JP3434668B2 - 光ファイバ接続工具 - Google Patents
光ファイバ接続工具Info
- Publication number
- JP3434668B2 JP3434668B2 JP12766897A JP12766897A JP3434668B2 JP 3434668 B2 JP3434668 B2 JP 3434668B2 JP 12766897 A JP12766897 A JP 12766897A JP 12766897 A JP12766897 A JP 12766897A JP 3434668 B2 JP3434668 B2 JP 3434668B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- holding
- holder
- base
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
を利用した光ファイバの突き合わせ接続に用いて好適な
光ファイバ接続工具に関するものである。
06号等に示すような光ファイバ接続器を既に提案して
いる。図10および図11はこの種の光ファイバ接続器
の一例を示す。図10および図11において、この光フ
ァイバ接続器1は、互いの長手方向を揃えて配置された
二つ割り構造の素子2,2と、素子2,2の間に挟持力
を付与して光ファイバ3(光ファイバ単心線)を挟持、
固定するための付勢手段4(コ字状バネ)とを備えて構
成されている。この場合、一方および他方の光ファイバ
3,3は、素子2,2の長手方向両端から挿入され、素
子2,2の内部にて突き合わせられかつ位置決め調心さ
れた状態で、それぞれ個別に挟持される。素子2,2内
では、V溝、U溝等の案内溝2a(図11にはV溝の例
を示している。)内に光ファイバ3,3を位置決めして
収納する。案内溝2aは素子2,2を長手方向に貫通
し、その長手方向中央部には光ファイバ3,3を精密に
位置決め調心する位置決め溝2cを有し、長手方向両端
部には光ファイバ3,3を案内溝2aに導くためのテー
パ状挿入口2dを有している。さらに、素子2および付
勢手段4には、それぞれ開口部2bおよび開口部4a
が、位置を合わせて光ファイバ接続器1の長手方向に沿
って複数形成され、光ファイバ接続器1の長手方向に直
交する方向(図10において矢印Xで示している)か
ら、楔5が開口部2b,4a内に差し込まれることで、
付勢手段4の挟持力に抗して素子2,2同士が互いに離
間する方向に押し広げられ、楔5を引き抜くことで、素
子2,2間に挿入された光ファイバ3,3が付勢手段4
の付勢力により挟み込まれるようになっている。
は、サイズが小さく、調心機構に光ファイバを挿入する
作業や、素子を開閉する作業を顕微鏡で観察しながら行
うことになるため、これらの作業を簡便に行うための専
用の工具の開発が求められていた。
特願平8−254935等の光ファイバ接続工具を既に
提案している。図12は、この種の光ファイバ接続工具
の一例を示す。この光ファイバ接続工具は光ファイバ接
続器1に適用されるものであり、光ファイバ接続器1を
支持機構6によって定位置に支持し、該支持機構6の近
傍にホルダ保持台8を配置し、突き合わせ接続すべき光
ファイバ3をクランプ支持した光ファイバホルダ7を前
記ホルダ保持台8上に載置し、該ホルダ保持台8上で前
記光ファイバホルダ7をスライド移動させて光ファイバ
接続器1に接近させることで、該光ファイバホルダ7か
ら予め突出させておいた光ファイバ3を光ファイバ接続
器1に挿入し、該光ファイバ接続器1内にて光ファイバ
3,3同士を突き合わせ接続するというものである。普
通、ホルダ保持台8は支持機構6の両側に対向配置さ
れ、両ホルダ保持台8にて光ファイバホルダ7を互いに
接近させる方向にスライド移動することで、光ファイバ
接続器1へその長手方向両側から光ファイバ3,3が挿
入される。光ファイバ接続器1への光ファイバ3の挿入
時には、支持機構6近傍に設置した図示しない押付機構
を駆動して楔5を光ファイバ接続器1に挿入して光ファ
イバ接続器1を開放しておき、光ファイバ接続器1内で
光ファイバ3,3同士を突き合わせ接続した後、光ファ
イバ接続器1から楔5を引き抜くことで、付勢手段4の
付勢力によって光ファイバ3,3が素子2,2間に挟み
込まれ、突き合わせ接続状態が維持される。
すような機構を有する光ファイバ接続工具では、光ファ
イバ3の光ファイバ接続器1に対する位置決めや挿入作
業性が向上するものの、接続する光ファイバの種類に応
じてホルダ保持台を変更しなければならず、結局複数台
の光ファイバ接続工具を用意しなければならないといっ
た不都合が生じていた。すなわち、図12の光ファイバ
接続工具では、ホルダ保持台8上の光ファイバホルダ7
を光ファイバ接続器1の調心軸線と平行にスライド移動
するが、多心用の光ファイバ接続器に適用する場合では
光ファイバ接続器への多心光ファイバの挿入作業性に鑑
みて図12中2点鎖線8aに示すように調心軸線に対し
てホルダ保持台8を傾斜させたい場合があり、接続する
光ファイバの多心単心が切り替わる度にホルダ保持台8
を交換するか、それぞれの作業に適合するホルダ保持台
8を取り付けた光ファイバ接続工具を複数用意すること
になり、いずれにしても、作業性、コスト面で不利にな
ってしまう。また、前述した多心、単心の切り替え以
外、形状の異なる光ファイバホルダを切り替えて使用す
る等場合でも、ホルダ保持台を変更を必要する必要が生
じる。
あっては、突き合わせた光ファイバ間の突き合わせ力の
確保が問題となる。これに対応して、本出願人は、光フ
ァイバ押圧機構を備える光ファイバ接続工具を既に各種
出願している。この光ファイバ押圧機構は、光ファイバ
ホルダをコイルスプリング等の付勢力により支持機構に
向けて押圧する構成になっている。しかしながら、光フ
ァイバ同士の突き合わせ力は光ファイバの種類によって
微妙に調整する必要があるため、接続すべき光ファイバ
の種類や、光ファイバホルダの形状が変更されると、そ
れに合わせて光ファイバ押圧機構も変更しなければなら
ず、光ファイバ押圧機構を交換するか、複数台の光ファ
イバ接続工具を用意することになる。光ファイバ押圧機
