JPH096146A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH096146A
JPH096146A JP7150634A JP15063495A JPH096146A JP H096146 A JPH096146 A JP H096146A JP 7150634 A JP7150634 A JP 7150634A JP 15063495 A JP15063495 A JP 15063495A JP H096146 A JPH096146 A JP H096146A
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cleaner blade
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーナーブレードおよび2次転写ローラの
接離制御をして残留トナーを確実にクリーニングし、汚
れのないきれいな画像を形成する。 【構成】 ジャムが解除されると、CPUは、メインモ
ータにより中間転写ベルトを回転し、クリーナーブレー
ドを中間転写ベルトに圧接させ、2次転写ローラを中間
転写ベルトから離間させる。この状態で中間転写ベルト
を1周以上回転することにより、中間転写ベルト上に残
留したトナーがブレードにより除去されて、中間転写ベ
ルトがクリーニングされる。中間転写ベルトのクリーニ
ング後、CPUは、2次転写ローラを中間転写ベルトに
圧接させ、2次転写部材に2次転写時と逆バイアスの電
圧を印加する。この状態で2次転写ローラを1周以上回
転することにより、2次転写ローラ上に残留したトナー
は中間転写ベルト上に戻され、中間転写ベルト上に戻さ
れたトナーがブレードにより除去され、2次転写ローラ
がクリーニングされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体上に現像された
トナー像の1次転写が行われる中間転写体を備えた画像
形成装置に関し、特に、中間転写体に対して圧接離間
(以下、接離ともいう)可能に設けられ中間転写体上の
トナーを除去するクリーナーブレードの接離制御を行っ
て画像品質を高めるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタなどの画像形成装置では、記録
紙搬送経路において記録紙の紙詰り、すなわちジャムが
発生することがある。ジャムが発生した場合には、その
後にプリントされる画像の品質に悪影響を及ぼさないよ
うにするために、残留トナーを除去するクリーニング処
理を行う必要がある。
【0003】一般的な従来技術においては、感光体上に
現像されたトナー像が記録紙に転写される前にジャムが
発生した場合には、ジャム処理時に感光体上の残留トナ
ーをクリーニングさせてから、プリント許可を出すよう
になっている。
【0004】また、特公昭61−2938号公報に開示
されるように、ジャム発生時には転写部材を感光体から
離間させ、感光体上に付着したトナー像が転写部材に転
写されないようにし、トナー像が通過した後に転写部材
を感光体に圧接させることで転写部材が汚れないように
していた。
【0005】この手法によれば、一見転写部材が汚れず
感光体上に残ったトナー像のみクリーニングすればいい
ように思えるが、感光体上に付着したトナー像が転写部
材の上を通過中にトナーがこぼれて転写部材上に付着し
たり、また記録紙の搬送が通常より遅れた場合に発生す
るジャムのときには、転写部材上にトナー像が転写され
たりしていることがある。そして、この状態のままプリ
ントを行うと、裏汚れや転写不良、定着部分の汚れを招
く結果となる。
【0006】ところで、画像形成装置には、特公平6−
105377号公報に開示されるように、中間転写体と
して可撓性を有する転写ベルトを使用したプリンタもあ
る。このプリンタでは、感光体上に現像されたトナー像
は、まず1次転写部において転写ベルトに対して1次転
写され、そして、転写ベルト上に転写されたトナー像
が、2次転写部において記録紙に対して2次転写される
ようになっている。このプリンタは、中間転写体上のト
ナーを除去するクリーナーブレード(以下単に、「ブレ
ード」ともいう)を有し、前記2次転写部には、中間転
写体に対して圧接および離間自在に2次転写ローラが設
けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】中間転写体を備えた画
像形成装置でジャムが発生した場合には、中間転写体と
2次転写ローラ上にトナーが付着している可能性がある
ため、2次転写ローラおよびブレードを中間転写体に圧
接してクリーニングを行う必要性がある。
【0008】しかしながら、従来の技術では、ブレード
および2次転写ローラの接離制御については十分な配慮
がされておらず、中間転写体上のトナー像が残ってしま
ったり、2次転写ローラに付着したトナー像が取り除か
れないまま次ぎのプリント動作が開始されてしまったり
するという不具合が生じる虞があった。
【0009】すなわち、ジャム解除時、2次転写ローラ
を中間転写体に当接ないし圧接させたままブレードを中
間転写体に当接ないし圧接させてクリーニングを行う
と、2次転写ローラに多くのトナーが付着してしまい、
ここからの除去が難しくなる虞がある。また、中間転写
体のクリーニング後、トナーが2次転写ローラに付着し
てしまう虞があり、これを取り除かないと次ぎの画質に
悪影響を及ぼしてしまうことから、中間転写体クリーニ
ング後、この2次転写ローラからもトナーを取り除くた
めの動作を制御する必要があった。
【0010】また、プリント時に記録紙上の画像領域外
にトナーのカブリやスジなどの汚れが発生することがあ
ったため、本発明者はその原因を追及したところ、かか
る汚れは中間転写体上の残留トナーによるものであるこ
とが判明した。つまり、従来のプリント開始時のシーケ
ンスでは、中間転写体のクリーニング動作が行われてい
なかったため、前回のプリントでクリーニングしきれな
かったトナーが中間転写体上に残留し、中間転写体上の
トナー像を記録紙に転写する際に、画像領域外の残留ト
ナーまで一緒に記録紙上に転写されてしまい、そのトナ
ーがスジなどの汚れとなって発生することが判明した。
【0011】また、プリント待機中は、ブレードを中間
転写体に圧接させたままにしていたため、中間転写体に
圧接の跡が残ったり、中間転写体およびブレード自体が
変形したりしていた。かかる現象も画像品質の低下を招
く一要因となっていた。
【0012】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、クリーナーブレードお
よび2次転写部材の接離制御をすることにより、中間転
写体および2次転写部材に残留するトナーを確実にクリ
ーニングして、汚れのないきれいな画像を形成し得る画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】さらに本発明は、画像形成動作開始時に中
