JPH0966215A - 二酸化炭素固定体およびそれを用いた断熱性発泡体の製造方法 - Google Patents

二酸化炭素固定体およびそれを用いた断熱性発泡体の製造方法

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JPH0966215A
JPH0966215A JP7225487A JP22548795A JPH0966215A JP H0966215 A JPH0966215 A JP H0966215A JP 7225487 A JP7225487 A JP 7225487A JP 22548795 A JP22548795 A JP 22548795A JP H0966215 A JPH0966215 A JP H0966215A
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carbon dioxide
catalyst
epoxide
group
immobilized
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JP7225487A
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Takayoshi Ueno
貴由 上野
Yoshio Kishimoto
良雄 岸本
Taku Hashida
卓 橋田
Masaaki Suzuki
正明 鈴木
Fumihiro Inagaki
文拓 稲垣
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エポキシドの副反応が抑制され、二酸化炭素
固定化速度が低下しない二酸化炭素固定体を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 イソシアネート基、水酸基およびアミノ
基からなる群より選ばれる官能基を有する化合物、エポ
キシド、および二酸化炭素固定化触媒を含み、二酸化炭
素固定化触媒がヨウ素イオンを含有する二酸化炭素固定
体。二酸化炭素固定化触媒が、さらに求電子性触媒を含
有する二酸化炭素固定体。ヨウ素イオンは、オニウム塩
またはヨウ化アルカリ金属として含有されるのが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体中の二酸化炭
素を固定化するための二酸化炭素固定体、およびこの二
酸化炭素固定体を利用した断熱性発泡体の製造方法に関
するものである。二酸化炭素固定体は、二酸化炭素除去
装置などにも用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来から、エポキシドおよび二酸化炭素
固定化触媒を含む液体中に二酸化炭素を吹き込み、エポ
キシドと二酸化炭素との反応でカーボネートを生成させ
ることにより、二酸化炭素を固定化する技術が知られて
いる(ケミーベリヒテ119巻(1986年)1090
〜1094頁)。前記文献には、エポキシドに直接二酸
化炭素固定化触媒を溶解した溶液中に二酸化炭素を吹き
込んで反応させ、各二酸化炭素固定化触媒毎の生成カー
ボネートの収率が開示されている。エポキシドを利用し
て二酸化炭素を固定化する技術を、気体中の二酸化炭素
除去装置として構成しようとする場合、実際の取扱性を
考慮して、エポキシドをマトリクスポリマ中に分散する
などして二酸化炭素固定体を固体化することが必要であ
る。一方、上記二酸化炭素固定体の別の応用例として、
イソシアネート、ポリオール、およびエポキシドを含有
するウレタン樹脂原料を混合し、これを二酸化炭素を含
む気体によって発泡させることにより、独立気泡を有す
る樹脂発泡体を構成した後、気泡内に存在する気体熱伝
導率の大きい二酸化炭素を固定化して断熱性を向上させ
た断熱性発泡体を製造する技術がある(特開平7−53
