JPH0962977A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0962977A
JPH0962977A JP21475295A JP21475295A JPH0962977A JP H0962977 A JPH0962977 A JP H0962977A JP 21475295 A JP21475295 A JP 21475295A JP 21475295 A JP21475295 A JP 21475295A JP H0962977 A JPH0962977 A JP H0962977A
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JP
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communication
field device
loop
cable
voltage
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JP21475295A
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Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーブルの断線又は再接続をデータ送信前に自
己判断すること。 【解決手段】圧力、流量等のプロセス量に応じたアナロ
グ信号を出力するフィールド機器2、このフィールド機
器2を含んだ閉ループを形成する信号線、この信号線に
介挿された負荷抵抗3から構成されるフィールド機器ル
ープ4上に通信信号を重畳してデータの送受信を行い前
記フィールド機器ループ4に対して接離可能な通信装置
において、フィールド機器ループ4の負荷抵抗3の両端
間に現れる電圧が装置本体内へアナログ信号を取り込む
経路を介して印加される電圧測定手段18と、データの
送信または受信を行う直前に前記電圧測定手段18が測
定した電圧に基づいてケーブル切断の有無を判断する自
己判断手段8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィールド機器と
の間で通信を行う通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラントを制御する際には圧力や流量等
の各種プロセス量を検出するために多数のセンサが使用
される。これらのセンサから出力される信号を中央に設
置された制御監視装置へ入力して、制御監視装置にてプ
ロセス量の制御、監視を行っている。
【0003】センサから制御監視装置へプロセス量を伝
送する信号は直流電流4〜20mAのアナログ信号が現
在の主流である。このアナログ信号へディジタル信号を
重畳させてセンサと通信装置(マスタ)との間で双方向
通信し、センサパラメータ(例えばレンジやゼロ点調整
など)の遠隔設定、変更、またはセンサの保守情報(例
えばタグ番号、接液部の材質情報、前回の保守点検日な
ど)を読み出すことができるようになっている。
【0004】図9に示すように、電源1、フィールド機
器2、負荷抵抗3で構成されるフィールド機器ループ4
へ接続し、作業終了後は取り外すことのできる、一般に
ハンドヘルドターミナル(HHT)と呼ばれている携帯
型の通信装置5が利用されている。
【0005】図10は、HHT5の構成例を示してい
る。HHT5は、アナログ信号分である直流成分を阻止
し、交流信号(通信信号)成分を通過させるインターフ
ェース回路(I/F回路)6を介してフィールド機器ル
ープ4へ接続される。I/F回路6を通過した交流信号
成分は通信制御回路7で通信信号成分だけが取り出さ
れ、CPU8にて処理が行われる。HHT5には、メモ
リ10、ヒューマンインターフェースとしてのキー入力
装置9及びLCD表示装置11、電源12などが備えら
れている。
【0006】I/F回路6は、図11に示すように直流
成分を阻止するためのコンデンサ13、フィールド機器
側とCPU側とを絶縁するためのトランス14とを組み
合わせて構成することができる。
【0007】このI/F回路6を備えたHHT5は、H
HT5を初めてフィールド機器ループ4へ接続したとき
フィールド機器ループ4からコンデンサ13へ瞬間的
(例えば1秒以下)に電流が流れ込み充電される。この
充電電流はフィールド機器ループ4を流れているアナロ
グ信号に重畳される。
【0008】また、HHT5をフィールド機器ループ4
から取り外した後に他のフィールド機器ループへ接続す
る場合がある。このような場合、フィールド機器ループ
の接続場所の電位がコンデンサ13の電位と異なってい
るとフィールド機器ループへ電流が流れ出す放電が生じ
る。この放電電流もフィールド機器ループ4を流れてい