間転写体をクリーニングしたり、プリント待機中のクリ
ーナーブレードの位置を所定位置に保持することによ
り、画像品質を高め得る画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、請求項毎に次ぎのように構成される。
【0015】請求項1に記載の発明の構成は、形成すべ
き画像に対応したトナー像が形成される感光体と、前記
感光体上のトナー像を中間転写体上に転写する1次転写
部材と、前記中間転写体に対して圧接および離間自在に
設けられると共に前記中間転写体上のトナー像を記録紙
上に転写する2次転写部材と、前記中間転写体を回転駆
動する中間転写体駆動手段と、を有してなる画像形成装
置において、前記中間転写体に対して圧接および離間自
在に設けられると共に前記中間転写体上のトナーを除去
するクリーナーブレードと、前記2次転写部材を前記中
間転写体に対して圧接状態または離間状態に選択的に切
り換えて保持する2次転写部材保持手段と、前記クリー
ナーブレードを前記中間転写体に対して圧接状態または
離間状態に選択的に切り換えて保持するクリーナーブレ
ード保持手段と、記録紙搬送経路における紙詰りを検出
する紙詰り検出手段と、紙詰り状態が解除されたことを
検出する紙詰り解除検出手段と、前記2次転写部材に電
圧を印加する電圧印加手段と、前記各検出手段による検
出信号に基づいて、前記各保持手段、前記各駆動手段お
よび前記電圧印加手段の作動を制御する制御手段と、を
有してなり、前記制御手段は、紙詰り状態が解除された
ことを検出した後に、前記クリーナーブレードを前記中
間転写体に対して圧接状態に保持すると共に前記2次転
写部材を前記中間転写体に対して離間状態に保持し、前
記中間転写体を1周以上回転させて前記中間転写体上の
クリーニングを行い、当該中間転写体のクリーニング後
に、前記2次転写部材を前記中間転写体に対して圧接状
態に切り換えて保持し、前記2次転写部材に電圧を印加
して、前記2次転写部材を1周以上回転させて前記2次
転写部材のクリーニングを行うことを特徴とする画像形
成装置である。
【0016】請求項2に記載の発明の構成は、形成すべ
き画像に対応したトナー像が形成される感光体と、前記
感光体上のトナー像を中間転写体上に転写する1次転写
部材と、前記中間転写体上のトナー像を記録紙上に転写
する2次転写部材と、前記中間転写体を回転駆動する中
間転写体駆動手段と、を有してなる画像形成装置におい
て、前記中間転写体に対して圧接および離間自在に設け
られると共に前記中間転写体上のトナーを除去するクリ
ーナーブレードと、前記クリーナーブレードを前記中間
転写体に対して圧接状態または離間状態に選択的に切り
換えて保持するクリーナーブレード保持手段と、前記ク
リーナーブレード保持手段および前記中間転写体駆動手
段の作動を制御する制御手段と、を有してなり、前記制
御手段は、プリント待機中に、前記クリーナーブレード
を前記中間転写体に対して離間状態に保持していること
を特徴とする画像形成装置である。
【0017】請求項3に記載の発明の構成は、前記制御
手段は、プリント動作開始時に、前記中間転写体駆動手
段を作動させる前に前記クリーナーブレードを前記中間
転写体に対して圧接状態に切り換えて保持し、前記感光
体から転写された前記中間転写体上のトナー像が前記中
間転写体駆動手段の作動に伴って前記クリーナーブレー
ドの手前に到達した時点で、前記クリーナーブレードを
前記中間転写体に対して離間状態に切り換えて保持する
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0018】
【作用】このように構成した本発明にあっては、請求項
毎に次ぎのように作用する。
【0019】請求項1に記載の発明にあっては、クリー
ナーブレードおよび2次転写部材の接離制御をすること
により、中間転写体および2次転写部材に残留するトナ
ーが次ぎのようにしてクリーニングされる。
【0020】(中間転写体のクリーニング)まず、紙詰
り検出手段により記録紙搬送経路における紙詰りが検出
され、オペレータにより紙詰りが除去されると、紙詰り
解除検出手段が紙詰り状態が解除されたことを検出す
る。すると、制御手段は、中間転写体駆動手段を作動さ
せて中間転写体を回転駆動し、クリーナーブレード保持
手段を作動させてクリーナーブレードを中間転写体に対
して圧接状態に保持し、2次転写部材保持手段を作動さ
せて2次転写部材を中間転写体に対して離間状態に保持
する。この状態で中間転写体を1周以上回転させること
により、中間転写体上に残留したトナーは当該中間転写
体に対して圧接状態にあるクリーナーブレードにより除
去される。この結果、中間転写体がクリーニングされ
る。
【0021】(2次転写部材のクリーニング)中間転写
体のクリーニング後、制御手段は、2次転写部材保持手
段を作動させて2次転写部材を中間転写体に対して圧接
状態に切り換えて保持し、電圧印加手段を作動させて2
次転写部材に電圧を印加する。この状態で2次転写部材
を1周以上回転させることにより、2次転写部材上に残
留したトナーは電圧の印加により中間転写体上に戻さ
れ、中間転写体上に戻されたトナーは当該中間転写体に
対して圧接状態にあるクリーナーブレードにより除去さ
れる。この結果、2次転写部材がクリーニングされる。
【0022】このようにして中間転写体および2次転写
部材に残留するトナーがクリーニングされるので、紙詰
り解除後になされる画像形成動作で、残留トナーに起因
する汚れなどが発生せずに、きれいな画像が形成され
る。
【0023】請求項2に記載の発明にあっては、プリン
ト待機中においては、制御手段は、クリーナーブレード
保持手段を作動させてクリーナーブレードを中間転写体
に対して離間状態に保持する。したがって、中間転写体
にクリーナーブレードの圧接の跡が残ったり、中間転写
体およびブレード自体が変形したりする虞がなくなり、
形成される画像の品質が高まる。
【0024】請求項3に記載の発明にあっては、プリン
ト動作開始時においては、制御手段は、中間転写体駆動
手段を作動させる前にクリーナーブレード保持手段を作
動させてクリーナーブレードを中間転写体に対して圧接
状態に切り換えて保持する。この状態で中間転写体駆動
手段を作動させることにより、中間転写体上に残留して
いたトナーは当該中間転写体に対して圧接状態にあるク
リーナーブレードにより除去されて、中間転写体がクリ
ーニングされる。1次転写部材により感光体上のトナー
像が中間転写体上に転写され、この中間転写体上に転写
されたトナー像が中間転写体駆動手段の作動に伴ってク
リーナーブレードの手前に到達した時点で、制御手段
は、クリーナーブレード保持手段を作動させてクリーナ
ーブレードを中間転写体に対して離間状態に切り換えて
保持する。これにより、中間転写体上に感光体上のトナ