757号公報および特開平7−173314号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】二酸化炭素固定体を構
成する上で、その機械的特性を向上する目的や二酸化炭
素固定体を化学修飾する目的などで、イソシアネート
基、水酸基およびアミノ基からなる群より選ばれる官能
基を有する化合物を二酸化炭素固定体に添加する場合が
ある。この場合、エポキシドは前記官能基との反応性が
高いため、エポキシドと前記官能基を有する化合物をマ
トリクスポリマ中に分散する際に、副反応としてエポキ
シドの一部が前記官能基と反応する。その結果、マトリ
クスポリマ中に残存するエポキシドの量が減少し、構成
した二酸化炭素固定体の二酸化炭素固定化能が低下する
という問題点があった。一方、上記のような断熱性発泡
体については、イソシアネート、ポリオールおよびエポ
キシドを含有するウレタン樹脂原料を混合する工程にお
いて、副反応としてエポキシドの一部がイソシアネート
と反応する。このため、発泡形成した独立気泡の発泡体
中に残存するエポキシドの量が減少して二酸化炭素固定
化能が低下し、断熱性能を改善する効果が小さくなると
いう問題点があった。
【0004】従って、本発明の目的は、エポキシドおよ
び二酸化炭素固定化触媒を混合して二酸化炭素固定体を
構成するにあたり、二酸化炭素固定体を構成する過程あ
るいは二酸化炭素固定体を構成した後に、イソシアネー
ト基、水酸基あるいはアミノ基を有する化合物が共存す
る場合でも、エポキシドと前記イソシアネート基、水酸
基あるいはアミノ基を有する化合物との副反応を抑制
し、二酸化炭素固定化速度が低下しない二酸化炭素固定
体を提供することである。本発明は、また、イソシアネ
ート、ポリオールおよびエポキシドを含有するウレタン
樹脂原料を混合する工程において、エポキシドとイソシ
アネートとの副反応を抑制し、形成した独立気泡の樹脂
発泡体の二酸化炭素固定化速度を低下させずに、断熱性
能を改善することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の二酸化炭素固定
体は、イソシアネート基、水酸基およびアミノ基からな
る群より選ばれる有する化合物、エポキシド、および二
酸化炭素固定化触媒を含み、前記二酸化炭素固定化触媒
がヨウ素イオンを含有するものである。ここにおいて、
二酸化炭素固定化触媒が、さらに求電子性触媒を含有す
ると効果が著しい。また、前記のヨウ素イオンは、オニ
ウム塩またはヨウ化アルカリ金属として含有されること
が望ましい。前記の求電子性触媒は、ヨウ化金属化合物
であることが望ましい。さらに、求電子性触媒は、電子
供与性配位子を有するルイス酸性金属ハロゲン化物の錯
体であることが望ましい。二酸化炭素固定体は、一態様
においてマトリクスポリマに分散される。このマトリク
スポリマとしては、ポリオールとイソシアネートを混合
して形成したウレタン樹脂である場合が効果的である。
マトリクスポリマは、多孔質体である場合が効果的であ
る。
【0006】本発明の二酸化炭素固定体の製造方法は、
少なくとも、イソシアネート基、水酸基およびアミノ基
からなる群より選ばれる官能基を有する化合物、エポキ
シド、および二酸化炭素固定化触媒を混合する工程を含
み、前記エポキシドおよび二酸化炭素固定化触媒を分散
したマトリクスポリマからなる二酸化炭素固定体を製造
する方法において、前記二酸化炭素固定化触媒としてヨ
ウ素イオンを含有する触媒を用いることを特徴とする。
本発明の断熱性発泡体の製造方法は、ポリオール、イソ
シアネート、エポキシド、およびヨウ素イオンを含有す
る二酸化炭素固定化触媒を含むウレタン樹脂原料の混合
物を発泡成形することにより、少なくとも二酸化炭素を
含む独立気泡を有する樹脂発泡体を形成する工程、およ
び前記独立気泡中の二酸化炭素と前記エポキシドとを前
記二酸化炭素固定化触媒によって反応させてカーボネー
トを形成する工程を有するものである。上記のようにエ
