JPH0961653A - 光ファイバ接続器用接続工具 - Google Patents

光ファイバ接続器用接続工具

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JPH0961653A
JPH0961653A JP21376095A JP21376095A JPH0961653A JP H0961653 A JPH0961653 A JP H0961653A JP 21376095 A JP21376095 A JP 21376095A JP 21376095 A JP21376095 A JP 21376095A JP H0961653 A JPH0961653 A JP H0961653A
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fiber connector
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optical
connection
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Toshiyuki Tanaka
利行 田中
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の光ファイバが突き合わせ接続された光
ファイバ接続器においては、接続された光ファイバの接
続部に突き合わせ力が働かないため、接続された光特性
を長期間維持することが困難であった。 【解決手段】 光ファイバ接続器(15)を脱着自在に
支持する支持台(16)と、前記支持台に接近離間自在
に設けられ、光ファイバホルダ(40)を着脱自在に位
置決め支持する移動台(25)と、前記移動台を前記支
持台の方向に付勢する付勢手段(49)と、前記移動台
を前記支持台から離間した位置に係止する係止手段(4
6、48)と、前記付勢手段の付勢力を緩衝する緩衝手
段(60)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メカニカルスプラ
イスと呼ばれる光ファイバの突き合わせ接続に用いられ
れる、特に信頼性の高い光ファイバ接続器用接続工具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバの接続器においては、
突き合わせた一対の光ファイバを同一のハウジング内に
固定する位置決め構造が取られている。すなわち、光フ
ァイバ接続器の位置決め調心構造としては、(1)精密
細管(以下、マイクロキャピラリと呼ぶ)内にその両端
から光ファイバを挿入して突き合わせる構造、(2)位
置決め溝を用いて光ファイバ同士を突き合わせる構造、
(3)3本の精密ロッドまたは3個の精密ボールの中心
に光ファイバを担持して、位置決めする構造などがあ
る。これらは何れも接続部に接着剤を用いるなどの理由
により、接続切り替えを行うことが困難であった。そこ
で、接続切り替えが可能な光ファイバ接続器として、中
心に光ファイバを調心支持する位置決め溝を有するロッ
ドを二つ割りとし、その位置決め溝内に光ファイバを挿
入して突き合わせ、外部から2つ割ロッドを締め付けて
光ファイバを挟持する接続器が用いられるようになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の2つ
割ロッドを用いた光ファイバ接続器は、長期の信頼性に
問題があった。すなわち、光ファイバが接続された状態
で長期間保持されると、その接続損失が次第に増加し、
ついには接続が断続する欠点があった。接続損失の経時
的増加は、両光ファイバの接続面に付与されている接続
圧が次第に緩和し、接続面の接触が次第に緩和すること
に起因し、突き合わせられた両光ファイバの突き合わせ
部が僅かずつ離間することが原因と考えられた。長期間
接続特性を維持するためには、接続部に突き合わせ力を
付与する必要があるが、本光ファイバ接続器は、小型で
あり、ネジの締め込みのみによって充分な突き合わせ力
を付与することは困難であることが問題であった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、光ファイバを切り替え可能に接続し、かつ長期間
その接続特性が維持可能な光ファイバ接続器用接続工具
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ接続
器用接続装置は、前記課題を解決するため以下の構成の
装置および接続方法を採用した。すなわち、光ファイバ
接続器(15)を脱着自在に支持する支持台(16)
と、前記支持台に接近離間自在に設けられ、光ファイバ
ホルダ(40)を着脱自在に位置決め支持する移動台
(25)と、前記移動台を前記支持台に付勢する付勢手
段と、前記移動台を前記支持台から離間した位置に係止
