JPH0965237A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH0965237A
JPH0965237A JP7211882A JP21188295A JPH0965237A JP H0965237 A JPH0965237 A JP H0965237A JP 7211882 A JP7211882 A JP 7211882A JP 21188295 A JP21188295 A JP 21188295A JP H0965237 A JPH0965237 A JP H0965237A
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JP
Japan
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signal
boundary
signal processing
video signal
image portion
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Withdrawn
Application number
JP7211882A
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English (en)
Inventor
Ken Hirata
研 平田
Kazumasa Ikeda
一雅 池田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0965237A publication Critical patent/JPH0965237A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レターボックス信号主画部と無画部境界の画
質劣化を防止できる。 【解決手段】 映像信号がレターボックス信号か、レタ
ーボックス信号の主画部の場合、主画部と無画部の境界
を検出する境界検出回路12は判定信号を出力しない。
信号処理回路13は遅延回路14を用い1ライン間の相
関性を利用した加減算処理を行う。スイッチ15は信号
処理回路13を選択して出力する。境界検出回路11が
上側境界と判定した場合、スイッチ17は入力信号を選
択し、信号処理回路18に入力する。この時の入力信号
は、主画部信号である。境界検出回路11が下側境界と
判定した場合、スイッチ17は遅延回路14を選択し信
号処理回路18に入力する。この時の遅延回路14の出
力は主画部信号である。信号処理回路18は1ライン間
で処理を行わず、1ライン内での処理を行う。境界検出
回路12はスイッチ15も制御し、主画部と無画部の境
界では信号処理回路18の出力を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レターボックス
信号の無画部と主画部の境界でも、弊害のない信号処理
を行う映像信号処理回路に関する.
【0002】
【従来の技術】図8を用い、従来の2ライン輝度(Y)
と色(C)信号を分離するY/C分離回路について、図
8の各部の信号波形を示した図9とともに説明する。図
9(a)は、レターボックス信号でない映像信号または
レターボックス信号の主画部映像信号が入力された場合
の信号波形であり、(b)は、レターボックス信号の主
画部と無画部の境界が入力された場合の信号波形であ
る。
【0003】入力端子81より入力された映像信号は、
遅延量が1水平期間(ライン)である遅延回路82によ
り1ライン遅延する。減算器83を用いて、入力信号か
ら遅延回路82の出力信号を減算する。この減算器83
の出力は、バンドパスフィルタ(BPF)84を用い、
色信号帯域に制限を行って色信号Cとして出力端子85
より出力する。この色信号Cは入力映像信号より減算器
86で減算し、輝度信号Yを出力端子87より得る。通
常の映像信号は、近接する上下2ラインでは相関があ
り、処理を行う2ライン分の映像信号が、主画部と無画
部の境界でない場合は、図9(a)に示すように輝度信
号と色信号を正しく分離できる。
【0004】次に、図10に示すようなレターボックス
信号の主画部と無画部の境界での処理を考える。図9
(b)中の(m+1)ラインは、無画部区間直後の主画
部信号である。mラインは主画部区間直前の無画部信号
である。互いの信号には相関性がなく、この場合の出力
色信号はCに示すように(m+1)ライン色信号成分の
半分のゲインとなる。得られた出力色信号を入力信号か
ら減算すると、出力輝度信号Yが得られる。しかし、色
信号を正しく分離できなかったため、輝度信号に色信号