ポキシドが二酸化炭素と反応して有機カーボネートを形
成することにより、発泡体の気泡内が減圧化される。こ
こに用いるヨウ素イオンおよび求電子性触媒は、前記の
ものが適用されるのが好ましい。
【0007】本発明の二酸化炭素固定体は、化1に示す
ように、エポキシドと二酸化炭素固定化触媒により二酸
化炭素を固定化する。
【0008】
【化1】
【0009】(式中、R1、R2、R3、およびR4は水素
原子または置換基である。) 化1では、エポキシドは三員環エーテルで記している
が、四員環以上でも同様な反応が進行する。化1の反応
は、化2に示すような機構であると考えられている。つ
まり、二酸化炭素固定化触媒が求核剤を有し、エポキシ
ドのオキシラン環の炭素を求核攻撃しエポキシドを活性
化状態にすることで、比較的穏和な条件でも二酸化炭素
と反応しカーボネートが生成する。
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R1、R2、R3、およびR4は水素
原子または置換基であり、X-は求核剤である。) 化2では、エポキシドは三員環エーテルで記している
が、四員環以上でも同様な反応が進行する。
【0012】イソシアネート基、水酸基、およびアミノ
基からなる群より選ばれる官能基を有する化合物、エポ
キシドおよび二酸化炭素固定化触媒を混合して二酸化炭
素固定体を構成する場合、前記官能基を有する化合物と
エポキシドとが反応したり、アミン化合物の触媒作用に
よりエポキシドが重合反応したりする。これによって、
二酸化炭素固定体中でのエポキシドの濃度が低下し、二
酸化炭素固定化速度が低下する。速い二酸化炭素固定化
速度を得るためには、二酸化炭素固定化触媒である求核
剤の求核性が強いことと同時にエポキシドのオキシラン
環からの求核剤の脱離性に優れていることが必要であ
る。この点からは、様々な求核剤の中でハロゲンイオン
が適している。特に、ハロゲンイオンの中では、臭素イ
オンおよびヨウ素イオンを含む二酸化炭素固定化触媒を
用いた場合、二酸化炭素固定化速度は速い。臭素イオン
とヨウ素イオンとを比較すると、二酸化炭素固定化速度
は、若干臭素イオンを用いた場合の方が速いが、副反応
速度については臭素イオンを用いた場合の方が大幅に速
い。これは、臭素イオンに比べてヨウ素イオンの方が求
核性が弱いことが、二酸化炭素固定化速度にはあまり大
きく影響しないのに対して、副反応速度には大きく影響
してこれを減少させるためと考えられる。
【0013】本発明の方法によって得られる断熱性発泡
体は、気体熱伝導率が高い二酸化炭素を気泡内から取り
除くことで断熱性能が改善される。この場合、主に混合
・発泡工程において、ポリオールとイソシアネートとが
反応してウレタン樹脂を形成すると同時に、ポリオール
の水酸基あるいはイソシアネートのイソシアネート基と
エポキシドが反応し、形成した発泡体中に残存するエポ
キシドの量が大幅に減少し、二酸化炭素固定化能が低下
する。そこで、上述したように、二酸化炭素固定化触媒
としてヨウ素イオンを含有していると、混合・発泡工程
において副反応となるエポキシドとイソシアネートとの
反応が抑制され、より多量のエポキシドが発泡体中に残
存することになり、二酸化炭素固定化能を大幅に低下さ
せることなく断熱性に優れた断熱性発泡体を製造するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の二酸化炭素固定体は、少なくとも、イソ
シアネート基、水酸基およびアミノ基からなる群より選
ばれる官能基を有する化合物、エポキシド、および二酸
化炭素固定化触媒を混合して構成される。通常、本発明
の二酸化炭素固定体では、主にエポキシドおよび二酸化
炭素固定化触媒が固体マトリクスポリマ中に分散した形
態をとるが、二酸化炭素固定体が液体の場合も本発明は
適用される。本発明の二酸化炭素固定体中では、イソシ
アネート基、水酸基あるいはアミノ基を有する化合物の