構の交換には手間がかかり、また光ファイバ接続工具を
複数用意するとコスト面で不利になるといった不都合が
生じる。
で、調心機構によって位置決め調心した光ファイバ同士
を内部にて突き合わせ接続するタイプの光ファイバ接続
器を利用した光ファイバの突き合わせ接続作業を容易に
なし得る光ファイバ接続工具に係り、(1)光ファイバ
や光ファイバホルダの種類に対応する複数種類のホルダ
保持台を一台に備えているので、汎用性が向上する、
(2)保持台ブロックを回転して使用するホルダ保持台
を変更するだけで、光ファイバ接続器における光ファイ
バの調心軸線に対するホルダ保持台の傾斜角度を簡便に
変更することができる、(3)保持台ブロックを取り付
け直して使用するホルダ保持台を変更するだけで、光フ
ァイバ押圧機構も簡便に変更することができ、接続する
光ファイバ間に目的の突き合わせ力が得られる光ファイ
バ接続工具を提供することを目的とする。
は複数対の光ファイバを調心手段により同一調心軸線上
で突き合わせ接続可能に位置決め調心する光ファイバ接
続器を利用して、前記光ファイバを突き合わせ接続する
に際して使用される光ファイバ接続工具であって、前記
光ファイバ接続器を支持する支持機構と、光ファイバを
クランプ支持した光ファイバホルダを前記支持機構の近
傍にて支持するホルダ保持台とを備え、前記ホルダ保持
台は、支持機構に対して定位置に配置されたセット台
と、該セット台上に着脱可能に取り付けた保持台ブロッ
クと、セット台に取り付けた保持台ブロックを定位置に
位置決め固定する位置決め固定手段とを備えてなり、該
保持台ブロックの上部には前記支持機構に支持した光フ
ァイバ接続器の調心軸線の延長上に沿って延在し該延在
方向に沿って前記光ファイバホルダをスライド移動自在
に支持する保持台本体を設け、前記保持台ブロックの上
部以外の周囲にも別途保持台本体を設け、保持台ブロッ
クの保持台本体の内、前記光ファイバホルダのスライド
移動自在な支持に使用する保持台本体を上側として保持
台ブロックをセット台に取り付けることで該保持台本体
が前記光ファイバ接続器に対して位置決めされることを
特徴とする光ファイバ接続工具を前記課題の解決手段と
した。
側として保持台ブロックをセット台に取り付けること
で、使用する保持台本体を選択することができる。保持
台ブロックに取り付けた保持台本体の構成をそれぞれ異
ならせることで、一台の光ファイバ接続工具により複数
種類の光ファイバや光ファイバホルダに対応することが
できる。すなわち、セット台への保持台ブロックの取り
付け向きを変更することで、光ファイバ接続器の調心軸
線に対して位置決めする保持台本体を簡便に選択、変更
できるので、これにより、光ファイバの単心、多心や、
光ファイバホルダの形状に対応して使用する保持台本体
を選択することができる。位置決め固定手段としては、
例えば、セット台に取り付けた磁石等が採用される。ま
た、セット台に取り付けた保持台ブロックを着脱自在に
支持し、かつ定位置に位置決めする構成であれば、磁石
以外、例えばセット台に保持台ブロックを取り付けた時
に互いに嵌合される凹凸部や弾性爪等も採用可能であ
る。
の長手方向を揃えて配置されかつ付勢手段により互いの
接近方向に付勢されている二つ割り構造の素子を有しか
つ該素子の長手方向一端側および他端側においてそれぞ
れ個別に一方および他方の光ファイバを該素子の間に挟
持して前記光ファイバ同士を突き合わせ接続可能に位置
決め調心する等の構成が採用可能である。光ファイバホ
ルダにクランプ支持した光ファイバには、支持機構に支
持した光ファイバ接続器に挿入する挿入長あるいはそれ
以上の長さで光ファイバホルダから突出する突出長を確
保しておく。ホルダ保持台に設置した光ファイバホルダ
を保持台本体に沿って支持機構方向にスライド移動する
と、光ファイバホルダから突出された光ファイバの目的
の挿入長が光ファイバ接続器に挿入されて相手側の光フ
ァイバと突き合わせられる。
ブロックの上側の保持台本体と、セット台から取り外し
た保持台ブロックを再度セット台に取り付けた時に上側
に位置する別の保持台本体とは、前記支持機構に支持し
た光ファイバ接続器の調心軸線に対する傾斜角度が互い
に異なる構成も採用することができる。この構成によれ
ば、保持台ブロックの取り付け向きを変更して上側に位
置させる保持台本体を変更した後再度セット台にセット
することで、光ファイバ接続器の調心軸線に対する保持
台本体の傾斜角度を簡便に変更することができる。ここ
で、光ファイバ接続器の調心軸線は水平であることが好
ましく、保持台本体の傾斜は光ファイバ接続器から離間
する程前記調心軸線から上方となることが好ましく、こ
の場合、光ファイバ接続器への光ファイバの挿入が容易
になる等の効果が得られる。また、保持台本体の傾斜角
度はゼロであることも含まれる。傾斜角度がゼロの場合
は、該保持台本体上の光ファイバホルダにクランプ支持
した光ファイバが、前記調心軸線上に位置することが好
ましい。
た光ファイバホルダを光ファイバ接続器に向けて押圧す
る光ファイバ押圧機構を各保持台本体に設けた構成も採
用可能である。光ファイバ押圧機構としては、例えば、
バネ等の付勢部品を組み込み、この付勢部品の付勢力に
よって光ファイバホルダを光ファイバ接続器に向けて押
圧する構成等が採用される。この光ファイバ押圧機構
は、保持台本体に支持される光ファイバホルダの構成に
対応してこれを安定に押圧可能に構成することは勿論で
あるが、例えば、光ファイバの多心、単心に対応して個
別に付勢力を設定しておく。光ファイバホルダを押圧す
る押圧力は、付勢部品がコイルスプリング等のバネ材か
らなる場合にはバネ定数等によって設定される。
具の実施の形態について、図面を参照して説明する。な
お、図中、図10から図12と同一の構成部分には同一
の符号を付し、その説明を簡略化する。
楔、30は楔押圧機構、40はホルダ保持台、47は光
ファイバ押圧機構、60は光ファイバホルダ、70はレ
ンズ台、80はベースである。
り、作業平面上に水平に設置される。光ファイバ接続工
具10を構成する構成部品は全てベース80上に搭載さ
れている。
ファイバ接続工具10内において定位置に支持するため
のもので、ベース80の中央部に設けられ、支持台1
