JPH05281433A - 光ファイバ接続器用作業台 - Google Patents

光ファイバ接続器用作業台

Info

Publication number
JPH05281433A
JPH05281433A JP7642992A JP7642992A JPH05281433A JP H05281433 A JPH05281433 A JP H05281433A JP 7642992 A JP7642992 A JP 7642992A JP 7642992 A JP7642992 A JP 7642992A JP H05281433 A JPH05281433 A JP H05281433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
tip
fiber connector
capillary
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7642992A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Tamura
文昭 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP7642992A priority Critical patent/JPH05281433A/ja
Publication of JPH05281433A publication Critical patent/JPH05281433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造及び操作が簡単で光ファイバの先端がど
のように湾曲していてもキャピラリへ容易に挿入するこ
とができ、誰れでもが正確迅速に効率よく接続すること
ができる安価な光ファイバ接続器用作業台を提供するこ
と。 【構成】 基台(6)上に前後方向へ移動可能に設置さ
れ、上面に光ファイバ接続器(10)を位置決め載置する
中央台(1)と、中央台(1)の両側に配置した固定台
(2)及び可動台(3)と、光ファイバ(11)(12)を
把持し、固定台(2)上及び可動台(3)上の傾斜案内
溝(2a)(3a)に摺動可能に載置され、かつ、凹所
(2b)(3b)により上下にシーソー状に揺動可能と
された1対のホルダ(4)(5)とで光ファイバ接続器
用作業台を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ接続器に載
置されたキャピラリ内で光ファイバ同士の端面を突き合
わせて接続する場合に使用される光ファイバ接続器用作
業台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバ同士を接続する場
合、専用の被覆除去工具(例えば、ホットストリッパー
等)で被覆を所定長さ(例えば25mm程度)だけ除去し、
芯線を露出させ、この芯線の先端をキャピラリと呼ばれ
るガラス製の細管(芯線と略同一内径)内に両側から突
き合わせて接続している。この場合、キャピラリ、芯線
露出部及び該露出部付近の被覆部を含めた部分を樹脂製
の光ファイバ接続器で保護している。
【0003】上記光ファイバ接続器による光ファイバの
接続作業は、当初、手作業で行われていたが、熟練度を
必要とし、かつ、作業能率が低い等の欠点があり、この
点を改善するために、近時、各種の作業治具(以下、作
業台と称する。)が提案されている。例えば、特開平2
− 20807号、特開平2−199407号、特開平2−199408号
御参照。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、特開平2− 2
0807号のものは、光ファイバ接続器を位置決め固定する
中央の治具に対し、接続すべき光ファイバを把持する左
右のクランプ治具を精密ねじ機構により相互に水平に接
近移動させて光ファイバの先端を中央の光ファイバ接続
器上のキャピラリに両側から挿入し、突き合わせ接続す
るようにしたものであるが、この方式は、精密ねじ機構
を採用するため高価となるのみならず、光ファイバの先
端が巻きぐせなどにより湾曲している場合では、キャピ
ラリ内にうまく挿入することができない点で問題があっ
た。
【0005】また、特開平2−199407号のものは、光フ
ァイバ接続器を位置決め固定する中央の治具に対し、接
続すべき光ファイバを把持する左右のクランプ治具を中
央の単一のツマミの回動操作で初期傾斜状態から水平状
態へ両側同時に連動して回動させ、しかも、その際、左
右のクランプ治具を相互に水平に接近移動させて光ファ
イバの先端を中央の光ファイバ接続器上のキャピラリに
両側から挿入し、突き合わせ接続するようにしたもので
