JP2020046621A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急停止後の復帰動作における、像保持体に付着しているキャリアによる像保持体の傷の発生を抑えた画像形成装置を提供する。【解決手段】緊急停止からの復帰時に像保持体11を回転させて清掃する清掃工程を実行させ、その清掃工程において、像保持体11の表面の、緊急停止時に現像ロール141が作用する向きを向いて停止していた現像作用領域が、一次転写器15により押圧される押圧領域を通過するまでの間、一次転写器15と像保持体11との間の押圧力を低下ないしゼロにさせる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
回転する像保持体と、その像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、帯電手段、露光手段、露光により形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段、現像により形成されたトナー像を転写する転写手段、および像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部とを備えた、いわゆる電子写真方式の画像形成装置が知られている。
この画像形成装置では、例えば用紙詰まり(いわゆるジャム)や不用意に扉が開かれたときなど、何らかの緊急事態が発生したときには、装置の緊急停止動作が実行される。この緊急停止時には、例えば像保持体の急激な停止などの機械的な動作の停止と電源からの電力供給の停止が行われる。
現像手段には、一般的に、トナーとキャリアとを含む現像剤を、回転しながら像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールが備えられている。キャリアは、現像ロールに磁力で引き寄せられているが、現像ロールが緊急停止すると、その時の衝撃で、キャリアが像保持体に付着することがある。
緊急停止後、その緊急停止の原因が取り除かれると、次に復帰動作が行われる。この復帰動作では、像保持体を回転させその像保持体に付着している現像剤を清掃手段で清掃する動作が実行される。
ここで、転写手段は、転写ロール等の転写部材を備えてその転写部材で像保持体を押圧し、中間転写体や用紙等の被転写体を像保持体と転写部材との間に挟んで被転写体を像保持体に押し当てながら、像保持体上のトナー像を被転写体に転写する。このため、緊急停止時に像保持体にキャリアが付着すると、復帰動作において、像保持体上のキャリアを像保持体に押し当てることになる。近年は、高画質の画像形成のために振動を抑える必要上、転写部材を像保持体に強く押し当てる傾向にある。このため、復帰動作において像保持体上のキャリアが転写部材により像保持体に強く押し当てられ、像保持体を傷つけるおそれがある。
ここで、特許文献1には、感光体ドラム及び中間転写体の駆動を停止する時に、中間転写体を感光体ドラムから離間させ、感光体ドラムと中間転写体の駆動を再開する時に、中間転写体を感光体ドラムに再び接触させることが開示されている。
また、特許文献2には、紙詰まり等の異常が発生して緊急停止した場合に、発生した瞬間からある一定時間、中間転写体を回転させることが開示されている。
特開2001−183917号公報 特開2004−012482号公報
本発明は、緊急停止後の復帰動作における、像保持体に付着しているキャリアによる像保持体の傷の発生を抑えた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
回転する像保持体と、
前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
緊急停止からの復帰時に前記像保持体を回転させて清掃する清掃工程を実行させる復帰動作制御部とを備え、
前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において、前記像保持体表面の、緊急停止時に前記現像手段が作用する向きを向いて停止していた現像作用領域が、少なくとも前記転写手段により押圧される押圧領域を通過するまでの間、該転写手段と該像保持体との間の押圧力を低下ないしゼロにさせることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2は、
回転する像保持体と、
前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
緊急停止からの復帰時に前記像保持体を回転させて清掃する清掃工程を実行させる復帰動作制御部とを備え、
前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において、前記像保持体表面の、緊急停止時に前記現像剤が付着した領域が、少なくとも前記転写手段により押圧される押圧領域を通過するまでの間、該転写手段と該像保持体との間の押圧力を低下ないしゼロにさせることを特徴とする画像形成装置である。