各官能基は、その混合過程で反応により消失している
か、あるいは少なくとも一部が残存している。
【0015】本発明で用いる二酸化炭素固定化触媒は、
ヨウ素イオンに加えて求電子触媒を含有すると、ヨウ素
イオンのオキシラン環の炭素に対する求核攻撃に加え
て、求電子触媒がオキシラン環の酸素に求電子攻撃し
て、さらにエポキシドが活性化されるために、二酸化炭
素固定化速度がさらに増大する。本発明で用いる二酸化
炭素固定化触媒は、ヨウ素イオンを含有していることを
特徴としている。特に、ヨウ素イオンが、オニウム塩あ
るいはヨウ化アルカリ金属として含有されていると効果
的である。これは、ヨウ素イオンがオニウム塩あるいは
ヨウ化アルカリ金属として含有されていると、ヨウ素イ
オンが求核剤として作用しやすくなるためである。オニ
ウム塩としては、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、ス
ルホニウム塩などが用いられる。特に、ヨウ化テトラア
ルキルアンモニウム、ヨウ化テトラアルキルホスホニウ
ム塩などが適しており、いずれのアルキル鎖を有するオ
ニウム塩でも用いることができる。例えばヨウ化テトラ
メチルアンモニウム、ヨウ化テトラエチルアンモニウ
ム、ヨウ化テトラブチルアンモニウム、ヨウ化トリメチ
ルブチルアンモニウム、ヨウ化ベンジルトリメチルアン
モニウム、ヨウ化テトラブチルホスホニウム、ヨウ化ト
リフェニルメチルホスホニウム、ヨウ化テトラフェニル
ホスホニウムなどを用いることができる。一方、ヨウ化
アルカリ金属としては、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリ
ウム、ヨウ化カリウムなどを用いることができる。
【0016】本発明で用いる二酸化炭素固定化触媒が求
電子性触媒を含有すると、求電子触媒がオキシラン環の
酸素に配位することで、エポキシドの活性化状態がさら
に高められ、二酸化炭素固定化速度が増大する。求電子
性触媒としては、ルイス酸性金属ハロゲン化物、有機錫
ハロゲン化物、有機錫脂肪酸エステル、ジアルキルジチ
オカルバミン酸金属塩、アセチルアセトン金属塩、メル
カプトピリジンN−オキサイド金属塩などが効果的であ
る。ルイス酸性金属ハロゲン化物としては、亜鉛ハロゲ
ン化物、アルミニウムハロゲン化物、チタンハロゲン化
物、クロムハロゲン化物、モリブデンハロゲン化物、タ
ングステンハロゲン化物、鉄ハロゲン化物、コバルトハ
ロゲン化物、ニッケルハロゲン化物などが用いられ、特
に亜鉛ハロゲン化物が好ましい。有機錫ハロゲン化物と
しては、ハロゲン化トリメチル錫、ハロゲン化トリブチ
ル錫、ハロゲン化トリフェニル錫などが用いられる。有
機錫脂肪酸エステルとしては、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫ジアセテート、トリブチル錫アセテート
などを用いることができる。ジアルキルジチオカルバミ
ン酸金属塩としては、ジアルキルジチオカルバミン酸亜
鉛塩、ジアルキルジチオカルバミン酸ニッケル塩、ジア
ルキルジチオカルバミン鉄塩、ジアルキルジチオカルバ
ミン酸銅塩などがある。アセチルアセトン金属塩として
は、アセチルアセトンコバルト塩、アセチルアセトン銅
塩、アセチルアセトン亜鉛塩などがある。メルカプトピ
リジンN−オキサイド金属塩としては、メルカプトピリ
ジンN−オキサイド亜鉛塩などを用いることができる。
【0017】二酸化炭素固定化触媒が、求電子性触媒を
含有すると、エポキシドに作用して二酸化炭素固定化速
度が増大する反面、イソシアネート基、水酸基およびア
ミノ基より選ばれた官能基にも作用して前記官能基を活
性化するため、副反応速度も増大する。そこで、ルイス
酸性金属ハロゲン化物あるいは有機錫ハロゲン化物につ
いてはヨウ化金属化合物を用いると、求電子性が若干弱
められるため、イソシアネート基、水酸基およびアミノ
基より選ばれた官能基も活性化される傾向が弱められ、
