JP2000169963A - スパッタリング方法とその装置 - Google Patents

スパッタリング方法とその装置

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JP2000169963A
JP2000169963A JP10343496A JP34349698A JP2000169963A JP 2000169963 A JP2000169963 A JP 2000169963A JP 10343496 A JP10343496 A JP 10343496A JP 34349698 A JP34349698 A JP 34349698A JP 2000169963 A JP2000169963 A JP 2000169963A
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JP
Japan
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sputtering
target
work
deposition
transfer
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Pending
Application number
JP10343496A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Kita
勝之 北
Kentaro Shingo
健太郎 新郷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリスパッタを行う成膜において、歩留まり
の高いスパッタリング方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ワーク2に成膜されない位置でプリスパ
ッタを開始し、その後にプリスパッタに使用した防着板
7をプロセス処理部6から搬出して、プロセス処理部6
へワーク2を搬入してワークへの成膜を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空プロセスを行う
設備のスパッタリング方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスパッタリング装置では、成膜を
開始する前にターゲット表面のクリーニングを行う事を
目的として、又、安定したプラズマ状態でワークに成膜
を行う事を目的として、図5に実線で示すようにターゲ
ット1とワーク2の間に仕切り板3を移動させて、その
状態で放電しプリスパッタを実行し、その後に仕切り板
3をターゲット1とワーク2の間に介在しない仮想線の
位置に移動させてスパッタを実行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、ワーク2上に位置する状態で仕切り板3に成膜
される。仕切り板3の上にプリスパッタの際に成膜され
て堆積すると、運転中に仕切り板3の上の膜が剥がれて
ワーク2の成膜面に落下し付着する障害が発生すること
があって、ワーク2への成膜の歩留まりの低下の原因と
なっているのが現状である。
【0004】本発明は上記の問題点を解決し、ターゲッ
トとワークの間に仕切り板を介在させることなくプリス
パッタを実現して不良の発生を抑える成膜方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスパッタリング
方法は、ターゲットと対向する位置に防着板を移動させ
てプリスパッタを実行し、、プリスパッタの後に前記ワ
ークを前記ターゲットと対向する位置に移動させてワー
クの表面に成膜することを特徴とする。
【0006】この構成によると、ターゲットとワークの
間に仕切り板を介在させることなくプリスパッタを実現
して不良の発生を抑えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載のスパッタリング方
法は、ターゲットとワークとを対向させてワークの表面
にターゲット材を成膜するに際し、プリスパッタの時に
は前記ターゲットと対向する位置に防着板を移動させて
プリスパッタを実行し、プリスパッタの後に前記ワーク
を前記ターゲットと対向する位置に移動させてワークの
表面に成膜することを特徴とする。
【0008】請求項2記載のスパッタリング方法は、請
求項1において、ターゲットと対向する位置を通過する
搬送手段の搬送面に、搬送方向に沿ってワークと防着板
を交互に配置し、前記搬送手段の搬送に同期してプリス
パッタと成膜動作を繰り返すことを特徴とする。
【0009】請求項3記載のスパッタリング装置は、タ
ーゲットと対向する位置を通過する搬送面を有する搬送