あるが、この方式は、左右のクランプ治具を同時に水平
に回動させ、かつ、相互に接近移動させるための連動機
構が複雑であるのみならず、左右の連動精度が必要とな
るため製作費が高価となり、故障も発生し易い点で問題
があった。
【0006】さらに、特開平2−199408号のものは、上
記特開平2−199407号のものの中央の治具までをも同時
に上方へ上昇させるようにしたものであって、これらの
連動機構が一層複雑となり、高価となるのみならず、故
障も発生し易い点で問題があった。
【0007】また、特開平2−199407号及び特開平2−
199408号のものは、中央の治具が固定されているか、上
昇動作するのみであって、これでは、光ファイバの先端
の湾曲方向が上下方向にある場合にはよいが、上下方向
以外の方向に湾曲している場合には光ファイバの先端を
キャピラリ内にうまく挿入させることができない点で問
題があった。
【0008】本発明は、従来の作業台の上記問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とするところは、構造
が簡単で安価であり、しかも、光ファイバの先端がどの
ように湾曲していてもキャピラリへの挿入を容易化し、
さらに、操作が簡単で使用が容易な光ファイバ接続器用
作業台を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、上面に光ファイバ接続器を位置決め載置
し、かつ、基台上に光ファイバ挿入方向と直交する水平
方向へ調整移動可能に設置された中央台と、中央台の一
側の基台上に固設され、上面に中央台へ向けて低くした
傾斜案内溝を有し、この傾斜案内溝の傾斜の高い方の端
部に凹所を形成した固定台と、中央台の他側の基台上に
中央台に向けて水平方向へ調整移動可能に設置され、上
面に中央台へ向けて低くした傾斜案内溝を有し、この傾
斜案内溝の傾斜の高い方の端部に凹所を形成した可動台
と、先端部の被覆が除去された光ファイバを突出させて
把持し、固定台上及び可動台上の傾斜案内溝に夫々中央
台方向へ向けて摺動可能に載置され、かつ、傾斜案内溝
の凹所により上下方向へシーソー状に揺動できるように
装着された1対のホルダとを具備させたものである。
【0010】
【作用】中央台には、キャピラリを載置した光ファイバ
接続器を位置決め載置し、1対のホルダに先端部の被覆
を除去した光ファイバを先端を突出させて把持させ、こ
のホルダを固定台及び可動台上の傾斜案内溝上に、光フ
ァイバの先端を中央台の方向に向けて載置する。固定台
及び可動台上の傾斜案内溝は、中央台に向けて低く傾斜
させてあるため、この傾斜案内溝に載置されたホルダ
は、把持した光ファイバの先端を中央台上の光ファイバ
接続器に向けて上から軽く押し付けるようになる。これ
によって、光ファイバの先端は、若干撓みを生じて光フ
ァイバ接続器に当接する。光ファイバの先端が上下方向
に湾曲している場合やストレートの場合、上記のように
傾斜押し付け作用によって光ファイバの先端の位置は、
光ファイバ接続器の案内面に密着してキャピラリと整合
した一定位置となっている。従って、ホルダを指で押し
て中央台側へ摺動させると、光ファイバの先端は光ファ
イバ接続器のV溝に案内されてキャピラリ内にスムーズ
に挿入される。一方、光ファイバの先端が上下方向と直
交する方向に湾曲している場合、このままでホルダを中
央台側へ摺動させても、光ファイバの先端とキャピラリ
とが整合していないため、挿入できない。そこで、この
場合には、先ず、ホルダの後部を押圧して凹所により当
該ホルダの先端側を上方へシーソー状に揺動させ、光フ
ァイバの先端を光ファイバ接続器の上方へ持ち上げて非
接触とし、この状態で中央台を水平方向前後へ移動させ
てキャピラリを光ファイバの先端と整合する位置に調整
移動させる。そして、当該ホルダの先端側を下方へシー
ソー状に揺動させて光ファイバの先端をキャピラリと整
合する位置で光ファイバ接続器の案内面に密着させ、こ
の状態で当該ホルダを中央台側へ摺動させ、光ファイバ
の先端をキャピラリ内にスムーズに挿入させることがで
きる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す斜視図、図2は
要部正面図、図3は平面図、図4は側面図であって、こ
れらの図面において、(1)は中央台、(2)は固定
台、(3)は可動台、(4)(5)は1対のホルダ、
(6)は基台、(7)はクランプアーム、(8)は正立
顕微鏡、(9)は照明ランプを示している。
【0012】中央台(1)は上面に光ファイバ接続器
(10)を位置決め載置し、かつ、基台(6)上に光ファ
イバ(11)(12)の挿入方向と直交する水平方向前後へ
調整移動可能に設置されている。この調整移動機構とし
ては、基台(6)上に固定したスライドレール(13)上
