JPH0967517A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物

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JPH0967517A
JPH0967517A JP24830595A JP24830595A JPH0967517A JP H0967517 A JPH0967517 A JP H0967517A JP 24830595 A JP24830595 A JP 24830595A JP 24830595 A JP24830595 A JP 24830595A JP H0967517 A JPH0967517 A JP H0967517A
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JP
Japan
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polyamide
resin
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acid
component
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JP24830595A
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English (en)
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Kazuo Kasai
和雄 河西
Kazuhiro Nakamura
和洋 中村
Ryoji Kawase
領治 川瀬
Hisao Nagai
久男 永井
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の粘度範囲にあるポリアミド6樹脂、ポ
リアミド6,6樹脂をポリアミド4,6樹脂に配合する
ことによって、従来に比べ極めて優れた耐熱性、ウエル
ド強度、成形外観、耐衝撃性を併せ持つ優れたポリアミ
ド樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (a)ポリアミド4,6樹脂50〜97
重量%、(b)ポリアミド6樹脂および/またはポリア
ミド6,6樹脂3〜50重量%、ならびに(c)ポリス
チレン換算数平均分子量(Mn)が1×104 〜9×1
4 、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)/ポリ
スチレン換算数平均分子量(Mn)が5以下である、臭
素化ポリスチレンおよび/またはポリ臭素化スチレン0
〜40重量%〔ただし、(a)+(b)+(c)=10
0重量%〕を主成分とし、(a)に対する(b)の相対
粘度の比が1〜3であるポリアミド樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、ウエルド
強度、成形外観、耐衝撃性に優れたポリアミド樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラメチレンジアミンとアジピン酸か
ら得られるポリテトラメチレンアジパミド樹脂(以下
「ポリアミド4,6樹脂」という)は、オランダDSM
社が1984年に世界で初めて工業的な生産方法の確立
に成功した、高融点・高結晶性のポリアミド樹脂であ
る。このポリアミド4,6樹脂は、1990年DSM社
での本格生産開始以来、強度・耐衝撃性・耐摩耗性など
の機械的性質が優れ、耐熱性や耐薬品性が高いといった
性能が高く評価され、成形加工性も比較的良好なため
に、欧米・アジア各国の市場において順調に用途が拡大
中である。近年、各種部品の信頼性・安全性向上の要請
がますます高まる中、このポリアミド4,6樹脂は、既
存汎用エンプラからの代替、あるいは金属部品の樹脂化
における対象材料として、その特徴を生かした用途開発
が、車両分野、電気・電子分野、機械分野などで活発に
展開中のエンジニアリングプラスチックである。
【0003】ポリアミド4,6樹脂にポリアミド6樹脂
やポリアミド6,6樹脂などを配合することによって、
ポリアミド4,6樹脂の優れた性能をさらに改良するた
めの検討は、すでに数例行われている。例えば、特開平
7−138478号公報では、末端アミノ基量、末端カ
ルボキシル基量を規定してブロー成形性の改良を検討し
ている。例示では、ポリアミド4,6樹脂を母材とした
組成物の粘度よりも、添加したポリアミド6樹脂、ある
いはポリアミド6,6樹脂の粘度の方が低いことが示さ
れており、また耐熱性についての記載はあるものの、樹
脂性能の重要な指標であるウエルド強度や耐衝撃性につ
いては残念ながら記述がない。
【0004】また、特開昭63−218736号公報で