2、保持蓋13、位置決めブロック14を備えて構成さ
れている。支持台12は、図10および図11に示した
光ファイバ接続器1または該光ファイバ接続器1と類似
の構成の光ファイバ接続器(例えば、後述の光ファイバ
接続器1a)を載置するためのものである。図1に示す
保持蓋13は、ピン13aにより支持台12に回動自在
に取り付けられ、支持台12上に載置した光ファイバ接
続器1の上から被せるようにして載せ、光ファイバ接続
器1が支持台12上から飛び出すことを防止する。光フ
ァイバ接続器1は付勢手段(コ字状バネ)4の開口部4
aを横に向けて支持台12上に載置されるので、保持蓋
13によって支持台12に対して傾斜することなく安定
に押さえられる。
いに離間させて一対設置されており、光ファイバ接続器
1はこれら位置決めブロック14の間に配置することで
位置決めされる。位置決めブロック14には角溝15が
形成されており、この角溝15に挿入した光ファイバ3
は、支持台12上の光ファイバ接続器1の調心軸線上に
位置される。なお、光ファイバ接続器1の調心溝2cは
請求項1記載の調心機構に相当する。また、位置決めブ
ロック14の近傍には、後述する楔押圧機構30の移動
台33が当接されることで該移動台33の支持台12に
対する最接近位置を設定する当接壁16と、光ファイバ
接続器上に載せた保持蓋13を着脱可能に磁気吸着する
磁石13cとが設置されている。
33により、支持機構11に支持した光ファイバ接続器
1に対して進退自在に支持されている。光ファイバ接続
器1の長手方向に直交する方向から開口部2bを通して
素子2,2間に差し込まれた楔5は、付勢手段4の付勢
力に抗して素子2,2同士を離間させる方向に押し広げ
る。
2に示すように、楔押圧機構30は、支持機構11に隣
設されており、外装ケース31、回転軸32、移動台3
3、レバー34、引き戻しバネ35、係止ピン36を備
えて構成されている。
12から離間した位置にてベース80に固定されてい
る。また、外装ケース31はブラケット31aによって
回転軸32を回転自在に軸支している。回転軸32は水
平に配置され、外装ケース31を貫通して突出した一端
は支持台12の近傍に達して移動台33と螺着され、外
装ケース31の反対側に突出した他端にはレバー34が
固定される。図3に示すように、移動台33は、外装ケ
ース31と支持台12との間を往復動自在に配置されて
いる。この移動台33は、支持台12から突設された2
本のガイド棒37によってガイドされかつ回転が規制さ
れているので、レバー34の回転操作により回転軸32
が回転されると、該回転軸32と移動台33との螺着位
置が変更されるため、移動台33が支持台12に対して
(より詳細には支持台12に支持した光ファイバ接続器
1に対して)進退する。しかも、移動台33の移動はガ
イド棒37によりガイドされているので、位置ずれを生
じること無く極めてスムーズになされる。
は、押さえ板33aにより楔5を水平方向にスライド移
動可能に挟み込み、さらに、該移動台33から突設した
係合ピン33bを楔5に穿設した孔5aに挿入してい
る。したがって、レバー34を回転操作すると、移動台
33の進退動に伴って、移動台33上部に支持した楔5
も支持機構11に支持した光ファイバ接続器1に対して
(より詳細には開口部2b,4aに対して)進退される
ことになる。なお、係合ピン33bの外径は孔5aの内
径よりも小さいので、楔5は孔5aと係合ピン33bと
の隙間の範囲で移動可能になっている。
方向中央部が回転軸32と固定され、長手方向一端部に
手動操作部34aを有し、同他端部にガイドピン34b
および係止穴34cを有している。図2および図4に示
すように、ガイドピン34bは、外装ケース31側面に
開口されたガイド溝31b内に挿入され、レバー34の
回転に伴って該ガイド溝31b内をその長手方向に沿っ
て移動し、該ガイド溝31bに沿った可動範囲内でレバ
ー34の回転範囲を設定する。また、ガイドピン34b
はガイド溝31b内を摺動しつつ移動するので、レバー
34および回転軸32の位置ずれが極力防止される。係
止穴34cは、レバー34を図4中時計回りに回転限界
34d近くまで回転した時に、外装ケース31側面に突
出された係止ピン36と係脱可能に係合する。図5に示
すように、係止ピン36は外装ケース31に内蔵された
コイルスプリング31cにより付勢され、該係止ピン3
6と係止穴34cとの係合は、レバー34を図4中反時
計回りに強く回転することで手動解除可能になってい
る。なお、係止ピン36の突設位置は、レバー34の回
転限界34dよりもやや初期位置34e寄りになってい
る。
ネ35はコイルスプリングであり、外装ケース31内に
て回転軸32の長手方向中央部に同軸状に装着され、し
かも、ガイドピン34bに一端35aを連結し、外装ケ
ース31内に突設した固定ピン31dに他端35bを連
結している。この引き戻しバネ35はレバー34が初期
位置34eにある時には僅かに引き延ばされてこのレバ
ー34を初期位置34eに引き留めておくように働き、
レバー34を回転限界34d近傍まで回転すると引き延
ばされてレバー34を初期位置34eに引き戻す付勢力
を作用させる。したがって、回転限界34d近傍に回転
したレバー34と係止ピン36との係合を解除すると、
レバー34は引き戻しバネ35の付勢力により初期位置
34eまで自動的に引き戻される。
る。図1に示すように、ホルダ保持台40は支持機構1
1の両側に一対対向配置される。図7に示すように、片
側のホルダ保持台40は、ベース80上に固定されるセ
ット台41と、このセット台41上に着脱自在に取り付
けられる保持台ブロック42と、セット台41に取り付
けた保持台ブロック42を位置決め固定する位置決め固
定手段43とを備えて構成される。反対側のホルダ保持
台40も同様の構成になっている。
は、ベース80から垂設された一対の垂直壁41a,4
1aからなり、これら垂直壁41a,41a上面である
水平面41b,41bは同一水平面上にある。また、両
垂直壁41a,41aの上部には位置決め固定手段43
である磁石を取り付けている。これら磁石43,43の
上面は水平面41b,41bと面一になっている。
ブロック42は、金属等の充分な剛性を有する素材から
