JP3374440B2 - 耐ブリスター性に優れた表面実装部品用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

耐ブリスター性に優れた表面実装部品用熱可塑性樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、機械的特性、難燃性に
優れ、吸水による寸法変化、強度低下およびリフローは
んだ付け時のブリスター(ふくれ)発生が大きく抑えら
れ、かつ射出成形性、成形時の熱安定性に優れた耐ブリ
スター性に優れた表面実装部品用熱可塑性樹脂組成物に
関する。 【0002】 【従来の技術】電子部品の分野では、近年の電気・電子
製品の小型化および生産性向上に伴ない、各種の樹脂系
電子部品材料(コネクター、スイッチ、リレー、コイル
ボビンなど)を表面実装方式(SMT方式)によりプリ
ント基板上へハンダ付けする場合が増加している。プリ
ント基板上に当該部品を表面実装方式で接続する場合、
通常、ハンダ付けが熱風式・遠赤外式などのリフロー炉
にて実施され、表面実装用樹脂材料に対しては、耐熱性
のみならず、耐ブリスター性〔コネクターなどの成形品
がリフロー炉を通過する際に部品表面にブリスター(ふ
くれ)を生じない性質〕が要求される。また、上記表面
実装用コネクターのファインピッチ化に伴ない、薄肉流
動性が良好なこと,環境からの吸水による寸法変化の少
ないこと、さらには吸水強度低下の少ないことが要求さ
れる。さらに、これら電子部品を射出成形する場合に
は、成形時の滞留安定性の良いことが要求される。 【0003】ナイロン4,6はすでに公知のポリアミド
であり、エンジニアリングプラスチックとして優れた特
性、特に卓越する耐熱性をもつ樹脂であることが知られ
ている。一般に、ポリアミド樹脂は、強度、耐衝撃性、
耐摩耗性などの機械的性質が優れ、耐熱性や耐薬品性が
高いといった特長をもち、射出成形性も良好なために、
自動車部品、電気部品、一般機械部品などの種々の用途
に使用されている。その中でも、ナイロン4,6は、耐
熱性に優れ、また引張強度、曲げ強度などの機械的特性
に優れ、さらには結晶化速度が速いために、成形サイク
ルが短く、溶融粘度が低いために流動性が良好で射出成
形性が良好である。このようにナイロン4,6は、ポリ
アミドのもつ優れた耐熱性に加えて、力学特性や成形性
にも優れるために、エンジニアリングプラスチックとし
て、その応用が各方面から期待されている樹脂である。
中でも、コネクター、スイッチ、リレー、コイルボビン
などの表面実装用部品には、その耐熱性(熱変形温度が
高いこと)、成形加工性および靭性が良好なことから、
ナイロン4,6の使用がしばしば検討されている。 【0004】これら表面実装部品用の樹脂に要求される
最も重要な特性は、近赤外線、遠赤外線あるいは熱風式
リフロー炉(ピーク時240〜260℃の温度に到達す
る)を通過させてハンダ付けする際、表面実装部品が変
形・焼けなどを生じないことであり、特に、ナイロン4
6樹脂に臭素化ポリスチレンなどの難燃剤およびガラス
繊維を配合したものは、高い熱変形温度(1.82MP
aで285℃以上)を有し、成形品が乾燥状態において
は、優れた耐リフローハンダ性を示す。しかしながら、
上記ナイロン4,6からなる表面実装部品を吸水状態で
近赤外線、遠赤外線あるいは熱風(エアー)式リフロー
炉を通過させると、表面にブリスター(ふくれ)を生じ
るという問題があり、また、リフロー後の成形品につい
ても、吸水により寸法が変化する、あるいはコネクター
の機械的強度が低下するという問題があり、改良が求め
られている。 【0005】ナイロン4,6樹脂からなる表面実装用部
品の耐ブリスター性、吸水寸法変化、強度低下を改良す
る方法としては、ナイロン4,6に芳香族ポリエステル
樹脂を配合する方法(特開平3−190962、平3−
263461号公報など)が提案されているが、吸水に
よる強度低下・寸法変化およびブリスター性は改良され
るが、成形時滞留すると焼けが生じるという問題があ
る。また、特開平3−131655、平4−20236
1、平4−209653号公報では、ナイロン4,6に
変性ポリフェニレンエーテルを配合する方法が提案され
ているが、吸水寸法変化・吸水強度低下は改良されるも
のの、耐ブリスター性が改良されない。さらには、特開
平4−202358、2−255764号公報では、ナ
イロン4,6に、非晶性共重合ポリアミドを配合する方
法が提案されているが、吸水寸法変化・吸水強度低下は
改良されるものの、ブリスター性が改良されない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事情