に中央台(1)を前後方向へ摺動可能に装着し、スライ
ドレール(13)に回動操作可能に設置した調整ねじ(1
4)を中央台(1)の一部に螺合させ、この調整ねじ(1
4)を回動操作することにより、中央台(1)をスライ
ドレール(13)上で前後方向に調整移動させる構成とす
る。
【0013】固定台(2)は、中央台(1)の一側(図
は左側)の基台(6)上に固設され、上面に中央台
(1)へ向けて低くした傾斜案内溝(2a)を有し、こ
の傾斜案内溝(2a)の傾斜の高い方の端部に図2に示
す様に凹部(2b)を形成してある。
【0014】可動台(3)は、中央台(1)の他側(図
は右側)の基台(6)上に中央台(1)に向けて水平方
向へ調整移動可能に設置され、上面に中央台(1)へ向
けて低くした傾斜案内溝(3a)を有し、この傾斜案内
溝(3a)の傾斜の高い方の端部に凹所(3b)を形成
してある。上記調整移動機構としては、図5(A)
(B)に示す様に、基台(6)上に固定したスライドレ
ール(15)上にスライドブロック(16)を介して可動台
(3)を中央台(1)に向けて左右方向に水平移動可能
に装着し、基台(6)の1部(6a)と可動台(3)と
の間に設置した押ばね(17)によって中央台(1)に向
けて押圧させ、かつ、基台(6)上にレバー(18)を介
して回動操作可能に設置した偏心カム(19)に可動台
(3)の一部(3c)を当接させて可動台(3)が中央
台(1)に向けて前記押ばね(17)の押圧力により接近
移動する動作を規制させるようにしている。尚、押ばね
(17)の押圧力は、ねじ(20)により調整可能としてい
る。
【0015】固定台(2)及び可動台(3)の傾斜案内
溝(2a)(3a)の水平面に対する傾斜角度は、45゜
以下、5゜〜15゜好ましくは 10゜付近が最適であった。
【0016】1対のホルダ(4)(5)は、先端部の被
覆が除去された光ファイバ(11)(12)を突出させて把
持し、固定台(2)上及び可動台(3)上の傾斜案内溝
(2a)(3a)に夫々中央台(1)方向へ向けて摺動
可能に載置され、かつ、傾斜案内溝(2a)(3a)の
凹所(2b)(3b)により、上下方向にシーソー状に
揺動できるように装着されている。1対のホルダ(4)
(5)は同一形状をしており、その一方(4)について
図6で説明する。ホルダ(4)は、下板(4a)と、こ
の下板(4a)に対してヒンジ(4b)で開閉可能とさ
れた上板(4c)とからなり、下板(4a)には一方の
光ファイバ(11)を把持させるための溝底が波形をした
押え溝(4d)が形成してあり、これと適合する押え面
(4e)が上板(4c)に形成してある。そして、下板
(4a)には永久磁石(4f)が適宜埋設してあり、こ
れによって上板(4c)を閉鎖状態に保持させるように
してある。この磁力は、ホルダ(4)(5)を固定台
(2)及び可動台(3)に適度の吸着力で保持させるた
めにも利用されている。
【0017】基台(6)は、長方形とした場合を例示し
ているが、他の適宜の形状とすることができ、机上等に
安定して載置できればよい。
【0018】クランプアーム(7)は、中央台(1)と
対応して基台(6)の後部側に立設した支持ブラケット
(21)に枢軸(22)を介して上下方向に開閉回動可能に
枢着してあり、押え突起(7a)を有する。
【0019】正立顕微鏡(8)は、中央台(1)上に装
着された光ファイバ接続器(10)の中央上部に位置する
ように基台(6)上の支柱(23)にクランプ部材(24)
を介して固定され、可変倍率型の場合には倍率を、固定
倍率型の場合には鏡筒位置を移動させて光ファイバ(1
1)(12)の接続作業の良否を拡大して確認するための
ものである。
【0020】照明ランプ(9)は、基台(6)に固定又
は着脱可能に装着し、可撓管により作業位置を任意の方
向から照明できるように構成する。また、適宜、接着剤
硬化ランプを装備させ得る。
【0021】光ファイバ接続器(10)は、図7の(A)
〜(E)に示す様に、長手方向中央部に位置決め固定さ
れたキャピラリ(10a)の両端側に光ファイバ(11)
(12)の芯線(11a)(12a)の先端を案内するガイド
溝(10b)(10b)を形成し、上部を開口した略凹形断
面をなす本体部材(10c)と、蓋部材(10d)とからな
り、本体部材(10c)の上部内面には係止部(10e)
(10e)が設けてあり、また、蓋部材(10d)は、その
押え面にシリコンゴム等の弾性体(10f)(10f)が固
着してあり、これと対応してキャピラリ(10a)には溝
(10g)(10g)が形成してある。これによって、光フ
ァイバ(11)(12)の芯線(11a)(12a)は、キャピ
ラリ(10a)内で弾性体(10f)(10f)により直接押
圧固定可能としてある。キャピラリ(10a)の内径面両
