JPH0963959A - ターゲットのクリーニング方法 - Google Patents

ターゲットのクリーニング方法

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JPH0963959A
JPH0963959A JP21218195A JP21218195A JPH0963959A JP H0963959 A JPH0963959 A JP H0963959A JP 21218195 A JP21218195 A JP 21218195A JP 21218195 A JP21218195 A JP 21218195A JP H0963959 A JPH0963959 A JP H0963959A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパッタリング装置の運転効率を向上させる
ことのできるターゲットのクリーニング方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明によるクリーニング方法においては、
まず、スパッタリング装置10内の第1の位置16に、
処理チャンバ14内の真空を維持した状態で、ウェハW
と実質的に同形のシャッタディスクSを配置し、次い
で、そのシャッタディスクをウェハ搬送装置30により
処理チャンバ内のシャッタ機構64に装填し、当該処理
チャンバにて成膜処理とクリーニング処理とを所定回数
繰り返す。この後、ウェハ搬送装置を用いて使用済みシ
ャッタディスクをスパッタリング装置内の第2の位置1
6に搬送し、処理チャンバ内の真空を維持した状態で、
第2の位置から外部にシャッタディスクを取り出す。こ
の方法では、シャッタディスクの交換に際し、スパッタ
リング装置の運転を停止する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ上に集積回
路を形成する場合等に用いられるスパッタリング装置に
関し、特に、スパッタリング装置におけるターゲットの
クリーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェハの表面にスパッタリングにより薄
膜を形成する場合、各成膜処理の前にターゲットの表面
に付着した不純物を除去し、ターゲットの表面の安定化
を図るために、クリーニング処理を行う。このクリーニ
ング処理はスパッタリングにより行うが、ターゲット表
面から分離した粒子がウェハ上に堆積しないよう、ター
ゲットとウェハとの間にシャッタディスクを配置するの
が一般的である。
【0003】通常、1枚のシャッタディスクで複数回の
クリーニング処理を行うが、クリーニング処理が所定回
数以上行われると、シャッタディスク上には不純物が相
当量、堆積する。このため、シャッタディスクは、定期
的に或いは必要に応じて清浄なものと交換しなければな
らない。
【0004】従来一般のシャッタディスクはチタン製で
あり、比較的厚い円板状のものである。このようなシャ
ッタディスクを交換する場合、従来においては、ステッ
ピング装置の運転を停止して処理チャンバを開放し、人
手によりシャッタディスクを外部に取り出した後、清浄
なシャッタディスクと交換することとしていた。また、
チタン製シャッタディスクは高価であるので、処理チャ
ンバから取り出されたシャッタディスクは、再使用でき
るよう、堆積物除去・洗浄処理がなされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のターゲットのクリーニング方法では人手によるシャッ
タディスクの交換が必要であり、手間がかかり、スパッ
タリング装置の運転を長時間にわたり停止しなければな
らなかった。また、取り出したシャッタディスクに対す
る堆積物除去・洗浄処理も手間のかかる作業である。
【0006】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
決することのできる新規なターゲットのクリーニング方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スパッタリングによりウェハ上に成膜処
理を施す処理チャンバを有するスパッタリング装置内の
第1の位置に、処理チャンバ内の真空を維持した状態
で、ウェハと実質的に同形のシャッタディスクを配置す
る第1のステップと、処理チャンバ内のターゲットに対
してスパッタリングによるクリーニング処理を施す際に
シャッタディスクを処理チャンバ内のウェハとターゲッ
トとの間に配置するシャッタ機構に、スパッタリング装
置のウェハ搬送装置を用いて、第1の位置に配置された
シャッタディスクを搬送し装填する第2のステップと、
処理チャンバにて成膜処理とクリーニング処理とを所定
回数繰り返し行う第3のステップと、第3のステップの