ー像を転写する前に中間転写体が予めクリーニングさ
れ、また、クリーナーブレードが所定のタイミングで離
間状態に保持されるため、感光体から転写された中間転
写体上のトナー像がクリーナーブレードによって損なわ
れることがない。さらに、中間転写体が動き出す前にク
リーナーブレードが予め圧接状態に保持されるので、中
間転写体のクリーニング領域を可及的に大きくすること
ができる。したがって、画像形成動作の開始時に中間転
写体がクリーニングされるので、形成される画像の品質
が高まる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0026】図1は、本発明の画像形成装置の一実施例
に係るフルカラーレーザビームプリンタの正面から見た
外観を示す斜視図であり、図2は、フルカラーレーザビ
ームプリンタの内部機構を示す概略構成図である。
【0027】(プリンタの全体構成)図2に示すよう
に、このプリンタは、概略、矢印a方向に回転駆動され
る感光体ドラム11(感光体に相当する)を備えた感光
体ユニット10と、レーザ走査光学系20と、フルカラ
ー現像装置30と、矢印b方向に回転駆動される無端状
の中間転写ベルト41(中間転写体に相当する)を備え
た中間転写ユニット40と、給紙部60とで構成されて
いる。
【0028】感光体ドラム11の周囲には、帯電ブラシ
13、クリーナ12が設置されている。帯電ブラシ13
は感光体ドラム11の表面を所定の電位に均一に帯電す
る。クリーナ12はブレード12aによって感光体ドラ
ム11上に残留したトナーを掻き落とす。
【0029】レーザ走査光学系20は、レーザダイオー
ド、ポリゴンミラー21、fθ光学素子を内蔵した周知
のもので、その制御部にはC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)ごとの印字デ
ータがホストコンピュータから転送される。レーザ走査
光学系20は各色ごとの印字データを順次レーザビーム
として出力し、感光体ドラム11上を走査露光する。こ
れにて、感光体ドラム11上に各色ごとの静電潜像が順
次形成される。
【0030】フルカラー現像装置30は、C,M,Y,
Bkのトナーを含む現像剤を収容した四つの色別現像器
31C,31M,31Y,31Bkを図示しない現像ラ
ックに一体的に取り付けたもので、現像ラックは、支軸
を支点として時計回り方向に回転可能である。各現像器
は、感光体ドラム11上に各色の静電潜像が形成される
ごとに、対応する現像器の現像スリーブ32が現像位置
Dへ位置するように回転しつつ切り換えられる。本実施
例ではロータリ式のフルカラー現像装置30を使用する
ことにより、プリンタ全体のコンパクト化を図ってい
る。
【0031】中間転写ユニット40の中間転写ベルト4
1は、支持ローラ42,43およびテンンョンローラ4
4,45に無端状に張り渡されており、メインモータM
1(中間転写体駆動手段に相当する)により、感光体ド
ラム11と同期して矢印b方向に回転駆動される。前記
感光体ドラム11もメインモータM1により回転駆動さ
れる。中間転写ベルト41における画像領域外の側端部
には、カラー画像の先端位置合わせ用の孔部が1つ設け
られており、この孔部を検出することによりベルト位置
を検出するベルト位置検出センサSE1が中間転写ベル
ト41に近接して設けられている。ベルト位置検出セン
サSE1が前記孔部を検出すると、所定時間後に画像デ
ータを感光体ドラム11に露光させる制御がなされる。
【0032】中間転写ベルト41は、回転自在な1次転
写ローラ46に押圧されて感光体ドラム11に接触して
おり、この接触部が1次転写部である。また、中間転写
ベルト41は、支持ローラ43に支持された部分で以下
に説明する記録紙の水平搬送路65に臨み、回転自在な
2次転写ローラ59が接触している。この接触部が2次
転写部である。
【0033】1次転写ローラ46および2次転写ローラ
59には、バイアス電圧を印加する公知の電圧印加手段
が設けられている。そして、1次転写ローラ46は、感
光体ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト41上に
転写し、2次転写ローラ59は、中間転写ベルト41上
のトナー像を記録紙上に転写する。
【0034】前記現像装置30と中間転写ベルト41の
間のスペースには、クリーナ50が設置されている。ク
リーナ50は、中間転写ベルト41上の残留トナーを掻
き取るためのクリーナーブレード51を有している。こ
のブレード51および前記2次転写ローラ59は、中間
転写ベルト41に対して圧接ないし当接自在および離間
自在、つまり接離可能に設けられている。
【0035】給紙部60は、プリンタ本体lの正面側
(オペレータが通常位置する側)に開放自在な手差用の
給紙トレイ61と、前記正面側から交換自在に本体1内
に装着される給紙カセット64と、給紙ローラ62と、
タイミングローラ63とから構成されている。給紙トレ
イ61上に積載された記録紙あるいは給紙カセット64
に積層状態に収容された記録紙Sは、給紙ロ一ラ62の
回転によって1枚ずつ図2中右方へ給紙され、タイミン
グローラ63で中間転写ベルト41上に形成された画像
と同期をとって2次転写部へ送り出される。記録紙Sの
水平搬送路65はエアーサクションベルト66等で構成
され、定着器70からは搬送ローラ72,73,74を
備えた垂直搬送路71が設けられている。記録紙Sはこ
の垂直搬送路71からプリンタ本体1の上面へ排出され
る。
【0036】記録紙搬送経路の途上には、記録紙Sの有
無を検出するために、複数個の記録紙検出センサSE
2,SE3,SE4(紙詰り検出手段に相当する)が配
置されている。搬送方向に沿う記録紙Sの先端縁あるい
は後端縁を検出することで、前記記録紙検出センサSE
2,SE3,SE4はオン信号またはオフ信号の検出信
号を出力する。各記録紙検出センサSE2,SE3,S
E4からの検出信号とその時間間隔とに基づいて、記録
紙Sの紙詰り、すなわちジャムの発生と、ジャムの発生
箇所とが検知される。
【0037】紙詰りが生じた記録紙Sを取り除くため
に、プリンタ本体1の前カバー5および裏カバー6は、
図示しないヒンジ部を中心に開閉自在となっている。例
えば、垂直搬送路71においてジャムが生じたときに
は、オペレータは裏カバー6を開いて詰った記録紙Sを
取り除き、ジャムを解除する。カバー5,6が閉じられ
ていることを検出するために、前カバー検出センサSE
5および裏カバー検出センサSE6が各カバー5,6に
近接して取り付けられている。これらカバー検出センサ
SE5,SE6が紙詰り解除検出手段に相当する。
【0038】(フルカラープリント動作)ここで、本実
施例におけるフルカラーのプリント動作について、その
概略を説明する。
【0039】プリント動作の開始に際して、2次転写ロ
ーラ59およびブレード51は中間転写ベルト41から