端は、光ファイバ(11)(12)の芯線(11a)(12a)
の先端の挿入を容易にするために、テーパ状に拡開させ
てある。図7は4心型の光ファイバを例示しているが、
単心型や他の多心型の光ファイバ接続器にも本発明は適
用できるものである。
【0022】本発明の実施例は以上の構成からなり、次
に動作を説明する。
【0023】先ず、キャピラリ(10a)を中央に位置決
めした光ファイバ接続器(10)を中央台(1)上に位置
決め載置する。この位置決めは、図1から明かな通り、
光ファイバ接続器(10)の長手方向両端を溝等に嵌合支
持させることによって行う。尚、これに制約されない。
【0024】次に、ホルダ(4)(5)を固定台(2)
及び可動台(3)から取り出して、光ファイバ(11)
(12)の先端部を突出させてこのホルダ(4)(5)に
把持させる。この光ファイバ(11)(12)の先端部を例
えば25mmの所定長さだけ被覆部をホットストリッパー等
で剥離除去し、アルコールで拭き、専用カッターでキャ
ピラリ(10a)の半分の長さより若干長い目に切断す
る。このホルダ(4)(5)を固定台(2)及び可動台
(3)上の傾斜案内溝(2a)(3a)に載置する。こ
の場合、ホルダ(4)(5)は、片側づつ載置する。先
ず、固定台(2)にホルダ(4)を載置する。この場
合、固定台(2)の上面の傾斜案内溝(2a)の長手方
向(ホルダの摺動方向)の両端には、ストッパ(2c)
(2d)が設けてあり、このストッパ(2c)(2d)
間でホルダ(4)が摺動できる距離を、キャピラリ(10
a)の半分の長さより若干長く設定されている。そし
て、ホルダ(4)を固定台(2)の傾斜案内溝(2a)
上に載置するとき、傾斜の高い方の端部にあるストッパ
(2c)側に当接して載置する。これにより、このホル
ダ(4)に把持された光ファイバ(11)の先端は、中央
台(1)上に位置決め載置されている光ファイバ接続器
(10)のキャピラリ(10a)の若干手前のガイド溝(10
b)上に当接する。この場合、光ファイバ(11)の先端
がストレートか或いは上下に湾曲しているだけであれ
ば、この光ファイバ(11)の先端の当接しているガイド
溝(10b)とキャピラリ(10a)とは整合しているた
め、ホルダ(4)を固定台(2)上の傾斜案内溝(2
a)に沿って中央台(1)に向けて手指で押し動かし光
ファイバ(11)の先端をキャピラリ(10a)内へ挿入す
る。このとき、光ファイバ(11)の先端は、ホルダ
(4)が傾斜案内溝(2a)に沿って傾斜状態を保持し
たままで移動するため、光ファイバ(11)の先端が光フ
ァイバ接続器(10)のガイド溝(10b)に当接したまま
でキャピラリ(10a)内にスムーズに挿入される。ホル
ダ(4)を傾斜案内溝(2a)の傾斜の低い方の端部の
ストッパ(2d)に当接するまで移動させると、光ファ
イバ(11)の先端は、丁度キャピラリ(10a)の中央に
位置せしめられる。
【0025】また、光ファイバ(11)の先端の湾曲方向
が上下方向以外であれば、ホルダ(4)を固定台(2)
に載置したとき、光ファイバ(11)の先端とキャピラリ
(10a)とが整合しない場合が生ずる。この場合には、
ホルダ(4)の後端を左手指で押して凹所(2b)に落
し込み、先端を中央台(1)上から持ち上げ、光ファイ
バ(11)の先端を光ファイバ接続器(10)のガイド溝
(10b)から上方へ逃がしておく。この状態で右手によ
り中央台(1)の調整ねじ(14)を回動操作して中央台
(1)を前後方向に調整移動させ、キャピラリ(10a)
の位置を光ファイバ(11)の先端位置と整合する位置へ
移動させる。整合させると、ホルダ(4)の先端側を押
し下げて光ファイバ(11)の先端をガイド溝(10b)に
当接させ、このホルダ(4)をストッパ(2d)に当る
まで押す。これにより、光ファイバ(11)の先端は、キ
ャピラリ(10a)内の中央までスムーズに挿入される。
【0026】次に、可動台(3)の傾斜案内溝(3a)
に他方のホルダ(5)を載置する。この可動台(3)の
傾斜案内溝(3a)の長手方向両端には、ストッパ(3
d)(3e)が設けてあり、このストッパ(3d)(3
e)間でホルダ(5)が摺動できる距離もキャピラリ
(10a)の半分の長さより若干長く設定されている。ホ
ルダ(5)は傾斜案内溝(3a)の後端側のストッパ
(3e)に当接するように載置し、光ファイバ(12)の
先端を中央台(1)上の光ファイバ接続器(10)のキャ
ピラリ(10a)の右端より若干手前でガイド溝(10b)
に当接させる。このとき、光ファイバ(12)の先端の当
接位置とキャピラリ(10a)の右端の位置とが同一線上
に整合しておれば、ホルダ(5)を手指で押して光ファ
イバ(12)の先端をキャピラリ(10a)内に右端から挿
入してゆく。しかし、上記のように整合していなけれ