るアナログ信号に重畳される。
【0009】上記した充電電流/放電電流(以下、「突
変電流」と呼ぶ)がアナログ信号に対して無視できない
量になると測定誤差となる可能性がある。受信計器の入
力段には通常は数十ms程度のローパスフィルタが挿入
されているので、瞬間的な現象である突変電流は無視で
きる場合が多い。
【0010】しかし、高速応答を要求されるシステムで
は、受信計器の入力段に設けるローパスフィルタの時定
数を大きくするにも限界があるため、突変電流による測
定誤差が生じる可能性がある。特に、制御監視装置によ
り自動制御がなされているフィールド機器ループ4で通
信を行う場合は、HHT5接続の影響で制御に支障をき
たす可能性がある。
【0011】また、HHT5をフィールド機器ループ4
に接続して送信を行うとき、HHT5のケーブルが切断
されているか否かを即座に判断することができなかっ
た。また、いつ再接続されたかを判断することができな
かった。そのために、ケーブルが切断されているにも拘
らずフィールド機器ループ4に接続して送信を行う可能
性があり、このような場合には正常な通信ができなかっ
た。ケーブルが断線していた場合には、一定の待ち時間
が経過してから再通信を試みて通信エラーとならなけれ
ば再接続されたものとして通信を行うようにしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の通
信装置は、アナログ信号に突変電流による誤差が生じた
り、又はケーブルの切断を判断できないために、正常な
データ通信が行えない可能性があった。
【0013】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、ケーブルの断線又は再接続をデータ送信前
に自己判断することができ、確実に正常なデータ通信が
行える通信装置を提供することを目的とする。
【0014】本発明の他の目的は、フィールド機器ルー
プへの接続時、アナログ信号に突変電流による誤差が生
じるのを防止でき信頼性の高いデータ通信が行える通信
装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。請求項1に対
応する本発明は、圧力、流量等のプロセス量に応じたア
ナログ信号を出力するフィールド機器、このフィールド
機器を含んだ閉ループを形成する信号線、この信号線に
介挿された負荷抵抗から構成されるフィールド機器ルー
プ上に通信信号を重畳してデータの送受信を行い前記フ
ィールド機器ループに対して接離可能な通信装置におい
て、前記フィールド機器ループの負荷抵抗の両端間に現
れる電圧が装置本体内へアナログ信号を取り込む経路を
介して印加される電圧測定手段と、データの送信または
受信を行う直前に前記電圧測定手段が測定した電圧に基
づいてケーブル切断の有無を判断する自己判断手段とを
備える。
【0016】本発明によれば、フィールド機器ループに
流れている典型的には4〜20mAの電流により負荷抵
抗の両端に1V以上の電圧が現れ、この電圧が装置本体
内へアナログ信号を取り込む経路を介して電圧測定手段
へ印加される。従って、ケーブルが断線していなければ
電圧測定手段で1V以上の電圧が測定される。自己判断
手段では、データの送受信を行う直前に電圧測定手段が
測定した電圧の大きさをチェックすることによりケーブ
ル切断の有無を判断することができる。
【0017】請求項2に対応する本発明は、上記した通
信装置において、自己判断手段が、ケーブルが断線して
いると判断した後、電圧測定手段が測定する電圧を監視
してケーブルが再接続されたか否か判断するようにし
た。
【0018】本発明によれば、ケーブルが再接続された
ことを知ることができ、ケーブルの再接続後に即座に通
信を行うことができる。請求項3に対応する本発明は、
圧力、流量等のプロセス量に応じたアナログ信号を出力
するフィールド機器、このフィールド機器を含んだ閉ル
ープを形成する信号線、この信号線に介挿された負荷抵
抗から構成されるフィールド機器ループ上に通信信号を
重畳してデータの送受信を行い前記フィールド機器ルー
プに対して接離可能な通信装置において、前記負荷抵抗
の両端間に接続したインターフェイス回路により装置本
体内に取り込んだアナログ信号の直流成分をカットする
と共に交流成分を通過させる容量が可変のフィルタ手段
と、前記フィルタ手段の容量を通信状態に応じて制御す
る容量制御手段とを備える。
【0019】本発明によれば、負荷抵抗の両端間に接続
したインターフェイス回路により装置本体内に取り込ん
だアナログ信号の直流成分がフィルタ手段によりカット
されると共に交流成分が通過して通信信号成分として取
り込まれる。また、フィルタ手段の容量が容量制御手段
により通信状態に応じて制御される。フィルタ手段の容