請求項3は、
前記像保持体および前記像形成部を複数備え、複数の前記転写手段のうちの一部の転写手段が、前記像保持体への押圧力の変更が不能な転写手段であって、
前記復帰動作制御部は、前記清掃工程において、前記一部の転写手段を除く残りの転写手段と前記像保持体との間の押圧力を低下ないしゼロにさせることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4は、
回転する像保持体と、
前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
緊急停止からの復帰時に前記像保持体を回転させて清掃させる清掃工程を実行させる復帰動作制御部とを備え、
前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において、前記像保持体を逆転させてから正転させて清掃させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項5は、前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において前記像保持体を逆転させるにあたり、正転よりも遅い回転速度で回転させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6は、
回転する像保持体と、
前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
緊急停止時に、前記像保持体の回転を停止させる停止速度よりも遅い停止速度で、前記現像ロールの回転を停止させる緊急停止制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項7は、
前記現像手段を駆動する駆動源へ電力を供給する電源と、該電源により充電されるバッテリとを備え、
前記緊急停止制御部は、緊急停止により該電源からの電力供給が遮断された後、該バッテリの電力を使って、前記現像ロールの回転を停止させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8は、
回転する像保持体と、
前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部とを備え、
前記現像手段が、少なくとも前記現像ロールの、前記像保持体との間の距離を変更する手段を有し、
緊急停止に先だって、少なくとも該現像ロールを、前記像保持体との間の現像時の距離よりも離間させてから緊急停止させる緊急停止制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1および請求項2の画像形成装置によれば、キャリアが押圧領域を通過しても、キャリアによる像保持体の傷の発生が抑えられる。
請求項3の画像形成装置によれば、一部の像保持体に関して、キャリアによる像保持体の傷の発生が抑えられる。
請求項4の画像形成装置によれば、逆転により現像手段にキャリアが戻り、したがって、キャリアによる像保持体の傷の発生が抑えられる。
請求項5の画像形成装置によれば、正転と同じ速度で逆転する場合と比べ、現像手段へのキャリアの戻りが促される。
請求項6の画像形成装置によれば、現像ロールの回転を、像保持体の回転を停止させる停止速度と同じ停止速度で停止させる場合と比べ、像保持体へのキャリアの移動が抑えられ、したがってキャリアによる像保持体の傷の発生が抑えられる。
請求項7の画像形成装置によれば、電源オフにより電源からの電力供給が停止しても、現像ロールの、停止に向けた回転を続けることができる。
請求項8の画像形成装によれば、現像ロールと像保持体との間の距離を現像時の距離に保ったまま緊急停止する場合と比べ、像保持体へのキャリアの移動が抑えられ、したがってキャリアによる像保持体の傷の発生が抑えられる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。 図1に示した画像形成装置に備えられている4つの画像形成部のうちの1つを示した図である。 本発明の第1実施形態における画像形成部の1つを示した図である。
第1実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。 本発明の第2実施形態における画像形成部の1つを示した図である。 第2実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。 本発明の第3実施形態における画像形成部の1つを示した図である。 第3実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。 本発明の第4実施形態における画像形成部の1つを示した図である。 第4実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および、ブラック(K)の各色の画像形成部10Y,10M,10C,10Kが並列的に配置されたタンデム型のカラープリンタであり、単色画像のプリントに対応しているとともに、4色のトナー像からなるフルカラー画像のプリントにも対応している。
