JPH0960753A - 双方向流れの流体制御装置 - Google Patents
双方向流れの流体制御装置Info
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- JPH0960753A JPH0960753A JP21228195A JP21228195A JPH0960753A JP H0960753 A JPH0960753 A JP H0960753A JP 21228195 A JP21228195 A JP 21228195A JP 21228195 A JP21228195 A JP 21228195A JP H0960753 A JPH0960753 A JP H0960753A
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- JP
- Japan
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- fluid
- controller
- flow
- pressure sensor
- pressure
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- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 逆方向の流れのための配管設備等を設ける要
なく、流体の流れ方向のいかんにかかわらず、同一の設
備および制御装置で経済的に所定の流体制御を可能とで
きるようにする。 【解決手段】 流体制御用バルブ1の上流側の流体圧力
および下流側の流体圧力を検出して流体の流れを判別す
るとともに、その判別した流れ方向に応じてコントロー
ラ4に内蔵した正方向の制御プログラムまたは逆方向の
制御プログラムを選択して、その選択された制御プログ
ラムに従って所定の流体制御を行うように構成してい
る。
なく、流体の流れ方向のいかんにかかわらず、同一の設
備および制御装置で経済的に所定の流体制御を可能とで
きるようにする。 【解決手段】 流体制御用バルブ1の上流側の流体圧力
および下流側の流体圧力を検出して流体の流れを判別す
るとともに、その判別した流れ方向に応じてコントロー
ラ4に内蔵した正方向の制御プログラムまたは逆方向の
制御プログラムを選択して、その選択された制御プログ
ラムに従って所定の流体制御を行うように構成してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体制御用バルブを
有する流体制御装置、詳しくは、たとえば水道等の配管
設備などに適用される双方向流れの流体制御装置に関す
るものである。
有する流体制御装置、詳しくは、たとえば水道等の配管
設備などに適用される双方向流れの流体制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば水道等の配管設備における流体制
御装置では、流体制御用バルブ内を流れる流体の流れ方
向が正方向であることが制御の前提となっており、この
正方向の流れに対してコントローラにより上記バルブ制
御信号を送出して流量もしくは流体圧力の制御を行なう
ように構成されていた。
御装置では、流体制御用バルブ内を流れる流体の流れ方
向が正方向であることが制御の前提となっており、この
正方向の流れに対してコントローラにより上記バルブ制
御信号を送出して流量もしくは流体圧力の制御を行なう
ように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の流体
制御装置は、流体制御用バルブが予め決定された流れ方
向(正方向)に対応した仕様の制御プログラムに従って
制御されるもので、災害発生時等の緊急時の運用あるい
は将来の流体の運用方法の変更等にともなって流体が逆
方向に流れる場合の制御には使用不能であり、上記のよ
うな逆方向の流れに対応して所定の制御を可能とするた
めには、逆方向の流れ専用の配管設備およびその制御装
置を別途設けねばならず、設備費の著しい高騰は避けら
れない。
制御装置は、流体制御用バルブが予め決定された流れ方
向(正方向)に対応した仕様の制御プログラムに従って
制御されるもので、災害発生時等の緊急時の運用あるい
は将来の流体の運用方法の変更等にともなって流体が逆
方向に流れる場合の制御には使用不能であり、上記のよ
うな逆方向の流れに対応して所定の制御を可能とするた
めには、逆方向の流れ専用の配管設備およびその制御装
置を別途設けねばならず、設備費の著しい高騰は避けら
れない。
【0004】そこで、本発明は逆方向の流れのための配
管設備等を設ける要なく、流体の流れ方向のいかんにか
かわらず、同一の設備および制御装置で所定の流体制御
を可能とできる双方向流れの流体制御装置を提供するこ
とを目的としている。
管設備等を設ける要なく、流体の流れ方向のいかんにか
かわらず、同一の設備および制御装置で所定の流体制御
を可能とできる双方向流れの流体制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、流体制御用バルブの上流側の流体圧力お
よび下流側の流体圧力を検出する手段と、流体の流れの
正方向の制御プログラムおよび逆方向の制御プログラム
を内蔵し、上記検出圧力から判別した流体の流れ方向に
応じた上記プログラムを選択するとともに該プログラム
に従って上記バルブを制御するコントローラとを備えた
ことを特徴とするものであり、流体の流れ方向を変更し
た場合、流体制御用バルブの上流側の流体圧力および下
流側の流体圧力の検出結果から流体の流れを判別すると
ともに、コントローラに内蔵されている正方向および逆
方向の制御プログラムを選択して流体の流れ方向に適応
したプログラムに従って所定の流体制御を行えるのであ
る。
に、本発明は、流体制御用バルブの上流側の流体圧力お
よび下流側の流体圧力を検出する手段と、流体の流れの