量とループ接続箇所の電圧との関係により突変電流の大
きさが決まるのでフィルタ手段の容量を制御することに
より突変電流による測定誤差を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (第1の実施形態)図1は、第1の実施形態に係る通信
装置のI/F回路の構成を示している。この通信装置の
全体構成は前述した図10に示すHHTと同様であり、
I/F回路の構成及びCPUの処理内容がHHT5と相
違している。
【0021】この通信装置に備えたI/F回路は、フィ
ールド機器ループ4上の負荷抵抗3の両端に対して接続
されるコンデンサ13とトランス14とからなる直列回
路を有する。直列回路には、フィールド機器ループ4へ
の接続端子とコンデンサ13との間に抵抗15及びスイ
ッチ16が直列に介挿されている。
【0022】スイッチ17を有する通信パスが抵抗15
に対して並列に接続されている。スイッチ17がオンし
たとき電流が抵抗15をバイパスして通信経路に流れる
ようにしている。スイッチ16は、抵抗15をコンデン
サ13へ接続する端子1とA/D変換器18の入力端子
へ接続する端子2とを有している。A/D変換器18
は、I/F回路内に設けた電源19によって動作し、抵
抗15の両端間に現れる電圧値をデジタル信号に変換し
て出力する。
【0023】CPU8がスイッチ16及びスイッチ17
のオンオフ制御を行っており、またA/D変換器18か
ら出力されるデジタル信号を取り込んでいる。CPU8
とスイッチ16、スイッチ17及びA/D変換器18と
の間はトランス20を介して絶縁している。
【0024】次に、以上のように構成された通信装置の
動作について説明する。この通信装置をフィールド機器
ループ4に接続する場合、CPU8からの指令により通
信パスのスイッチ17をオフすると共にスイッチ16を
端子1側に接続しておく。この状態でI/F回路をフィ
ールド機器ループ4の負荷抵抗3の両端間に接続すると
フィールド機器ループ4からI/F回路のコンデンサ1
3に対して電流が抵抗15を通って流れ込む。このと
き、フィールド機器ループ4からコンデンサ13へ流入
する電流は抵抗15を通過することによりピーク電圧が
大幅に下げられる。
【0025】図2に従来の通信装置と本実施形態との突
変電流の比較例を示している。図2(a)に示すように
従来の通信装置で発生した突変電流21はピーク値の大
きいピーク波形を示しているが、同図(b)に示すよう
に本実施形態では同じ電位差であったとしても抵抗15
によりピーク値が大幅に下げられた電流波形となる。
【0026】この通信装置をフィールド機器ループ4に
接続した後は、CPU8からの指令により通信パスのス
イッチ17をオンする。これにより通常の通信時には抵
抗15をバイパスして通信パスを通って電流信号が流れ
通信に支障をきたすことは無い。
【0027】この通信装置は、フィールド機器と通信を
行わないときはスイッチ16を端子1側に接続すると共
に、パス経路のスイッチ17をオフにしておく。そして
通信を行う直前にスイッチ16を端子2側に切換えて現
在の電圧を測定する。すなわち、スイッチ16を端子2
側に切換えると、フィールド機器ループ4に流れている
直流4〜20mAにより負荷抵抗3の両端に発生した電
圧がスイッチ16の端子2を介してA/D変換器18の
アナログ入力端子に印加される。A/D変換器18のア
ナログ入力端子に印加された電圧値をデジタル信号に変
換してデジタル出力端子からCPU8に出力する。
【0028】ここで、フィールド機器ループ4に流れて
いるアナログ電流が直流4〜20mAであり負荷抵抗3
の抵抗値が250オームであれば、負荷抵抗3の両端電
圧として1〜5V程度の電圧が発生する。HHTのケー
ブルがI/F回路の内部において途中で断線していなけ
れば、A/D変換器18で最低1V程度の電圧が測定で
きる。従って、CPU8ではA/D変換器18から入力
するデジタル信号が1V以上の電圧を示していればケー
ブル切断は無いと判断する。
【0029】CPU8は、ケーブル切断が無いと判断し
たときはスイッチ16を端子1側に戻すと共に通信パス
のスイッチ17をオン状態にする。このスイッチ操作が
完了してから通信を再開する。
【0030】また、CPU8ではA/D変換器18から
入力するデジタル信号が1Vよりも小さくケーブル切断
の可能性があれば、ケーブル切断と判断してスイッチ1
6を端子1側に戻した後に表示装置11に通信エラーを
表示する。ケーブル切断と判断した後は、ケーブルが再
接続されるまでデータの送信を行わない。エラー表示後
はスイッチ16を端子2側に接続する。
【0031】ケーブルが再接続されると、A/D変換器
18のアナログ入力端子に最低1V程度の電圧が印加さ
れるので、CPU8でA/D変換器18のデジタル出力