は、ポリアミド4,6樹脂にポリアミド母材のカラーコ
ンセントレートを配合する着色方法が検討されており、
主に着色むらを防ぐ観点から、ポリアミド4,6樹脂よ
りも粘度の低いポリアミドを母材とするカラーコンセン
トレートを規定している。上述の例にもあるように、ポ
リアミド4,6樹脂に、それより低粘度のポリアミドを
添加することによって、耐熱性を損なうことなく成形性
や成形外観が改良されることは知られているが、耐衝撃
強度やウエルド強度については未だに改良が不充分であ
り、各種部品の信頼性・安全性向上の要請がますます高
まる中、ウエルド強度のさらなる改良が待たれている。
【0005】さて、一般にポリアミド樹脂は、その化学
構造上、アミド基の窒素のために燃え難い材料であり、
ASTM D635による試験では自己消化性(self-ex
tinguishing)の部類に入る。しかし、最近、家庭用品、
電気機器、建築材料、自動車の部品など、一般家庭でも
利用される製品の安全性向上の目的で、難燃化に対する
要求が強くなるとともに、難燃性に対する規制も厳しく
なってきている。このため、各国で国情に応じた規制処
置がとられ、試験方法が定められている。アメリカでは
特に厳しく、アンダーライターズラボラトリー(Underw
riters Laboratory)規格では、耐熱性とともに詳細な試
験法が決められて、電気機器などの安全性向上に寄与し
ている。
【0006】電気機器などに用いられる合成樹脂組成物
の難燃性では、UL−94試験法による燃焼試験で、V
−0規格に合格することが要求されることもある。一般
に、樹脂の燃焼過程は、加熱による昇温、溶融、劣化・
分解、気化・拡散、着火、燃焼の継続であるが、燃焼現
象の解明や難燃化機構の解明は個々の高分子材料により
現象発現の仕方が異なることから必ずしも充分ではな
く、さらにポリアミド4,6樹脂の場合には、その高い
加工温度から、従来の有機ハロゲン化合物では、ポリア
ミド4,6樹脂の性能維持、具体的には耐熱性、ウエル
ド強度、成形外観、耐衝撃強度などの点で不充分な場合
もあり、難燃性とともにこの点についても改良が求めら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題を背景になされたもので、ポリアミド4,6樹
脂に、ポリアミド6樹脂、ポリアミド6,6樹脂を配合
することで、従来に比べ極めて優れた耐熱性、ウエルド
強度、成形外観、耐衝撃性を併せ持つポリアミド樹脂組
成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)ポリア
ミド4,6樹脂50〜97重量%、(b)ポリアミド6
樹脂および/またはポリアミド6,6樹脂3〜50重量
%、ならびに(c)ポリスチレン換算数平均分子量(M
n)が1×104 〜9×104 、ポリスチレン換算重量
平均分子量(Mw)/ポリスチレン換算数平均分子量
(Mn)が5以下である、臭素化ポリスチレンおよび/
またはポリ臭素化スチレン0〜40重量%〔ただし、
(a)+(b)+(c)=100重量%〕を主成分と
し、(a)に対する(b)の相対粘度の比が1〜3であ
ることを特徴とするポリアミド樹脂組成物を提供するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、ポリアミド4,6樹脂
に、それと同じかより粘度の高い特定の相対粘度の比を
もつポリアミド6樹脂やポリアミド6,6樹脂を配合す
ることによって、従来に比べ極めて優れた耐熱性、ウエ
ルド強度、成形外観、耐衝撃性を併せ持つポリアミド樹
脂組成物を得るものである。
【0010】ここで、相対粘度(relative viscosity)
とは、樹脂を溶解した溶液の粘度をV、溶媒の粘度V0
とすると、V/V0 で求められる値であり、本発明中で
は、溶媒として96重量%硫酸を用い、溶液濃度は1g
/dl(dl:デシリットル、1dl=100ml)と
し、粘度管を用いて25℃で測定した。
【0011】本発明において、(a)成分であるポリア
ミド4,6樹脂は、テトラメチレンジアミンとアジピン
酸とから得られるポリテトラメチレンアジパミドであ
り、ポリテトラメチレンアジパミド単位を主たる構成成
分とする共重合ポリアミドを含む。共重合成分は特に制
限がなく、公知のアミド形成成分を用いることができ
る。共重合成分の代表的な例としては、6−アミノカプ
ロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノウン
デカン酸、パラアミノメチル安息香酸などのアミノ酸、
ε−カプロラクタム、ω−ラウリルラクタムなどのラク
タム、ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチレンジア
ミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,