する係止手段(46、48)と、前記付勢手段の付勢力
を緩衝する緩衝手段(60)とを備えることを特徴とし
ている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の光ファイバ接続
器用接続工具の第一の実施の形態を図1から図4を参照
して説明する。図1の符号1は本発明の光ファイバ接続
器用接続工具である。図1に示されるように、本光ファ
イバ接続器用接続工具1は、光ファイバ接続器15と、
光ファイバホルダー40が、上面の凹部26内に位置決
めされて固定され、かつ移動可能に構成された移動台2
5と、前記移動台25を前記光ファイバ接続器15から
離間させた位置に係止するための係止フック48からな
っている。
【0007】図2に示すように、本光ファイバ接続器用
接続工具1は、その全体が、固定台12上に配置されて
いる。固定台12の一方の端部には、ケーシング17が
載置固定され、該ケーシングの上部に支持台16が固定
ナット16aによって固定され、この支持台16上に光
ファイバ接続器15が着脱自在に支持されている。な
お、光ファイバ接続器15は、例えば、平成7年特許願
第202553号に記述されているように、中心軸に光
ファイバを保持するV溝を有するロッドが2つ割とさ
れ、光ファイバA、Bをその中心部で接続した状態で、
中央および両端部のネジ15b、15a、15cによっ
て、締め付けることによって、光ファイバを接続する構
造とされている。
【0008】図2、図3に示すように、本光ファイバ接
続器用接続工具1には、固定台12の両端部に設けられ
たケーシング17、48に2本のシャフト20、21が
ネジ留めされ固定されている。前記移動台25の下部に
設けられた挿通孔に、前記シャフト20、21が挿通さ
れ、移動台25はこれらシャフト20、21に案内され
て移動する。なお、移動台25に移動を円滑に精度良く
行わせるために、移動台25の前記シャフトの挿通する
端部には小型のリニアブッシング38、39、44が取
り付けられている。移動台25の光ファイバ接続器15
から離間する方向への移動はハンドル28を把持し、ハ
ンドル28を図の右側に移動させることによって行われ
る。
【0009】図4は、移動台25の上面を示している。
移動台25には、光ファイバホルダ40が嵌合される凹
部26が設けられ、この凹部26内に嵌合される光ファ
イバホルダ40を前記支持台側に押圧し、凹部の支持台
側に押しつけるためのミニボールプランジャ27が設け
られている。また、光ファイバホルダー40が前記凹部
に嵌合された際、光ファイバ接続器15に挿入される光
ファイバを保持するため、3個の角溝30、31、32
が移動台25上面に中心の位置を揃えて、設置されてい
る。特に、これら角溝30、31、32の中間に位置す
る角溝31は、スーパーシャフト35によって支持され
るカバー36によって覆われる構造とされている。カバ
ー36を角溝31にかぶせることによって、光ファイバ
ホルダ40から延出する光ファイバを移動台25の上面
に押しつけて保持する役割を持つ。
【0010】なお、光ファイバホルダ40は、一本の光
ファイバを挟持し、この光ファイバホルダ40から延出
する光ファイバBを所定の長さに、しかも突き合わせ接
続の接続端面とするため、長手方向に対して直角に、凹
凸のない端面にカットする光ファイバカッタ用の工具で
ある。本実施の形態においては、光ファイバ接続器15
内で、接続するため必要な長さに一方をカットし、カッ
タから光ファイバホルダを外し、そのまま、所定の長さ
に切断された光ファイバを前記支持台方向に向けて移動
台上の凹部26に入れる。
【0011】光ファイバホルダ40は、ベース部材40
a上に、光ファイバBの光ファイバ接続器15に挿入さ
れる片側を挟持する挟持部40b、その反対側を挟持す
る被覆挟持部40c、光ファイバをベース部材に押しつ
けるカバー部40dからなっている、そして、カバー4
0dを閉めた状態で、移動台25上の凹部26に嵌合さ
れる。
【0012】図2に示すように、移動台25の端面に
は、ハンドル28が設けられている。ハンドル28は、
前記光ファイバホルダ40の嵌合される凹部26の下面
に接して、直角に曲げられたピン29と連結され、この
ピン29は、ハンドル28を矢印X方向に倒すことによ
って、前記ピン29が、上方に回動し嵌合されている光
ファイバホルダ40を凹部から押し出す役割を持つ。な
お、ハンドル28には移動台25から突設された支持棒
33との間にバネ34が掛けられ、光ファイバホルダ4
0を凹部から押しだした後には、自動的に垂直位置に戻
る。
【0013】移動台25は、その下面に前記シャフト2
0、21が挿通する摺動台37が結合されている。摺動
台37はシャフト20、21の挿通孔を有すると共に、
その挿通孔の両開口部には移動台40の移動が精密に行
