JPH0967351A - 4,6−ジクロロピリミジンの製造方法 - Google Patents

4,6−ジクロロピリミジンの製造方法

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JPH0967351A
JPH0967351A JP8235764A JP23576496A JPH0967351A JP H0967351 A JPH0967351 A JP H0967351A JP 8235764 A JP8235764 A JP 8235764A JP 23576496 A JP23576496 A JP 23576496A JP H0967351 A JPH0967351 A JP H0967351A
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JP
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phosphorus trichloride
phosphoryl chloride
dihydroxypyrimidine
dichloropyrimidine
chlorine
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JP8235764A
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Guenther Cramm
ギユンター・グラム
Volker Kaess
フオルカー・ケス
Guido Dipl Chem Dr Steffan
グイド・シユテフアン
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Original Assignee
Bayer AG
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    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/30Halogen atoms or nitro radicals

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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い収率で簡単なやり方で安いコストで、
4,6−ジヒドロキシピリミジンから4,6−ジクロロ
ピリミジンを製造する方法を提供することである。 【解決手段】 4,6−ジクロロピリミジンは、4,6
−ジヒドロキシピリミジンと過剰の塩化ホスホリルとの
反応によって、塩基を添加せず、反応の間及び/又は後
で、1当量の交換されたヒドロキシル基あたり0.75
〜1.5モルの三塩化リン及び0.7〜1.3モルの塩
素を、塩素に関して過剰の三塩化リンが常に存在するよ
うに添加し、そして最後に三塩化リン及び塩化ホスホリ
ルを分離する時に特に有利なやり方で得られる。この方
法は、特に簡単なやり方でそしてまた連続的に実施する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、4,6−ジクロロピリミジンの
4,6−ジヒドロキシピリミジンからの改善製造方法に
関する。
【0002】4,6−ジクロロピリミジンは、例えば、
植物保護剤及び染料の製造における中間体である。
【0003】4,6−ジクロロピリミジンの製造のため
の既知の方法においては、4,6−ジヒドロキシピリミ
ジンを塩化ホスホリル及び塩基例えばジメチルアニリン
又はピリジンと混合させる(J.Chem.Soc.
943、574;J.Chem.Soc.1951、2
214;Bull.Soc.Chim.France
959、741及びKhim.−Pharm.Zhur
nal (12)、28(1974)−英訳文 74
1頁参照)。
【0004】後処理のためには、過剰の塩化ホスホリル
をまず取り去り、そして残渣を氷に添加しそして生成物
を抽出及び蒸留によって得るか、又は残渣を昇華方法に
かけそれによって生成物を昇華物として得る。この方法
においては、塩基を大量に使用するが、かなりのコスト
でしか回収しそして再使用することができないことが不
利である。最後に、水性の後処理は、生成される廃水の
処分及び抽出用溶媒の取り扱いのために非常に高価であ
る。昇華による後処理もまた、例えば使用すべき装置及
び昇華器からの生成物の除去のための職業上の衛生条件
