JPH0966830A - 鉄道車両の構体 - Google Patents

鉄道車両の構体

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Publication number
JPH0966830A
JPH0966830A JP22300595A JP22300595A JPH0966830A JP H0966830 A JPH0966830 A JP H0966830A JP 22300595 A JP22300595 A JP 22300595A JP 22300595 A JP22300595 A JP 22300595A JP H0966830 A JPH0966830 A JP H0966830A
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JP
Japan
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honeycomb panel
rib
ribs
rigidity
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP22300595A
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English (en)
Inventor
Keiji Omura
慶次 大村
Sumio Okuno
澄生 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0966830A publication Critical patent/JPH0966830A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鉄道車両の製作において、特に構体に剛性、強
度の他に、断熱、遮音の機能の加え、車体の軽量化、断
熱材の配設の簡易化、車内騒音の低減化と共に、艤装品
の設置を含めた車体全体の製作費の低減を行うことを目
的としたものである。 【構成】板部と、該板部にリブが一体となって形成され
た形材を使用して製作する鉄道車両の構体において、形
材のリブ間の板部にハニカムパネルを接着剤により接
合、或いはリブ間の板部に第1のハニカムパネル、リブ
と第1のハニカムパネルの表面に第2のハニカムパネル
を接着剤により接合とした構造及び製作方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両の構体に係
り、特に板部の剛性を増加させて製作するの好適な鉄道
車両の構体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両は、例えば実用新案第1
853794号に見られるように、構体を製作した後、
車内側に断熱材を取付けて製作している。ここで、構体
は、車体の自重、作用する外部荷重に対応すべく、外板
の板厚、車体の長手和卯項のリブ、車体の垂直方向の柱
等の骨組の剛性及び該骨組の配設位置などが決められて
いる。一方、断熱材は、車内側の骨組間及び骨組を包む
ように配設し、目標とする車内環境を確保するようにし
ている。完成車両では、更に断熱材の車内面に内張り板
を配設している。実用新案第1853794号の例は、
屋根部を対象としたものであるが、側、台枠及び妻部に
関してもほぼ同様の構造となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
構体は車体の剛性、強度を確保すること、断熱材は車内
外間の熱の移動を抑制するのがそれぞれが主であり、そ
れ以外の機能、例えば断熱材は車体の剛性、強度の向上
にほとんど寄与していない、このため、車体の剛性、強
度は構体のみで確保する必要があるため、より一層の軽
量化が困難であった。また、熱に関しては、断熱材単独
で対処する必要があり、車体の断熱材の配設作業の簡易
化が困難であった。更に、騒音に対する車内環境の改善
が必要な場合には、制振材、吸音材を構体或いは内張り
板に張り付ける必要があった。
【0004】本発明の目的は、鉄道車両の製作におい
て、特に構体に剛性、強度の他に、断熱、遮音の機能の
加え、車体の軽量化、断熱材の配設の簡易化、車内騒音
の低減化と共に、艤装品の設置を含めた車体全体の製作
費の低減を行うことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、板部と内側
に突出するリブとを一体とした鉄道車両の構体におい
て、前記形材の前記リブの相互間の板部にハニカムパネ
ルを接着で取り付けることにより、達成される。
【0006】
【作用】本発明によれば、振動等に対して弱い板部にハ
ニカムパネルが固定され、一体となって機能するため、
車体の剛性及び遮音機能が向上するため、車体の軽量
化、断熱材の配設の簡易化、車内騒音の低減化と共に、
艤装品の設置を含めた車体全体の製作費の低減を行うこ
とができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を、図1乃至図3によって
説明する。図1は本発明を適用した車両の側構体を車内
側から見た平面図、図2は図1の2−2の断面図、図3
は図2の3部の拡大図である。図において、1は構体の
側構体、2は腰部、3は幕部、4は吹き寄せ部、5は腰
部2の腰帯、6は台枠の側張り、7は腰部2を形成する
形材の板部、8は腰部2を形成する形材のリブ、9は幕
部3の長桁、10は幕部3の幕帯、11は側柱、12は
第1のハニカムパネル、13は接着剤である。 板部7
とリブ8、或いは板部7とリブ8及び腰帯5、或いは板
部7とリブ8及び長桁9、或いは板部7とリブ8及び幕
帯10、板部7とリブ8で形成する吹き寄せ部4は、そ
れぞれアルミニウム合金の押出し形材で形成されてい
る。該形材を相互に溶接で接合して構体1を構成してい
る。さらに、図1に示したように吹き寄せ4,4の相互
間のリブ8の上に側柱11を溶接している。
【0008】図2に示したように、腰部2では幕帯5と
リブ8の間、リブ8,8の相互間、リブ8と側梁6(長
土台の場合もある)の間のそれぞれの板部7に、ハニカ
ムパネル12を接着剤13を用いて接合する。ここで、
ハニカムパネル12の厚さ及び材質は、腰部2におい
て、板部7とリブ8からなる形材と一体となって、目的
とする剛性、強度が得られるように配慮する。ハニカン
ムパネル12は非金属材料、例えば、複合材料で構成し
ている。ハニカムパネル12は、2つの面板と、該面板
の間に配置される6角形のコアと、からなり、接触部を
接着剤で接合している。尚、図2ではハニカムパネル1
2の厚さは形材のリブ8高さと同一となるように示した