信号をモニタすることによりケーブルの再接続を確認す
ることができる。そして、ケーブルの再接続が確認され
たならばプログラムによるタイマーを掛け、その間に抵
抗15を介してコンデンサ13に徐々に電荷を蓄積す
る。又はコンデンサ13に蓄積されていた電荷を放出す
る。この処理を行った後にデータの送信を開始する。
【0032】このように本実施形態によれば、データ送
信を実行する直前に負荷抵抗3の両端間に生じている電
圧を測定し、その測定電圧に基づいてケーブル切断の有
無を判断するようにしたので、ケーブルが断線している
状態での通信を事前に中止することができ、正常な通信
のみを実行することができる。
【0033】本実施形態によれば、ケーブルの断線を検
出後に、負荷抵抗3の両端間に生じている電圧を測定し
てケーブルの再接続を検出するようにしたので、一定の
待ち時間を設けること無く、ケーブルの再接続があれば
即座に通信を再開することができ、ケーブルの再接続か
ら通信の開始までの時間を短縮することができる。
【0034】本実施形態によれば、突変電流の発生が予
想されるループ接続時は抵抗15を介して電流を流すよ
うにしたので、突変電流のピーク値を大幅に下げること
ができ、測定誤差の発生を防ぐことができる。
【0035】なお、上記した第1の実施形態において、
通信を行っていない時はスイッチ16を端子2側に接続
してA/D変換器18に常に電圧情報を入力しておき、
ケーブルが断線したときにはA/D変換器18に断線し
たという情報を残し、通信を行う直前にCPU8がA/
D変換器18の電圧を読みとる。そして、ケーブルが接
続されていることを確認してからスイッチ16を端子1
側に切り換えて通信を行うようにする。又は、通信を行
っていない時はスイッチ16を端子2側に接続してA/
D変換器18からCPU8へ常に電圧情報を入力して断
線の有無を判断できるようにすることができる。
【0036】(第2の実施形態)図2は、第2の実施形
態に係る通信装置のI/F回路の構成を示している。こ
の通信装置の全体構成は前述した図10に示すHHTと
同様であり、I/F回路の構成及びCPUの処理内容が
HHT5と相違している。また、上述した第1の実施形
態の通信装置に備えたI/F回路と同一部分には同一符
号を付している。
【0037】この通信装置に備えたI/F回路は、容量
が可変のコンデンサ(以下、「可変容量式コンデンサ」
と呼ぶ)22とトランス14とからなり直列回路の両端
がフィールド機器ループ14上の負荷抵抗3の両端に対
して接続される。直列回路には、フィールド機器ループ
14への接続端子と可変容量式コンデンサ22との間に
スイッチ16が直列に介挿されている。この可変容量式
コンデンサ22を動作させるための電源(不図示)とC
PU等との間を絶縁するために可変容量式コンデンサ2
2とCPU8との間をトランス20−1を介して接続し
ている。
【0038】また、スイッチ16の端子2をA/D変換
器18のアナログ入力端子に接続し、A/D変換器18
のデジタル出力端子をトランス20−2を介してCPU
20−2に接続している。
【0039】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。この通信装置は、フィールド機
器と通信を行わないときは、CPU8からの指令により
スイッチ16を端子1側に接続すると共に、図4(a)
に示すように可変容量式コンデンサ22の容量を小さく
しておく。通信を行う直前にスイッチ16を端子2側に
接続して、上述した第1の実施形態と同様に、フィール
ド機器ループ4上にある負荷抵抗3の両端に発生した現
在の電圧をA/D変換器18にて測定する。
【0040】A/D変換器18で現在の電圧を測定して
いるとき、可変容量式コンデンサ22の容量を徐々に大
きくする。CPU8でケーブルが接続されていると判断
した場合には、本通信装置がデータ送信のための処理を
している間に可変容量式コンデンサ22の容量を徐々に
さらに大きくする。A/D変換器18にて測定された現
在の電圧と可変容量式コンデンサ22の容量とがほぼ平
衡状態となったならばスイッチ16を端子1側に接続し
てデータの送信を開始する。従って、可変容量式コンデ
ンサ22に充電されることにより生じる電流のピーク波
形は図4(b)に示すように無視できるほどに小さなも
のとなる。
【0041】また、CPU8でケーブルが断線している
と判断した場合には、可変容量式コンデンサ22の容量
を徐々に小さくして可変容量式コンデンサ22からルー
プ側へ大きな放電電流が流れ込まないようにする。
【0042】図5は、本通信装置の通信状態と可変容量
式コンデンサ22の容量との関係を示している。可変容
量式コンデンサ22の容量をループ接続場所の電圧とほ
ぼ平衡するまで上げてから通信(送信及び受信)を開始
するようにしている。