ば、ホルダ(5)の後端を押して凹所(3b)に落し込
み、光ファイバ(12)の先端をガイド溝(10b)から上
方へ逃がしておき、この状態で中央台(1)を前後方向
に調整移動させ、キャピラリ(10a)の右端の位置と光
ファイバ(12)の先端とが同一線上に整合するように調
整移動させる。そして、ホルダ(5)を戻し、キャピラ
リ(10a)に向けて傾斜案内溝(3a)上を押し動か
す。ホルダ(5)が傾斜案内溝(3a)の傾斜の低い方
の端部に当接すると、その位置は、光ファイバ(12)の
先端がキャピラリ(10a)内の丁度半分の位置の若干
(例えば、1〜2mm程度)手前となるように設定されて
いる。この状態で図1のレバー(18)を操作して偏心カ
ム(19)を回動させ、可動台(3)の規制を解除して押
ばね(17)の押圧力で可動台(3)を左方へ前進させ、
光ファイバ(12)の先端をキャピラリ(10a)内で他方
の光ファイバ(11)の先端に突き合わせる。この突き合
わせ力は、押ばね(17)の押圧力で与えられ、適度に調
整可能とされている。両光ファイバ(11)(12)の突き
合わせ端部、即ち、キャピラリ(10a)の中央部には、
予め、屈折率整合剤(10h)が供給されており、これに
よって、両光ファイバ(11)(12)は接続損失が軽減さ
れる構成である。この状態で蓋部材(10d)が光ファイ
バ接続器(10)上にかぶせられ、クランプアーム(7)
を押し下げてその突起(7a)により蓋部材(10d)を
光ファイバ接続器(10)上に押し込み、係止させて接続
を完了する。この後、クランプアーム(7)を開放し、
両方のホルダ(4)(5)も開放して光ファイバ接続器
(10)で接続された光ファイバ(11)(12)を取り出
す。
【0027】上記実施例は、単心型、及び多心型の光フ
ァイバのいずれの接続にも適用でき、また、キャピラリ
(10a)内で光ファイバ(11)(12)を突き合わせる他
のタイプの光ファイバ接続器に使用し得るものである。
【0028】
【発明の効果】本発明の光ファイバ接続器用作業台によ
れば、複雑な構造が一切なく、簡単安価に提供すること
ができ、故障もしない利点がある。特に、光ファイバの
先端が巻きぐせなどにより、どのような向きに湾曲して
いてもキャピラリへの挿入が容易となり、誰れでも正確
かつ簡単に操作ができ、熟練度が要求されず、接続作業
の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】要部正面図。
【図3】平面図。
【図4】側面図。
【図5】(A)は可動台と基台との摺動関係を示す部分
縦断正面図、(B)はその縦断側面図。
【図6】ホルダの斜視図。
【図7】(A)は光ファイバ接続器の接続前の状態の拡
大縦断正面図、(B)はその縦断側面図、(C)は光フ
ァイバ接続器の接続状態の拡大縦断正面図、(D)はそ
の縦断側面図、(E)はキャピラリの拡大縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
1 中央台 2 固定台 3 可動台 2a、3a 傾斜案内溝 2b、3b 凹所 4、5 ホルダ 6 基台 10 光ファイバ接続器 10a キャピラリ 11、12 光ファイバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に光ファイバ接続器を位置決め載置
    し、かつ、基台上に光ファイバ挿入方向と直交する水平
    方向へ調整移動可能に設置された中央台と、 中央台の一側の基台上に固設され、上面に中央台へ向け
    て低くした傾斜案内溝を有し、この傾斜案内溝の傾斜の
    高い方の端部に凹所を形成した固定台と、 中央台の他側の基台上に中央台に向けて水平方向へ調整
    移動可能に設置され、上面に中央台へ向けて低くした傾
    斜案内溝を有し、この傾斜案内溝の傾斜の高い方の端部
    に凹所を形成した可動台と、 先端部の被覆が除去された光ファイバを突出させて把持
    し、固定台上及び可動台上の傾斜案内溝に夫々中央台方
    向へ向けて摺動可能に載置され、かつ、傾斜案内溝の凹
    所により上下方向へシーソー状に揺動できるように装着
    された1対のホルダとを具備させたことを特徴とする光
    ファイバ接続器用作業台。
JP7642992A 1992-03-31 1992-03-31 光ファイバ接続器用作業台 Pending JPH05281433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7642992A JPH05281433A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 光ファイバ接続器用作業台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7642992A JPH05281433A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 光ファイバ接続器用作業台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05281433A true JPH05281433A (ja) 1993-10-29