成分が残留するドット妨害となり、画質が劣化する。
【0005】このように、レターボックス信号の主画部
と無画部の境界では、従来のY/C分離回路の構成では
正しい処理を得ることができない。このようなY/C分
離に限らず、ライン間やフィールド間で加減算処理を行
う、ノイズリダクションや垂直方向エンファシスなどの
回路においても同様のことが言える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数ライン間ま
たはフィールド間で加減算を行う映像信号処理装置で
は、レターボックス信号の主画部と無画部の境界付近で
の正しい信号処理を行うことができず、画質を劣化させ
てしまう欠点があった。この発明は、レターボックス信
号の主画部と無画部の境界でも、画質を劣化させない映
像信号処理装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためにこの発明では、複数の水平ラインまたは複数のフ
ィールド間で加減算処理を行う映像信号処理装置におい
て、レターボックス形式の入力映像信号の場合に、該映
像信号の主画部および無画部の境界を検出する手段と、
前記検出手段が境界を検出したときは、主画部のみの信
号処理を行うよう制御する手段とからなることを特徴と
する。このような構成により、境界検出手段は、レター
ボックス信号の画面上下2ヶ所ある主画部と無画部の境
界で判定信号を出力する。この判定信号が供給されてい
る期間は、主画部信号のみで処理を行うことにより、主
画部と無画部の境界でも画質を劣化させない映像信号を
得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施例について説明する。図1は、この発明の一
実施例を説明するための回路構成図である。入力端子1
1に入力された信号が、レターボックス信号でない映像
信号あるいはレターボックス信号の主画部の場合、主画
部と無画部の境界を検出する境界検出回路12は判定信
号を出力しないで、信号処理回路13を用いて通常の処
理を行う。信号処理回路13では、遅延回路14を用い
て1ライン(または1フィールド)間の相関性を利用し
た加減算信号処理を行う。この場合、スイッチ15は信
号処理回路13の出力を選択して出力端子16より出力
する。
【0009】次に、入力信号が画面上下2ヶ所にあるレ
ターボックス信号の主画部と無画部の境界においては、
境界検出回路12は判定信号を出力する。境界検出回路
12が上側境界であると判定した場合、スイッチ17は
入力信号を選択し、信号処理回路18に入力する。この
時の入力信号は、主画部信号である。境界検出回路12
が下側境界であると判定した場合、スイッチ17は遅延
回路14の出力を選択し、信号処理回路18に入力す
る。この時の遅延回路14の出力信号は主画部信号であ
る。信号処理回路18は、1ライン間(または1フィー
ルド間)で処理を行わず、1ライン内での処理を行う。
境界検出回路12はスイッチ15も制御し、主画部と無
画部の境界では、信号処理回路18の出力を選択し、出
力端子16より出力する。
【0010】境界検出回路12は、レターボックス信号
の主画部と無画部の境界を検出し、さらに上側の境界で
あるか、下側の境界の境界であるかを検出すればよく、
回路構成は問わない。
【0011】この実施例では、レターボックス信号の主
画部と無画部の境界では、信号に相関性がないため、ラ
イン間やフィールド間で処理を行わない。主画部と無画
部の境界で処理を切り替えることにより、誤った信号処
理を行わず、画質劣化のない信号処理を行うことができ
る。
【0012】図2の回路構成図を用い、この発明の第1
の他の実施例について説明する。入力端子21に入力さ
れた入力信号(n+1)は、遅延回路22に入力し、こ
こで1ライン期間遅れた信号nを出力する。信号nは、
遅延回路23に入力してさらに1ライン期間遅れた信号
(n−1)を出力する。
【0013】入力信号がレターボックス信号でない映像
信号あるいはレターボックス信号の主画部の場合、境界
検出回路24は、判定信号を出力しない。この場合、3
ライン信号処理回路25は(n+1),n,(n−1)
の未来、現在、過去の3ライン分の信号の相関性を用い
て、通常の加減算信号処理を処理を行う。このときスイ
ッチ26は、3ライン信号処理回路25の出力を選択し
出力する。
【0014】入力信号が画面上下2ヶ所にあるレターボ
ックス信号の主画部と無画部の境界の場合、境界検出回
路24は判定信号を出力する。境界検出回路24が上側
境界であると判定した場合、スイッチ27は入力信号
(n+1)を選択し、2ライン信号処理回路28に入力
する。境界検出回路24が下側境界であると判定した場
