JPH04173972A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

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JPH04173972A
JPH04173972A JP30127390A JP30127390A JPH04173972A JP H04173972 A JPH04173972 A JP H04173972A JP 30127390 A JP30127390 A JP 30127390A JP 30127390 A JP30127390 A JP 30127390A JP H04173972 A JPH04173972 A JP H04173972A
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sputtering
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Yoshitaka Kano
鹿野 良孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スパッタリング装置、特に、基板を回転させ
てターゲットからスパッタされた原子で膜形成を行うス
パッタリング装置に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
基板上に薄膜を形成する装置として、従来よりスパッタ
リング装置が用いられている。このスパッタリング装置
では、一般に、成膜室内にたとえばアルゴンガス等の所
定のガスを封入し、基板とターゲットとの間に電圧を印
加してグロー放電を起こさせる。そして、ターゲットに
ガスイオンを衝突させることによりスパッタされたスパ
ッタリング粒子(ターゲット原子)を基板表面に付着さ
せ、基板上に薄膜を形成している。
また、通常、成膜の前には、まず逆スパッタリング(以
下、「逆スパッタ」という)を行い、基板表面のクリー
ニングを行う。さらにプレスパッタリング(以下、単に
「プレスパッタ」という)を行い、ターゲット表面のク
リーニングを行って放電の安定化を図るようにしている
このようなスパッタリング装置においては、成膜時の膜
形成を均等に行うために基板を回転させているが、回転
中心側から見て基板の内周側の膜形成が相対的に外周側
に比べて厚くなってしまう。
そのため、膜厚分布を均等化させる目的で、基板内周側
に付着するターゲット原子を規制する膜厚補正板を用い
たものがある。
そのようなスパッタリング装置を、第8図及び第9図で
示している。第8図に示すスパッタリング装置の成膜室
1内には、上部に基板ホルダ2が設置されており、基板
ホルダ2の下面には基板3が保持されている。成膜室1
内下部の基板ホルダ2に対向する位置にはターゲット5
が配置されている。基板ホルダ2とターゲット5との間
には、基板ホルダ2の近傍にプレスパッタ用シャッタ1
6が、ターゲット5の近傍には逆スパッタ用シャッタ1
7が、それぞれ配置されている。そして、ターゲット5
上に膜厚補正板7が配置されている。
この場合、膜厚補正板7が、元来、成膜速度を低下させ
るものである上に、ターゲット5上に近接して膜厚補正
板7を設置しているため、さらに成膜速度が低下する。
また、膜厚補正板7への膜付着が大きく、メンテナンス
頻度が高くなるという問題が生じる。
第9図においては、膜厚補正板7はプレスパッタ用シャ
ッタ16の上に取付けられている。この場合、第9図の
従来例に比べて成膜速度が速くなるが、逆スパッタ用シ
ャッタ17と基板3との間で逆スパッタを行う時に、膜
厚補正板7の影になる部分が生じ、この部分がクリーニ
ングされにくいという問題が生じる。
本発明の目的は、成膜速度を低下させることなく、膜厚
分布の均等化を向上させるスパッタリング装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るスパッタリング装置は、基板を回転させて
ターゲットからスパッタされた原子で膜形成を行うスパ
ッタリング装置である。この装置は、基板を保持し回転
させるための基板ホルダと、基板に逆スパッタを前記タ
ーゲットにはプレスパッタを行うためのシャッタと、成
膜時に基板上の膜厚を均等にするための膜厚補正板と、
シャッタ及び膜厚補正板を支持する駆動機構と、放電規
制板とを備えている。前記駆動機構は、シャッタ及び膜
厚補正板を基板ホルダと前記ターゲットとの間で昇降及
び旋回させるためのものである。前記放電規制板は、基
板ホルダとの間でグロー放電が生じないように基板ホル
ダに近接して配置され、基板とシャッタとの間でグロー
放電を生じさせるための開口を有している。
〔作用〕
本発明に係るスパッタリング装置においては、逆スパッ
タ時には、駆動機構によりシャッタが基板と対向する位
置に移動し、基板ホルダに高周波電圧を印加する。これ