われるように、ミニチュアブッシング38、39が取り
付けられている。さらに、前記摺動台37には、留め具
42によって固定され、シャフト20、21が挿通する
摺動部材43が固定されている。この摺動部材43は、
シャフト挿通孔の開口部にミニチュアブッシング44を
有すると共に、後述のフック48と係合する係合凹部4
6と、後述の空気圧シリンダ60のピストン61が固定
される固定板45を有している。
【0014】前記固定台12の光ファイバ接続器15と
反対の端部には、ケーシング47が設けられている。こ
のケーシング47には、前記シャフト20、21が固定
されると共に、図3に示すように、一方のシャフト20
に付勢手段としての圧縮コイルバネ49が取り付けられ
ている。また、このケーシング47の中央部上面には、
前記係合凹部と係合する係合フック48が設けられてい
る。この係合フック48は、支点48aを中心に回動自
在に取り付けられていて、押しボタン50を押して一端
を押下げると多端が上方に持ち上げられるようになって
いる。また押しボタン50の下部にはバネ51が設けら
れ、押しボタン50を離すと係合フック48は、水平に
復帰するように構成されている。
【0015】前記摺動部材43に設けられた固定板45
は、緩衝手段としての空気圧シリンダ60のピストン6
1を固定するために用いられる。空気圧シリンダ60の
本体は固定台12上の支持部材62に支持固定されてい
る。接続を行う際には、移動台25はハンドル28をも
ち手動によって、支持台16から離間する方向に動かさ
れる。そして、係止フック48が係合凹部46に係止さ
れると、シリンダ20の端部に設けられた圧縮スプリン
グ49によって、移動台25は支持台15側方向への付
勢される。すなわち、圧縮スプリング49は、付勢手段
として作用する。
【0016】係合凹部46に係止された係止フック48
を、押しボタン50を押すことにより外すと、摺動部材
43、摺動台37を含む移動台25は、支持台16の方
向に付勢されているため、移動を開始する。空気圧シリ
ンダ60は、そのピストンが支持台16側に戻る作用が
あると共に、移動台25の移動に付加される付勢力を緩
衝する緩衝作用を有するので、移動台25はゆっくり支
持台側に移動し空気圧シリンダのピストン停止位置に停
止する。すなわち、空気圧シリンダ60は、移動台25
の移動に対する付勢手段の付勢力を緩衝する緩衝手段と
して作用する。
【0017】上述の構成を有する本光ファイバ接続器用
接続工具1による一対の光ファイバA、Bの接続の方法
に付いてのべる。 (1)光ファイバ接続器15のネジ15a、15b、1
5cを緩め、一方の光ファイバAの先端を裸線とし、左
側から光ファイバ接続器15の一端(図中左側)から挿
入する。裸線光ファイバの先端を光ファイバ接続器の中
央に位置させた状態で、左側ネジ15aを締めて、光フ
ァイバAの被覆を固定する。
【0018】(2)移動台25を、支持台15から離間
する方向(図中右側)にハンドル28を手動により引
き、移動台25と結合した移動部材43の上面の係合凹
部46に係合フック48を掛け、移動台25を係止す
る。 (3)一方の光ファイバBを光ファイバホルダ40に挿
通させ、光ファイバカバー40dを掛けた状態で、光フ
ァイバ接続器15ホルダの片側から延出する部分を裸フ
ァイバとする。そして、光ファイバカッタによって、裸
ファイバの先端を接続可能な長さにカットする。カット
された一端を光ファイバ接続器15の方向に向けて、光
ファイバBを挟持した光ファイバホルダ40を移動台上
面の凹部26に嵌合し、ミニボールプランジャ27によ
って、光ファイバホルダを支持台側に押しつけて位置決
めをする。その後、裸ファイバを角溝30、31、32
に通した上、光ファイバBのカットされた端部を光ファ
イバ接続器15内に挿入し、その先端を光ファイバAの
端面と突き合わせる。そして、光ファイバBを通した角
溝31にはカバー36を掛ける。
【0019】(4)押しボタン50を押し、係合凹部4
6に係止されている係合フック48を外す。係合フック
48を外すことにより、移動台25は、圧縮スプリング
49に付勢されて光ファイバ接続器15側に移動する。
一方、移動台25は、空気圧シリンダ60のダンパ作用
を受け、移動台25は前記付勢力が緩和されてゆっくり
と移動し空気圧シリンダ60のピストン61停止位置に
停止する。この結果、光ファイバBは、光接続器15と
移動台上の角溝31の間に撓みを生じ、この撓みの弾性
力が光ファイバの突き合わせ力となる。 (5)次いで、光ファイバ接続器15の右側ネジ15c
を締め、右側光ファイバBの被覆を固定した上で、中央
のネジ5bを締めて、接続部を締め付ける。 上記手順により、光ファイバを接続することによって、
光ファイバ接続器15内の光ファイバ接続部には、常に
突き合わせ力が作用し、長期間に亘って接続特性が維持
されることが確認された。