完了後、ウェハ搬送装置を用いてシャッタディスクをス
パッタリング装置内の第2の位置に搬送する第4のステ
ップと、処理チャンバ内の真空を維持した状態で、第2
の位置からスパッタリング装置の外部にシャッタディス
クを取り出す第5のステップとを備えるターゲットのク
リーニング方法を特徴としている。
【0008】この方法においては、シャッタディスクは
ウェハと実質的に同形であるため、スパッタリング装置
のウェハ搬送装置によりシャッタディスクをシャッタ機
構に装填することができる。また、処理チャンバ内を真
空に維持したままで、シャッタディスクをスパッタリン
グ装置に対して出し入れするので、スパッタリング装置
の運転を停止する必要がない。
【0009】本発明が適用されるスパッタリング装置と
しては、複数のチャンバを備えるマルチチャンバ型のも
のが好ましく、かかる場合、前記の第1の位置及び第2
の位置は、処理チャンバとは別個独立に前記スパッタリ
ング装置に設けられたチャンバ内の位置にすることがで
きる。
【0010】また、シャッタディスクを、例えば安価な
ステンレス鋼から作り、使い捨て可能とすることで、シ
ャッタディスクの堆積物除去・洗浄処理が不要となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の好適な
実施形態について詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明が適用されるスパッタリン
グ装置を概略的に示した図である。図示のスパッタリン
グ装置10は、ロードロック室12の周囲に処理チャン
バ14、カセットチャンバ16,18、その他のチャン
バ20〜28を配設して成るマルチチャンバ型のもので
ある。このスパッタリング装置10は、ロードロック室
12及びその周囲のチャンバ14〜28内を真空に維持
した状態でウェハWの処理や搬送が可能となっている。
【0013】ロードロック室12には、チャンバ14〜
28間でのウェハWの搬送を行うためのウェハ搬送装置
30が設けられている。図示のウェハ搬送装置30は、
ロードロック室12の中心に設置された支持軸32と、
この支持軸32に駆動機構34を介して水平に支持され
た細長い平板状のブレード36とを備えている。ブレー
ド36は、駆動機構34を遠隔制御することで、支持軸
32を中心として旋回及び径方向に前後動し、その先端
部を所望のチャンバ14〜28内に差し入れることがで
きるようになっている。かかる構成においては、ブレー
ド36の先端部にウェハWを載せた状態で、ウェハWを
チャンバ14〜28間で搬送することが可能となる。
【0014】図2及び図3は、それぞれ、図1のマルチ
チャンバ型スパッタリング装置10における処理チャン
バ14の一つを概略的に示した縦断面図及び横断面図で
ある。この処理チャンバ14はハウジング38により画
成されている。ロードロック室10との境界となるハウ
ジング38の側壁38aにはウェハ搬送通路38bが設
けられており、この通路38bは開閉扉40により気密
に閉じられるようになっている。
【0015】ハウジング38の上部には略円形のターゲ
ット42が取り付けられており、その下方にはウェハ支
持体44が配置されている。ウェハWはウェハ支持体4
4上で支持され、ターゲット42の下面に対して平行に
対向配置される。ウェハ支持体44は、ハウジング38
の底板38cを貫通して垂直方向に延びる支持管46の
上端に支持されている。支持管46は昇降機構48によ
り昇降可能となっており、これにより、ウェハ支持体4
4は図2の実線で示す第1位置と二点鎖線で示す第2位
置との間で昇降される。なお、図2において、符号50
はベローズであり、処理チャンバ14内の真空を保つた
めのものである。
【0016】ターゲット42とウェハ支持体44とには
それぞれ、直流電源(図示せず)の陰極と陽極が接続さ
れている。真空とされた処理チャンバ14に処理ガスを
導入してターゲット42とウェハ支持体44(即ち、ウ
ェハW)との間に電圧をかけると、グロー放電が発生す
る。この時、プラズマ中の正イオンがターゲット表面に
衝突し、ターゲット原子をはじき出し、このターゲット
原子がウェハW上に堆積して薄膜が形成されるのであ
る。
【0017】また、ウェハ支持体44の下側にはリフト
プレート52が配設されており、このリフトプレート5
2は、ハウジング38の底板38cを貫通し昇降機構5
4により昇降される支持軸56に支持されている。この
支持軸56の周囲には、処理チャンバ14内の気密性を
保つためのベローズ58が設けられている。リフトプレ
ート52の上面には複数本(図示実施形態では3本)の
リフトピン60が固定され、ウェハ支持体44に形成さ
れた貫通孔62を通って垂直上方に延びている。これら
のリフトピン60は、昇降機構54を制御することで、
リフトプレート52と共に、図2の実線で示す第1位置