により、基板とシャッタとの間にグロー放電が生じ、基
板表面のクリーニングが行われる。このとき、グロー放
電は放電規制板の開口を通過して行われる。
プレスパッタ時には、駆動機構によりシャッタがターゲ
ットと対向する位置に移動し、ターゲットに高周波電圧
を印加する。これにより、ターゲットとシャッタとの間
にグロー放電が生じ、ターゲット表面のクリーニングが
行われる。
成膜時には、駆動機構によりシャッタが基板ターゲット
との間から退避し、膜厚補正板を基板とターゲットとの
間の基板側に配置する。そして、基板を基板ホルダによ
り回転させた状態で、ターゲットに高周波電圧を印加し
て、基板とターゲ。
トとの間でスパッタリングを行う。スパッタされたター
ゲット原子は、膜厚補正板により内周側の膜付着が規制
され、放電規制板の開口を通過して基板上に付着し、成
膜処理が行われる。そのため、成膜速度を低下させるこ
となく、基板上の膜厚分布の均等化を向上させることが
できる。
〔実施例〕
第2図〜第4図は本発明の一実施例によるスパッタリン
グ装置を示している。
図におけるスパッタリング装置の成膜室1内上部には基
板ホルダ2が設置されており、基板ホルダ2の下面には
基板3が保持されている。基板ホルダ2の側部及び上部
には、成膜室1の壁との間で放電が起こるのを防止する
ために、一定の間隔を開けてアースシールド4が配置さ
れている。また、図示されていないが、基板ホルダ2内
には基板3を加熱するためのヒータが設置されており、
このヒータは外部電源に接続されている。
成膜室1内下部には、基板3と対向する位置にターゲッ
ト5が配置されている。なお、図示していないが、基板
3とターゲット5は、択一的に高周波電源に接続され得
るようになっている。
基板3とターゲット5との間に逆スパッタ放電規制板6
が基板ホルダ2に近接して設けられている。基板ホルダ
2下面と逆スパッタ放電規制板6との隙間dは、逆スパ
ッタ時に両者に高周波放電が起こらないように10mm
以下(約5fflITl)とするのが望ましい。
逆スパッタ放電規制板6は基板3と対向する位置に開口
6aを有している。開口6aは基板2の外径より大きく
設定されている。逆スパッタ放電規制板6は、アースシ
ールド4に接続支持されている。
基板2とターゲット5の間には、第1図に示すようなシ
ャッタ7と膜厚補正Fi8とが配置されている。膜厚補
正板8は開口8aを有しており、開口8aは、基板3の
回転内周側の膜付着を外周側に比べ規制する形状になっ
ている。シャツタフには例えばSUS (ステンレス)
!1iiI板が用いられる。
第1図に示すように、シャッタ7と膜厚補正板8とは駆
動機構9のパイプ9aの上部に固定されている。
駆動機構9は、シャッタ7と膜厚補正板8とを支持する
パイプ9aと、パイプ9aを昇降及び旋回させるための
機構とから構成されている。パイプ9aは成膜室1外部
から内部に挿通しており、成膜室1の下部に昇降かつ旋
回自在に支持されている。また、パイプ9aは成膜室1
外部において周囲にギア9bを備えており、ギア9bは
モータ10に連結された駆動ギア11に噛み合っている
以上の構造により、パイプ9aは矢印A方向に旋回可能
となっている。また、パイプ9a内には、ロッド9cが
挿通しており、ロッド9cの上部先端がパイプ9aに固
定されている。ロッド9cの下端は成膜室外部において
シリンダ12に連結されており、このシリンダ12によ
ってロッド9Cが矢印B方向に昇降可能となっている。
次に、動作について説明する。
成膜前には、逆スパッタ及びプレスパッタを行う。まず
、成膜室1内を所定の真空圧にする。その後、図示して
いないガスバルブの開口を制御して、成膜室内にアルゴ
ンガス等の所定のガスを導入し、所定のガス圧に設定す
る。次に、モータ10により、駆動ギア11及びギア9
bを介してパイプ9aを回転させ、シャッタ7を基板3
とターゲット5との間に配置させる。続いて、シリンダ
12によってロッド9Cを下方に移動させ、シャッタ7
をターゲット5近傍に配置させる(第2図)。この時、
膜厚補正板8は基板3とターゲット5との間から退避し
た位置にある。このような状態で、スパッタ電源から基
板ホルダ2に高周波電圧を印加すると、基板3とシャッ
タ7との間で逆スパッタが行われる。これにより、基F
i3の表面に付着していた不純物が除去され、基板クリ
ーニングが行われる。この際、逆スパッタは逆スパッタ
放電規制板6の開口6aを通して行われるので、高周波
放電が成膜室内全体に拡がるのが防止され、高周波電力
が無駄に利用されることはない。
したがって、十分な基板クリーニングが行われる。
逆スパッタ終了後、シリンダ12によりロッド9cを上
昇させ、シャッタ7を基板3側に配置させる(第3図)
。この状態で、スパッタ電源を切り換え、ターゲット5
に高周波電圧を印加する。
すると、ターゲット5とシャッタ7との間でグロー放電
が生じ、ターゲット5のプレスパッタが行われる。これ
