JP3732558B2 - 光ファイバ接続器用接続工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メカニカルスプライスと呼ばれる光ファイバの突き合わせ接続に用いられれる、特に信頼性の高い光ファイバ接続器用接続工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバの接続器においては、突き合わせた一対の光ファイバを同一のハウジング内に固定する位置決め構造が取られている。すなわち、光ファイバ接続器の位置決め調心構造としては、(1)精密細管(以下、マイクロキャピラリと呼ぶ)内にその両端から光ファイバを挿入して突き合わせる構造、(2)位置決め溝を用いて光ファイバ同士を突き合わせる構造、(3)3本の精密ロッドまたは3個の精密ボールの中心に光ファイバを担持して、位置決めする構造などがある。これらは何れも接続部に接着剤を用いるなどの理由により、接続切り替えを行うことが困難であった。
そこで、接続切り替えが可能な光ファイバ接続器として、中心に光ファイバを調心支持する位置決め溝を有するロッドを二つ割りとし、その位置決め溝内に光ファイバを挿入して突き合わせ、外部から2つ割ロッドを締め付けて光ファイバを挟持する接続器が用いられるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の2つ割ロッドを用いた光ファイバ接続器は、長期の信頼性に問題があった。すなわち、光ファイバが接続された状態で長期間保持されると、その接続損失が次第に増加し、ついには接続が断続する欠点があった。接続損失の経時的増加は、両光ファイバの接続面に付与されている接続圧が次第に緩和し、接続面の接触が次第に緩和することに起因し、突き合わせられた両光ファイバの突き合わせ部が僅かずつ離間することが原因と考えられた。長期間接続特性を維持するためには、接続部に突き合わせ力を付与する必要があるが、本光ファイバ接続器は、小型であり、ネジの締め込みのみによって充分な突き合わせ力を付与することは困難であることが問題であった。
【0004】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、光ファイバを切り替え可能に接続し、かつ長期間その接続特性が維持可能な光ファイバ接続器用接続工具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ファイバ接続器用接続装置は、前記課題を解決するため以下の構成の装置を採用した。
すなわち、光ファイバ接続器を保持し、該光ファイバ接続器に挿入した一対の光ファイバを突き合わせ接続するための光ファイバ接続器用接続工具であって、光ファイバ接続器(15)を脱着自在に支持する支持台(16)と、前記支持台に接近離間自在に設けられ、光ファイバホルダ(40)を着脱自在に位置決め支持する移動台(25)と、前記移動台を前記支持台方向に付勢する付勢手段と、前記移動台を前記支持台から離間した位置に係止する係止手段(46、48)と、この係止手段の係止を外すことにより前記移動台を支持台に支持されている前記光ファイバ接続器側に移動させる前記付勢手段の付勢力を緩衝して、前記光ファイバホルダに挟持され光ファイバホルダの片側から延出された端部が前記光ファイバ接続器に挿入されている光ファイバに前記移動台と前記光ファイバ接続器との間にて撓みを生じさせる位置に前記移動台を停止させる緩衝手段(60)とを備え
前記移動台と前記光ファイバ接続器との間にて前記光ファイバに与えられた撓みの弾性力を前記光ファイバ接続器での光ファイバ同士の突き合わせ力として作用させるようになっていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の光ファイバ接続器用接続工具において、前記緩衝手段が空気圧シリンダであり、前記移動台が前記空気圧シリンダのピストンに固定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の光ファイバ接続器用接続工具において、前記移動台は、固定台(12)の両端部に設けられたケーシング(17、47)の架け渡すようにして設けられたシャフト(20、21)が挿通された挿通孔を有し、前記移動台は前記シャフトに案内されて移動するようになっており、
固定台の一方の端部の前記ケーシング(17)に前記支持台が固定され、固定台の他方の端部の前記ケーシング(47)に前記係止手段が設けられていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第一の実施の形態を図1から図4を参照して説明する。
