JPH0967896A - 壁用パネルおよびレジスターの取付け方法 - Google Patents

壁用パネルおよびレジスターの取付け方法

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JPH0967896A
JPH0967896A JP24544195A JP24544195A JPH0967896A JP H0967896 A JPH0967896 A JP H0967896A JP 24544195 A JP24544195 A JP 24544195A JP 24544195 A JP24544195 A JP 24544195A JP H0967896 A JPH0967896 A JP H0967896A
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JP
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JP24544195A
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English (en)
Inventor
Masayuki Saga
正幸 佐賀
Kenji Nishizawa
賢治 西澤
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開口部周囲の気密性を高め、かつ現場での作業
をできるだけ少なくする。 【解決手段】通気用の略四角形状の開口部(30)を形
成した壁用パネル(40)であり、補強のため、開口部
(30)の周囲に埋木(22,24)がある。横方向に
延びる埋木(22)の一対はパネルの芯材(10)間に
差し渡し、縦方向に延びる埋木(24)の少なくとも一
は、前記横方向に延びる埋木(22)の間に差し渡して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、組み立て式のパ
ネルを用いて建物の壁面を施工するための技術に関し、
特に、通気用の開口部を設けた壁面を施工する際に使用
する壁用パネルに関する。
【0002】
【背景技術】一般住宅や集合住宅等の建物として、木質
系のパネルを用いて施工する、いわゆるパネル組み立て
式の建物が多く建築されている。このパネルは、一般的
には芯材とこの表裏を被う面材とから構成されている。
このようなパネル工法により施工される建物は、一般に
気密性が高いため壁面に通気用の開口部を設ける場合が
多い。純粋に通気のみを目的とする開口部分の面積は、
採光を主目的とする窓に比べてかなり小さい。従って、
従来通気用の開口部分の施工は、一般的な壁用パネルに
後から現場で穴を開けており、次いでレジスターを取り
付けていた。こうした場合、レジスターの取付強度を確
保するため、穴の周りに埋木処理(添え木)をし、その
埋木にレジスターを留めるようにすることが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、壁面において
レジスター等を取り付けた通気用の開口部以外の部分
は、気密性を保持していることが断熱性等の観点から望
ましい。しかし、パネル内部において芯材間は空間であ
るため、面材に取り付けたレジスターの周囲をコーキン
グ等で密封しても、その周囲を完全な気密性にすること
は困難であった。また、現場で行うので、レジスターの
周囲を気密にするための埋木処理(添え木)をするなど
の作業は手間がかかるものであり、気密性の確保には限
界がある。一方、近年施工性向上および費用節減のため
に現場での作業をできるだけ減らす傾向にある。
【0004】上述の事情を考慮し、この発明は、壁用パ
ネルに通気のための開口部を設けるに際し、レジスター
周囲の気密性を高めると同時に、現場での作業を低減化
させる技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、通気用の開
口部を予め設けた壁用パネルに関し、埋木(20)によ
り開口部(30)を形成させることで、パネル内部の空
間と遮断し気密性を高めている。更に、横方向に延びる
埋木(22)の一対はパネルの芯材(10)間に差し渡
し、縦方向に延びる埋木(24)の一対は前記横方向に
延びる埋木(22)の間に差し渡すことにより、開口部
周辺の強度の低下が回避され、却ってパネル自体が補強
される。また、壁用パネル(40)の幅寸法が、開口部
(30)の幅寸法の2倍を越える大きさであり、縦方向