離間している。プリント動作が開始されると、メインモ
ータM1が起動され、感光体ドラム11が矢印a方向、
中間転写ベルト41が矢印b方向に同じ周速度で回転駆
動され、感光体ドラム11は帯電ブラシ13によって所
定の電位に帯電される。
【0040】続いて、レーザ走査光学系20によってシ
アン画像の露光が行われ、感光体ドラム11上にシアン
画像の静電潜像が形成される。この静電潜像は直ちに現
像器31Cで現像されると共に、トナー画像は1次転写
部で中間転写ベルト41上に転写される。1次転写終了
直後に現像器31Mが現像位置Dへ切り換えられ、続い
てマゼンタ画像の露光、現像、1次転写が行われる。以
下同様に、現像器31Yへの切換え、イエロー画像の露
光、現像、1次転写が行われる。さらに、現像器31B
kへの切換え、ブラック画像の露光、現像、1次転写が
行われ、1次転写ごとに中間ベルト41上にはトナー画
像が重ねられていく。
【0041】最終の1次転写が終了すると、現像装置3
0は次のプリント処理のために現像器31Cへ切り換え
られ、同時に2次転写ローラ59およびブレード51が
中間転写ベルト41に圧接する。このとき、記録紙Sが
2次転写部へ送り込まれ、中間転写ベルト41上に形成
されたフルカラートナー画像が記録紙S上に転写され
る。この2次転写が終了すると、2次転写ローラ59お
よびブレード51は中間転写ベルト41から離間する。
【0042】なお、プリント動作の開始時における中間
転写ベルト41に対する2次転写ローラ59およびブレ
ード51の接離制御は、後に詳細に説明する。また、ジ
ャム解除後のクリーニング時における中間転写ベルト4
1に対する2次転写ローラ59およびブレード51の接
離制御も、後に詳述する。
【0043】(ブレードと2次転写ローラーの接離機
構)本実施例における前記ブレード51および2次転写
ローラ59の接離態様を概説すれば次ぎの通りである。
ブレード51および2次転写ローラ59は、プリント待
機中は、中間転写ベルト41から離間している(図4参
照)。プリント動作が開始されると、1色目のトナー像
を損なうことなく中間転写ベルト41のクリーニングを
実施するために、1色目のトナー像の先端がブレード5
1位置の手前に到達するまでは、ブレード51を中間転
写ベルト41上に圧接させてある(図5参照)。その
後、中間転写ベルト41上に4色のトナー画像が重ね合
わされるまでは、ブレード51および2次転写ローラ5
9は、中間転写ベルト41から離間している(図4参
照)。2次転写動作時には、ブレード51および2次転
写ローラ59は、中間転写ベルト41上に圧接する(図
3参照)。
【0044】ジャムが発生した場合には、当該ジャムの
解除後において、中間転写ベルト41および2次転写ロ
ーラ59のクリーニングを実施するために、ブレード5
1および2次転写ローラ59が中間転写ベルト41から
離間した状態から(図4参照)、まず、ブレード51の
みを中間転写ベルト41上に圧接させてトナーを掻き取
り(図5参照)、その後に所定のタイミングで、2次転
写ローラ59を中間転写ベルト41上に圧接させてある
(図3参照)。
【0045】接離機構110は、ブレード51および2
次転写ローラ59を、図3、図4、図5に示す接離態様
に制御する。当該接離機構110が、2次転写ローラ5
9を中間転写ベルト41に対して圧接状態または離間状
態に選択的に切り換えて保持する2次転写部材保持手
段、および、ブレード51を中間転写ベルト41に対し
て圧接状態または離間状態に選択的に切り換えて保持す
るクリーナーブレード保持手段として機能する。
【0046】接離機構110の第1レバー111および
第2レバー112は、支軸113に回転自在に取り付け
られ、第1カム114および第2カム115は、カム軸
116に固着されている。第1レバー111は、その先
端がクリーナ50のハウジング55の突片55aに当接
可能であり、第1カム114によって回転角度が規制さ
れる。第2レバー112は、その先端が2次転写ローラ
59の支軸59aに当接可能であり、第2カム115に
よって回転角度が規制される。カム軸116には、正逆
両方向に回転可能なカム駆動用モータM3が図示しない
減速機構を介して連結され、カム駆動用モータM3は制
御手段としてのCPU118によって制御される。ま
た、2次転写ローラ59は、板ばね58によって上方に
付勢された状態でホルダ57に取り付けられている。
【0047】第1カム114および第2カム115は、
通常、図4に示す回転角度0°の位置にある。このと
き、第1レバー111の先端はクリーナ50の突片55
aに当接し、ハウジング55を押圧してブレード51を
中間転写ベルト41から離間させる。また、第2レバー
112の先端は支軸59aを押圧し、2次転写ローラ5
9を中間転写ベルト41から離間させる。
【0048】カム114、115が180°回転する
と、図3に示すように、第1レバー111が反時計回り
方向に若干回転し、その先端が突片55aから離れる。
これにより、凹部50bでピン50aに回動自在に係合
したクリーナ50が、ピン50aを支点として時計回り
方向に若干回動し、ブレード51の先端が中間転写ベル
ト41に圧接する。また、第2レバー112が時計回り
方向に若干回転し、その先端が支軸59aから離れる。
これにより、2次転写ローラ59が板ばね58のばね力
で図中上方に移動して中間転写ベルト41に圧接する。
レバー111、112およびカム114、115が図3
の状態にセットされるのは、中間転写ベルト41に4色
のトナー画像が重ねられた後記録紙Sに2次転写される
とき、および、ジャム解除後に2次転写ローラ59がク
リーニングされるときである。
【0049】カム114、115が回転角度0°の位置
から反時計回り方向に90°回転すると、図5に示すよ
うに、第1レバー111が反時計回り方向に若干回転
し、その先端が突片55aから離れる。これにより、ク
リーナ50がピン50aを支点として時計回り方向に若
干回動し、ブレード51の先端が中間転写ベルト41に
圧接する。第2レバー112は回転角度0°のときと同
じ姿勢を維持し、2次転写ローラ59は中間転写ベルト
41から離間したままである。レバー111、112お
よびカム114、115が図5の状態にセットされるの
は、プリント動作開始時に中間転写ベルト41がクリー
ニングされるとき、ジャム解除後に中間転写ベルト41
がクリーニングされるときである。
【0050】なお、このプリンタは、テストパターンの
濃度を光学的に検出してトナー濃度を自動制御するAI
DC(自動トナー濃度制御)を実施可能であり、この制
御の際には、中間転写ベルト41上には順次各色トナー
ごとのテストパターンが1次転写されてくるので、ブレ
ード51を中間転写ベルト41に圧接させてトナーを掻
き取る必要がある反面、2次転写ローラ59を中間転写
ベルト41から離間させてトナー汚れを防止しなければ
ならない。したがって、この制御時にも、レバー11
