JPH0964532A - 基板構造 - Google Patents

基板構造

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JPH0964532A
JPH0964532A JP22175795A JP22175795A JPH0964532A JP H0964532 A JPH0964532 A JP H0964532A JP 22175795 A JP22175795 A JP 22175795A JP 22175795 A JP22175795 A JP 22175795A JP H0964532 A JPH0964532 A JP H0964532A
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宜司 米本
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板上に電子部品を高密度で実装しても、電子
部品が基板に確実に半田付けできる基板構造を提供す
る。 【解決手段】基板の半田ランドに設けられたペースト状
の半田層上に電子部品等の端子が対応して搭載された
後、基板が加熱されて、電子部品等が基板に半田付けさ
れてなる表面実装型の基板構造において、基板の半田付
け面の反対側の面に、基板のスルーホール部を塞ぐフィ
ルムが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板表面に電子部
品等が搭載される表面実装型の基板構造に係り、特に、
スルーホール部における半田付けを改善した基板構造関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の基板構造を示す電子部品の
半田付けされた基板の断面図である。以下,図を用いて
述べる。6はガラスエポキシ樹脂等で形成された基板
で、電子部品7等の端子間を接続する配線パターン6
1、電子部品7等を基板6に半田付けするための半田ラ
ンド62、基板6の表面と裏面の配線パターンを電気的
に接続するスルーホール63、配線パターン61の表面
を絶縁すると共に保護する半田レジスト64が設けられ
ている。7は表面実装型のチップ状の電子部品で両端に
半田付けするための電極71が設けられている。8は基
板6の半田ランド62と電子部品7を固定する半田であ
る。
【0003】次に、半田付け工程について述べる。基板
6の半田ランド62に対応して開口した印刷マスクを使
用してペースト状の半田を印刷する。印刷された半田上
に電子部品7の電極71を対応させて搭載する。電子部
品7の搭載後、基板6は加熱され、ペースト状の半田が
溶融して電極71が半田ランド62に固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法では、基板
6上に電子部品7等を高密度で搭載しようとすると、半
田ランド62とスルーホール63が必然的に近接する。
また、極端な場合はスルーホール63部に半田ランド6
2を設ける必要がある。半田ランド62とスルーホール
63が近接、または、連続して設けられていると、基板
1の加熱時に溶融した半田8がスルーホール63から基
板6の裏面に流れ、半田ランド62部の半田8の量が著
しく減少する。その結果、電子部品7等の半田付けが不
完全になり、信頼性が低下するという問題がある。
【0005】その対策として、スルーホール63内に樹
脂を充填して溶融した半田の流入を防止する方法も検討
されているが、半田付け箇所には充填用の樹脂が付着し
ないようにする必要があり、作業が複雑でコストアップ
になる。本発明は、基板上に電子部品を高密度で実装し
ても、電子部品が基板に確実に半田付けできる基板構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基板の半田ランドに設けられたペースト状
の半田層上に電子部品等の端子が対応して搭載された
後、前記基板が加熱されて、前記電子部品等が前記基板
に半田付けされてなる表面実装型の基板構造において、
前記基板の半田付け面の反対側の面に、前記基板のスル
ーホール部を塞ぐフィルムが設けられてなることを特徴
とするものである。
【0007】また、前記フィルムは、半田レジストによ
り構成されてなることを特徴とするものである。また、
前記基板はフレキシブル基板であることを特徴とするも
のである。また、基板の半田ランドに設けられたペース
ト状の半田層上に電子部品等の端子が対応して搭載され
た後、前記基板が加熱されて、前記電子部品等が前記基
板に半田付けされてなる表面実装型の基板構造におい
て、前記基板の半田付け面の反対側の面に、前記基板の
スルーホール部を塞ぐフィルムと、放熱板が積層して設
けられてなることを特徴とするものである。
【0008】また、前記放熱板は接着剤により前記フィ
ルムに接着されてなることを特徴とするものである。ま
た、基板の半田ランドに設けられたペースト状の半田層
上に電子部品等の端子が対応して搭載された後、前記基
板が加熱されて、前記電子部品等が前記基板に半田付け
されてなる表面実装型の基板構造において、前記基板の
半田付け面の反対側の面に、前記基板のスルーホール部