の芯材の中、パネルの枠を形成していないもの(14)
が少なくとも一以上ある場合には、この芯材で縦方向に
延びる埋木の一を兼ねることができる。この時は縦方向
に延びる埋木の他の一を横方向に延びる埋木(22)同
士の間に差し渡すようにする。別にいうと、パネルの強
度を維持する面から、パネルの内側を補強する補強材が
ある場合、その補強材を埋木として利用することができ
る。
【0006】この開口部(30)にレジスター(50)
を取り付ければ、通風量を適宜調節する事ができるので
好ましい。そこで、この発明は、上記の開口部を持つ壁
用パネルにレジスターを取り付ける技術にも関する。こ
の発明のレジスター取付け方法では、レジスター(5
0)を埋木(20)上に固定する(要件a)。横方向に
延びる一対の埋木(22)は芯材10間に差し渡されて
しっかり固定されているので、レジスター(50)の重
量に対する強度が従来に比べて高くなるからである。
【0007】壁用パネルはその一面に雨水等が浸み込ま
ないように防水層を施すのが一般的である。従って、レ
ジスター(50)をこの発明の壁用パネル(40)に取
り付ける際、レジスターとパネルとの固定部分(54)
も防水層(82)が被うようにすれば(要件b)、その
固定部分(54)の隙間からの水の浸入を防止できる。
更には、レジスターと壁用パネルとの固定のための接触
部にも防水層(80、81)を施すことが好ましい。
【0008】レジスターを取り付けた壁用パネルに更
に、最外層に仕上げ板材(90)を取り付けて壁面の施
工と同時に表面施工も行えるようにする。この際に、仕
上げ板材(90)とレジスター(50)との境界にコー
キング(84)等を施し防水措置を講じることは当然で
ある(要件c)。以上のこの発明のレジスター取り付け
方法は、工場で行うことができ、施工性の向上、費用の
節減だけでなく、防水措置等についても最善の策を施す
ことができる。但し、上記工程の全てを工場で行う必要
はなく、場合によっては、要件bまでを満たすレジスタ
ーのみを取り付けた壁用パネルを工場で製造し、仕上げ
板材で上記パネルの最外層を被う作業は現場で行うこと
もでき、状況に応じて適宜設定できる。
【0009】
【実施例】次に、具体例を挙げながら更にこの発明につ
いて説明するが、この発明がこれら実施例に限定される
ものではない。
【0010】<通気用開口部を持つ壁用パネルの製造>
図1(A)ないし(C)は、この発明の壁用パネルの骨
組み構造を表す平面図である。芯材10は壁用パネルの
枠組み材12と適宜必要に応じてこの枠組み材12間に
差し渡される補強材14からなる。まず、横方向に延び
る一対の埋木22を枠組み材12(即ち芯材10)間に
差し渡し、次いで縦方向に延びる一対の埋木24をその
間に差し渡し、開口部30を形成させる(図1(A)参
照)。縦方向に延びる埋木の一方は、芯材の中の補強材
14と兼ねても良い(図1(B)参照)。但し、枠組み
材12としての芯材は、壁用パネル同士の連結時の便宜
等を考慮し、縦方向に延びる埋木24と兼用させない方
が望ましい(図1(C)参照)。埋木20で囲まれた開
口部30を除き、これら骨組みの表裏を面材16で被え
ば、この発明の壁用パネル40を製造することができ
る。
【0011】<レジスターの取付け>上記で製造した壁
用パネルの開口部30にレジスター50を取り付けれ
ば、室内の温度や湿度に応じて通気量を調整することが
できるようになる。レジスター50には、例えば図2に
示されるようなものが挙げられる。(A)は正面図であ
り、(B)は断面図である。レジスター50は、図2に
示されるように、通気部52に平板状の羽根53が多数
設けられている。
【0012】図3は、上記の壁用パネルに取り付けたレ
ジスターの一態様を表す縦断面図である。レジスター5
0は、図3に示されるように、面材16を介して埋木2
0の上にビス70で固定する。尚、レジスターの取付部
54は一周にわたるフランジであり、そのフランジは丁
度埋木20の上に位置するようになっている。そのた
め、レジスター自体が、その取付けの際に埋木20上に
固定される構成を採っており、確実に埋木20上にレジ
スター50が取り付けられる。更に、水密性および気密
性を高くするために、レジスターの取付部54と面材1
6との間にすてコーキング80およびパッキン81等の
防水処理を施すことがより好ましい。
【0013】また、壁用パネルの面材16の表面には防
水シート82を貼るなどして防水層を設ける。防水シー