Family

ID=13604925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7642992A Pending JPH05281433A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 光ファイバ接続器用作業台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05281433A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300795A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Fujikura Ltd 光ファイバ接続方法および接続用治具
US8480314B2 (en) 2008-06-13 2013-07-09 Fujikura Ltd. Connection method, connection tool, and connection jig for optical fiber

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300795A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Fujikura Ltd 光ファイバ接続方法および接続用治具
US8480314B2 (en) 2008-06-13 2013-07-09 Fujikura Ltd. Connection method, connection tool, and connection jig for optical fiber

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5129567A (en) Method and apparatus for cutting an optical fiber
US8442375B2 (en) Assembly tool and optical connector assembly method
US6244488B1 (en) Method and apparatus for cutting optical fiber
US6801705B2 (en) Optical fiber cutting apparatus and optical fiber cutting method therefor
KR101928642B1 (ko) 광섬유 절단 장치
JP2017142456A (ja) 光ファイバ切断装置
JPH02238406A (ja) 光ファイバの切断方法
JPH05196833A (ja) 光ファイバ接続装置
JPH05281433A (ja) 光ファイバ接続器用作業台
JPH0996736A (ja) 光ファイバ接続器の開閉装置
JP3407448B2 (ja) 光ファイバ接続器用作業台
JP3609172B2 (ja) 光ファイバの切断機および接続機
JPH09197156A (ja) 光ファイバ接続工具
EP3859414A1 (en) Optical fiber cutting device and optical fiber cutting method
JP2001166179A (ja) 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具
JP3936145B2 (ja) 光ファイバ接続工具
JP3732558B2 (ja) 光ファイバ接続器用接続工具
JP2662781B2 (ja) ファイバ切断装置
JP3432894B2 (ja) 光ファイバ接続部の仮置台
JP2943789B1 (ja) 光ファイバカッタ
JP2011133787A (ja) 光ファイバ斜め切断装置及び光ファイバ斜め切断方法
WO2024122648A1 (en) Optical fiber cutting device and optical fiber cutting method
JPH10104456A (ja) 光ファイバ接続工具
JP2508948Y2 (ja) 光フアイバの切断工具
JPH04107205U (ja) 光フアイバ接続器用作業台