を塞ぐ放熱板が前記スルーホール部と電気的に絶縁され
た状態で設けられてなることを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の基板構造を示
す電子部品の半田付けされた基板の断面図である。以
下,図を用いて述べる。1はガラスエポキシ樹脂等で形
成された基板で、電子部品2等の端子間を接続する配線
パターン11、電子部品2等を基板1に半田付けするた
めの半田ランド12、基板1の表面と裏面の配線パター
ンを電気的に接続するスルーホール13、配線パターン
11の表面を絶縁すると共に保護する半田レジスト14
が設けられている。2は表面実装型のチップ状の電子部
品で両端に半田付けするための電極21が設けられてい
る。3は基板1の半田ランド12と電子部品2を固定す
る半田である。41は基板1の裏面に設けられた絶縁性
のフィルムである。
【0010】先ず、基板1の裏面(電子部品2の搭載さ
れる面の反対側の面)に絶縁性のフィルム41が基板1
のスルーホール13部を覆うように加熱により貼付され
る。このフィルム41は半田付け時の加熱温度(約15
0〜240℃)に耐えるものが使用される。次に、半田
付け工程について述べる。基板1の半田ランド12に対
応して開口した印刷マスクを使用してペースト状の半田
を印刷する。印刷された半田上に電子部品2の電極21
を対応させて搭載する。電子部品2の搭載後、基板1は
加熱され、ペースト状の半田が溶融して電極21が半田
ランド12に固定される。
【0011】この時、スルーホール13部の裏面がフィ
ルム41により覆われているので、加熱により溶融した
半田はスルーホール13から基板1の裏面に流れ出るこ
とはない。また、スルーホール13は一端が閉じられて
いるので、内部の気泡等によりスルーホール13内部に
入る半田3も少量であり、電子部品2の半田付けにはさ
ほど影響を及ぼさない。
【0012】尚、本例では、基板として硬質のガラスエ
ポキシ樹脂基板を使用した例について述べたが、薄いフ
レキシブル基板を使用しても同様の効果が得られる。以
上のように本実施例では、スルーホールの裏面がフィル
ムにより閉じられているので、溶融半田はスルーホール
から基板の裏面に流出することもなく、半田付けするに
充分な半田量が確保できる。
【0013】図2は本発明の第2の実施例の基板構造を
示す電子部品の半田付けされた基板の断面図である。以
下,図を用いて述べる。基板1、電子部品2及び半田3
は第1の実施例と名称、機能及び作用が同一であるの
で、同一番号を付し説明は省略する。42,42aは基
板1の裏面に印刷された絶縁性のレジストである。
【0014】先ず、基板1の裏面(電子部品2の搭載さ
れる面の反対側の面)に配線パターン等を保護するため
のレジスト42がシルクスクリーン法等により全面に印
刷され、乾燥される。続いて、スルーホール13部に開
口部を有する印刷マスクを使用してエポキシ樹脂等のレ
ジスト42aが基板1に印刷される。レジスト42aが
印刷された基板1は乾燥後加熱により基板1に固着され
る。尚、レジスト42aの印刷はスルーホール13の孔
径により1回でスルーホール13部が塞がれない場合に
は、印刷、乾燥を複数回繰り返す。
【0015】次に、半田付け工程について述べる。基板
1の半田ランド12に対応して開口した印刷マスクを使
用してペースト状の半田を印刷する。印刷された半田上
に電子部品2の電極21を対応させて搭載する。電子部
品2の搭載後、基板1は加熱され、ペースト状の半田が
溶融して電極21が半田ランド12に固定される。この
時、スルーホール13部の裏面がレジスト42aにより
覆われているので、加熱により溶融した半田3はスルー
ホール13から基板1の裏面に流れ出ることはない。ま
た、スルーホール13は一端が閉じられているので、内
部の気泡等によりスルーホール13内部に入る半田3も
少量であり、電子部品2の半田付けにはさほど影響を及
ぼさない。
【0016】尚、本例では、基板として硬質のガラスエ
ポキシ樹脂基板を使用した例について述べたが、薄いフ
レキシブル基板を使用しても同様の効果が得られる。以
上のように本実施例では、スルーホールの裏面がレジス
トにより閉じられているので、溶融半田はスルーホール
から基板の裏面に流出することもなく、半田付けするに
充分な半田量が確保できる。
【0017】図3は本発明の第3の実施例の基板構造を
示す電子部品の半田付けされた基板の断面図である。以
下,図を用いて述べる。基板1、電子部品2、半田3及
びフィルム41は第1の実施例と名称、機能及び作用が
同一であるので、同一番号を付し説明は省略する。44
はフィルム41を介して基板1に取り付けられたアルミ
板等の放熱板で、電子部品等から発生した熱を外部に放
出する。
【0018】先ず、基板1の裏面(電子部品2の搭載さ
れる面の反対側の面)に絶縁性のフィルム41が基板1
のスルーホール13部を覆うように加熱により貼付され
る。このフィルム41は半田付け時の加熱温度(約15
0〜240℃)に耐えるものが使用される。さらに、フ
ィルム41上にアルミ板製の放熱板44が接着剤45で
接着される。
【0019】次に、半田付け工程について述べる。基板
1の半田ランド12に対応して開口した印刷マスクを使