手段と、搬送手段の前記搬送面に搬送方向に沿って所定
間隔で配置されたワークの間に配置された防着板と、前
記搬送手段の搬送に同期してプリスパッタと成膜動作を
繰り返すように制御する制御手段とを設けたことを特徴
とする。
【0010】請求項4記載のスパッタリング装置は、請
求項3において、搬送手段の搬送面における防着板の配
設位置に凹部を形成してプリスパッタ時に発生する堆積
物を貯めるように構成したことを特徴とする。
【0011】請求項5記載のスパッタリング装置は、請
求項4において、防着板の形状を、搬送手段の搬送面に
おける防着板の配設位置に形成された凹部の内側に沿っ
たカップ状に形成したことを特徴とする。
【0012】請求項6記載のスパッタリング装置は、請
求項3〜請求項5において、搬送手段をターンテーブル
としたことを特徴とする。以下、本発明のスパッタリン
グ方法を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
【0013】図1〜図4は本発明のスパッタリング方法
を実施するスパッタリング装置を示す。図1と図2に示
すように、ドラム状の真空容器4の内部にはワーク2を
載せるターンテーブル5が設けられている。また、真空
容器4の一部にはプロセス処理部6が形成されている。
【0014】ターンテーブル5は、図2に示す駆動軸A
が駆動されて回転する。このターンテーブル5の上に
は、60度おきにワーク2が載せられており、ワーク2
から30度の位置に防着板7が配置されている。
【0015】プロセス処理部6は図3に示すように構成
されている。図3はターンテーブル5が回転してワーク
2がプロセス処理部6に到着した状態の断面を示す。
【0016】プロセス処理部6には、ターンテーブル5
の下方位置に昇降装置8が設けられており、ターンテー
ブル5の上方位置にはチャンバー9と電極板10とター
ゲット11が設けられている。図3はワーク2がプロセ
ス処理部6に到着した状態を示している。
【0017】ターンテーブル5のワーク2がセットされ
る位置には、ワークテーブル12が係合する孔13が穿
設されており、昇降装置8によって持ち上げられたワー
クテーブル12はチャンバー9の底部の開口14を閉塞
する。
【0018】図4は防着板7がプロセス処理部6に到着
した状態を示している。ターンテーブル5の防着板7が
セットされる位置には、凹部15が形成されており、こ
の凹部15にカップ状の防着板7が着脱可能にセットさ
れている。16は凹部15の外周を取り巻く環状凸部で
ある。
【0019】電極板10には図示しない電源にて高周波
電圧、又は直流電圧が供給される。プロセス処理部6は
ターゲット11,電極板10,ターゲット11下のプラ
ズマ空間17とで構成されている。
【0020】また図示していないが、真空容器1は真空
排気手段、ガス導入手段が設けられ、真空容器1の内部
の圧力を調整できるように構成されている。スパッタリ
ングは次の手順で実行される。
【0021】ターンテーブル5にワーク2と防着板7を
配置し、真空容器4を図示していない真空排気手段で真
空にする。まず、図4に示すようにプロセス処理部6の
下に防着板7がセットされるようにターンテーブル5を
回転させて位置調整を行う。
【0022】この次には、図示していないガス導入手
段、圧力調整手段を用い、プロセス処理部6の電極板1
0に高周波電圧、又は直流電圧を印加し放電させる。放
電しにくい場合はガストリガー等を用いても構わない。
【0023】放電させて規定時間のプリスパッタを行
う。このプリスパッタによって成膜されて積もったター
ゲット材料は、カップ状の防着板7の内部に貯められ
る。
【0024】なお、この図4に示すプリスパッタの際に
は、チャンバー9の底部の開口14とターンテーブル5
の間の隙間が環状凸部16を設けることによって僅かに
しているため、プリスパッタの際のプロセス処理部6か
ら外部にターゲット材料が飛散してワーク2に成膜され
ることがない。
【0025】このようにして規定時間のプリスパッタに
よってターゲット11のクリーニングと安定したプラズ
マ状態が得られると、制御手段が図3に示すようにワー
ク2がプロセス処理部6の下方位置に到着するようにタ
ーンテーブル5を回転させて位置調整を行う。
【0026】次に、昇降装置8によってワークテーブル
12を押し上げて、このワークテーブル12をチャンバ
ー9の底部の開口14に押し付けて、その後、成膜に必
要な時間経過後、電極板10への印加を中断し、成膜を
終了する。
【0027】このように、ワーク2とプリスパッタの際
の防着板7とがターンテーブル5の上に横に並べて配置
されているため、防着板7に堆積したものが防着板7か
ら剥離してワーク2に付着することがない。
【0028】さらに、ここでは防着板7をカップ状に形
成してその内部に貯めるように構成されているため、防