副反応が抑えられる。同様に、求電子性触媒としてルイ
ス酸性金属ハロゲン化物に電子供与性配位子を配位させ
た錯体を用いると、触媒の求電子性が弱められるために
副反応が抑えられる。配位子としては、水、アルコー
ル、ケトン、エステル、含窒素化合物などを用いること
ができる。
【0018】本発明に用いるエポキシドとしては、エポ
キシ基やグリシジル基を有する化合物ならいずれでも用
いることができる。また、分子内に二重結合不飽和基を
有する化合物やエポキシ基を両末端に有するオリゴマー
など、さらにオキセタン(沸点50℃)やその誘導体の
利用も可能である。さらにエポキシドは、気体、液体、
固体のいずれの形態であってもよい。また、複数のエポ
キシ基を有する場合や水酸基、カルボキシル基、アミノ
基などの官能基を複数有するエポキシドを用いれば、断
熱性発泡体とエポキシとを結合して構成することがで
き、断熱性発泡体の機械的な強度を高める硬化剤として
の効果が得られる。さらに、エポキシドとして、臭素化
フェニルグリシジルエーテルなどのエポキシ基を有する
反応型難燃剤を併用すると、断熱性発泡体の難燃化を行
うことができる。具体的には、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、シス2,3
−エポキシブタン、トランス2,3−エポキシブタン、
エポキシヘキサン、エポキシオクタン、エポキシデカ
ン、エポキシドデカン、エポキシヘキサデカン、エポキ
シオクタデカンなどのアルキレンオキシド化合物や、エ
ポキシヘキセン、エポキシオクテン、ブタジエンモノオ
キサイドなどのエポキシ基と二重結合不飽和基を有する
化合物や、グリシジルメチルエーテル、グリシジルエチ
ルエーテル、グリシジルブチルエーテル、グリシジルイ
ソプロピルエーテル、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、フェニルグリシジルエーテル、ア
リルグリシジルエーテルなどのグリシジル基を有する化
合物、エポキシプロピルベンゼン、スチレンオキシド、
N−(2,3−エポキシプロピル)フタルイミドなどの
芳香族エポキシド化合物なども利用することができる。
【0019】本発明で用いるイソシアネート基、水酸基
あるいはアミノ基を有する化合物としては特に限定はな
く、例えば硬化反応、反応触媒、二酸化炭素固定体の変
性など様々な目的で用いられる。本発明の二酸化炭素固
定体の製造方法としては、例えば、イソシアネート基、
水酸基およびアミノ基からなる群より選ばれる官能基を
有する化合物、マトリクスポリマ、エポキシド、および
二酸化炭素固定化触媒を溶剤と共に混合分散した塗料を
作製し、この塗料を塗布し、溶剤を除去することで層状
の二酸化炭素固定体を製造することができる。また、溶
剤を使わない方法としては、イソシアネート基を有する
化合物と活性水素を有する化合物とエポキシドおよび二
酸化炭素固定化触媒を混合し、イソシアネートと活性水
素との反応によりウレタン樹脂を形成して二酸化炭素固
定体を製造することができる。同様にして、イソシアネ
ートの二量化反応であるカルボジイミド反応を利用すれ
ば、イソシアネート基を有する化合物とエポキシドおよ
び二酸化炭素固定化触媒との混合により製造される。ま
た、マトリクスポリマ中に、イソシアネート基、水酸基
およびアミノ基からなる群より選ばれる官能基を有する
化合物、エポキシド、および二酸化炭素固定化触媒など
を混合し、混練した後成形することでも製造することが
できる。
【0020】本発明の二酸化炭素固定体は、マトリクス
ポリマが多孔質体であると、固定すべき二酸化炭素との
接触面積が増大し、二酸化炭素固定化速度が向上する。
多孔質二酸化炭素固定体の製造方法としては、以下のよ
うなものがある。 (1)発泡剤を原料に含有させ、発泡剤により多孔質化
する方法 (2)エポキシドと二酸化炭素固定化触媒を含有する塗