【0020】本光ファイバ接続器用接続工具1は、上述
の実施の形態がその一例であるが、上述の他に幾つかの
実施の形態が採用できる。図5、6に示す光ファイバ接
続器用接続工具2は第2の実施の形態である。光ファイ
バ接続器用接続工具2は、その基本的な構成は前記光フ
ァイバ接続器用接続工具1と同様であるが、この場合、
空気圧シリンダ60に換えて、ドラム66に定荷重バネ
65を巻き付け、この定荷重バネ65を係止するダンパ
ガイド67からなる定荷重牽引機構63(三光発条社製
コンストンCS)を緩衝手段として用いている。すなわ
ち、図5、6に示すように、固定台12上に円形凹部6
4が設けられ、この円形凹部64に定荷重バネ65を巻
き付けたドラム66の中心軸を挿入してドラム66を固
定台12に固定する。一方、固定台12上の前記ドラム
と一定の距離離間して配置されているダンパガイド68
を固定し、このダンパガイド68に定荷重バネ65の一
端が固定され、さらにダンパガイド68の歯車(図示し
ない)とダンパネジ67が噛み合わされる。
【0021】この構成によって、光ファイバの仮接続が
完了し(前記手順(3)が終了)、移動台25の係合凹
部46に係止されていた係合フックが外されると、移動
台はシャフトの一端に設けられた圧縮バネ49によって
付勢され移動を開始し、前記定荷重バネ65、ダンパガ
イド68、ダンパネジ67の組み合わされた機構が衝撃
緩衝手段として作用し、移動台25は、ゆっくりと光フ
ァイバ接続器15の支持台16側に移動する。すなわ
ち、光ファイバは撓みを生じ、光ファイバ接続器15内
の光ファイバの接続部に突き合わせ力が発生する。前記
定荷重牽引機構63は、ドラム66とダンパガイド68
の間に取り付けられた定荷重バネ65が、移動台25を
支持台16側に引く作用をも有するので、ダンパガイド
68、ダンパネジ67と共に、付勢手段であると同時に
緩衝手段として作用する。
【0022】図7、8は、上述の2つの実施の形態と異
なった第3の実施の形態を示している。図7、8に示す
ように、本実施の形態においては、前記の第2の実施の
形態と同様、ドラム66、定荷重バネ65、ダンパガイ
ド68からなる定荷重牽引機構63を用いている。本実
施の形態の光ファイバ接続器用接続工具3においては、
移動台25を光ファイバ接続器15を支持する支持台1
6に対して、接近離間自在に移動させるためのシャフト
20、21を用いず、また移動台25を一時的に係止す
るため係合フック48を用いないことが特徴である。す
なわち、本実施の形態においては、前記定荷重バネ65
の一端を固定するダンパガイド68上を移動台が移動す
る機構とされ、さらに両端が直角に曲げられた圧縮コイ
ルバネ70を付勢手段として用いている。前記圧縮コイ
ルバネ70、その両端が直角に曲げられ、その一端は光
ファイバ接続器15を支持するケーシング17を挿通
し、他端は移動台25に結合された摺動台37の底部に
設けられた嵌合穴73に嵌合されている。そして、ハン
ドル28を手動により支持台16から離間する方向に引
くことにより移動台は移動し、圧縮コイルバネ70は伸
張し、移動台が支持台16に戻される方向に付勢され
る。
【0023】この第3の実施の形態においては、上述の
ように、第1および第2の実施の形態において用いられ
たシャフト20、21が取り除かれ、固定台12上に固
定されたダンパガイド68のギアに衝撃緩衝ネジ67が
噛み合い、前記圧縮コイルバネ70による付勢力を緩衝
する緩衝手段として作用する。
【0024】光ファイバA、Bを突き合わせ接続する場
合、突き合わせられた光ファイバの突き合わせ面に働く
突き合わせ力が維持できないことが問題であった。特
に、光ファイバ接続器15のように小型の接続器におい
ては、突き合わせ力を常に付与することは困難であっ
た。しかし、上述のように、小型の光ファイバ接続器1
5に接続工具を付加することにより、光ファイバBに撓
みを生ぜしめ、この弾性力によって、常に光ファイバ接
続器15内の接続部に一定の突き合わせ力を付加するこ
とによって接続特性の長期的安定性を確保することが可
能となった。
【0025】また、本発明の光ファイバ接続器用接続工
具によれば、光ファイバ接続器15が固定されているた
め、扱いが便利であり、突き合わせ力を安定に維持可能
であるばかりでなく、接続切り替えを短時間で行うこと
ができるなどの優れた効果が得られている。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バ接続器用接続工具は、光ファイバ接続器を脱着自在に
支持する支持台と、光ファイバホルダを載置固定し、光
ファイバ接続器に接近離間自在に移動可能な移動台と、
前記移動台を前記支持台方向に付勢する付勢手段と、前
記移動台を前記支持台から離間した位置に係止する係止
手段と、前記付勢手段の付勢力を緩衝する緩衝手段を備
えている。