により、ターゲット5の表面のクリーニングが行われる
成膜時には、モータ10を駆動して、駆動ギア11及び
ギア9bを介してパイプ9aを回転°せ、基板3とター
ゲット5との間からシャッタ7を退避させ、基板3とタ
ーゲット5との間に膜厚補正板8を配置させる。次に、
シリンダ12にょリロッド9cを上昇させて、膜厚補正
板8を基Fi、2の近傍に配置させる(第4図)。そし
て、ターゲット5にスパッタ電源からの高周波電圧を印
加するとともに、基板ホルダ2により基板3を回転させ
る。すると、ターゲット5と基板3との間でグロー放電
が発生し、ターゲット5がらスパッタされたスパッタ原
子が基板3上に付着して成膜処理が行われる。この際、
スパッタ原子は膜厚補正板8の開口8a、逆スパッタ放
電規制板6の開口6aを通過して基板3上に付着する。
逆スパッタ放電規制板6の開口6aの径は基板3の幅よ
り太き(設定されているので、成膜時にスパッタ原子が
基板3に付着するのを妨げない。また、膜厚補正板8の
開口8aは基板3の回転軸内周側において外周側よりも
スパッタ原子の付着を規制するので、基板3上の成膜分
布の均等化が向上する。
〔他の実施例〕
(a)  前記の実施例では、逆スパッタ放電規制板6
はアースシールド4に固定されていたが、第7図に示す
ように、成膜室1の壁に固定してもよい。
(b)  前記実施例では、ターゲ7)が単数のスパッ
タリング装置を用いたが、ターゲットが同一円周上に複
数個設けられている場合には、各ターゲット近傍に、駆
動機構及び膜厚補正板とシャッタを対応して同数配置す
ればよい。
(C)  前記実施例では、膜厚補正板とシャッタとは
分離して駆動機構に接続されていたが、第5図に示すよ
うに、回転円板を用いてもよい。回転円板15は中心C
を中心に回転させる。回転円板15上には膜厚補正板8
及び開口8aを設け、成膜時にはこの膜厚補正板8がタ
ーゲットと基板との間で基板への成膜分布の均等化を向
上させる。また、逆スパッタ及びプレスパッタ時には、
前述した駆動機構9の作動により、回転円板15のシャ
ッタ部16をターゲットと基板との間に配置させ逆スパ
ッタ、プレスパッタを行う。また、複数個のターゲット
を使用する場合には回転円板15上に複数個の膜厚補正
板8及び開口8aを配置すればいい。第6図には、3つ
のターゲットを使用する場合の回転円板15を示してい
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によるスパッタリング装置は、膜厚
補正板とその膜厚補正板を基板ホルダとターゲットとの
間で昇降及び旋回させるための駆動機構とを備えている
。したがって、成膜時に成膜速度を低下させることなく
、膜厚分布の均等化を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシャッタと膜厚補正板の外観図、第2図は本発
明の一実施例が適用されたスパッタリング装置の逆スパ
ッタ時の概略構成図、第3図はプレスパッタ時の第2図
に相当する図、第4図は成膜時の第2図に相当する図、
第5図は別の実施例による膜厚補正板及びシャッタの平
面図、第6図は別の実施例による第5図に相当する図、
第7図は別の実施例による放電規制板の概略図、第8図
は従来例のスパッタリング装置の概略構成図、第9図は
別の従来例による第8図に相当する図である。 2・・・基板ホルダ、3・・・基板、5・・・ターゲッ
ト、6・・・放電規制板、7・・・シャッタ、8・・・
膜厚補正板、9・・・駆動機構、15・・・回転円板、
16・・・シャッタ部。 特許出願人 株式会社島津製作所 代理人 弁理士 小 野 由己男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 基板を回転させて、ターゲットからスパッタさ
    れた原子で膜形成を行うスパッタリング装置であって、 前記基板を保持し、回転させるための基板ホルダと、 前記基板に逆スパッタを、前記ターゲットにプレスパッ
    タを行うためのシャッタと、 成膜時に基板上の膜厚を均等にするための膜厚補正板と
    、 前記シャッタ及び膜厚補正板を支持し、かつ前記シャッ
    タ及び膜厚補正板を前記基板ホルダと前記ターゲットと
    の間で昇降及び旋回させるための駆動機構と、 前記基板ホルダとの間でグロー放電が生じないように前
    記基板ホルダに近接して配置され、前記基板と前記シャ
    ッタとの間でグロー放電を生じさせるための開口を有す
    る放電規制板と、 を備えたスパッタリング装置。
JP30127390A 1990-11-06 1990-11-06 スパッタリング装置 Expired - Lifetime JP2932677B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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