を背景になされたものであり、目的はナイロン4,6の
耐ブリスター性、吸水寸法変化、吸水強度低下を改良
し、かつ射出成形性および滞留安定性に優れた耐ブリス
ター性に優れた表面実装部品用樹脂組成物を得ることを
目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、ナイロン4,6樹脂にポリフェニレンサ
ルファイド樹脂、難燃剤、相溶化剤、難燃助剤およびガ
ラス繊維などの繊維状充填材を特定量配合した組成物が
上述の目的に合致することを見い出し本発明に到達し
た。さらに、驚くべきことに、ポリフェニレンサルファ
イド樹脂とナイロン4,6樹脂を配合することにより、
ポリフェニレンサルファイド樹脂のバリが低減し、流動
性も著しく改良されることを見い出した。すなわち、本
発明は、(A)ナイロン4,6 10〜92重量%、
(B)ポリフェニレンサルファイド樹脂 5〜87重量
%、(C)不飽和カルボン酸またはその誘導体を共重合
体成分とするオレフィン系重合体、あるいは不飽和カル
ボン酸またはその誘導体で変性した水素化ブロック共重
合体 0〜20重量%、(D)繊維状充填材 1〜50重
量%、(E)難燃剤 1〜50%、および(F)難燃助
剤 1〜20重量%からなる耐ブリスター性に優れた
面実装部品用熱可塑性樹脂組成物を提供するものであ
る。 【0008】なお、本発明において、表面実装部品と称
するものは、例えば、各種コネクター、スイッチ、リレ
ー、コイルボビン、ボリューム、ソケット、プラグボー
ド、端子台、センサー、抵抗器、トランス、IC(集積
回路)などの本体、あるいは主として、ハウジング(ケ
ース、ボディ、カバー)、枠、電気絶縁体、スライド
(スライダー)、ベース、ウェーハ、レンカム、スプー
ル、カード、ヨークなどとして使用される材料のことで
ある。以下、本発明を構成要件別に説明する。 【0009】(A)ナイロン4,6 本発明で用いられるナイロン4,6は、テトラメチレン
ジアミンとアジピン酸とから得られるポリテトラメチレ
ンアジパミドおよびポリテトラメチレンアジパミド単位
を主たる構成成分とする共重合ポリアミドを含む。さら
に、他のポリアミドをナイロン4,6の特性を損なわな
い範囲で混合成分として含んでもよい。共重合成分は特
に制限がなく、公知のアミド形成成分を用いることがで
きる。共重合成分の代表例として、6−アミノカプロン
酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノウンデカ
ン酸、パラアミノメチル安息香酸などのアミノ酸;ε−
カプロラクタム、ω−ラウリルラクタムなどのラクタ
ム;ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,
4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノ
ナメチレンジアミン、メタキシレンジアミン、パラキシ
レンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチルシクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−アミノ
シクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(アミノプロシ
ル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどのジアミ
ンとアジピン酸;スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカン2酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−
クロルテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メ
チルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸、ジグリコール酸などのジカルボン酸などを挙げる
ことができる。 【0010】また、本発明で用いられるナイロン4,6
の製造方法は任意である。例えば、特開昭56−149
430号公報、特開昭56−149431号公報、特開
昭58−83029号公報および特開昭61−4363
1号公報などで開示された方法、つまり、まず環状末端
基が少ないプレポリマ−を特定の条件下で製造した後、
これを水蒸気雰囲気下で固相重合して高粘度ナイロン
4,6を調製する方法、あるいは2−ピロリドンやN−