図1の符号1は本発明の光ファイバ接続器用接続工具である。図1に示されるように、本光ファイバ接続器用接続工具1は、光ファイバ接続器15と、光ファイバホルダー40が、上面の凹部26内に位置決めされて固定され、かつ移動可能に構成された移動台25と、前記移動台25を前記光ファイバ接続器15から離間させた位置に係止するための係止フック48からなっている。
【0007】
図2に示すように、本光ファイバ接続器用接続工具1は、その全体が、固定台12上に配置されている。固定台12の一方の端部には、ケーシング17が載置固定され、該ケーシングの上部に支持台16が固定ナット16aによって固定され、この支持台16上に光ファイバ接続器15が着脱自在に支持されている。
なお、光ファイバ接続器15は、例えば、平成7年特許願第202553号に記述されているように、中心軸に光ファイバを保持するV溝を有するロッドが2つ割とされ、光ファイバA、Bをその中心部で接続した状態で、中央および両端部のネジ15b、15a、15cによって、締め付けることによって、光ファイバを接続する構造とされている。
【0008】
図2、図3に示すように、本光ファイバ接続器用接続工具1には、固定台12の両端部に設けられたケーシング17、47に2本のシャフト20、21がネジ留めされ固定されている。前記移動台25の下部に設けられた挿通孔に、前記シャフト20、21が挿通され、移動台25はこれらシャフト20、21に案内されて移動する。なお、移動台25に移動を円滑に精度良く行わせるために、移動台25の前記シャフトの挿通する端部には小型のリニアブッシング38、39、44が取り付けられている。移動台25の光ファイバ接続器15から離間する方向への移動はハンドル28を把持し、ハンドル28を図の右側に移動させることによって行われる。
【0009】
図4は、移動台25の上面を示している。移動台25には、光ファイバホルダ40が嵌合される凹部26が設けられ、この凹部26内に嵌合される光ファイバホルダ40を前記支持台側に押圧し、凹部の支持台側に押しつけるためのミニボールプランジャ27が設けられている。また、光ファイバホルダー40が前記凹部に嵌合された際、光ファイバ接続器15に挿入される光ファイバを保持するため、3個の角溝30、31、32が移動台25上面に中心の位置を揃えて、設置されている。特に、これら角溝30、31、32の中間に位置する角溝31は、スーパーシャフト35によって支持されるカバー36によって覆われる構造とされている。カバー36を角溝31にかぶせることによって、光ファイバホルダ40から延出する光ファイバを移動台25の上面に押しつけて保持する役割を持つ。
【0010】
なお、光ファイバホルダ40は、一本の光ファイバを挟持し、この光ファイバホルダ40から延出する光ファイバBを所定の長さに、しかも突き合わせ接続の接続端面とするため、長手方向に対して直角に、凹凸のない端面にカットする光ファイバカッタ用の工具である。本実施の形態においては、光ファイバ接続器15内で、接続するため必要な長さに一方をカットし、カッタから光ファイバホルダを外し、そのまま、所定の長さに切断された光ファイバを前記支持台方向に向けて移動台上の凹部26に入れる。
【0011】
光ファイバホルダ40は、ベース部材40a上に、光ファイバBの光ファイバ接続器15に挿入される片側を挟持する挟持部40b、その反対側を挟持する被覆挟持部40c、光ファイバをベース部材に押しつけるカバー部40dからなっている、そして、カバー40dを閉めた状態で、移動台25上の凹部26に嵌合される。
【0012】
図2に示すように、移動台25の端面には、ハンドル28が設けられている。ハンドル28は、前記光ファイバホルダ40の嵌合される凹部26の下面に接して、直角に曲げられたピン29と連結され、このピン29は、ハンドル28を矢印X方向に倒すことによって、前記ピン29が、上方に回動し嵌合されている光ファイバホルダ40を凹部から押し出す役割を持つ。なお、ハンドル28には移動台25から突設された支持棒33との間にバネ34が掛けられ、光ファイバホルダ40を凹部から押しだした後には、自動的に垂直位置に戻る。
【0013】
移動台25は、その下面に前記シャフト20、21が挿通する摺動台37が結合されている。摺動台37はシャフト20、21の挿通孔を有すると共に、その挿通孔の両開口部には移動台40の移動が精密に行われるように、ミニチュアブッシング38、39が取り付けられている。
さらに、前記摺動台37には、留め具42によって固定され、シャフト20、21が挿通する摺動部材43が固定されている。この摺動部材43は、シャフト挿通孔の開口部にミニチュアブッシング44を有すると共に、後述のフック48と係合する係合凹部46と、後述の空気圧シリンダ60のピストン61が固定される固定板45を有している。
【0014】