正方向の制御プログラムおよび逆方向の制御プログラム
を内蔵し、上記検出圧力から判別した流体の流れ方向に
応じた上記プログラムを選択するとともに該プログラム
に従って上記バルブを制御するコントローラとを備えた
ことを特徴とするものであり、流体の流れ方向を変更し
た場合、流体制御用バルブの上流側の流体圧力および下
流側の流体圧力の検出結果から流体の流れを判別すると
ともに、コントローラに内蔵されている正方向および逆
方向の制御プログラムを選択して流体の流れ方向に適応
したプログラムに従って所定の流体制御を行えるのであ
る。
【0006】ここで、流体制御用バルブの上流側の流体
圧力および下流側の流体圧力を検出する手段としては、
差圧センサを使用して、その正負の信号により流体の流
れ方向の判別および制御プログラムの選択を行なう、あ
るいは、バルブの前後に個別に圧力センサを配置し、こ
れら両圧力センサによる圧力信号を外部の接点信号によ
り選択的にコントローラに入力させて流体の流れ方向に
応じた制御プログラムを選択する、のいずれであっても
よい。
圧力および下流側の流体圧力を検出する手段としては、
差圧センサを使用して、その正負の信号により流体の流
れ方向の判別および制御プログラムの選択を行なう、あ
るいは、バルブの前後に個別に圧力センサを配置し、こ
れら両圧力センサによる圧力信号を外部の接点信号によ
り選択的にコントローラに入力させて流体の流れ方向に
応じた制御プログラムを選択する、のいずれであっても
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。図1は本発明による双方向流れの
流体制御装置を示す概略構成図であり、同図において、
1は水道等の流体が流れる配管2に介装された流体制御
用バルブで、モータ10を介して開閉駆動される。3は
上記バルブ1の開度を上記モータ10の回転角によって
検出してコントローラ4に入力する開度計である。上記
配管2におけるバルブ1の上流側および下流側には、流
体の圧力を検出する圧力センサ5,6がそれぞれ介装さ
れている。
示例と共に説明する。図1は本発明による双方向流れの
流体制御装置を示す概略構成図であり、同図において、
1は水道等の流体が流れる配管2に介装された流体制御
用バルブで、モータ10を介して開閉駆動される。3は
上記バルブ1の開度を上記モータ10の回転角によって
検出してコントローラ4に入力する開度計である。上記
配管2におけるバルブ1の上流側および下流側には、流
体の圧力を検出する圧力センサ5,6がそれぞれ介装さ
れている。
【0008】7は上記圧力センサ5,6と上記コントロ
ーラ4との間に設けられた切換スイッチであり、外部操
作信号(外部接点信号)を介して上記圧力センサ5によ
る検出信号と圧力センサ6による検出信号が選択的に上
記コントローラ4に入力される。8は正逆の両レンジを
有する差圧センサであり、上記バルブ1に対して並列に
上記配管2に接続されており、その差圧検出信号(正も
しくは負の信号)が上記コントローラ4に入力されるよ
うになっており、上記圧力センサ5,6および差圧セン
サ8によって圧力検出手段9が構成されている。
ーラ4との間に設けられた切換スイッチであり、外部操
作信号(外部接点信号)を介して上記圧力センサ5によ
る検出信号と圧力センサ6による検出信号が選択的に上
記コントローラ4に入力される。8は正逆の両レンジを
有する差圧センサであり、上記バルブ1に対して並列に
上記配管2に接続されており、その差圧検出信号(正も
しくは負の信号)が上記コントローラ4に入力されるよ
うになっており、上記圧力センサ5,6および差圧セン
サ8によって圧力検出手段9が構成されている。
【0009】上記コントローラ4は、流体の流れの正方
向(実線矢印)の制御プログラムおよび流体の流れの逆
方向(点線矢印)の制御プログラムを内蔵しており、上
記圧力検出手段9による検出圧力にもとづいて流体の実
際の流れ方向を判別するとともに、それに対応する制御
プログラムを選択して該プログラムに従って上記バルブ
1の開閉駆動用モータ10に制御信号を送出するように
構成されている。
向(実線矢印)の制御プログラムおよび流体の流れの逆
方向(点線矢印)の制御プログラムを内蔵しており、上
記圧力検出手段9による検出圧力にもとづいて流体の実
際の流れ方向を判別するとともに、それに対応する制御
プログラムを選択して該プログラムに従って上記バルブ
1の開閉駆動用モータ10に制御信号を送出するように
構成されている。
【0010】つぎに、上記構成の双方向流れの流体制御
装置の動作について説明する。外部操作信号により切換
スイッチ7が上流側の圧力センサ5側に切り換えられる
と、該圧力センサ5による検出信号がコントローラ4に
入力される。また、切換スイッチ7が下流側の圧力セン
サ6側に切り換えられると、該圧力センサ6による検出
信号がコントローラ4に入力される。一方、上記差圧セ
ンサ8からの差圧検出信号も自動的に上記コントローラ
4に入力される。
装置の動作について説明する。外部操作信号により切換
スイッチ7が上流側の圧力センサ5側に切り換えられる
と、該圧力センサ5による検出信号がコントローラ4に
入力される。また、切換スイッチ7が下流側の圧力セン
サ6側に切り換えられると、該圧力センサ6による検出
信号がコントローラ4に入力される。一方、上記差圧セ
ンサ8からの差圧検出信号も自動的に上記コントローラ
4に入力される。
【0011】上記コントローラ4は、外部操作信号が入
力された時の検出信号もしくは差圧検出信号の入力にと
もない流体の流れ方向を判別するとともに、その判別に
応じて正方向の制御プログラムか逆方向の制御プログラ
ムを選択し、その選択された制御プログラムに従って上
記バルブ1の開閉駆動用モータ10に制御信号を送出し
てバルブ1を開閉し流体の流量や圧力を所定どおりに制
御する。したがって、災害発生時のような緊急運用時あ
るいは将来の水運用方法の変更にともなって流体が逆方