メチルピロリドンなどの極性有機溶媒中で加熱して、そ
れを得る方法などがある。ナイロン4,6の重合度につ
いては特に制限はないが、25℃、96%硫酸中、1g
/dlにおける相対粘度が2.0から6.0の範囲内に
あるナイロン4,6が好ましく用いられる。本発明にお
けるナイロン4,6の配合量は10〜92重量%である
が、好ましくは10〜70重量%、さらに好ましくは1
5〜60重量%である。ナイロン4,6の添加量が10
重量%未満では当該部品の加工性に問題を生じ、92重
量%を超えると耐ブリスタ−性が劣る。 【0011】(B)ポリフェニレンサルファイド 本発明で用いられるポリフェニレンサルファイド樹脂
(PPS)は、下記一般式(1)で示される構成単位を
主成分とするものが好ましい。 【0012】 【化1】 【0013】具体的には、ポリ−p−フェニレンサルフ
ァイドやポリ−m−フェニレンサルファイドが好まし
く、耐熱性、成形性などからポリ−p−フェニレンサル
ファイドが好ましく用いられる。ポリ−p−フェニレン
サルファイドとしては、p−フェニレン核の構成単位が
70モル%以上が好ましく、より好ましくは90モル%
以上含むものが好ましい。この構成単位が70モル%以
上の場合には、ポリフェニレンサルファイド樹脂の結晶
性や耐熱性が高くなる。 【0014】ポリフェニレンサルファイドは一般に、特
公昭45−3368号公報で代表される製造法により得
られる比較的分子量の小さい重合体と、特公昭52−1
2240号公報で代表される製造法により得られる本質
的に線状で高分子量の重合体などがあり、前記特公昭4
5−3368号公報記載の方法で得られた重合体におい
ては、重合後酸素雰囲気下で加熱することにより、ある
いは過酸化物などの架橋剤を添加して加熱することによ
り、高重合度化して用いることも可能であるが、本発明
の効果が顕著であること、およびPPS自体の靭性が優
れるという理由で、前記特公昭52−12240号公報
で代表される製造法により得られる本質的に線状で比較
的高分子量の重合体が、より好ましく用いられる。 【0015】また、PPSはその繰り返し単位の30モ
ル%未満を下記の構造式(2)〜(8)を有する繰り返
し単位などで構成することが可能である。 【0016】 【化2】 【0017】 【化3】 【0018】 【化4】 【0019】 【化5】【0020】 【化6】 【0021】 【化7】 【0022】 【化8】 【0023】本発明で用いられるPPSの溶融粘度は、
ポリアミドとの混練および複合材料の製造が可能であれ
ば特に制限はないが、通常100〜10,000poi
se(310℃、剪断速度1000/秒)のものが好ま
しく使用される。さらに、本発明で用いられるPPS
は、ポリアミドとの相溶性改善の目的で、酢酸などの酸
により処理して用いることも可能である。 【0024】これらのポリフェニレンサルファイド樹脂
の配合量は5〜87重量%であり、好ましくは7〜70
重量%、さらに好ましくは10〜50重量%である。こ
の配合量が5重量%より少ないときには、ナイロン4,
6樹脂の吸水性の改良効果が十分でなく、また87重量
%より多いときには、ナイロン4,6のもつ優れた成形
性や機械的特性が失われてしまうために好ましくない。 【0025】(C)不飽和カルボン酸またはその誘導体
を共重合体成分とするオレフィン系重合体、または不飽
和カルボン酸またはその誘導体で変性した水素化スチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体。本発明に用いられる
不飽和カルボン酸またはその誘導体の例としては、マレ
イン酸、マレイン酸エステル、マレイン酸アミド、無水
マレイン酸、メチル無水マレイン酸、クロロ無水マレイ
ン酸、無水シトラコン酸、ブチニル無水コハク酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸、フマル酸、フマル酸エステル、
フマル酸アミド、フマル酸イミド、フタル酸、イタコン
酸、無水イタコン酸、イタコン酸エステル、イタコン酸
アミド、イタコン酸イミド、ハロゲン化マレイン酸、ク
ロトン酸、アクリル酸、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジルなどが挙
げられるが、特に無水マレイン酸とメタクリル酸グリシ
ジルが好ましい。 【0026】本発明において用いられる不飽和カルボン
酸またはその誘導体を共重合成分とするオレフィン系重
合体の共重合体成分であるオレフィン系不飽和単量体と
しては、次のものが挙げられる。エチレン、プロピレ