画像形成装置1には、YMCK各色のトナーを収容するトナーカートリッジ18Y,18M,18C,18Kが備えられている。
4つの画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、使用されるトナーを除くと同じ構成を有しているため、以下では、4つを区別しない説明に際しては色を表した添え字(Y,M,C,K)を省略して表記する。
画像形成部10は、像保持体11、帯電器12、露光器13、現像器14、一次転写器15、および像保持体クリーナ16を備えている。ここで、像保持体11は、本発明にいう像保持体に一例に相当し、帯電器12、露光器13、現像器14、一次転写器15、および像保持体クリーナ16の組合せが、本発明にいう像形成部の一例に相当する。
像保持体11は円筒形状を有し、パルスモータ17により駆動され、表面に形成される像を保持して円筒の軸周りである矢印A方向に回転する。帯電器12、露光器13、現像器14、一次転写器15、および像保持体クリーナ16は、像保持体11の周囲に順次配置されている。
帯電器12は、像保持体11の表面を帯電する。本実施形態における帯電器12は、像保持体11に非接触に配置されてコロナ放電を利用して帯電するスコロトロン帯電器である。ただし、帯電器12として、像保持体11の表面に接触して帯電する帯電ロールなども採用され得る。
露光器13は、像保持体11に、画像形成装置1の外部から供給される画像信号に基づいて変調されたレーザ光131(図2参照)を走査することによって、像保持体11の表面に静電潜像を形成する。なお、露光器13としては、レーザ光を走査する方式の他に、走査方向に沿って多数のLEDが並んだLEDアレイなども採用され得る。さらに、潜像形成器としては、走査方向に沿って並んだ多数の電極で直接に潜像を形成する方式なども採用され得る。
現像器14は、トナーと磁性のキャリアとからなる二成分現像剤を用いて像保持体11の表面の静電潜像を現像する。
現像器14にはトナーカートリッジ18からトナーが供給され、供給されたトナーは現像器14内のキャリアと混合される。現像器14は、キャリアとトナーとが混合された現像剤を撹拌することでトナーおよびキャリアを帯電し、その帯電した現像剤を現像ロール141(図2参照)で像保持体10に対面した領域に運び、その現像剤中のトナーで像保持体11の表面の静電潜像を現像する。
一次転写器15は、中間転写ユニット30を構成する中間転写ベルト39を挟んで像保持体11に対向した位置にあり、中間転写ベルト39を像保持体11に押し当てているロールである。この一次転写器15は、表面に導電性の弾性層を有しており、転写バイアスが印加されることで像保持体11上のトナー像を中間転写ベルト39に静電吸引させる。
像保持体クリーナ16は、図2に示すようにクリーニングブラシ161とクリーニングブレード162を備えており、クリーニングブラシ161で、転写後に像保持体11の表面に残存するトナーの、像保持体10の表面との付着力を弱め、その後クリーニングブレード162でその残存トナーを掻き取ることにより、像保持体10を清掃する。
4つの画像形成部10Y,10M,10C,10Kの下方には、中間転写ユニット30が備えられている。この中間転写ユニット30は、複数のベルト支持ロール31〜35と、それら複数のベルト支持ロール31〜35に架け回された無端のベルトである中間転写ベルト39を備えている。
ここで、この中間転写ユニット30は、図に実線で示す、中間転写ベルト39が4つの像保持体11Y,11M,11C,11Kの全てに接する接触姿勢と、図に一点鎖線で示す、中間転写ベルト39が4つの像保持体11Y,11M,11C,11Kのうちの1つの像保持体11Kのみに接し他の3つの像保持体11Y,11M,11Cからは離間した離間姿勢との間で姿勢を変更する。一次転写器15Y,15M,15C、15Kも中間転写ユニット30を構成する部材であって、離間姿勢にあるときは、4つの一次転写器15Y,15M,15C,15Kのうちの1つの一次転写器15Kを除く他の3つ一次転写器15Y,15M,15Cも、図に一点鎖線で示すように、中間転写ベルト39を像保持体11Y,11M,11Cに押し当てない位置に退避している。
この画像形成装置1では、中間転写ユニット30は、カラー画像を形成するときは接触姿勢に置かれ、モノクロ画像を形成するときは離間姿勢に置かれる。モノクロ画像を形成するときは、トナー像は、ブラック(K)のトナーを使う画像形成部10Kのみで形成されるため、中間転写ユニット30は離間姿勢となる。