4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチ
ルノナメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン、パ
ラキシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロ
ヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5
−トリメチルシクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−
アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−ア
ミノシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(アミノ
プロシル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどの
ジアミンとアジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、2−クロルテレフタル酸、2−メチルテレフタル
酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイ
ソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロ
イソフタル酸、ジグリコール酸などのジカルボン酸など
を挙げることができる。
【0012】また、本発明で用いられるポリアミド4,
6樹脂の製造方法は、任意である。例えば、特開昭56
−149430号公報、特開昭56−149431号公
報、特開昭58−83029号公報および特開昭61−
43631号公報などで開示された方法、つまりまず環
状末端基が少ないプレポリマーを特定の条件下で製造し
たのち、これを水蒸気雰囲気下で固相重合して高粘度ポ
リアミド4,6を調製する方法、あるいは2−ピロリド
ンやN−メチルピロリドンなどの極性有機溶媒中で加熱
してそれを得る方法などがある。ポリアミド4,6樹脂
の重合度については特に制限はないが、25℃、96重
量%硫酸中、1g/dlにおける相対粘度が2〜6の範
囲内にあるポリアミド4,6樹脂が好ましく用いられ
る。
【0013】本発明における(a)ポリアミド4,6樹
脂の配合量は、50〜97重量%、好ましくは55〜9
7重量%、さらに好ましくは60〜95重量%である。
(a)成分の配合量が、50重量%未満であると、
(a)成分の優れた耐熱性が損なわれ、一方97重量%
を超えると、ウエルド強度、成形外観、耐衝撃強度が劣
る。
【0014】次に、本発明において、(b)成分として
用いられるポリアミド6樹脂とは、ε−カプロラクタム
を経てε−アミノカプロン酸を重合させる方法などによ
って得られる重合体で、その製造方法は任意であり、ポ
リアミド6樹脂の基本的性質を損なわない範囲におい
て、ε−カプロラクタム類以外のモノマーが共重合され
ていてもよい。共重合成分の代表的な例としては、6−
アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−
アミノウンデカン酸、パラアミノメチル安息香酸などの
アミノ酸、ω−ラウリルラクタムなどのラクタム、ヘキ
サメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデ
カメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリ
メチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレ
ンジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレン
ジアミン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジ
アミン1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、
1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−ア
ミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシク
ロヘキサン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキ
シル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシ
ル)プロパン、2,2−ビス(アミノプロシル)ピペラ
ジン、アミノエチルピペラジンなどのジアミン、アジピ