ン、ブテンー1、デセン−1、オクタセン−1、スチレ
ンなどのオレフィン類、ビニルアセテート、ビニルプロ
ピオネートなどのビニルエステル類などが挙げられる
が、特にエチレンが好ましい。これら単量体および不飽
和カルボン酸または誘導体は、それぞれ単独あるいは2
種を共重合体成として用いてもよい。 【0027】本発明で用いられる水素化ブロック共重合
体としては、ビニル芳香族化合物重合体ブロックと共役
ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとから構成さ
れているブロック共重合体の共役ジエン部の不飽和度が
20%を超えない程度までに選択的に水添し、ビニル芳
香族化合物重合体ブロックAと、不飽和度が20%を超
えないブロックBとし、次いでカルボン酸基またはその
誘導体を付加させたものである。 【0028】本発明に用いられる変性水素化スチレン/
ブタジエンブロック共重合体において、ビニル芳香族化
合物重合体の含有率は、好ましくは10〜42重量%の
範囲であって、さらに好ましくは15〜25重量%の範
囲である。変性ブロック共重合体の中のビニル芳香族化
合物重合体ブロックAの含有量が多すぎると、本発明組
成物の延性(引張破断伸び)の増加が十分でない。一
方、ブロック共重合体Aの含有量が少なすぎる場合は、
配合された組成物の強度、剛性が低下する。 【0029】本発明の水素化前のブロック共重合体を構
成するビニル芳香族炭化水素としては、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフ
タレンなどが挙げられるが、特にスチレンが好ましい。
また、共役ジエン化合物としては、例えば、1,3−ブ
タジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレンなどが例
示されるが、特に1,3−ブタジエンが好ましい。本発
明に用いられるブロック共重合体の数平均分子量は、1
0,000〜500,000の範囲が好ましく、20,
000〜100,000の範囲がさらに好ましい。 【0030】本発明のブロック共重合体は、通常、ベン
ゼン、トルエン、シクロヘキサンなどの不活性炭化水素
溶媒中で、ブチルリチウムなどの有機リチウム化合物な
どを触媒としてビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物
をモノマーとするアニオンリビング重合法により合成さ
れるが、いかなる手段を用いて合成されたものであって
も、上記の範囲のものであれば特に制限されない。上記
のブロック共重合体を、公知の方法、例えば、特公昭4
2−8704号公報に記載の方法で水添することによ
り、ビニル芳香族化合物Aの芳香族二重結合の20%を
超えない部分および共役ジエン化合物ブロックBの脂肪
族二重結合の少なくとも80%が水素添加されている部
分水素添加ブロック共重合体が合成される。本発明でい
うブロックBの不飽和度とは、ブロックBに含まれる炭
素−炭素二重結合の割合のことであって、これは従来公
知の技術、例えばヨード滴定法などによって求められ
る。 【0031】水素化されたブロック共重合体は、次いで
不飽和カルボン酸基またはその誘導体を含有する分子単
位との付加反応により変性される。不飽和カルボン酸基
またはその誘導体基を含有する分子単位の、水添された
ブロック共重合体への付加量は、ブロック共重合体10
0重量部に対して0.01〜20重量部が好ましく、
0.1〜5重量部が特に好ましい。付加量が少なすぎる
と、組成物とした場合、改質の効果が十分でなく、また
多すぎると、配合されたポリアミド樹脂が着色、分子量
低下などの好ましくない結果が得られる。不飽和カルボ
ン酸基またはその誘導体を含有する分子単位の水添され
たブロック重合体への付加反応は、従来公知の方法を用
いることができ、溶媒の存在下あるいは非存在下、ラジ
カル発生剤の共存下に行なうことが好ましい。 【0032】本発明に用いるラジカル発生剤としては、
ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、
ジ−t−ブチルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、2,5−ジメチル−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサンなどを使用することができる。 【0033】本発明で用いられる、不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体を共重合体成分とするオレフィン系重合