以下、カラー画像を形成するものとして説明を続ける。
カラー画像を形成するときは、4つの画像形成部10Y,10M,10C,10K、および二次転写器50を経由する矢印Bに示す方向に循環移動する。中間転写ベルト39には、4つの像保持体11Y,11M,11C,11Kの各々から各色のトナー像が転写される。中間転写ベルト39は、これら各色のトナー像を保持して移動する。
二次転写器50は、ベルト支持ロール31〜35の1つであるバックアップロール34との間に中間転写ベルト39および用紙を挟んで回転するロールである。二次転写器50は、表面に導電性の弾性層を有し、電圧が印加されることで中間転写ベルト39上のトナー像を用紙に静電吸引させる。
ベルトクリーナ70は、中間転写ベルト39上のトナーや紙粉などを清掃する。
定着器60は、トナー像を用紙に定着させる。定着器60は、加熱ロール61および加圧ロール62を備えており、加熱ロール61には加熱器が内蔵されている。加熱ロール61および加圧ロール62は、定着前のトナー像が形成された用紙を挟んで通過させることによりトナー像を加熱および加圧して用紙上に定着させる。
用紙搬送部80は、用紙トレイTに収容された用紙Pを取り出す取出ロール81、取り出された用紙を捌く捌きロール82、用紙を搬送する搬送ロール83、用紙を二次転写器50に搬送するレジストレーションロール84、および、用紙を外部に排出する排出ロール86を備えている。用紙搬送部80は、二次転写器50および定着器60を経由する用紙搬送路Rに沿って用紙を搬送する。
また、この画像形成装置1には制御部40が備えられている。この制御部40は、ハードウェアとしては、CPUといった演算素子やROMやRAM等といった記憶素子を備えた情報処理装置の一種であり、画像形成装置1の各部に対する制御内容が記述された各種のプログラムが組み込まれて実行されることにより、この画像形成装置1の各部の制御を実行する。
また、この制御部40は、本実施形態に特徴的な動作を実現する要素として、緊急停止制御部41および復帰動作制御部42を備えている。これらについての詳細は後述する。
図1に示す画像形成装置1の基本動作を説明する。イエローの画像形成部10Yを取り上げて説明すると、このイエローの画像形成部10Yでは、像保持体11Yが矢印A方向に回転駆動され、像保持体11Yの表面に帯電器12Yによって電荷が付与される。露光器13Yは、外部から供給される画像信号のうちのイエローに対応する画像信号に基づいて変調された露光光を像保持体11Yの表面に照射することで、像保持体11Yの表面に静電潜像を形成する。現像器14Yは、静電潜像を現像剤中のトナーで現像することで、トナー像を形成する。現像器14Yには、トナーカートリッジ18Yからイエローのトナーが随時供給されている。像保持体11Yは、表面に形成されたイエローのトナー像を保持して回転する。像保持体11Yの表面に形成されたトナー像は、一次転写器15Yによって中間転写ベルト39に転写される。転写後、像保持体11Yに残留したトナーは、像保持体クリーナ16Yによって回収・除去される。
イエロー以外の色に対応する画像形成部10M,10C,10Kは、イエローの画像形成部10Yと同様にしてそれぞれ画像形成部に対応する色のトナー像を形成し、中間転写ベルト39に、イエローの画像形成部10Yで転写されたトナー像に重ねて、それぞれの色のトナー像を転写していく。
用紙トレイTからは、用紙Pが取出ロール81によって取り出される。用紙Pは、搬送ロール83およびレジストレーションロール84によって用紙搬送路Rを、二次転写器50に向かう矢印C方向に搬送される。レジストレーションロール84は、中間転写ベルト39上のトナー像と用紙Pが同じタイミングで二次転写器50に到達するように用紙Pを二次転写器50に送り込み、二次転写器50は、中間転写ベルト39上のトナー像を用紙Pに転写する。トナー像が転写された用紙Pは二次転写器50から定着器60に搬送され、用紙上に転写されたトナー像が定着される。このようにして、用紙上に画像が形成される。画像が形成された用紙は排出ロール86によって画像形成装置1の外部に排出される。二次転写器50による転写後の、中間転写ベルト39に残存したトナーは、ベルトクリーナ70によって中間転写ベルト39上から除去される。
この画像形成装置1では、画像形成を継続することが困難な非常事態の発生が検出されると、画像形成の途中であっても緊急停止される。ここでいう非常事態とは、例えば搬送中の用紙Pが途中で詰まる、いわゆるジャムの発生や、不図示の扉の不用意な開放などをいう。ジャムが発生するとその後の正常な画像形成動作が不能であり、また、用紙Pが定着器60に触れた状態でジャムが発生すると発火のおそれもある。また、この画像形成装置1は様々な可動部材を備えており、不用意に扉が開かれるとユーザが可動部材に触れて思わぬ怪我をするおそれもある。そこで、これらの非常事態が発生したときは、可動部材を緊急に停止し、また、高電圧や高熱の部品への電力供給が緊急に遮断される。