ン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカ
ン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−クロルテレ
フタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフ
タル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒ
ドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ジグリ
コール酸などのジカルボン酸などを挙げることができ
る。
【0015】また、本発明において、(b)成分として
用いられるポリアミド6,6樹脂とは、ポリヘキサメチ
レンアジパミド、およびヘキサメチレンアジパミド単位
を主たる構成成分とするポリアミドである。ポリアミド
6,6樹脂は、モノマーとして、主にヘキサメチレンジ
アミンとアジピン酸を用い、通常の溶融重合法などによ
って得ることができる重合体で、その製造方法は任意で
あり、ポリアミド6,6樹脂の基本的性質を損なわない
範囲において、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸以
外のモノマーが共重合されていてもよい。
【0016】共重合成分の代表的な例としては、6−ア
ミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−ア
ミノウンデカン酸、パラアミノメチル安息香酸などのア
ミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウリルラクタムな
どのラクタム、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチ
レンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリメチル
ヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジア
ミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミ
ン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミ
ン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、
1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−ア
ミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシク
ロヘキサン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキ
シル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシ
ル)プロパン、2,2−ビス(アミノプロピル)ピペラ
ジン、アミノエチルピペラジンなどのジアミン、スベリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テレ
フタル酸、イソフタル酸、2−クロルテレフタル酸、2
−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ジグリコール酸など
のジカルボン酸などを挙げることができる。
【0017】本発明において、(b)成分として用いら
れるポリアミド6樹脂、ポリアミド6,6樹脂の重合度
については特に制限はないが、25℃、96重量%硫酸
中、1g/dlにおける相対粘度が2〜6の範囲内にあ
るものが好ましく、かつ(a)に対する(b)の相対粘
度の比、すなわち(b)成分の相対粘度/(a)成分の
相対粘度比が、1〜3、好ましくは1〜2.5であるも
のが用いられる。
【0018】本発明の(b)成分の配合量は、ポリアミ
ド6樹脂、ポリアミド6,6樹脂、あるいは両者の配合
量を合わせて3〜50重量%、好ましくは3〜45重量
%、さらに好ましくは5〜40重量%である。配合量が
3重量%未満では、ウエルド強度、成形外観、耐衝撃強
度が劣り、一方50重量%を超えると、ポリアミド4,
6樹脂の優れた耐熱性が損なわれる。また、本発明の
(b)成分は、上記(a)成分との相対粘度の比が1未
満であると耐衝撃性が劣り、一方3を超えると成形外観
とウエルド強度が劣る。
【0019】次に、本発明において、(c)成分は、臭
素化ポリスチレンおよび/またはポリ臭素化スチレンで
ある。ここで、臭素化ポリスチレンとは、ポリスチレン
を後から臭素化したものであり、ポリスチレンのベンゼ
ン環に水素と替わって結合する臭素数は1〜5で、好ま