体あるいは不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性し
た水素化ブロック共重合体の具体例としては、エチレン
・グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン・酢酸
ビニル・グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸・無水マ
レイン酸共重合体、エチレン・マレイン酸共重合体、エ
チレン・アクリル酸エチル・アクリル酸共重合体、スチ
レン・無水マレイン酸共重合体、エチレン−g−無水マ
レイン酸共重合体(gはグラフトを表す)、エチレン・
プロピレン−g−無水マレイン酸共重合体、無水マレイ
ン酸変性水素化スチレン/ブタジエンブロック共重合
体、グリシジルメタクリレート変性水素化スチレン/ブ
タジエンブロック共重合体などが挙げられる。本発明に
おける(C)成分の配合量は0〜20重量%であり、好
ましくは1〜15重量%、さらに好ましくは2〜10重
量%である。 【0034】(D)繊維状充填材 本発明で用いられる繊維状充填材には、棒状充填材、針
状充填材、柱状充填材、短繊維状充填材などと呼ばれる
ものも含み、好ましくは、長手方向の長さと横断面の平
均径との比で示されるアスペクト比が16〜1500で
あり、横断面における平均径が0.1〜100μmであ
る充填材である。繊維状充填材のアスペクト比は、例え
ば顕微鏡写真法によって測定した値により算出すること
ができる。具体的には、その材質などから、ガラス繊
維、アスベスト繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、金
属繊維、チタン酸カリウムウイスカー、珪素系ウイスカ
ーと呼ばれる充填材である。本発明の目的から、ガラス
繊維、炭素繊維が好ましく、とりわけその経済性からガ
ラス繊維が好ましい。本発明の成形性・物性を損なわな
い限りにおいて集束剤(ポリ酢酸ビニル、ポリウレタ
ン、アクリルウレタン、ポリエステルなど)、カップリ
ング剤(アミノシラン、アクリルシラン、ビニルシラ
ン、エポキシシランなど)で処理されたものが好まし
い。繊維状充填材の添加量は1〜50重量%、好ましく
は2〜45重量%、さらに好ましくは5〜40重量%で
あるが、1重量%未満であると繊維状充填材による引張
強度などに対する補強効果が現れず、50重量%を超え
ると特にペレット化時の加工性や射出成形性に問題を生
じる。 【0035】(E)難燃剤 本発明に用いられる難燃剤は、臭素化ポリスチレン、臭
素化ポリフェニレンエーテル、臭素化エポキシオリゴマ
ーから選ばれた1種あるいは2種の難燃剤であり、特に
臭素化ポリスチレンが好ましい。本発明に用いられる臭
素化ポリスチレンとしては、下記一般式(9)で表せる
臭素化ポリスチレンであり、臭素化スチレンを重合する
か、またはポリスチレンを臭素化することによって製造
されるが、特に二臭素化スチレンモノマーを重合したも
のが熱安定性の点から好ましい。また、一般式(9)に
は他のビニル化合物が共重合されていても使用可能であ
る。一般式(9)で表される臭素化ポリスチレンの分子
量に特に制限はないが、重量平均分子量で5,000〜
1,000,000のものが好ましく用いられる。 【0036】 【化9】 (上記一般式において、pは1〜5の整数、nは2以上
の整数。) 【0037】難燃剤の添加量は1〜50重量%、好まし
くは2〜45重量%、さらに好ましくは3〜40重量%
である。添加量が1重量%未満では、本発明組成物の難
燃化効果が十分でなく、50重量%を超えると、機械的
特性、熱的特性が損なわれるため好ましくない。 【0038】(F)難燃助剤 本発明で用いられる難燃助剤は、難燃剤との相乗効果に
よりナイロン4,6樹脂の難燃性を高める働きをするも
のである。そのような化合物としては、周期律表第Va
族の金属化合物や酸化ホウ素、酸化ジルコニウム、酸化
鉄、酸化亜鉛などの金属化合物が挙げられ、特に周期律
表第Va族の金属化合物としてアンチモン化合物が好ま
しい。アンチモン化合物としては3酸化アンチモン、5
酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウムなどが挙げら
れるが、特に3酸化アンチモンが好ましく用いられる。
また、これらの難燃助剤の1種のみの配合であっても、
2種以上の併用であってもよい。本発明における難燃助
剤の添加量は1〜20重量%、好ましくは2〜15重量
%、さらに好ましくは3〜10重量%であり、これらの
難燃助剤の配合量は(E)成分の臭素化ポリスチレンの