そして、緊急停止の後、その緊急停止に至った原因が取り除かれると、復帰動作が実行される。この復帰動作では、像保持体11や中間転写ベルト39を駆動して、像保持体11上あるいは中間転写ベルト39上のトナーなどを像保持体クリーナ16あるいはベルトクリーナ70で除去する清掃工程が実行される。
図2は、図1に示した画像形成装置に備えられている4つの画像形成部のうちの1つを示した図である。ここでは、この図2を参照して、本実施形態の対策を施さなかった場合に生じ得る問題点について説明する。したがって、この図2は、本発明に対する比較例に相当する。
上記の通り、この画像形成装置1では、現像器14にはトナーとキャリアとからなる二成分現像剤が収容されていて、その現像剤が現像ロール141によって像保持体11と対面した現像位置に運ばれる。そして、像保持体11上に形成されている静電潜像が、その現像剤中のトナーで現像される。キャリアは、その現像位置をそのまま通過して現像器14内に回収される。
ここで、上記の非常事態が発生すると、図1に示した緊急停止制御部41の制御により、像保持体11や中間転写ベルト39などの可動部材が一斉に停止する。すると、その急激な動きの変化による衝撃で、現像剤中のトナーだけでなくキャリアCも像保持体11に飛翔してその表面に付着するという現象が発生することがある。直ちに一斉に停止するとはいっても部材の動きには慣性があり、像保持体11に飛翔したキャリアCは、像保持体11の、現像ロール141と対面した領域のみには留まらずに、像保持体11が停止するまでの間の慣性による像保持体に11の回転により、一次転写器15側に移動した領域にまで広がる。
その後、非常事態の原因が取り除かれると、今度は、復帰動作制御部42の制御により復帰動作が行われる。この復帰動作では、先ずは清掃工程が実行される。この清掃工程では、一次転写器15には転写バイアスを印加しない状態で像保持体11や中間転写ベルト39を動作させる。すると、像保持体11に付着している、キャリアCを含む現像剤は、一次転写器15により転写されることなく像保持体クリーナ16に達し、その像保持体クリーナ16により像保持体11上から除去される。これにより、像保持体11が清掃され、次の画像形成の準備が整えられる。緊急停止時に中間転写ベルト39上に残っていたトナーも同様にして、ベルトクリーナ70により中間転写ベルト39上から取り除かれる。
ここで、図1に示した画像形成装置1の場合、中間転写ユニット30の退避動作により、ブラック(K)の像保持体11Kを除き、中間転写ベルト39を像保持体11Y,11M,11Cから離間させることができるが、緊急停止時には中間転写ユニット30を退避させている暇はなく、緊急停止前にカラー画像を形成していた場合は一次転写器15が中間転写ベルト39を像保持体11に押し当てた状態のまま停止する。このため、復帰動作における清掃工程では、像保持体11に付着している、キャリアCを含んだ現像剤は、像保持体11と、一次転写器15によって押し当てられている中間転写ベルト39との間を通って像保持体クリーナ16に到達する。キャリアCは、トナーと比べ大粒の硬い粒子であり、中間転写ベルト30との間を通過する間、この硬い大粒の粒子が像保持体11に押し当てられて、像保持体11を傷つけるおそれがある。特に近年では、高画質化の観点から振動を嫌い、中間転写ベルト39を像保持体11に強く押し当てる傾向にある。このため、キャリアCの押し当てにより像保持体11が大きく傷つき、形成された画像上に、その傷を原因とする欠陥が現れ、看過できない状況となってきている。
この図2を参照しての上記の説明を踏まえ、以下、本発明の各種実施形態について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態における画像形成部の1つを示した図である。
また、図4は、第1実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。
図3は、図2と比べたとき、中間転写ベルト39が像保持体11から離間している点が異なっている。
非常事態が発生すると、緊急停止制御部41の制御により、緊急停止が行われる(図4(A)ステップS101)。この第1実施形態の場合、緊急停止に関しては、従来と異なる点はない。
緊急停止の後、その緊急停止に至った原因が取り除かれると、今度は復帰動作制御部42の制御による復帰動作が実行される(図4(B))。
ここでは、像保持体11や中間転写ベルト39などの動作を開始する稼働開始よりも前に、中間転写ユニット30の離間動作(図1に一点鎖線で示す離間姿勢への移動)が行われる(ステップS111)。ただし、緊急停止の直前にモノクロ画像の形成が行われていた場合、すなわち、中間転写ユニット30が既に離間姿勢にあったときは、このステップS111はスキップされる。そして、稼働を開始し(ステップS112)、タイマ1およびタイマ2をオンにする(ステップS113,S114)。タイマ1は、緊急停止により像保持体11に付着したキャリアC(図2参照)が、中間転写ベルト39が像保持体11を押圧する押圧領域を通り過ぎるまでの時間を計測すためのタイマである。また、タイマ2は、像保持体11の表面が十分に清掃されるまでの時間を計測するためのタイマである。