料を多孔質体に塗布あるいは含浸させる方法 特に、(1)の方法において、イソシアネート、ポリオ
ール、発泡剤、エポキシド、および二酸化炭素固定化触
媒を混合し、イソシアネートとポリオールとが反応して
ウレタン樹脂を形成する際の反応熱により、発泡剤を気
化させれば、比較的容易に多孔質二酸化炭素固定体を得
ることができる。
【0021】次に、本発明の断熱性発泡体の製造方法に
ついて説明する。本発明の断熱性発泡体の製造方法で
は、ポリオール、イソシアネート、エポキシド、および
ヨウ素イオンを含有する二酸化炭素固定化触媒よりなる
ウレタン樹脂原料を混合する工程および二酸化炭素を含
む気体によって発泡させた独立気泡の樹脂発泡体を形成
させる発泡工程を経て、気泡中に存在する二酸化炭素と
エポキシドとを二酸化炭素固定化触媒によって反応させ
てカーボネートを形成して二酸化炭素を固定化して断熱
性発泡体を製造する。本発明の製造方法に用いるヨウ素
イオンを含有する二酸化炭素固定化触媒およびエポキシ
ドについては、上述した化合物をそのまま適用すること
ができる。本発明の製造方法における混合工程で用いる
ウレタン樹脂原料のポリオールおよびイソシアネートに
ついては、通常の断熱性発泡体に用いられている材料が
用いられる。また、必要に応じて、整泡剤、酸化防止
剤、難燃化剤、ウレタン反応触媒などを添加する。
【0022】本発明の製造方法において、二酸化炭素を
含む気体によって発泡させる方法としては、発泡剤とし
て水を用い、水とイソシアネートとの反応により二酸化
炭素を発生させて気泡を形成することができる。また、
発泡剤として水を用いない場合でも、イソシアネート分
子間で起こるカルボジイミド反応により発生する二酸化
炭素により発泡させることができる。二酸化炭素のみで
発泡し、樹脂発泡体を形成すると、気泡内の二酸化炭素
の固定により気泡内が減圧・真空化され、断熱性能が向
上する。
【0023】さらに、上記二酸化炭素による発泡に加え
て、揮発性有機液体を発泡剤として併用すると、ポリオ
ールとイソシアネートとの反応により発生した反応熱に
より、発泡剤を気化させて気泡が形成される。この揮発
性有機液体の発泡剤として、沸点が20〜100℃の範
囲にあるものを用いるのが望ましい。そのような発泡剤
を併用すると、良好に発泡し、気泡径が均一かつ微細な
独立気泡が形成される。揮発性有機液体の発泡剤として
は、例えば、ハイドロクロロフルオロカーボン化合物と
して、1,1−ジクロロ1−フルオロエタン(HCFC
−141b)、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフ
ルオロエタン(HCFC−123)等や、ハイドロカー
ボン化合物として、ペンタン、イソペンタン、シクロペ
ンタン等を用いることができる。これら揮発性有機液体
の発泡剤は、一般に二酸化炭素より気体熱伝導率がかな
り低いために、本発明の二酸化炭素の固定化により断熱
性能を大きく向上させることができる。また、これら揮
発性有機液体は、単独あるいは二種以上混合して用いる
ことができる。
【0024】[実施例1]ポリビニルブチラール(エス
レックB、積水化学工業(株))30重量部(以下、単
に部で表す。)、イソシアネート(コロネートL、日本
ポリウレタン工業(株))8部、フェニルグリシジルエ
ーテル3部、ヨウ化リチウム0.27部、およびテトラ
ヒドロフラン300部からなる塗料を調製した。この塗
料341.27gを基材上に塗布し、テトラヒドロフラ
ンを蒸発除去して、膜厚約50μmの塗膜を形成した。
その後、イソシアネートによる架橋反応を促進させるた
めに、100℃で20分間熱処理して、二酸化炭素固定
体を作製した。
【0025】作製した二酸化炭素固定体と二酸化炭素3
00ccとをパック中に密封して室温下に放置したとこ
ろ、約8時間で封入した二酸化炭素はすべて二酸化炭素
固定体に固定化された。一方、別に作製した二酸化炭素
固定体中のフェニルグリシジルエーテルを溶媒により抽
出し、二酸化炭素固定体中の残存していたフェニルグリ
シジルエーテルの割合を測定したところ、添加したフェ
ニルグリシジルエーテルの約90%が残存していた。す
なわち、副反応により失われたフェニルグリシジルエー
テルの割合は約10%であった。
【0026】[比較例1]実施例1において、ヨウ化リ
チウム0.27部の代わりに臭化リチウム0.18部を
用い、同様にして二酸化炭素固定体を作製した。この二
酸化炭素固定体を二酸化炭素300ccと共にパック中
に封入したところ、封入したすべての二酸化炭素を固定
化するのに約20時間かかった。さらに、実施例1と同
様にして副反応により失われたフェニルグリシジルエー
テルの割合を測定したところ、約30%であった。
【0027】[実施例2]実施例1で調製した塗料に、
さらにジブチル錫ジラウレート0.25部を添加して塗
料を調製した。この塗料を用いて、実施例1と同様にし
て二酸化炭素固定体を作製した。この二酸化炭素固定体
を二酸化炭素300ccと共にパック中に封入したとこ
ろ、約5時間で封入した二酸化炭素はすべて固定化され
た。
【0028】[実施例3]芳香族系アミン系ポリエーテ
ルポリオール(水酸基価500mgKOH/g)100
部、シクロペンタン15部、水1部、および整泡剤3部
を混合した液と、フェニルグリシジルエーテル25.0
部、ヨウ化亜鉛1.4部、およびヨウ化テトラブチルア
ンモニウム13.1部を混合した液とを混合することで
ポリオール組成物を調製した。このポリオール組成物と
イソシアネート124部とを混合し、発泡させてポリウ
レタン発泡体を得た。作製したポリウレタン発泡体の熱
伝導率を発泡後1日後に測定したところ、0.0179
kcal/mhKであった。また、そのときのポリウレ
タン発泡体1000cc当たりの二酸化炭素量は73c
cであった。この二酸化炭素量は、二酸化炭素固定化触
媒であるヨウ化亜鉛およびヨウ化テトラブチルアンモニ
ウムを添加しない場合の二酸化炭素量の約1/3の量に
相当する。さらに、副反応により失われたフェニルグリ
シジルエーテルの割合を測定したところ、約20%であ
った。
【0029】[比較例2]実施例3において、ヨウ化テ
トラブチルアンモニウム13.2部の代わりに臭化テト
ラブチルアンモニウム11.4部を用いて、実施例4と
同様にしてポリウレタン発泡体を作製した。作製したポ
リウレタン発泡体の熱伝導率を発泡後1日後に測定した
ところ、0.0184kcal/mhKであった。ま
た、そのときのポリウレタン発泡体1000cc当たり
の二酸化炭素量は135ccであった。さらに、副反応
により失われたフェニルグリシジルエーテルの割合を測
定したところ、約40%であった。
【0030】[実施例4]芳香族系アミン系ポリエーテ
ルポリオール(水酸基価500mgKOH/g)100
部、シクロペンタン15部、水1部、整泡剤3部、およ
びウレタン触媒としてジブチル錫ジラウレート1部を混
合した液と、メタクリル酸グリシジル23.7部および
ヨウ化テトラブチルアンモニウム13.2部を添加した
液とを混合することでポリオール組成物を調製した。こ
のポリオール組成物とイソシアネート124部とを混合
し、発泡させてポリウレタン発泡体を得た。作製したポ
リウレタン発泡体の熱伝導率を発泡後1日後に測定した
ところ、0.0179kcal/mhKであった。ま
た、そのときのポリウレタン発泡体1000cc当たり
の二酸化炭素量は66ccであった。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、二酸化炭
素固定体を構成する過程あるいは二酸化炭素固定体を構
成した後におけるエポキシドの副反応を抑制し、二酸化
炭素固定化能が低下しない二酸化炭素固定体を得ること
ができる。また、本発明によれば、気泡中の二酸化炭素
を効率的に固定化することができ、断熱性能に優れた断
熱性発泡体を製造することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08G 59/40 NHX C08G 59/40 NHX C08L 75:04 (72)発明者 鈴木 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 稲垣 文拓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネート基、水酸基およびアミノ
    基からなる群より選ばれる官能基を有する化合物、エポ
    キシド、および二酸化炭素固定化触媒を含み、前記二酸
    化炭素固定化触媒がヨウ素イオンを含有することを特徴
    とする二酸化炭素固定体。
  2. 【請求項2】 二酸化炭素固定化触媒が、さらに求電子
    性触媒を含有する請求項1に記載の二酸化炭素固定体。
  3. 【請求項3】 ヨウ素イオンが、オニウム塩またはヨウ
    化アルカリ金属として含有される請求項1または2に記
    載の二酸化炭素固定体。
  4. 【請求項4】 求電子性触媒が、ヨウ化金属化合物であ
    る請求項2に記載の二酸化炭素固定体。
  5. 【請求項5】 求電子性触媒が、電子供与性配位子を有
    するルイス酸性金属ハロゲン化物の錯体である請求項2
    に記載の二酸化炭素固定体。
  6. 【請求項6】 イソシアネート基、水酸基およびアミノ
    基からなる群より選ばれる官能基を有する化合物、エポ
    キシド、および二酸化炭素固定化触媒を混合する工程を
    含み、前記エポキシドおよび二酸化炭素固定化触媒を分
    散したマトリクスポリマからなる二酸化炭素固定体を製
    造する方法において、前記二酸化炭素固定化触媒として
    ヨウ素イオンを含有する触媒を用いることを特徴とする
    二酸化炭素固定体の製造方法。
  7. 【請求項7】 ポリオール、イソシアネート、エポキシ
    ド、およびヨウ素イオンを含有する二酸化炭素固定化触
    媒を含むウレタン樹脂原料の混合物を発泡成形すること
    により、少なくとも二酸化炭素を含む独立気泡を有する
    樹脂発泡体を形成する工程、および前記独立気泡中の二
    酸化炭素と前記エポキシドとを前記二酸化炭素固定化触
    媒によって反応させてカーボネートを形成する工程を有
    することを特徴とする断熱性発泡体の製造方法。
  8. 【請求項8】 二酸化炭素固定化触媒が、さらに求電子
    性触媒を含有する請求項7に記載の断熱性発泡体の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 ヨウ素イオンが、オニウム塩またはヨウ
    化アルカリ金属として含有される請求項7に記載の断熱
    性発泡体の製造方法。
  10. 【請求項10】 求電子性触媒が、ヨウ化金属化合物で
    ある請求項8に記載の断熱性発泡体の製造方法。
  11. 【請求項11】 求電子性触媒が、電子供与性配位子を
    有するルイス酸性金属ハロゲン化物の錯体である請求項
    8に記載の断熱性発泡体の製造方法。
JP7225487A 1995-09-01 1995-09-01 二酸化炭素固定体およびそれを用いた断熱性発泡体の製造方法 Pending JPH0966215A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510161A (ja) * 2006-11-22 2010-04-02 オリカ、エクスプローシブズ、テクノロジー、プロプライエタリー、リミテッド 統合化学法
JP2016182562A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 二酸化炭素を分離回収するための吸収剤、及びそれを用いた二酸化炭素の分離回収方法

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