が、必要に応じて変えても良い。また、幕部3において
も同様に板部7にハニカムパネル12を接着剤13を用
いて接合する。尚、本発明においては、側梁(長土台)
6、腰帯5、幕板10、長桁11、側柱11を必要に応
じてリブと読み変える。
【0009】図1では、側構体1を対象として示した
が、本構造は屋根及び妻構体にも適用することができ
る。
【0010】これにより、側構体1、屋根及び妻構体
は、軽量のハニカムパネルが形材と一体となって剛性、
強度が向上し、形材単独で形成した場合に比較して車体
全体の剛性が向上する。更に、形材の板部にハニカムパ
ネルを接合したことにより、板部を含めた形材全体の音
響透過損失が向上するため、車外からの騒音を抑制する
ことができる。また、ハニカムパネルの材質を熱伝導率
の低いものとすることにより、本部位からの熱の移動を
よくせいすることができる。このため、本部位における
断熱材の配設を簡素化することができ、艤装品の設置を
含めた車体全体の製作費の低減を行うことできる。
【0011】次に、第2の実施例を図4乃至図5によっ
て説明する。図において、前記した実施例と同一符号
は、同一部材を示す。14は第2のハニカムパネルであ
り、第1実施例においてハニカムパネル12を接着した
後、その上に接着剤で取り付けている。ハニカムパネル
12の高さとリブ8の高さが同一であるので、リブ8に
も接着剤で固定してある。ハニカムパネル12,14の
材質を、剛性、強度及び断熱及び遮音により効果のある
ものを選定する。例えば、第1のハニカムパネル12で
は剛性、強度と遮音、第2のハニカムパネルでは剛性、
強度が第1のハニカムパネル12より低くなるものの断
熱特性が優れたものを選定することができる。また、第
1と第2のハニカムパネルの特性を逆にすると、剛性、
強度の面で一段と有利な車体となる。
【0012】このように、本実施例では、第1実施例と
比較して剛性、強度及び断熱及び遮音特性が高くなった
車体を提供することができる。また、形材或いはハニカ
ムパネル単独で構体を製作した場合の特徴を合わせ持つ
構造とすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
板部と内側に突出するリブとを一体とした鉄道車両の構
体において、前記形材の前記リブの相互間の板部にハニ
カムパネルを接着で取り付けているので、車体の軽量
化、断熱材の配設の簡易化、車内騒音の低減化と共に、
艤装品の設置を含めた車体全体の製作コストの低減を図
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両の側構体を車内側から見
た平面図である。
【図2】図1の2−2の断面図である。
【図3】図2の矢印の3の部分の拡大図である。
【図4】本発明の他の実施例の図2相当図である。
【図5】図4の矢印の5の部分の拡大図である。
【符号の説明】
1…側構体、2…腰部、3…幕部、4…吹き寄せ部、5
…腰帯、6…側梁、7…形材の板部、8…形材のリブ、
9…長桁、10…幕帯、11…側柱、12,14…ハニ
カムパネル、13…接着剤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板部と内側に突出するリブとを一体とした
    鉄道車両の構体において、前記形材の前記リブの相互間
    の板部にハニカムパネルを接着で取り付けていること、
    を特徴とする鉄道車両の構体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の鉄道車両の構体において、
    前記ハニカムパネル上に、第2のハニカムパネルを接着
    で取り付けていること、を特徴とする鉄道車両の構体。
  3. 【請求項3】請求項2記載の鉄道車両の構体において、
    前記ハニカムパネルと前記第2のハニカムパネルが、異
    なる特性を有すること、を特徴とする鉄道車両の構体。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2又は請求項3の記載
    の鉄道車両の構体において、前記板部と前記リブとの一
    体の形材をアルミニウム合金で製作したこと、を特徴と
    する鉄道車両の構体。
JP22300595A 1995-08-31 1995-08-31 鉄道車両の構体 Pending JPH0966830A (ja)

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JP22300595A JPH0966830A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 鉄道車両の構体

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JP22300595A JPH0966830A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 鉄道車両の構体

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JPH0966830A true JPH0966830A (ja) 1997-03-11

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ID=16791337

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JP22300595A Pending JPH0966830A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 鉄道車両の構体

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JP (1) JPH0966830A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022535137A (ja) * 2019-06-07 2022-08-04 エスエイチピーピー グローバル テクノロジーズ べスローテン フェンノートシャップ ハニカム挿入物を備えた車両用構造体と、その製造および使用法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022535137A (ja) * 2019-06-07 2022-08-04 エスエイチピーピー グローバル テクノロジーズ べスローテン フェンノートシャップ ハニカム挿入物を備えた車両用構造体と、その製造および使用法

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