なるブロック本体44と、該ブロック本体44の対向す
る両側面に互いに並行して形成された細長形状の押圧機
構取付面45,46と、該押圧機構取付面45,46に
沿って延在する保持台本体49a,49bと、保持台本
体49a,49bに配置した光ファイバ押圧機構47,
48とを備えて構成されている。
台本体49aを上側として保持台ブロック42をセット
台41に取り付けた状態を示す。保持台ブロック42
は、両押圧機構取付面45,46間の中間位置にてブロ
ック本体44から両側に突設したフランジ44a,44
aを水平面41b,41b上に載置してセット台41に
取り付ける。これにより、支持機構11に支持した光フ
ァイバ接続器1の調心軸線に沿って押圧機構取付面45
が延在されるとともに、上側に配置された保持台本体4
9aがホルダ保持台40の上部の定位置に支持される。
押圧機構取付面45はフランジ44a,44aに対して
平行であるので、水平に位置決めされる。なお、セット
台41に取り付けた保持台ブロック42は、水平面41
b,41b上に載置したフランジ44a,44aが磁石
43,43によって吸着されるので、位置ずれを生じる
心配は無い。また、磁石43,43の吸着力は、吸着し
たフランジ44a,44aを手動で離脱可能な程度にな
っている。
aはブロック本体44から押圧機構取付面45の幅方向
両側(図7(b)中左右)に対向して一対突設され、図
1に示すように、押圧機構取付面45に沿ってその全長
にわたって延在するレール状になっている。保持台本体
49a,49a上には、光ファイバホルダ60の後述す
る脚部61,61がそれぞれスライド移動自在に載置さ
れる。図1に示すように、保持台本体49a,49aは
押圧機構取付面45と平行(水平)に延在しているの
で、光ファイバホルダ60は保持台本体49a,49a
上を水平(調心軸線と平行)に移動する。また、図7
(a)に示すように、保持台本体49a,49a上に載
置した光ファイバホルダ60によりクランプ支持した光
ファイバ3は前記調心軸線上に位置される。
面45に固定の固定ブロック47aと、該固定ブロック
47aと別体であり押圧機構取付面45に沿って移動自
在の可動ブロック47bとを備えている。図1に示すよ
うに、固定ブロック47aおよび可動ブロック47bは
共に薄板状であり、保持台本体49a,49a間に配置
され、図7(b)に示すように、その上面は保持台本体
49a,49a上面と面一か、それより低くなってい
る。図7(a)に示すように、固定ブロック47aはネ
ジ47dによって押圧機構取付面45の支持台12側端
部に固定され、可動ブロック47bは保持台本体49
a,49aにガイドされつつ押圧機構取付面45上を支
持台12に対して進退方向に移動自在である。また、可
動ブロック47bには押圧機構取付面45に沿って配置
したコイルスプリング47fの一端を連結し、このコイ
ルスプリング47fの他端をブロック本体44から押圧
機構取付面45上に突設したピン47gに連結している
ため、コイルスプリング47fの付勢力が可動ブロック
47bを固定ブロック47aに移動する方向に働く。な
お、ピン47gは固定ブロック47aの近傍に突設さ
れ、コイルスプリング47fが最も収縮すると、可動ブ
ロック47bが固定ブロック47aの近傍に移動する。
60が当接することで、支持台12方向への移動限界を
設定するストッパ47hを突設している。可動ブロック
47bには、光ファイバホルダ60の支持台12から最
も離間した端部に当接される当接爪47iを突設してい
る。したがって、可動ブロック47は、前記当接爪47
iを介してコイルスプリング47fの付勢力を作用させ
ることで光ファイバホルダ60をストッパ47h方向に
押圧する。ストッパ47hは支持台12と当接し、セッ
ト台41に対して保持台ブロック42を位置決めしてい
る。可動ブロック47bは、押圧機構取付面47の長手
方向中央部にて突設したストッパピン47jと当接する
ことで、固定ブロック47a方向(支持台12方向)へ
の移動が規制される。また、可動ブロック47bは、押
圧機構取付面47の支持台12から最も離間した端部に
突設したストッパピン47kと当接することで、固定ブ
ロック47aから離間(支持台12から離間)する方向
への移動が規制される。可動ブロック47bはこれらス
トッパピン47j,47kの間で移動自在であり、保持
台本体49a,49a上での光ファイバホルダ60の移
動範囲も可動ブロック47bの移動範囲に従う。
4aより下側の部分はセット台41の垂直壁41a,4
1a間の収納空間41c内に収納される。したがって、
一方の保持台本体49aが上側にある時は、他方の保持
台本体49bおよび光ファイバ押圧機構48は収納空間
41c内に収納される。図1に示すように、収納空間4
1cは支持台12から最も離間した位置にて保持台ブロ
ック42を露出する開口部41dを有しているので、こ
の開口部41dから手動で保持台ブロック42を取り出
すことができる。そして、図8(a)に示すように、取
り出した保持台ブロック42を上下反転してセット台4
1に取り付け直すと、今度は他方の保持台本体49bお
よび光ファイバ押圧機構48が位置決めされて使用可能
な状態となる。この時、一方の光ファイバ押圧機構47
のストッパ47hを支持台12に当接させることで、保
持台ブロック42がセット台41に対して位置決めして
取り付けられ、他方の保持台本体49bがホルダ保持台
40の上部の所定位置に位置決めされる。
9bを上側にして保持台ブロック42をセット台41に
取り付けた状態を示す。図8(a)に示すように、押圧
機構取付面46は支持台12上の光ファイバ接続器1の
調心軸線の延長に沿って細長く延在し、しかも、支持台
12に近付く程低くなるように傾斜されている。図8
(b)に示すように、保持台本体49b,49bはブロ
ック本体44から押圧機構取付面46の幅方向(図8
(b)左右)両側に一対対向して突設された突壁であ
り、図1に示すように、押圧機構取付面46の長手方向
に沿ってレール状に延在している。この保持台本体49
bは押圧機構取付面46と平行であるので、水平では無
く、調心軸線に対して8度前後傾斜されている。
イバホルダ60a(以下、「多心光ファイバホルダ」)