【0027】従って、移動台を光ファイバ接続器から離
間した位置に係止し、この状態で、光ファイバ接続器に
おける仮接続を行った後、移動台を光ファイバ接続器に
近接した位置に戻すことにより光ファイバに撓みが生ず
る。この撓みの弾性力によって、光ファイバの突き合わ
せ接続部に突き合わせ力が付与される。光ファイバ接続
器は、小型であるため必ずしも充分な突き合わせ力を付
与することができない。しかし、上記のように、光ファ
イバ接続器用接続工具二よって突き合わせ力が付与され
ると、接続当初に良好な光特性が得られるばかりでな
く、接続部に常に突き合わせ力が作用しているため、長
期間に亘って、良好な光特性が維持される。
【0028】また、本発明の光ファイバ接続器用接続工
具によれば、光ファイバ接続器が固定されているため、
扱いが便利であり、突き合わせ力が容易に付与できるた
め、光ファイバの接続を作業性良く、短時間で行うこと
ができる。また、本光ファイバ接続器用接続工具によれ
ば、光ファイバに撓みを付与する作業において、光ファ
イバに損傷を与えないようショック吸収手段を設けてい
るため、光ファイバは損傷を受けることなく、しかも一
定方向に撓み、突き合わせ力が付与される。従って、信
頼性の高い接続を作業性良く行うことができ、また、光
ファイバは一定の方向に撓むため、収納し、管理するこ
とも容易であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の上部
の概略の構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第一
の実施の形態の構成を示す側面図である。
【図3】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第一
の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図4】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の移動
台上の配置と光ファイバホルダの構成を示す斜視図であ
る。
【図5】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第二
の実施の形態の構成を示す側面図である。
【図6】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第二
の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図7】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第三
の実施の形態の構成を示す側面図である。
【図8】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第三
の実施の形態の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
A、B 一対の光ファイバ 15 光ファイバ接続器
16 支持台 25 移動台 37 摺動台 40 光ファイバホルダ 46 係止手段(係止凹
部) 48 係止手段(係止フック) 49 付勢手段
(圧縮スプリング) 60 緩衝手段(空気圧シリンダ) 65 緩衝手段
(定荷重バネ) 70 係止手段(圧縮バネ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ接続器を保持し、該光ファイ
    バ接続器に挿入した一対の光ファイバを突き合わせ接続
    するための光ファイバ接続器用接続工具であって、光フ
    ァイバ接続器(15)を脱着自在に支持する支持台(1
    6)と、 前記支持台に接近離間自在に設けられ、光ファイバホル
    ダ(40)を着脱自在に位置決め支持する移動台(2
    5)と、 前記移動台を前記支持台方向に付勢する付勢手段と、 前記移動台を前記支持台から離間した位置に係止する係
    止手段(46、48)と、 前記付勢手段の付勢力を緩衝する緩衝手段(60)とを
    備えることを特徴とする光ファイバ接続器用接続工具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223342A (ja) * 2002-02-08 2009-10-01 Fujikura Ltd 光ファイバ接続方法及び光ファイバ接続工具

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JP2009223342A (ja) * 2002-02-08 2009-10-01 Fujikura Ltd 光ファイバ接続方法及び光ファイバ接続工具

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