しくは2〜3である。また、ポリ臭素化スチレンは、一
臭素化スチレン、二臭素化スチレン、三臭素化スチレン
などの臭素化スチレンモノマーを1種類、あるいは2種
類以上重合して得られ、好ましくは二臭素化スチレン単
位を50重量%以上、さらに好ましくは55重量%以上
有しているポリ臭素化スチレンである。本発明のポリ臭
素化スチレンとしては、主として二臭素化スチレンモノ
マーの重合体であってももちろんよいが、二臭素化スチ
レンモノマーと三臭素化スチレンモノマーの共重合体も
臭素含有率が上がるという点から好ましい。本発明の臭
素化ポリスチレン、ポリ臭素化スチレン中の臭素含有率
は、好ましくは40〜75重量%、さらに好ましくは5
0〜75重量%である。
【0020】また、スチレンモノマーや臭素化スチレン
モノマーの重合時に、必要に応じて他の共重合可能な単
量体を用いてもよい。共重合可能な単量体としては、例
えばオレフィンやビニルなどが挙げられ、官能基を含有
するものであってもよい。オレフィンやビニルとして
は、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ブテン、ヘキ
セン、ペンテン、メチルブテン、メチルペンテン、スチ
レン、アクリロニトリル、塩化ビニル、酢酸ビニルなど
が挙げられ、エチレン、プロピレン、ブタジエン、スチ
レン、アクリロニトリルが好ましい。共重合可能な単量
体が含有してもよい官能基としては、例えばカルボキシ
ル基、酸無水物基、オキサゾリン基、エポキシ基から選
ばれた1種あるいは2種以上の官能基が挙げられ、具体
的な官能基含有単量体としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、
ビニルオキサゾリン、グリシジルメタクリレート、アリ
ルグリシジルエーテルなどを挙げることができる。な
お、上述の官能基含有単量体を、スチレンや臭素化スチ
レンと共重合したり、あるいは臭素化ポリスチレン、ポ
リ臭素化スチレンの末端などに修飾したりしてもよい。
【0021】この(c)成分におけるポリスチレン換算
数平均分子量(Mn)およびポリスチレン換算重量平均
分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー(GPC)を用い、テトラヒドロフラン(TH
F)を溶媒として、(c)成分を1mg/mlの濃度に
溶解させ、流量1.0ml/分、温度36〜40℃にて
測定することにより、ポリスチレン換算の数平均分子量
(Mn)およびポリスチレン換算重量平均分子量(M
w)を得ることができる。
【0022】本発明の臭素化ポリスチレン、ポリ臭素化
スチレンのポリスチレン換算数平均分子量(Mn)は、
1×104 〜9×104 、好ましくは1×104 〜8×
10 4 、さらに好ましくは1×104 〜7×104 、特
に好ましくは1×104 〜6×104 である。この数平
均分子量(Mn)が、1×104 未満では、高温におけ
る熱安定性が劣り、一方9×104 を超えると、成形外
観が劣る。
【0023】また、(c)成分の分子量分布(Mw/M
n)は、5以下、好ましくは4以下である。分子量分布
(Mw/Mn)が、本発明の範囲外の臭素化ポリスチレ
ン、ポリ臭素化スチレンを用いた場合には、熱安定性、
難燃性、耐衝撃性のうちの少なくとも1つの性能が本発
明の目的に達することができず、言い換えれば、本発明
の目的とする、熱安定性、難燃性、耐衝撃性がすべてそ
ろった組成物が得られない。本発明の(c)成分のう
ち、高温における熱安定性とウエルド強度の点から、ポ
リ臭素化スチレンの方がより好ましい。
【0024】本発明の(c)成分である臭素化ポリスチ
レン、ポリ臭素化スチレン、あるいは両者の混合物の合
計の配合量は、0〜40重量%、好ましくは3〜35重
量%、さらに好ましくは5〜30重量%である。(c)
成分の配合量が40重量%を超えると、(a)ポリアミ
ド4,6樹脂の優れた耐熱性が損なわれる。
【0025】以上の(a)〜(c)成分を主成分とする
組成物には、さらに(d)成分として無機充填材を配合
することにより、剛性、寸法安定性をさらに向上させる
ことができる。
【0026】ここで、(d)無機充填材としては、繊維
状、粉末状、粒状、板状、針状、クロス状、マット状を
有する種々の無機充填材であり、代表的な例としては、
ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、グラファイト
繊維、炭酸カルシウム、タルク、カタルボ、ワラステナ
イト、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、ケイソウ
土、クレー、焼成クレー、カオリン、マイカ(微細雲
母)、粒状ガラス、ガラスフレーク、ガラスバルーン
(中空ガラス)、セッコウ、ベンガラ、金属繊維、二酸
化チタン、チタン酸カリウムウイスカー、酸化マグネシ