に関して、工業的規模では非常に高価である。
【0005】もっと小量の塩基の使用によって既知の方
法を改善するための幾つかの試みは、4,6−ジクロロ
ピリミジンの収率が大幅に減少しそして高沸物及び樹脂
の生成が大幅に増加するので失敗した(実施例5参
照)。
【0006】4,6−ジヒドロキシピリミジンと過剰の
塩化ホスホリルとの反応による4,6−ジクロロピリミ
ジンの製造方法であって、塩基を添加せず、反応後に三
塩化リンの存在下で1当量の交換されたヒドロキシル基
あたり0.7〜1.3モルの塩素を、塩素に関して過剰
の三塩化リンが常に存在するように添加し、そして最後
に三塩化リン及び塩化ホスホリルを分離することを特徴
とする方法がここに見い出された。
【0007】本発明の方法においては、例えば、4,6
−ジヒドロキシピリミジン、又は例えばC1〜C10−ア
ルキル及び/又はC6〜C10−アリール基によって2の
位置及び/又は5の位置で置換された4,6−ジヒドロ
キシピリミジンを使用することができる。これらのアル
キル及びアリール基は、今度は所望の場合には、例え
ば、ハロゲン、ニトロ及び/又はC1〜C6−アルコキシ
を置換基として含むことができる。2の位置における置
換とは独立に、5−ハロゲン−、例えば5−塩素置換
4,6−ジヒドロキシピリミジンも使用することができ
る。好ましくは、4,6−ジヒドロキシピリミジンを使
用する。以下で4,6−ジヒドロキシピリミジンと言う
場合には、置換されたタイプも含むと見なされるべきで
ある。
【0008】使用する4,6−ジヒドロキシピリミジン
の各々のモルあたり、例えば2.5〜12モルの塩化ホ
スホリルを使用することができる。この量は好ましくは
3.5〜5モルである。
【0009】4,6−ジヒドロキシピリミジンと塩化ホ
スホリルとの反応のためには、例えば60〜110℃の
範囲の温度が適切である。80〜100℃の温度が好ま
しい。例えば、塩化ホスホリルをまず添加しそして4,
6−ジヒドロキシピリミジンをその中に計量して入れる
ように進めることが可能である。その他の作業方法もま
た可能である。
【0010】好ましくは、使用する4,6−ジヒドロキ
シピリミジンを塩化ホスホリル中に溶かした後で、この
反応混合物を、三塩化リン及び上で与えられた量の塩素
と、塩素に関して常に過剰の三塩化リンが反応混合物中
に存在するようにして混合させる。この過剰は、0.3
〜5重量%、好ましくは1〜3重量%の遊離の三塩化リ
ンが常に存在するように好ましくは決められる。三塩化
リンの少し先行する添加を行って、三塩化リン及び塩素
を均一な流量で計量して入れるように進めることが可能
である。
【0011】1当量の交換されたヒドロキシル基あたり
例えば0.75〜1.5モルの三塩化リンを、塩素に関
するその過剰が常に存在するように注意しながら、添加
することができる。
【0012】三塩化リン及び塩素の添加は、例えば、6
0〜110℃で実施することができる。80〜100℃
の温度が好ましい。三塩化リン及び塩素の添加が完了し
た時に、幾らかの時間の間、例えば10分〜3時間の間
60〜110℃で混合物を後撹拌することは、殊にバッ
チ式操作においては、有利であり得る。
【0013】三塩化リン及び塩素との反応の完了の後
で、反応混合物を例えば蒸留によって後処理することが
できる。
【0014】バッチ中に存在する塩化ホスホリルの希釈
効果の故に、反応混合物の一部だけを後処理のために使
用し、そして残りを、反応混合物中の塩化ホスホリルの
割合が所定の値未満に落ちないように、所望の場合には
塩化ホスホリルの添加の後で、新しい4,6−ジヒドロ
キシピリミジンと混合させそして、4,6−ジヒドロキ
シピリミジンの完全な反応の後で、対応する量の三塩化
リン及び塩素と再び反応させることが有利であり得る。
この手順は所望の回数、繰り返すことができる。
【0015】三塩化リンの添加もまた、4,6−ジヒド
ロキシピリミジンの添加の前に又はそれと同時に実施す
ることができる。かくして、懸濁液としての4,6−ジ
ヒドロキシピリミジンを三塩化リン中に添加すること
が、実用的な操作のために有利である可能性がある。こ
の場合には、塩素の添加の前の三塩化リンの添加を省略
することができる。
【0016】この反応順序及び引き続く蒸留分離を連続
的に実施することが特に好ましいことが見い出された。
【0017】三塩化リン及び塩化ホスホリルの除去は、
本発明の方法をバッチ式で、半連続的に又は連続的に実
施するかのいずれかに従って、種々のやり方で実施する