が載置される。ここで、多心光ファイバホルダ60aと
は、いわゆる光ファイバテープ心線3aの位置決め用の
位置決め溝(図示せず)を有する光ファイバホルダであ
り、位置決め溝の以外は光ファイバホルダ60(構成を
後述)と同様の構成になっている。
ング47fとはバネ定数の異なるコイルスプリング48
aを使用する他は、一方の光ファイバ押圧機構47と同
様の構成部品を使用して構成されている。コイルスプリ
ング48aは押圧機構取付面46に沿って配置され、そ
のバネ定数はコイルスプリング47fよりも若干強く設
定されている。したがって、この光ファイバ押圧機構4
8は、光ファイバ押圧機構47よりも強い付勢力を以
て、可動ブロック47bの当接爪47iを介して多心光
ファイバホルダ60aを支持台12方向に押圧する。
は、脚部61、台部63、蓋64を備えて構成されてい
る。台部63は細長長方形板状であり、光ファイバ3を
位置決めする図示しない位置決め溝が上面長手方向に貫
通して形成されている。台部63の下部には脚部61,
61が突設されている。脚部61,61は、台部63の
幅方向(長手方向に直交する方向)両側に形成された突
条であり、光ファイバホルダ60をいずれかの保持台本
体49a,49b上に載置した際にそれぞれ保持台本体
49a,49bと係合して光ファイバホルダ60を位置
決めするとともに、保持台本体49a,49b上での安
定なスライド移動を可能にしている。蓋64は、図示し
ない軸を以て回動することにより開閉され、閉じた状態
では、台部63上に形成した位置決め溝65に配置した
光ファイバ3を該位置決め溝65の最深部方向に押し付
けて台部63との間にクランプする。
押圧機構30と対向する位置でベース80に立設され、
支持台12近傍を拡大視するためのレンズ71と、支持
台12近傍を照らすためのライト72とを支持する。
び効果を説明する。まず、光ファイバ接続器1を利用し
て新規に2本の光ファイバ3,3を突き合わせ接続する
場合について説明する。
うに、光ファイバ接続工具10を水平に定置し、光ファ
イバ接続器1を支持台12上に載置するとともに、保持
台本体49aを上側に向けた保持台ブロック42を各ホ
ルダ保持台40のセット台41に取り付け、保持台本体
49aに光ファイバホルダ60を載置する。このとき、
光ファイバ接続器1は、保持蓋13、位置決めブロック
14,14間に所望の向きで確実に保持されることにな
る。
ファイバ接続器1に差し込む。すなわち、レバー34を
図4中時計回りに回転限界34dまで回転させること
で、楔5が光ファイバ接続器1の長手方向に直交する方
向から開口部2bを通して素子2,2間に差し込まれ、
付勢手段4の付勢力に抗して素子2,2同士を離間させ
る方向に押し広げる。楔5が素子2,2間に差し込まれ
たなら、レバー34の回転力を解除する。すると、引き
戻しバネ35によってレバー34が初期位置34e方向
に引き戻されて係止穴34cに係止ピン36が係合し、
その位置でレバー34の回転が係止ピン36により引き
留められて停止する。
移動台33の動きを示す。まず、レバー34が初期位置
34eにある時は、図9(a)に示すように移動台33
および楔5は光ファイバ接続器1から離間している。次
に、レバー34を回転限界34dまで回転させると、移
動台33が光ファイバ接続器1に接近する過程で、該移
動台33および係合ピン33bが同時に楔5の押圧を開
始して、楔5を素子2,2間に圧入する。すなわち、図
9(a)では、移動台33と楔5との間にクリアランス
d1=1.0mmが介在され、径2.0mmである係合
穴34cに径1.0mmの係合ピン33bを挿入してい
るので、移動台33が光ファイバ接続器1に向かって前
進する過程で、移動台33および係合ピン33bが同時
に楔5の押圧を開始し、図9(b)に示すように、素子
2,2間に楔5が挿入される。次に、回転力が解除され
たレバー34が回転限界34dから引き戻されて係止ピ
ン36に係止されると、移動台33および係合ピン33
bが0.5mm程後退し、図9(c)の状態になる。こ
の時、楔5は素子2,2間からの引き抜き抵抗により、
素子2,2に差し込まれた状態から移動せず、移動台3
3および係合ピン33bのみが楔5に対して相対的にス
ライドしつつ後退することになる。これにより、開放さ
れた光ファイバ接続器1に楔5による側圧が作用するこ
とを防止でき、開放時の素子2,2の変形等が防止さ
れ、調心精度を確保することができる。なお、レンズ7
1を利用すれば、楔5と開口部2bとの相対位置を簡便
に確認することができる。
1に示すように、光ファイバホルダ60,60を両保持
台本体49a,49aに載置し、光ファイバホルダ60
にクランプ支持した光ファイバ3を光ファイバ接続器1
に挿入する。この時、図7(a)に示すように、光ファ
イバホルダ60は、コイルスプリング47fを引き延ば
して当接爪47iをストッパピン47k方向に移動させ
つつ保持台本体49aにセットする。光ファイバホルダ
60には光ファイバ3を予めクランプ支持しておき、し
かも光ファイバ3には光ファイバホルダ60からの目的
の突出長を確保しておくので、この突出長が光ファイバ
接続器1の調心軸線とほぼ一致する位置にまで当接爪4
7iを移動させる必要がある。
aへのセットが完了すると同時に、コイルスプリング4
7fの付勢力で支持台12方向へ押圧され、これによ
り、素子2,2のテーパ状挿入口2d(図10参照)に
位置決めしておいた光ファイバ3が素子2,2に押し込
まれる。光ファイバホルダ60,60から突出させてお
いた光ファイバ3,3の突出長は長めにしているので、
光ファイバ接続器1内に押し込まれた光ファイバ3は、
反対側から挿入された光ファイバ3と光ファイバ接続器
1内で突き合わされ、両光ファイバ3,3に作用する押
圧力によって突き合わせ力が確保される。なお、コイル
スプリング47fの付勢力は光ファイバ3の剛性に対応
して調整されているので、光ファイバ3を折ったりする
心配は無い。なお、光ファイバ3の挿入作業は、レンズ
71を利用することで簡便になされる。また、光ファイ
バホルダ60に作用する押圧力が高まっても、光ファイ
バホルダ60はストッパピン47jから支持台12方向