ウム、ケイ酸カルシウム、アスベスト、アルミン酸ナト
リウム、アルミン酸カルシウム、アルミニウム、酸化ア
ルミニウム、水酸化アルミニウム、銅、ステンレス、酸
化亜鉛、金属ウイスカーなどを挙げることができる。本
発明の目的から、(d)無機充填材として、ガラス繊
維、炭素繊維、カオリン、マイカ、タルク、各種ウイス
カーが好ましく、とりわけその経済性からガラス繊維、
カオリン、タルクが好ましい。それらは、本発明の成形
性や物性を損なわない限りにおいて表面処理を施したも
のであってもよく、なかでもアミノシラン、アクリルシ
ラン、ビニル、ウレタン、アクリルウレタンなどに代表
される化合物による表面処理を施されたものが好まし
い。
【0027】(d)無機充填材の添加量は、(a)〜
(c)成分の合計量100重量部に対して、1〜200
重量部、好ましくは2〜160重量部、さらに好ましく
は3〜120重量部である。(d)無機充填材の添加量
が、1重量部未満では(d)成分の添加目的が達成され
ず、一方200重量部を超えると加工性、特に押出成形
性や射出成形性が悪化し好ましくない。
【0028】本発明のポリアミド組成物には、必要に応
じて、難燃性をさらに高めるために難燃助剤を添加する
ことができる。難燃助剤としては、例えば三酸化アンチ
モン、五酸化アンチモン、トリフェニルアンチモンなど
のアンチモン化合物、リン酸エステルなどが挙げられ、
これらのうちで好ましいものとして三酸化アンチモン、
五酸化アンチモンが挙げられる。難燃助剤の添加量は、
(a)〜(c)成分の合計100重量部に対して、好ま
しくは1〜20重量部、さらに好ましくは1〜10重量
部である。1重量部未満では添加目的が達成されず、2
0重量部を超えると耐衝撃性などの機械的強度が低下す
るため好ましくない。
【0029】本発明のポリアミド樹脂組成物には、その
用途から要求される性能に応じて、その成形性や特性を
損なわない限りにおいて他の成分、例えば顔料、染料、
着色剤、有機補強材、耐熱剤、銅化合物やヒンダードフ
ェノール系化合物などに代表される安定剤、変性ポリオ
レフィンや変性スチレン系樹脂やエポキシ樹脂などに代
表される燃焼時のドリッピング防止剤、酸化防止剤、光
保護剤、耐候剤、光安定剤、結晶核剤、潤滑剤、離型
剤、可塑剤、帯電防止剤、他の重合体などを添加導入す
ることは自由である。
【0030】ここで、他の重合体としては、例えば、ポ
リプタジエン(PB)、ポリエチレン(PE)、エチレ
ン−プロピレン共重合体(EPおよびEPDM)、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン・ブテ
ン−スチレン共重合体(SEBS)、アルリルゴム(A
R)、フッ素ゴム(FR)、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリル
−エチレンプロピレン−スチレン共重合体(AES)、
アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS)、ポリス
チレン(PS)、ポリエチレンテレフタレ−ト(PE
T)、ポリブチレンテレフタレ−ト(PBT)、ポリエ
ステル混合物、ポリカーボネート(PC)、ポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリイミド(P
I)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエー
テルエーテルケトン(PEEK)、フッ化ビニリデン重
合体(PVDFなど)、ポリオキシメチレン(PO
M)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ
フェニレンエーテル(PPE)、ポリアミド4,6樹
脂、ポリアミド6樹脂、ポリアミド6,6樹脂以外の、
ポリアミド、架橋粒子など、およびそれらの変性物を挙
げることができ、本発明のポリアミド樹脂組成物の成形
性や特性を損なわない添加量として、本発明のポリアミ
ド樹脂組成物100重量部に対して30重量部未満適宜
混合することもできる。
【0031】本発明のポリアミド樹脂組成物は、上記の
樹脂組成物を公知の成形方法、例えば、射出成形、押出
成形、ブロー成形、真空成形、圧縮成形など通常の熱可
塑性樹脂に対して用いられる成形に供することにより各
種の成形品に成形することができる。
【0032】本発明のポリアミド樹脂組成物の用途につ
いて特に制限はないが、例えば各種電気・電子部品、耐
熱性容器、各種キャスターやフィルターなどとしても特
に好適に用いることができる。ここで、電子部品と称す
るものとしては、各種コネクター、スイッチ、リレー、
コイルボビン、ボリューム、ソケット、プラグボード、
端子台、センサー、抵抗器、トランス、IC(集積回
路)などの本体、あるいは主としてハウジング(ケー
