと下ロールの
間に被加工部材を挟圧すると共にこれらロールを駆動さ
せて円筒状に曲げるものであり、下ロール(2a)(2b)とな
る駆動源となる、サーボモータ、油圧モータ等の駆動モ
ータ(M) と伝動させた減速器(D) の出力軸と下ロール(2
a)(2b)とは夫々歯車機構(51)を介して伝動されている。
そしてこの歯車機構(51)に取付けた歯車軸(53)(53)と下
ロール(2a)(2b)の入力軸(21)とは上記構成のユニバーサ
ルジョイントとした第1自在継手(52)(52)を介して伝動
されている。前記第1自在継手(52)は、入力部と出力部
との間隔が伸縮自在である。従って、下ロール(2a)(2b)
が昇降されても、歯車機構(51)からの伝動状態が切れる
ことはない。
【0026】また、下ロール(2a)(2b)の夫々の中間部
は、その下部が前後に設けた支持ロール(30)(30)によっ
て支持されている。そして、前記各下ロールに対接する
前後の一対の支持ロール(30)(30)は左右の一対の支持体
(6)(6)間の中間部に設けた一対の補助支持体(3)(3)間に
回動自在に支持されている。前記補助支持体(3) の下端
には下方に開放する切欠部が設けられ、左右の一対の補
助支持体(3)(3)の下端の前記切欠部の左右の側壁を貫通
するように、支軸(32)が設けられている。前記切欠部内
には、前記支軸(32)に設けた偏心軸(33a) とこれに回動
自在に外嵌する軸受部とからなる第2クランク部(33)が
収容され、前記軸受部は、往復回動軸(13)によって駆動
されるクランク機構のロッド(15)の上端に設けられてい
る。他方、ロッド(15)の下端には上記第1クランク部(1
4)が設けられて往復回動軸(13)と連動する。これによ
り、往復回動軸(13)の往復回転によって左右の前記補助
支持体(3)(3)が同期的に昇降駆動されこの昇降動作も上
記左右の一対の支持体(6)(6)の昇降動作と同期すること
となる。
【0027】なお、前記支軸(32)は、上記第1自在継手
(52)と同様に上記ユニバーサルジョイントとした第2自
在継手(34)を介してフレーム(F) の固定板(F1)に取付け
たウオームギヤ装置(35)のウオームホイールの出力軸に
連結されている。前記ウオームギヤ装置(35)の入力側の
操作ハンドル(H) を回転すると、これにより、第2クラ
ンク部(33)の偏心軸(33a) の姿勢が変化する。従って、
前記操作ハンドル(H)の操作によって左右の一対の補助
支持体(3)(3)の上死点の高さの調節が可能となる。ま
た、昇降駆動される補助支持体(3)(3)が固定のウオーム
ギヤ装置(35)と前記第2自在継手(34)によって連結され
ていたとしても、上記上記第1自在継手(52)と同様の作
用により前記補助支持体(3)(3)の昇降動作の障害とはな
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】そのX−X断面図
【図3】本発明の実施の形態の断面図
【図4】他の例の要部断面図
【図5】前記他の例の山部(812) の平面図
【図6】本発明のユニバーサルジョイントの使用例の説
明図
【符号の説明】 (J1)・・・入力軸 (J2)・・・出力軸 (81)・・・第1球状頭部 (82)・・・第2球状頭部 (83)・・・中間軸部 (84)・・・軸受孔部 (85)・・・当て板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸(J1)の先端に設けられ全体として
    球状の第1球状頭部(81)と、出力軸(J2)の先端に設けら
    れ全体として球状の第2球状頭部(82)と、これらの間を
    つなぐ中間軸部(83)とからなり、前記中間軸部(83)の両
    端には、その端部から一定深さの一様な断面形状の軸受
    孔部(84)(84)が形成され、前記第1球状頭部(81)は一方
    の前記軸受孔部(84)に、前記第2球状頭部(82)は他方の
    軸受孔部(84)に、夫々挿入されると共に、前記第1球状
    頭部(81)と軸受孔部(84)及び前記第2球状頭部(82)と軸
    受孔部(84)とは相対回転不能な関係で且前記第1、第2
    球状頭部(81)(82)が各対応する軸受孔部(84)に対して軸
    線方向及び首振り方向に相対移動可能な関係としたユニ
    バーサルジョイントにおいて、 前記中間軸部(83)の前記軸受孔部(84)(84)夫々の内側端
    部に、軸線方向に移動自在とした当て板(85)を設け、前
    記各当て板(85)を同じ付勢力に設定された付勢手段によ
    って軸線方向外側に付勢させたユニバーサルジョイン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記当て板(85)の移動域の最も外側の位
    置を軸受孔部(84)に於ける所定の位置に設定するための
    ストッパ(86)を、各軸受孔部(84)の構成壁に設けた請求
    項1に記載のユニバーサルジョイント。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ(86)を軸受孔部(84)に形成
    した環状孔部に嵌入されるCリングとし、このCリング
    が前記当て板(85)の外面に当接する構成とした請求項2
    に記載のユニバーサルジョイント。
  4. 【請求項4】 第1球状頭部(81)、第2球状頭部(82)及
    び軸受孔部(84)夫々の軸線に対して直角な断面形状を、
    多角形、歯車の輪郭形状、及び、楕円形の内の何れかに
    設定した請求項1〜請求項3の何れかに記載のユニバー
    サルジョイント。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2球状頭部(81)(82)におい
    て当て板(85)と対設する部分が部分的な真球面とである
    請求項1〜4の何れかに記載のユニバーサルジョイン
    ト。
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