合、スイッチ27は遅延回路23の出力信号(n−1)
を選択し、2ライン信号処理回路28に入力する。2ラ
イン信号処理回路28は、現在の信号nとスイッチ27
の出力とで2ライン信号処理を行う。すなわち、3ライ
ン中1ラインが無画部の信号である場合、残りの主画部
2ラインで加減算信号処理を行う。境界検出回路24は
スイッチ26も制御し、主画部と無画部の境界では、2
ライン信号処理回路28の出力を選択し、出力端子29
より出力する。
【0015】境界検出回路28は、レターボックス信号
の主画部と無画部の境界を検出し、さらに上側の境界で
あるか、下側の境界の境界であるかを検出すればよく、
回路構成は問わない。
【0016】この実施例では、レターボックス信号の主
画部と無画部の境界では、信号に相関性がないため、3
ラインを用いた通常の処理を行わない。境界では、3ラ
インの中で相関性のある主画部2ラインを用いた処理を
行う。主画部と無画部の境界で3ライン信号処理と2ラ
イン信号処理と切り替えることにより、誤った信号処理
を行わず、画質劣化のない信号処理を行うことができ
る。
【0017】次に、Y/C分離回路に適用した図3の回
路構成図を用い、この発明の第2の他の実施例につい
て、図4のレターボックス信号でない映像信号か、レタ
ーボックス信号の主画部映像信号が入力された場合の各
部の波形(a)と、主画部と無画部の境界が入力された
場合の各部の波形(b)とともに説明する。
【0018】入力端子31に入力された信号(l+1)
は、遅延量が1ライン期間である遅延回路32に入力
し、1ライン期間遅れて信号lとなる。入力信号がレタ
ーボックス信号でない映像信号か、レターボックス信号
の主画部においては、主画部と無画部の境界を検出する
境界検出回路33は判定信号を出力しない。この場合、
(l+1)、lの現在、過去2ライン分の信号を用い
て、通常の処理を行う。減算器34を用いて、入力信号
(l+1)から遅延回路32の出力信号lを減算する。
この減算器34の出力は、BPF35により、色信号帯
域に制限する。境界検出回路33に制御されるスイッチ
36により、BPF35の出力を選択し、出力端子37
に色信号Cを得る。この色信号Cを入力映像信号から減
算器38で減算し、出力端子39に輝度信号Yを得る。
【0019】入力信号が画面上下2ヶ所にあるレターボ
ックス信号の主画部と無画部の境界場合、境界検出回路
33は判定信号を出力する。境界では、2ライン中主画
部1ラインを用いた信号処理を行う。図4(b)では、
入力信号として上側境界の信号を示す。
【0020】境界検出回路33が上側境界であると判定
した場合、スイッチ40は入力信号(l+1)を選択
し、BPF41に入力する。境界検出回路33が下側境
界であると判定した場合、スイッチ40は遅延回路32
の出力信号lを選択し、BPF41に入力する。BPF
41は、現在の信号(l+1)もしくはスイッチ40の
出力である過去の信号lを色信号帯域に制限し、1ライ
ン内の処理を行う。すなわち、2ライン中1ラインが無
画部の信号である場合、残りの主画部1ラインで水平方
向のY/C分離処理を行う。境界検出回路33はスイッ
チ36も制御し、主画部と無画部の境界では、1ライン
Y/C分離を行ったBPF41の出力を選択し、色信号
Cを出力する。色信号出力Cを、入力映像信号より減算
器38で減算し、出力輝度信号Yを得る。
【0021】図4(b)の(l+1)ラインは、無画部
区間直後の主画部信号である。lラインは、主画部区間
直前の無画部信号である。互いの信号には相関性はな
く、従来例では正しくY/C分離できない。しかし、こ
の実施例では図4(b)に示すように、正しくY/C分
離を行うことができる。
【0022】この実施例では、レターボックス信号の主
画部と無画部の境界では、2ラインで処理を行わない。
境界では、主画部1ラインを用いたライン内処理を行
う。2ライン信号処理と1ライン信号処理と切り替える
ことで主画部と無画部の境界でも誤った信号処理を行わ
ず、画質劣化のない信号処理を行うことができる。
【0023】なお、図3の実施例の遅延回路32は、そ
の遅延量が1フィールド期間であっても、同様の同様の
効果が得られる。また、境界検出回路33は、レターボ
ックス信号の主画部と無画部の境界を検出し、さらに上
側の境界であるか、下側の境界の境界であるかを検出す
ればよく、回路構成は問わない。
【0024】3ラインY/C分離回路に適用した場合
の、この発明の第3の他の実施例について図5の回路構
成図を用いて説明する。入力端子50に入力された信号
(x+1)がレターボックス信号でない映像信号か、レ
ターボックス信号の主画部の場合、主画部と無画部の境
界を検出する境界検出検出回路51は、判定信号を出力
しない。この場合、現在、過去、未来の3ライン分の信
号を用いて、通常の処理を行う。
【0025】入力信号(x+1)は、BPF52a、遅
延量を1ライン期間とする遅延回路53aと境界検出回
路51にそれぞれ入力する。入力信号(x+1)は遅延
回路53aにより、1ライン期間遅れた信号xとなる。
信号xは、BPF52b、遅延量を1ライン期間とする
遅延回路53b、減算器54にそれぞれ入力する。信号
xは遅延回路53bにより、さらに1ライン期間遅れて
信号(x−1)となる。信号(x−1)はBPF52c
に入力する。信号(x+1)を未来信号、xを現在信
号、(x−1)を過去信号とし、3ラインの信号を用い
て処理を行う。
【0026】各ラインの信号は、BPF52a〜52c
によりそれぞれの色信号帯域を抜き取る。現在ラインの
信号と位相を合わせるため、BPF52a、52cの出
力は、反転器55a、55bによりそれぞれ反転する。
反転器55aの出力を未来の色信号成分、BPF52b
の出力を現在の色信号成分、反転器55bの出力を過去
の色信号成分とする。未来と現在の色信号成分を加算器
56aにより加算して平均をとる。同様に、現在と過去
の色信号成分を加算器56bにより加算して平均をと
る。
【0027】現在、過去、未来、現在と未来の平均、現
在と過去の平均の5つの色信号成分は、5タップメディ
アンフィルタ57に入力する。5タップメディアンフィ
ルタ57は、5つの信号の中から3番目に大きい信号を
取り出すフィルタである。5タップメディアンフィルタ
57により、色信号成分を取り出してスイッチ58に入
力する。スイッチ58は、境界検出回路51により制御
し、通常処理の場合は、5タップメディアンフィルタ5
7の出力を選択し出力する。このスイッチ58の出力が
出力色信号となる。また、現在の信号xから色信号Cを
減算器54により減算し、出力輝度Yを得る。
【0028】3ライン中、1ラインでも無画部の信号が
ある場合、主画部信号と無画部とは相関がないため、通
常の処理を行うと正しく処理を行うことができない。入
力信号が画面上下2ヶ所にあるレターボックス信号の主
画部と無画部の境界においては、境界検出回路51は判
定信号を出力する。境界では、3ライン中、主画部2ラ
インを用いた信号処理を行う。
【0029】境界検出回路51が上側境界であると判定
した場合、すなわち3ライン信号中(x−1)だけが無
画部ラインである場合を説明する。スイッチ59aは未
来の色信号成分を選択し、スイッチ59bは前記現在と
未来の色信号成分の平均を選択する。スイッチ59aお
よび59bの出力と前記現在の色信号成分の3つの信号
は、3タップメディアンフィルタ60に入力する。
【0030】境界検出回路51が下側境界であると判定
した場合、すなわち3ライン信号中(x+1)だけが無
画部ラインである場合を説明する。スイッチ59aは過
去の色信号成分を選択し、スイッチ59bは前記現在と
過去の色信号成分の平均を選択する。スイッチ59a,
59bの出力と現在の色信号成分の3つの信号は、3タ
ップメディアンフィルタ60に入力する。
【0031】3タップメディアンフィルタ60は、3入
力中2番目に大きい信号を選択し出力する。この3タッ
プメディアンフィルタ60の出力は、スイッチ58に入
力する。スイッチ58は、境界検出回路51により制御
し、上下無画部の境界では、3タップメディアンフィル
タ60の出力を選択し出力する。このスイッチ58の出
力が色信号Cとなる。また、現在の信号xから、色信号
出力を減算器54により減算し、輝度信号Yを出力す
る。すなわち、3ライン中1ラインが無画部の信号であ
る場合、残りの主画部2ラインでY/C分離処理を行
う。
【0032】この実施例では、レターボックス信号の主
画部と無画部の境界では、3ラインで処理を行わなず、
主画部2ラインを用いた処理を行う。3ライン信号処理
と2ライン信号処理と切り替えることで主画部と無画部
の境界でも誤った信号処理を行わず、画質劣化のない信
号処理を行うことができる。
【0033】なお、遅延回路53a,53bの遅延量が
1フィールド期間である場合でも同様の効果が得られ
る。また、境界検出回路51は、レターボックス信号の
主画部と無画部の境界を検出し、さらに上側の境界であ
るか、下側の境界の境界であるかを検出すればよく、回
路構成は問わない。
【0034】図6を用い、ノイズリダクション回路に適
用した、この発明の第4の他の実施例について説明す
る。入力端子61に入力された信号(y+1)は、遅延
量が1ライン期間である遅延回路62に入力し、1ライ
ン期間遅れた信号yとなる。入力信号がレターボックス