1、112およびカム114、115が図5の状態にセ
ットされるようになっている。
【0051】(制御系)図6は、プリンタの制御系を示
す概略ブロック図であり、CPU118には、ホストコ
ンピュータが接続され、当該ホストコンピュータからプ
リント信号および印字データが入力される。また、CP
U118には、ベルト位置検出センサSE1、記録紙検
出センサSE2,SE3,SE4およびカバー検出セン
サSE5,SE6が接続され、ベルト位置検出信号、記
録紙検出信号およびカバー検出信号が入力される。
【0052】一方、CPU118からは、ポリゴンモー
タM2やメインモータM1を駆動あるいは停止させる制
御信号が出力される。また、感光体ドラム11の帯電処
理、露光処理、現像バイアスの印加処理、1次転写バイ
アス電圧の印加処理および2次転写バイアス電圧の印加
処理を行う制御信号が、帯電ブラシ13、レーザ走査光
学系20、電圧印加手段などに出力される。また、中間
転写ベルト41に対するブレード51の接離制御を行う
クリーナーブレード接離信号と、中間転写ベルト41に
対する2次転写ローラ59の接離制御を行う2次転写ロ
ーラ接離信号とが、カム駆動用モータM3に出力され
る。
【0053】また、CPU118には、ROM、RAM
などの記憶手段が接続され、ROMにはタイマ1、タイ
マ2およびタイマ3の値が予め記憶されている。CPU
118は、設定された各タイマ値をカウントする。
【0054】(プリンタの全体動作)次ぎに、本実施例
のプリンタの全体動作の手順を、図7のメインフローチ
ャートを参照して説明する。
【0055】プリンタの作動がスタートすると、まず、
シーケンスカウンタ、各種フラグ、タイマあるいは変数
などを初期化するCPU初期化処理が行われ(ステップ
S1)、各制御のタイミングをとるタイマ処理(S2)
の後、プリント開始処理が行われる(S3)。プリンタ
の作動中はジャムが生じたか否かを検出するジャム検出
処理が行われ(S4)、ジャムが発生したときには、中
間転写ベルト41と2次転写ローラ59のクリーニング
を行うクリーニング処理が行われる(S5)。その後
に、給排紙処理、エラー処理などのその他処理をした後
(S6)、時間待ち処理をして(S7)、ステップS2
に戻り、上述の処理が継続される。
【0056】(接離機構の動作手順)まず、ステップS
3〜S5の処理中になされる接離機構110の動作手順
について説明する。
【0057】この制御はCPU118によってカム駆動
用モータM3を制御することによって行われる。
【0058】CPU118がブレード離間信号および2
次転写ローラ離間信号をカム駆動用モータM3に出力す
ると、モータM3は、これらの離間信号に基づき、第1
カム114および第2カム115を図4に示す回転角度
0°の位置に回転させる。この位置にカム114,11
5が回転することにより、第1レバー111の先端がク
リーナ50の突片55aに当接して、ブレード51が中
間転写ベルト41から離間する。一方、第2レバー11
2の先端が支軸59aを押圧して、2次転写ローラ59
が中間転写ベルト41から離間する。
【0059】CPU118がブレード圧接信号および2
次転写ローラ離間信号をカム駆動用モータM3に出力す
ると、モータM3は、これらの信号に基づき、第1カム
114および第2カム115を図5に示す回転角度90
°の位置に回転させる。この位置にカム114,115
が回転することにより、第1レバー111の先端がクリ
ーナ50の突片55aから離れて、ブレード51の先端
が中間転写ベルト41に圧接する。一方、第2レバー1
12の先端が支軸59aを押圧して、2次転写ローラ5
9が中間転写ベルト41から離間する。
【0060】CPU118がブレード圧接信号および2
次転写ローラ圧接信号をカム駆動用モータM3に出力す
ると、モータM3は、これらの圧接信号に基づき、第1
カム114および第2カム115を図3に示す回転角度
180°の位置に回転させる。この位置にカム114,
115が回転することにより、第1レバー111の先端
がクリーナ50の突片55aから離れて、ブレード51
の先端が中間転写ベルト41に圧接する。一方、第2レ
バー112の先端が支軸59aから離れて、2次転写ロ
ーラ59が中間転写ベルト41に圧接する。
【0061】(プリント開始処理)ステップS3のプリ
ント開始処理における中間転写ベルト41のクリーニン
グ動作手順を、図8、図9のフローチャートおよび図1
0のシーケンスタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0062】プリンタの電源がオンされたときには、C
PU118は、ブレード離間信号および2次転写ローラ
離間信号をカム駆動用モータM3に必ず出力しており、
ブレード51および2次転写ローラ59は中間転写ベル
ト41から離間している。このようにブレード51およ
び2次転写ローラ59を中間転写ベルト41から離間さ
せておくのは、ブレード51および2次転写ローラ59
が中間転写ベルト41に長時間圧接したままでは、中間
転写ベルト41に圧接の跡が残ったり、ブレード51お
よび中間転写ベルト41が変形したりするので、これら
を防止するためである。
【0063】プリンタの始動当初は、ジャムエラーが発
生しておらず(S11)、シーケンスタイマが終了して
おり(S12)、シーケンスカウンタに0(ゼロ)がセ
ットされているので、シーケンス0(ゼロ)の処理がな
される。つまり、CPU118は、プリント信号のオン
を認識すると(S13)、プリント動作を開始し、ポリ
ゴンモータM2を起動する(S14)。図10のタイム
チャート中「t1 」で示すように、ポリゴンモータM2
の起動と同時に、CPU118は、ブレード圧接信号を
出力し、図5に示すように、ブレード51の先端を中間
転写ベルト41に圧接させる(S15)。一方、第2レ
バー112は回転角度0°のときと同じ姿勢を維持し、
2次転写ローラ59は中間転写ベルト41から離間した
ままである。
【0064】次いで、シーケンスタイマに所定の値をセ
ットし(S16)、シーケンスカウンタを1だけインク
リメントした後(S17)、メインフローに戻る。メイ
ンフローでステップS4〜S7、S2の制御がなされ、
ステップS3のプリント開始処理ルーチンが再び実行さ
れ、ステップS16でセットされたシーケンスタイマの
値をカウントアップしていれば、シーケンスカウンタに
1がセットされているので、シーケンス1の処理がなさ
れる。以下同様にして、シーケンスタイマのセットや、
シーケンスカウンタを1だけインクリメントしつつ、シ
ーケンス1からシーケンス7までの処理がなされる。
【0065】シーケンス1(S18〜S20)では、ブ
レード51を中間転写ベルト41に圧接させてから一定
時間後(タイムチャート「t2 」)に、メインモータM
1を起動し(S18)、感光体ドラム11を図2中矢印
a方向に、中間転写ベルト41を矢印b方向に同じ周速