ことができる。
【0018】バッチ式操作においては、例えば、反応混
合物の全体を好ましくは減圧での蒸留にかけ、そして三
塩化リン及びオキシ塩化リンを逐次分離することができ
る。
【0019】半連続的操作においては、手順は、完全に
反応した反応混合物に、もっと4,6−ジヒドロキシピ
リミジンを、引き続いて三塩化リン及び塩素を、上で述
べたやり方で上で述べた量でそして上で述べた温度でま
ず添加し、そして反応を進行せしめることで良い。この
更なる添加は、使用する反応容器のサイズに依存して、
多数回、例えば20回まで繰り返すことができる。次
に、このようにして製造された反応混合物の一部を、好
ましくは4,6−ジヒドロキシピリミジンの最初の添加
からの重量の増加量の±20重量%の範囲にわたって、
除去することができる。次いで、塩化ホスホリル、次に
4,6−ジヒドロキシピリミジン、そして次に三塩化リ
ン及び塩素を、上で述べたようにして残渣に再び添加す
ることができ、そして、反応がおさまった後で、反応混
合物の一部を、好ましくは4,6−ジヒドロキシピリミ
ジンの添加からの重量の増加に対応する量の±20重量
%の範囲で、除去することができる。このサイクルは、
所望の回数、例えば50回まで繰り返すことができる。
【0020】この手順において分離された反応混合物の
部分は、例えば、好ましくは減圧下での蒸留にかけるこ
とができ、そして三塩化リン及びオキシ塩化リンを逐次
分離することができる。これらの二つの生成物は本発明
の方法にリサイクルすることができる。過剰の塩化ホス
ホリルは、任意の所望のやり方で更に使用することがで
きる。このことは、任意のその他の作業方法を使用して
分離された三塩化リン及び塩化ホスホリルにも当てはま
る。
【0021】連続的操作方法においては、例えば、バッ
チ反応の完全に反応した反応混合物を反応容器中に入れ
ることができるが、これは、例えば多重室反応器中で、
もしあるとしても最小の逆混合でもって反応が進むこと
を保証する。次に、4,6−ジヒドロキシピリミジン
を、例えば三塩化リン中に懸濁させて、そして塩化ホス
ホリルを、上で述べた条件を堅持しながら連続的にそこ
に添加する。例えば4〜12室を有する多重室反応器の
場合には、反応器を室温で維持し、そして塩素を上で述
べたやり方でそして上で述べた量で他の添加の点から幾
らかの距離を置いて連続的に導入する。反応器を去る混
合物を緩衝タンク中に収集することができ、そこからそ
れを戻して反応中に供給することができ、そして残りを
蒸留の後処理段階に供給することができる。蒸留後処理
は減圧で実施することができ、そして、例えば、第一蒸
留装置例えば塔においては、過剰の三塩化リンを除去す
ることができ、第二蒸留装置例えば塔においては、塩化
ホスホリルを除去することができ、そして第三蒸留装置
例えば薄膜蒸発器においては、製造された4,6−ジク
ロロピリミジンを分離することができるように、3つの
部分に分割することができる。
【0022】バッチ式及び半連続的操作においては、三
塩化リン及び塩化ホスホリルの除去の後で、製造された
4,6−ジクロロピリミジンを残りの残渣から好ましく
は減圧下での蒸留によって単離することができる。
【0023】製造された4,6−ジクロロピリミジンの
蒸留除去においては、蒸留残渣のための駆動(driv
ing)液体及び/又は流動剤(flow agen
t)を使用することが有利である。このための適切な物
質は、例えば、高沸の熱的に安定な物質、例えばオリゴ
−又はポリエチレングリコールを基にしたポリワック
ス、ジトリルエーテル、ポリクロロベンゼン及びポリク
ロロトルエン及びジアルキルフタレートを含む。
【0024】本発明の方法は、理論の80%以上、しば
しば85%以上の収率での4,6−ジクロロピリミジン
の製造を提供する。このことは、これまで必須であると
考えられてきた塩基を使用しないので特に驚くべきこと
である。結果として、塩基の取扱及び反応混合物からの
それの分離はもはや不必要であり、これは、反応方法を
顕著に簡単化しそしてまた連続的操作を可能にする。
【0025】理論の95%を越える4,6−ジクロロピ
リミジンの収率が得られるようなやり方で本発明の方法
を運転することもまた可能である。これは、連続的に添
加する4,6−ジヒドロキシピリミジンの量を減らすこ
と、及び/又は反応混合物中の塩化ホスホリルの割合を
増すこと、及び/又はリサイクルする若しくは再循環す
る完全に反応した反応混合物の量を増すことによって連
続的操作の場合に例えば達成することができる。しかし