に移動することは無いので、突き合わせ力が過剰に作用
することを防止できる。
覆除去を行って、裸ファイバを露出させておく。これら
切断、被覆除去工程は、光ファイバホルダ60にクラン
プ支持したまま光ファイバ3を専用の装置にセットする
ことで順次なされ、これらの工程の完了後、同様に光フ
ァイバ3のクランプ状態を維持したまま光ファイバホル
ダ60が保持台本体49aに移設されることになる。
状態が確保されたなら、レバー34を図4中反時計回り
に回転して係止ピン36と係止穴34cとの係合を解除
する。すると、引き戻しバネ35の引き戻し力によって
レバー34が初期位置34eに戻り、図9(d)に示す
ように、移動台33が光ファイバ接続器1から離間する
方向に移動し、移動台33と共に移動した係合ピン33
bに引っ掛けられるようにして楔5が光ファイバ接続器
1から引き抜かれる。これにより、付勢手段4の付勢力
によって素子2,2間に光ファイバ3,3が挟み込まれ
て、接続状態が維持される。
た場合の光ファイバ3の突き合わせ接続を完了する。接
続作業の完了した光ファイバ接続器1を光ファイバ接続
工具10から取り出すには、保持蓋13を反転開放した
上、両光ファイバホルダ60をホルダ保持台40から取
り出すか、両光ファイバホルダ60,60の蓋64を開
放して両光ファイバ3,3を光ファイバホルダ60から
取り出す。以下、光ファイバ3をクランプ支持した光フ
ァイバホルダ60を新たにホルダ保持台40に載置し、
同様の手順で本工具10を操作することにより、次の接
続作業も簡便に進めることができる。この時、引き戻し
バネ35によりレバー34が初期位置34eに戻ってい
るので、迅速に次の接続作業を開始することができる。
下、「多心光ファイバ接続器」)を利用した場合の光フ
ァイバ3の突き合わせ接続について、図8(a),図8
(b)を参照して説明する。ここで、多心光ファイバ接
続器1aとは、図10および図11に示した光ファイバ
接続器1において、案内溝2a形状を変更したものであ
り、光ファイバテープ心線3a同士の突き合わせ接続に
利用される。
に、まず、支持機構11に多心光ファイバ接続器1aを
支持し、保持台本体49bを上側にした保持台ブロック
42をセット台41に取り付ける。
2間を開放した後、保持台本体49b,49bに多心光
ファイバホルダ60aをセットする。この多心光ファイ
バホルダ60aには、光ファイバテープ心線3aを予め
クランプ支持しておく。この光ファイバテープ心線3a
は、単心の光ファイバ3の場合と同様に、多心光ファイ
バホルダ60aからの突出長を予め確保しておき、ま
た、多心光ファイバ接続器1aへの挿入長に相当する長
さの裸ファイバを突出長の先端に露出させておく。
体49bへのセットが完了すると同時に、コイルスプリ
ング48aの付勢力が可動ブロック47bを介して作用
して支持台12方向へ付勢され、光ファイバテープ心線
3aの突出長先端が多心光ファイバ接続器1a内へ挿入
され、反対側から挿入された光ファイバテープ心線3a
と突き合わされる。この時、光ファイバテープ心線3a
は多心光ファイバ接続器1aの調心軸線に対して約8度
傾斜しているので、多心光ファイバ接続器のテーパ状挿
入口に載せるようにして挿入されることになり、テーパ
状挿入口への挿入作業性が向上する。なお、光ファイバ
テープ心線3a先端を載せるための延出部が形成された
多心光ファイバ接続器を使用すると、延出部に載せた光
ファイバテープ心線3aを多心光ファイバ接続器1aに
向けて押し込むだけで案内溝に挿入することができるよ
うになるので、挿入作業性が一層向上する。
工具10によれば、使用する目的の保持台本体49a,
49bを上側にして保持台ブロック42をセット台41
に取り付けるだけで、目的の接続作業を行うことが出来
る。また、保持台ブロック42を上下反転させてセット
台41に取り付け直すだけで、使用する保持台本体49
a,49bを簡便かつ短時間に切り替えることができる
ので、一台で複数種類の接続作業に対応することができ
る。
定されるものではなく、以下のような変形を行っても、
もちろん本発明の主旨を逸脱することはない。 a)本発明の光ファイバ接続工具10を光ファイバ接続
器1,1aに対して適用することに代えて、接続した光
ファイバを挟み込んだ後には開放されない素子を有する
各種光ファイバ接続器に対して適用すること。その場合
には、光ファイバ接続工具10は、光ファイバ接続器に
合わせて、適宜設計変更されることはもちろんである。 b)図示形状の光ファイバホルダ60,60aに代え
て、別形状の光ファイバホルダを使用すること。この場
合、光ファイバのクランプ支持用の蓋の数や、位置決め
溝形状等の変更が含まれる。また、光ファイバホルダの
形状に合わせて、保持台本体等も設計変更されることは
勿論である。 c)図示形状の楔5に代えて、同様の機能を有する他の
任意形状の楔を使用すること。 d)楔押圧機構30に代えて、同様の機能を有する他の
任意の楔押圧機構を使用すること。 e)光ファイバ押圧機構47,48に代えて、同様の機
能を有する他の任意構成の光ファイバ押圧機構を使用す
ること。すなわち、固定ブロック、可動ブロックの形状
や、付勢手段の構成を変更することであり、コイルスプ
リング以外の板バネ等の弾性部材を使用した付勢手段を
採用すること等を含む。また、同一の保持台ブロックに
設置する各光ファイバ押圧機構が互いに同様の構成であ
る必要性は無く、互いに構成の異なる光ファイバ押圧機
構を採用することも可能である。 f)保持台本体49a,49b、光ファイバ押圧機構4
7,48を片側のホルダ保持台40にのみ設置するこ
と。 g)ホルダ保持台40を、支持機構11の片側にのみ設
置すること。この場合、支持機構11の反対側には、別
構造の光ファイバ支持手段が設置される。 h)保持台取付面45,46の調心軸線に対する所定角
度を変更すること。両保持台取付面45,46の傾斜角
度はいずれも0度や8度に限定されない。 i)保持台ブロックの上下のみならず、両側面にも保持
台本体や光ファイバ押圧機構を設置すること。これによ
り、4あるいはそれ以上の保持台本体や光ファイバ押圧
機構を一つの保持台ブロックに具備することが可能にな
る。この場合、保持台ブロックをセット台に位置決め固