ス、ボディ、カバー)、枠、電気絶縁体、スライド(ス
ライダー)、ベース、ウェーハ、レンカム、スプール、
カード、ヨークなどが代表的な例として挙げられる。そ
の中でも、コネクターと称するものとしては、電線対電
線(中継)用コネクター、電線対基板用コネクター、基
板対基板用コネクターなどのいずれでもよく、FFC(F
lexible Flat Cable)/FPC(Flexible Printed Circ
uit)用コネクター、SIMMソケット、ROM用ソケッ
ト、インターフェイス用コネクター、カードエッジコネ
クター、ディスクドライブパワーコネクター、ボードイ
ンコネクター、ジャンパーワイヤー用コネクターなどに
代表されるコネクターを含む。
【0033】ここで、耐熱性容器と称するものとして
は、家庭、各種食堂、喫茶店、自動車、乗合自動車(バ
ス、タクシーなど)、列車、航空機、船舶(小型船舶を
含む客船など)などにおいて用いられる、各種のお盆、
食品加熱用トレー、おしぼり・タオル・シーツ・衣類な
どの加熱および運搬用容器、バスケット類、カップ、コ
ップ、茶碗などの食器類、灰皿などに代表される耐熱性
容器が挙げられる。ここで、フィルターと称するものと
しては、車両エンジンオイルの潤滑系に設けられるオイ
ルフィルターやストレーナー、またエンジンオイルの潤
滑系以外に、例えばブレーキオイルの循環パイプの途中
や、トランスミッション、燃料タンクの出入口、クラッ
チマスターシリンダー内などにも用いることができる。
また、オイル用のフィルターに限定されず、空気などの
フィルターとしても好適に用いることができる。さら
に、家庭電化製品の各種フィルター、工業電気製品の各
種フィルター、工業部材(例えば、建設機械の油圧制御
系、潤滑系など)の各種フィルターとして好適に使用で
きる。
【0034】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。なお、実施例および比較例中に記した試料
の性能測定は、以下の方法によった。
【0035】荷重たわみ温度 耐熱性に関する評価項目であり、ASTM D648に
準じて測定した。(荷重18.6kg/cm2ウエルド強度 長さ127mm、幅12.7mm、厚さ0.8mmの成
形品を両端2つのゲートをもつ金型を用いて成形し、中
央部にできたウエルド部の引張強度をASTMD638
に準ずる方法で測定した。
【0036】成形外観 長さ127mm、幅12.7mm、厚さ0.8mmの試
験片(1ゲート)の成形外観を肉眼・目視で判定した。
○を良好、△を一部不良、×を不良と評価した。耐衝撃性 アイゾット衝撃強度を測定した(ASTM D256に
準じ、23℃、ノッチ付)。
【0037】参考例(各成分の調製) 実施例および比較例においては、次のような材料を用い
た。 (a)成分(ポリアミド4,6樹脂) a−1:オランダ国DSM社製(相対粘度2.2) a−2:オランダ国DSM社製(相対粘度2.8) a−3:オランダ国DSM社製(相対粘度4.4)
【0038】(b)成分(ポリアミド6樹脂、ポリアミ
ド6,6樹脂) b−1:ポリアミド6、アライドシグナル社製「XA1
767」(相対粘度2.0) b−2:ポリアミド6、鐘紡(株)製「MC110」
(相対粘度2.8) b−3:ポリアミド6,6、旭化成工業(株)製「レオ
ナ1402S」(相対粘度2.8) b−4:ポリアミド6、鐘紡(株)製「MC120」
(相対粘度3.5) b−5:ポリアミド6、アライドシグナル社製「820
9FNP」(相対粘度4.4〕 b−6:ポリアミド6、鐘紡(株)製「MC140」
(相対粘度6.8)
【0039】(c)成分(臭素化ポリスチレン、ポリ臭
素化スチレン) c−1:ポリ臭素化スチレン、臭素含有量61重量%、
ポリスチレン換算数平均分子量Mn=21,000、M
w/Mn=1.86(ジブロモスチレンの重合体) c−2:ポリ臭素化スチレン、臭素含有量68重量%、
ポリスチレン換算数平均分子量Mn=30,000、M
w/Mn=2.13、ジブロモスチレン/トリブロモス
チレン(重量比)=2:8の共重合体
【0040】c−3:変性ポリ臭素化スチレン、臭素含
有量60重量%、ポリスチレン換算数平均分子量Mn=
52,000、Mw/Mn=1.92、 無水マレイン酸
(2重量%)とジブロモスチレンの共重合体 c−4:後臭素化ポリスチレン、臭素含有量67重量
%、ポリスチレン換算数平均分子量(Mn)=84,0
00、Mw/Mn=2.39 c−5:後臭素化ポリスチレン、臭素含有量58重量
%、ポリスチレン換算数平均分子量Mn=32,00
0、Mw/Mn=6.12 c−6:後臭素化ポリスチレン、臭素含有量59重量
%、ポリスチレン換算数平均分子量Mn=120,00
0、Mw/Mn=3.30
【0041】(d)成分(無機充填材) d−1:ガラス繊維、旭ファイバーグラス(株)製、直
径約10μmの連続長繊維のストランドから作られた平