前記固定台12の光ファイバ接続器15と反対の端部には、ケーシング47が設けられている。このケーシング47には、前記シャフト20、21が固定されると共に、図3に示すように、一方のシャフト20に付勢手段としての圧縮コイルバネ49が取り付けられている。また、このケーシング47の中央部上面には、前記係合凹部と係合する係合フック48が設けられている。この係合フック48は、支点48aを中心に回動自在に取り付けられていて、押しボタン50を押して一端を押下げると多端が上方に持ち上げられるようになっている。また押しボタン50の下部にはバネ51が設けられ、押しボタン50を離すと係合フック48は、水平に復帰するように構成されている。
【0015】
前記摺動部材43に設けられた固定板45は、緩衝手段としての空気圧シリンダ60のピストン61を固定するために用いられる。空気圧シリンダ60の本体は固定台12上の支持部材62に支持固定されている。
接続を行う際には、移動台25はハンドル28をもち手動によって、支持台16から離間する方向に動かされる。そして、係止フック48が係合凹部46に係止されると、シリンダ20の端部に設けられた圧縮スプリング49によって、移動台25は支持台15側方向への付勢される。すなわち、圧縮スプリング49は、付勢手段として作用する。
【0016】
係合凹部46に係止された係止フック48を、押しボタン50を押すことにより外すと、摺動部材43、摺動台37を含む移動台25は、支持台16の方向に付勢されているため、移動を開始する。空気圧シリンダ60は、そのピストンが支持台16側に戻る作用があると共に、移動台25の移動に付加される付勢力を緩衝する緩衝作用を有するので、移動台25はゆっくり支持台側に移動し空気圧シリンダのピストン停止位置に停止する。すなわち、空気圧シリンダ60は、移動台25の移動に対する付勢手段の付勢力を緩衝する緩衝手段として作用する。
【0017】
上述の構成を有する本光ファイバ接続器用接続工具1による一対の光ファイバA、Bの接続の方法に付いてのべる。
(1)光ファイバ接続器15のネジ15a、15b、15cを緩め、一方の光ファイバAの先端を裸線とし、左側から光ファイバ接続器15の一端(図中左側)から挿入する。裸線光ファイバの先端を光ファイバ接続器の中央に位置させた状態で、左側ネジ15aを締めて、光ファイバAの被覆を固定する。
【0018】
(2)移動台25を、支持台15から離間する方向(図中右側)にハンドル28を手動により引き、移動台25と結合した移動部材43の上面の係合凹部46に係合フック48を掛け、移動台25を係止する。
(3)一方の光ファイバBを光ファイバホルダ40に挿通させ、光ファイバカバー40dを掛けた状態で、光ファイバ接続器15ホルダの片側から延出する部分を裸ファイバとする。そして、光ファイバカッタによって、裸ファイバの先端を接続可能な長さにカットする。カットされた一端を光ファイバ接続器15の方向に向けて、光ファイバBを挟持した光ファイバホルダ40を移動台上面の凹部26に嵌合し、ミニボールプランジャ27によって、光ファイバホルダを支持台側に押しつけて位置決めをする。その後、裸ファイバを角溝30、31、32に通した上、光ファイバBのカットされた端部を光ファイバ接続器15内に挿入し、その先端を光ファイバAの端面と突き合わせる。そして、光ファイバBを通した角溝31にはカバー36を掛ける。
【0019】
(4)押しボタン50を押し、係合凹部46に係止されている係合フック48を外す。係合フック48を外すことにより、移動台25は、圧縮スプリング49に付勢されて光ファイバ接続器15側に移動する。一方、移動台25は、空気圧シリンダ60のダンパ作用を受け、移動台25は前記付勢力が緩和されてゆっくりと移動し空気圧シリンダ60のピストン61停止位置に停止する。この結果、光ファイバBは、光接続器15と移動台上の角溝31の間に撓みを生じ、この撓みの弾性力が光ファイバの突き合わせ力となる。
(5)次いで、光ファイバ接続器15の右側ネジ15cを締め、右側光ファイバBの被覆を固定した上で、中央のネジ5bを締めて、接続部を締め付ける。
上記手順により、光ファイバを接続することによって、光ファイバ接続器15内の光ファイバ接続部には、常に突き合わせ力が作用し、長期間に亘って接続特性が維持されることが確認された。
【0020】
本光ファイバ接続器用接続工具1は、上述の実施の形態がその一例であるが、上述の他に幾つかの実施の形態が採用できる。