ながら、化学的収率におけるこのような増加は、空時収
量を減らす傾向がある。
【0026】
【実施例】実施例1 a)出発相:2500gの塩化ホスホリルに、28gの
4,6−ジヒドロキシピリミジン(以下ではDHPと呼
ぶ)を85〜90℃で添加した。これが25分の過程の
間に完全に溶液中に行った後で、75gの三塩化リンを
添加し、その後で35gの85〜90℃の塩素ガスを1
5分以内に導入した。ガス放出が終わった後で、更に2
8gのDHPを添加し、そして再びこれが溶液中に行っ
た後で、75gの三塩化リン及び35gの塩素を前のよ
うに反応混合物に添加した。10サイクル後に、重量の
増加(1,175g)に対応する量を反応混合物から除
去した。
【0027】これを除去した後で、2,500gの塩化
ホスホリルの元の出発量が復元されるように250gの
塩化ホスホリルを添加し、その後で5回の更なるサイク
ルを実施し、そして次に825gの反応混合物を除去し
た。
【0028】このプロセスを更に2回繰り返し、その際
に335gの塩化ホスホリルを添加し、そして、5サイ
クルの後で、910gの反応混合物を除去した。更なる
400gの塩化ホスホリルの添加(更なる5サイクル)
及び970gの反応混合物の除去の後で、出発相を完了
した。
【0029】b)連続相:引き続いて、どの場合にも、
425gの塩化ホスホリルを添加し、5サイクルを実施
し、そして、この後で、1,000gの一定量の反応混
合物を除去した。除去した反応混合物を蒸留によってそ
の成分に分離した。これは、100mbarでまず小量
の三塩化リンを、引き続いて100mbar及び最高1
30℃の底温度で塩化ホスホリルを与え、そして最後
に、20mbarに低下させた圧力でそして175℃の
最高底温度で、製造された4,6−ジクロロピリミジン
が除去された。12重量%の得られた4,6−ジクロロ
ピリミジンの蒸留残渣が残った。
【0030】連続相からの1,000gの反応混合物の
蒸留分離は、以下の平均数字を与えた:20gの三塩化
リン、800gの塩化ホスホリル、160gの4,6−
ジクロロピリミジン、及び20gの残渣。
【0031】全部で140gの使用したDHPを基にし
て、これは、理論の85.9%の4,6−ジクロロピリ
ミジンの平均収率に相当する。
【0032】実施例2 手順は実施例1におけるようであったが、最初の10サ
イクル及びその段階で製造された過剰の除去を実施した
後で、80gの塩化ホスホリルを各々の更なるサイクル
の前に添加し、各々のサイクルの後での重量の増加に対
応する反応混合物の量(200g)を除去しそして後処
理した。結果は、実施例1のものに匹敵する。
【0033】実施例3 手順は実施例1におけるようであったが、28gのDH
Pを固体としてではなく75gの三塩化リン中に懸濁さ
せて添加し、そして塩素の添加の前には三塩化リンを添
加しなかった。結果は、実施例1のものに匹敵した。
【0034】実施例4 200lのスラリー化釜中で、28g/hのDHPを7
5kg/hの三塩化リンと混合させ、そして得られた懸
濁液を、その内容物が85〜90℃で維持されていた多
重室反応器の下部の中にポンプ輸送した。多重室反応器
は、2m3の全容量を有する8つの室から成っていた。
同時に、80kg/hの塩化ホスホリル及び3,160
kg/hの完全に反応した反応混合物を、多重室反応器
の下部の中に二本の他の供給パイプを通して緩衝タンク
から供給した。35kg/hのガス状塩素を、多重室反
応器の中央部中に供給パイプを通して連続的に供給す
る。
【0035】多重室反応器からのオーバーフローを緩衝
タンク中に収集した。そこから、反応混合物の一部を多
重室反応器中に戻して供給し、そして残り(200kg
/h)を蒸留後処理に供給した。そこでは、過剰の三塩
化リンを第一塔中で除去し、塩化ホスホリルを第二塔中
で除去し、そしてポリエチレングリコールの添加の後
で、製造された4,6−ジクロロピリミジンを薄膜蒸発
器中で100mbarで回収した。理論の89.8%の
4,6−ジクロロピリミジン収率に対応する、167k
g/hの4,6−ジクロロピリミジンが得られた。
【0036】実施例5(比較のために) 460gの塩化ホスホリル及び62gのN,N−ジメチ
ルアニリンを混合させ、そして116gのDHP(98
重量%)をスクリュー供給機によって5時間の過程で1
00℃で混合物中に計量して入れた。次に、この混合物
を106〜128℃で8時間撹拌した。反応混合物を3
00gのクロロベンゼンによって希釈し、そして1.2