定手段等の構成を変更することも含む。
光ファイバ接続器を支持する支持機構と、光ファイバを
クランプ支持した光ファイバホルダを前記支持機構の近
傍にて支持するホルダ保持台に、支持機構に対して定位
置に配置されたセット台上に着脱自在の保持台ブロック
を備え、該保持台ブロックの周囲に複数設けた保持台本
体の内のいずれかを選択して、該選択した保持台本体を
上にして保持台ブロックをセット台に取り付けることで
当該保持台本体が位置決めされ、ここに光ファイバホル
ダを載置することで接続作業がなされることから、以下
のような優れた効果が得られる。 (イ)使用する目的の保持台本体を上側にして保持台ブ
ロックをセット台に取り付けるだけで、目的の接続作業
を行うことが出来、接続作業性を向上することができ
る。 (ロ)保持台ブロックの向きを変えてセット台に取り付
け直すだけで、使用する保持台本体を簡便かつ短時間に
切り替えることができるので、一台で複数種類の接続作
業に対応することができ、光ファイバ接続工具の汎用性
が向上して接続作業を低コスト化することができる。
側の保持台本体と、セット台から取り外した保持台ブロ
ックを再度セット台に取り付けた時に上側に位置する別
の保持台本体とは、前記支持機構に支持した光ファイバ
接続器の調心軸線に対する傾斜角度が互いに異なる構成
を採用すると、使用する保持台本体を切り替えると同時
に、該保持台本体の傾斜角度も切り替わり、光ファイバ
接続器、光ファイバ、光ファイバホルダの構成に適合し
た傾斜角度が得られて、接続作業性を一層向上すること
ができるといった優れた効果を奏する。
ホルダを光ファイバ接続器に向けて押圧する光ファイバ
押圧機構を各保持台本体に設けた構成を採用すると、使
用する保持台本体を切り替えると同時に最適の押圧力が
得られ、その結果、光ファイバ接続器内で突き合わせた
光ファイバ間に目的の突き合わせ力を確保することがで
きるので、接続作業性を一層向上することができ、しか
も、接続した光ファイバ間に目的の接続損失を確保する
ことができるといった優れた効果を奏する。
を示す全体斜視図である。
を示す側断面図である。
合状態を示す側断面図である。
面図である。
台を示す図であって、(a)は単心用の光ファイバホル
ダに適合する使用状態を示す正断面図、(b)はその側
面図である。
台を示す図であって、(a)は多心用の光ファイバホル
ダに適合する使用状態を示す正断面図、(b)はその側
面図である。
平面図であって、(a)は初期状態、(b)は楔を光フ
ァイバ接続器に圧入して素子を開放した状態、(c)は
移動台のみを引き戻し状態、(d)は光ファイバ接続器
から楔を引き抜いた状態を示す。
ある。
図である。
ルダ保持台を示す概念図である。
2c…調心機構(調心溝)、3…光ファイバ、3a…光
ファイバ(光ファイバテープ心線)、10…光ファイバ
接続工具、11…支持機構、40…ホルダ保持台、41
…セット台、42…保持台ブロック、43…位置決め固
定手段(磁石)、47…光ファイバ押圧機構、48…光
ファイバ押圧機構、49a…保持台本体、49b…保持
台本体、60…光ファイバホルダ、60a…多心光ファ
イバホルダ。
Claims (3)
- 【請求項1】 一対あるいは複数対の光ファイバ(3,
3a)を調心手段(2c)により同一調心軸線上で突き
合わせ接続可能に位置決め調心する光ファイバ接続器
(1、1a)を利用して、前記光ファイバを突き合わせ
接続するに際して使用される光ファイバ接続工具であっ
て、前記光ファイバ接続器を支持する支持機構(11)
と、光ファイバをクランプ支持した光ファイバホルダ
(60、60a)を前記支持機構の近傍にて支持するホ
ルダ保持台(40)とを備え、前記ホルダ保持台は、支
持機構に対して定位置に配置されたセット台(41)
と、該セット台上に着脱可能に取り付けた保持台ブロッ
ク(42)と、セット台に取り付けた保持台ブロックを
定位置に位置決め固定する位置決め固定手段(43)と
を備えてなり、該保持台ブロックの上部には前記支持機
構に支持した光ファイバ接続器の調心軸線の延長上に沿
って延在し該延在方向に沿って前記光ファイバホルダを
スライド移動自在に支持する保持台本体(49a)を設
け、前記保持台ブロックの上部以外の周囲にも別途保持
台本体(49b)を設け、保持台ブロックの保持台本体
の内、前記光ファイバホルダのスライド移動自在な支持
に使用する保持台本体を上側として保持台ブロックをセ
ット台に取り付けることで該保持台本体が前記光ファイ
バ接続器に対して位置決めされることを特徴とする光フ
ァイバ接続工具(10)。 - 【請求項2】 セット台に取り付けた保持台ブロックの
上側の保持台本体と、セット台から取り外した保持台ブ
ロックを再度セット台に取り付けた時に上側に位置する
別の保持台本体とは、前記支持機構に支持した光ファイ
バ接続器の調心軸線に対する傾斜角度が互いに異なるこ
とを特徴とする請求項1記載の光ファイバ接続工具。 - 【請求項3】 光ファイバをクランプ支持した光ファイ
バホルダを光ファイバ接続器に向けて押圧する光ファイ
バ押圧機構(47,48)を各保持台本体に設けたこと
を特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ接続工
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12766897A JP3434668B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 光ファイバ接続工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12766897A JP3434668B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 光ファイバ接続工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10319268A JPH10319268A (ja) | 1998-12-04 |