着板7から剥離したものがこの防着板7から外部へ飛散
することは極めて少ない。
【0029】このようにして、ターンテーブル5の回転
に同期してプリスパッタと成膜動作を繰り返すように制
御手段が制御して、プリスパッタとスパッタリングを繰
り返して各ワーク2へ良好な成膜を実行する。
【0030】上記の実施の形態では、ターンテーブル5
を回転後、停止して成膜を行っているが、回転させたま
ま成膜を行う場合は防着板位置でのプリスパッタ終了
後、ターンテーブルを回転させたままワーク4に成膜を
行う。
【0031】上記の各実施の形態では、防着板7とワー
ク2をプロセス処理部6に搬送する手段はターンテーブ
ル5であったが、これに限定されるものではなく、ベル
トコンベアなどで構成することもできる。
【0032】上記の各実施の形態では、ワークテーブル
12を昇降装置8で上昇させてワーク2へのスパッタリ
ングを実施したが、昇降装置8で上昇させること無くタ
ーンテーブル5の上に載置した状態でスパッタリングを
実施することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明のスパッタリング方
法によれば、プリスパッタの際にはプロセス処理部とは
別の場所にワークが存在しており、プリスパッタ後にワ
ークが前記プロセス処理部に到着するので、安定で、高
品質の均一な成膜を実現できる。よって、歩留まりの向
上を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッタリング方法の実施に使用する
スパッタリング装置の上から見た概略の平面図
【図2】同実施の形態の水平断面図
【図3】同実施の形態のワークへのスパッタリング状態
の縦断面図
【図4】同実施の形態の防着板へのプリスパッタ状態の
縦断面図
【図5】従来のスパッタリング方法を説明する断面図
【符号の説明】
2 ワーク 4 真空容器 5 ターンテーブル 6 プロセス処理部 A 駆動軸 7 防着板 8 昇降装置 9 チャンバー 10 電極板 11 ターゲット 15 凹部 16 環状凸部 17 プラズマ空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターゲットとワークとを対向させてワーク
    の表面にターゲット材を成膜するに際し、 プリスパッタの時には前記ターゲットと対向する位置に
    防着板を移動させてプリスパッタを実行し、 プリスパッタの後に前記ワークを前記ターゲットと対向
    する位置に移動させてワークの表面に成膜するスパッタ
    リング方法。
  2. 【請求項2】ターゲットと対向する位置を通過する搬送
    手段の搬送面に、搬送方向に沿ってワークと防着板を交
    互に配置し、前記搬送手段の搬送に同期してプリスパッ
    タと成膜動作を繰り返す請求項1記載のスパッタリング
    方法。
  3. 【請求項3】ターゲットと対向する位置を通過する搬送
    面を有する搬送手段と、 搬送手段の前記搬送面に搬送
    方向に沿って所定間隔で配置されたワークの間に配置さ
    れた防着板と、 前記搬送手段の搬送に同期してプリスパッタと成膜動作
    を繰り返すように制御する制御手段とを設けたスパッタ
    リング装置。
  4. 【請求項4】搬送手段の搬送面における防着板の配設位
    置に凹部を形成してプリスパッタ時に発生する堆積物を
    貯めるように構成した請求項3記載のスパッタリング装
    置。
  5. 【請求項5】防着板の形状を、搬送手段の搬送面におけ
    る防着板の配設位置に形成された凹部の内側に沿ったカ
    ップ状に形成した請求項4記載のスパッタリング装置。
  6. 【請求項6】搬送手段をターンテーブルとした請求項3
    〜請求項5の何れかに記載のスパッタリング装置。
JP10343496A 1998-12-03 1998-12-03 スパッタリング方法とその装置 Pending JP2000169963A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190038430A (ko) * 2017-09-29 2019-04-08 시바우라 메카트로닉스 가부시끼가이샤 성막 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190038430A (ko) * 2017-09-29 2019-04-08 시바우라 메카트로닉스 가부시끼가이샤 성막 장치
KR102175620B1 (ko) 2017-09-29 2020-11-06 시바우라 메카트로닉스 가부시끼가이샤 성막 장치

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