と二点鎖線で示す第2位置との間で昇降される。リフト
ピン60が第1位置にあるとき、リフトピン60の上端
はウェハ搬送装置30のブレード36よりも下側に配置
され、また、リフトピン60が第2位置にあるとき、そ
の上端はブレード36よりも上側に配置される。従っ
て、ウェハ搬送装置30及び昇降機構54を適宜操作す
ることで、ウェハWをブレード36とウェハ支持体44
との間で移載することが可能となる。
【0018】更に、処理チャンバ14内には、ターゲッ
ト・クリーニング用のシャッタディスクSを用いてター
ゲット42とウェハ支持体44との間を遮るためのシャ
ッタ機構64が設けられている。シャッタ機構64は、
ハウジング38の底板38cを貫通し回転可能に取り付
けられた支持軸66と、この支持軸66の下端部に接続
された回転駆動機構68と、支持軸66の上端部に固着
され水平に延びるディスク載置アーム70とから構成さ
れている。このディスク載置アーム70は直流電源の陽
極に電気的に接続されている。また、ディスク載置アー
ム70は、ウェハ支持体44の第1位置と第2位置との
中間の高さ位置に配置されており、回転駆動機構68を
制御することで、ハウジング38の側部に設けられたサ
イドチャンバ72内の第1位置(図3の実線で示す位
置)と図3の二点鎖線で示す第2位置との間で回動され
る。ディスク載置アーム70の自由端側の部分70aは
他の部分70bよりも一段下げられており、その部分7
0aにシャッタディスクSが載置されるようになってい
る。このディスク載置部分70aの最外周部である段差
面の径はシャッタディスクSの径と同一又は僅かに大き
くされており、載置されたシャッタディスクSが横方向
にずれないようにしている。なお、ディスク載置部分7
0aの中心点は、ディスク載置アーム70が第2位置に
あるとき、ウェハ支持体44の中心軸線上に配置され
る。また、図示するように、このディスク載置部分70
aは完全な円形となっていないが、これは、リフトピン
60が第2位置にある状態でディスク載置アーム70を
回動させた際、リフトピン60とディスク載置アーム7
0との干渉を防止するためのものである。
【0019】本発明によるシャッタディスクSは従来の
ものよりも薄く、ウェハWとほぼ同様の形状、即ちウェ
ハWと実質的に同一の径と厚さを有している。また、こ
のシャッタディスクSはステンレス鋼から作られてお
り、従来のチタン製のものよりも安価であり、使い捨て
が可能である。図4に明示するように、シャッタディス
クSの一面には、その外周縁部に、複数(図示実施形態
では3つ)の凹部74が形成されている。これらの凹部
74は、シャッタディスクSをディスク載置アーム70
のディスク載置部分70aに載せた際、ディスク載置部
分70aに取り付けられた丸頭ピン76に嵌合し、シャ
ッタディスクSが周方向にずれるのを防止すると同時
に、パーチクルの発生を抑えることができる。
【0020】シャッタディスクS及びウェハWは、それ
ぞれ、第1及び第2のカセッチチャンバ16,18内に
設置されたカセット78,80から供給される。各カセ
ットチャンバ16,18とロードロック室12との間の
ウェハ搬送通路には開閉扉82,84が設けられてお
り、この開閉扉82,84を閉じることにより、ロード
ロック室12とカセットチャンバ16,18との間を気
密に遮断することができる。また、各カセットチャンバ
16,18は外部に通じる通路が設けられており、この
通路にも開閉扉86,88が設けられている。従って、
この開閉扉86,88を開け、ロードロック室12とカ
セットチャンバ16,18との間の開閉扉82,84を
閉じることにより、ロードロック室12及びその他のチ
ャンバを真空に保った状態でカセットチャンバ16,1
8のみを開放することができ、カセットチャンバ16,
18内のカセット78,80の出し入れが可能となる。
【0021】次に、このような構成のマルチチャンバ型
スパッタリング装置10において実施される本発明によ
るターゲットのクリーニング方法について説明する。な
お、以下に説明するクリーニング方法は、ターゲット4
2がチタンから成り、ウェハW上にチタン膜(Ti膜)
を形成した後、その上にチタンナイトロイド膜(TiN
膜)を形成する場合であって、各成膜処理の終了後にタ
ーゲット42のクリーニング処理を行うこととした場合
に関するものである。
【0022】まず、第1のカセットチャンバ16の開閉
扉86を開き、複数枚の清浄なシャッタディスクSが収
納されたカセット78を第1のカセットチャンバ16に
配置する。この際、内側の開閉扉82を閉じた状態とし
ておけば、他のチャンバ内を真空に維持することがで
き、他のチャンバ内での処理を中断する必要がない。
【0023】次いで、開閉扉86を閉じ、開閉扉82を
開けた後、ウェハ搬送装置30を操作し、ブレード36