kgの氷の上に排出した。有機相を分離し、各々の場合
において100mlの水で2回洗浄し、そして次に分別
蒸留した。85.7gの4,6−ジクロロピリミジン
(=理論の58%)が得られた。
【0037】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0038】1. 4,6−ジヒドロキシピリミジンと
過剰の塩化ホスホリルとの反応による4,6−ジクロロ
ピリミジンの製造方法であって、塩基を添加せず、反応
後に三塩化リンの存在下で1当量の交換されたヒドロキ
シル基あたり0.7〜1.3モルの塩素を、塩素に関し
て過剰の三塩化リンが常に存在するように添加し、そし
て最後に三塩化リン及び塩化ホスホリルを除去すること
を特徴とする方法。
【0039】2. 4,6−ジヒドロキシピリミジン、
又はC1〜C10−アルキル及び/又はC6〜C10−アリー
ル基によって2の位置及び/又は5の位置で又はハロゲ
ンによって5の位置で置換された4,6−ジヒドロキシ
ピリミジンを使用することを特徴とする、上記1記載の
方法。
【0040】3. 使用する4,6−ジヒドロキシピリ
ミジンの各々のモルあたり、2.5〜12モルの塩化ホ
スホリルを使用することを特徴とする、上記1又は2記
載の方法。
【0041】4. 4,6−ジヒドロキシピリミジンと
塩化ホスホリルとの反応、並びに三塩化リン及び塩素の
添加を60〜110℃の温度で実施することを特徴とす
る、上記1から3のいずれか一つに記載の方法。
【0042】5. バッチ式で、半連続的に、又は連続
的に実施することを特徴とする、上記1から4のいずれ
か一つに記載の方法。
【0043】6. 0.3〜5重量%の遊離の三塩化リ
ンが反応混合物中に常に存在することを特徴とする、上
記1から5のいずれか一つに記載の方法。
【0044】7. 製造された4,6−ジクロロピリミ
ジンを蒸留によって分離することを特徴とする、上記1
から6のいずれか一つに記載の方法。
【0045】8. 製造された4,6−ジクロロピリミ
ジンの蒸留を、蒸留残渣のための駆動液体及び/又は流
動剤を使用して実施することを特徴とする、上記1から
7のいずれか一つに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グイド・シユテフアン ドイツ51519オーデンタール・イムヘルツ オゲンフエルト52

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4,6−ジヒドロキシピリミジンと過剰
    の塩化ホスホリルとの反応による4,6−ジクロロピリ
    ミジンの製造方法であって、塩基を添加せず、反応後に
    三塩化リンの存在下で1当量の交換されたヒドロキシル
    基あたり0.7〜1.3モルの塩素を、塩素に関して過
    剰の三塩化リンが常に存在するように添加し、そして最
    後に三塩化リン及び塩化ホスホリルを除去することを特
    徴とする方法。
JP8235764A 1995-08-25 1996-08-20 4,6−ジクロロピリミジンの製造方法 Pending JPH0967351A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE19531299.6 1995-08-25
DE19531299A DE19531299A1 (de) 1995-08-25 1995-08-25 Verfahren zur Herstellung von 4,6-Dichlorpyrimidinen

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JP8235764A Pending JPH0967351A (ja) 1995-08-25 1996-08-20 4,6−ジクロロピリミジンの製造方法

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EP (1) EP0761653B1 (ja)
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CN (1) CN1092646C (ja)
AT (1) ATE166348T1 (ja)
CA (1) CA2183936A1 (ja)
CZ (1) CZ287106B6 (ja)
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