稼働を開始してタイマ1がタイムアップすると(ステップS115)、「中間転写ユニットセット」が実行される。この「中間転写ユニットセット」のステップは、中間転写ユニット30を図1に実線で示す接触姿勢に移行させること、すなわち、中間転写ベルト39が像保持体11に接してその中間転写ベルト39を一次転写器15が像保持体11に押し当てた状態とするステップである。ただし、緊急停止前に中間転写ユニット30が離間姿勢にあり、復帰動作終了後にモノクロ画像の形成を続行するときは、このステップS116はスキップされる。
そして、その後も像保持体11を回転させながら像保持体クリーナ16で像保持体11を清掃する清掃工程を続行し、タイマ2がタイムアップすると(ステップS117)、清掃工程としての稼働を停止する(ステップS118)。その後直ちに画像形成に移行するか否かは、緊急停止直前の状態や緊急停止中にリセットボタンが押下されているか否か等により異なる。
このように、この第1実施形態の場合、像保持体表面の、緊急停止時に現像ロール141が作用する向きを向いて停止していた現像作用領域が、一次転写器15により押圧される押圧領域を通過するまでの間、中間転写ベルト30を像保持体11から離間させておくことで像保持体11を一次転写器15の押圧から解放し、これにより、キャリアCが像保持体11に押し当てられることによる像保持体11の傷の発生が抑えられる。
ここで、現像作用領域には、緊急停止時の電気的な衝撃により現像手段からの現像剤が像保持体に付着する領域のみでなく、緊急停止時の機械的な衝撃により現像手段からの現像剤が像保持体に付着する領域も含まれる。
なお、ここでは、図1に示した画像形成装置1を前提とした説明をしており、したがって、この第1実施形態が適用されるのは、3つの画像形成部10Y,10M、10Cであって、中間転写ベルト39が像保持体11Kに接触したままの画像形成部10Kには適用されない。ただし、図1に示した画像形成装置1であっても、一部の像保持体11Y,11M、11Cに関して、キャリアによる像保持体の傷の発生が抑えられる。さらに、中間転写ベルト39が全ての像保持体11Y,11M、11C,11Kから離れる構造を採用したときは、この第1実施形態を適用して、全ての像保持体11Y,11M、11C,11Kについてキャリアによる傷の発生が抑えられる。
なお、ここでは、中間転写ベルト39を像保持体11から離間させることで押圧領域における押圧力をゼロとしているが、中間転写ベルト39を像保持体11から離間させることは必ずしも必要ではない。中間転写ベルト39を像保持体11に接触させたまま、一次転写器15による押圧力を低下させることによって、キャリアCによる像保持体11への傷の発生を抑えてもよい。
図5は、本発明の第2実施形態における画像形成部の1つを示した図である。
また、図6は、第2実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。
図5に示す画像形成部10は、図2と比べたとき、像保持体11を、矢印A方向への正転のみでなく矢印B方向へ逆転させるモータ17が備えられている点が異なっている。これに伴い、像保持体11が逆転する際には、一次転写器15および現像ロール141も逆転し中間転写ベルト39も逆向きに移動する。
非常事態が発生すると、緊急停止制御部41の制御により、緊急停止が行われる(図6(A)ステップS201)。上述の第1実施形態の場合と同様、この第2実施形態の場合も、緊急停止に関しては従来と異なる点はない。
緊急停止の後、その緊急停止に至った原因が取り除かれると、今度は復帰動作制御部42の制御による復帰動作が実行される(図6(B))。
ここでは、先ずは像保持体11などが逆回転し(ステップS211)、タイマ1をオンにする(ステップS212)。このタイマ1は、像保持体11の表面の、緊急停止により像保持体11にキャリアCが付着した領域が現像ロール141と対面した位置を逆向きに通り過ぎるまでの時間を計測するタイマである。像保持体11を逆回転させると、像保持体11の表面に付着したキャリアCが現像ロール141と対面した領域を通り、現像ロール141の磁力でキャリアCが現像ロール141に回収される。この像保持体11の逆回転については、正転と比べ遅い回転速度で回転させる。この遅い回転速度での逆回転により、正転と同じ回転速度の場合と比べ、像保持体11上のキャリアCの現像ロール141への回収がさらに促される。