度で回転する。これにより、中間転写ベルト41に残留
していたトナーが当該ベルト41に圧接するブレード5
1により掻き取られて、中間転写ベルト41のクリーニ
ングが開始される。メインモータM1の起動前、すなわ
ち中間転写ベルト41の回転開始前にブレード51を圧
接させるようにしたのは、中間転写ベルト41をクリー
ニングし得る時間を少しでも長くするためである。
【0066】シーケンス2(S21〜S23)では、メ
インモータM1を起動させてから一定時間後(タイムチ
ャート「t3 」)に、帯電処理をオンし(S21)、帯
電ブラシ13により感光体ドラム11の表面を所定の電
位に均一に帯電する。
【0067】シーケンス3(S24〜S26)では、感
光体ドラム11を帯電させてから一定時間後(タイムチ
ャート「t4 」)に、露光処理をオンし(S24)、レ
ーザ走査光学系20により感光体ドラム11上を走査露
光する。
【0068】シーケンス4(S27〜S29)では、露
光開始から一定時間後(タイムチャート「t5 」)に、
現像バイアス処理をオンし(S27)、さらに、シーケ
ンス5(S30,S31)では、現像バイアスオンから
一定時間後(タイムチャート「t6 」)に、1次転写バ
イアス処理をオンし(S30)、1次転写用の電圧印加
手段で、1次転写ローラ46にバイアス電圧を印加し
て、プリントの準備を行う。
【0069】中間転写ベルト41にはカラー画像先端位
置合せ用の孔部が1つ設けてあり、ベルト位置検出セン
サSE1がその孔部を検出すると(タイムチャート「t
7 」)、所定時間後(タイムチャート「t8 」)に、ス
テップS34で画像データが感光体ドラム11に露光さ
れるようになっている(ベルト位置検出)。
【0070】プリント準備が終了すると、シーケンス6
(S32〜S35)で、CPU118は前記ベルト位置
検出を開始し、ベルト位置検出センサSE1がその孔部
を検出すると(タイムチャート「t7 」)、ブレード5
1を離間させるタイミングを採るタイマ3のカウントを
開始する(S32,S33)。タイマ3はCPU118
内でセットされる。
【0071】ブレード51を中間転写ベルト41から離
間させるタイミングは、1次転写された中間転写ベルト
41上のトナー像がブレード51でクリーニングされな
いようにする必要がある。すなわち、カラー印字1色目
の画像先端がブレード51位置から所定寸法α(mm)
手前にきたところで、ブレード51を離間させるように
しなければならない。
【0072】よって、タイマ3にセットするタイマの値
(T3)は、 T3(秒)={(露光位置からブレード位置までの長
さ)−α}/V ここで、α:1色目の画像先端がクリーニングされない
ための長さ(mm) V:システムスピード(mm/秒) となる。
【0073】ベルト位置を検出した後、感光体ドラム1
1上に露光されたカラー印字1色目の静電潜像はフルカ
ラー現像装置30によって現像され、1次転写部で中間
転写ベルト41上に転写される。中間転写ベルト41上
の1色目のトナー画像の先端がブレード51位置のα
(mm)手前にきたところでタイマ3が終了する。
【0074】シーケンス7(S36〜S38)で、タイ
マ3のカウントが終了すると(タイムチャート「t9
」)、CPU118は、ブレード離間信号をカム駆動
用モータM3に出力し、第1カム114および第2カム
115を図4に示す回転角度0°の位置に回転し、ブレ
ード51を中間転写ベルト41から離間させる。そし
て、シーケンスカウンタに0(ゼロ)をセットすれば、
プリント開始処理における中間転写ベルト41の一連の
クリーニング動作が完了する。
【0075】このようにプリント待機中においては、ブ
レード51が離間状態に保持されるので、中間転写ベル
ト41にブレード51の圧接の跡が残ったり、中間転写
ベルト41およびブレード51自体が変形したりする虞
がなくなり、プリントされる画像の品質が高まる。
【0076】さらに、プリント動作の開始時には、中間
転写体ベルト41に感光体ドラム11上のトナー像を1
次転写する前に中間転写ベルト41が予めクリーニング
される。また、ブレード51が所定のタイミングで離間
状態に保持されるため、感光体ドラム11から転写され
た中間転写ベルト41上のトナー像がブレード51によ
って損なわれることがない。さらに、中間転写ベルト4
1が動き出す前にブレード51が予め圧接状態に保持さ
れるので、中間転写ベルト41のクリーニング領域を可
及的に大きくすることができる。したがって、プリント
動作の開始時に中間転写体がクリーニングされるので、
プリントされる画像の品質が高まる。
【0077】この後は、2色目〜4色目までのトナー画
像が順次中間転写ベルト41上に重ねられ、記録紙Sに
転写される。
【0078】(ジャム検出処理)ステップS4のジャム
検出処理の動作手順を、図11のフローチャートを参照
して説明する。
【0079】CPU118は、ジャム検出フラグがセッ
トされていなければ(S41)、記録紙検出センサSE
2,SE3,SE4の状態を検知しており(S42)、
記録紙検出センサSE2,SE3,SE4のいずれかが
一定時間以上オンしていた場合には(S43)、ジャム
が発生したと判断する。
【0080】このときには、CPU118は、各デバイ
スをオフにする制御信号を出力してプリント動作を停止
し(S44)、さらに、2次転写ローラ離間信号をカム
駆動用モータM3に出力して、2次転写ローラ59を中
間転写ベルト41から離間させる(S45)。2次転写
ローラ59を離間させるのは、オペレータがジャム処理
を容易に行い得るようにするため、および、中間転写ベ
ルト41のクリーニング時にトナーが2次転写ローラ5
9に不必要に付着してしまうことを防ぐためである。
【0081】次いで、ジャム検出フラグをセットする
(S46)。このジャム検出フラグは、ジャム処理のと
きにプリンタ内に残った記録紙を全て取り除き、記録紙
検出センサSE2,SE3,SE4をすべてオフ状態に
することによって、クリアされる(S47,S48)。
【0082】(クリーニング処理)ステップS5のクリ
ーニング処理の動作手順を、図12〜図14のフローチ
ャートおよび図15のシーケンスタイミングチャートを
参照して説明する。
【0083】クリーニング処理の開始当初は、シーケン
スタイマが終了しており(S51)、シーケンスカウン
タに0(ゼロ)がセットされているので、シーケンス0
(ゼロ)の処理がなされる。つまり、CPU118は、
ジャムが解除されたか否かを判断し(S52,S5
3)、ジャム解除を認識すると、クリーニング処理を開
始し、ポリゴンモータM2を起動する(S54,図15
のタイムチャート「t11」)。ジャム解除の検出は、カ
バー検出センサSE5,SE6によりカバーが閉められ
たのを確認した後に、ジャム検出フラグがクリアされて
いるのを確認することで検出される(S52,S5
3)。
【0084】次いで、シーケンスタイマに所定の値をセ