向に流れる場合でも、その逆方向の流れに合わせてコン
トローラ4により流体を制御することができる。換言す
れば、逆方向の流れのための配管設備やコントローラを
特別に設置しなくても、既存の同一配管設備で正逆双方
向の流れに適応した制御を実現でき、装置全体としての
設備費の高騰を抑えることができる。
力された時の検出信号もしくは差圧検出信号の入力にと
もない流体の流れ方向を判別するとともに、その判別に
応じて正方向の制御プログラムか逆方向の制御プログラ
ムを選択し、その選択された制御プログラムに従って上
記バルブ1の開閉駆動用モータ10に制御信号を送出し
てバルブ1を開閉し流体の流量や圧力を所定どおりに制
御する。したがって、災害発生時のような緊急運用時あ
るいは将来の水運用方法の変更にともなって流体が逆方
向に流れる場合でも、その逆方向の流れに合わせてコン
トローラ4により流体を制御することができる。換言す
れば、逆方向の流れのための配管設備やコントローラを
特別に設置しなくても、既存の同一配管設備で正逆双方
向の流れに適応した制御を実現でき、装置全体としての
設備費の高騰を抑えることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、緊急運
用等による流体の逆方向の流れのために特別な配管設備
や制御装置を設けることなく、同一の配管設備および単
一の制御装置で正逆双方向の流れに適応した所定の流体
制御を行うことができる。したがって、災害時などの緊
急運用あるいは将来的な流体運用の変化にともなう流体
流れ方向の変更に対する制御装置全体としての設備費の
著しい低減を図ることができるという効果を奏する。
用等による流体の逆方向の流れのために特別な配管設備
や制御装置を設けることなく、同一の配管設備および単
一の制御装置で正逆双方向の流れに適応した所定の流体
制御を行うことができる。したがって、災害時などの緊
急運用あるいは将来的な流体運用の変化にともなう流体
流れ方向の変更に対する制御装置全体としての設備費の
著しい低減を図ることができるという効果を奏する。
【図1】本発明による双方向流れの流体制御装置の実施
の形態を示す概略構成図である。
の形態を示す概略構成図である。
1 流体制御用バルブ 4 コントローラ 9 圧力検出手段
Claims (1)
- 【請求項1】 流体制御用バルブの上流側の流体圧力お
よび下流側の流体圧力を検出する手段と、流体の流れの
正方向の制御プログラムおよび逆方向の制御プログラム
を内蔵し、上記検出圧力から判別した流体の流れ方向に
応じた上記プログラムを選択するとともに該プログラム
に従って上記バルブを制御するコントローラとを備えた
ことを特徴とする双方向流れの流体制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07212281A JP3073431B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 双方向流れの流体制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07212281A JP3073431B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 双方向流れの流体制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960753A true JPH0960753A (ja) | 1997-03-04 |
JP3073431B2 JP3073431B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=16620010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07212281A Expired - Fee Related JP3073431B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 双方向流れの流体制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3073431B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021009841A1 (ja) * | 2019-07-16 | 2021-01-21 | 三菱電機株式会社 | 表示装置および冷凍サイクルシステム |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP07212281A patent/JP3073431B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021009841A1 (ja) * | 2019-07-16 | 2021-01-21 | 三菱電機株式会社 | 表示装置および冷凍サイクルシステム |
JPWO2021009841A1 (ja) * | 2019-07-16 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | 表示装置および冷凍サイクルシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3073431B2 (ja) | 2000-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080602 Year of fee payment: 8 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602 Year of fee payment: 9 |
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