タイマ1がタイムアップすると(ステップS213)、今度は正転することにより稼働を開始し(ステップS215)、タイマ2をオンにする(ステップS215)。逆転によってキャリアCが現像ロール141に回収されても、像保持体11の表面にはトナーが残存している。このタイマ2は、残存トナーが取り除かれて像保持体11の表面が十分に清掃されるまでの時間を計測するためのタイマである。
タイマ2がタイムアップすると(ステップS216)、清掃工程としての稼働を停止する(ステップS217)。
図7は、本発明の第3実施形態における画像形成部の1つを示した図である。
また、図8は、第3実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。
図7に示す画像形成部10は、図2と比べたとき、現像ロール141を回転駆動するモータ142と、そのモータ142への電源(不図示)からの電力供給路上に配置されたバッテリ143を備えている点である。このモータ142は、現像ロール141を回転駆動するように示されているが、現像器14の全体を駆動するモータであってもよい。ただし、この第3実施形態の場合、像保持体11が停止しても現像ロール141を回転駆動することができる構造となっていることが必要である。また、この第3実施形態の場合、モータ142に接続されたバッテリ143が備えられていて、電源(不図示)からの電力供給が停止することにより像保持体11の回転が停止しても、現像ロール141については、バッテリ143からの電力により、少しの間は現像ロール141の回転を続行させることができる。
この第3実施形態は、緊急停止制御部による緊急停止制御(図8(A))に特徴を有する実施形態である。
非常事態が発生すると、緊急停止制御部41の制御により、緊急停止が行われる(図8(A)ステップS301)。この緊急停止では、制御部40などの一部を除き、特に可動部品や高電圧部品ないし発熱部品等へ供給されていた電力が遮断される。これにより、像保持体11の回転や中間転写ベルト39の移動が停止する。ただし、上記の通り、現像ロール141には、バッテリ143が接続されている。そこで、ここでは、バッテリ143の電力を使って、像保持体11等が緊急停止した後で現像ロール141を停止させる(ステップS302)。ここでは、緊急停止によって像保持体11の回転が停止する停止速度よりも遅い停止速度で、現像ロール141の回転をゆっくりと停止させる。現像ロール141をゆっくりと停止させると、停止時の衝撃が弱まり、現像ロール141から像保持体11へのキャリアCの飛翔が抑えられる。
緊急停止の後、その緊急停止に至った原因が取り除かれると、今度は復帰動作制御部42の制御による復帰動作が実行される(図8(B))。この第3実施形態の場合、復帰動作については従来通りである。すなわち、ここでは、稼働を開始し(ステップS311)、稼働停止までの時間を計測するタイマをオンにし(ステップS312)、タイムアップすると(ステップS313)、清掃工程としての稼働を停止する(ステップS314)。
図9は、本発明の第4実施形態における画像形成部の1つを示した図である。
また、図10は、第1実施形態における、緊急停止制御部による緊急停止制御(A)および復帰動作制御部による復帰動作制御(B)のフローチャートを示した図である。
図9に示す画像形成部10は、図2と比べたとき、現像器14が像保持体11に接離する矢印X−Y方向に移動自在となっている点である。この現像器14は、通常の稼働状態では、矢印Y方向に移動して現像ロール141が像保持体11に対面した位置に置かれている。
上述の第3実施形態の場合と同様、この第4実施形態も、緊急停止制御部による緊急停止制御(図10(A))に特徴を有する実施形態である。
非常事態が発生すると、緊急停止制御部41の制御により、先ずは現像器14を像保持体11から離間する矢印X方向に移動させてから(図10(A)ステップS401)、緊急停止が行われる(ステップS402)。像保持体11から現像器14を離間させると現像ロール141も像保持体14から離れ、その後に緊急停止の衝撃を受けても、キュリアCの、像保持体11への飛翔が抑えられる。
緊急停止の後、その緊急停止に至った原因が取り除かれると、今度は復帰動作制御部42の制御による復帰動作が実行される(図10(B))。この復帰動作では、先ず、現像器14を現像動作の定位置まで矢印Y方向に移動させる(ステップS411)。その後、稼働を開始し(ステップS412)、稼働停止までの時間を計測するタイマをオンにし(ステップS413)、タイムアップすると(ステップS414)、清掃工程としての稼働を停止する(ステップS415)。
ここでは、現像器14の全体が像保持体11が移動するものとして説明したが、現像器14の全体ではなく、現像ロール141のみが像保持体11に対し接離する方向に移動する構造であってもよい。
なお、ここでは、第1実施形態〜第4実施形態について別々に説明したが、これらの実施形態の複数を組み合わせて実施してもよい。