【0043】このように本実施形態によれば、アナログ
信号成分を阻止するコンデンサとして可変容量式コンデ
ンサ22を設け、ケーブルの接続を確認し、かつ可変容
量式コンデンサ22とループ接続場所の電圧とを平衡さ
せてから通信を開始するようにしたので、ケーブルが断
線している状態での通信を事前に中止することができる
と共に、ケーブルの再接続があれば即座に通信を再開す
ることができる。またループ接続箇所とコンデンサとの
電位差による突変電流の発生を防止することができる。
【0044】(第3の実施形態)図6は、第3の実施形
態に係る通信装置のI/F回路の構成を示している。こ
の通信装置の全体構成は前述した図10に示すHHTと
同様であり、I/F回路の構成及びCPUの処理内容が
HHT5と相違している。また、上述した第2の実施形
態の通信装置に備えたI/F回路と同一部分には同一符
号を付している。
【0045】この通信装置に備えたI/F回路は、スイ
ッチ16と可変容量式コンデンサ22との間に可変抵抗
23を介挿している。可変抵抗23は、可変容量式コン
デンサ22と同じ電源にて動作させる。そして可変抵抗
23とCPU等との間をトランス20−3を介して絶縁
する。
【0046】このような実施形態では、スイッチ16を
端子2側に接続ことによりA/D変換器18にて現在の
電圧を測定することができ、CPU8にて現在の電圧値
に基づいてケーブル切断の有無を判断することができ
る。また、データの送信を行う直前に可変抵抗23の抵
抗値を十分に上げてからスイッチ16を端子1側に接続
ことにより突変電流の発生を防止することができ、デー
タ通信を行っている間は可変抵抗23の抵抗値を下げて
おくことにより通信への影響を回避できる。
【0047】図6に示す例では、アナログ信号成分をカ
ットするために可変容量式コンデンサ22を使用してい
るが、通常のコンデンサを使用しても問題ない。 (第4の実施形態)図7は、第4の実施形態に係る通信
装置のI/F回路の構成を示している。この通信装置の
全体構成は前述した図10に示すHHTと同様であり、
I/F回路の構成及びCPUの処理内容がHHT5と相
違している。また、上述した第2の実施形態の通信装置
に備えたI/F回路と同一部分には同一符号を付してい
る。
【0048】この通信装置に備えたI/F回路は、可変
容量式コンデンサ22とトランス14との間に抵抗31
を介挿し、この抵抗31により生じさせた可変容量式コ
ンデンサ22の両端間の電圧をA/D変換器32で検出
するように構成している。A/D変換器32の動作はス
イッチ33により入切りする事ができる。また、通信時
には通信パスを形成するスイッチ34を抵抗31に対し
て並列に設けている。
【0049】このような実施形態では、スイッチ16を
端子2側に接続ことによりA/D変換器18にて現在の
電圧を測定することができ、CPU8にて現在の電圧値
に基づいてケーブル切断の有無を判断することができ
る。
【0050】また、通信装置が通信を行っていないとき
はスイッチ16を端子1側に接続すると共にスイッチ3
3をオン、スイッチ34をオフすることにより、A/D
変換器32で可変容量式コンデンサ22の電圧を常に測
定する。A/D変換器32で測定された電圧値を取り込
んだCPU8が最適な容量値をプログラムにより制御す
る。すなわち、可変容量式コンデンサ22の電圧に応じ
て可変容量式コンデンサ22の容量をCPU8からの指
令により最適化する。
【0051】通信を行う場合は、可変容量式コンデンサ
22の容量が最適化されているのでスイッチ34をオン
する(スイッチ16は端子1側のまま)だけで通信可能
な状態になる。
【0052】(第5の実施形態)図8は、第5の実施形
態に係る通信装置のI/F回路の構成を示している。こ
の通信装置の全体構成は前述した図10に示すHHTと
同様であり、I/F回路の構成及びCPUの処理内容が
HHT5と相違している。また、上述した第1の実施形
態の通信装置に備えたI/F回路と同一部分には同一符
号を付している。
【0053】この通信装置に備えたI/F回路は、コン
デンサ13に対して複数のコンデンサ13−1〜13−
nを並列接続し、各コンデンサ13−1〜13−n毎に
設けたスイッチ35−1〜35−nにより容量を可変さ
せるように構成されている。
【0054】このように構成された本実施形態では、例
えば2個のコンデンサ13,13−1を並列接続してい
る場合、通信を行っていないときはスイッチ35−1を
オンしておき、通信を行う直前にスイッチ35−1をオ
フする。これによりI/F回路側のコンデンサ容量が小
さくなり、フィールド機器ループ4からの突変電流が非
常に小さなものとなる。通信を行うときは、スイッチ3
5−1をオンする。本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