図5、6に示す光ファイバ接続器用接続工具2は第2の実施の形態である。光ファイバ接続器用接続工具2は、その基本的な構成は前記光ファイバ接続器用接続工具1と同様であるが、この場合、空気圧シリンダ60に換えて、ドラム66に定荷重バネ65を巻き付け、この定荷重バネ65を係止するダンパガイド67からなる定荷重牽引機構63(三光発条社製コンストンCS)を緩衝手段として用いている。すなわち、図5、6に示すように、固定台12上に円形凹部64が設けられ、この円形凹部64に定荷重バネ65を巻き付けたドラム66の中心軸を挿入してドラム66を固定台12に固定する。一方、固定台12上の前記ドラムと一定の距離離間して配置されているダンパガイド68を固定し、このダンパガイド68に定荷重バネ65の一端が固定され、さらにダンパガイド68の歯車(図示しない)とダンパネジ67が噛み合わされる。
【0021】
この構成によって、光ファイバの仮接続が完了し(前記手順(3)が終了)、移動台25の係合凹部46に係止されていた係合フックが外されると、移動台はシャフトの一端に設けられた圧縮バネ49によって付勢され移動を開始し、前記定荷重バネ65、ダンパガイド68、ダンパネジ67の組み合わされた機構が衝撃緩衝手段として作用し、移動台25は、ゆっくりと光ファイバ接続器15の支持台16側に移動する。すなわち、光ファイバは撓みを生じ、光ファイバ接続器15内の光ファイバの接続部に突き合わせ力が発生する。前記定荷重牽引機構63は、ドラム66とダンパガイド68の間に取り付けられた定荷重バネ65が、移動台25を支持台16側に引く作用をも有するので、ダンパガイド68、ダンパネジ67と共に、付勢手段であると同時に緩衝手段として作用する。
【0022】
図7、8は、上述の2つの実施の形態と異なった第3の実施の形態を示している。
図7、8に示すように、本実施の形態においては、前記の第2の実施の形態と同様、ドラム66、定荷重バネ65、ダンパガイド68からなる定荷重牽引機構63を用いている。本実施の形態の光ファイバ接続器用接続工具3においては、移動台25を光ファイバ接続器15を支持する支持台16に対して、接近離間自在に移動させるためのシャフト20、21を用いず、また移動台25を一時的に係止するため係合フック48を用いないことが特徴である。すなわち、本実施の形態においては、前記定荷重バネ65の一端を固定するダンパガイド68上を移動台が移動する機構とされ、さらに両端が直角に曲げられた圧縮コイルバネ70を付勢手段として用いている。
前記圧縮コイルバネ70、その両端が直角に曲げられ、その一端は光ファイバ接続器15を支持するケーシング17を挿通し、他端は移動台25に結合された摺動台37の底部に設けられた嵌合穴73に嵌合されている。そして、ハンドル28を手動により支持台16から離間する方向に引くことにより移動台は移動し、圧縮コイルバネ70は伸張し、移動台が支持台16に戻される方向に付勢される。
【0023】
この第3の実施の形態においては、上述のように、第1および第2の実施の形態において用いられたシャフト20、21が取り除かれ、固定台12上に固定されたダンパガイド68のギアに衝撃緩衝ネジ67が噛み合い、前記圧縮コイルバネ70による付勢力を緩衝する緩衝手段として作用する。
【0024】
光ファイバA、Bを突き合わせ接続する場合、突き合わせられた光ファイバの突き合わせ面に働く突き合わせ力が維持できないことが問題であった。特に、光ファイバ接続器15のように小型の接続器においては、突き合わせ力を常に付与することは困難であった。しかし、上述のように、小型の光ファイバ接続器15に接続工具を付加することにより、光ファイバBに撓みを生ぜしめ、この弾性力によって、常に光ファイバ接続器15内の接続部に一定の突き合わせ力を付加することによって接続特性の長期的安定性を確保することが可能となった。
【0025】
また、本発明の光ファイバ接続器用接続工具によれば、光ファイバ接続器15が固定されているため、扱いが便利であり、突き合わせ力を安定に維持可能であるばかりでなく、接続切り替えを短時間で行うことができるなどの優れた効果が得られている。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ファイバ接続器用接続工具は、光ファイバ接続器を脱着自在に支持する支持台と、光ファイバホルダを載置固定し、光ファイバ接続器に接近離間自在に移動可能な移動台と、前記移動台を前記支持台方向に付勢する付勢手段と、前記移動台を前記支持台から離間した位置に係止する係止手段と、前記付勢手段の付勢力を緩衝する緩衝手段を備えている。
【0027】
従って、移動台を光ファイバ接続器から離間した位置に係止し、この状態で、光ファイバ接続器における仮接続を行った後、移動台を光ファイバ接続器に近接した位置に戻すことにより光ファイバに撓みが生ずる。この撓みの弾性力によって、光ファイバの突き合わせ接続部に突き合わせ力が付与される。
光ファイバ接続器は、小型であるため必ずしも充分な突き合わせ力を付与することができない。しかし、上記のように、光ファイバ接続器用接続工具二よって突き合わせ力が付与されると、接続当初に良好な光特性が得られるばかりでなく、接続部に常に突き合わせ力が作用しているため、長期間に亘って、良好な光特性が維持される。