また、ここでは、図1に示したいわゆるタンデム型のカラープリンタを例に挙げて説明したが、本発明は、例えば、画像形成部10が1つだけであって中間転写ユニット30が存在しないモノクロプリンタにも適用可能である。
1 画像形成装置
10 画像形成部
11 像保持体
12 帯電器
13 露光器
14 現像器
141 現像ロール
142 モータ
143 バッテリ
15 一次転写器
16 像保持体クリーナ
161 クリーニングブラシ
162 クリーニングブレード
17 モータ
30 中間転写ユニット
39 中間転写ベルト
40 制御部
41 緊急停止制御部
42 復帰動作制御部

Claims (8)

  1. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
    緊急停止からの復帰時に前記像保持体を回転させて清掃する清掃工程を実行させる復帰動作制御部とを備え、
    前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において、前記像保持体表面の、緊急停止時に前記現像手段が作用する向きを向いて停止していた現像作用領域が、少なくとも前記転写手段により押圧される押圧領域を通過するまでの間、該転写手段と該像保持体との間の押圧力を低下ないしゼロにさせることを特徴とする画像形成装置。
  2. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
    緊急停止からの復帰時に前記像保持体を回転させて清掃する清掃工程を実行させる復帰動作制御部とを備え、
    前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において、前記像保持体表面の、緊急停止時に前記現像剤が付着した領域が、少なくとも前記転写手段により押圧される押圧領域を通過するまでの間、該転写手段と該像保持体との間の押圧力を低下ないしゼロにさせることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記像保持体および前記像形成部を複数備え、複数の前記転写手段のうちの一部の転写手段が、前記像保持体への押圧力の変更が不能な転写手段であって、
    前記復帰動作制御部は、前記清掃工程において、前記一部の転写手段を除く残りの転写手段と前記像保持体との間の押圧力を低下ないしゼロにさせることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
    緊急停止からの復帰時に前記像保持体を回転させて清掃させる清掃工程を実行させる復帰動作制御部とを備え、
    前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において、前記像保持体を逆転させてから正転させて清掃させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記復帰動作制御部が、前記清掃工程において前記像保持体を逆転させるにあたり、正転よりも遅い回転速度で回転させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部と、
    緊急停止時に、前記像保持体の回転を停止させる停止速度よりも遅い停止速度で、前記現像ロールの回転を停止させる緊急停止制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記現像手段を駆動する駆動源へ電力を供給する電源と、該電源により充電されるバッテリとを備え、
    前記緊急停止制御部は、緊急停止により該電源からの電力供給が遮断された後、該バッテリの電力を使って、前記現像ロールの回転を停止させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の回転方向に沿って順次に作用する、該像保持体を帯電する帯電手段、該像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段、トナーとキャリアとを含む現像剤を回転しながら該像保持体に対面する現像領域に運ぶ現像ロールを備え該静電潜像をトナーで現像して該像保持体にトナー像を保持させる現像手段、該像保持体を押圧し該像保持体に被転写体を押し当てながら該像保持体上のトナー像を該被転写体上に転写する転写手段、および該像保持体を清掃する清掃手段を有する像形成部とを備え、
    前記現像手段が、少なくとも前記現像ロールの、前記像保持体との間の距離を変更する手段を有し、
    緊急停止に先だって、少なくとも該現像ロールを、前記像保持体との間の現像時の距離よりも離間させてから緊急停止させる緊急停止制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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