臭素原子2〜5に対しアンチモンなどの金属原子1にあ
るときが好ましい。 【0039】本発明の組成物には、耐熱性向上を目的と
して、ヨウ化銅などの銅化合物、芳香族アミン化合物、
ヒンダードフェノール化合物、有機リン化合物、硫黄化
合物などの酸化防止剤あるいは熱安定剤を添加すること
もできる。また、必要に応じて、その成形性、物性を損
なわない限りにおいて他の成分、例えば、顔料、染料、
紫外線吸収剤、耐候剤、滑剤、結晶核剤、離型剤、可塑
剤、帯電防止剤などを添加してもよい。さらに、また少
量の割合で他の熱可塑性樹脂、例えば、他のポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリエチ
レンおよびその共重合体、ポリプロピレンおよびその共
重合体、スチレンおよびその共重合体、ポリスチレンお
よびその共重合体、アクリル樹脂およびアクリル系重合
体、ポリアミドエラストマーなどを配合してもよい。 【0040】本発明の樹脂組成物を得るには、任意の配
合方法を用いることができる。例えば、ニーダー、ブラ
ベンダー、バンバリーミキサーなどのバッチ式混合機、
あるいは単軸、二軸押出機を用いて本発明の各成分を同
時に、あるいは別々に例えば2〜3成分をあらかじめブ
レンダーなどで予備ブレンドするか、ニーダー、押出機
で予備混合し、さらに残りの成分を混合し、均質化する
方法を用いることができる。特に、本発明の(A)、
(B)、(C)成分を二軸押出機根元より供給し、一段
目の混練ブロックで上記3成分を均一に溶融混合した
後、(D)成分の繊維状充填材、(E)成分の難燃剤お
よび(F)成分の難燃助剤を途中添加口より供給し、さ
らに二段目の混練ブロックで混合し、ペレット化する方
法が難燃剤の熱劣化を抑制し、また均質な最終組成物を
得るために好ましい。 【0041】また、本発明組成物の熱変形温度は、AS
TM D648で規定される1.82MPaにおける熱
変形温度が275℃以上であるものが好ましく、280
℃以上のものが特に好ましい。275℃未満において
は、本発明組成物により成形した成形品の吸水時の耐ブ
リスター性が不足する。さらに、本発明の組成物の吸水
率は、絶乾状態の127×12.7×0.8mmの成形
品を、30℃、相対湿度95%の恒温恒湿槽で24時間
調湿した場合の重量変化率(吸水率)において、2%未
満のものが好ましく、2%以上では、本発明組成物によ
り成形した成形品の吸水時の耐ブリスター性が不足す
る。 【0042】 【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。なお、実施例および比較例中の吸水率、耐
ブリスター性、引張特性、曲げ特性、熱変形温度、難燃
性、吸水引張強度保持率、吸水寸法変化、流動長、バリ
の有無、および滞留安定性は以下の測定法によった。 【0043】引張強度・引張破断伸び ASTM D638に準じた。曲げ特性 ASTM D790に準じた熱変形温度 ASTM D648(1.82MPa)に従って測定し
た。 【0044】吸水率測定法 射出成形により、外側寸法が縦127mm×横12.7
mm×厚み0.8mmに成形した絶乾状態の試料を、3
0℃、相対湿度95%に調整された恒温恒湿槽中で24
時間調湿した後の重量の増加を測定した。吸水引張強度保持率 射出成形により、ASTM D638 TYPE−I試
験片を作成、70℃、相対湿度62%の恒温恒湿槽で飽
和吸水状態まで調湿し、ASTM D638に準じて測
定、絶乾時の強度に対する保持率で表した。吸水寸法変化率 射出成形により、外測寸法が縦127mm×横12.7
mm×厚み3.2mmの試験片を成形し、相対湿度62
%の恒温恒湿槽で飽和吸水状態まで調湿し、成形直後の
寸法からの変化率で表した。 【0045】耐ブリスター性 射出成形により、外側寸法が縦127mm×横12.7
mm×厚み0.8mmに成形した試料を、30℃、相対
湿度95%恒温恒湿槽中で24時間調湿し、調湿後の試
験片を1.6mm厚みのガラスエポキシ基板に固定し、
予熱部180℃、本加熱部を200℃以上で、10℃間
隔の種々の温度に設定した卓上型遠赤外式リフロー炉を
用い、図1に示すプロファイルで通過させ、成形品表面
にブリスター(ふくれ)が生じているか否かを肉眼で観
察した。そして、ブリスターが観察されなかった基盤表
面の最高温度をもってその試料の耐ブリスター温度とし
て評価した。 【0046】流動長およびバリの有無 射出容量1オンス、最大型締め圧力35tの射出成形機
で、シリンダー設定温度310℃、金型温度120℃、
射出圧力700kgf/cm2 で127mm×横12.