を第1のカセットチャンバ16内に挿入する。シャッタ
ディスクSはウェハWとほぼ同形であるので、ウェハ搬
送装置30によりウェハWと全く同様に取り扱われ、カ
セット78から1枚のシャッタディスクSが取り出され
る。この後、シャッタディスクSが載置された状態でブ
レード36を第1のカセットチャンバ16から抜き出し
て、処理チャンバ14にウェハ搬送通路38bを通して
挿入する。この時のブレード38の位置は図2及び図3
の二点鎖線で示す通りである。
【0024】ここで、昇降機構54を制御してリフトピ
ン60を第1位置から第2位置に上昇させると、リフト
ピン60の上端にシャッタディスクSが移載される。シ
ャッタディスクSがリフトピン60により確実に支持さ
れたならば、ブレード36を処理チャンバ14からロー
ドロック室12内に戻すと共に、シャッタ機構64の回
転駆動機構68を制御してディスク載置アーム70を第
1位置から第2位置に回動させる。そして、リフトピン
60を第1位置に戻すと、シャッタディスクSはディス
ク載置アーム70のディスク載置部分70aに移載され
る。この後、ディスク載置アーム70は成膜処理の妨げ
とならない第1位置に戻される。
【0025】次に、再度ウェハ搬送装置30を制御し
て、第2のカセットチャンバ18内のカセット80から
処理すべきウェハWを取り出し、処理チャンバ14内に
搬入し、前述したようにしてリフトピン60を上下させ
てウェハWをウェハ支持体44上に載り移らせる。そし
て、ロードロック室12と処理チャンバ14との間の開
閉扉40を閉じ、ウェハ支持体44を第1位置から第2
位置に上昇させ、Ti膜の成膜処理を開始する。Ti膜
の成膜処理は、周知の通り、真空の処理チャンバ14内
に処理ガスとしてアルゴンガスを所定量導入し、ターゲ
ット42とウェハWとの間に電圧をかけ、グロー放電を
発生させる。これにより、プラズマ中のアルゴンイオン
がターゲット42の表面に衝突し、その結果、Tiがス
パッタ粒子としてウェハW上に堆積する。
【0026】このTi膜成膜処理が完了したならば、処
理チャンバ14内の処理ガスを排気すると共に、ターゲ
ット表面に付着したTi粒子を除去すべく、クリーニン
グ処理を行う。このクリーニング処理では、まず、ウェ
ハ支持体44を第1位置に下げ、ディスク載置アーム7
0を第1位置から第2位置に移動させる。この状態にお
いて、シャッタディスクSはシールド90と協働してウ
ェハWの表面をターゲット42から覆い隠すこととな
る。そして、次の成膜処理に用いる処理ガス、即ち窒素
ガスを導入すると共に、ターゲット42とシャッタディ
スクS間に電圧を印加し、スパッタリング現象を利用し
てターゲット42の表面の付着物を除去する。
【0027】このクリーニング処理が終了したならば、
ディスク載置アーム70を第1位置に戻し、ウェハ支持
体44を第2位置に上昇させ、窒素ガスでスパッタリン
グを行うと、TiN粒子がターゲット42からはじき出
され、ウェハWのTi膜上にTiN膜が形成される。
【0028】ウェハWは周知の工程を経た後、別のウェ
ハWと交換されるが、この新たに装填されたウェハWの
Ti膜成膜処理を行う前に、ターゲット42の表面に付
着したTiN粒子を除去すべく、上述と同様に、ディス
ク載置アーム70が第1位置から第2位置に移動されて
クリーニング処理が行われる。
【0029】この後、成膜処理とクリーニング処理を交
互に行うが、所定回数、クリーニング処理を行ったなら
ば、シャッタディスクSを新しいものと交換する。その
ために、まず、ディスク載置アーム70を第2位置と
し、リフトピン60を上昇させてリフトピン60の上端
にシャッタディスクSを移し変える。そして、開閉扉4
0を開放してブレード36を処理チャンバ14内に挿入
し、シャッタディスクSの下側にブレード36の先端部
を配置する。この後、リフトピン60を下降させ、シャ
ッタディスクSをブレード36に移載する。ブレード3
6の先端部にシャッタディスクSが載置されたならば、
ウェハ搬送装置30を適宜操作し、シャッタディスクS
を第1のカセットチャンバ16内のカセット78に戻
す。以降は前述と同様に、新たなシャッタディスクSを
カセット78から取り出して、処理チャンバ14内のシ
ャッタ機構64に装填するのである。
【0030】第1のカセットチャンバ16におけるカセ
ット78内のシャッタディスクSが全て使用済みシャッ
タディスクとなったならば、カセットチャンバ16の内
側の開閉扉82を閉じ、外側の開閉扉86を開け、カセ
ット78を交換する。このようにしてカセットチャンバ
16から取り出された使用済みシャッタディスクSは、
堆積物除去・洗浄処理を行って再使用してもよいが、こ
の実施形態ではステンレス鋼製の安価なものであるの
で、廃棄処分することが効率化の観点からは好ましい。
【0031】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、この実施形態における処理内容や処理手順に