ト82は、胴縁18により押さえつけられることによ
り、面材16上に防水層が形成される。この防水シート
82は、図3に示されているように、レジスター50の
取付部54を被うようにすると、この取付部と面材との
隙間から雨水などが浸入するのを防止でき水密性および
気密性がより確実になる。防水シート82は、レジスタ
ー50の取り付け後に全体を貼っても構わないが、開口
部周辺を除いた部分を予め面材16上に貼っておき、残
りの開口部周辺はレジスター50を取り付ける際に或い
は取り付けた後に、その取付部54を被うように防水シ
ート82を被せることもできる。
【0014】最後に、壁用パネルの露出部分を仕上げ板
材90で被う。仕上げ板材90とレジスター50の境界
部にバックアップ材83およびコーキング84等により
防水処理を施し、気密性および水密性を確実にする。
【0015】
【発明の効果】この発明の壁用パネルは、予め通気用の
開口部が設けられているので、現場で穴を開ける手間が
かからない。更に、埋木により開口部が形成され、パネ
ル内部の空間と遮断されているので、開口部以外の部分
の気密性は保持される。また、パネル自体も埋木により
補強される。
【0016】これにレジスターを取り付ける場合には、
埋木上に取付けるので安定かつ確実に固定することがで
きる。また、工場にて取付作業を行うことができるの
で、容易に種々の防水処理を施すことができるので、気
密性および水密性を高くすることができる。更に、仕上
げ板材までを取り付けた壁用パネルを工場で行えば、現
場では、これらの壁用パネルを連結して壁面を形成する
だけでよく、施工期間を大幅に短縮でき、費用の節減に
もつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)および(C)は、いずれもこの
発明の壁用パネルの骨組み構造を表す平面図であり、埋
木の配置態様を表す。
【図2】レジスターを表した図であり、(A)は正面図
であり、(B)は断面図である。
【図3】この発明の壁用パネルにレジスターを取り付け
た態様の一例を表す縦断面図である。
【符号の説明】
10 芯材 16 面材 18 胴縁 20 埋木 30 壁用パネルの開口部 40 壁用パネル 50 レジスター 54 レジスター取付部 82 防水シート 84 コーキング 90 仕上げ板材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材とその表裏を被う面材を含み、通気
    用の略四角形状の開口部を有する壁用パネルであって、
    前記開口部を形成するためにその周縁には埋木が設けら
    れており、その埋木の中、横方向に延びる一対は前記芯
    材間に差し渡され、縦方向に延びる埋木の少なくとも一
    は前記横方向に延びる埋木の間に差し渡されていること
    を特徴とする壁用パネル。
  2. 【請求項2】 前記壁用パネルの幅寸法が前記開口部の
    幅寸法の2倍を越える大きさであり、前記埋木の中、縦
    方向に延びる一つが縦方向の芯材を兼ねている、請求項
    1記載の壁用パネル。
  3. 【請求項3】 前記開口部にレジスターが取り付けられ
    ている場合に、そのレジスターが埋木上で固定され、し
    かも、レジスターが取り付けられている面およびレジス
    ターの固定部分が防水層に被われている、請求項1又は
    2記載の壁用パネル。
  4. 【請求項4】 更に、前記面材の最外層が仕上げ板材で
    被われており、この仕上げ板材と前記レジスターとの境
    界には防水層が設けられている、請求項3記載の壁用パ
    ネル。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の壁用パネルの開口部にレ
    ジスターを取り付ける方法であって、次の各要件を含む
    ことを特徴とする方法。 a.レジスターを前記壁用パネルの埋木上で固定するこ
    と。 b.前記壁用パネルのレジスターを取り付ける面を防水
    層で被う際に、壁用パネルとレジスターの固定部分をも
    被うようにすること。 c.前記壁用パネルのレジスターを取り付ける面の面材
    の最外層を仕上げ板材で被い、この仕上げ板材とレジス
    ターの境界に防水層を設けること。
  6. 【請求項6】 上記各工程を工場で行う、請求項5記載
    の方法。
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