【0028】
また、本発明の光ファイバ接続器用接続工具によれば、光ファイバ接続器が固定されているため、扱いが便利であり、突き合わせ力が容易に付与できるため、光ファイバの接続を作業性良く、短時間で行うことができる。
また、本光ファイバ接続器用接続工具によれば、光ファイバに撓みを付与する作業において、光ファイバに損傷を与えないようショック吸収手段を設けているため、光ファイバは損傷を受けることなく、しかも一定方向に撓み、突き合わせ力が付与される。従って、信頼性の高い接続を作業性良く行うことができ、また、光ファイバは一定の方向に撓むため、収納し、管理することも容易であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の上部の概略の構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第一の実施の形態の構成を示す側面図である。
【図3】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第一の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図4】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の移動台上の配置と光ファイバホルダの構成を示す斜視図である。
【図5】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第二の実施の形態の構成を示す側面図である。
【図6】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第二の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図7】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第三の実施の形態の構成を示す側面図である。
【図8】 本発明の光ファイバ接続器用接続工具の第三の実施の形態の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
A、B 一対の光ファイバ 15 光ファイバ接続器 16 支持台
25 移動台 37 摺動台
40 光ファイバホルダ 46 係止手段(係止凹部)
48 係止手段(係止フック) 49 付勢手段(圧縮スプリング)
60 緩衝手段(空気圧シリンダ) 65 緩衝手段(定荷重バネ)
70 係止手段(圧縮バネ)

Claims (3)

  1. 光ファイバ接続器を保持し、該光ファイバ接続器に挿入した一対の光ファイバを突き合わせ接続するための光ファイバ接続器用接続工具であって、
    光ファイバ接続器(15)を脱着自在に支持する支持台(16)と、前記支持台に接近離間自在に設けられ、光ファイバホルダ(40)を着脱自在に位置決め支持する移動台(25)と、前記移動台を前記支持台方向に付勢する付勢手段と、前記移動台を前記支持台から離間した位置に係止する係止手段(46、48)と、この係止手段の係止を外すことにより前記移動台を支持台に支持されている前記光ファイバ接続器側に移動させる前記付勢手段の付勢力を緩衝して、前記光ファイバホルダに挟持され光ファイバホルダの片側から延出された端部が前記光ファイバ接続器に挿入されている光ファイバに前記移動台と前記光ファイバ接続器との間にて撓みを生じさせる位置に前記移動台を停止させる緩衝手段(60)とを備え
    前記移動台と前記光ファイバ接続器との間にて前記光ファイバに与えられた撓みの弾性力を前記光ファイバ接続器での光ファイバ同士の突き合わせ力として作用させるようになっていることを特徴とする光ファイバ接続器用接続工具。
  2. 前記緩衝手段が空気圧シリンダであり、前記移動台が前記空気圧シリンダのピストンに固定されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ接続器用接続工具。
  3. 前記移動台は、固定台(12)の両端部に設けられたケーシング(17、47)の架け渡すようにして設けられたシャフト(20、21)が挿通された挿通孔を有し、前記移動台は前記シャフトに案内されて移動するようになっており、
    固定台の一方の端部の前記ケーシング(17)に前記支持台が固定され、固定台の他方の端部の前記ケーシング(47)に前記係止手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバ接続器用接続工具
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