ットし(S55)、シーケンスカウンタを1だけインク
リメントした後(S56)、メインフローに戻る。メイ
ンフローでステップS6〜S7、S2〜S4の制御がな
され、ステップS5のクリーニング処理ルーチンが再び
実行され、S55でセットされたシーケンスタイマの値
をカウントアップしたと判断すると、シーケンスカウン
タに1がセットされているので、シーケンス1の処理が
なされる。以下同様にして、シーケンスタイマのセット
や、シーケンスカウンタを1だけインクリメントしつ
つ、シーケンス1からシーケンス9までの処理がなされ
る。
【0085】シーケンス1(S57〜S60)では、ポ
リゴンモータM2を起動させてから一定時間後(タイム
チャート「t12」)に、メインモータM1を起動し(S
57)、感光体ドラム11を図2中矢印a方向に、中間
転写ベルト41を矢印b方向に同じ周速度で回転する。
さらに、メインモータM1起動と同時に、帯電処理をオ
ンし(S58)、帯電ブラシ13により感光体ドラム1
1の表面を所定の電位に均一に帯電する。
【0086】シーケンス2(S61〜S63)では、メ
インモータM1を起動させると共に感光体ドラム11を
帯電させてから一定時間後(タイムチャート「t13」)
に、現像バイアス処理をオンする(S61)。
【0087】シーケンス3(S64〜S68)では、現
像バイアスオンから一定時間後(タイムチャート「t1
4」)に、1次転写バイアス処理をオンする(S6
4)。1次転写用の電圧印加手段で、1次転写ローラ4
6にバイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム
11上に残ったトナー画像を中間転写ベルト41に転写
させる。さらに、1次転写バイアスのオンと同時に、C
PU118は、ブレード圧接信号および2次転写ローラ
離間信号をカム駆動用のモータM3に出力し、第1カム
114および第2カム115を図5に示す回転角度90
°の位置に回転し、ブレード51を中間転写ベルト41
に圧接させ、2次転写ローラ59を中間転写ベルト41
から離間させる(S65)。また、中間転写ベルト41
のクリーニングの終了タイミングを採るタイマ1のカウ
ントを開始する(S66)。タイマ1はCPU118内
でセットされる。
【0088】タイマ1にセットするタイマの値(T1)
は、 T1(秒)=(L1+α)/V ここで、L1:中間転写ベルト1周の長さ(mm) α :マージン(mm) V :システムスピード(mm/秒) となる。
【0089】これにより、中間転写ベルト41に残留し
ていたトナーが当該ベルト41に圧接しているブレード
51により掻き取られて、中間転写ベルト41がクリー
ニングされる。
【0090】シーケンス4(S69〜S74)で、タイ
マ1のカウントが終了すると(タイムチャート「t1
5」)、CPU118は、2次転写逆バイアス処理をオ
ンし(S70)、2次転写用の電圧印加手段で、2次転
写ローラ59にプリント中とは逆極性のバイアス電圧を
印加する。これと共に、CPU118は、2次転写ロー
ラ圧接信号をカム駆動用モータM3に出力し、第1カム
114および第2カム115を図3に示す回転角度18
0°の位置に回転し、2次転写ローラ59をも中間転写
ベルト41に圧接させる(S71)。これと同時にタイ
マ2をセットする(S72)。タイマ2には、2次転写
ローラ59が1回転するのに要する時間に、中間転写ベ
ルト41上に戻された2次転写ローラ59上のトナーが
ブレード51に到達するまでの時間を加えた値がセット
される。
【0091】タイマ2にセットするタイマの値(T2)
は、 T2(秒)=(L2+L3)/V ここで、L2:2次転写ローラ1周の長さ(mm) L3:2次転写ローラ位置からブレード位置までの長さ
(mm) V :システムスピード(mm/s) となる。なお、L3は、図4に示される。
【0092】これにより、2次転写ローラ59に残留し
ていたトナーが2次転写の逆バイアスにより中間転写ベ
ルト41上に戻され、中間転写ベルト41上に戻された
トナーが当該ベルト41に圧接しているブレード51に
より掻き取られて、2次転写ローラ59がクリーニング
される。
【0093】2次転写ローラ59のクリーニングを行な
うのは,ジャム発生時に2次転写ローラ59上に転写さ
れてしまったトナー像を取り除き、さらに中間転写ベル
ト41のクリーニング中に中間転写ベルト41からこぼ
れ落ちたトナーを取り除くためである。この2次転写ロ
ーラ59のクリーニングを怠ると、次にプリントしたと
きに裏汚れなどの不具合の原因となる。
【0094】シーケンス5(S75〜S80)で、タイ
マ2のカウントが終了すると(タイムチャート「t1
6」)、CPU118は、2次転写逆バイアス処理をオ
フし(S76)、ブレード離間信号および2次転写ロー
ラ離間信号をカム駆動用モータM3に出力し、第1カム
114および第2カム115を図4に示す回転角度0°
の位置に回転し、ブレード51および2次転写ローラ5
9を中間転写ベルト41から離間させる(S77,S7
8)。
【0095】次いで、オンしていた各デバイスをオフす
る。つまり、シーケンス6(S81〜S83)で、ブレ
ード51および2次転写ローラ59を離間させてから一
定時間後(タイムチャート「t17」)に現像バイアス処
理をオフし(S81)、シーケンス7(S84〜S8
6)で、現像バイアス処理をオフしてから一定時間後
(タイムチャート「t18」)に1次転写バイアス処理を
オフし(S84)、シーケンス8(S87〜S89)
で、1次転写バイアス処理をオフしてから一定時間後
(タイムチャート「t19」)に帯電処理をオフする(S
87)。
【0096】そして、シーケンス9(S90〜S92)
で、帯電処理をオフしてから一定時間後(タイムチャー
ト「t20」)に、ポリゴンモータM2を停止すると共に
メインモータM1を停止し(S90,S91)、シーケ
ンスカウンタに0(ゼロ)をセットすれば(S92)、
中間転写ベルト41および2次転写ローラ59の一連の
クリーニング動作が完了する。
【0097】このようにして中間転写ベルト41および
2次転写ローラ59に残留するトナーが確実にクリーニ
ングされるので、ジャム解除後になされるプリント動作
で、残留トナーに起因する汚れなどが発生せずに、きれ
いな画像が形成される。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、請求
項毎に次ぎのような効果を奏する。
【0099】請求項1に記載の発明によれば、クリーナ
ーブレードおよび2次転写部材の接離制御をすることに
より、紙詰り解除後における中間転写体および2次転写
部材に残留するトナーのクリーニングを効率的に行うこ
とができ、紙詰り解除後になされる画像形成動作で、残
留トナーに起因するカブリやスジなどの汚れが発生せず
に、きれいな画像を形成することができ、形成される画
像の画像品質が向上する。