7mm×厚み0.8mmの成形品を成形し、成形品のゲ
ートからの流動長およびバリの有無を評価した。難燃性 アンダーライターズラボラトリー(Underwriters Labol
atory ;以下、「UL」と略記)社のUL−94試験法
に準じて、1/32インチ厚さの試験片を用いて燃焼試
験(Vertical Test )を行ない、V−0もしくはV−2
を判定した。ただし、当該燃焼試験においてV−0と
は、樹脂の溶融滴下がない場合、あるいは樹脂の溶融滴
下があるが下部に置いた綿花を発火させない場合であ
り、V−2とは、炎を伴なう樹脂の溶融滴下があり下部
に置いた綿花を発火させる場合である。 【0047】滞留安定性 射出容量1オンス、最大型締め圧力35tの射出成形機
で、シリンダー設定温度310℃、金型温度100℃、
射出圧力700〜1200kgf/cm2 、保圧時間5
秒、冷却時間(滞留時間)を10秒および60秒に設
定、127mm×横12.7mm×厚み0.8mmの成
形品を成形し、冷却時間10秒の成形品と60秒の成形
品を比較し、60秒の成形品のヤケおよび変色の有無を
外観で判定した。以下の実施例および比較例で本発明を
説明する。 【0048】(A)成分 ナイロン4,6樹脂:オランダ国DSM社製(「STA
NYL」、96%硫酸1g/dlでの相対粘度3.0)(B)成分 ポリフェニレンサルファイド樹脂:直鎖型ポリフェニレ
ンサルファイド樹脂PPS−H(310℃、剪断速度1
200/秒における溶融粘度1400ポアズ)、PPS
−L(310℃、剪断速度1200/秒における溶融粘
度500ポアズ) 【0049】(C)成分 エチレン・グリシジルメタクリレート共重合体:E・G
MA (エチレン/GMA重量比=85/15、190℃、
2.16kgfにおけるMFR値 3g/min) 無水マレイン酸変性水素化スチレン/ブタジエンブロッ
ク共重合体:MAH−SEBS:スチレン量30%、ビ
ニル量38%のスチレン・ブタジエン・スチレン(SB
S)ブロック共重合体を、水添率90%まで水添して得
られた水素化スチレン/ブタジエンブロック共重合体1
00重量部に対して、2.50重量部の無水マレイン
酸、0.1重量部のパーヘキサ25B(日本油脂製)を
均一にドライブレンドした後、窒素窒素雰囲気下で二軸
押出機に供給し、シリンダー温度250℃でマレインか
反応を行ない、さらに未反応の無水マレイン酸を加熱真
空除去した。 (D)成分 繊維状充填材(ガラス繊維):ガラス繊維チョップドス
トランド、繊維径10μ、長さ3mmのものを、ウレタ
ン系収束剤およびγ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ンで処理した。 【0050】(E)成分 臭素化ポリスチレン:Great Lake Chemical Corporatio
n 製、PDBS−80(臭素含有量=59重量%)(F)成分 難燃助剤:3酸化アンチモン 日本精鉱(株)製、PATOX−Cその他 ポリブチレンテレフタレート:PBT (235℃/2.16kgfでのMFR 3g/10m
in、固有粘度1.4)ポリエチレンテレフタレート:
PET 極限粘度1.1のポリエチレンテレフタレート 非晶性芳香族ポリアミド:Am−PA ビス(4−アミノ−3−メチルヘキシル)メタン、イソ
ホロンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、テレフタル
酸、イソフタル酸、カプロラクタムからなる共重合ポリ
アミドでガラス転移温度が142℃のもの。 【0051】これら各成分を表1に示す割合であらかじ
めタンブラーにて均一に混合した後、シリンダー温度3
00〜320℃に設定したスクリューに二段の混練ブロ
ックを有し、一段目と二段目の混練ブロックの間に途中
フィード口をもつ45mmφ二軸押出機(池貝鉄工PC
M45)を用い、本発明の組成の(A)、(B)、