均の長さ3mmのチョップドストランド d−2:カオリナイト、エンゲルハルト社製、平均径1
〜2ミクロン d−3:ワラストナイト、NYCO社製、平均径約3ミ
クロン d−4:チタン酸カリウムウイスカー、大塚化学(株)
製、平均繊維長10〜20ミクロン、繊維径0.2〜
0.5ミクロン
【0042】実施例1〜17、比較例1〜9 表1〜5の配合処方で、各成分をバレル温度300〜3
20℃に設定した2軸押出機〔池貝鉄工(株)製、PC
M45〕を用い、溶融混練しペレットとした。得られた
ペレットを、射出成形機(シリンダー温度295〜32
0℃、金型温度80℃)にて所定の試験片を作製し性能
試験に供した。結果を表1〜5に示す。
【0043】表1〜3に示した結果から、本発明のポリ
アミド樹脂組成物は、特定の粘度範囲にあるポリアミド
6樹脂、ポリアミド6,6樹脂をポリアミド4,6樹脂
に配合することによって、難燃剤、無機充填材を添加し
た場合も含め、耐熱性、ウエルド強度、成形外観、耐衝
撃性のすべてに優れていることが分かる。
【0044】これに対し、表4〜5の比較例の結果から
明らかなように、比較例1は、(a)成分が本発明の特
許請求の範囲未満、すなわち(b)成分が本発明特許請
求の範囲を超える場合であり、耐熱性と成形外観が劣
る。逆に、比較例2は、(a)成分が本発明の特許請求
の範囲を超えた例、すなわち(b)成分が本発明の特許
請求の範囲未満の場合であり、ウエルド強度と成形外観
が劣る。比較例3は、(b)成分の(a)成分に対する
相対粘度の比が1未満の場合であり耐衝撃性が劣る。逆
に、比較例4は、(b)成分の(a)成分に対する相対
粘度の比が3を超える場合であり、ウエルド強度と成形
外観が劣る。
【0045】比較例5〜6は、(c)成分が本発明特許
請求の範囲外の臭素化ポリスチレンを用いた場合で、比
較例5ではMw/Mnが範囲外であり、比較例6ではM
nが範囲外であり、いずれも、成形外観あるいは耐衝撃
性が劣る。比較例7は、(c)成分が本発明特許請求の
範囲を超える場合であり、耐熱性、ウエルド強度、成形
外観、耐衝撃性が劣る。比較例8〜9は、組成物におけ
る(d)成分の添加量が本発明の規定量を超える場合で
あり、押出時の加工性が悪くペレット化ができず、評価
できなかった。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【発明の効果】ポリアミド4,6樹脂は、強度、耐衝撃
性、耐摩耗性などの機械的性質が優れ、耐熱性や耐薬品
性が高いという特徴を有し、成形加工性も良好なため
に、自動車部品、電気部品、一般機械部品などの種々の
用途に使用されている利用価値の高いエンジニアリング
プラスチックであるが、ウエルド強度、成形外観、耐衝
撃性といった点で未だ性能的に不充分な点がある。本発
明では、特定の粘度範囲にあるポリアミド6樹脂、ポリ
アミド6,6樹脂をポリアミド4,6樹脂に配合するこ
とによって、従来に比べ極めて優れた耐熱性、ウエルド
強度、成形外観、耐衝撃性に優れたポリアミド樹脂組成
物の提供が可能である。また、ポリアミド4,6樹脂
は、他のポリアミドに比べ融点が高く、成形加工温度が
高い。そのために、従来のポリアミド6樹脂、ポリアミ
ド6,6樹脂などのポリアミド樹脂に用いられている難
燃剤による難燃化方法は、耐熱性、耐衝撃強度、熱安定
性の低下などといった問題が見られる。本発明では、難
燃剤として、ポリスチレン換算数平均分子量と分子量分
布(Mw/Mn)が特定の範囲内にある臭素化ポリスチ
レン、ポリ臭素化スチレンを用いることで、上記の問題
を大幅に改善することが可能である。本発明により、ポ
リアミド4,6樹脂の優れた性能が充分に発揮できる用
途への展開が可能となり、工業的価値は極めて高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 久男 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアミド4,6樹脂50〜97
    重量%、(b)ポリアミド6樹脂および/またはポリア
    ミド6,6樹脂3〜50重量%、ならびに(c)ポリス
    チレン換算数平均分子量(Mn)が1×104 〜9×1
    4 、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)/ポリ
    スチレン換算数平均分子量(Mn)が5以下である、臭
    素化ポリスチレンおよび/またはポリ臭素化スチレン0
    〜40重量%〔ただし、(a)+(b)+(c)=10
    0重量%〕を主成分とし、(a)に対する(b)の相対
    粘度の比が1〜3であることを特徴とするポリアミド樹
    脂組成物。
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