【0100】請求項2に記載の発明によれば、プリント
待機中においては、クリーナーブレードを中間転写体に
対して離間状態に保持しているので、中間転写体にクリ
ーナーブレードの圧接の跡が残ったり、中間転写体およ
びブレード自体が変形したりする虞がなくなり、形成さ
れる画像の画像品質が向上する。
【0101】請求項3に記載の発明によれば、プリント
動作開始時に中間転写体を予めクリーニングするように
したので、中間転写体に残留したトナーに起因するカブ
リやスジなどの汚れが発生せずに、きれいな画像を形成
することができ、形成される画像の画像品質が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一実施例に係るフル
カラーレーザビームプリンタの正面から見た外観を示す
斜視図である。
【図2】 フルカラーレーザビームプリンタの内部機構
を示す概略構成図である。
【図3】 接離機構の作動状態を示す図であり、クリー
ナーブレードが圧接状態にあり、2次転写ローラが圧接
状態にある図である。
【図4】 接離機構の作動状態を示す図であり、クリー
ナーブレードが離間状態にあり、2次転写ローラが離間
状態にある図である。
【図5】 接離機構の作動状態を示す図であり、クリー
ナーブレードが圧接状態にあり、2次転写ローラが離間
状態にある図である。
【図6】 プリンタの制御系を示す概略ブロック図であ
る。
【図7】 本実施例のプリンタの全体動作の手順を示す
メインフローチャートである。
【図8】 プリント開始処理における中間転写ベルトの
クリーニング動作手順を示すフローチャートである。
【図9】 図8の分図であり、プリント開始処理におけ
る中間転写ベルトのクリーニング動作手順を示すフロー
チャートである。
【図10】プリント開始処理における中間転写ベルトの
クリーニング動作手順を示すシーケンスタイミングチャ
ートである。
【図11】ジャム検出処理の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】クリーニング処理の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図13】図12の分図であり、クリーニング処理の動
作手順を示すフローチャートである。
【図14】図12の分図であり、クリーニング処理の動
作手順を示すフローチャートである。
【図15】クリーニング処理の動作手順を示すシーケン
スタイミングチャートである。
【符号の説明】
11…感光体ドラム(感光体) 41…中間転写ベルト(中間転写体) 46…1次転写ローラ(1次転写部材) 50…クリーナ 51…クリーナーブレード 59…2次転写ローラ(2次転写部材) 110…接離機構(2次転写部材保持手段、クリーナー
ブレード保持手段) 118…CPU(制御手段) M1…メインモータ(中間転写体駆動手段) M3…カム駆動用モータ S…記録紙 SE1…ベルト位置検出センサ SE2,SE3,SE4…記録紙検出センサ(紙詰り検
出手段) SE5,SE6…カバー検出センサ(紙詰り解除検出手
段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形成すべき画像に対応したトナー像が形
    成される感光体と、 前記感光体上のトナー像を中間転写体上に転写する1次
    転写部材と、 前記中間転写体に対して圧接および離間自在に設けられ
    ると共に前記中間転写体上のトナー像を記録紙上に転写
    する2次転写部材と、 前記中間転写体を回転駆動する中間転写体駆動手段と、
    を有してなる画像形成装置において、 前記中間転写体に対して圧接および離間自在に設けられ
    ると共に前記中間転写体上のトナーを除去するクリーナ
    ーブレードと、 前記2次転写部材を前記中間転写体に対して圧接状態ま
    たは離間状態に選択的に切り換えて保持する2次転写部
    材保持手段と、 前記クリーナーブレードを前記中間転写体に対して圧接
    状態または離間状態に選択的に切り換えて保持するクリ
    ーナーブレード保持手段と、 記録紙搬送経路における紙詰りを検出する紙詰り検出手
    段と、 紙詰り状態が解除されたことを検出する紙詰り解除検出
    手段と、 前記2次転写部材に電圧を印加する電圧印加手段と、 前記各検出手段による検出信号に基づいて、前記各保持
    手段、前記各駆動手段および前記電圧印加手段の作動を
    制御する制御手段と、を有してなり、 前記制御手段は、 紙詰り状態が解除されたことを検出した後に、前記クリ
    ーナーブレードを前記中間転写体に対して圧接状態に保
    持すると共に前記2次転写部材を前記中間転写体に対し
    て離間状態に保持し、前記中間転写体を1周以上回転さ
    せて前記中間転写体上のクリーニングを行い、 当該中間転写体のクリーニング後に、前記2次転写部材
    を前記中間転写体に対して圧接状態に切り換えて保持
    し、前記2次転写部材に電圧を印加して、前記2次転写
    部材を1周以上回転させて前記2次転写部材のクリーニ
    ングを行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 形成すべき画像に対応したトナー像が形
    成される感光体と、 前記感光体上のトナー像を中間転写体上に転写する1次
    転写部材と、 前記中間転写体上のトナー像を記録紙上に転写する2次
    転写部材と、 前記中間転写体を回転駆動する中間転写体駆動手段と、
    を有してなる画像形成装置において、 前記中間転写体に対して圧接および離間自在に設けられ
    ると共に前記中間転写体上のトナーを除去するクリーナ
    ーブレードと、 前記クリーナーブレードを前記中間転写体に対して圧接
    状態または離間状態に選択的に切り換えて保持するクリ
    ーナーブレード保持手段と、 前記クリーナーブレード保持手段および前記中間転写体
    駆動手段の作動を制御する制御手段と、を有してなり、 前記制御手段は、プリント待機中に、前記クリーナーブ
    レードを前記中間転写体に対して離間状態に保持してい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、プリント動作開始時
    に、前記中間転写体駆動手段を作動させる前に前記クリ
    ーナーブレードを前記中間転写体に対して圧接状態に切
    り換えて保持し、前記感光体から転写された前記中間転
    写体上のトナー像が前記中間転写体駆動手段の作動に伴
    って前記クリーナーブレードの手前に到達した時点で、
    前記クリーナーブレードを前記中間転写体に対して離間
    状態に切り換えて保持することを特徴とする請求項2に
    記載の画像形成装置。
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