JP3434668B2 true JP3434668B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=14965776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12766897A Expired - Lifetime JP3434668B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 光ファイバ接続工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3434668B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009151076A1 (ja) | 2008-06-13 | 2009-12-17 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ接続方法、接続工具および接続用治具 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3535028B2 (ja) * | 1998-11-17 | 2004-06-07 | 日立電線株式会社 | 光ファイバ突合わせ接続用工具 |
JP2007316414A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Nippon Telegraph & Telephone East Corp | 光ファイバ接続補助器具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2670332B2 (ja) * | 1989-01-30 | 1997-10-29 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ組込台 |
JP3407448B2 (ja) * | 1994-12-29 | 2003-05-19 | 日本電気硝子株式会社 | 光ファイバ接続器用作業台 |
JPH0996736A (ja) * | 1995-09-29 | 1997-04-08 | Fujikura Ltd | 光ファイバ接続器の開閉装置 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12766897A patent/JP3434668B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009151076A1 (ja) | 2008-06-13 | 2009-12-17 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ接続方法、接続工具および接続用治具 |
US8480314B2 (en) | 2008-06-13 | 2013-07-09 | Fujikura Ltd. | Connection method, connection tool, and connection jig for optical fiber |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10319268A (ja) | 1998-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4000484B2 (ja) | 光ファイバ接続治具 | |
JP3434668B2 (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JPH0996736A (ja) | 光ファイバ接続器の開閉装置 | |
JP3485797B2 (ja) | ファイバホルダ用治具 | |
JP3504566B2 (ja) | 光コネクタ組立工具および光コネクタ組立方法 | |
JP3746615B2 (ja) | 光コネクタ接続工具 | |
US6002827A (en) | Fiber retainer | |
JPH10319267A (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JPH09113752A (ja) | 光ファイバの切断機および接続機 | |
JP3407448B2 (ja) | 光ファイバ接続器用作業台 | |
JPH11295554A (ja) | 光ファイバ押圧機構 | |
JP3936145B2 (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JP3725216B2 (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JP3705856B2 (ja) | 光コネクタ組立治具 | |
JP4159968B2 (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JPH0961654A (ja) | 光ファイバ接続器用接続工具 | |
JPH10104456A (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JP3602399B2 (ja) | 光コネクタ | |
JP3171552B2 (ja) | 光ファイバ接続装置 | |
JP2005134585A (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JPH08313759A (ja) | 光コネクタ取付治具およびそれを用いた光コネクタ取付方法 | |
JP3732558B2 (ja) | 光ファイバ接続器用接続工具 | |
JPH11142689A (ja) | 光コネクタ | |
JPH09159857A (ja) | 光ファイバ接続器の作業治具 | |
JPH05281433A (ja) | 光ファイバ接続器用作業台 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140530 Year of fee payment: 11 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |