JP3407448B2 - 光ファイバ接続器用作業台 - Google Patents

光ファイバ接続器用作業台

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JP3407448B2
JP3407448B2 JP33884094A JP33884094A JP3407448B2 JP 3407448 B2 JP3407448 B2 JP 3407448B2 JP 33884094 A JP33884094 A JP 33884094A JP 33884094 A JP33884094 A JP 33884094A JP 3407448 B2 JP3407448 B2 JP 3407448B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ接続器を用
いて光ファイバ同士の端面を突き合わせて接続する作業
に使用される光ファイバ接続器用作業台に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】一般に、光ファイバ同士を機械的に接続
する際、例えば、ホットジャケットリムーバのような専
用の被覆除去工具で被覆を所定長さ(例えば25mm)
だけ除去して光ファイバを露出させ、切断仕上した後、
この先端をスリーブと呼ばれる部材に両側から挿入して
光ファイバ同士の端面を突き合わせて接続している。こ
の場合、スリーブと光ファイバおよび該光ファイバの被
覆部を含めた部分を樹脂製の光ファイバ接続器で保護し
ている。 【0003】本出願人は、先に特開平5−281433
号公報により、図8に示す光ファイバ接続器用作業台を
提案した。この作業台は、上面に光ファイバ接続器20
を位置決め載置し、かつ基台56上に光ファイバ挿入方
向と直交する水平方向へ調整移動可能に設置された中央
台51と、中央台51の一側の基台56上に固設され、
上面に中央台へ向けて低くした傾斜案内溝57を有し、
この傾斜案内溝57の傾斜の高い方の端部に凹所58を
形成した固定台52と、中央台51の他側の基台56上
に中央台51に向けて水平方向へ調整移動可能に設置さ
れ、上面に中央台51に向けて低くした傾斜案内溝62
を有し、この傾斜案内溝62の傾斜の高い方の端部に凹
所63を形成した可動台53と、先端部の被覆が除去さ
れた光ファイバ71、72を突出させて把持し、固定台
52上および可動台53上の傾斜案内溝57、62に夫
々中央台方向へ向けて摺動可能に載置され、かつ傾斜案
内溝57、62の凹所58、63により上下方向へシー
ソー状に揺動できるように装着された一対のホルダ5
4、55とを具備する構成である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
は、その種類によっては心数の違いや一次被覆の材質の
違い等の要因で剛性が異なるので、光ファイバ接続器2
0上の案内溝に光ファイバの先端を押し付けた状態、お
よび最終的に光ファイバ同士を突き合わせた状態での光
ファイバのたわみ量がそれぞれ異なる。その場合、同特
開のものは、傾斜案内溝57、62の傾斜角度を一定と
しているので、ある特定品種の光ファイバに調整したま
ま剛性の異なる他の光ファイバを接続しようとすると、
光ファイバ先端の押さえ過ぎや浮き上がりなどの不都合
な現象が現れる。そこで、剛性の異なる各種類の光ファ
イバ毎に、それに対して光ファイバ接続器20の高さ調
整が必要となり、そのために中央台51の高さ調整を行
う必要が生じるという問題点があった。 【0005】また、同特開のものは、光ファイバ挿入方
向と直交する水平方向、即ち、横方向に湾曲したリボン
状の多心型光ファイバを接続する場合、中央台51を上
部に載置したスライド台73の調整ねじ74を回して中
央台51上に位置決め載置した光ファイバ接続器20を
前または後に調整移動して、その光ファイバ接続器上の
光ファイバ案内溝と光ファイバの先端とを整合させてい
た。しかし、図9に示すように、光ファイバ同士を突き
合わせた後に光ファイバ71、72と光ファイバ接続器
20が直線上の配列となる位置に戻す操作を忘れると、
幅のあるリボン状光ファイバ71、72が斜めに突き合
わされるので、突き合わせるべき光ファイバ対の先端部
分に隙間75ができて接続損失の劣る一部の光ファイバ
対が生じるという問題点があった。 【0006】本発明は、従来の作業台の上記問題点に鑑
みて成されたもので、多種類の光ファイバに対応でき、
かつ光ファイバの先端がどの方向に湾曲していても光フ
ァイバ接続器上の光ファイバ案内溝への整合を容易に
し、さらに操作が簡単な光ファイバ接続器用作業台を提
供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光ファイバ接続器用作業台は、上面に光フ
ァイバ接続器を位置決め載置する中央台と、中央台の一
側の基台上に固設された固定台と、中央台の他側の基台
上に中央台に向けて水平方向へ調整移動可能に設置され
た可動台と、先端部の被覆が除去された光ファイバを突
出させて把持し、固定台および可動台に夫々装着された
一対のホルダとを具備し、前記一対のホルダは、中央台
側に向けて低く傾斜した第一位置で上下方向および横方
向に移動可能にされ、かつ該第一位置から水平な第二位
置へ中央台に向けて前進移動可能にされてなることを特
徴とする。 【0008】 【作用】中央台に光ファイバ導入用の案内溝を上面に備
えた光ファイバ接続器を位置決め載置し、一対のホルダ
に先端部の被覆を除去した光ファイバを先端を突出させ
て把持させる。この一対のホルダは把持した光ファイバ
の先端を夫々中央台の方向に向けて固定台および可動台
の当初の第一位置に装着される。固定台および可動台に
装着されているホルダは、当初の第一位置において中央
台に向けて低く傾斜させてあるため、このホルダに把持
された光ファイバの先端は、中央台上の光ファイバ接続
器の案内溝に向けて上から軽く押し付けられるようにな
る。これによって、光ファイバの先端は、若干たわみを
生じて光ファイバ接続器の案内溝に当接する。この場
合、光ファイバがストレートの場合や光ファイバの先端
が上下方向にのみ湾曲している場合には、上記のような
傾斜押し付け作用によって光ファイバの先端の位置は、
光ファイバ接続器の光ファイバの案内溝と整合した一定
位置となる。従って、ホルダを指で押して水平な第二位
置へ中央台に向かって前進移動させると、光ファイバの
先端は光ファイバ接続器の案内溝に導かれてスムーズに
突き合わせ位置へと移動する。一方、光ファイバの先端
が上下方向と直交する水平方向、即ち、横方向に湾曲し
ている場合には、第一位置においてホルダを上方へ移動
させて光ファイバの先端を光ファイバ接続器の上方へ持
ち上げて非接触とし、この状態でホルダを光ファイバ接
続器の前または後に、即ち横方向へ移動させて光ファイ
バの先端の位置を光ファイバの案内溝と整合する位置に
調整移動する。その後、ホルダを下方へ移動させて光フ
ァイバ接続器の光ファイバ案内溝に光ファイバの先端を
当接させる。この状態から当該ホルダを水平な第二位置
へ中央台に向かって前進移動させると光ファイバの先端
は突き合わせ位置へスムーズに移動する。上記の操作を
固定台に装着したホルダおよび可動台に装着したホルダ
ついて夫々行った状態で、光ファイバ同士の先端に僅か
に隙間が生じる時は、可動台を中央台側へ水平に調整移
動させることで光ファイバ同士の先端を任意の圧力で突
き合わせるようにする。 【0009】 【実施例】図1は、本発明の実施例を示す斜視図、図2
は要部正面図、図3は要部平面図、図4Aは側断面図で
あって、これらの図面において、11は中央台、12は
固定台、13は可動台、14、15は一対のホルダ、1
6は基台、17はクランプアーム、18は拡大鏡、19
は照明ランプを示している。 【0010】中央台11は上面に光ファイバ接続器20
を位置決め載置し、かつ基台16上水平方向前後に調整
移動可能に設置されている。この調整移動機構は基台1
6のガイド溝16aに中央台11を前後方向に移動可能
に嵌着し、中央台11の一部に螺合させた調整ねじ11
aを回動操作して、その先端をガイド溝16aの面に当
接させることにより中央台11を基台16上で前後方向
に調整移動させる構成とする。 【0011】固定台12は、図1および図2に示すよう
に中央台11の一側(図は左側)の基台16上に固設さ
れ、両側にガイド部12bが立設してあり、このガイド
部12bにガイドスロット12i、12jが形成してあ
る。この固定台12にピン12g、12hをガイドスロ
ット12i、12jに嵌入させてホルダ台12aが設置
してある。ホルダ台12aの上面にはホルダ14を嵌着
し位置決めする嵌入溝12cが形成されており、当初の
第一位置においては、固定台12にホルダ台12aを介
して装着されたホルダ14は、中央台11に向けて低く
傾斜した状態になる構造になっている。また、ホルダ台
12aの傾斜の高い方の端部には操作性を良くするため
取っ手12eを形成してある。 【0012】可動台13は、中央台11の他側(図は右
側)の基台16上に中央台11に向けて水平方向へ調整
移動可能に設置され、両側にガイド部13bが立設して
あり、このガイド部13bにガイドスロット13i、1
3jが形成してある。この固定台13にピン13g、1
3hをガイドスロット13i、13jに嵌入させてホル
ダ台13aが設置してある。ホルダ台13aの上面には
ホルダ15を嵌着し位置決めする嵌入溝13cが形成さ
れており、当初の第一位置においては、可動台13にホ
ルダ台13aを介して装着されたホルダ15は中央台1
1に向けて低く傾斜した状態になる構造になっている。
また、ホルダ台13aの傾斜の高い方の端部には操作性
を良くするため取っ手13eを形成してある。上記可動
台13の水平方向への調整移動機構は、図5に示すよう
に、基台16上にスライドレール25を固定してその上
にスライドブロック26を介して可動台13が設置して
あり、この可動台13とばね固定部材16bの間に設置
した押しばね27によって中央台11に向けて押圧さ
せ、かつ基台16上にレバー28を介して回動操作可能
に設置した偏心カム29に可動台13の突起部13dを
当接させて可動台13が中央台11に向けて前記押しば
ね27の押圧力により接近移動する動作を規制させる構
成となっている。尚、押しばね27の押圧力は、ねじ3
0により調整可能な構造としている。更に、図5に示す
ように、ホルダ台13aは、そのピン13gと可動台1
3とに掛け渡した引きばね13fにより斜め下方へ引き
付けた状態にしてあり、ピン13g、13hとガイドス
ロット13i、13jとの遊びを無くすと共に、傾斜し
た第一位置および水平な第二位置でのホルダ台13aの
安定化を図っている。この引きばね13fの部分の構造
は、図示は省略するが、他方の固定台12についても引
きばね12fとして同様に組み込まれている。 【0013】固定台12および可動台13の傾斜した当
初の第一位置におけるホルダ14、15の水平面に対す
る傾斜角度は、45°以下で5〜15°の範囲内、好ま
しくは10°付近が最適である。 【0014】一対のホルダ14、15は、先端部の被覆
が除去された光ファイバ21、22を突出させて把持
し、当初の第一位置において、固定台12および可動台
13のホルダ台12a、13aに夫々中央台11方向へ
向けて低く傾斜して載置され、固定台12および可動台
13のガイドスロット12i、13iと、このスロット
に嵌入するホルダ台12a、13aのピン12g、13
gの上方に設けたガイドスロットのピンの可動領域によ
り、ピン12h、13hを支点として、引きばね12
f、13fの引っ張り力に抗して上方向にシーソー状に
揺動でき、加えてガイド部12b、12b、13b、1
3bの内側テーパー部12k、12k、13k、13k
とホルダ台12a、13aとの両側にできる隙間により
光ファイバ21、22の挿入方向と直交する作業台の前
後方向、即ち横方向へ揺動できるように装着されてい
る。一対のホルダ14、15は同一形状をしており、そ
の一方のホルダ14について図6で説明する。ホルダ1
4は、下板14aと、この下板14aに対してヒンジ1
4bで開閉可能とされた上板14cとからなり、下板1
4aには、一方の光ファイバ21を把持させるための溝
底が波形をした押さえ溝14dが形成してあり、これと
適合する押さえ面14eが上板14cに形成してある。
下板14aの3箇所の14fは、上板14cを止めるマ
グネットである。 【0015】基台16は、長方形とした場合を示してい
るが、他の適宜の形状とすることができ、ほぼ水平な台
上等に安定して載置できればよい。 【0016】図4Aに示すように、クランプアーム17
は、中央台11の後部の溝11dに嵌合された支持ブラ
ケット31に枢軸32を介して上下方向に開閉回動可能
に枢着してある。また、図4Bに示すように、支持ブラ
ケット31はコの字型をしており、偏心した径部分33
cを有するカム軸33bの付いたプレスレバー33が中
央台11後部の穴11cに組み付けられていて、穴11
cは、偏心した径部分33cと支持ブラケット31が接
触できるように下部が削り出されている。そのため、プ
レスレバー33の回転に伴ってクランプアーム17の支
持ブラケット31が偏心した径部分33cの偏心量だけ
下がるようになっている。また、中央台11の前部に設
置されたフック部品34はクランプアーム17が光ファ
イバ接続器20上に下ろされた状態でフック部品34の
爪部34aがクランプアーム17の先端を係止するよう
になっている。 【0017】拡大鏡18は、図1に示すように、中央台
11上に装着された光ファイバ接続器20の上部に位置
するように基台16上の支柱35に支持部材36を介し
て固定され、光ファイバ21、22の接続作業の良否を
拡大して確認するためのものである。尚、支柱35は基
台16に回動可能に枢着されていてもよい。 【0018】照明ランプ19は、基台16に固定又は着
脱可能に装着し、フレキシブル管により作業位置を任意
の方向から照明できるように構成する。また、適宜、接
着剤硬化ランプを装備させ得る。 【0019】光ファイバ接続器20は、図7のA〜Eに
示す様に、長手方向中央部に位置決め固定されたスリー
ブ20aの両端側に光ファイバ21、22の先端を案内
する案内溝20b、20bを形成し、上部を開口した略
凹形断面をなす本体部材20cと、蓋部材20dとから
なり、本体部材20cの上面内部には係止部20e、2
0eが設けてあり、また、蓋部材20dは、その押さえ
面に押さえ部材20f,20fが固着してあり、これと
対応してスリーブ20a内で押さえ部材20f、20f
により直接押圧固定可能としてある。スリーブ20aの
内径両端部は、光ファイバ21、22の素線21a、2
2aの先端の挿入を容易にするために、フレア形状に拡
開させてある。図7は4心型の光ファイバを例示してい
るが、単心型や他の多心型の光ファイバ接続器にも本発
明は適用できるものである。 【0020】本発明の実施例は以上の構成からなり、次
に動作を説明する。 【0021】先ず、スリーブ20aを接着固定した光フ
ァイバ接続器20の本体部品20cを調整ねじ11aに
より所定位置にセットされている中央台11上に位置決
め載置する。この位置決めは、図4から明らかな通り、
光ファイバ接続器20を中央台11の溝11eに嵌合支
持させることによって行う。尚、これに制約されない。 【0022】次に、光ファイバ接続器20が載置された
作業台からホルダ14、15を固定台12および可動台
13から取り出して、光ファイバ21、22の先端部を
突出させてホルダ14、15に把持させる。この光ファ
イバ21、22の先端部を所定長さ(例えば25mm)
だけ被覆部をホットジャケットリムーバ等で剥離除去
し、アルコールで拭き、専用カッターで、接続を行った
時に光ファイバ接続器20のスリーブ20aの中央の位
置となる長さより突き合わせ代(例えば、0.5mm)
だけ長い目に切断する。まず、このホルダ14を固定台
12のホルダ台12a上の嵌入溝12cに嵌着して固定
する。このとき、ホルダ14は、当初の第一位置である
中央台11からスリーブ20aの長さの半分余りの距離
だけ離れて、中央台11に向けて低く傾斜した状態にセ
ットされる。これにより、このホルダ14に把持された
光ファイバ21の先端は、中央台11上に位置決め載置
されている光ファイバ接続器20のスリーブ20a端部
の若干手前に当接する。この場合、光ファイバ21の先
端がストレートか或いは上下方向にのみ湾曲しているの
みであれば、この光ファイバ21の先端と案内溝20b
とは整合するので、ホルダ14を固定台12のホルダ台
12aのガイド部12bに沿って中央台11に向けて手
指で押し動かし光ファイバ21の先端をスリーブ20a
内へ挿入できる。このとき、ホルダ台12aは固定台1
2のガイドスロット12i、12jにそって傾斜角を小
さくしながら移動し、これにともなってホルダ14も同
様に移動するため、光ファイバ21の先端は、光ファイ
バ接続器20のガイド溝20bに当接したままでスリー
ブ20a内にスムーズに挿入され、そして引き続いて水
平な第二位置まで移動させると、光ファイバ21の先端
は、丁度スリーブ20aの中央に位置し、かつホルダ1
4に把持された光ファイバ21は、たわみが残らず水平
な光ファイバ接続器とほぼ一直線上に配置される。 【0023】また、光ファイバ21の先端が上下方向以
外、即ち、横方向に湾曲している場合、ホルダ14を固
定台12に載置したとき、光ファイバ21の先端とスリ
ーブ20aの案内溝20bとが整合しない場合が生ず
る。その場合には、ホルダ台12aの後端の取っ手12
cを手指で下方へ押してシーソー状に揺動させて光ファ
イバ21の先端を光ファイバ接続器20のガイド溝20
bから上方へ逃がしておく。この状態で中央台11のス
リーブ20aの案内溝20bの位置に光ファイバ21の
先端が整合するようにホルダ台12aを横方向に揺動さ
せ移動させる。整合後、ホルダ14の先端側を下げて光
ファイバ21の先端を案内溝20bに当接させ、このホ
ルダ14を水平な第二位置まで前進移動させる。これに
より、光ファイバ21の先端は、スリーブ20a内の中
央までスムーズに挿入される。 【0024】次に、可動台13をレバー28を操作して
中央台11から最も離れた位置にとめておき、先に光フ
ァイバ22を把持しておいたホルダ15を可動台13の
ホルダ台13a上の嵌入溝13cに嵌着して固定する。
このとき、ホルダ15は、当初の第一位置である中央台
11からスリーブ20aの長さの半分余りの距離だけ離
れて、中央台11に向けて低く傾斜した状態にセットさ
れる。これにより、このホルダ15に把持された光ファ
イバ22の先端は、中央台11上に位置決め載置されて
いる光ファイバ接続器20のスリーブ20a端部の若干
手前に当接する。この場合、光ファイバ22の先端がス
トレートか或いは上下方向に湾曲しているのみであれ
ば、この光ファイバ22の先端と案内溝20bとは整合
するので、ホルダ15を可動台13のホルダ台13aの
ガイド部13bに沿って中央台11に向けて手指で押し
動かし光ファイバ22の先端をスリーブ20a内へ挿入
できる。このとき、ホルダ台13aは可動台13のガイ
ドスロット13i、13jに沿って傾斜角を小さくしな
がら移動し、これにともなってホルダ15も同様に移動
するため、光ファイバ22の先端は、光ファイバ接続器
20のガイド溝20bに当接したままでスリーブ20a
内にスムーズに挿入され、そして引き続いて水平な第二
位置まで移動させると、ホルダ15に把持された光ファ
イバ22は、たわみが残らず、水平な光ファイバ接続器
とほぼ一直線上に配置される。 【0025】また、光ファイバ22の先端が上下方向以
外、即ち、横方向に湾曲している場合、ホルダ15を可
動台13に嵌着したとき、光ファイバ21の先端とスリ
ーブ20aの案内溝20bとが整合しない場合が生ず
る。その場合には、ホルダ台13aの後端の取っ手13
cを手指で下方へ押してシーソー状に揺動させて光ファ
イバ22の先端を光ファイバ接続器20のガイド溝20
bから上方へ逃がしておく。この状態で中央台11のス
リーブ20aの案内溝20bの位置に光ファイバ22の
先端が整合するようにホルダ台12aを横方向に揺動さ
せ移動させる。整合後、ホルダ15の先端側を下げて光
ファイバ22の先端を案内溝20bに当接させ、このホ
ルダ15を水平な第二位置まで前進移動させる。これに
より、光ファイバ22の先端は、スリーブ20a内の中
央までスムーズに挿入される。 【0026】このホルダ15が最終の水平な第二位置に
到達すると、その位置は、光ファイバ22の先端がスリ
ーブ20a内の丁度半分の位置の若干(例えば、1mm
程度)手前となるように設定されている。この状態でレ
バー28を操作して偏心カム29を回動させ、可動台1
3の規制を解除して押しばね27の押圧力で可動台13
を左方へ前進させ、光ファイバ22の先端をスリーブ2
0a内で他方の光ファイバ21の先端に突き合わせる。
この突き合わせ力は、押しばね27の押圧力で与えら
れ、ねじ30により適度に調整可能とされている。両光
ファイバ21、22の突き合わせ端部、即ち、スリーブ
20aの中央部には、予め、屈折率整合剤20hが供給
されており、これによって、両光ファイバ21、22は
接続損失が軽減される構成である。この状態で蓋部材2
0dを本体部材20c上に載置して、クランプアーム1
7を下げて蓋部材20d上面に当接させ、クランプアー
ム17の先端をフック部品34の爪部34aで係止し、
プレスレバー33を回動操作して蓋部材20dを本体部
材20cに押し込み、係止させて接続を完了する。この
後、クランプアーム17を開放し、両方のホルダ14、
15も開放して光ファイバ接続器20で接続された光フ
ァイバ21、22を取り出す。 【0027】上記実施例は、単心型、および多心型の光
ファイバのいずれの接続にも適用でき、またスリーブ2
0a内で光ファイバ21、22を突き合わせる他の光フ
ァイバ接続器に使用し得るものである。 【0028】 【発明の効果】本発明の光ファイバ接続器用作業台によ
れば、光ファイバ先端が巻きぐせなどにより、どのよう
な向きに湾曲していても光ファイバ接続器に設けられて
いる案内溝への整合およびスリーブへの挿入が容易とな
るという利点がある。特に、心数が異なるために剛性の
異なる多種類の光ファイバに対しても調整が不要で、正
確かつ簡単に操作ができ、熟練度が要求されず、接続作
業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す斜視図。 【図2】要部正面図。 【図3】要部平面図。 【図4】Aは側断面図。Bは側断面図AのX−X断面
図。 【図5】基台と可動台とホルダ台の位置関係を示す部分
縦断正面図。 【図6】ホルダの斜視図。 【図7】Aは光ファイバ接続器の接続前の状態の拡大縦
断正面図、Bはその縦断側面図、Cは光ファイバ接続器
の接続状態の拡大縦断正面図、Dはその縦断側面図、E
はスリーブの拡大縦断正面図である。 【図8】従来技術の光ファイバ接続器用作業台の要部平
面図。 【図9】従来技術の問題点の説明面図。 【符号の説明】 11 中央台 12 固定台 12a、13a ホルダ台 12b、13b ガイド部 12c、13c 嵌入溝 12e、13e 取っ手 13 可動台 13d 突起部 14、15 ホルダ 14a 下板 14b ヒンジ 14c 上板 14d 押さえ溝 14e 押さえ面 14f マグネット 16 基台 17 クランプアーム 18 拡大鏡 19 照明ランプ 20 光ファイバ接続器 20a スリーブ 20b 案内溝 20c 本体部材 20d 蓋部材 20e 係止部 20f 押さえ部材 21、22 光ファイバ 25 スライドレール 26 スライドブロック 27 押しばね 28 レバ− 29 偏心カム 30 ねじ 31 支持ブラケット 32 枢軸 33 プレスレバー 34 フック部品 35 支柱 36 支持部材
フロントページの続き (72)発明者 多田 信夫 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本 電気硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−281433(JP,A) 特開 平4−146403(JP,A) 特開 平2−199409(JP,A) 特開 平2−199408(JP,A) 実開 平2−107105(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上面に光ファイバ接続器を位置決め載置
    する中央台と、中央台の一側の基台上に固設された固定
    台と、中央台の他側の基台上に中央台に向けて水平方向
    へ調整移動可能に設置された可動台と、先端部の被覆が
    除去された光ファイバを突出させて把持し、固定台およ
    び可動台に夫々装着された一対のホルダとを具備し、前
    一対のホルダは、中央台側に向けて低く傾斜した第一
    位置で上下方向および横方向に移動可能にされ、かつ該
    第一位置から水平な第二位置へ中央台に向けて前進移動
    可能にされてなることを特徴とする光ファイバ接続器用
    作業台。
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