信号でない映像信号もしくは、レターボックス信号の主
画部の場合、主画部/無画部境界検出回路63は判定信
号を出力しない。このような場合、(y+1)、yの現
在、過去2ライン分の信号を用いて、通常の処理を行
う。減算器64を用いて、入力信号(y+1)から遅延
回路62の出力信号yを減算し、ライン非相関成分を得
る。この減算器64の出力は、リミッタ65により、ラ
イン非相関成分のレベルを制限する。リミッタ65の出
力は、係数器66に入力して係数倍する。境界検出回路
63の検出信号により制御されるスイッチ67は、係数
器66の出力を選択し、ノイズ成分となる。このノイズ
成分を入力映像信号から減算器68を用いて減算し、ノ
イズの除去された輝度信号Yを出力端子69に得る。
【0035】入力信号が画面上下2ヶ所にあるレターボ
ックス信号の主画部と無画部の境界においては、境界検
出回路63は判定信号を出力する。境界では、ノイズリ
ダクションを行わないようにする。図6では、入力信号
からノイズ成分の代わりにGNDレベルを減算器68で
減算し、出力輝度信号を得る。
【0036】ここで(y+1)ラインは、無画部区間直
後の主画部信号、yラインは、主画部区間直前の無画部
信号であるとする。両者の間でノイズリダクションを行
うと、互いの信号には相関性はないためライン非相関成
分が大きくなり、ノイズでない成分をも減算してしまう
ことになる。しかし、境界部でノイズ成分をGNDレベ
ルとすることで誤った信号処理を行うことがない。
【0037】この実施例では、レターボックス信号の主
画部と無画部の境界では、信号処理を行わない。処理を
行わない場合と通常信号処理を切り替えることで主画部
と無画部の境界でも誤った信号処理を行わず、画質劣化
のない信号処理を行うことができる。
【0038】遅延回路62の遅延量が1フィールド期間
である場合でも同様の効果が得られる。さらに、複数ラ
イン間または複数フィールド間の処理でも同じことが言
える。また、境界検出回路63は、レターボックス信号
の主画部と無画部の境界を検出すればよく、回路構成は
問わない。
【0039】次に、図7を用い巡回型ノイズリダクショ
ン回路に適用した場合のこの発明の第5の他の実施例に
ついて説明する。入力端子71に入力された信号は、減
算器72に入力し、後述するノイズ成分を減算する。ノ
イズ成分の減算された入力信号(z+1)は、遅延量が
1ライン期間である遅延回路73に入力し、ここで1ラ
イン期間遅れた信号zを出力する。入力信号がレターボ
ックス信号でない映像信号もしくは、レターボックス信
号の主画部の場合、主画部/無画部境界検出回路74は
判定信号を出力しない。この場合、(z+1)、zの現
在、過去2ライン分の信号を用いて、通常の巡回型ノイ
ズリダクション処理を行う。減算器75を用いて、ノイ
ズ成分の減算された入力信号(z+1)から遅延回路7
3の出力信号zを減算し、ライン非相関成分を得る。こ
の減算器75の出力は、リミッタ76により、ライン非
相関成分のレベルを制限する。リミッタ76の出力は、
係数器77に入力して係数倍する。境界検出回路74に
制御されるスイッチ78により、係数器77の出力を選
択してノイズ成分となる。このノイズ成分を入力映像信
号から減算器72で減算し、ノイズの除去された輝度信
号Yを出力端子79より出力する。
【0040】入力信号が画面の上下2ヶ所にあるレター
ボックス信号の主画部と無画部の境界の場合は、境界検
出回路74は判定信号を出力する。境界では、ノイズリ
ダクションを行わないようにし、遅延回路73に書き込
む処理だけを行う。入力信号からノイズ成分の代わりに
GNDレベルを減算器72で減算し、出力輝度信号を得
る。
【0041】ここで、(z+1)ラインは、無画部区間
直後の主画部信号、zラインは、主画部区間直前の無画
部信号であるとする。両者の間でノイズリダクションを
行うと、互いの信号には相関性はないためライン非相関
成分が大きくなり、ノイズでない成分をも減算してしま
うことになる。しかし、境界部でノイズ成分をGNDレ
ベルとすることで誤った信号処理を行うことがない。
【0042】遅延回路73の遅延量は、1フィールド期
間である場合も同様の効果が得られる。境界検出回路7
4は、レターボックス信号の主画部と無画部の境界を検
出すればよく、回路構成は問わない。
【0043】この実施例では、レターボックス信号の主
画部と無画部の境界では、ノイズリダクション処理を行
わなず、遅延回路に書き込む処理だけを行う。遅延回路
に書き込む処理だけを行う場合と、通常信号処理を切り
替えることで主画部と無画部の境界でも誤った信号処理
を行わず、画質劣化のない信号処理を行うことができ
る。