(C)成分を押出機根元から供給、(D)、(E)、
(F)成分を途中フィード口より供給し、真空にひきな
がら溶融混練しペレット化した。得られたペレットを射
出成形機(シリンダ−温度290〜320℃)にて、所
定の試験片を作製し、試験に供した。実施例および比較
例として、その組成および機械的特性、耐ブリスタ−性
などの評価結果を表1に示す。 【0052】比較例1 ガラス繊維で強化した難燃性ナイロン4,6は、絶乾状
態では良好な機械的特性を示すが、吸水率が高く、吸水
強度の保持率が小さく、また吸水時ブリスター発生温度
が低く(220℃)、通常のリフロー設定温度(基盤ピ
ーク温度;240〜250℃)ではブリスターを発生す
る。 実施例1〜6 実施例1〜6においては、得られた樹脂組成物は、吸水
時も高いブリスター発生温度を示し、通常のリフロー設
定温度ではブリスターを発生しない、また良好な機械的
強度を示し、吸水率、吸水寸法変化、吸水強度の低下も
少ない、また良好な流動性を示し、バリを生じない。さ
らには、射出成形時に滞留した場合においても、ヤケ、
成形品の変色を起こさず、優れた滞留安定性を示す。 【0053】比較例2、3 実施例1〜6で用いたポリフェニレンサルファイド樹脂
の代わりに、ポリブチレンテレフタレートおよびポリエ
チレンテレフタレート樹脂を用いた。実施例1〜6と比
べて、耐ブリスター性および滞留安定性に劣る。 比較例4 実施例1〜6で用いたポリフェニレンサルファイド樹脂
の代わりに、非晶性芳香族ポリアミド樹脂を用いた。実
施例1〜6と比べて、耐ブリスター性が劣る。 比較例5 ポリフェニレンサルファイド樹脂およびガラス繊維のみ
を配合したものは、吸水性、耐ブリスター性には優れる
が、流動性に劣り射出成形時バリを生じる。 【0054】 【表1】【0055】 【発明の効果】本発明の表面実装用熱可塑性樹脂組成物
は、リフロー炉を用いた表面実装用樹脂材料として、優
れた耐熱性、機械的特性、滞留安定性、流動性、低吸水
性、耐ブリスター性をもつものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】卓上型遠赤外式リフロー炉における温度プロフ
ァイルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−76758(JP,A) 特開 昭63−56559(JP,A) 特開 昭63−301252(JP,A) 特開 昭63−195907(JP,A) 特開 昭63−139942(JP,A) 特開 平4−1266(JP,A) 特開 平3−131655(JP,A) 特開 平4−202361(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 77/06 C08L 81/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)ナイロン4,6 10〜92重量
    %、(B)ポリフェニレンサルファイド樹脂 5〜87
    重量%、(C)不飽和カルボン酸またはその誘導体を共
    重合成分とするオレフィン系重合体、あるいは不飽和カ
    ルボン酸またはその誘導体で変性した水素化ブロック共
    重合体 0〜20重量%、(D)繊維状充填材 1〜50
    重量%、(E)難燃剤 1〜50%、および(F)難燃
    助剤1〜20重量%からなる耐ブリスター性に優れた
    面実装部品用熱可塑性樹脂組成物。
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KR101964552B1 (ko) * 2018-06-07 2019-04-01 한국섬유개발연구원 흡습성이 개선된 폴리아미드 공중합체 섬유

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