本発明が限定されないことは言うまでもない。例えば、
上記実施形態ではクリーニング処理はTi膜とTiN膜
の成膜処理の間で行うこととしているが、薄膜の種類は
Ti膜やTiN膜に限られず、また、クリーニング処理
も特定の成膜処理の後のみに行うこととしてもよい。
【0032】また、上記実施形態では使用済みシャッタ
ディスクSを元の第1のカセットチャンバ16に戻すこ
ととしているが、新規なシャッタディスクを収容するチ
ャンバ(第1の位置)と使用済みシャッタディスクを収
容するチャンバ(第2の位置)とを別々としてもよい。
更に、本発明の適用可能なスパッタリング装置は、シャ
ッタディスクSを装置内の所定の位置に配置する際に処
理チャンバ内の真空を維持できるものであれば、マルチ
チャンバ型に限定されない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、シ
ャッタディスクをウェハと同形とすることにより、ウェ
ハ搬送装置を用いて自動的にシャッタディスクを取り扱
うことが可能となる。従って、処理チャンバの真空を維
持できるスパッタリング装置内の所定位置にシャッタデ
ィスクを配置した後は、シャッタディスクの交換に際し
て処理チャンバを開放する必要がなく、スパッタリング
装置の運転効率を大幅に向上させることができる。
【0034】また、シャッタディスクをステンレス鋼製
等の安価な材料から作り、使い捨て可能とすることで、
シャッタディスクの堆積物除去・洗浄作業を不要とする
ことができ、この点からも作業効率の向上を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるマルチチャンバ型スパッタ
リング装置を示す概略説明図である。
【図2】図1のスパッタリング装置における処理チャン
バの一つを概略的に示す縦断面図であり、図3のII−II
線に沿っての断面図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿っての断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿っての断面図である。
【符号の説明】
10…スパッタリング装置、12…ロードロック室、1
4…処理チャンバ、16…第1のカセットチャンバ、1
8…第2のカセットチャンバ、30…ウェハ搬送装置、
36…ブレード、42…ターゲット、44…ウェハ支持
体、60…リフトピン、64…シャッタ機構、70…デ
ィスク載置アーム、78,80…カセット、W…ウェ
ハ、S…シャッタディスク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリングによりウェハ上に成膜処
    理を施す処理チャンバを有するスパッタリング装置内の
    第1の位置に、前記処理チャンバ内の真空を維持した状
    態で、ウェハと実質的に同形のシャッタディスクを配置
    する第1のステップと、 前記処理チャンバ内のターゲットに対してスパッタリン
    グによるクリーニング処理を施す際に前記シャッタディ
    スクを前記処理チャンバ内のウェハと前記ターゲットと
    の間に配置するシャッタ機構に、前記スパッタリング装
    置のウェハ搬送装置を用いて、前記第1の位置に配置さ
    れた前記シャッタディスクを搬送し装填する第2のステ
    ップと、 前記処理チャンバにて成膜処理とクリーニング処理とを
    所定回数繰り返し行う第3のステップと、 前記第3のステップの完了後、前記ウェハ搬送装置を用
    いて前記シャッタディスクを前記スパッタリング装置内
    の第2の位置に搬送する第4のステップと、 前記処理シャンバ内の真空を維持した状態で、前記第2
    の位置から前記スパッタリング装置の外部に前記シャッ
    タディスクを取り出す第5のステップと、を備えるター
    ゲットのクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 前記スパッタリング装置はマルチチャン
    バ型であり、前記第1の位置及び前記第2の位置は、前
    記処理チャンバとは別個独立に前記スパッタリング装置
    に設けられたチャンバ内の位置であることを特徴とする
    請求項1記載のターゲットのクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 前記シャッタディスクは使い捨て可能で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載のターゲット
    のクリーニング方法。
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