【0044】上記した各実施例での入力レターボックス
信号は、EDTV−2信号の場合でも同様の効果を得る
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上、この発明の映像信号処理回路によ
れば、簡単な構成により主画部と無画部の境界でも、画
質劣化のない信号処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための回路構成
図。
【図2】この発明の他の第1の実施例を説明するための
回路構成図。
【図3】この発明の他の第2の実施例を説明するための
回路構成図。
【図4】図3の動作を説明するための信号波形図。
【図5】この発明の他の第3の実施例を説明するための
回路構成図。
【図6】この発明の他の第4の実施例を説明するための
回路構成図。
【図7】この発明の他の第5の実施例を説明するための
回路構成図。
【図8】従来例を説明するための回路構成図
【図9】図8の動作を説明するための信号波形図。
【図10】レターボックス信号を説明するための説明
図。
【符号の説明】
12,24,33,51,63,74…境界検出回路、
13,18,25,28…信号処理回路、14,22,
23,32,53a,53b,62,73…遅延回路、
15,17,26,27,36,40,58,59a,
59b,67,78…スイッチ、34,38,54,6
4,68,72,75…減算器、35,41…BPF、
52a〜52c…BPF、55a,55b…反転器、5
6a,56b…加算器、57…5タップメディアンフィ
ルタ、60…3タップメディアンフィルタ、65,76
…リミッタ、66,77…係数器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の水平ラインまたは複数のフィール
    ド間で加減算処理を行う映像信号処理装置において、 レターボックス形式の入力映像信号の場合に、該映像信
    号の主画部および無画部の境界を検出する手段と、 前記検出手段が境界を検出したときは、主画部のみの信
    号処理を行うよう制御する手段とからなることを特徴と
    する映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の水平ラインのうちの3ライン(ま
    たは2ライン)で加減算処理を行う映像信号処理装置に
    おいて、 レターボックス形式の入力映像信号の場合に、該映像信
    号の主画部および無画部の境界を検出する手段と、 前記手段が境界を検出したときは、主画部の水平2ライ
    ン(または水平1ライン)の信号処理を行う手段とから
    なることを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記主画部の信号処理は、Y/C分離を
    行うものであることを特徴とする請求項1記載の映像信
    号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記主画部の信号処理は、ノイズリダク
    ションを行うものであることを特徴とする請求項1記載
    の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記主画部の信号処理は、垂直方向エン
    ファシスを行うものであることを特徴とする請求項1記
    載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の水平ラインまたは複数のフィール
    ド間で加減算処理を行う映像信号処理装置において、 レターボックス形式の入力映像信号の場合に、該映像信
    号の主画部および無画部の境界を検出する手段と、 前記手段が境界を検出したときは、前記入力映像信号の
    ノイズを除去するノイズリダクション回路および/また
    は垂直方向のエンファシスを行うエンファシス回路の動
    作を停止する手段とからなることを特徴とする映像信号
    処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、ノイズリダクション
    回路が巡回型である場合、入力映像信号の無画部での巡
    回を停止してなることを特徴とする映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 入力映像信号はEDTV−2方式の信号
    であることを特徴とする請求項1、2、6のいずれかに
    記載の映像信号処理装置。
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