変形実施可能である。
【0055】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ケ
ーブルの断線又は再接続をデータ送信前に自己判断する
ことができ、確実に正常なデータ通信が行える通信装置
を提供できる。
【0056】本発明によれば、フィールド機器ループへ
の接続時、アナログ信号に突変電流による誤差が生じる
のを防止でき信頼性の高いデータ通信が行える通信装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信装置のI/
F回路部分の構成図である。
【図2】第1の実施形態と従来の通信装置との突変電流
の比較例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る通信装置のI/
F回路部分の構成図である。
【図4】第2の実施形態に係る通信装置における可変容
量式コンデンサの容量変化と電流との関係を示す図であ
る。
【図5】第2の実施形態に係る通信装置における通信状
態と可変容量式コンデンサの容量変化との関係を示す図
である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る通信装置のI/
F回路部分の構成図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る通信装置のI/
F回路部分の構成図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る通信装置のI/
F回路部分の構成図である。
【図9】フィールド機器ループとHHTとの接続関係を
示す図である。
【図10】従来のHHTの内部構成を示す機能ブロック
である。
【図11】従来のHHTに備えたI/F回路の構成図で
ある。
【符号の説明】
8…CPU、13…コンデンサ、14…トランス、15
…抵抗、16…スイッチ、17…スイッチ、18…A/
D変換器、19…電源、22…可変容量式コンデンサ、
23…可変抵抗。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力、流量等のプロセス量に応じたアナ
    ログ信号を出力するフィールド機器、このフィールド機
    器を含んだ閉ループを形成する信号線、この信号線に介
    挿された負荷抵抗から構成されるフィールド機器ループ
    上に通信信号を重畳してデータの送受信を行い前記フィ
    ールド機器ループに対して接離可能な通信装置におい
    て、 前記フィールド機器ループの負荷抵抗の両端間に現れる
    電圧が装置本体内へアナログ信号を取り込む経路を介し
    て印加される電圧測定手段と、データの送信または受信
    を行う直前に前記電圧測定手段が測定した電圧に基づい
    てケーブル切断の有無を判断する自己判断手段とを具備
    したことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 前記自己判断手段は、ケーブルが断線していると判断し
    た後、前記電圧測定手段が測定する電圧を監視してケー
    ブルが再接続されたか否か判断することを特徴とする通
    信装置。
  3. 【請求項3】 圧力、流量等のプロセス量に応じたアナ
    ログ信号を出力するフィールド機器、このフィールド機
    器を含んだ閉ループを形成する信号線、この信号線に介
    挿された負荷抵抗から構成されるフィールド機器ループ
    上に通信信号を重畳してデータの送受信を行い前記フィ
    ールド機器ループに対して接離可能な通信装置におい
    て、 前記負荷抵抗の両端間に接続したインターフェイス回路
    により装置本体内に取り込んだアナログ信号の直流成分
    をカットすると共に交流成分を通過させる容量が可変の
    フィルタ手段と、前記フィルタ手段の容量を通信状態に
    応じて制御する容量制御手段とを具備したことを特徴と
    する通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016174915A (ja) * 2009-09-18 2016-10-06 セント ジュード メディカル コーディネイション センター ベーファウベーアー 傍受装置
US9839357B2 (en) 2009-09-18 2017-12-12 St. Jude Medical Coordination Center Bvba Device for acquiring physiological variables measured in a body

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