用してペースト状の半田を印刷する。印刷された半田上
に電子部品2の電極21を対応させて搭載する。電子部
品2の搭載後、基板1は加熱され、ペースト状の半田が
溶融して電極21が半田ランド12に固定される。この
時、スルーホール13部の裏面がフィルム41により覆
われているので、加熱により溶融した半田はスルーホー
ル13から基板1の裏面に流れ出ることはない。また、
スルーホール13は一端が閉じられているので、内部の
気泡等によりスルーホール13内部に入る半田3も少量
であり、電子部品2の半田付けにはさほど影響を及ぼさ
ない。
【0020】尚、本例では、基板として硬質のガラスエ
ポキシ樹脂基板を使用した例について述べたが、薄いフ
レキシブル基板を使用しても同様の効果が得られる。ま
た、放熱板44を接着する接着剤45がシート状のも
の、または厚い接着層でスルーホール13部において破
損せず、スルーホール13部と放熱板44が電気的に絶
縁が保たれるものであればフィルム41を省略すること
も可能である。
【0021】以上のように本実施例では、スルーホール
の裏面がフィルムにより閉じられている溶融半田はスル
ーホールから基板の裏面に流出することもなく、半田付
けするに充分な半田量が確保できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では溶融半
田はスルーホールから基板の裏面に流出することもな
く、電子部品は充分な量の半田で基板の半田ランドに半
田付けされるので、半田付けの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の基板構造を示す電子部
品の半田付けされた基板の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の基板構造を示す電子部
品の半田付けされた基板の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の基板構造を示す電子部
品の半田付けされた基板の断面図である。
【図4】従来の基板構造を示す電子部品の半田付けされ
た基板の断面図である。
【符号の説明】
1・・・・基板 21・・・電極
端子 11・・・配線パターン 3・・・・半田 12・・・半田ランド 41・・・フィ
ルム 13・・・スルーホール 42a・・レジ
スト 2・・・・電子部品 44・・・放熱

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の半田ランドに設けられたペースト
    状の半田層上に電子部品等の端子が対応して搭載された
    後、前記基板が加熱されて、前記電子部品等が前記基板
    に半田付けされてなる表面実装型の基板構造において、 前記基板の半田付け面の反対側の面に、前記基板のスル
    ーホール部を塞ぐフィルムが設けられてなることを特徴
    とする基板構造。
  2. 【請求項2】 前記フィルムは、半田レジストにより構
    成されてなることを特徴とする請求項1記載の基板構
    造。
  3. 【請求項3】 前記基板はフレキシブル基板であること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の基板構造。
  4. 【請求項4】 基板の半田ランドに設けられたペースト
    状の半田層上に電子部品等の端子が対応して搭載された
    後、前記基板が加熱されて、前記電子部品等が前記基板
    に半田付けされてなる表面実装型の基板構造において、 前記基板の半田付け面の反対側の面に、前記基板のスル
    ーホール部を塞ぐフィルムと、放熱板が積層して設けら
    れてなることを特徴とする基板構造。
  5. 【請求項5】 前記放熱板は接着剤により前記フィルム
    に接着されてなることを特徴とする請求項4記載の基板
    構造。
  6. 【請求項6】 基板の半田ランドに設けられたペースト
    状の半田層上に電子部品等の端子が対応して搭載された
    後、前記基板が加熱されて、前記電子部品等が前記基板
    に半田付けされてなる表面実装型の基板構造において、 前記基板の半田付け面の反対側の面に、前記基板のスル
    ーホール部を塞ぐ放熱板が前記スルーホール部と電気的
    に絶縁された状態で設けられてなることを特徴とする基
    板構造。
  7. 【請求項7】 前記基板はフレキシブル基板であること
    を特徴とする請求項4または請求項5または請求項6記
    載の基板構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128674A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Samsung Electronics Co Ltd フレキシブルプリント基板,及びそのフレキシブルプリント基板を備えるハードディスクドライブ
KR101443969B1 (ko) * 2012-10-29 2014-09-23 삼성전기주식회사 인쇄회로기판 및 그 제조 방법

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